JPH04283065A - 回転砥石による鋼片端面の研削方法 - Google Patents
回転砥石による鋼片端面の研削方法Info
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- JPH04283065A JPH04283065A JP4670591A JP4670591A JPH04283065A JP H04283065 A JPH04283065 A JP H04283065A JP 4670591 A JP4670591 A JP 4670591A JP 4670591 A JP4670591 A JP 4670591A JP H04283065 A JPH04283065 A JP H04283065A
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造鋳片を所定長
さのスラブ(鋼片)に切断したさいにスラブ切断面下縁
に残着するノロの自動除去およびそのノロ除去のさいに
再度発生するバリの自動除去を行う回転砥石による鋼片
端面の研削方法に関するものである。
さのスラブ(鋼片)に切断したさいにスラブ切断面下縁
に残着するノロの自動除去およびそのノロ除去のさいに
再度発生するバリの自動除去を行う回転砥石による鋼片
端面の研削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバリ除去方法は、ガス切断によっ
て所定の長さに切断された連続鋳造スラブを貯蔵してお
き、オンラインでガス切断によりノロを除去していた。 また、一部はオンラインでノロ付着部を刃物でスラブ下
面にそってスラブ搬送方向に相対的に動かし、突出部を
折り曲げ、引掛け除去する装置で対処していたが、完全
な除去はできなかった。近年、ホットチャージ法が開発
され、従来のような方法では完全にバリを除去すること
ができず、バリが一部付着したままで圧延加工をし、そ
のノロが圧延中にはがれ、表面疵となっていた。実公昭
57−24445号、実開昭52−139312号、実
公昭57−1029号公報等に開示されている装置は、
ホットチャージラインで実用可能であるが、ホットチャ
ージスラブの長手反りおよび幅反りがある場合、ノロを
完全に除去することが不可能である。
て所定の長さに切断された連続鋳造スラブを貯蔵してお
き、オンラインでガス切断によりノロを除去していた。 また、一部はオンラインでノロ付着部を刃物でスラブ下
面にそってスラブ搬送方向に相対的に動かし、突出部を
折り曲げ、引掛け除去する装置で対処していたが、完全
な除去はできなかった。近年、ホットチャージ法が開発
され、従来のような方法では完全にバリを除去すること
ができず、バリが一部付着したままで圧延加工をし、そ
のノロが圧延中にはがれ、表面疵となっていた。実公昭
57−24445号、実開昭52−139312号、実
公昭57−1029号公報等に開示されている装置は、
ホットチャージラインで実用可能であるが、ホットチャ
ージスラブの長手反りおよび幅反りがある場合、ノロを
完全に除去することが不可能である。
【0003】一方、実開昭56−24549号公報に開
示されている装置は、倣いローラをホットチャージライ
ンに取り付けることが難しく、また、ノロ除去をノロ付
着方向にグラインディングしても完全にノロを削除でき
ない。また、ノロ削除疵を残す。
示されている装置は、倣いローラをホットチャージライ
ンに取り付けることが難しく、また、ノロ除去をノロ付
着方向にグラインディングしても完全にノロを削除でき
ない。また、ノロ削除疵を残す。
【0004】特開昭63−30207号公報では、鋳片
の溶削切断時に生じる端面付着ダレを端面自動検出しな
がら研削する装置が開示されている。特開昭50−14
0987号公報では、管・棒材の研削において荒研削と
仕上研削の2頭式の研削装置が開示されている。
の溶削切断時に生じる端面付着ダレを端面自動検出しな
がら研削する装置が開示されている。特開昭50−14
0987号公報では、管・棒材の研削において荒研削と
仕上研削の2頭式の研削装置が開示されている。
【0005】グラインダ面がノロと直接接すると、ノロ
が再度溶融状態となり、グラインダ砥石面の溶融ノロが
スラブ下面に再付着したり、研削不能などのトラブルが
生じやすい。また、下面にのみそって研削すると、カエ
リがスラブ端面側に張り出し、このカエリが再び疵の原
因となる。
が再度溶融状態となり、グラインダ砥石面の溶融ノロが
スラブ下面に再付着したり、研削不能などのトラブルが
生じやすい。また、下面にのみそって研削すると、カエ
リがスラブ端面側に張り出し、このカエリが再び疵の原
因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ガス切断によりスラブ切断面に残着したバ
リをホットチャージライン上で圧延工程前に完全に除去
するとともにバリ除去疵を残さない方法を得ることにあ
る。
する課題は、ガス切断によりスラブ切断面に残着したバ
リをホットチャージライン上で圧延工程前に完全に除去
するとともにバリ除去疵を残さない方法を得ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回転砥石による
鋼片端面の研削方法は、鋼片の搬送ラインにおいて、ガ
ス切断機と圧延機との間にバリ除去装置を設けること、
該バリ除去装置に設けた研削砥石を鋼片の切断面下縁に
調節自在に係合・離間できるようにすること、該砥石が
鋼片の幅方向への研削往行程において該研削砥石の回転
方向を鋼片端面下方に向けかつ研削角度を25〜75度
に設定して鋼片の切断面下縁に付着したノロを除去する
こと、研削復行程において該研削砥石の回転方向を鋼片
端面上方に向けかつ研削角度を10〜20度に設定して
研削往行程時に鋼片端面に発生したバリを除去すること
からなる手段によって、上記課題を解決している。
鋼片端面の研削方法は、鋼片の搬送ラインにおいて、ガ
ス切断機と圧延機との間にバリ除去装置を設けること、
該バリ除去装置に設けた研削砥石を鋼片の切断面下縁に
調節自在に係合・離間できるようにすること、該砥石が
鋼片の幅方向への研削往行程において該研削砥石の回転
方向を鋼片端面下方に向けかつ研削角度を25〜75度
に設定して鋼片の切断面下縁に付着したノロを除去する
こと、研削復行程において該研削砥石の回転方向を鋼片
端面上方に向けかつ研削角度を10〜20度に設定して
研削往行程時に鋼片端面に発生したバリを除去すること
からなる手段によって、上記課題を解決している。
【0008】前記研削往行程において、鋼片の温度を検
出して、鋼片の温度および材質にもとづいて、前記研削
砥石の砥石圧着力および研削角度を決定することもでき
る。
出して、鋼片の温度および材質にもとづいて、前記研削
砥石の砥石圧着力および研削角度を決定することもでき
る。
【0009】
【作用】本発明の方法は、圧延形状に悪影響を与えない
範囲で切断ノロを完全に除去するために、研削往行程に
おいては鋼片の温度、材質の変化に対応して最適な砥石
研削角度と研削圧力とを設定し、また、研削復行程にお
いては特別な装置を設けることなく、砥石の回転方向と
研削の角度を調整することにより研削往行程時の研削バ
リを成品に悪影響を与えない程度に除去する。
範囲で切断ノロを完全に除去するために、研削往行程に
おいては鋼片の温度、材質の変化に対応して最適な砥石
研削角度と研削圧力とを設定し、また、研削復行程にお
いては特別な装置を設けることなく、砥石の回転方向と
研削の角度を調整することにより研削往行程時の研削バ
リを成品に悪影響を与えない程度に除去する。
【0010】(1) 往路研削角度の決定図7は、鋼
片下面の研削寸法を10mm研削する場合に研削角度θ
を種々変化させたときに、θ=45度における砥石負荷
電流に対する各角度での負荷電流を表したものである。 図中の(A)の曲線において(1) は常温、(2)
は硬度の最高時で300℃、(3) は硬度の最も低い
700℃における値をそれぞれ表したグラフである。(
4) は別の材質の場合の最高硬度のものであり、最低
硬度のときは(1)にほぼ等しい。
片下面の研削寸法を10mm研削する場合に研削角度θ
を種々変化させたときに、θ=45度における砥石負荷
電流に対する各角度での負荷電流を表したものである。 図中の(A)の曲線において(1) は常温、(2)
は硬度の最高時で300℃、(3) は硬度の最も低い
700℃における値をそれぞれ表したグラフである。(
4) は別の材質の場合の最高硬度のものであり、最低
硬度のときは(1)にほぼ等しい。
【0011】図7からわかるように、θが大きくなるほ
ど負荷電流は小さくなる。これは図7の(C)からもわ
かるとおり、研削断面積が小さくなるからである。とこ
ろが、70度を超えた付近から急に大きな負荷電流が必
要となる。これは、砥石面が酸化された非常に硬度の高
い切断ノロに直接接触するためである。
ど負荷電流は小さくなる。これは図7の(C)からもわ
かるとおり、研削断面積が小さくなるからである。とこ
ろが、70度を超えた付近から急に大きな負荷電流が必
要となる。これは、砥石面が酸化された非常に硬度の高
い切断ノロに直接接触するためである。
【0012】図7の(B)は、図7の(A)によって得
られた種々の研削角度(種々の砥石負荷)の鋼片を圧延
した場合の鋼板形状不良発生率を表したもので、砥石モ
ータ負荷電流が2Aを超えると形状不良発生率が急に大
きくなる傾向にあることを示す。
られた種々の研削角度(種々の砥石負荷)の鋼片を圧延
した場合の鋼板形状不良発生率を表したもので、砥石モ
ータ負荷電流が2Aを超えると形状不良発生率が急に大
きくなる傾向にあることを示す。
【0013】以上の観点より往路時の研削角度としては
25〜85度において圧延形状に悪影響を与えず、かつ
切断ノロを完全に除去することができる。しかし、75
〜85度の間では、砥石面がノロと直接接触することに
より、ノロが再度溶融状態となり砥石面や、鋼片下面に
付着し、研削不能等のトラブルが生じやすいので、研削
角度としては、25〜75度が好ましい。この角度範囲
において、材質、温度のすべての変化に対応した研削が
可能である。このことは、後述する図5に示す実験例か
らも明らかである。
25〜85度において圧延形状に悪影響を与えず、かつ
切断ノロを完全に除去することができる。しかし、75
〜85度の間では、砥石面がノロと直接接触することに
より、ノロが再度溶融状態となり砥石面や、鋼片下面に
付着し、研削不能等のトラブルが生じやすいので、研削
角度としては、25〜75度が好ましい。この角度範囲
において、材質、温度のすべての変化に対応した研削が
可能である。このことは、後述する図5に示す実験例か
らも明らかである。
【0014】砥石の回転方向は、砥石火花の影響による
鋼片裏面の肌荒れ防止の観点より図3に示すように反時
計方向(鋼片端面上方)に向けた方がよい。
鋼片裏面の肌荒れ防止の観点より図3に示すように反時
計方向(鋼片端面上方)に向けた方がよい。
【0015】(2) 復路研削方法および研削角度の
決定 往路研削時には、図3に示すように研削バリ16が必ず
発生する。これを除去する目的で、復路において軽研削
を行う。しかし、研削圧力を小さくしすぎると、除去残
りが発生し、少し大きくても往路時と同様大きさは小さ
いが、研削バリが発生し、鋼片下面に押し込まれ成品に
疵となる。
決定 往路研削時には、図3に示すように研削バリ16が必ず
発生する。これを除去する目的で、復路において軽研削
を行う。しかし、研削圧力を小さくしすぎると、除去残
りが発生し、少し大きくても往路時と同様大きさは小さ
いが、研削バリが発生し、鋼片下面に押し込まれ成品に
疵となる。
【0016】そこで、復路時の回転を図4に示すように
時計方向(鋼片端面下方)にすることにより、パリ16
を端面方向に突き出させることにより、万一バリが発生
しても、四周疵を発生させないようにした。復路の砥石
の回転方向を往路と同じ回転にすると、どうしても小さ
なバリが残る。時計方向回転にすることによりバリの発
生を皆無に近い状態に研削できる。時計方向回転の悪影
響である鋼片表面の肌荒れについては砥石接触圧力を調
整することで、回避できる。
時計方向(鋼片端面下方)にすることにより、パリ16
を端面方向に突き出させることにより、万一バリが発生
しても、四周疵を発生させないようにした。復路の砥石
の回転方向を往路と同じ回転にすると、どうしても小さ
なバリが残る。時計方向回転にすることによりバリの発
生を皆無に近い状態に研削できる。時計方向回転の悪影
響である鋼片表面の肌荒れについては砥石接触圧力を調
整することで、回避できる。
【0017】このときの復路砥石研削角度θ2 を10
〜20度に設定することが好ましい。これは後述する図
6に示す実験例からも明らかである。
〜20度に設定することが好ましい。これは後述する図
6に示す実験例からも明らかである。
【0018】従来のノロ取り方法では、鋼片の温度をあ
る一定温度としたときの研削量一定方式を採用している
。しかし、鋼片は温度の上昇と共にやわらかくなる。 したがって、ある一定温度より高温の鋼片を研削した場
合は、削り過ぎとなり、また、低温の鋼片を研削した場
合は、削りたりないことになる。これを防止するために
、鋼片の温度を検知して、その鋼片に適した圧着力をう
る。
る一定温度としたときの研削量一定方式を採用している
。しかし、鋼片は温度の上昇と共にやわらかくなる。 したがって、ある一定温度より高温の鋼片を研削した場
合は、削り過ぎとなり、また、低温の鋼片を研削した場
合は、削りたりないことになる。これを防止するために
、鋼片の温度を検知して、その鋼片に適した圧着力をう
る。
【0019】
【実施例】図面を参照して、本発明の回転砥石による鋼
片端面の研削方法の実施例について説明する。図1に示
すように、本発明の方法は、鋼片1の搬送路において、
ガス切断機と圧延機との間にバリ除去装置を設ける。こ
のバリ除去装置に設けた研削砥石2を鋼片1の切断面下
縁に調節自在に係合・離間できるようにする。砥石が鋼
片1の幅方向への研削往行程において研削砥石2の回転
方向を鋼片端面下方に向けかつ研削角度θ1 (図3)
を25〜75度に設定して鋼片の切断面下縁に付着した
ノロを除去する。研削復行程において、研削砥石2の回
転方向を鋼片端面上方に向けかつ研削角度θ2 (図4
)を10〜20度に設定して研削往行程時に鋼片端面に
発生したバリを除去する。
片端面の研削方法の実施例について説明する。図1に示
すように、本発明の方法は、鋼片1の搬送路において、
ガス切断機と圧延機との間にバリ除去装置を設ける。こ
のバリ除去装置に設けた研削砥石2を鋼片1の切断面下
縁に調節自在に係合・離間できるようにする。砥石が鋼
片1の幅方向への研削往行程において研削砥石2の回転
方向を鋼片端面下方に向けかつ研削角度θ1 (図3)
を25〜75度に設定して鋼片の切断面下縁に付着した
ノロを除去する。研削復行程において、研削砥石2の回
転方向を鋼片端面上方に向けかつ研削角度θ2 (図4
)を10〜20度に設定して研削往行程時に鋼片端面に
発生したバリを除去する。
【0020】研削往行程において、鋼片1の温度を温度
計3で検出し、鋼片温度および材質にもとづいて、研削
砥石2の砥石圧着力および研削角度θ1 ,θ2 を決
定することもできる。
計3で検出し、鋼片温度および材質にもとづいて、研削
砥石2の砥石圧着力および研削角度θ1 ,θ2 を決
定することもできる。
【0021】切断ノロの付着状況は、図9に示すように
、ノロ11は切断端面下縁の角より5〜7mmの間に溶
着接続し、他の部分は剥離し浮き上がっている。また、
図2に示すように種々の試験の結果、研削時の鋼片下縁
の寸法aが10mmを超えると、圧延形状に悪影響を与
える。そこで、ノロ取り研削時の下縁寸法の最適値は、
a≦10mmである。
、ノロ11は切断端面下縁の角より5〜7mmの間に溶
着接続し、他の部分は剥離し浮き上がっている。また、
図2に示すように種々の試験の結果、研削時の鋼片下縁
の寸法aが10mmを超えると、圧延形状に悪影響を与
える。そこで、ノロ取り研削時の下縁寸法の最適値は、
a≦10mmである。
【0022】鋼片端面下縁部を種々の角度で研削可能に
するために、図1に示すように、鋼片1の端面と平行な
軌導上を走行する走行台車4上に、鋼片端面と直角に移
動する横行台車41を載荷し、横行台車41上には支柱
42を設け、支柱42上部にシリンダ43により上下方
向に揺動自在な砥石軸アーム44を設け、砥石軸アーム
44の他端に砥石2の回転軸21を鋼片端面と平行に取
り付ける。
するために、図1に示すように、鋼片1の端面と平行な
軌導上を走行する走行台車4上に、鋼片端面と直角に移
動する横行台車41を載荷し、横行台車41上には支柱
42を設け、支柱42上部にシリンダ43により上下方
向に揺動自在な砥石軸アーム44を設け、砥石軸アーム
44の他端に砥石2の回転軸21を鋼片端面と平行に取
り付ける。
【0023】鋼片1の温度に対応した最適研削圧力をう
るために、図1に示すように研削位置に停止した鋼片1
の下面に非接触式温度計3を設け、その出力信号をプロ
セス制御コンピュータ5に取り込み、そのコンピュータ
5からの出力信号により、横行台車41の前後進量およ
び砥石軸アーム44の上下量を変化させる制御装置6を
設ける。コンピュータ5はさらに上位のコンピュータ7
から、研削位置に停止している鋼片1の材質コード信号
を取り込み、すでに設定され、記憶しているコードに対
応する横行台車41の前後進量および砥石軸アーム44
の上下量を変化させる圧力制御ユニット61を設ける。
るために、図1に示すように研削位置に停止した鋼片1
の下面に非接触式温度計3を設け、その出力信号をプロ
セス制御コンピュータ5に取り込み、そのコンピュータ
5からの出力信号により、横行台車41の前後進量およ
び砥石軸アーム44の上下量を変化させる制御装置6を
設ける。コンピュータ5はさらに上位のコンピュータ7
から、研削位置に停止している鋼片1の材質コード信号
を取り込み、すでに設定され、記憶しているコードに対
応する横行台車41の前後進量および砥石軸アーム44
の上下量を変化させる圧力制御ユニット61を設ける。
【0024】プロセス制御コンピュータ5の内部には、
鋼片温度と材質によって決定される研削角度θ1 ,θ
2 と砥石モータ設定電流値を記憶させておくことによ
り、種々の温度、材質の鋼片1に対しても最適な角度と
圧力で研削が可能となる。基本の研削角度を何度にする
かは、モータ容量にどのくらい余裕をもたせるかによっ
て変ってくる。
鋼片温度と材質によって決定される研削角度θ1 ,θ
2 と砥石モータ設定電流値を記憶させておくことによ
り、種々の温度、材質の鋼片1に対しても最適な角度と
圧力で研削が可能となる。基本の研削角度を何度にする
かは、モータ容量にどのくらい余裕をもたせるかによっ
て変ってくる。
【0025】例えば、図7において、60度を基本角度
(通常研削角度)としたとき、(4)の曲線の鋼片1を
研削するには、通常容量の約2倍の余裕をもったモータ
が必要となり、設備費用としては増大するが走行台車4
の減速をすることなく常に一定の研削が可能である。す
なわち、温度、材質に対応してコンピュータに記憶させ
る設定電流値は砥石モータの容量と、研削サイクルタイ
ムをどのようにしたいかによって異なる。
(通常研削角度)としたとき、(4)の曲線の鋼片1を
研削するには、通常容量の約2倍の余裕をもったモータ
が必要となり、設備費用としては増大するが走行台車4
の減速をすることなく常に一定の研削が可能である。す
なわち、温度、材質に対応してコンピュータに記憶させ
る設定電流値は砥石モータの容量と、研削サイクルタイ
ムをどのようにしたいかによって異なる。
【0026】往路研削において、研削角度θ1 を20
〜80度にしてノロ取り状況および圧延時の形状不良発
生状況を実験した結果を図5に示す。この結果からθ1
=25〜75度が好ましい。
〜80度にしてノロ取り状況および圧延時の形状不良発
生状況を実験した結果を図5に示す。この結果からθ1
=25〜75度が好ましい。
【0027】復路研削において、研削角度θ2 を5〜
25度にして(砥石モータ負荷電流30A、圧着力12
0kgf )、バリ除去率を実験した結果を図6に示す
。この結果から、θ2 =10〜20度が好ましい。
25度にして(砥石モータ負荷電流30A、圧着力12
0kgf )、バリ除去率を実験した結果を図6に示す
。この結果から、θ2 =10〜20度が好ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、スラブに残着するノロ
を完全に除去されるとともに、ノロ除去疵も残らない。 本発明の実施結果の一例を図8に示す。本発明によれば
、さらに、鋼片の状態変化(温度・材質の変化)があっ
ても、その変化に対応させて、自動的にバリ残りなく研
削することができ、また、バリ取り専用装置を新たに設
ける必要がない。
を完全に除去されるとともに、ノロ除去疵も残らない。 本発明の実施結果の一例を図8に示す。本発明によれば
、さらに、鋼片の状態変化(温度・材質の変化)があっ
ても、その変化に対応させて、自動的にバリ残りなく研
削することができ、また、バリ取り専用装置を新たに設
ける必要がない。
【図1】本発明の方法を適用した研削装置の概略説明図
である。
である。
【図2】切断鋼片端面の角部の研削量と圧延形状不良発
生率との関係を示すグラフである。
生率との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の方法における研削往行程の説明図であ
って、(A)図は側面図、(B)図は正面図である。
って、(A)図は側面図、(B)図は正面図である。
【図4】本発明の方法における研削復行程の説明図であ
って、(A)図は側面図、(B)図は正面図である。
って、(A)図は側面図、(B)図は正面図である。
【図5】往路研削角度と形状不良発生率およびノロ残り
発生率との関係を示すグラフである。
発生率との関係を示すグラフである。
【図6】復路研削角度とバリ除去率との関係を示すグラ
フである。
フである。
【図7】往路研削角度と砥石モータ負荷電流との関係を
示す図であって、(A)図はそのグラフ、(B)図はそ
の電流と形状不良発生率との関係を示すグラフ、(C)
図は鋼片端面角部の各研削角度を示す。
示す図であって、(A)図はそのグラフ、(B)図はそ
の電流と形状不良発生率との関係を示すグラフ、(C)
図は鋼片端面角部の各研削角度を示す。
【図8】本発明の効果を示すグラフである。
【図9】ガス切断後のスラブを示す斜視図である。
1:鋼片 2:研
削砥石3:温度計 4
:走行台車41:横行台車
削砥石3:温度計 4
:走行台車41:横行台車
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼片の搬送路において、ガス切断機と
圧延機との間にバリ除去装置を設けること、該バリ除去
装置に設けた研削砥石を鋼片の切断面下縁に調節自在に
係合・離間できるようにすること、該砥石が鋼片の幅方
向への研削往行程において該研削砥石の回転方向を鋼片
端面下方に向けかつ研削角度を25〜75度に設定して
鋼片の切断面下縁に付着したノロを除去すること、研削
復行程において該研削砥石の回転方向を鋼片端面上方に
向けかつ研削角度を10〜20度に設定して研削往行程
時に鋼片端面に発生したバリを除去することからなる回
転砥石による鋼片端面の研削方法。 - 【請求項2】 前記研削往行程において、鋼片の温度
を検出し、該鋼片温度および材質にもとづいて、前記研
削砥石の砥石圧着力および研削角度を決定することを特
徴とした請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4670591A JP2629467B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 回転砥石による鋼片端面の研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4670591A JP2629467B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 回転砥石による鋼片端面の研削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04283065A true JPH04283065A (ja) | 1992-10-08 |
JP2629467B2 JP2629467B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12754782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4670591A Expired - Lifetime JP2629467B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 回転砥石による鋼片端面の研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629467B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020031211A (ko) * | 2000-10-23 | 2002-05-01 | 이구택 | 롤각도 조정이 용이한 강판의 버 제거장치 |
JP2009131950A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-06-18 | Noritake Co Ltd | スラブ研削方法およびスラブ研削装置の制御装置 |
CN109202586A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-15 | 滁州欧博特电子制造有限公司 | 一种重载型精密导轨端面专用倒角装置及其加工方法 |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP4670591A patent/JP2629467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020031211A (ko) * | 2000-10-23 | 2002-05-01 | 이구택 | 롤각도 조정이 용이한 강판의 버 제거장치 |
JP2009131950A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-06-18 | Noritake Co Ltd | スラブ研削方法およびスラブ研削装置の制御装置 |
CN109202586A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-01-15 | 滁州欧博特电子制造有限公司 | 一种重载型精密导轨端面专用倒角装置及其加工方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2629467B2 (ja) | 1997-07-09 |
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