JPH042798Y2 - - Google Patents

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JPH042798Y2
JPH042798Y2 JP1985097236U JP9723685U JPH042798Y2 JP H042798 Y2 JPH042798 Y2 JP H042798Y2 JP 1985097236 U JP1985097236 U JP 1985097236U JP 9723685 U JP9723685 U JP 9723685U JP H042798 Y2 JPH042798 Y2 JP H042798Y2
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  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> この考案はシート成形品の星取り装置に関し、
1枚の合成樹脂シートに複数の成形品を成形した
後、各成形品の外形をトリミングして、個々の成
形品を分離回収する際に、各成形品の隣接部分に
できる星クズ状のスクラツプ部、即ち星クズのみ
を抜取る為の装置に関している。
<従来技術> 上記シート成形品のトリミング工程としては、
まず成形シートに対して、各成形品の外形線に沿
つて、トムソン刃等で打ち抜き切断して、切断線
を形成する。このとき、成形品の外形線のうち、
一部については切断せずに、部分的な連続部とし
て残しておき、各成形品および成形シート全体が
バラバラに分解してしまわないようにしておく。
その後、上記成形シートの成形品部分のみを、プ
レス等で打ち抜いて、シート外周の枠状のスクラ
ツプ部分と個々の成形品とを分離して回収してい
る。
上記シート外周の枠状スクラツプ部分について
は、適宜保持機構でクランプしておけば、成形品
と分離して回収することは、比較的容易である。
しかし、成形シートには、上記外周の枠状スクラ
ツプ部のほか、各成形品同士の隣接部に生じる、
星クズ状のスクラツプ部分が生じる。この星クズ
については、成形品同士の隣接部分にあると共
に、極めて小さなものである為に、いちいち保持
したりクランプすることが困難で、成形品との分
離が難しい問題があつた。
そこで、従来は成形シートに切断線を形成した
後、予め星クズ部分のみを打ち抜き除去し、その
後に、成形品と外周の枠状スクラツプ部分との分
離、および成形品同士の分離回収を行つていた。
そして、上記星クズを分離除去するためには、
星クズ部分に細いノツクピン等を押し当て、周囲
の成形品部分から打ち抜き分離して、星クズのみ
を抜き取り除去している。
ところが、ノツクピンを押し当てるだけでは、
星クズがズレたり滑つたりして、星クズの一部が
成形品Aに付着したままになつて、確実に抜き取
れなかつたり、抜き取つた星クズが直ちに成形品
に付着してしまい、確実に分離できない場合が生
じる欠点があつた。特に、成形シートや星クズに
発生する静電気によつて、星クズが成形品側に付
着し易くなる。
そして、星クズが成形品側に付着したままにな
ると、成形品を使用する際に、非常に邪魔になる
と共に、食品用の包装容器等の場合には、衛生上
も好ましくなく、商品価値が下がつてしまう問題
があつた。
なお、星クズが成形品に付着していないかどう
かを、全ての成形品について検査するのは、大変
に面倒であり、コスト的にも実用的ではない。
<目的> そこで、この考案の目的としては、上記従来技
術の問題点を解消し、星クズの分離除去を確実に
行える、星取り装置を提供することにある。
<構成> そして、上記目的を達成するための構成として
は、成形シートの下面側には、成形シートと平行
に配置された板部と、この板部に形成された取り
付け孔に上下動自在に挿通され、バネ機構によつ
て上方へ押圧された、成形シートの星クズ状スク
ラツプ部に下方から当接して弾力的に下降可能
で、且つ上方への突出高さが調整可能な受け部材
と、上記板部の、受け部材の外側位置に固定され
た、成形シートの成形品間の谷の部分に挿入され
て、上端が成形シートの下面に当接する垂直な支
承壁、または上端が成形シートの下面に当接し、
下方が外周へ向けて湾曲した弾性板からなる星取
り部材とを設け、成形シートの上面側には、上記
星クズに当接して昇降自在な突き棒を設けている
ことを特徴としている。
<実施例> 次いで、この考案の実施例について、図を参照
しながら以下に説明する。
まず、この考案の星取り装置に使用する、成形
シートSの一例を第3図に示しており、発泡ポリ
スチレンシート等の合成樹脂シートから、真空成
形、圧空成形等の、いわゆるシート成形手段によ
つて、所定の成形品形状を膨出形成したものであ
る。図の場合、略矩形のカツプ状容器となる成形
品Aが、複数個、縦横に並設形成してある。な
お、図示した成形シートSは、一定面積に裁断さ
れた矩形の単板状シートを示しているが、長尺状
のシートに、成形品Aを連続的に並設して成形し
たものを使用する場合もある。
上記のようにして成形された成形シートSに
は、各成形品Aの外形に沿つて、切断線Cを形成
しておく。また、上記切断線Cの一部を断続させ
て、シートの両側部分が連続する、連続部bを形
成してある。そして、上記切断線Cの外周、即ち
全成形品Aの最外周が、枠状のスクラツプ部dに
なり、切断線Cで囲まれた各成形品Aの中間部分
に、略菱形の星クズhが形成される。この星クズ
hと周囲の成形品Cとを分離する切断線Cにも、
一部に連続部bを形成して、星クズhと周囲の成
形品Aとが分離せず、連続した状態になるように
している。
上記のような成形シートSから、星クズhのみ
を分離除去する為の、この考案の星取り装置を、
第1図および第2図に示している。
3は成形シートS全体に対する支承部となる支
承壁であり、下方から上端へと狭くなつたテーパ
ー状をなす、垂直板状の支承壁3を、下部の固定
台2上に設けられた細幅の板部30上に固定する
ことで、上記固定台2上に突設形成してある。支
承壁3は、成形シートSのうち、成形品A間の谷
の部分に当接する位置に沿つて縦横に形成してあ
り、支承壁3の上端に成形シートSを支承可能に
なつている。但し、上記支承壁3のうち、縦横の
交差個所の近傍は欠除してある。即ち、縦横両方
向のうち、一方向の支承壁3は、交差個所の近傍
で垂直に切断して完全に欠除形成してあり、他方
向の支承壁3は、交差個所の近傍から交差点に向
けて、傾斜して欠除してあると共に、支承壁3の
下部については欠除せず、細幅の板部30で連続
した状態に形成されている。
1は略棒状をなす受け部材であり、上記支承壁
3の交差点で、板部30に貫通形成した取付け孔
31に、受け部材1を挿通して取付けてあり、星
クズhの下面に、受け部材1の上端が当接するよ
うになつている。受け部材1の上端10は半球状
に膨出形成してあつて、星クズhの中心に確実に
当接できるようになつている。11はコイルスプ
リングであり、半球状上端10の下面と支承壁3
の板部30との間に介装してあつて、受け部材1
を上方に向けて弾力的に押圧している。12はナ
ツトであり、板部30の下面に突出した、受け部
材1下端のネジ部13に螺合取付けしてあり、受
け部材1が板部30の上方に抜け出さないように
止定すると共に、受け部材1の上端の突出位置を
調整可能にしている。
次に、4は突き棒であり、略円筒棒状をなすと
共に、先端が十字形に形成してあり、星クズhを
下方に押し下げて抜き取り、成形シートSから分
離させるものである。そして、第3図に示すよう
に、同時に複数の星クズhを抜き取る為に、複数
本の突き棒4を取付け盤5の下面に取付け、この
取付け盤5を、シリンダー機構等の手段によつ
て、昇降自在に設けている。
以上のような構造を有する、星取り装置の作動
について、第4図および第5図に工程順に示して
いる。
まず、第4図に示すように、受け部材1の上方
で、支承壁3の上部に成形シートSを載置する。
このとき、成形品Aが下方に突出する状態で、成
形品Aの中間の谷になる個所を、支承壁3に沿つ
て載置し、星クズhが受け部材1の中心に配置さ
れて当接するように配置する。
この状態で、突き棒4を下降させ、先端を星ク
ズhに当接させて、前記受け部材1との間に星ク
ズhを挟着する。そのまま、突き棒1を下降させ
ると、第5図に示すように、受け部材1はコイル
スプリング11の弾性力に抗して下降し、突き棒
4と受け部材1との間で弾力的に挟着された状態
で、下方に押し下げられた星クズhは、周囲の切
断線Cのうち、連続部bが引き千切られて、成形
品Aおよび成形シートS全体と分離して抜き取ら
れる。なお、抜き取られた星クズhは、突き棒1
が上方に復帰することによつて、受け部材1との
挟着状態を解除すれば、受け部材1の側方から下
方に落下して回収される。
以上に述べた星取り装置のうち、受け部材1の
上端10の形状としては、図示した半球状に突出
したものが、星クズhの中心に当接して、確実に
挟着でき、星クズhの分離作業時に、位置ズレを
起し難く好適であるが、上面が平坦なもの、ある
いは角形のもの等、適宜変更して実施することも
可能である。受け部材1を弾力的に下降可能にす
る構造としては、図示したコイルスプリング11
のほか、板バネその他のバネ機構を設けておいて
もよい。また、受け部材1の上方への突出高さ
は、ナツト12のネジ込み量で調整しているが、
使用中にナツト12が緩まないように、ダブルナ
ツトを使用したり、適宜緩み止め機構を設けてお
けば好適である。そして、受け部材1の抜け止め
および高さ調整の為には、上記ナツト12以外に
も、ピンや掛止金具等を受け部材1の下端に取付
けておいたり、受け部材1を伸縮可能に形成して
おくこともできる。
さらに、成形シートS全体に対する支承部とし
ては、図示したように、受け部材1の四方に縦横
に設ける支承壁3が、成形シートSを確実に保持
しておく為に有効であるが、支承壁3としては、
連続した板状のもののほか、成形品Aの谷部分の
構造に対応して、長手方向に断続的に形成してお
いてもよい。また、成形シートSを下面から支承
できれば、成形シートSの要所に当接する突起状
のものでも実施できる。
次に、突き棒4の形状としては、先端が成形シ
ートSのうちの、星クズh部分に当接して、下方
に押し下げることができれば、任意の形状で実施
でき、図示した十字状のもののほか、単なる丸棒
状のものや角形のもの、その他の形状でも実施可
能である。
次に、第6図に示した変更例では、前記支承部
として、支承壁3に代え、細幅の弾性板からなる
星取り部材6を、受け部材1の周囲に設けてある
場合であつて、星取り部材6は中央上端が成形シ
ートSの下面に当接すると共に、下部が外周へ向
けて広がるように湾曲形成してあり、外周の水平
な下端が板部30に固定取付けしてある。従つ
て、星取り部材6は上端が下方側に弾力的に移動
可能になつている。そして、この星取り部材6の
上面に、成形シートSを載置して支承できるよう
になつている。
従つて、使用時には、突き棒4の下端で星クズ
hを押し下げた時に、星クズhよび星取り部材6
の弾力的な変形によつて、分離された星クズhが
星取り部材hの下方に押し込まれる。そして、突
き棒4が上方に復帰すると、星クズhは星取り部
材6に引掛るので、星クズhが上方に戻るのを阻
止し、星クズhを確実に下方に落下回収できる。
また、上記変更例では、突き棒4の下面を、中
央から外周側へと傾斜して突出形成してあり、下
方の半球状をなす受け部材1の上端10に沿つ
て、当接し易くしている。
なお、この考案の星取り装置に使用する成形シ
ートSとしては、発泡ポリスチレンシート等の各
種熱可塑性樹脂からなる発泡シートのほか、上記
熱可塑性樹脂からなる非発泡シート、あるいは発
泡シートと非発泡シートまたはフイルムの積層シ
ート等に対して、カツプやトレイ等の各種包装容
器、その他の成形品Aを成形したものが、自由に
使用できる。
<効果> 以上のごとく構成された、この考案の星取り装
置によれば、成形シートSのうち、星クズh部分
のみを、上方の突き棒4と下方の受け部材4間に
挟着し、突き棒4の下降に伴つて、弾力的に下降
する受け部材1と共に、星クズhを押し下げ、支
承部で支承固定された、周囲の成形シートSか
ら、星クズhのみを引き千切つて、分離するもの
である。
そして、受け部材1によつて、星クズhを突き
棒4に対して、常に弾力的に押圧して、確実に挟
着した状態で分離作業を行うので、星クズhが移
動したりズレることがなく、突き棒4の中心と星
クズhの中心とが正確に合致したまま、下方に押
し下げることができ、従来の単なる突き棒のよう
に、星クズhの中心がズレて、一部が成形シート
S側に付着したままになり、完全に分離できなか
つた問題を、完全に解消することができる。
しかも、成形シートSを星取り装置に載置した
ときに、突き棒4と星クズhの中心位置が少しぐ
らいズレていても、突き棒4と受け部材1とで、
星クズhを確実に挟着するので、星クズhが成形
シートhから完全に分離できるまで、突き棒4か
ら星クズhが外れることがない。従つて、成形シ
ートhや星取り装置自体の製造誤差が、ある程度
あつても、確実な星取り作業ができ、極めて融通
性に優れたものである。
以上のように、この考案によれば、成形シート
Sからの星クズhの分離抜き取りが確実に行え、
星クズhが成形シートSや成形品Aに付着したま
まになる心配は全くない。従つて、成形品Aをい
ちいち検査して、星クズhの付着を検査する手間
を完全に解消でき、シート成形品の商品価値を高
めると共に、検査コストを削減できる等、種々の
優れた実用的効果を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は斜視図、第2図は装置全体の概略構造図、第
3図は使用する成形シートの平面図、第4図およ
び第5図は順次作動工程を示す断面図、第6図は
変更例の断面図である。 1……受け部材、11……コイルスプリング、
4……突き棒、S……成形シート、h……星ク
ズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 成形シートの下面側には、成形シートと平行
    に配置された板部と、この板部に形成された取
    り付け孔に上下動自在に挿通され、バネ機構に
    よつて上方へ押圧された、成形シートの星クズ
    状スクラツプ部に下方から当接して弾力的に下
    降可能で、且つ上方への突出高さが調整可能な
    受け部材と、上記板部の、受け部材の外側位置
    に固定された、成形シートの成形品間の谷の部
    分に挿入されて、上端が成形シートの下面に当
    接する垂直な支承壁、または上端が成形シート
    の下面に当接し、下方が外周へ向けて湾曲した
    弾性板からなる星取り部材とを設け、成形シー
    トの上面側には、上記星クズに当接して昇降自
    在な突き棒を設けていることを特徴とするシー
    ト成形品の星取り装置。 2 受け部材としては、上端が球面状に形成して
    ある上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    シート成形品の星取り装置。 3 突き棒としては、下端が十字状に形成してあ
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載のシ
    ート成形品の星取り装置。 4 突き棒としては、下面形状が、中心よりも外
    周を突出形成したものからなる上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のシート成形品の星取
    り装置。
JP1985097236U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH042798Y2 (ja)

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JP1985097236U JPH042798Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JPS627398U JPS627398U (ja) 1987-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190126U (ja) * 1982-06-11 1983-12-17 凸版印刷株式会社 紙片打抜除去装置

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JPS627398U (ja) 1987-01-17

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