JPH0428320Y2 - - Google Patents

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JPH0428320Y2
JPH0428320Y2 JP1985147702U JP14770285U JPH0428320Y2 JP H0428320 Y2 JPH0428320 Y2 JP H0428320Y2 JP 1985147702 U JP1985147702 U JP 1985147702U JP 14770285 U JP14770285 U JP 14770285U JP H0428320 Y2 JPH0428320 Y2 JP H0428320Y2
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JP
Japan
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coupling
satellite
fairing
shape memory
coupling member
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JP1985147702U
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JPS6254900U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、形状記憶合金の形状回復動作を利用
して衛星フエアリングの結合を解除する手段を備
えた衛星フエアリング結合装置に関する。
〔従来の技術〕
衛星フエアリングの結合を解除する衛星フンエ
アリング分離機構には、瞬間的に多量のエネルギ
を放出する火薬類を内蔵したカートリツジが装備
されている。このカートリツジは、電気信号の入
力により着火して瞬間的に多量のガス圧エネルギ
を放出する。そしてそのガス圧エネルギによりフ
エアリングの結合用のピンやワイヤを破断して結
合を解除する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが以上の構成ではフエアリング結合の解
除にカートリツジの爆発によるガス圧エネルギを
用いているためカートリツジの爆発時における衝
撃レベルが高くなり周辺機器に損傷を与える恐れ
があつた。このためカートリツジ周辺に衝撃対策
を施したり、周辺機器自体に防振対策を施す必要
があつた。また、爆発に伴うアウトガスにより衛
星及び周辺機器が汚染されるという問題もあつ
た。さらに、分離機構は一般に構成が複雑で重量
が重くなる問題もあつた。
本考案はこのような事情に基づいてなされたも
のであり、その目的は結合状態においては十分安
定な結合力が得られると共に、結合解除時におい
ては衝撃等が殆んど発生せず、アウトガスの発生
も無く、簡単に分離操作できる軽量で簡易な構成
の衛星フエアリング結合装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決し目的を達成するために、本
考案では次のような手段を講じた。
すなわち、結合分離軸に沿つて結合分離可能に
設けられた一対の衛星フエアリングのうち、一方
の衛星フエアリングにおける結合端に基端を固定
され、先端が上記結合分離軸に対して交差する方
向へ突出した結合ピンと、 この結合ピンに嵌合する結合孔を一端に有し、
他端が前記他方の衛星フエアリングにおける結合
端に固定された結合部材と、 この結合部材の結合孔を前記結合ピンから適時
離脱させて結合を解除する如く、上記結合部材の
先端部位を変位させる変位手段とを備える。
そして特に、前記変位手段は、形状記憶合金と発
熱素子とを組合わせた変位要素を前記結合部材と
一体また別体に設け、上記発熱素子の発熱により
上記形状記憶合金に形状回復力を生じさせ、この
形状回復力により前記結合部材の先端部位を変位
させるように構成する。
〔作用〕
形状記憶合金を結合機構自体に使用するとき
は、この形状記憶合金の形状回復動作によつてフ
エアリング結合が直接解除される。また、形状記
憶合金を結合機構と区別し、結合機構の結合状態
を解除するためのクチユエータとして使用すると
きは、この形状記憶合金の形状回復力を利用して
結合機構による結合を解除することができる。
なおフエアリング結合状態においては、剪断継
手方式を採用している事から、安定で十分な結合
力が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は結合分離軸(図示はしてないが図中水
平方向の軸)に沿つて結合分離可能に設けられて
いる一対の衛星フエアリング1,2を結合する結
合部を示すもので、各フエアリング1,2にはそ
れぞれ結合ブラケツト3,4が設けられ、各結合
ブラケツト3,4には結合金具5,6が、枢支ピ
ン7,8を介して枢支されている。そして一方の
フエアリング1側の結合金具5には結合ピン9が
貫通固定され、他方のフエアリング2側の結合金
具6の両側面には平板状をなす結合部材として
の、例えばTi−ni系形状記憶合金10a,10
bがリベツト11を介して固定されている。両形
状記憶合金10a,10bには特定温度のもとで
第2図及び第3図の如く外方へ反つた形状に記憶
させてあり、その一部に形成された孔12a,1
2bを前記結合ピン9の端部に嵌合させて両フエ
アリング1,2を結合しているものである。ま
た、各形状記憶合金10a,10bの外面には発
熱素子としてのヒータ13a,13bが取付けら
れている。
そこで、フエアリング結合を解除するときは、
第1図に示す結合状態において、ヒータ13a,
13bを通電し、形状記憶合金10a,10bを
加熱して第2図の如く変形前の形状に回復させる
と、形状記憶合金10a,10bが結合ピン9か
ら外れ、結合が解除され、第3図の如く分離する
ことができる。
従つて、この構成では、爆発物を使用しないの
で、結合解除時にも衝撃は殆んど生じず、アウト
ガス発生のおそれもない。さらに周辺機器には特
に防振対策を施す必要もないので装置全体の軽量
化を図ることもでき、結合機構及び分離機構共に
簡単な構成とすることができる。
また本実施例における構造体の結合方式は、い
わゆる剪断継手方式であるため、結合力が著しく
高いという特徴を有している。すなわち形状記憶
合金10a,10bに、当該合金の引張り強度に
相当する外力(分離力)が作用し、剪断破断ある
いは引張りの破断が生じないかぎり、構造体の結
合は維持されることになる。かくして衛星フエア
リングの意図しない結合解除の危険性が無く、安
定な結合状態を維持できることになる。
なお上記実施例では結合部材に形状記憶合金を
直接用いた場合を示したが、形状記憶合金と発熱
素子とを組合わせた変位要素を結合部材とは別体
に設け、この別体に設けた変位要素をアクチユエ
ータとして、結合部材の先端部位を変位させるよ
うに構成してもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、結合状態においては十分安定
な結合力が得られると共に、結合解除時において
は衝撃等が殆んど発生せず、アウトガスの発生も
無く、簡単に分離操作できる軽量で簡易な構成の
衛星フエアリング結合装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
衛星フエアリングの結合状態を示す断面図、第2
図は結合が解除された状態を示す断面図、第3図
はフエアリングが分離した状態を示す断面図であ
る。 1,2……衛星フエアリング、5,6……結合
金具、9……結合ピン、10a,10b……形状
記憶合金、13a,13b……ヒータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 結合分離軸に沿つて結合分離可能に設けられた
    一対の衛星フエアリングのうち、一方の衛星フエ
    アリングにおける結合端に基端を固定され、先端
    が上記結合分離軸に対して交差する方向へ突出し
    た結合ピンと、 この結合ピンに嵌合する結合孔を一端に有し、
    他端が前記他方の衛星フエアリングにおける結合
    端に固定された結合部材と、 この結合部材の結合孔を前記結合ピンから適時
    離脱させて結合を解除する如く、上記結合部材の
    先端部位を変位させる変位手段と、 を具備し、前記変位手段は、形状記憶合金と発熱
    素子とを組合わせた変位要素を前記結合部材と一
    体また別体に設け、上記発熱素子の発熱により上
    記形状記憶合金に形状回復力を生じさせ、この形
    状回復力により前記結合部材の先端部位を変位さ
    せるように構成されたものであることを特徴とす
    る衛星フエアリング結合装置。
JP1985147702U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0428320Y2 (ja)

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JP1985147702U JPH0428320Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP1985147702U JPH0428320Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS6254900U JPS6254900U (ja) 1987-04-04
JPH0428320Y2 true JPH0428320Y2 (ja) 1992-07-08

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ID=31061303

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JP1985147702U Expired JPH0428320Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP (1) JPH0428320Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061400A (ja) * 1983-09-14 1985-04-09 宇宙開発事業団 飛しょう体の結合装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6061400A (ja) * 1983-09-14 1985-04-09 宇宙開発事業団 飛しょう体の結合装置

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Publication number Publication date
JPS6254900U (ja) 1987-04-04

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