JPH042837A - 織機の緯糸挿入装置 - Google Patents

織機の緯糸挿入装置

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JPH042837A
JPH042837A JP2106000A JP10600090A JPH042837A JP H042837 A JPH042837 A JP H042837A JP 2106000 A JP2106000 A JP 2106000A JP 10600090 A JP10600090 A JP 10600090A JP H042837 A JPH042837 A JP H042837A
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JP
Japan
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weft
warp
fabric
rapier
weft insertion
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Application number
JP2106000A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Yasui
義治 安居
Akiji Anahara
穴原 明司
Hiroshi Omori
大森 裕志
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH042837A publication Critical patent/JPH042837A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は織機の緯糸挿入装置に係り、特に多数の経糸2
を複数行、複数列に張設した経糸群の行及び列間に緯糸
X及び垂直系yをそれぞれ経糸2と直交する状態に織り
込む三次元織機の緯入れに好適な緯糸挿入装置に関する
ものである。
[従来の技術] 多数の経糸2、該経糸群の行及び列間にそれぞれ経糸2
と直交する状態に織り込まれた緯糸X及び垂直系yの3
種類の糸からなる3軸三次元織物と、樹脂あるいは無機
物との複合材はロケット、航空機、自動車、船舶及び建
築物の構造材として幅広い用途が期待されている。又、
3軸三次元織物は斜め方向の力に対する変形量が大きい
という問題があり、本願出願人はこの問題を解消するも
のとして経糸Zの行と平行な平面内で織物(経糸Z)の
長平方向に対して傾斜する方向に配列されたバイアス糸
を加えた5軸三次元織物を先に提案している(特願平1
−133665)。
複合材の強度を上げるためには三次元織物の強度を上げ
る必要があり、そのためには高密度に製織することと、
X、Y、Zのどの方向に対しても緯糸X、垂直系y及び
経糸Zがそれぞれきちんと直交した状態で製織されるこ
ととが必要となる。
高密度化を図るためには経糸Zの配置間隔を狭(する必
要があり、又、5軸三次元織物の場合は経糸2の行を構
成する経糸層とバイアス糸層との配置間隔をも狭くする
必要がある。又、高密度でしかも緯糸X、垂直系y及び
経糸2をそれぞれきちんと直交した状態で製織するため
、一般の平面状の織物の製織と同様に緯糸を筬打ちする
ことが考えられる。
従来、特開昭61−296143号公報には、多層に配
列された経糸を水平バーで1層ずつ順に開口可能に構成
し、経糸開口内に連続した1本の緯糸を順次往復挿入し
、各経糸開口内への緯糸の挿入毎に該経糸開口内に筬打
ち(よこ打ち)バーを挿入し、この筬打ちバーを織前に
打ち寄せて筬打ちを行い、全層のよこ入れと筬打ちが終
了した後、締付はバーを側方へ脱出させて接結糸(垂直
系)を反対側に移動させ、次いで締付はバーを接結糸と
経糸との間に挿入して接結糸を締付ける工程を繰り返す
三次元織物の製織方法が開示されている。ところが、こ
の方法では経糸開口へ緯糸を一層挿入する毎に筬打ちバ
ーで筬打ちを行うため、1回毎に筬打ちバーの経糸開口
への挿入、筬打ち、経糸開口からの抜取りの各動作が必
要で動作数が多く、高速化が難しいだけでなく装置も複
雑になる。又、緯糸をシャトル又はスプールで挿入する
ため、緯糸を織前線より離れた経糸開口間隔の広い位置
で挿入せざるを得す、筬打ちバーで緯糸を織前線に移送
して打ちつける際、緯糸が筬打ちバーからそれたりある
いは多数本の繊維を束ねて形成された緯糸の場合には緯
糸が割れるため、筬打ちが十分できず、しかも緯糸が弛
む虞もあるという問題がある。
本願出願人は前記の問題点を解消するため、第9図に示
すように三次元織物Fの厚さ方向(第9図の紙面と垂直
方向)に延びる支軸41を中心に回動可能なレピア42
を設け、該レピア42の円弧運動により緯糸供給部43
から供給される緯糸Xを経糸Zの開口内に挿入する緯糸
挿入装置を先に提案した(特願平1−7166)。この
装置ではレピア42の回動により当該レピア42が経糸
群内から退避した待機位置(鎖線で図示)と、経糸2と
直交する緯糸挿入位置とに移動配置される。
そして、緯糸供給部43からレピア42を経て三次元織
物Fに連なる緯糸Xが織前位置に配置された状態で、レ
ピア42が当該緯糸Xを織前側へ打ちつける作用をなす
。すなわち、この装置では緯入れと筬打ちとが同時に行
われる。
[発明が解決しようとする課題] 前記レピア42の回動による筬打ち力はレピア42の回
動中心と織前の延長線との距離が小さい程大きくなる。
そのため、レピア42の回動中心である支軸41は織前
の近くに位置することが好ましい。全ての経糸2を予め
レピア42の緯入れ動作に支障のない間隔で張設した状
態で緯入れを行う場合は、支軸41が織前に近い位置に
あっても特に問題はないが、複数層に張設された経糸Z
を経糸開口装置により各行毎に独立して一層ずつ開口さ
せて緯入れを行う場合でしかも織幅が広い場合には問題
となる。レピア42の回動を許容するため経糸開口装置
はレピア42の回動軌跡を避けた位置に配置する必要が
あり、経糸開口装置と織前との距離はレピア42の先端
の回動半径で決まる。支軸41が織前に近い位置にある
と、経糸開口装置と織前との距離は支軸41とレピア4
2の先端との距離より大きくなり、織幅が広い場合には
経糸開口装置と織前との距離は大きくなる。
織前付近における経糸開口量を同じにするため経糸開口
装置で経糸Zを移動させる必要量は、経糸開口装置と織
前との距離が大きくなるほど大きくなる。
三次元織物を構成する各県として使用される高機能性繊
維(例えば炭素繊維)は高弾性、高張力の反面、曲げに
弱く、屈曲すると容易に破損して毛羽立ち、三次元織物
の製織に支障をきたすばかりでなく、得られる複合材の
性能も低下するという問題がある。経糸開口装置による
経糸2の移動量が大きくなれば、経糸Zの屈曲の度合い
が大きくなり経糸2の損傷や糸切れが増大する。
第10図に示すように支軸41を織前から織物引き取り
側に大きく移動させることにより、経糸開口内における
レピア42の回動軌跡と織前との最大距離が小さくなり
、織幅が広い場合でも経糸開口装置と織前との距離を小
さくすることができる。ところが、支軸41を織前から
織物引き取り側に大きく移動させると、レピア42が織
前位置に配置された際に緯糸Xを織前側に打ちっける力
すなわち緯打ち力(筬打ち力)が弱くなるという問題が
ある。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は緯糸挿入具に筬打ち機能を持たせ、緯糸挿入
動作と筬打ち動作とを同時に行うことにより、織物を製
織する場合に緯糸を織前位置に確実に挿入することがで
き、しかも経糸2の開口スペースを小さくするとともに
、経糸開口時ニオける経糸Zの移動量を小さくすること
ができる織機の緯糸挿入装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、経糸開口
と対応する平面内の経糸Zの側方位置において該平面と
直交するとともに織前から離れた位置に配置された軸を
中心に回動可能に設けられ、駆動手段により織物に近づ
く作用位置と、織物から離れる待機位置とに移動配置さ
れる支持部材と、前記支持部材上に該支持部材が作用位
置に配置された際に経糸開口内に、待機位置に配置され
た際に経糸開口から離脱する位置に配置される状態で前
記軸と同方向に延びるとともに該軸より織前の延長線に
近い位置に配置された軸を中心に回動可能に装備され、
織前位置に配置された際に織前位置と平行に延びる押圧
面が織物の幅より長く形成され、かつ織前位置に配置さ
れた際に織物から緯糸供給部に連なる緯糸Xを前記押圧
面の織前側に導く糸道を備えた緯糸挿入具と、前記緯糸
挿入具が経糸開口内に配置された状態で、該緯糸挿入具
を織前から離間した位置と、その押圧面が織前と当接す
る位置との間で回動させる駆動機構とを設けた。
[作用] 本発明の装置は経糸開口内に緯糸Xを挿入するのに使用
され、緯糸挿入具はシャトルやスプールと異なり緯糸挿
入具自身には緯糸を貯留しておらず、緯糸供給部から供
給される緯糸を1回の緯入れごとに経糸開口内に折り返
し状に挿入する。緯糸挿入具は支持部材が待機位置に配
置された状態では経糸開口内から離脱した位置に配置さ
れ、支持部材が作用位置に回動配置された状態では経糸
開口内に移動配置される。緯糸挿入部材が経糸開口内に
移動配置された後、駆動機構が作動されて緯糸挿入具が
円弧運動を行いその押圧面が織前位置に織前線と平行な
状態に配置される。このとき三次元織物から緯糸供給部
に連なる糸は、押圧面の織前側に導かれるとともに、緯
糸挿入具が織前位置に配置される際に押圧面の織前側に
導かれた緯糸Xが押圧面により織前位置に押圧されて緯
入れと筬打ちとが同時に行われる。
[実施例] 以下、本発明を多数層に張設された経糸2群の行間に一
層ずつ順次形成さ・れる経糸開口内に緯糸Xを先端でル
ープを形成して折り返し状に挿入するとともに、垂直系
yをベルトを使用して経糸2群の列間に挿入する三次元
織機の緯糸挿入装置に具体化した一実施例を第1〜7図
に従って説明する。
三次元織物の製織装置は第2図に示すように、経糸2の
行数と対応する数の経糸ビームl(第2図にのみ図示)
からなる経糸供給部を備えており、経糸ビーム1から繰
り出された多数本の経糸2の端部が止着される経糸支持
板2が所定位置に固定された織前枠3(第2,7図に図
示)に近接する位置から図示しない駆動機構により製織
の進行に伴い三次元織物Fを引取る方向(第2図の左方
)に移動されるようになっている。織前枠3と経糸供給
部Iとの間には経糸開口装置4が配設され、経糸2は各
行ごとに別々のベルト4aに挿通されてベルト4aの昇
降動にともない一層ずつ開口可能となっている。又、織
前枠3と経糸開口装置4との間には垂直系供給部5から
繰り出される垂直系yをその昇降動により経糸群の各列
内に挿入する作用を為すベルト6が配設され、垂直系供
給部5とベルト6との間には経糸開口装置4より上方に
ガイドバー5aがベルト6と平行に配設されている。
緯糸Xを経糸群の行間に挿入する緯糸挿入装置7は第3
〜6図に示すように、経糸群の側方に配設されている。
第1図に示すように三次元織機のフレーム(図示せず)
に固定された支持ブラケット8には、支持プレート9が
その前端において三次元織物の幅方向に延びる支軸10
により回動可能に支持されている。支持プレート9の下
方所定位置に固定されたブラケット11には、支持基板
12が前記支軸IOと平行に延びる支軸(図示せず)を
介して回動可能に支持されている。支持基板12上には
ボールねじ機構が、そのスクリュウ軸13が支持基板1
2と直交して上下方向に延びる状態に装備されている。
ボールねし機構のナツト部(図示せず)は支持基板12
に対して回転自在かつ直線移動不能に支持され、該ナツ
ト部の上端に前記スクリュー軸13が遊挿された歯付プ
ーリ14が一体回転可能に固定されている。支持基板1
2には正逆回転駆動可能なモータMが固定され、その駆
動軸に嵌着固定された歯付プーリ15と前記歯付プーリ
14間に歯付ベルト16が巻き掛けられている。スクリ
ュー軸13の上端は前記支持プレート9の後端下面に突
設された突部9aに前記支軸10と平行に延びるピン1
7を介して連結されている。そして、モータMの正逆回
転に伴いスクリュー軸13が昇降動され、支持プレート
9が支軸10を回動中心として回動されるようになって
いる。
支持プレート9の上面には支持部材としてのL字状のレ
バー18がその一端において軸19により回動可能に支
持されている。レバー18には一対のリンク20がその
一端において軸としてのピン21により回動可能に連結
され、その他端には緯糸挿入具としての緯糸挿入用レピ
ア22がピンにより連結されている。レバー18、リン
ク20及び緯糸挿入用レピア22により平行四節リンク
が構成されている。緯糸挿入用レピア22は織前位置に
配置された際に織前位置と平行に延びる押圧面23が経
糸群の行の幅すなわち織物の幅より長く形成され、先端
には緯糸挿入用レピア22が織前位置に配置された際、
三次元織物Fから緯糸供給部24に連なる緯糸Xを前記
押圧面23の織前側に導く糸道としての糸導通孔22a
が形成されている。レバー18上にはトラニオン型シリ
ンダ25がピボット26を中心に回動可能に取付けられ
、そのピストンロッド25aの先端が前記リンク20の
一方にピン連結されている。前記トラニオン型シリンダ
25及びリンク20により緯糸挿入用レピア22の駆動
機構が構成されている。
又、支持プレート9の上面に支持ブラケット27が突設
され、該支持ブラケット27に駆動手段としてのシリン
ダ28がその基端において軸29により回動可能に支持
されるとともに、ピストンロッド28aの先端が前記レ
バー18にピン連結されている。
支持ブラケット8には支軸lOの下方位置に検知センサ
30が取付けられている。一方、支持プレート9の下面
には円弧状の取付板31が支軸IOの下方の前記検知セ
ンサ30と対応する位置で支持ブラケット8と直交する
状態に固定され、取付板31の側面には多数の被検知部
32が所定間隔で突設されている。被検知部32は緯糸
挿入用レピア22の傾きが経糸開口装置4の作動により
形成される各経糸開口と対応する状態に支持プレート9
が配置された際に、検知センサ30とそれぞれ対応する
位置に配置されている。
次に前記のように構成された装置による製織方法を説明
する。
第3.6図に示すように緯糸挿入用レピア22はシリン
ダ28のピストンロット28aの没入状態において経糸
群内から退避した待機位置に配置されている。この状態
で緯糸挿入用レピア22の傾きが次に緯入れされる経糸
開口の傾きと対応する角度に調整される。緯糸挿入装置
7のモータMが正転駆動されると歯付プーリ14,15
及び歯付ベルト16を介してボールねじ機構が駆動され
てスクリュー軸13が上昇され、支持プレート9が支軸
10を中心に第1図の時計方向に回動される。モータM
が逆転駆動されるとスクリュー軸13が下降され、支持
プレート9が支軸lOを中心に第1図の反時計方向に回
動される。スクリュー軸13の支持基板12上面からの
突出量が最大の状態において、支持プレート9は緯糸挿
入用レピア22が経糸群の最下段の行の経糸2と垂直系
yとの間と対応する位置に配置される。又、モータMは
駆動開始後、検知センサ30が次の被検知部32と対応
する状態となった時点でその駆動が停止され、これによ
り緯糸挿入用レピア22が緯入れを行う経糸開口と対応
した傾きとなって当該経糸開口の側方位置に配置される
緯糸挿入用レピア22の傾きが経糸開口と対応する傾き
に調整された後、第3図に示す状態からシリンダ28の
作動によりピストンロッド28aが突出すると、待機位
置にあったレバー18が支軸19を中心に第3図の反時
計方向に回動されて織物に近づく作用位置に配置され、
緯糸挿入用レピア22が経糸開口内に進入する。又、緯
糸挿入用レピア22が経糸開口内に進入する間にトラニ
オン型シリンダ25が作動され、そのピストンロッド2
5aが引き込まれてリンク20が鎖線で示す位置からピ
ン21を中心に第3図の反時計方向に回動される。これ
により緯糸挿入用レピア22がレバー18から離間する
実線で示す位置に移動され、レバー18が緯糸挿入用レ
ピア22を経糸開口内に配置する作用位置まで回動され
た時点では第4図に示すように、緯糸挿入用レピア22
は押圧面23が織前と平行な状態でかつ織前から離れた
位置に配置される。なお、三次元織物Fから糸導通孔2
2aを経て緯糸供給部24に連なる緯糸Xは、緯糸挿入
用レピア22が待機位置から緯糸挿入位置への回動に伴
って初めのうちは三次元織物Fの織前から糸導通孔22
aに連なる緯糸Xが弛むが、緯糸挿入用レピア22が経
糸開口内に進入するに従い弛みが解消されて次第に緯糸
挿入用レピア22の押圧面23とほぼ平行な状態となる
第4図の状態からさらにトラニオン型シリンダ25が作
動されてそのピストンロッド25aが引き込まれ、リン
ク20がピン21を中心に第4図の反時計方向に回動さ
れて緯糸挿入用レピア22が織前に向かって移動される
。これにより三次元織物Fの端部から糸導通孔22aに
至る緯糸Xが織前位置に配置されるとともに、織前位置
に配置された直後に緯糸挿入用レピア22の押圧面23
により織前位置に押圧(筬打ち)されて第5図に示す状
態となる。このとき経糸Zの各列間に先に挿入されてい
る垂直系yに対する筬打ち作用が同時に行われ、垂直系
yが経糸2に対して直交する状態となる。
緯糸挿入用レピア22が緯糸挿入位置(筬打ち位置)に
配置された状態で緯糸Xの先端ループに図示しない耳糸
挿入装置により耳糸Pが挿入される。その後トラニオン
型シリンダ25の作動によりピストンロッド25aが突
出作動され、リンク20か時計方向に回動されて緯糸挿
入用レピア22が織前から離間する方向に移動されると
ともに、シリンダ28の作動によりピストンロッド28
aが没入作動されてレバー18が第5図の時計方向に回
動される。これにより緯糸挿入用レピア22が待機位置
に移動配置され、第6図に示すように緯糸Xが折り返し
状に経糸開口内に挿入される。
第2図は緯糸挿入装置7により経糸群の下方から順に各
行間への緯糸Xの挿入を繰り返した後、最上部の行間へ
の緯糸Xの挿入が行われている状態を示しており、第5
図はその平面図である。なお、平面図では織前枠2及び
織前枠2より後方の第1緯糸yを省略している(第5図
以外でも同じ)。
第2図の状態での緯入れ完了後、モータMの逆転駆動に
より緯糸挿入用レピア22が最上段の経糸2と垂直系y
との開口と対応する位置に移動配置された後、前記と同
様に緯糸挿入用レピア22の緯糸挿入位置への移動配置
、緯糸Xの先端ループへの耳糸Pの挿入完了後、緯糸挿
入用レピア22が待機位置に移動配置されることにより
全層に対する緯糸Xの緯入れが終了する。次に垂直系供
給部5のベルト6が下降移動されて垂直系yが下方へ折
り曲げられるとともに、経糸2群の各列間に一度に挿入
されて第7図に示す状態となる。
この状態からモータMが正転駆動されて緯糸挿入用レピ
ア22が最上段の経糸開口と対応する位置に移動された
後、前記と同様にして経糸開口内への緯糸Xの緯入れが
行われる。以下、−段ごとの緯入れが終了するたびにモ
ータMが正転駆動されて緯糸挿入用レピア22が経糸開
口と対応する位置に移動された後、緯入れが行われる。
垂直系y用のベルト6が織前位置から離れているため、
ベルト6の下降移動だけでは垂直系yは経糸2に対して
斜めとなっているが、緯糸挿入用レピア22による緯糸
Xの緯入れに伴い垂直系yが順次経糸2と直交状態とな
るように織り込まれる。そして、最下層への緯糸Xの挿
入が終了すると、ベルト6が上昇移動されて垂直系yが
上方へ折り曲げられた後、モータMが逆転駆動されて緯
糸挿入用レピア22が経糸開口と対応する位置に上昇移
動され、緯糸Xの緯入れが同様に行われる。
なお、本発明は前記両実施例に限定されるものではなく
、例えば、緯糸挿入用レピア22をレバー18に対して
リンク20を介して回動可能に取り付ける代わりに、第
8図に示すようにレバー18上に緯糸挿入用レピア22
をピン33により回動可能に支持するとともにトラニオ
ン型シリンダ25のピストンロッド25aと緯糸挿入用
レピア22とをピン連結し、第8図に示すように緯糸挿
入用レピア22が織前位置に配置された後、トラニオン
型シリンダ25を作動させて緯糸挿入用レピア22を織
前から離間した位置に移動させるとともに再度織前と当
接する位置に移動配置させるようにしてもよい。又、支
持プレート9を支軸10を中心として回動させることに
より緯糸挿入用レピア22を緯入れを必要とする経糸開
口と対応する位置に移動配置する構成に代えて、支持プ
レート9をその水平状態を保持したまま昇降動させて緯
糸挿入用レピア22を緯入れを必要とする経糸開口と対
応する位置に移動配置するようにしてもよい。又、緯糸
供給部24と緯糸挿入用レピア22との間に弛み吸収装
置を設けて三次元織物Fから緯糸挿入用レピア22の糸
導通孔22aに連なる緯糸Xが常に一定の張力に保持さ
れるようにしたり、比較的低密度の三次元織物を織製す
る場合には1行ずつ順に緯糸Xを挿入する代わりに、緯
糸挿入用レピア22を行数に対応した数設けて経糸群の
行間に一斉に緯糸Xを挿入するようにしてもよい。さら
には、3軸三次元織物に限らず経糸2の行と平行な面内
に経糸2の長手方向に傾斜して配列されるバイアス糸を
含む5軸三次元織物の製織に適用したり、テープ織機に
適用してもよい。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、緯糸挿入時に緯糸
Xが織前位置に弛みのない状態で確実に挿入されるとと
もに挿入された緯糸Xが緯糸挿入具により筬打ちされる
ので、緯糸Xを高密度で織物に織り込むことができる。
又、緯糸挿入具が経糸開口内に移動配置される際の回動
中心が織前位置から離れているため、緯糸挿入具の経糸
開口内での回動軌跡と織前との最大距離が小さくなって
、経糸開口のためのスペースが小さくなって三次元織機
の小型化が可能となるとともに、経糸開口時における経
糸Zの移動量を小さくすることができ、経糸開口時にお
ける経糸2の損傷や経糸切れを減少させることができる
。又、緯糸挿入具が織前から離間した位置と、その押圧
面が織前と当接する位置との間で回動する回動中心は織
前に近いので、緯糸挿入具による筬打ち力は大きな状態
に保持されて緯糸Xにたいする筬打ち作用が確実になさ
れる。さらに、三次元織物を織製する場合に緯入れ動作
数を少なくでき高速化が可能になるとともに筬打ち用の
筬を設ける必要がなく三次元織機の構造の簡素化が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明を具体化した一実施例を示すもので
あって、第1図は緯糸挿入装置を示す概略斜視図、第2
,7図は三次元織物の製織状態を示す概略側面図、第3
〜6図は三次元織物の製織状態を示す概略平面図、第8
図は変更例の製織状態を示す概略平面図、第9,10図
は従来装置の緯入れ状態を示す概略平面図である。 経糸ビーム1、織前枠3、緯糸挿入装置7、支持プレー
ト9、支持部材としてのレバー18、軸19、駆動機構
を構成するリンク20及びトラニオン型シリンダ25、
軸としてのピン21,33、緯糸挿入具としての緯糸挿
入用レピア22、糸道としての糸導通孔22a、押圧面
23、駆動手段としてのシリンダ28、緯糸X、垂直系
y、経糸z1三次元織物F0 特許出願人 株式会社豊田自動織機製作所代 理 人 
弁理士 恩田博宣(ほか1名)第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、経糸開口と対応する平面内の経糸(z)の側方位置
    において該平面と直交するとともに織前から離れた位置
    に配置された軸を中心に回動可能に設けられ、駆動手段
    により織物に近づく作用位置と、織物から離れる待機位
    置とに移動配置される支持部材と、 前記支持部材上に該支持部材が作用位置に配置された際
    に経糸開口内に、待機位置に配置された際に経糸開口か
    ら離脱する位置に配置される状態で前記軸と同方向に延
    びるとともに該軸より織前の延長線に近い位置に配置さ
    れた軸を中心に回動可能に装備され、織前位置に配置さ
    れた際に織前位置と平行に延びる押圧面が織物の幅より
    長く形成され、かつ織前位置に配置された際に織物から
    緯糸供給部に連なる緯糸(x)を前記押圧面の織前側に
    導く糸道を備えた緯糸挿入具と、 前記緯糸挿入具が経糸開口内に配置された状態で、該緯
    糸挿入具を織前から離間した位置と、その押圧面が織前
    と当接する位置との間で回動させる駆動機構と を設けた織機の緯糸挿入装置。
JP2106000A 1990-04-20 1990-04-20 織機の緯糸挿入装置 Pending JPH042837A (ja)

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