JPH04288257A - 挿入機能付きテープ印字装置 - Google Patents

挿入機能付きテープ印字装置

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JPH04288257A
JPH04288257A JP3052722A JP5272291A JPH04288257A JP H04288257 A JPH04288257 A JP H04288257A JP 3052722 A JP3052722 A JP 3052722A JP 5272291 A JP5272291 A JP 5272291A JP H04288257 A JPH04288257 A JP H04288257A
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Yasushi Kawakami
泰 川上
Kazuhisa Hirono
広野 和久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力編集中の文字情報
や文字サイズ等のモード情報からなるデータを一時的に
記憶可能なデータ記憶手段を備えたテープ印字装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、文字・記号等のキャラクタが
表示された選択ダイヤルにより所望のキャラクタを選択
し、必要に応じて漢字等に変換するなどしてその文字情
報をテープに印字するテープ印字装置が知られている。 そして、このテープ印字装置は、文字情報をどの文字サ
イズあるいはどの書体で入力編集するか等のモード情報
を変更可能で、その入力編集中の文字情報や文字サイズ
等のモード情報からなる編集データ(以下第1編集デー
タという。)を一時的に記憶可能なデータ記憶手段(以
下第1編集データ記憶手段という。)を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のテープ印字装置は、上述した第1編集データ記憶手段
以外の記憶手段を備えておらず、一旦入力編集した第1
編集データを連続的に印刷する際には不都合はないが、
異なる編集データを入力編集する場合には、前の第1編
集データを消去してからでないと新しい入力編集が行え
ないという問題点があった。
【0004】一方、編集済みの編集データの再利用を図
るためには、その編集済みの編集データ(以下第2編集
データという。)を記憶しておく別のデータ記憶手段(
以下第2編集データ記憶手段という。)を設け、その第
2編集データを、必要な時に第1編集データ記憶手段へ
呼び出し、第1編集データ中に挿入可能にすればよい。
【0005】しかし、例えば両編集データ中のモード情
報が互いに異なる場合には、その両モード情報を挿入後
の編集データにどのように有効とさせていくかという挿
入態様には様々なものがある。そして、編集データ中の
どの部分をどちらのモードにするか等の指示を、編集デ
ータ中のモードが変更する部分毎にいちいち指示するの
は非常に手間がかかるため、その挿入操作時の使い勝手
の良さが望まれていた。  そこで本発明は、上記の課
題を解決することを目的とし、編集中及び編集済みの両
編集データの内一方を他方へ挿入でき、その挿入操作時
の使い勝手の良い挿入機能付きテープ印字装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべく
、本発明は課題を解決するための手段として次の構成を
取った。即ち、図1に示すように、入力編集中の文字情
報と文字サイズ等のモード情報とからなる第1編集デー
タを一時的に記憶可能な第1編集データ記憶手段M1を
備えたテープ印字装置において、入力編集済みの文字情
報とモード情報とからなる第2編集データを記憶してお
く第2編集データ記憶手段M2と、前記第1及び第2編
集データの内の一方の編集データを他方の編集データ内
へ挿入する際に、前記一方の編集データのモードを前記
他方の編集データのモードに一致させる第1挿入指示、
前記他方の編集データの少なくとも一部のモードを前記
一方の編集データのモードと一致させる第2挿入指示、
及び前記両編集データ共に自己のモードを維持させる第
3挿入指示の内のいずれか一つを選択的に指示入力可能
な指示入力手段M3と、指示入力された前記第1ないし
第3挿入指示のいずれかに応じて、前記一方の編集デー
タを前記他方の編集データ内へ挿入する挿入制御手段M
4とを備えたことを特徴とする挿入機能付きテープ印字
装置の構成がそれである。
【0007】
【作用】前記構成を有する本発明の挿入機能付きテープ
印字装置は、指示入力手段M3により、第1及び第2編
集データの内の一方の編集データを他方の編集データ内
へ挿入する際に、前記一方の編集データのモードを他方
の編集データのモードに一致させる第1挿入指示、他方
の編集データの少なくとも一部のモードを一方の編集デ
ータのモードと一致させる第2挿入指示、及び両編集デ
ータ共に自己のモードを維持させる第3挿入指示の内の
いずれか一つを選択的に指示入力すると、挿入制御手段
M4が、指示入力された第1ないし第3挿入指示のいず
れかに応じて、一方の編集データを他方の編集データ内
へ挿入する。
【0008】そのため、第1及び第2編集データの内の
一方の編集データを他方の編集データ内へ挿入する際に
、第1ないし第3挿入指示の内のいずれか一つを選択的
に指示入力するだけの簡単な操作で、所望の挿入態様で
の挿入を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明する
。図2は本実施例の情報表示装置を備えたテープ印字装
置1の上面図である。テープ印字装置1は、テープ2に
見出し、名前等を印字して表示ラベル等を作成するもの
で、その本体上に、回転させることによって入力するキ
ャラクタを選択する選択ダイヤル3と、選択ダイヤル3
によって選択したキャラクタの漢字等への変換、印字指
令等を行なうファンクションキー群5、ファンクション
キー群5によって変換された漢字等を確定して記憶させ
る確定キー7、液晶ディスプレイ13と、を備えている
【0010】ここで、ファンクションキー群5には、上
述の選択ダイヤル3にて選択したキャラクタを漢字等、
種々のキャラクタに変換する変換キー5aの他、確定キ
ー7にて記憶させたキャラクタをテープ2に印字させる
印字キー5b、文字サイズのモード(L字、M字等)を
変更する文字サイズ変更キー5c、後述するファイルデ
ータを呼び出すためのファイル呼出キー5d等、テープ
印字装置1の各種機能に対応したキーが設けられている
【0011】液晶ディスプレイ13は、周知の液晶ドッ
トマトリックスを用いたもので、選択途中のキャラクタ
及び選択して確定されたキャラクタが表示可能に構成さ
れている。
【0012】次に本実施例の電気系統を図3に示すブロ
ック図によって示す。電子制御回路21は、周知のCP
U21a、RAM21b、ROM21c、文字を印字す
るためのドットパターンが記憶された印字用CG・RO
M(キャラクタ・ジェネレータROM)21d、キャラ
クタを表示するためのドットパターンが記憶されたディ
スプレイ用CG・ROM21eを中心として構成され、
外部機器からの信号を入力する入力インターフェース2
1f、外部機器の駆動回路に駆動信号を出力する出力イ
ンターフェース21g等がコモンバス21hを介して相
互に接続されて構成されている。
【0013】CPU21aは、前述した選択ダイヤル3
、ファンクションキー群5、確定キー7からの信号を、
入力インターフェース21fを介して各々入力する。ま
た、本テープ印字装置1にはオプション書体用コネクタ
28が内蔵されており、外部のオプション書体用ROM
29をオプション書体用コネクタ28に接続した際、オ
プション書体用ROM29のデータを入力インターフェ
ース21fを介して読み込めるようにされている。
【0014】一方、これらの信号及びRAM21b、R
OM21c、印字用CG・ROM21d、ディスプレイ
用CG・ROM21e内のデータに基づいてCPU21
aは、出力インターフェース21gを介して、サーマル
ヘッド17を駆動するヘッド駆動回路23、テープ送り
モータ19を駆動するモータ駆動回路25、液晶ディス
プレイ13を駆動するディスプレイ駆動回路27に各々
駆動信号を出力する。
【0015】また、図3に示すように、RAM21bは
第1編集データ記憶手段M1としてのバッファメモリ3
0aと、第2編集データ記憶手段M2としてのファイル
メモリ30bとを備えている。
【0016】バッファメモリ30aは、入力編集中の文
字情報と文字サイズ等のモード情報とからなるテキスト
データ(=第1編集データ)を一時的に記憶可能に構成
されている。そして、入力編集されるテキストデータは
、CPU21aによって液晶ディスプレイ13上に表示
されると共にバッファメモリ30aに記憶される。
【0017】一方、ファイルメモリ30bは、入力編集
済みの文字情報と文字サイズ等のモード情報とからなる
ファイルデータ(=第2編集データ)を記憶可能に構成
されている。そして、編集の済んだ上記テキストデータ
は、そのデータを保存させる所定の操作により、ファイ
ルデータとしてファイルメモリ30bに記憶される。
【0018】このファイルメモリ30bは最大99個ま
でのファイルデータを記憶可能で、記憶されたファイル
データには、例えば記憶順にF01〜F99までのファ
イル番号が付けられている。
【0019】次に上記のように構成された電子制御回路
21により実行される挿入制御処理を、ここでは「L字
印刷サンプル」という文字列の「L字」と「印刷サンプ
ル」の間に「S字」という文字列を挿入する場合を例に
取り、図4、図5のフローチャート及び図6によって説
明する。
【0020】バッファメモリ30aには、印刷モードが
L字サイズで、「L字印刷サンプル」という文字列から
なるテキストデータが記憶されている。このテキストデ
ータが液晶ディスプレイ13に表示された状態を図6(
A)、テープ2へ印字させた結果を図6(B)に示す。 図6(A)に示すように、「L字印刷サンプル」の文字
列とその先頭に印刷モード(ここではL字サイズ)を示
すモードマークMが表示されている。また、「字」とい
う文字の下部には、文字入力位置あるいは挿入位置等を
示すカーソルKが表示されている。尚、本実施例では、
カーソルKが表示された「字」という文字の後が挿入位
置である。
【0021】一方、ファイルメモリ30b中には、印刷
モードがS字サイズで、「S字」という文字列からなる
ファイルデータが、ファイル番号F05のファイルデー
タとして記憶されている。このファイル番号F05のフ
ァイルデータを液晶ディスプレイ13に表示させた状態
を図6(C)、テープ2へ印字させた結果を図6(D)
に示す。図6(C)に示すように、その先頭に印刷モー
ド(ここではS字)を示すモードマークMが表示され、
その後に「S字」の文字列が続いている。
【0022】この挿入制御処理では、まずファイル呼出
キー5dが押下されたかどうかを判断し(ステップ10
0、以下単にS100で表す。以下同様。)、ファイル
呼出キー5dが押下された場合には、挿入するファイル
データの選択及び確定が行われる(S110)。
【0023】このファイルデータの選択及び確定につい
て説明する。S100でファイル呼出キー5dが押下さ
れると、ファイルメモリ30b内に記憶されているファ
イルデータが呼び出され、液晶ディスプレイ13に表示
される。このファイルデータは、選択ダイヤル3を回転
させることによりファイル番号F01のものから順番に
液晶ディスプレイ13に表示され、所望のファイルデー
タ(ここではファイル番号F05のファイルデータ)が
表示された状態で使用者により確定キー7が押下される
ことにより、ファイルデータの確定が行われる。
【0024】S110でファイルデータが確定されると
、次にそのファイルデータを挿入するか否かが判断され
る(S120)。この判断について説明する。S110
でのファイルデータ確定後、液晶ディスプレイ13には
、「挿入する」及び「挿入しない」の表示が選択ダイヤ
ル3の回転により選択的に表示される。そして、どちら
の表示状態で確定キー7が押下されたかにより上述のS
120の判断が行われる。
【0025】S120での判断の結果、挿入しない場合
には、以下の処理を行なうことなく本挿入制御処理を一
旦終了する。一方、挿入する場合には、挿入するファイ
ルデータの印刷モードとテキストデータの印刷モードと
が同じがどうかを判断する(S130)。
【0026】そして、印刷モードが同じ場合には(S1
30)、後述するシフトアップのための変数X=P−1
、ファイルデータにおける挿入する文字列の先頭を決め
るための変数Y=2に設定した後(S150)、S19
0の処理に移行する。ここで、Pはファイルデータの全
文字数を表す。例えば、ファイル番号F05のファイル
データでは、印刷モードを示すモードマークMが1文字
、文字列「S字」が2文字で併せて3文字となり、P=
3となる。又、変数Yは、挿入する文字列の対象を、フ
ァイルデータ内の何番目の文字からとするかを決めるも
のである。
【0027】一方、ファイルデータとテキストデータの
印刷モードが異なる場合には(S130)、ファイルデ
ータを挿入する際、そのファイルデータの印刷モードを
維持するか否かを判断する(S140)。
【0028】例えば、上述のテキストデータ「L字印刷
サンプル」という文字列はL字サイズであり、一方ファ
イルデータ「S字」という文字列はS字サイズなので、
S130で印刷モードが異なると判断される。すると、
液晶ディスプレイ13には、「Fモードを維持」及び「
Fモードを放棄」の表示が選択ダイヤル3の回転により
選択的に表示される。
【0029】使用者は、ファイルデータの「S字」とい
う文字列をS字サイズのまま残したい場合には「Fモー
ドを維持」を選択し、その「S字」という文字列をテキ
ストデータと同じL字サイズに変更したい場合には「F
モードを放棄」を選択する。そして、どちらの表示状態
で確定キー7が押下されたかにより、上述したファイル
データの印刷モードを維持するか否かの判断が行われる
【0030】そして、ファイルデータの印刷モードを維
持しないと判断された場合には(S140)、上述した
S150の処理を行なった後、S190の処理に移行す
る。一方、ファイルデータの印刷モードを維持すると判
断された場合には(S140)、挿入位置以降のテキス
トデータの印刷モード(以下、後半のテキストモードと
いう。)を維持するか否かを判断する(S160)。
【0031】このS160での判断について説明する。 上記S140でファイルデータの印刷モードを維持する
と判断されると、「後半のTモードを維持」及び「後半
のTモードを放棄」の表示が選択ダイヤル3の回転によ
り選択的に表示される。使用者は、挿入位置以降のテキ
ストデータ、即ち「印刷サンプル」という文字列をL字
サイズのまま残したい場合には「後半のTモードを維持
」を選択し、その「印刷サンプル」という文字列をファ
イルデータと同じS字サイズに変更したい場合には「後
半のTモードを放棄」を選択する。そして、どちらの表
示状態で確定キー7が押下されたかにより、上述した後
半のテキストモードを維持するか否かの判断が行われる
【0032】そして、後半のテキストモードを維持しな
い場合には(S160)、後述するシフトアップのため
の変数X=P(=3)、ファイルデータの挿入部分の先
頭を決める変数Y=1に設定した後(S170)、S1
90の処理に移行する。
【0033】一方、後半のテキストモードを維持する場
合には(S160)、シフトアップのための変数X=P
+1(=4)、ファイルデータの挿入部分の先頭を決め
る変数Y=1に設定した後(S180)、S190の処
理に移行する。
【0034】S190では、テキストデータのカーソル
位置の次の文字から文末までの文字列をX文字分シフト
アップさせる。S190でのシフトアップが終了すると
、次に、ファイルデータのY番目から文末までの文字列
を、テキストデータのカーソル位置の次の位置へコピー
する(S200)。
【0035】S150、S170、S180のそれぞれ
の処理を経て、S190及びS200の処理を行った場
合の液晶ディスプレイ13への表示結果を、図7(A)
〜図7(C)に示す。
【0036】図7(A)は、S150の処理を経てS1
90及びS200の処理を行った場合で、テキストデー
タのカーソル位置より後の文字列「印刷サンプル」がX
(=2)文字分シフトアップされた後、ファイルデータ
のY(=2)番目から文末までの文字列、即ち「S字」
の2文字分の文字列が、テキストデータのカーソル位置
の次の位置へコピーされた状態を示す。
【0037】また、図7(B)は、S170の処理を経
た場合で、文字列「印刷サンプル」がX(=3)文字分
シフトアップされた後、ファイルデータのY(=1)番
目から文末までの文字列、即ちモードマークMと「S字
」とからなる3文字分の文字列が、テキストデータのカ
ーソル位置の次の位置へコピーされた状態を示す。
【0038】一方、図7(C)は、S180の処理を経
た場合で、文字列「印刷サンプル」がX(=4)文字分
シフトアップされた後、ファイルデータのY(=1)番
目から文末までの文字列、即ちモードマークMと「S字
」からなる3文字分の文字列が、テキストデータのカー
ソル位置の次の位置からコピーされた状態を示す。
【0039】尚、図7(C)は、文字列「印刷サンプル
」が4文字分シフトアップし、ファイルデータの3文字
分の文字列がコピーされた状態であり、「S字」とシフ
トアップされた「印刷サンプル」との間には元の文字列
中の「ン」という字が表示されている。
【0040】S200の処理の後、挿入処理中のテキス
トデータ中に、後半のテキストモードを表すコードを書
き込むか否かが判断される(S210)。このS210
では、上述したS160において後半のテキストモード
を維持すると判断されている場合にのみ、つまり、上述
したS180の処理を行う場合にのみ、テキストモード
を表すコードを書き込むと判断される。
【0041】一方、S160の処理自体を行わない場合
、及びS160において後半のテキストモードを維持し
ないと判断された場合には、後半のテキストモードを表
すコードを書き込まないと判断される。
【0042】そして、後半のテキストモードを表すコー
ドを書き込む場合には、S180、S190の処理を経
てS200でコピーされたファイルデータの文字列の後
に、テキストデータの印刷モード(ここではL字サイズ
)を表すコードを書き込む(S220)。
【0043】図7(D)には、その印刷モードを表すコ
ードが書き込まれた際の液晶ディスプレイ13の表示状
態を示す。図7(D)に示すように、「S字」とシフト
アップされた「印刷サンプル」との間にモードマークM
が表示されている。そして、S220の処理の後、各種
ポインタを更新して(S230)本挿入制御処理を一旦
終了する。
【0044】一方、テキストモードを書き込まない場合
には、S220の処理を実行することなくS230の処
理へ移行し、各種ポインタを更新して本挿入制御処理を
一旦終了する。
【0045】尚、S100〜S140及びS160の処
理の実行が指示入力手段M3として働き、S150及び
S170〜S230の処理の実行が挿入制御手段M4と
して働く。
【0046】また、S140において行われるファイル
データの印刷モードを維持しないという判断が本実施例
における第1挿入指示であり、その第1挿入指示に応じ
た挿入制御の結果が上述した図7(A)の状態である。 その挿入後のデータのテープ2への印字結果を図8(A
)に示す。図8(A)から解るように、「L字S字印刷
サンプル」という文字列がすべてL字サイズで印字され
ている。
【0047】一方、S140を経てS160において行
われる、後半のテキストモードを維持しないという判断
が本実施例における第2挿入指示であり、その第2挿入
指示に応じた挿入制御の結果が上述した図7(B)の状
態である。その挿入後のデータのテープ2への印字結果
を図8(B)に示す。
【0048】図8(B)から解るように、「L字」の文
字列まではL字サイズで印字され、「S字印刷サンプル
」という文字列はS字サイズで印字されている。つまり
、元はL字サイズであった「印刷サンプル」という文字
列は、挿入した「S字」というファイルデータが持って
いたS字サイズに一致させられている。
【0049】また、S140を経てS160において行
われる、後半のテキストモードを維持するという判断が
本実施例における第3挿入指示であり、その第3挿入指
示に応じた挿入制御の結果が上述した図7(D)の状態
である。その挿入後のデータのテープ2への印字結果を
図8(C)に示す。
【0050】図8(C)から解るように、挿入した「S
字」の文字列はS字サイズで印字され、挿入部分より前
の「L字」の文字列及び挿入部分より後の「印刷サンプ
ル」の文字列はL字サイズで印字されている。挿入する
文字列「S字」及び挿入される文字列「L字印刷サンプ
ル」共、自己の文字サイズを維持した状態で印字されて
いる。
【0051】上述したように、本テープ印字装置1は、
テキストデータ中にファイルデータを挿入する際に、第
1〜第3挿入指示の内のいずれか一つを選択的に指示入
力すると、第1挿入指示に応じた挿入制御によれば、全
て同じ文字サイズ(この場合はL字)での印刷を行いた
い場合に適する。
【0052】また、第2挿入指示に応じた挿入制御によ
れば、挿入させた文字列以降の文字サイズ(この場合は
S字)を、挿入位置以前のテキストデータ文字サイズ(
L字)とは変更して印刷を行いたい場合に適する。そし
て、第3挿入指示に応じた挿入制御によれば、挿入する
文字列の文字サイズ(S字)だけを他の文字列の文字サ
イズ(L字)と相違させ、その部分を目だたせて印刷し
たい場合等に適する。
【0053】このように第1〜第3挿入指示の内のいず
れか一つを選択的に指示入力するだけの簡単な操作で、
所望の挿入態様での挿入を行うことができ、挿入操作時
の使い勝手が非常に良い。
【0054】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実
施しえることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の挿入機能付
きテープ印字装置は、第1及び第2編集データの内の一
方の編集データを他方の編集データ内へ挿入する際に、
第1ないし第3挿入指示の内のいずれか一つを選択的に
指示入力するだけの簡単な操作で、所望の挿入態様での
挿入を行うことができ、挿入操作時の使い勝手が良いと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本実施例の情報表示装置を備えたテープ印字装
置の上面図である。
【図3】電子制御装置のブロック図である。
【図4】挿入制御処理の前半部分を示すフローチャート
である。
【図5】挿入制御処理の後半部分を示すフローチャート
である。
【図6】テキストデータ及びファイルデータを示すため
の説明図である。
【図7】第1〜第3挿入指示に応じた挿入制御を示すた
めの説明図である。
【図8】第1〜第3挿入指示に応じた挿入制御による印
字結果を示す説明図である。
【符号の説明】
M1…第1編集データ記憶手段          M
2…第2編集データ記憶手段 M3…指示入力手段                
    M4…挿入制御手段 M…モードマーク                 
     1…テープ印字装置 2…テープ                    
        3…選択ダイヤル 5…ファンクションキー群            5
c…ファイル呼出キー 7…確定キー                   
     13…液晶ディスプレイ 21…電子制御装置                
  21a…CPU21b…RAM         
               21c…ROM 30a…バッファメモリ              
  30b…ファイルメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力編集中の文字情報と文字サイズ等
    のモード情報とからなる第1編集データを一時的に記憶
    可能な第1編集データ記憶手段を備えたテープ印字装置
    において、入力編集済みの文字情報とモード情報とから
    なる第2編集データを記憶しておく第2編集データ記憶
    手段と、前記第1及び第2編集データの内の一方の編集
    データを他方の編集データ内へ挿入する際に、前記一方
    の編集データのモードを前記他方の編集データのモード
    に一致させる第1挿入指示、前記他方の編集データの少
    なくとも一部のモードを前記一方の編集データのモード
    と一致させる第2挿入指示、及び前記両編集データ共に
    自己のモードを維持させる第3挿入指示の内のいずれか
    一つを選択的に指示入力可能な指示入力手段と、指示入
    力された前記第1ないし第3挿入指示のいずれかに応じ
    て、前記一方の編集データを前記他方の編集データ内へ
    挿入する挿入制御手段とを備えたことを特徴とする挿入
    機能付きテープ印字装置。
JP3052722A 1991-03-18 1991-03-18 挿入機能付きテープ印字装置 Expired - Fee Related JP2970010B2 (ja)

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