JPH0427936Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0427936Y2
JPH0427936Y2 JP2056887U JP2056887U JPH0427936Y2 JP H0427936 Y2 JPH0427936 Y2 JP H0427936Y2 JP 2056887 U JP2056887 U JP 2056887U JP 2056887 U JP2056887 U JP 2056887U JP H0427936 Y2 JPH0427936 Y2 JP H0427936Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling member
waterproof sheet
waterproof
adhesive
roofs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2056887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63127529U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2056887U priority Critical patent/JPH0427936Y2/ja
Publication of JPS63127529U publication Critical patent/JPS63127529U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0427936Y2 publication Critical patent/JPH0427936Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は瓦棒葺屋根の雨漏れを防止するため
の防水補修材に関するものである。
(従来の技術) 瓦棒葺屋根は瓦葺屋根よりも雪が落ち易いた
め、特に北海道、東北、北陸地方の雪の多い他方
で多く用いられているが、鉄板であるため錆およ
び熱による膨張・収縮が原因して雨漏れが生じや
すいものである。
特に突条部は、下端の曲げ起し部に亀裂が入り
やすく、この亀裂から雨漏れを生じ、また突条部
の両側面に形成されているハゼ結合部が熱膨張・
収縮により緩む場合があり、平坦部を流下する雨
水が風により吹き寄せられて、緩んだハゼ結合部
の隙間から浸透して、雨漏れする場合が多いもの
であつた。
この雨漏れをとめるための従来の補修方法は、
突条部の上面に形成されている溝部に接着剤を塗
布して発泡体からなる充填部材を貼り付けて溝部
を塞いだ上で、この充填部材の上面を含めて突条
部の側面から平坦部にかけて接着材を塗布し、未
加硫のゴム板等からなる防水シートを、突条部を
包み込むように貼り付けていたものである。
しかし、この補修方法は、接着材を塗つたり、
充填部材や防水シートを貼り付けるのに大変に手
数がかかると同時に、熟練した技能者でないと上
手に貼れないとつた問題があつた。
この考案は、以上説明した従来の問題点を解消
して、手数がかからず、誰でも容易に補修ができ
る、瓦棒葺屋根用防水補修材を提供することを目
的とするものである。
(考案の構成) 上記の目的を達するためのこの考案は、未加硫
ゴム等からなる帯状の防水シートの片面の幅方向
の中央に、長手方向に延び長方形断面を持つプラ
スチツクまたはゴム発泡体からなる細長い充填部
材を接着し、該充填部材の両側方の上記防水シー
ト面と、上記充填部材の表面とを、保護用の剥離
紙を備えた粘着面とした、瓦棒葺屋根用防水補修
材である。
(作用) この瓦棒葺屋根用防水補修材は、瓦棒葺屋根の
最も雨漏れの生じやすい突条部(平坦部は殆ど雨
漏れしない。)を補修するもので、防水シート面
と充填部材の表面との剥離紙を剥がして、まづ充
填部材の表面を突条上面の溝部の底に粘着して溝
部を塞ぎ、続いて防水シートの粘着面を突条の側
面に粘着して、突条の基部付近に達した防水シー
トの両側端部をコーキング剤によりコーキングし
て補修を完了するもので、平坦部も同時に補修す
る場は、平板状の防水シートを平坦部に貼つて、
のこ考案の防水シートと突条部の基部に近い平坦
部で重ね合わせて接着し、必要に応じて重ね合わ
せ部をコーキングするものである。
(実施例) 以下、この考案を図面に示す実施例にもとづい
て説明する。
図において、1は防水シートで、未加硫ゴムか
らなり、所要の幅と長さを持つ帯状に形成され
る。
2は充填部材で、プラスチツクまたはゴム発泡
体からなる長方形断面を持つ長物で、防水シート
1の幅方向の中央に、長手方向のほぼ全長に亘つ
て接着してある。
3,3aは防水シートの粘着面で、充填部材2
の両側方の防水シート面に粘着剤を塗したもの
で、この粘着面3,3aを保護する剥離紙4,4
aが添えてあり、この剥離紙4,4aは充填部材
2の下面に若干入り込ませて、充填部材2が剥離
紙4,4aの一側辺を押さえるようにしてあり、
保管中や運搬中等に剥離紙4,4aが剥がれにく
いようにしたものである。
5は充填部材の粘着面で、充填部材2の表面に
粘着剤を塗布したもので、この粘着面5を保護す
る剥離紙6が添えてある。
次に瓦棒葺屋根の構成を第3図により説明す
る。
薄鉄板の表面にプラスチツク被覆を施したカラ
ートタンと呼ばれる材料が、瓦棒屋根材として多
く使用され、第3図に断面で示した突条部10を
40〜45cm間隔で垂木11を包んで屋根の傾斜方向
に長く設けるもので、上記した瓦棒屋根材は平坦
部板12と突条覆板13とからなり、平坦部板1
2は、両側部を垂木11に沿つて曲げ起こした立
上り部12aを形成し、一方の突条覆板13は、
上面中央に長手方向の溝部14を形成するととも
に、両側を下向に折り曲げた側板部13aを形成
して、垂木11に被せるもので、平坦部板12の
立上り部12aの上端と、突条覆板13の側板部
13aの下端とをハゼ折り結合したことにより、
上面の溝部14と、両側面のハゼ結合部15,1
5aとを持ち、垂木11を包み込んだ突条部10
が構成されるものである。
この突条部10の下端の曲げ起し部16,16
aと、ハゼ結合部15,15aから前記した如く
雨漏れが生じ易いもので、これを補修するために
この考案の防水補修材を使用するもので、まづ剥
離紙4,4a,6をはがして、充填部材2を溝部
14の底面に粘着面5を粘着することにより充填
部材2で溝部14を埋め、続いてこの充填部材2
の両側方の防水シート1を突条部10の側面に沿
わせて粘着面3,3aを粘着し、さらにこの防水
シート1の両側端を、曲げ起し部16,16aの
近傍でポリウレタン樹脂などのコーキング剤でコ
ーキング17,17aして施工を完了する。
斯くしてハゼ結合部15,15aおよび曲げ起
し部16,16aを防水シートで塞いで雨漏れを
止めることができる。
尚、この防水補修材は定尺物(例えば長さ2m)
として供給されるもので、この定尺以上の長さを
持つ突条部10を施工する場合は継ぎ合わせする
必要があり、この継ぎ合わせ部は防水シート1の
み重ね合わせもので、この重ね合わせ代に当たる
充填部材2はあらかじめ除いたものとしておく
か、或いは施工時にカツターナイフ等で切除して
防水シート1のみを重ね合わせるものである。
また、この防水補修材は定尺物1本に対して必
要な量のチユーブ入りコーキング剤を付属させて
販売すれば、素人向の日曜大工材料として販売す
るのに便利である。
(考案の効果) 以上説明したこの考案に係る瓦棒葺屋根用防水
補修材によれば、瓦棒葺屋根の雨漏れを面倒な手
数を要することなく、専門業者は勿論のこと、素
人でも簡単に補修できて極めて便利なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部斜視
図、第2図は第1図A−B線断面図、第3図は使
用状態を示す断面図である。 1……防水シート、2……充填部材、3,3a
……防水シートの粘着面、4,4a…剥離紙、5
……充填部材の粘着面、6……剥離紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状の防水シートの片面の幅方向の中央に、長
    手方向に延びる長方形断面を持つ細長い充填部材
    を接着し、該充填部材の両側方の上記防水シート
    面と、上記充填部材の表面とを、保護用の剥離紙
    を備えた粘着面としたことを特徴とする、瓦棒葺
    屋根用防水補修材。
JP2056887U 1987-02-13 1987-02-13 Expired JPH0427936Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2056887U JPH0427936Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2056887U JPH0427936Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63127529U JPS63127529U (ja) 1988-08-22
JPH0427936Y2 true JPH0427936Y2 (ja) 1992-07-06

Family

ID=30816202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2056887U Expired JPH0427936Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0427936Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63127529U (ja) 1988-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4680909A (en) Roofing system
US6701685B2 (en) Waterproof roofing barrier
US20080098667A1 (en) Method and article of manufacture for sealing a roof
JPH0427936Y2 (ja)
JPH0339538Y2 (ja)
JPH0634998Y2 (ja) 屋根材
JPH0513852Y2 (ja)
JP2798213B2 (ja) シート防水用の複合シート鋼板
USRE29377E (en) Frangible concrete-joint sealant package
JPH0368983B2 (ja)
JP2552969B2 (ja) 断熱防水施工法
JPS609623B2 (ja) 外囲体
JPH0587117U (ja) 瓦棒葺屋根用防水補修材
JPH036732Y2 (ja)
JP2010031516A (ja) 谷樋用素材および谷樋の施工方法
JP2001003525A (ja) 屋根の下葺材
JPH047422B2 (ja)
JPS6245398B2 (ja)
JPH0417694Y2 (ja)
JPH0327695B2 (ja)
JPS6235761Y2 (ja)
JPH0660522B2 (ja) 防水シ−トの施工方法
JPH11280211A (ja) シート防水工法及びシート防水改修工法
JPH0337629B2 (ja)
JPH0657891A (ja) 絶縁防水シート及び絶縁防水工法