JPH04281599A

JPH04281599A - 車両の交通制御装置

Info

Publication number: JPH04281599A
Application number: JP6933391A
Authority: JP
Inventors: Fumihiko Fujita; 文彦藤田
Original assignee: SMK Corp
Current assignee: SMK Corp
Priority date: 1991-03-08
Filing date: 1991-03-08
Publication date: 1992-10-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、信号機のある交差点に
おける車両の追突などの事故を未然に防止するための車
両の交通制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、信号機のある交差点では、車両の
運転手が信号機の色が青か、黄色か、赤かを目で見て交
差点へそのまま進行するか、徐行するか、停止するかを
判断していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のように、運転手
が信号機の色で進行するか、停止するかなどを判断する
方法では、信号を無視したり、信号機が太陽光線で確認
できなかったり、大型車の影に隠れてみえなかったりし
て強引に交差点に進入してくると、大事故の原因になる
。

【０００４】本発明は、交差点などの信号機に連動して
所定のゾーンに入ってきた車両に進行の可否を知らせて
車両の安全な交通を制御するようにした装置を提供する
ことを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、信号機の信号
の切り替えに対応して所定のゾーンに指向して不可視光
線の情報を発射する発信手段と、車両に搭載され、前記
発信手段からの不可視光線の情報を受信する受信手段と
からなり、前記発信手段は、信号機からの信号の切り替
えに対応して制御信号を出力する制御回路と、この制御
回路により制御され、各ゾーンに所定の情報を発射する
情報発光機とを具備し、前記受信手段は、前記情報発光
機からの情報を受光する受光部と、この受光部の情報を
復調して次段へ送る制御回路と、この制御回路の出力に
より前記情報を出力する出力部とを具備してなることを
特徴とするものである。

【０００６】

【作用】信号機が青のとき、例えば第１ゾーン情報発光
機と第２ゾーン情報発光機から「車両の進行可能」とい
う情報が赤外線などの信号に変調されて出力され、第１
ゾーンａと第２ゾーンｂを通過中の車両は、「車両の進
行可能」という指示が出力部から出力し、運転手はこれ
に基づき交差点を進行する。なお、第３情報発光機から
は第３ゾーンｃへ何の指示も発射されない。信号機が青
から黄へ切り替わったとき、第１ゾーン情報発光機、第
２ゾーン情報発光機、第３情報発光機からの情報により
、第１ゾーンａを通過中の車両は、「車両の進行可能」
という指示を、第２ゾーンｂと第３ゾーンｃを通過中の
車両は、「車両停止」の指示を受け、各運転手はこれに
基づき操作する。信号機が黄から赤へ切り替わったとき
、第１ゾーン情報発光機、第２ゾーン情報発光機、第３
情報発光機からの情報により、第１ゾーンａを通過中の
車両は、「車両の制動」という指示を、第２ゾーンｂと
第３ゾーンｃを通過中の車両は、「車両の加速不能」と
いう指示を受け、各運転手はこれに基づき操作する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図２および図３において、道路１１の交差点１２
付近には、支柱２６によって信号機１５が設置されてい
る。この支柱２６には、信号機１５とともに、本発明に
よる発信手段１６が取付けられ、また、車両１７には、
本発明による受信手段１８が搭載される。そして、この
発信手段１６と受信手段１８によって本発明の装置が構
成される。

【０００８】前記発信手段１６は、図１の（ａ）に示す
ように、制御回路１９、情報発光機２０およびゾーン指
向ランプ２１からなる。前記制御回路１９は、信号機１
５からの青、黄、赤の切り替え信号を受信し、後述する
各第１、第２、第３ゾーンａ，ｂ，ｃ毎の制御信号を次
段へ送る。前記情報発光機２０は、第１ゾーン情報発光
機２０ａ，第２ゾーン情報発光機２０ｂ，第３情報発光
機２０ｃからなり、これらは、前記信号機１５からの青
、黄、赤のいずれかの切り替え信号に対応して各第１、
第２、第３ゾーンａ，ｂ，ｃへ、例えば制動指令信号、
加速不能指令信号、進行指令信号、停止指令信号などが
赤外線などの特定の不可視光の波長の信号を適宜変調さ
れて出力する。

【０００９】前記ゾーン指向ランプ２１は、第１ゾーン
指向ランプ２１ａ，第２ゾーン指向ランプ２１ｂ，第３
ゾーン指向ランプ２１ｃからなり、これらは、それぞれ
前記第１ゾーン情報発光機２０ａ，第２ゾーン情報発光
機２０ｂ，第３情報発光機２０ｃからの赤外線などの特
定の不可視光の波長の信号を、図２および図３のように
、特定のゾーンａ，ｂ，ｃへ指向させるためのもので、
例えばレンズ、プリズム、絞りなどからなる。

【００１０】前記各ゾーンは、第２図に示すように、第
１ゾーンａが道路１１のセンターライン１４より左側の
路肩までで、かつ歩道１３から一定距離（例えば１０ｍ
）の範囲とし、第２ゾーンｂが、道路１１のセンターラ
イン１４より左側の路肩までで、かつ第１ゾーンａの端
から一定距離（例えば１０ｍ）の範囲とし、第３ゾーン
ｃが、道路１１のセンターライン１４より左側の路肩ま
でで、かつ第２ゾーンｂの端から一定距離（例えば１０
ｍ）の範囲とする。

【００１１】前記受信手段１８は、図１（ｂ）に示すよ
うに、前記発信手段１６から発射された赤外線などの不
可視光信号を適宜変調した信号を受信する受光部２２と
、受信された信号を復調して次段へ送る制御回路２３と
、音声や画像として出力する出力部２４と、車両１７に
制動を掛けるための制動部２５とからなる。

【００１２】つぎに本発明の作用を説明する。（１）信号機１５が青のとき信号機１５からの青の切り替え信号が発信手段１６の制
御回路１９へ送られると、制御回路１９から第１ゾーン
情報発光機２０ａと第２ゾーン情報発光機２０ｂを制御
してこれらの第１ゾーン情報発光機２０ａと第２ゾーン
情報発光機２０ｂから「車両の進行可能」という情報が
赤外線などの不可視光信号を適宜変調し出力され、第１
ゾーン指向ランプ２１ａと第２ゾーン指向ランプ２１ｂ
とによって第１ゾーンａと第２ゾーンｂへ向けて発射す
る。このため、第１ゾーンａと第２ゾーンｂを通過中の
車両１７は、受信手段１８の受光部２２でこれを受信す
る。受信された信号は、制御回路２３で復調され、音声
または影像にて車両の進行可能という指示が出力部２４
から出力する。運転手はこれに基づき交差点１２を進行
する。なお、第３情報発光機２０ｃからは第３ゾーンｃ
へ何の指示も発射されないものとする。

【００１３】（２）信号機１５が青から黄へ切り替わっ
たとき信号機１５から青から黄への切り替え信号が発信手段１
６へ送られると、制御回路１９の制御信号で第１ゾーン
情報発光機２０ａから「車両の進行可能」という情報が
、また、第２ゾーン情報発光機２０ｂと第３情報発光機
２０ｃから「車両を停止」という情報がそれぞれ赤外線
などの不可視光信号を適宜変調して出力し、第１ゾーン
ａ、第２ゾーンｂ、第３ゾーンｃへ向けて発射する。このため、第１ゾーンａを通過中の車両１７は、「車両
の進行可能」という指示を、第２ゾーンｂと第３ゾーン
ｃを通過中の車両１７は、「車両停止」の指示を受け、
各運転手はこれに基づき操作する。

【００１４】（３）信号機１５が黄から赤へ切り替わっ
たとき信号機１５から黄から赤への切り替え信号が発信手段１
６へ送られると、制御回路１９の制御信号で第１ゾーン
情報発光機２０ａから「車両の制動」という情報が、ま
た、第２ゾーン情報発光機２０ｂと第３情報発光機２０
ｃから「車両の加速不能」という情報がそれぞれ赤外線
などの不可視光信号を適宜変調して出力し、第１ゾーン
ａを通過中の車両１７は、「車両の制動」という指示を
、第２ゾーンｂと第３ゾーンｃを通過中の車両１７は、
「車両の加速不能」という指示を受け、各運転手はこれ
に基づき操作する。

【００１５】前記図３の実施例では、発信手段１６の第
１ゾーン情報発光機２０ａ，第２ゾーン情報発光機２０
ｂ，第３情報発光機２０ｃを、信号機１５とともに同一
支柱２６に取付けたが、各ゾーンａ，ｂ，ｃをより明確
に区分するとともに、大型車両や樹木により邪魔されな
いようにするには、図４に示すように、第１ゾーン情報
発光機２０ａ，第２ゾーン情報発光機２０ｂ，第３情報
発光機２０ｃは、それぞれ独立した支柱２６に取付ける
ようにする。

【００１６】

【発明の効果】本発明は、道路に沿って設けた発信手段
は、信号機からの信号の切り替えに対応して制御信号を
出力する制御回路と、この制御回路により制御され、各
ゾーンに所定の情報を発射する情報発光機とを具備し、
車両に搭載した受信手段は、前記情報発光機からの情報
を受光する受光部と、この受光部の情報を復調して次段
へ送る制御回路と、この制御回路の出力により前記情報
を出力する出力部とを具備してなる構成としたので、交
差点などの信号機に連動して所定のゾーンに入ってきた
車両に進行の可否を知らせて車両の安全な交通を制御す
ることができるものである。

【００１７】また、発信手段からの信号は、赤外線など
の光信号としたので、光学レンズなどで特定の狭いゾー
ンを設定でき、各ゾーン毎に細かな指示や制御ができる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による車両の交通制御装置の一実施例を
示すブロック図である。

【図２】道路の交差点の平面図である。

【図３】各ゾーンの説明図である。

【図４】本発明の他の実施例の説明図である。

【符号の説明】

１１…道路、１２…交差点、１３…歩道、１４…センタ
ーライン、１５…信号機、１６…発信手段、１７…車両
、１８…受信手段、１９…制御回路、２０…情報発光機
、２０ａ…第１ゾーン情報発光機、２０ｂ…第２ゾーン
情報発光機、２０ｃ…第３情報発光機、２１…ゾーン指
向ランプ、２１ａ…第１ゾーン指向ランプ、２１ｂ…第
２ゾーン指向ランプ、２１ｃ…第３ゾーン指向ランプ、
２２…受光部、２３…制御回路、２４…出力部、２５…
制動部、２６…支柱。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】信号機の信号の切り替えに対応して所定の
ゾーンに指向して不可視光線の情報を発射する発信手段
と、車両に搭載され、前記発信手段からの不可視光線の
情報を受信する受信手段とからなり、前記発信手段は、
信号機からの信号の切り替えに対応して制御信号を出力
する制御回路と、この制御回路により制御され、各ゾー
ンに所定の情報を発射する情報発光機とを具備し、前記
受信手段は、前記情報発光機からの情報を受光する受光
部と、この受光部の情報を復調して次段へ送る制御回路
と、この制御回路の出力により前記情報を出力する出力
部とを具備してなることを特徴とする車両の交通制御装
置。