JPH04282296A - グラビア印刷版 - Google Patents

グラビア印刷版

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JPH04282296A
JPH04282296A JP4699891A JP4699891A JPH04282296A JP H04282296 A JPH04282296 A JP H04282296A JP 4699891 A JP4699891 A JP 4699891A JP 4699891 A JP4699891 A JP 4699891A JP H04282296 A JPH04282296 A JP H04282296A
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JP
Japan
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gravure printing
printing plate
substrate
cylindrical
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP4699891A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sekiguchi
守 関口
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラビア印刷版に関する
。更に詳しくは本発明は、グラビア印刷版表面の層を乾
式法により形成したグラビア印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグラビア印刷版は、通常、以下の
如き工程で製版される。すなわち、鋼等から成るシリン
ダー状金属基体上に、まず湿式メッキ法により下地メッ
キ層を形成する。具体的には、約中性のニッケル液また
はアルカリ性のピロリン酸クロム液を用いて下地メッキ
を施す。この下地メッキは、次工程において使用する硫
酸銅浴により、鋼製の金属基体が溶解するのを防ぐため
である。
【0003】次いで、この下地メツキ上に、銅を電鋳す
る。この銅層は画像形成部分となるものである。銅電鋳
には、硫酸と硫酸銅から成る強酸性の溶液を使用し、銅
層はおよそ100〜200μmの厚さに形成する。電鋳
された銅層は、これをバフ研磨して、表面平滑に仕上げ
る。
【0004】銅層に画像を形成する方法には大別して二
種類の方法がある。エツチング法と機械彫刻法である。
【0005】エッチング法は、銅層表面に感光性のレジ
ストをコーティングし、露光、現像した後、塩化第2鉄
等の強酸性溶液でエッチングして画像を形成する方法で
ある画像は、グラビアインキの充填される凹部となる。 印刷画像の濃度は一般に凹部の深さまたは面積で表され
る。
【0006】機械彫刻法は、白黒ポジ等の原稿の濃度を
光学的に読み取り、電気信号に変換して、この電気信号
に従ってダイヤンド針の如き針で彫刻して、インキを充
填する凹部を形成する方法である。印刷画像の濃度は一
般に凹部の面積で表される。
【0007】画像形成の後、耐刷力を向上するため、銅
層表面に硬質クロム層を形成する。クロム層は、硫酸と
無水クロム酸の溶液を使用し、電鋳により形成し、十分
な耐刷力を得るため、、およそ5〜6μmの厚さに設け
る必要がある。画像形成工程で形成された凹部をそのま
ま維持するため、クロム層は均一かつ正確に5〜6μm
の厚さに形成する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイラ
イト部(凹部の深さが浅いところまたは面積が小さいと
ころ。インキの転移量が少なく、印刷物上で薄い色の部
分を構成する。)はこのクロムメッキにより理まり易く
、このため、印刷した時の再現が困難で、極めて熟練し
た技能を必要とした。
【0009】また、電鋳の際に、サイドスプリージング
(エッジ部に電流が集中して、凹部を塞いでしまう現象
)が生じ易く、シャドウ部(凹部の深さが深いところま
たは面積が大きいところ。インキの転移量が多く、印刷
物上で濃い色の部分を構成する。)や中間部でも画像の
再現性に問題が生じることがあった。
【0010】そこで、本発明は、画像の再現性を向上す
ると共に、耐刷力に優れたグラビア印刷版を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、請求項1記載の発明は、シリンダー状グラビア印刷版
基体の画像形成表面上に、硬質炭素状薄膜を設けて成る
グラビア印刷版を提供する。
【0012】また、請求項2記載の発明はシリンダー状
グラビア印刷版基体が、シリンダー状金属基体の表面に
銅薄膜を形成して成る上記グラビア印刷版を提供する。
【0013】以下、図面を参照して、本発明を説明する
。図1は本発明に係るグラビア印刷版の層構成を示す説
明図、図2は本発明に係るグラビア印刷版の製造装置の
説明図である。
【0014】本発明に係るシリンダー状グラビア印刷版
基体1は、この基体1表面に画像となる凹部を設けた後
、この上に硬質炭素状薄膜2を形成することにより、そ
のままグラビア印刷版として実用化できるものである。
【0015】このようなシリンダー状グラビア印刷版基
体1としては、従来知られている鋼製のシリンダー状金
属基体11をそのまま用いることができるが、表面に凹
部を設ける必要から、このような鋼製のシリンダー状金
属基体11表面にさらに画像形成用金属層12を設けた
ものが好ましい。
【0016】また、鋼製のシリンダー状金属基体11に
代えてアルミニウムやアルミニウム合金等のシリンダー
状金属基体表面にさらに画像形成用金属層12を設けた
ものであっても良い。
【0017】画像形成用金属12としては銅が好適であ
る。画像を構成する凹部を形成するため100〜200
μmの厚さに形成することが好ましい。
【0018】画像形成用金属層12は、例えば、真空室
内でシリンダー状金属基体11を回転させながら、その
表面に銅を真空蒸着またはスパッタリングすることによ
って形成することができる。電解メッキまたは無電解メ
ッキで形成することも可能であるがこれらの方法では銅
を含む廃液が生じるため、廃液を生じない真空蒸着また
はスパッタリング法によることが好適である。
【0019】画像形成用金属層12は、その表面を研磨
して平滑にすることが好ましい。研磨はバフ研磨によっ
て可能であり、0.01〜0.1μm程度の表面平滑度
に研磨すれば良い。
【0020】画像は、従来と同じ方法で形成して良い。 すなわち、エッチング法または機械彫刻法である。もっ
とも、エッチング法では銅を含む廃液が生じるため、こ
れを発生しない機械彫刻法が好ましい。
【0021】本発明にかかる硬質炭素状薄膜2とは、炭
素原子から構成される無定形ダイヤモンド状で、sp3
 軌道を有するダイヤモンドと類似のC−C結合を有し
、ビッカス硬度が700kg/mm2 以上のものをい
う。 炭化水素と水素の混合ガスをプラズマ活性化させ、この
プラズマから製膜して得ることができる。厚さは、耐刷
力を向上するため、1μm以上であることが好ましい。 また画像を構成する凹部を埋めず、画像の再現性を維持
するため、6μm以下であることが望ましい。
【0022】炭化水素ガスとしてはメタン、エタン、プ
ロパン等のアルカン、エチレン、アセチレン等のアルケ
ンまたはアルキン等が使用できる。
【0023】炭化水素ガスと水素ガスの混合比は、炭素
原子が1%以上となる量が好ましい。炭素原子が少なく
、水素原子が多いと硬質膜の製膜時間が長くかかる。 好ましくは5%以上である。
【0024】また、炭素原子の量が多く、水素原子の量
が多いと、得られる硬質炭素状薄膜2の構造が不安定と
なり、硬度の高い膜が得られない。炭素原子の量は50
%以下であり、好ましくは20%以下である。
【0025】硬質炭素状薄膜2は、例えば、図2の装置
を用いて形成することができる。すなわち、図2におい
て、装置Aは排気システム3により全体が10−4to
rr.程度まで減圧された後、混合ガス供給系4から流
量制御系5を通じて混合ガスが供給される。混合ガスの
供給により1〜数十torr.の気圧に上昇する。
【0026】装置A内には、シリンダー状グラビア印刷
版基体1が配置されており、モーター6により適当な速
度で回転させている。
【0027】また、マイクロ波電源7によりマイクロ波
を発生させ、導波管8を通じて装置内にマイクロ波を誘
導して、混合ガスを励起させる。励起によりプラズマが
発生する。
【0028】マイクロ波としては2450MHz、0.
001〜5W/cm2 程度のエネルギーのマイクロ波
を用いれば良い。好ましくは1〜2W/cm2 である
【0029】マイクロ波照射の際に、マイクロ波導入部
に磁石を設けて電子共鳴させることにより、プラズマ密
度を向上し、製膜速度を向上することもできる。
【0030】また、硬質炭素状薄膜製膜に先立って、シ
リンダー状グラビア印刷版基体1表面の酸化膜や油脂分
を除去することができる。酸化膜や油脂分を除去するた
めには、アルゴン等の不活性ガスを使用して、シリンダ
ー状グラビア印刷版基体1をイオンボンバード処理をす
れば良い。イオンボンバード処理は、図2の混合ガスに
代えて不活性ガスを用いれば可能である。
【0031】なお、マイクロ波照射の代わりに、電極間
に高周波電界を印可する方法によっても混合ガスの励起
は可能であるが、この場合にはシリンダー状グラビア印
刷版基体1近傍でプラズマが形成される結果、基体1表
面は高エネルギーの荷電粒子の衝突を受けて、エッチン
グまたは劣化する。13.56MHzのマイクロ波を用
いた場合も同様である。
【0032】
【実施例】鋼製のシリンダー状金属基体を10−4to
rr.の真空室内に配置し、50rp.mで回転させな
がら、その表面に銅(3N)を、厚さ150μmに真空
蒸着した。
【0033】次いで、バフ研磨して表面平滑度0.05
μmとした後、ヘリオクリショグラフK200型(ヘリ
オクリショグラフ社の電子式機械彫刻製版機)を用いて
、銅層上に175l/inchに画像を彫刻した。
【0034】続いてこの画像形成墨のグラビア印刷基体
を図2の装置にセットし、以下の条件で硬質炭素状薄膜
を2μm形成した。 条件 ・ガス組成    炭素:水素=50:50。 ・印可電力    マイクロ波  500W。 ・シリンダ回転速度        50r.p.m.
・製膜速度                25Å/
sec。
【0035】得られたグラビア印刷版を用いて校正機に
より印刷したところ、シャドー部、ハイライト部共に精
度良く安定して画像を再現できた。
【0036】また、およそ100万枚印刷した後も、得
られる画像は変わらず、極めて耐刷力に優れたものであ
ることが分かった。
【0037】
【効果】以上のように、本発明によれば、画像の再現性
を向上すると共に、耐刷力に優れたグラビア印刷版を提
供することができる。また、溶液を使用せず全乾式で製
版できるので、廃液が生じず、廃液処理設備が不要とな
る。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグラビア印刷版の層構成を示す説
明図。
【図2】本発明に係るグラビア印刷版の製造装置の説明
図。
【符号の説明】
1    シリンダー状グラビア印刷版基体。 11  シリンダー状金属基体。 12  銅薄膜。 2    硬質炭素状薄膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー状グラビア印刷版基体の画像形
    成表面上に、硬質炭素状薄膜を設けて成るグラビア印刷
    版。
  2. 【請求項2】シリンダー状グラビア印刷版基体が、シリ
    ンダー状金属基体の表面に銅薄膜を形成して成ることを
    特徴とする請求項1記載のグラビア印刷版。
JP4699891A 1991-03-12 1991-03-12 グラビア印刷版 Pending JPH04282296A (ja)

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