JPH04281343A - 無瞬断電源切替方法および無瞬断無停電電源装置 - Google Patents

無瞬断電源切替方法および無瞬断無停電電源装置

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JPH04281343A
JPH04281343A JP3040285A JP4028591A JPH04281343A JP H04281343 A JPH04281343 A JP H04281343A JP 3040285 A JP3040285 A JP 3040285A JP 4028591 A JP4028591 A JP 4028591A JP H04281343 A JPH04281343 A JP H04281343A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無停電電源装置に係り
、特に負荷への電力供給を中断させないため例えば商用
電源と無停電電源装置を無瞬断で切り替える方法および
無瞬断無停電電源装置(Uninterruptibl
e PowerSupply)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無瞬断無停電電源装置は、特開昭
63−202236号公報の記載にあるように、交流電
源を無瞬断で、かつ過大な横流を発生させないように切
り替えようとする場合には、位相制御装置を用いて交流
電源の電圧及び位相を精密に制御している。また、同公
報に記載された別な方法によれば、2つの電源の切替ス
イッチとして双方向半導体スイッチを2つ用い、切替前
と同じ大きさと方向の負荷電流を切替後の電源から無瞬
断に負荷に供給するように、その半導体スイッチを制御
して過大な横流電流を防止している。
【0003】また、切替後のコンデンサインプット形整
流器負荷への突入電流を防止するため、特開昭41−1
6231号公報に記載されたものでは、商用電源と無停
電電源装置の出力電圧の平均値と瞬時値とを平衡させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
位相制御装置を用いて2つの交流電源の電圧及び位相を
精密に制御するようにしたものによれば、無停電電源装
置のインバータ出力電圧のパルス周波数(例えば、PW
Mパルスの搬送波周波数)を高くした場合や、切替時に
商用電源の電圧が変動した場合に、過大な横流が流れる
という問題がある。すなわち、無停電電源装置内のイン
バータが低周波インバータであるときには、出力フィル
タのリアクトルが10%以上あるため、商用電源と無停
電電源装置の出力電圧を2%以下の差で一致させれば、
20%の横流しか流れない。しかし、インバータを高周
波化してフィルタのリアクトルが2%程度になった場合
、商用電源と無停電電源装置の出力電圧を2%以内で一
致させても、100%の横流が流れてしまうことになる
。また、切替時に商用電源側に電圧変動が生じた場合、
インバータ側の電圧追従スピードが遅いと、インバータ
に過大な横流が流れる恐れがある。一般に、インバータ
が過電流になると商用電源側に切り替えるようにしてい
るので、商用電源側からインバータへ切り替わる時に、
インバータが横流により過電流になると再び商用電源側
に切り替わるため、インバータへの切り替えが不能とな
ってしまう。
【0005】また、双方向半導体スイッチを2つ用い、
切替前と同じ大きさと方向の負荷電流を切替後の電源か
ら無瞬断に負荷に供給するように、その半導体スイッチ
を制御するものによれば、2つの電源の両方にのライン
にサイリスタスイッチが必要であり、損失が大きくなり
大容量化に適さないという問題がある。これを解消する
ために、サイリスタスイッチと並列に有接点スイッチの
コンタクタなど設けると、回路が複雑になると共にコス
トアップにもなる。
【0006】この点は、特開昭64−16231号公報
の例でも同様である。この方式の場合、電源切替スイッ
チを機械式にすることによりスイッチ損失を低減できる
が、それにしても商用電源とインバータの電圧の誤差2
%あると、インバータフィルタリアクトルが2%の場合
、100%の横流が流れてしまう。また、商用電源への
切替時に商用電源電圧が急激に変化した場合に、瞬時電
圧平衡回路はその変動に追従するもが、平均電圧平衡回
路は追従できないので、両電源電圧の平衡精度が悪くな
り、大きな横流が流れてしまう。
【0007】本発明の第1の目的は、電源切替時の横流
を確実に低減でき、無停電電源装置のインバータの高周
波化にも対応できる無瞬断電源切替方法および無瞬断無
停電電源装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、上記目的に
加え、電源切替スイッチの損失が小さい無瞬断無停電電
源装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の無瞬断電源切替方法は、電源切り替え
に際し、切り替えられる側の交流電源の出力電流が設定
値を超えないように該交流電源の出力電圧を調整するこ
とを特徴とする。この場合の出力電流の設定値は、当該
交流電源の通常の過電流停止にかかる過電流停止設定値
よりも小さな値とする。
【0010】この本発明方法は、少なくとも一方の交流
電源が電圧調整手段を有してなる2つの交流電源と、各
交流電源の出力に接続され電源切替指令に応じて負荷に
接続する電源を切り替える電源切替スイッチとを備え、
該電源切替スイッチの切り替えを一定のラップ期間双方
の電源に共通接続させて行う無瞬断無停電電源装置にお
いて、少なくとも前記ラップ期間を含む一定期間、前記
電圧調整手段を有する交流電源の出力電流を検出し、該
検出電流が設定値を超えたとき該差を零又は零近傍にす
べく該交流電源の出力電圧を調整する過電流垂下手段を
設けることにより実現できる。
【0011】また、上記構成に加え、少なくとも前記ラ
ップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を有する交
流電源と他の交流電源の出力電圧の平均値をそれぞれ検
出し、該平均値の差を零又は零近傍にすべく該電圧調整
手段を有する交流電源の出力電圧調整する平均電圧平衡
手段を設けることが、さらに切替時の横流を低減できる
ので望ましい。
【0012】さらに、少なくとも前記ラップ期間を含む
一定期間、前記電圧調整手段を有する交流電源と他の交
流電源の出力電圧の瞬時値をそれぞれ検出し、該瞬時値
の差を零又は零近傍にすべく該電圧調整手段を有する交
流電源の出力電圧調整する瞬時電圧平衡手段を付加すれ
ば、一層切替時の横流を低減できる。
【0013】なお、上記構成において、電圧調整手段を
有する交流電源をバッテリバックアップを有し可変電圧
、可変周波数の交流を発生する無停電電源装置とし、他
の交流電源を商用電源とすることができる。また、2つ
の交流電源が、いずれもバッテリバックアップを有し可
変電圧、可変周波数の交流を発生する、いわゆるCVC
F又はAVAFなどの電源装置であっても適用できる。
【0014】本発明の第2の目的は、前記電源切替スイ
ッチのうち、前記無停電電源装置に接続されたものを機
械式有接点スイッチ(コンタクタや電動操作式ブレーカ
など)とし、前記商用電源に接続されたものを双方向半
導体スイッチとすることにより達成できる。
【0015】
【作用】このように構成されることから、本発明によれ
ば、次の作用により、上記目的が達成される。すなわち
、2つの交流電源の出力電圧に差があり、これによって
切替時のラップ期間に横流が流れたとしても、その電流
が所定の設定値(以下、過電流垂下レベルという)に達
すると、電圧調整手段を有する交流電源(インバータな
ど)の出力電圧は、その横流に相当する電流が低下する
ように低下する。これにより、過電流垂下レベル以上の
電流がそのインバータなどに流れることはない。また、
そのときの電流は、過電流垂下レベル以上に設定された
インバータなどの過電流停止レベルまでには達しないの
で、インバータなどが停止することなく無瞬断で他の交
流電源に切り替えを完了できる。
【0016】したがって、PWMインバータなどの出力
電圧パルス制御の周波数が高周波化され、フィルターリ
アクトルが小さくなっても、電源切替時の横流を十分に
低減できる。また、平均電圧平衡手段と瞬時電圧平衡手
段を設けたものによれば、2つの交流電源の出力電圧の
差を精度よく縮小できるので、一層電源切替時の横流は
低減される。
【0017】また、電圧調整手段を有するインバータな
どの交流電源側の電源切替スイッチを機械式スイッチと
したものによれば、このスイッチによる損失がほとんど
ゼロになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は、無停電電源装置と商用電源とを有する無瞬断無停電
電源装置の一実施例の構成図を示す。図示のように、商
用電源1から無停電電源装置2に交流電力が供給されて
いる。無停電電源装置は2は、整流器2Aと、インバー
タ2Cと、バックアップ用のバッテリ2Bと、インバー
タの出力波形整形用のフィルタを構成するリアクトル2
Dおよびコンデンサ2Eと、インバータ2Cの出力電流
を検出する変流器2Fとを含んで構成されている。そし
て、無停電電源装置2は、商用電源1から供給される交
流を所定の電圧と周波数の交流に変換し、この交流を電
源切替スイッチのインバータ側スイッチ3Aを介して負
荷4へ供給する。また、商用電源1からの交流電力は、
電源切替スイッチ3のバイパス側スイッチ3Bを介して
直接負荷4へ供給可能になっている。
【0019】次に、本実施例の無瞬断無停電電源装置の
制御装置について説明する。無停電電源装置2の入力電
圧(商用電源電圧)は変圧器5で検出され、その位相が
位相検出器6で検出される。基準正弦波発生器7は基準
電圧設定器を内蔵しており、この設定器で規定された一
定の波高値を有し、検出された入力電圧の位相に合わせ
た商用電源電圧に同期した正弦波の出力電圧指令を作成
する。この出力電圧指令は、変圧器11で検出される無
停電電源装置2の出力電圧の瞬時値と加算器20Aで突
き合わされ、その瞬時値の偏差が比例調整回路(P)8
へ入力される。この出力をパルス幅変調回路(PWM)
9によってPWM信号に変換し、このPWM信号によっ
てインバータ駆動回路(DRV)10を動作させ、無停
電電源装置2内のインバータ2Cを駆動する。これによ
り、無停電電源装置2の出力電圧は、商用電源1の電圧
と大きさおよび周波数が同じで、かつ同期した正弦波波
形となる。一方、負荷電流は変流器14と出力電流検出
器15で検出される。その検出値と過電流レベル設定器
16で設定される過電流停止レベルとをコンパレータ1
7で比較し、出力電流が過電流停止レベルを超えると、
コンパレータ17から過電流検出信号が出力される。こ
の過電流検出信号は電源切替操作回路18に入力される
。電源切替操作回路18は過電流検出信号に基づいて、
過電流の場合はインバータ駆動回路10にインバータの
停止指令を出力し、非過電流の場合はインバータの起動
指令を出力する。また、過電流の場合は電源切替スイッ
チ3をインバータ側スイッチ3Aからバイパス側スイッ
チ3Bに切り替える切替指令を出力する。この切替に際
し、スイッチ3A,3Bが同時にオンになるラップ期間
を設けて切り替える。この点についてはさらに後述する
【0020】ここで、本発明の特徴にかかる過電流垂下
手段の構成について説明する。過電流垂下手段は、イン
バータ出力電流を検出する変流器2Fと、電流検出器1
9と、インバータ出力過電流の大きさと方向を検知して
、それに基づいて出力電圧補正値を生成するインバータ
過電流検出器12と、アナログスイッチ13と、前記出
力電圧補正値を基準正弦波発生器7から出力される出力
電圧指令に補正をかけるための加算器20Bとからなる
。アナログスイッチ13は前記ラップ期間を含む一定期
間オンされる。本実施例では、アナログスイッチのオン
指令は前記電源切替操作回路18から与えられる。
【0021】このように構成される実施例の動作を、通
常状態と無停電電源装置が過電流になった場合に分けて
説明する。まず、通常状態は、無停電電源装置2からイ
ンバータ側スイッチ3Aを介して負荷4へ電力が供給さ
れる場合である。この場合は、電源切替操作回路18か
ら送出される信号によってアナログスイッチ13はオフ
状態にあり、アナログスイッチ13の出力はゼロに保た
れている。したがって、無停電電源装置2の出力電圧を
変圧器11で検出した瞬時電圧が、基準正弦波発生器7
から出力される正弦波電圧に一致するように制御されて
いる。
【0022】次に、上記の通常状態において、負荷4へ
の電流が増加して、変流器14と電流検出器15により
検出された負荷電流検出値が、過電流停止レベル設定器
16の設定レベルを超えると、電源切替操作回路18か
らの信号により、バイパス側スイッチ3Bをオンすると
共に、インバータ側スイッチ3Aをオフし、さらにイン
バータ駆動回路10を停止させてインバータ2Cを停止
させ、これにより無停電電源装置2を過電流から保護す
る。この電源切り替えの際、切り替え先の電源側切替ス
イッチ(3B)を先にオンさせ、その後切り替え元の電
源側切替スイッチ(3A)をオフさせて、両方の電源(
1と2)が同時に負荷4に接続される一定のラップ期間
を設け、無瞬断で電源を切り替える。本実施例では、バ
イパス側スイッチ3Bを半導体スイッチで構成している
から、オン指令により直ちにオンするので、無瞬断で商
用電源を供給できる。また、インバータ側スイッチ3A
は、コンタクタなどの機械式有接点スイッチで構成して
いるので、瞬時にオフできないから自動的に前記ラップ
期間が生ずる。このラップ期間においては、少なくとも
インバータ駆動回路10を瞬時に停止させているため、
インバータ2Cは瞬時に停止する。これにより、商用電
源1側からインバータ2Cに横流が流れることはない。
【0023】次に、負荷4の過電流が解消されると、図
2に示す動作タイムチャートのように、電源切替操作回
路18から、インバータ駆動回路10へインバータ起動
信号が送られる。そしてインバータ2Cが立ち上がった
タイミングで、電源切替スイッチ3に電源切替指令が出
力される。本実施例では、インバータ側スイッチ3Aが
機械式スイッチであるため動作遅れt1があること、ま
たバイパス側スイッチ3Bがサイリスタであるためゲー
トオフからサイリスタオフまで半サイクル以下の遅れ(
t1+t2)があることから、バイパス側スイッチ3B
とインバータ側スイッチ3Aが同時にオンするラップ期
間t2が自然と生ずる。両方共機械式のスイッチを用い
るとき、或いは両方共半導体スイッチを用いるときは、
上記の程度のラップ期間を確保して無瞬断を実現するた
め、インバータ側スイッチ3Aにオン指令を出力し、イ
ンバータ側スイッチ3Aがオンした後に、バイパス側ス
イッチ3Bにオフ信号を出力する。このように電源切替
スイッチ3が切り替えられている期間に合わせ、さらに
余裕期間t3を加えたt1+t2+t3の期間だけ、電
源切替操作回路18からアナログスイッチ13へオン信
号が送られる。但し、t1、t3は零であってもよい。
【0024】上記ラップ期間を設けて無瞬断で電源を切
り替えることから、そのラップ期間において商用電源1
と無停電電源装置2の出力電圧に差があると横流が流れ
ることになる。この横流がインバータ過電流検出器12
に設定されたレベル(以下このレベルを「過電流垂下レ
ベル」と呼ぶ)を超えると、インバータ過電流検出器1
2から電流の方向と、過電流垂下レベルを超えた大きさ
に対応した出力電圧の補正値が出力される。この補正値
はアナログスイッチ13を介して加算器20Bに入力さ
れ、基準正弦波の電圧指令から減算される。この補正制
御により横流は過電流垂下レベル以下に抑制されるので
、横流によって無停電電源装置2が破損することを防止
できる。
【0025】インバータ過電流検出器12の構成を図3
に示し、その特性を図4に示す。図3に示すように、イ
ンバータ過電流検出器12の構成は、ツェナーダイオー
ド21,22、抵抗器23〜26,29、オペアンプ2
7,28によって、図4の特性が得られるように簡単に
実現可能である。ここで、過電流垂下動作の概念を図5
と図6により説明する。無停電電源装置2の出力電圧よ
り商用電源電圧が低い場合は、図5のように、無停電電
源装置2の出力が正の期間はインバータ2Cから商用電
源へ、一方負の期間はバイパスからインバータ2Cへ電
流が流れる。この電流が過電流垂下レベルを超えると、
アナログスイッチ13の出力に補正値が現われる。この
補正値は、無停電電源装置2の出力が正の部分で正、負
の部分で負になる。そして、この補正値分だけ正弦波の
出力電圧指令が減ずる方向に制御されるため、補正後の
無停電電源装置2の出力は、正弦波の頭が欠けた波形に
なり、商用電源電圧との差電圧が小さくなって横流をお
さえこむことができる。逆に、図6のように、無停電電
源装置2の出力より商用電圧が高い場合には、横流の向
きが逆、補正値も逆になり補正後の無停電電源装置2の
出力は、正弦波の頭が飛び出た形になり、この場合も商
用電源電圧との差電圧が小さくなるので、横流をおさえ
こむことができる。
【0026】上述したように、本実施例によれば、電源
切替スイッチ3のラップ期間t2における横流を過電流
垂下レベル以下におさえることができる。また、負荷4
がコンデンサインプット形整流器である場合、商用電源
1から無停電電源装置2に切り替えたときに、その両者
に電圧差(特に無停電電源装置電圧の方が高い場合)が
あると、負荷4にラッシュ電流が流れる。この点本実施
例によれば、過電流垂下制御を前記期間t3に迄行うよ
うにしていることから、そのラッシュ電流をも過電流垂
下レベル以下におさえることができる。
【0027】図7に本発明の他の実施例の構成図を示す
。本実施例は、図1の実施例の構成に、平均電圧平衡手
段を付加したものである。すなわち、平均電圧平衡手段
は、変圧器5で検出した商用電源電圧を平滑する平滑回
路33と、変圧器11で検出した無停電電源装置2の出
力電圧を平滑する平滑回路34と、電源切替操作回路1
8からの操作信号を受けて平均電圧平衡回路を作動させ
るためのアナログスイッチ35と、前記2つの平滑回路
33,34の出力の偏差をアナログスイッチ35を介し
て受け、その偏差をゼロにするよう働く平均電圧平衡回
路36と、出力電圧の平均値の指令値を設定する電圧設
定器32と、その電圧設定値と無停電電源装置2の出力
電圧の平均値である平滑回路34の出力及び平均電圧平
衡のための補正値である平均電圧平衡回路36の出力と
の偏差を受けて、その偏差をゼロにするよう働く比例積
分調整回路31と、その出力値に比例した波高値の正弦
波を発生する基準正弦波発生器7を有して構成される。
【0028】このように構成される実施例の動作を説明
する。通常運転時は、アナログスイッチ35はオフして
おり、アナログスイッチの出力はゼロであるので平均電
圧平衡回路36の出力もゼロである。したがって、無停
電電源装置2の出力電圧の平均値である平滑回路34の
出力と電圧設定器32の設定値が一致するように働く。   一方、図1の実施例と同様に、負荷4へ過大電流が
流れ、商用電源からの供給に切り替わった後に過電流が
解消されると、電源切替操作回路18の働きによってバ
イパス側スイッチ3Bからインバータ側スイッチ3Aに
ラップ期間を伴う切り替えが行なわれる。この時に、ア
ナログスイッチ13及び35にオン信号が加えられるた
め、アナログスイッチ13の働きにより過電流垂下制御
が働くと共に、アナログスイッチ35の働きにより平均
電圧平衡回路36が働き、商用電源1と無停電電源装置
2の出力電圧の平均値が一致するように働く。したがっ
て、商用電源電圧が安定したきれいな正弦波であれば、
商用電源電圧と無停電電源装置2の出力電圧の差は、平
均電圧平衡回路36の制御誤差分だけとなり、小さく抑
えることができるので横流は比較的小さい。しかし、商
用電源電圧の歪みが大きい場合や、電源切り替えのラッ
プ中に商用電源電圧の変動が発生すると、大きな横流が
流れることになる。この時の横流については、過電流垂
下制御が働くことによって無停電電源装置2を保護でき
る。この実施例では、図1の実施例に比較し横流の大き
さを低減できるのでより安定した電源切り替えが可能と
なる。
【0029】図8に、本発明の更に他の実施例の構成図
を示す。本実施例は、図7の実施例に、瞬時電圧平衡手
段を付加したものである。瞬時電圧平衡手段は、変圧器
5と11により検出された商用電源1と無停電電源装置
2の電圧の瞬時電圧検出値の差を求める加算器41と、
この差により出力電圧指令を補正するか否かを切り替え
るアナログスイッチ42を有して構成される。このアナ
ログスイッチ42は前記アナログスイッチ13,35と
同様に、電源切替操作回路18により前記ラップ期間を
含む一定期間に同期してオン操作される。このように構
成されることから、本実施例によれば、図7実施例の効
果に加え、電源切替時の横流を一層低減できる。
【0030】上記各実施例は、2つの交流電源として、
商用電源と無停電電源装置を適用したものについて示し
たが、いわゆるCVCFなどの無停電電源装置同士の組
合せ、又は可変電圧可変周波数電源装置(AVAF)同
士を組み合わせたものに適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの交流電源を無瞬断で切り替える無瞬断無停電電源
装置において、電源切替スイッチが双方の電源に重複し
て接続されるラップ期間に、一方の電圧調整手段を有す
る電源の出力電流が過電流垂下レベルを超えたとき、そ
の程度に応じて出力電圧を垂下させていることから、そ
のラップ期間に2つの電源間に流れる横流を、ある一定
値以下におさえることができる。この結果、インバータ
などの交流電源を過大な横流がら保護できるという効果
がある。
【0032】また、インバータ側の電源切替スイッチを
機械式スイッチにすることができるので、半導体スイッ
チにくらべ損失を低減できるという効果がある。
【0033】さらに、入力側に大容量コンデンサを有す
る負荷に対しても、例えば商用電源側からインバータな
どの無停電電源装置側に切り替えたときでも、その負荷
コンデンサへの突入電流を抑えることができるから、イ
ンバータを保護することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の実施例の動作タイミングチャートである
【図3】インバータ過電流検出器の一実施例の構成図で
ある。
【図4】過電流垂下に係る特性図である。
【図5】過電流垂下制御の動作波形図である。
【図6】過電流垂下制御の動作波形図である。
【図7】本発明の他の実施例の構成図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1  商用電源 2  無停電電源装置 3  電源切替スイッチ 3A  インバータ側スイッチ 3B  バイパス側スイッチ 12  インバータ過電流検出器 13  アナログスイッチ 18  電源切替操作回路 19  電流検出回路 33,34  平滑回路 35  アナログスイッチ 36  平均電圧平衡回路 41  加算器 42  アナログスイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  負荷電力の供給を一方の交流電源から
    他方の交流電源にラップさせながら無瞬断で切り替える
    無瞬断電源切替方法において、電源切り替えに際し、切
    り替えられる側の交流電源の出力電流が設定値を超えな
    いように該交流電源の出力電圧を調整することを特徴と
    する無瞬断電源切替方法。
  2. 【請求項2】  少なくとも一方の交流電源が電圧調整
    手段を有してなる2つの交流電源と、各交流電源の出力
    に接続され電源切替指令に応じて負荷に接続する電源を
    切り替える電源切替スイッチとを備え、該電源切替スイ
    ッチの切り替えを一定のラップ期間双方の電源に共通接
    続させて行う無瞬断無停電電源装置において、少なくと
    も前記ラップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を
    有する交流電源の出力電流を検出し、該検出電流が設定
    値を超えたとき該差を零又は零近傍にすべく該交流電源
    の出力電圧を調整する過電流垂下手段を設けたことを特
    徴とする無瞬断無停電電源装置。
  3. 【請求項3】  請求項2において、前記電圧調整手段
    を有する交流電源がバッテリバックアップを有し可変電
    圧、可変周波数の交流を発生する無停電電源装置であり
    、他の交流電源が商用電源であることを特徴とする無瞬
    断無停電電源装置。
  4. 【請求項4】  請求項3において、前記電源切替スイ
    ッチが、前記無停電電源装置に接続された機械式有接点
    スイッチと、前記商用電源に接続された双方向半導体ス
    イッチからなることを特徴とする無瞬断無停電電源装置
  5. 【請求項5】  請求項2において、前記2つの交流電
    源がバッテリバックアップを有し可変電圧、可変周波数
    の交流を発生する無停電電源装置であることを特徴とす
    る無瞬断無停電電源装置。
  6. 【請求項6】  少なくとも一方の交流電源が電圧調整
    手段を有してなる2つの交流電源と、各交流電源の出力
    に接続され電源切替指令に応じて負荷に接続する電源を
    切り替える電源切替スイッチとを備え、該電源切替スイ
    ッチの切り替えを一定のラップ期間双方の電源に共通接
    続させて行う無瞬断無停電電源装置において、少なくと
    も前記ラップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を
    有する交流電源の出力電流を検出し、該検出電流が設定
    値を超えたとき該差を零又は零近傍にすべく該交流電源
    の出力電圧を調整する過電流垂下手段と、少なくとも前
    記ラップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を有す
    る交流電源と他の交流電源の出力電圧の平均値をそれぞ
    れ検出し、該平均値の差を零又は零近傍にすべく該電圧
    調整手段を有する交流電源の出力電圧調整する平均電圧
    平衡手段とを、設けたことを特徴とする無瞬断無停電電
    源装置。
  7. 【請求項7】  少なくとも一方の交流電源が電圧調整
    手段を有してなる2つの交流電源と、各交流電源の出力
    に接続され電源切替指令に応じて負荷に接続する電源を
    切り替える電源切替スイッチとを備え、該電源切替スイ
    ッチの切り替えを一定のラップ期間双方の電源に共通接
    続させて行う無瞬断無停電電源装置において、少なくと
    も前記ラップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を
    有する交流電源の出力電流を検出し、該検出電流が設定
    値を超えたとき該差を零又は零近傍にすべく該交流電源
    の出力電圧を調整する過電流垂下手段と、少なくとも前
    記ラップ期間を含む一定期間、前記電圧調整手段を有す
    る交流電源と他の交流電源の出力電圧の平均値をそれぞ
    れ検出し、該平均値の差を零又は零近傍にすべく該電圧
    調整手段を有する交流電源の出力電圧調整する平均電圧
    平衡手段と、少なくとも前記ラップ期間を含む一定期間
    、前記電圧調整手段を有する交流電源と他の交流電源の
    出力電圧の瞬時値をそれぞれ検出し、該瞬時値の差を零
    又は零近傍にすべく該電圧調整手段を有する交流電源の
    出力電圧調整する瞬時電圧平衡手段とを、設けたことを
    特徴とする無瞬断無停電電源装置。
  8. 【請求項8】  バッテリバックアップを有し可変電圧
    、可変周波数の交流を発生する無停電電源装置と、商用
    電源と、前記無停電電源装置の出力に接続された機械式
    有接点スイッチと、前記商用電源に接続された双方向半
    導体スイッチとを有し、該2つのスイッチを介してそれ
    ぞれの電源を共通負荷に切り替え接続する電源切替スイ
    ッチと、前記無停電電源装置の出力電圧を設定値に調整
    する電圧調整手段と、前記無停電電源装置の出力電流を
    検出する電流検出手段と、該検出された出力電流の検出
    値を入力し、該検出値が予め定められた設定値以上のと
    き、その差に応じた電圧補正値をスイッチ手段を介して
    前記電圧調整手段に出力する過電流垂下手段と、与えら
    れる電源切替指令に応じて前記電源切替スイッチの一方
    にオン指令を他方にオフ指令を出力するとともに、前記
    電源切替スイッチの切り替え時に双方のスイッチが同時
    にオンされるラップ期間に少なくとも同期させて、前記
    過電流垂下手段のスイッチ手段にオン指令を出力する電
    源切替操作回路を、備えてなる無瞬断無停電電源装置。
  9. 【請求項9】  負荷電力の供給を一方の交流電源から
    他方の交流電源にラップさせながら無瞬断で切り替える
    無瞬断無停電電源装置において、電源が切り替えられる
    側の交流電源の出力電流が設定値を超えたとき、その程
    度に応じて該交流電源の出力電圧が垂下する特性にした
    ことを特徴とする無瞬断無停電電源装置。
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