JPH0118317Y2 - - Google Patents

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JPH0118317Y2
JPH0118317Y2 JP7225381U JP7225381U JPH0118317Y2 JP H0118317 Y2 JPH0118317 Y2 JP H0118317Y2 JP 7225381 U JP7225381 U JP 7225381U JP 7225381 U JP7225381 U JP 7225381U JP H0118317 Y2 JPH0118317 Y2 JP H0118317Y2
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JP
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sheet
plate
slide frame
molded product
foam molded
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JP7225381U
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は発泡成形品の打抜装置に関し、発泡
成形品のトリミング加工に用いるものであつて、
簡便な装置でしかも能率的に作業が行なえ使用し
易いものを提供しようとしている。
従来より発泡性熱可塑性樹脂シートからなる椀
状容器等の発泡成形品の製造においては、プレス
加工等によりシート上に多数の成形品を連続的に
膨出形成した後、打抜きあるいはトムソン刃加工
などによつてシートから個々の成形品をトリミン
グして製造するものであつた。
そして上記トリミング加工については、プレス
型等の成形装置と一連の同一ライン上に設けたト
リミング装置にて連続的にトリミング作業を行な
い、トリミング加工を施され個別に分離された発
泡成形品を回収するようになつている。
ところが上記装置では、回収された発泡成形品
を直ぐ使用せずに、別の場所へ運搬したり保管し
ておく場合には、多数の個別になつた発泡成形品
の取扱いが面倒であるほか静電気によるホコリ付
着も多かつたり、或は、成形品の損傷する可能性
も多くなる欠点があつた。例えば、即席食品用カ
ツプ容器の場合、発泡成形工場と食品包装工場と
は別であり、上記のような問題に悩まされてい
た。
また発泡成形品の需要が一定していない場合、
連続成形で多量に生産された成形品を保管する場
合の取扱いも個別の成形品では面倒であつた。
そこで成形工場においては膨出成形加工のみを
行ない、トリミング加工は成形品の需要先で行な
うことも考えられるが、トリミング装置自体が大
型で設置場所をとり、操作も成形品の需要者が簡
単には行なえず、実用的ではない。
そこでこの考案においては、成形加工後に行な
うトリミング加工では完全に成形品を分離せず、
シートの余剰部と一部接続した状態のままで運
搬、保管を行ない、その後この考案の打抜装置を
使用して発泡成形品の完全な分離を果し、各用途
に使用することによつて、上記従来の問題点を解
消するものであり、その構成としては、多数の発
泡製品を膨出形成した発泡性熱可塑性樹脂シート
で、それぞれの成形品外周のうち一部が余剰部と
接続された状態で成形品外周を切断トリミングし
てなるシートから、個々の成形品を完全に分離す
る装置であつて、装置中央には、上下に昇降自在
な押圧板を設け、該押圧板下面側には、上記シー
トの各発泡成形品に対する押型を並設してあり、
さらに上記押圧板の下方には、スライド枠を設
け、該スライド枠は内方に上記シートの各発泡成
形品に対応する打ち抜き孔を並設した有孔板を有
するとともに上記シートの載置位置から上記押圧
板の下側位置へと摺動自在に設けてあり、スライ
ド枠下方には回収箱を設け、該回収箱は上記スラ
イド枠とは反対方向から押圧板の下方位置へと摺
動自在に形成してあり、該回収箱にて前記押圧板
押型にてシートより打ち抜き分離されて上記スラ
イド板の打ち抜き孔から落下した発泡成形品を収
納できるように構成してなることを特徴としてい
る。
次いでこの考案の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。
装置本体1の中央上方には押圧板2が、上部に
設けたシリンダー機構20により昇降自在に設け
てあり、押圧板2の下面には、打抜き加工するシ
ートの多数の発泡成形品形状部に対応する多数の
押型21が並設されている。
そしてシートの載置位置となる装置本体1の一
方側の側方から、中央の押圧板2下部までガイド
レール10が設けてあり、このガイドレール10
上を走行する車輪30を備えたスライド枠3の内
側には、シートを載置する合板等からなる有孔板
31が着脱自在に嵌入されている。有孔板31に
はシートの各発泡成形品に対応し、分離した成形
品を落下させる多数の打ち抜き孔32が形成され
ている。なお33はスライド枠3の手動操作用の
把手である。
装置本体1の上記スライド枠3側とは反対側の
側方から、中央の押圧板2下部のガイドレール1
0下方までガイド溝11が設けてあり、上記ガイ
溝11には打抜き分離された発泡成形品の回収箱
4が摺動自在に備えてあり、この回収箱4は四方
の側壁のうち、使用時に横側端になる一辺が開放
40されてあつて、回収箱4からの発泡成形品の
取出しを容易にしている。
上記スライド枠3および回収箱4の移動は手動
により行なうようになつているが、シリンダー機
構、クランク機構等によつて機械的に作動させる
ことも出来、またスライド枠3の押圧板2下部へ
の移動と、押圧板2下降のタイミングを合せるの
と共に作業者の安全保護の為に、スライド枠3が
押圧板2下部へセツトされたことを感知できるリ
ミツトスイツチを装置本体1に設けておき、その
信号によつて押圧板2の下降を制御すれば好適な
実施となる。
次に上記装置に用いるシートSについて、第4
図及び第5図によつて説明する。
発泡ポリスチレンシートなどの発泡性熱可塑性
樹脂シートに対して、プレス成形等により多数の
発泡成形品aを連続的に並設して膨出形成するこ
とについては従来と全く同様であるが、その後ト
ムソン刃加工等によりトリミング加工を施す際
に、各発泡成形品形状aの全外周を切断cしてし
まわず、外周の一部bでシート余剰部S′と接続し
たままの状態でトリミング加工をしたものであ
る。
そして上記シートSは適数個の発泡成形品形状
部aを含み、運搬および取扱いに便利な所定単位
長さに裁断されたものを準備し、この考案の打抜
装置に使用するものである。図示したものの場
合、縦横5列づつの計25個の発泡成形品形状部a
が一枚の正方形状の原反シートSに形成されてあ
り、上記各形状部aとシート余剰部S′との接続部
bが4個所残るよう切断部cを形成してトリミン
グ加工されている。シートSおよび形状部aの構
成は上記以外にも自由に変更できるが、それに従
つて装置の内の押型20および抜き孔32の形状
個数等が変わる。また上記接続部bも4個所のほ
か2個所のものなどでも実施できる。
次に上記装置の作動について順次説明をしてい
く。
先ず回収箱4は予め装置中央の押圧板2下部へ
移動させておく。
スライド枠3の有孔板31上面に前記シートS
を載置した後、スライド枠3を摺動させて押圧板
2の直下へシートSをセツトする。
次に上部のシリンダー機構20の作動により押
圧板2が下降し、押圧板2下面の押型21がシー
トSの発泡成形品形状部aの上面に当接する(第
6図参照)。
さらに押圧板2が下降しシートSを押圧する
と、発泡成形品形状部a外周のシート余剰部S′と
の接続部bが切断され、各個別の発泡成形品Aに
完全に分離されて、有孔板31の打ち抜き孔32
から回収箱4内へ落下し、トリミング加工が完了
する(第7図参照)。
その後、押圧板2は再び上昇して原位置に復帰
し、スライド枠3を装置側方へ引き出して有孔板
31上のシート余剰部S′を取り除き、新らたなシ
ートSを載置して次の加工サイクルに入る。
回収箱4内に回収された発泡成形品Aは順次積
み重ねられて収納されてあり、回収箱4が一杯に
なれば、回収箱4を装置側方に引き出して発泡成
形品Aを取り出し、空になつた回収箱4を再び装
置中央へセツトする。
上記のような各工程を順次繰返すことにより、
連続的に発泡成形品Aのトリミングが行なえるも
のである。
なお上記工程中、押圧板2および押型21の下
降量は、発泡成形品形状部aに当接した位置か
ら、少し下まで下降すれば切断可能であるが、シ
ートSの柔軟性による変形を考慮すると共に、分
離後の発泡成形品Aの完全な落下回収を果すた
め、押型21が有孔板31の略上面に達するまで
下降させるのが好適である。
また押型21の形状としては、シートSの発泡
成形品形状部a上面が平坦な場合は押型21の下
面も平坦でよいが、成形品形状部a上面に脆弱な
凸部等がある場合には、押型21下面で押圧して
上記凸部を変形させないよう、該凸部を避けて当
接できるような凹部を有する押型21が望ましい
(図示せず)。
さらに押型21は、各発泡成形品形状部a毎に
分割された複数の押型21を個別に押圧板2に取
付けたもののほか、各押型21が全て一体に形成
されたものでも実施でき、この場合、一体の押型
21の下面部のみを複数個の別々の当接面に構成
できるようにすれば好適である。
シートSに形成した発泡成形品形状部aのトリ
ミングされる外周形状と、有孔板31の打ち抜き
孔32の内径および押型21の外径とは厳密に合
致させる必要はなく、打ち抜き孔32の内径は大
きめの押型21の外径は小さいめの概略形状に形
成しておいたほうが、原反シートSのずれや成形
誤差等に対応でき、製造も容易であるから好適で
あり、この考案の場合上記概略形状でもトリミン
グ加工の仕上りには何ら悪影響を及ぼさない。
上記のごとく構成されたこの考案の打抜装置に
よれば、予め発泡成形品形状の外周のうち、一部
の接続部を除いて切断されトリミング加工を終
え、所定長さに裁断されたシートを準備し、上記
一部の接続部を上下に昇降する押型と固定された
抜き孔間で打抜き切断し、個別の発泡成形品に分
離できるものである。
そしてシートのセツトには、打ち抜き孔を形成
した有孔板をスライド枠内に収納し、有孔板上に
載置したシートを装置側方よりスライド枠と共に
摺動して、装置中央の所定位置へとセツトできる
ものであり、操作は簡単で正確に作業でき能率的
である。さらにシートの各発泡成形品に対する押
型を並設した押圧板と回収箱の間に、発泡成形品
に対応する打ち抜き孔を並設した有孔板からなる
スライド枠を設けてなるものゆえ、押型のこの打
ち抜き孔への下降に伴ない発泡成形品はシートの
余剰部と確実に切り離され、切口も綺麗な成形品
を得ることができる。有孔板をスライド枠内に着
脱自在に嵌入しておけば、発泡成形品の形状変更
の際には有孔板のみを簡単に交換でき融通性が大
きく好適となる。
また昇降自在な押圧板に複数個の押型を取付け
てあつて、シート上の多数の発泡成形品形状部を
同時に打抜くことができ、作業の能率化を図るこ
とができる。
打抜きトリミングが完了し、個々に分離された
発泡成形品は下方の回収箱をスライド枠とは反対
方向から押圧板の下方位置へと摺動自在に取付け
ているため、発泡成形品の回収作業は簡単で作業
し易く能率的である。
上記のように各作業が容易で能率的であるた
め、装置の運転には単独の作業者で手動操作させ
ることも可能であり、装置全体がコンパクトで場
所を取らないため、発泡成形品の使用現場に設置
することも可能になる。そして所定単位長さのシ
ートの状態でストツクされた成形品を、この装置
にて必要量だけ個別の発泡成形品に分離して使用
すれば、シートの保管運搬も容易で成形品の傷
み、ホコリ付着等も少なく経済的にも優れてい
る。
特に、この考案の装置においては、発泡成形品
外周の一部の接続部のみを切断するものゆえ、従
来のトムソン刃加工あるいは剪断加工装置のよう
に精密な機構や大がかりな構造は不要となり、押
型や抜き孔の加工精度やスライド枠の摺動部の精
度なども比較的ゆるやかなもので充分となり、製
造コストが安くなると共に、作業全体のコスト低
減も果せる。
このように従来困難であつた発泡成形品の使用
現場でのトリミング加工が可能となる打抜装置と
して、発泡成形品のコストダウンおよび用途拡大
にも大きく貢献できる実用的価値の非常に高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は
縦断面図、第4図はシートの平面図、第5図は一
部切欠正面図、第6図および第7図は作動工程を
示す一部拡大断面図である。 1……装着本体、2……押圧板、21……押
型、3……スライド枠、31……有孔板、32…
…打ち抜き孔、4……回収箱、S……シート、a
……発泡成形品形状部、b……接続部、c……切
断部、S′……シート余剰部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の発泡製品を膨出形成した発泡性熱可塑性
    樹脂シートで、それぞれの成形品外周のうち一部
    が余剰部と接続された状態で成形品外周を切断ト
    リミングしてなるシートから、個々の成形品を完
    全に分離する装置であつて、装置中央には、上下
    に昇降自在な押圧板を設け、該押圧板下面側に
    は、上記シートの各発泡成形品に対する押型を並
    設してあり、さらに上記押圧板の下方には、スラ
    イド枠を設け、該スライド枠は内方に上記シート
    の各発泡成形品に対応する打ち抜き孔を並設した
    有孔板を有するとともに上記シートの載置位置か
    ら上記押圧板の下側位置へと摺動自在に設けてあ
    り、スライド枠下方には回収箱を設け、該回収箱
    は上記スライド枠とは反対方向から押圧板の下方
    位置へと摺動自在に形成してあり、該回収箱にて
    前記押圧板の押型にてシートより打ち抜き分離さ
    れて上記スライド板の打ち抜き孔から落下した発
    泡成形品を収納できるように構成してなることを
    特徴とする発泡成形品の打抜装置。
JP7225381U 1981-05-18 1981-05-18 Expired JPH0118317Y2 (ja)

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