JPH04282699A - 音声認識システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、音声認識手段を有する
音声認識システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来における音声認識システムの一例を
図３に基づいて説明する。音声認識システムは、音声認
識装置１と、パーソナルコンピュータ２（以下、パソコ
ンと呼ぶ）と、外部記憶装置３とにより構成されている
。音声認識装置１には、外部より入力された音声を電気
信号に変換する図示しない音声入力部や、その入力され
た音声をもとに生成された音声辞書データ、ストリング
辞書データ等を記憶するデータ記憶部４、さらには、認
識結果を出力する認識結果部５、パソコン２との通信制
御を行う通信制御部６等が設けられている。また、前記
パソコン２には、本体ＣＰＵ７、メモリ８、前記音声認
識装置１とのデータ通信を行う通信記憶部９等が設けら
れている。さらに、外部記憶装置３には、前記音声記憶
装置１内の前記音声辞書データを記憶する音声辞書デー
タファイル１０や、ストリング辞書データを記憶するス
トリング辞書データを記憶するストリング辞書データフ
ァイル１１等が設けられている。

【０００３】この場合、音声認識装置１は、認識結果や
音声辞書データ等を、通信回線を介してパソコン２と相
互に通信する。例えば、特定話者方式においては、音声
辞書の登録はパソコン２の指示により行われ、これによ
り生成された辞書は、当面、音声認識装置１内のデータ
記憶部４に記憶され、パソコン２の指示により通信回線
を介してパソコン２に送られ、さらに、外部記憶装置３
内にファイルとして記憶され保存されることになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】現在の音声認識技術で
は、１００％の認識率を得ることは不可能であり、従っ
て現在の音声認識装置１においては、誤認識時のリカバ
リーや、音声パターン辞書の更新などが効率良く行える
方法が求めれている。特に、音声パターン辞書登録後、
長期間経過後（例えば、１ヶ月程度）にその音声パター
ン辞書を用いて認識させようとした場合、経時変化によ
る発声の変動により認識率が低下する。そのめ、その音
声パターン辞書を使用したときには、認識する度にその
単語が正解であれば、その時に発声した音声の入力パタ
ーンにより音声パターン辞書を更新し、常に最新の音声
パターン辞書を記憶させておき、発声の経時変化による
認識率の低下を防ぐといったような方法などが考えられ
ている。しかし、使用するアプリケーションが増加して
くると、どの辞書フアイルをいつ登録したか忘れてしま
い、また、アプリケーションによっては長期間使用しな
い場合も起こりうる。そのような登録してから長期間経
過した辞書ファイルを使用した場合、認識率が良くなく
作業効率が低下する恐れがある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明では
、キーボード等のキーデータを入力する入力手段と、こ
の入力手段より入力されたキーデータ等を表示する表示
手段と、演算処理を行うＣＰＵと、マイクロフォン等の
音響を電気的信号に変換する音声入力手段と、この音声
入力手段より入力された音声の特徴量を抽出する特徴量
抽出部と、予め入力された音声からその音声パターン辞
書を生成する音声パターン辞書生成手段と、音声パター
ン辞書を一時的に記憶しておく音声パターン辞書記憶部
と、この音声パターン辞書記憶部に記憶された音声パタ
ーン辞書の各々に対応する文字列データを一時的に記憶
しておく文字列データ記憶部と、音声パターン辞書と未
知入力音声パターンとのパターン照合を行い認識結果を
出力する音声認識部とを備えた音声認識装置を設け、音
声パターン辞書及び文字列データを使用アプリケーショ
ン毎にファイルに分けて記憶しておく外部記憶装置を設
け、この外部記憶装置と音声認識装置との間におけるデ
ータの送受制御を行うホストコンピュータの設けられた
音声認識システムにおいて、外部記憶装置のファイルに
最新の日時情報を更新して記憶させる最新日時情報更新
手段を設け、あるアプリケーションに対応する音声パタ
ーン辞書及び文字列ファイルを読出し音声パターン辞書
記憶部及び文字列データ記憶部に記憶させる際に、ファ
イルの日時情報を参照し所定の期間以上ファイルが更新
されていなかった場合にはその旨を利用者に知らせるメ
ッセージを出力する更新メッセージ出力手段を設けた。

【０００６】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
発明において、更新メッセージ出力手段からのメッセー
ジ出力後、ユーザに単語の認識チェックを行わせる単語
認識チェック手段を設けた。

【０００７】請求項３記載の発明では、請求項２記載の
発明において、単語認識チェック手段により認識チェッ
クを行う単語は、音声パターン辞書の登録してある全単
語からランダムに抽出された一部又は全単語とした。

【０００８】請求項４記載の発明では、請求項２，３記
載の発明において、単語認識チェック手段による認識チ
ェックで類似度が低いと判定された単語は、認識チェッ
ク終了後、自動的にその単語の更新モードになるように
設定した。

【０００９】

【作用】本発明においては、更新メッセージ出力手段を
用いて長期間使用しなかった音声パターン辞書を使用す
る場合に利用者に対してメッセージを出力し、また、単
語認識チェック手段を用いて認識しにくい単語があった
場合には早めに音声パターン辞書の更新を行うように促
すことにより、経時変化に起因する認識率の低下を少な
くし作業効率の低下を最小限にすることができる。

【００１０】

【実施例】本発明の一実施例を図１及び図２に基づいて
説明する。図１は、音声認識システムの全体構成の概略
を示すものである。音声認識システムは、音声認識装置
１１と、ホストコンピュータとしてのパソコン１２と、
外部記憶装置１３とにより構成されている。この場合、
まず、前記音声認識装置１１は、主に、キーボード等の
キーデータを入力する図示しない入力手段と、この入力
手段より入力されたキーデータ等を表示する図示しない
表示手段と、演算処理を行う図示しないＣＰＵと、マイ
クロフォン１４の音響を電気的信号に変換する図示しな
い音声入力手段と、この音声入力手段より入力された音
声の特徴量を抽出する特徴量抽出部１５と、予め入力さ
れた音声からその音声パターン辞書を生成する図示しな
い音声パターン辞書生成手段と、前記音声パターン辞書
の音声データａを一時的に記憶しておく音声パターン辞
書記憶部１６と、この音声パターン辞書記憶部１６に記
憶された前記音声パターン辞書の各々に対応する文字列
データｂを一時的に記憶しておく文字列データ記憶部１
７と、前記音声パターン辞書と未知入力音声パターンと
のパターン照合を行う音声認識部１８と、その認識結果
の出力される結果出力部１９と、外部の前記パソコン１
２とデータ通信を行う通信制御部２０とにより構成され
ている。

【００１１】また、前記パソコン１２には、本体ＣＰＵ
２１と、メモリ２２と、前記音声認識装置１１と接続さ
れた通信制御部２３と、前記外部記憶装置１３とのデー
タのやりとりを行う外部機器インターフェイス２４とに
よりなっている。

【００１２】さらに、前記外部記憶装置１３には、文字
列データａや音声データｂを記憶するファイルとしての
複数個の辞書ファイル２５が設けられている。

【００１３】そして、ここでは、上述したような前記音
声パターン辞書の音声データａ及び前記文字列データｂ
を使用アプリケーション毎に辞書ファイル２５に分けて
記憶しておく外部記憶装置１３において、その辞書ファ
イル２５内に、最新の日時情報ｃを更新して記憶させる
最新日時情報更新手段としての最新日時情報更新記憶部
２６を設けたものである。また、この場合、あるアプリ
ケーションに対応する前記音声パターン辞書及び前記文
字列ファイルを読出し、前記音声パターン辞書記憶部１
６及び文字列データ記憶部１７に記憶させる際に、前記
辞書ファイル２５の前記最新日時情報更新記憶部２６の
日時情報ｃを参照し、所定の期間以上ファイルが更新さ
れていなかった場合にはその旨を利用者に知らせるメッ
セージを出力する図示しない更新メッセージ出力手段が
設けられている。

【００１４】また、本実施例では、前記更新メッセージ
出力手段からのメッセージ出力後、ユーザ（以下、利用
者と呼ぶ）に単語の認識チェックを行わせる図示しない
単語認識チェック手段を設けた。この場合、単語認識チ
ェック手段により認識チェックを行う単語は、音声パタ
ーン辞書の登録してある全単語からランダムに抽出され
た一部又は全単語とし、また、単語認識チェック手段に
よる認識チェックで類似度が低いと判定された単語は、
認識チェック終了後、自動的にその単語の更新モードに
なるように設定した。

【００１５】このような構成において、以下、辞書デー
タはパソコン１２の外部記憶装置１３に記憶されている
場合について説明する。入力された音声データの特徴量
を特徴量抽出部１５において抽出し、特徴パターンを生
成し、音声認識部１８において、予め蓄えられている音
声辞書データとパターン照合を行い認識結果を求める。 そして、ここで得られた認識結果に対応する文字列デー
タｂを認識結果として通信回線を介してパソコン１２に
転送する。そのパソコン１２はこの文字列データｂをキ
ー入力データとして扱うことにより音声認識システムは
キーエミュレータとして機能する。また、パソコン１２
と接続された外部記憶装置１３には、各アプリケーショ
ンで使用する音声辞書ファイル及びそれに対応する文字
列データファイルが記憶されている。パソコン１２の種
類によりファイルの管理方法は異なるが、多くのＤＯＳ
マシンではカレンダーを内蔵し、ファイルの情報として
最新のファイル更新の日時情報を記憶し、管理している
のでここではその情報を利用する。

【００１６】今、ここで、利用者が認識システムを使用
している場合を考える。利用者があるアプリケーション
の音声パターン辞書及びそれに対応する文字列データｂ
が格納されている辞書ファイル、例えば、辞書ファイル
１を読み出す場合、音声認識装置１１はパソコン１２を
通して、辞書ファイル１の文字列データｂ及び音声デー
タａを読出し、音声認識装置１１の音声パターン辞書記
憶部１６及び文字列データ記憶部１７に記憶する。これ
と同時に、最新日時情報更新記憶部２６の日時情報ｃを
読出し、辞書ファイル１の最新の更新日時を知る。そし
て、パソコン１２では、その更新日時と現在の日時とを
比較し、所定の期間（例えば、ここでは１ヶ月）以上経
過していた場合、ディスプレイを通して、更新メッセー
ジ出力手段によりメッセージを出力する。この時、その
メッセージ内容により読出した辞書ファイルは１ヶ月以
上更新されていないことを利用者に知らせ、もし、認識
しにくい単語があった場合、経時変化による発声変動に
よる誤認識の可能性が高いとして更新させるように促す
。

【００１７】また、図２のフローに示すように、最新の
更新日時から現在の日時まで１ヶ月以上経過していた場
合、メッセージ出力後、単語認識チェック手段により音
声認識装置１１は音声パターン辞書が登録されている単
語の中からランダムに一部の単語を抽出し、パソコン１
２を通して利用者に指示を与え、それらの単語の認識チ
ェックを行わせる。そして、その認識チェック終了後、
類似度が低いと判定された単語があった場合、自動的に
更新モードに以降し、経時変化のあったと思われる単語
の更新を行わせる。

【００１８】上述したように、更新メッセージ出力手段
により長期間使用しなかった音声パターン辞書を使用す
る場合に利用者に対してメッセージを出力し、また、単
語認識チェック手段により認識しにくい単語があった場
合には早めに音声パターン辞書の更新を行うように促す
ことによって、経時変化に起因する認識率の低下を少な
くし作業効率の低下を最小限にすることができる。

【００１９】

【発明の効果】本発明は、キーボード等のキーデータを
入力する入力手段と、この入力手段より入力されたキー
データ等を表示する表示手段と、演算処理を行うＣＰＵ
と、マイクロフォン等の音響を電気的信号に変換する音
声入力手段と、この音声入力手段より入力された音声の
特徴量を抽出する特徴量抽出部と、予め入力された音声
からその音声パターン辞書を生成する音声パターン辞書
生成手段と、音声パターン辞書を一時的に記憶しておく
音声パターン辞書記憶部と、この音声パターン辞書記憶
部に記憶された音声パターン辞書の各々に対応する文字
列データを一時的に記憶しておく文字列データ記憶部と
、音声パターン辞書と未知入力音声パターンとのパター
ン照合を行い認識結果を出力する音声認識部とを備えた
音声認識装置を設け、音声パターン辞書及び文字列デー
タを使用アプリケーション毎にファイルに分けて記憶し
ておく外部記憶装置を設け、この外部記憶装置と音声認
識装置との間におけるデータの送受制御を行うホストコ
ンピュータの設けられた音声認識システムにおいて、外
部記憶装置のファイルに最新の日時情報を更新して記憶
させる最新日時情報更新手段を設け、あるアプリケーシ
ョンに対応する音声パターン辞書及び文字列ファイルを
読出し音声パターン辞書記憶部及び文字列データ記憶部
に記憶させる際に、ファイルの日時情報を参照し所定の
期間以上ファイルが更新されていなかった場合にはその
旨を利用者に知らせるメッセージを出力する更新メッセ
ージ出力手段を設け、また、その更新メッセージ出力手
段からのメッセージ出力後、ユーザに単語の認識チェッ
クを行わせる単語認識チェック手段を設け、その単語認
識チェック手段により認識チェックを行う単語は、音声
パターン辞書の登録してある全単語からランダムに抽出
された一部又は全単語とし、単語認識チェック手段によ
る認識チェックで類似度が低いと判定された単語は認識
チェック終了後、自動的にその単語の更新モードになる
ように設定したので、更新メッセージ出力手段を用いて
長期間使用しなかった音声パターン辞書を使用する場合
に利用者に対してメッセージを出力し、また、単語認識
チェック手段を用いて認識しにくい単語があった場合に
は早めに音声パターン辞書の更新を行うように促すこと
により、経時変化に起因する認識率の低下を少なくし作
業効率の低下を最小限にすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である音声認識システムの全
体構成を示すブロック図である。

【図２】更新メッセージ出力手段及び単語認識チェック
手段の動作説明を示すフローチャートである。

【図３】従来における音声認識システムの全体構成を示
すブロック図である。

【符号の説明】

１１　　　　　　音声認識装置 １２　　　　　　ホストコンピュータ １３　　　　　　外部記憶装置 １５　　　　　　特徴量抽出部 １６　　　　　　音声パターン辞書記憶部１７　　　　
　　文字列データ記憶部 ２５　　　　　　ファイル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　キーボード等のキーデータを入力する
   入力手段と、この入力手段より入力されたキーデータ等
   を表示する表示手段と、演算処理を行うＣＰＵと、マイ
   クロフォン等の音響を電気的信号に変換する音声入力手
   段と、この音声入力手段より入力された音声の特徴量を
   抽出する特徴量抽出部と、予め入力された音声からその
   音声パターン辞書を生成する音声パターン辞書生成手段
   と、前記音声パターン辞書を一時的に記憶しておく音声
   パターン辞書記憶部と、この音声パターン辞書記憶部に
   記憶された前記音声パターン辞書の各々に対応する文字
   列データを一時的に記憶しておく文字列データ記憶部と
   、前記音声パターン辞書と未知入力音声パターンとのパ
   ターン照合を行い認識結果を出力する音声認識部とを備
   えた音声認識装置を設け、前記音声パターン辞書及び前
   記文字列データを使用アプリケーション毎にファイルに
   分けて記憶しておく外部記憶装置を設け、この外部記憶
   装置と前記音声認識装置との間におけるデータの送受制
   御を行うホストコンピュータの設けられた音声認識シス
   テムにおいて、前記外部記憶装置の前記ファイルに最新
   の日時情報を更新して記憶させる最新日時情報更新手段
   を設け、あるアプリケーションに対応する前記音声パタ
   ーン辞書及び前記文字列ファイルを読出し前記音声パタ
   ーン辞書記憶部及び前記文字列データ記憶部に記憶させ
   る際に、前記ファイルの日時情報を参照し所定の期間以
   上ファイルが更新されていなかった場合にはその旨を利
   用者に知らせるメッセージを出力する更新メッセージ出
   力手段を設けたことを特徴とする音声認識システム。
2. 【請求項２】　　更新メッセージ出力手段からのメッセ
   ージ出力後、ユーザに単語の認識チェックを行わせる単
   語認識チェック手段を設けたことを特徴とする請求項１
   記載の音声認識システム。
3. 【請求項３】　　単語認識チェック手段により認識チェ
   ックを行う単語は、音声パターン辞書の登録してある全
   単語からランダムに抽出された一部又は全単語であるこ
   とを特徴とする請求項２記載の音声認識システム。
4. 【請求項４】　　単語認識チェック手段による認識チェ
   ックで類似度が低いと判定された単語は、認識チェック
   終了後、自動的にその単語の更新モードになるように設
   定したことを特徴とする請求項２，３記載の音声認識シ
   ステム。