JPH04282007A - 樹脂製クリップ - Google Patents

樹脂製クリップ

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Publication number
JPH04282007A
JPH04282007A JP7231691A JP7231691A JPH04282007A JP H04282007 A JPH04282007 A JP H04282007A JP 7231691 A JP7231691 A JP 7231691A JP 7231691 A JP7231691 A JP 7231691A JP H04282007 A JPH04282007 A JP H04282007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
hole
support
leg
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7231691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Shibahara
柴原 弘海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP7231691A priority Critical patent/JPH04282007A/ja
Publication of JPH04282007A publication Critical patent/JPH04282007A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体にオーナ
メント等の支持対象を係止する際に用いられる樹脂製ク
リップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製クリップとしては図3に示
したものが提案されている(実開昭60−40809号
公報参照)。すなわち、パネル部材たる車体パネル1に
は、縁部9を有する貫通孔2が形成されおり、一方前記
車体パネル1上に支持される支持対象としてのモール3
には、樹脂により成形されたクリップ4が抱持されてい
る。該クリップ4には、前記モール3に受容された取り
付け基部5が設けられており、該取り付け基部5の中央
部には支柱部6が垂設されている。該支柱部6の下端部
には、斜め上方へ延在する一対の脚部7,7が設けられ
ており、該脚部7,7の上端部には、各々段部8,8が
形成されている。
【0003】かかる構造において、前記取り付け基部5
をモール3に受容させた後、前記支柱部6と共に脚部7
,7を貫通孔2内に挿入すると、該脚部7,7は相近接
する方向に弾性変形しつつ、前記貫通孔2内に侵入する
。そして、前記モール3の下面が車体パネル1の表面に
当接する位置まで、前記支柱部6と脚部7,7とを貫通
孔2内に挿入すると、前記段部8,8が貫通孔2の縁部
9とが合致する。すると、前記段部8,8は、脚部7,
7の相離間する方向への復元力により、前記縁部9に弾
接し、これによってクリップ4全体の抜け止めがなされ
、モール3を車体パネル1上に支持することができるの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造において、前記脚部7,7を含むクリッ
プ4全体は、樹脂で成形されていることから、例えば夏
季高温時において屋外に駐車しておくと、車体パネル1
からの輻射熱等により、クリップ4全体が軟化し、脚部
7,7も軟化してしまう。このとき、モール3を支持し
ている状態において、前述のように脚部7,7は常に前
記相離間する方向の復元力を作用させていることから、
前記軟化した状態で前記復元力が作用することにより、
脚部7,7は前記相離間する方向(矢印イ方向)に膨出
し、鎖線で示したように前記段部8が貫通孔2の縁部9
から離脱してしまう。このため、モール3を車体パネル
1上に支持し続けることが不可能となり、モール3が車
体パネル1上から脱落してしまうおそれが生ずる。
【0005】そこで、図4に示したように、支持対象と
してのオーナメント10の下面に金属製のボルト11を
植設し、該ボルト11をフードアウタパネル12の裏面
側に突出させるとともに、該裏面側に突出したボルト1
1に金属製のナット13を螺合させる構造も試みられて
いる。かかる構造によれば、ボルト11及びナット13
は共に金属製であることから熱変形もなく、高温状態と
なっても、オーナメント10を確実にフードアウタパネ
ル12上に支持することができる。
【0006】しかし、かかる構造にあっては、前記フー
ドアウタパネル12の裏面側から、前記ナット13の螺
合作業を行わなければならないことから、図示したよう
にフードアウタパネル12の裏面に接合されたフードイ
ンナパネル14にフードロック15が設けられ、該フー
ドロック15が前記ボルト11の延長線上に配置されて
いると、該ボルト11に前記ナット13を螺合させるこ
とが不可能となる。
【0007】よって、オーナメント10をフードアウタ
パネル11上に支持するためには、該オーナメント10
の位置を変更しなければならず、支持対象としてのオー
ナメント10の配置自由度が制限されてしまう不都合が
あった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、支持対象の配置自由度に対する制
限を受けることなく、しかも確実に支持対象をパネル部
材上に支持することを可能にした樹脂製クリップを提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる樹脂製クリップあっては、パネル部材
に貫通孔が形成される一方、前記パネル部材上に支持さ
れる支持対象に樹脂製のクリップが設けられ、該クリッ
プには支柱部が垂設されるとともに、該支柱部の下端部
には斜め上方へ延在する少なくとも一対の脚部が設けら
れ、該一対の脚部を相近接する方向に弾性変形させつつ
前記支柱部と共に前記貫通孔に挿入し、前記脚部の上端
部を前記貫通孔の縁部に弾接させて、前記支持対象を前
記パネル部材上に支持する樹脂製クリップにおいて、前
記貫通孔に挿入可能な範囲で前記脚部の外部周面を覆う
耐熱性を有する定形部材が設けられている。
【0010】
【作用】前記構成において、前記支持対象をパネル部材
上に支持するに際しては、前記脚部を相近接する方向に
弾性変形させつつ前記支柱部と共に貫通孔内に挿入する
。そして、前記脚部の上端部が貫通孔の縁部に合致する
と、前記上端部は脚部の復元力により縁部に弾接し、こ
れによってクリップ全体の抜け止めがなされ、前記支持
対象をパネル部材上に支持することができる。このとき
、前記耐熱性を有する定形部材は、前記貫通孔に挿入可
能な範囲で前記脚部の外部周面を覆っていることから、
前記支柱部とともに、脚部を貫通孔内に挿入する際、前
記定形部材が挿入作業の妨げとなることはない。
【0011】また、このようにして支持対象がパネル部
材上に支持された状態において、高温状態が形成される
と、樹脂クリップ全体が軟化し、これに伴って脚部も軟
化してしまう。しかし、該脚部の周面は、耐熱性を有す
る定形部材により覆われていることから、軟化しても脚
部の形状が前記定形部材により維持され、脚部の上端部
は前記貫通孔の縁部に弾接した状態に維持される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面にした
がって説明する。すなわち、図2に示したように、車体
の前部に位置するフード16は、パネル部材としてのフ
ードアウタパネル12と該フードアウタパネル12の裏
面にヘミング結合されたフードインナパネル14とから
構成されている。該フードインナパネル14の車幅方向
中央部には、フードロック15が装着されており、前記
フードアウタパネル12には前記フードロック15と対
向する部位に、貫通孔2,2が並設されている。
【0013】一方、前記フードアウタパネル12上に支
持される支持対象としてのオーナメント10は、ベース
部17と該ベース部17の中央部に立設されたマーク部
18とからなり、前記ベース部17の下面にはシート部
材19が敷設されている。前記ベース部17の下面には
、樹脂により成形された2個のクリップ4,4が、適宜
の固着手段により前記シート部材19を貫通して、固着
されている。該クリップ4には、図1に示したように、
前記ベース部17に直交する支柱部6が垂設されており
、該支柱部6の下端部には、一対の脚部7,7が一体に
成形されている。該脚部7,7は、斜め上方へ延在しそ
の上端部が前記貫通孔2の縁部9よりやや外側に位置す
るように形成されており、前記上端部には各々段部8,
8が形成されている。
【0014】さらに、前記クリップ4には、耐熱性を有
する定形部材としての金属製キャップ20が取り付けら
れている。該金属製キャップ20は、前記貫通孔2の内
径Lより小径の逆円錐台形状であって、前記貫通孔2に
挿入可能な範囲、つまり前記内径Lからなる貫通孔2の
投影面積より内側において、前記脚部7,7の外部周面
21,21を覆っている。また、前記金属製キャップ2
0の中心部には、取付孔22が設けられており、該取付
孔22に挿通されたビス23を前記支柱部6の中心部に
その下端部から螺合させることにより、前記金属製キャ
ップ20は支柱部6に固着されている。
【0015】以上の構成にかかる本実施例において、前
記支柱部6と共に脚部7,7を貫通孔2内に挿入すると
、該脚部7,7は相近接する方向に弾性変形しつつ、前
記貫通孔2内に侵入する。そして、前記ベース部17の
下面が、シート部材19を介してフードアウタパネル1
2の表面に当接する位置まで、前記支柱部6と脚部7,
7とを貫通孔2内に挿入すると、前記段部8,8が貫通
孔2の縁部9とが合致する。すると、前記段部8,8は
、脚部7,7の相離間する方向への復元力により、前記
縁部9に弾接し、これによってクリップ4全体の抜け止
めがなされ、オーナメント10をフードアウタパネル1
2上に支持することができる。
【0016】このとき、前記金属製キャップ20は、前
記貫通孔2に挿入可能な範囲で前記脚部7の外部周面2
1を覆っていることから、前記支柱部6と共に、脚部7
,7を貫通孔2内に挿入する際、前記金属製キャップ2
0が挿入作業の妨げとなることはない。したがって、前
記貫通孔2の下方にフードロック15が配置されている
場合であっても、前記フードアウタパネル12の表面側
から貫通孔2に支柱部6と共に脚部7を挿入して、オー
ナメント10をフードアウタパネル12上に支持するこ
とが可能となる。よって、オーナメント10の配置自由
度に対する制限を解消して、配置自由度を確保すること
ができる。
【0017】また、このようにしてオーナメント10が
フードアウタパネル12上に支持された状態において、
クリップ4を形成する樹脂が軟化する高温状態が形成さ
れると、クリップ4全体が軟化し、これに伴って脚部7
,7も軟化してしまう。しかし、該脚部7,7の外部周
面21は、前記金属製キャップ20により覆われている
ことから、軟化しても脚部7,7の形状が維持され、該
脚部7,7の上端部に設けられた段部8は前記貫通孔2
の縁部9に弾接した状態に維持される。よって、前記樹
脂製のクリップ4が軟化するような高温状態が形成され
ても、確実にオーナメント10を前記フードアウタパネ
ル12上に支持し続けることが可能となり、オーナメン
ト10の脱落やガタツキを防止することができる。
【0018】その結果、前述のようにオーナメント10
の配置自由度に対する制限を受けることなく、しかも確
実にオーナメント10をフードアウタパネル12上に支
持することを可能となるのである。
【0019】なお、前述した実施例においては、耐熱性
を有する定形部材として金属製キャップ20を用いたが
、該耐熱性を有する定形部材は金属製に限らず、支持対
象が被るであろう最も高温の熱環境条件において、前記
樹脂製のクリップ4が軟化しても定形性を維持し得る耐
熱性を有すれば、金属以外であってもよい。また、前記
実施例においては、金属製キャップ20を、ビス23に
より螺着するようにしたが、前記熱環境条件において、
金属製キャップ20が前記外部周面21を覆う状態に維
持し得るものであれば、接着等の他の固定手段を適宜用
いることが可能である。
【0020】さらに、前記実施例においては、一対の脚
部7,7が設けられているクリップ4を示したが、より
多くの脚部7が設けられたクリップであっても、本発明
を適用し得ることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、脚部の上
端部を貫通孔の縁部に弾接させて、支持対象をパネル部
材上に支持する樹脂製クリップにおいて、前記貫通孔に
挿入可能な範囲で前記脚部の外部周面を覆う耐熱性を有
する定形部材を設ける構造とした。したがって、前記貫
通孔の下方に他の部材が配置されている場合であっても
、支障なく前記パネル部材の表面側から貫通孔に脚部を
挿入して、支持対象をパネル部材上に装着することが可
能であり、よって、支持対象の配置自由度に対する制限
を受けることがなく、配置自由度を確保することができ
る。
【0022】また、このようにして支持対象がパネル部
材上に支持された状態において、樹脂製のクリップが軟
化し得る高温状態が形成されても、前記脚部の外部周面
は、前記耐熱性を有する定形部材により覆われているこ
とから、脚部の形状が維持され、脚部の上端部を前記貫
通孔の縁部に弾接した状態に維持することができる。よ
って、前記樹脂製のクリップが軟化するような高温状態
が形成されても、確実に支持対象を前記パネル部材上に
支持し続けることが可能となり、支持対象を脱落を防止
することができる。
【0023】その結果、前述のように支持対象の配置自
由度に対する制限を受けることなく、しかも確実に支持
対象をパネル部材上に支持することを可能となるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のI−I線に沿う
断面図である。
【図2】同実施例の全体を示す垂直断面図である。
【図3】第1の従来構造を示す垂直断面図である。
【図4】第2の従来構造を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
2    貫通孔 4    クリップ 6    支柱部 7    脚部 9    縁部 10  オーナメント(支持対象) 12  フードアウタパネル(パネル部材)20  金
属製キャップ(耐熱性を有する定形部材)21  外部
周面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パネル部材に貫通孔が形成される一方
    、前記パネル部材上に支持される支持対象に樹脂製のク
    リップが設けられ、該クリップには支柱部が垂設される
    とともに、該支柱部の下端部には斜め上方へ延在する少
    なくとも一対の脚部が設けられ、該一対の脚部を相近接
    する方向に弾性変形させつつ前記支柱部と共に前記貫通
    孔に挿入し、前記脚部の上端部を前記貫通孔の縁部に弾
    接させて、前記支持対象を前記パネル部材上に支持する
    樹脂製クリップにおいて、前記貫通孔に挿入可能な範囲
    で前記脚部の外部周面を覆う耐熱性を有する定形部材が
    設けられたことを特徴とする樹脂製クリップ。
JP7231691A 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製クリップ Pending JPH04282007A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7231691A JPH04282007A (ja) 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製クリップ

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JP7231691A JPH04282007A (ja) 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製クリップ

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JPH04282007A true JPH04282007A (ja) 1992-10-07

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ID=13485754

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JP7231691A Pending JPH04282007A (ja) 1991-03-12 1991-03-12 樹脂製クリップ

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JP (1) JPH04282007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013204670A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nifco Inc クリップ
JP2020118209A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社パイオラックス 留め具

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