JPH04287653A - 食感の改良された低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品お           よびその製造方法 - Google Patents

食感の改良された低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品お           よびその製造方法

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JPH04287653A
JPH04287653A JP3055151A JP5515191A JPH04287653A JP H04287653 A JPH04287653 A JP H04287653A JP 3055151 A JP3055151 A JP 3055151A JP 5515191 A JP5515191 A JP 5515191A JP H04287653 A JPH04287653 A JP H04287653A
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JP
Japan
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starch
low protein
molded product
granular molded
texture
Prior art date
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Pending
Application number
JP3055151A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
真一 鈴木
Hiroshi Sada
佐田 洋
Minoru Funaguchi
舟口 穰
Nobuyuki Sakurai
桜井 信幸
Noriko Miyazaki
宮崎 紀子
Rumiko Ochiai
留美子 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oji Corn Starch Co Ltd
Original Assignee
Oji Corn Starch Co Ltd
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Publication date
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  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛋白質摂取が制限され
ている病人食として好適な、低蛋白澱粉を主体とする粒
状成形品、いわゆる人造米とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腎臓病患者には、蛋白質含量の少
ない食事を提供しなければならず、このような病人用食
品として、澱粉を原料とした米代替食品を製造する技術
が数多く提案されている。例えば、特公昭56−285
02号公報には、スクリュー押出混練装置を用い、澱粉
と水とを混合して押出し成形することよりなる病人用澱
粉食品の製造方法が記載されている。
【0003】また、澱粉と水を混練加圧し、シート状に
圧着後、ロール型造粒機により造粒乾燥する方法も知ら
れている(特開昭61−278501号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
澱粉をベースとした食品の製造技術では、澱粉のアルフ
ァ化度が不均一になり易く、米と同様の炊飯をすると造
粒物が溶解し易く軟弱となり、良好な食感を得ることが
できないという問題点があった。前記問題点を解決すべ
く、ハイアミロース澱粉を通常の澱粉に混合後エクスト
ルーダ処理し、粒状成形品を得る方法が提案(特開昭6
4−37262号公報)されているが、ハイアミロース
澱粉は蛋白質含量が約1%(通常の澱粉は約 0.3%
)と高く、蛋白含量を極力少なくしなければならない前
述病人食用食品としては好ましくない。
【0005】本発明は前述した従来の問題点を解消し、
蛋白含量がきわめて少ない上に食感が改良された澱粉を
主体とする粒状成形品およびその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、主原料である澱
粉に対し少量の油脂を配合して、その混練成形をエクス
トルーダで行うことにより、食感の改良と共に調理性が
著しく向上することを知見し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち、本発明は、アルファ化度30〜
80%の低蛋白澱粉と、全混合物に対し0.005〜1
0重量%の油脂との混練押出成形体の切断粒状物よりな
る食感の改良された低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品
を要旨とし、また、低蛋白含量の澱粉に対し、全混合物
における割合が 0.005〜10重量%となるように
油脂を配合した混合物を、2軸エクストルーダにより混
練・加圧・加熱することによって、前記澱粉のアルファ
化度を30〜80%の範囲となるよう転化すると共に、
前記混練物をエクストルーダ吐出近傍で連続的に切断し
、粒状体とすることを特徴とする食感の改良された低蛋
白澱粉を主体とする粒状成形品の製造方法を要旨とする
ものである。
【0008】
【作用】本発明の構成と作用を説明する。本発明で原料
として使用する澱粉は、例えばトウモロコシ澱粉、バレ
イショ澱粉、カンショ澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉、
米澱粉などの各種澱粉が使用可能であり、これらを単独
または2種以上組合せて使用することができる。これら
澱粉の成分分析値は表1のとおりである。
【0009】
【表1】
【0010】澱粉に混合される油脂としては、例えば天
然油脂、油脂類縁物質、脂肪酸およびその誘導体等が挙
げられ、好ましくは植物油、中性脂肪などが使用される
。良好な食感・風味が得られる油脂であれば何ら限定さ
れるものではない。これら油脂の成分組成を表2に示す
【0011】
【表2】
【0012】油脂の添加量としては混合物中 0.00
5〜10重量%、好ましくは 0.1〜0.50重量%
であるが、 0.005重量%未満では油脂添加による
食感改善効果が得られず、粒状食品の形状保持力も充分
ではない。また10%を超えると油っこい状態となって
食感が損なわれ、風味のないものとなる。油脂の添加は
、油脂そのままか、あるいは水に懸濁または乳化してス
プレーにより澱粉と混合すればよい。
【0013】本発明では、澱粉のアルファ化度は30〜
80%、好ましくは45〜65%の範囲とすることが必
要である。アルファ化度が30%未満では、得られた粒
状食品の結着力が弱く、炊飯後の食感がボソボソとなり
好ましくなく、80%を超えるアルファ化度では炊飯時
の部分的溶解が生起し形状がくずれ、糊状となり十分な
炊き上り効果が奏されない。
【0014】前記澱粉のアルファ化は、澱粉と油脂との
混練を行う際に同時に行なわれる。使用する装置はその
形状や構造について特別の制限はないが、2軸エクスト
ルーダを用いるのが好適である。そして澱粉アルファ化
度の調節はエクストルーダ処理条件(加水量、バレル温
度、圧力、ダイ形状)を変更することにより、容易に行
うことができる。
【0015】エクストルーダから押出された素材は吐出
口近傍で連続的にカッティングし、粒状体とする。得ら
れた粒状体は水分20%以下、好ましくは10〜15%
に乾燥して仕上げることにより、食感の改良された粒状
成形品を得ることができる。
【0016】
【実施例】本発明を実施例および比較例にもとづいて具
体的に説明する。各実施例、比較例における澱粉のアル
ファ化度は、β−アミラーゼ−プルラナーゼ法(BAP
法)によって測定したものである。
【0017】
【実施例1】エクストルーダとして2軸エクストルーダ
(幸和工業製作所製「KEI 45−15 型」)を使
用し、コーンスターチ(水分12%、王子コーンスター
チ社製)に対し、パーム油(PK−58、花王社製)を
 0.5%になるように添加して次の条件により混練加
熱押出し処理を行った。   吐出口より押出された原料を長さ2〜3mm程度に
カッティングして粒状成形品を得、80℃の熱風乾燥機
により水分12%まで乾燥した。
【0018】
【実施例2】油脂としてモノグリD(日本油脂社製)を
 0.2%混合し、実施例1と同条件で粒状成形品を製
造した。 比較例1 澱粉としてコーンスターチのみを用い、実施例1と同一
条件で処理をして粒状成形品を得た。 比較例2 澱粉としてコーンスターチを用い、パーム油(PK−5
8)を 0.2%添加して、エクストルーダの中央部及
びダイ部の温度を約30℃低下させ、エクストルーダ処
理を行い、実施例1と同様に乾燥し、粒状成形品を得た
【0019】各実施例、比較例で得られた粒状成形品1
00重量部に対し、水 120重量部を加えて電気炊飯
器により炊飯した。炊き上り後30分蒸した後の食感お
よび蒸した後室温で4〜5時間放置、冷却した場合の食
感について、パネル員10人に対して3回、2点比較法
による官能テストを行った。なお、比較のため、米(千
葉産ササニシキ)を常法により電気炊飯器で炊飯し、前
記と同様の官能テストを並行して行った。その際、炊き
上りの水分が同じになるように炊飯の際の水加減を調整
した。
【0020】官能テストの結果を表3にまとめて示す。
【0021】
【表3】
【0022】これらから、実施例1、2においては米と
同等もしくは良好である食感(5%有意差で判定)の粒
状成形品が得られた。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるから、本発明の低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品
は、米と同様の炊飯条件においても、米と同等以上の食
感を有するという効果が奏され、かつ低蛋白含量である
ことにより病人食用として好適であり、さらには菓子原
料、インスタント食品素材としても有用であって、産業
上益するところ極めて大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルファ化度30〜80%の低蛋白澱
    粉と、全混合物に対し0.005〜10重量%の油脂と
    の混練押出成形体の切断粒状物よりなる食感の改良され
    た低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品。
  2. 【請求項2】  低蛋白含量の澱粉に対し、全混合物に
    おける割合が 0.005〜10重量%となるように油
    脂を配合した混合物を、2軸エクストルーダにより混練
    ・加圧・加熱することによって、前記澱粉のアルファ化
    度を30〜80%の範囲となるよう転化すると共に、前
    記混練物をエクストルーダ吐出口近傍で連続的に切断し
    、粒状体とすることを特徴とする食感の改良された低蛋
    白澱粉を主体とする粒状成形品の製造方法。
JP3055151A 1991-03-19 1991-03-19 食感の改良された低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品お           よびその製造方法 Pending JPH04287653A (ja)

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JP3055151A JPH04287653A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 食感の改良された低蛋白澱粉を主体とする粒状成形品お           よびその製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340057A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Nitto Best Kk 冷凍低たんぱくごはんの製造方法
JP2007215430A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 National Agriculture & Food Research Organization 高カロリー低蛋白質食及びその製造方法
WO2023026866A1 (ja) * 2021-08-27 2023-03-02 株式会社J-オイルミルズ 成形飯改良材、成形飯、成形飯改良材の製造方法、成形飯の製造方法、および成形飯のほぐれ性を向上させる方法

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