JPH04279140A - 泥落しマットの製造方法 - Google Patents

泥落しマットの製造方法

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JPH04279140A
JPH04279140A JP6399691A JP6399691A JPH04279140A JP H04279140 A JPH04279140 A JP H04279140A JP 6399691 A JP6399691 A JP 6399691A JP 6399691 A JP6399691 A JP 6399691A JP H04279140 A JPH04279140 A JP H04279140A
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晃 仲田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の出入口等に敷設
して使用する泥落しマットの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂のモノフイラメントで構
成された泥落しマットは例えば、実開昭53−4035
1号公報、特公昭55−31222号公報及び特開昭6
1−203933号公報等により公知である。
【0003】前記実開昭53−40351号のものは、
モノフイラメントを波状に屈曲成形した立体網状集合体
を厚み方向中間部で切断し、切断部側を表面にして構成
したものである。
【0004】特公昭55−31222号のものは、冷却
浴の表面でループ状に沈下するフイラメント群を浴表面
と所定の角度で交わる物体と接触させることによりマッ
トを構成するものである。
【0005】前記特開昭61−203933号のものは
、コイル状に連続して押出し成形された弾性線条をその
ループの方向を90%以上一定方向に向けて集並積して
構成したものである。
【0006】上記したように公知の何れのものも、マッ
トの全体が単一の構造をなしており、泥落し及びクッシ
ョン性は良好であるが、泥捕捉性能及び基材部分の強度
が不足する課題があり、さらに、マット表面に起立状の
ループが存在することで、所謂ハイヒールの如き、径の
細いヒールがループに引掛って靴が脱げたり、着用者が
転倒したりする危険性の高いものであった。それ故に本
発明の目的は、これらの課題を解決したマットを効率よ
く製造する方法を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明の泥落しマットの製造方法は、多数の合
成樹脂溶融モノフイラメントを垂下させて、その一部を
回転する成形ロールの表面に小径ループ状に受け止めさ
せると共に、これらのループは成形ロールの回転に伴い
ない一部重なり合い集合してマットの裏面層及び中間層
を成形せしめ、前記モノフイラメントの残部は前記成形
ロールの表面より低い水面に受け止めて前記中間層上に
前記小径のループ群より大径でしかも不規則な三次元曲
線よりなるループを形成せしめ、前記各ループを交差部
で相互に結合し一体化したマットを構成するものである
【0008】
【作用】ノズルから押出された溶融モノフイラメントは
、複雑な内部応力が賦与されていることにより、その粘
弾性によつて冷却固化するまでの時間内で、応力に見合
って直線状から曲線に変形する能力を保有する。本発明
はこのような高分子の物性を生かしてマットの表面層と
基材各層(裏面層及び中間層)を要求される機能に応じ
て異なる方法で成形した。即ち、表面層のループの柔軟
性と、中間層及び裏面層の弾性により優れたクッシヨン
性を発揮して歩行時に快適な感触が得られる。また、靴
から拭い取られた泥は表面層のループ部分から中間層、
裏面層へと順次沈降するが、中間層及び裏面層の組織が
密であることによりマット中に保存され、マット下に排
出する量は少なく、清掃の作業性がよい。さらに、使用
中のへたりや変形が少ない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1において1は軟質塩化ビニールを溶融する押出
機であり、その先端に紡出パック2が接続され、この紡
出パック2の下部にノズル(図示せず)が相互に位置を
ずらして等間隔に5列配列されており、これらのノズル
から紡出したモノフイラメントF1〜F5は真直に垂下
される。これらのモノフイラメントは前寄りのF1がマ
ットの裏面層ILを形成し、中央部のF2,F3,F4
がマットの中間層MLを形成し、後寄りのF5がマット
の表面層ALを成形するように使用される。3はこれら
のモノフイラメント中のF1〜F4の夫々にループL1
〜L4を形成させる成形ロールであり、各モノフイラメ
ントF1〜F4の垂下距離が30〜35mmになるよう
に紡出パック2の下方に設置し、矢印方向に回転させる
。4は成形ロール3から取上げられた基体マットのガイ
ドロールであり、基体マットが垂直に移動できるように
位置決めして設置し、矢印方向に回転させる。5は送出
ロールである。6は成形ロールで3及びガイドロール4
を収容する冷却水槽であり、冷却水の水面7をノズル面
の下方35〜45mmの高さに調節する。なお、冷却水
の水温は83〜87℃に設定するのが好ましい。
【0010】このような製造条件で製造されるモノフイ
ラメントのうち、F1は垂下して成形ロール3の表面に
達して小円環状の連続したループL1を形成し、隣接す
るループどうしは夫々交差部で融着し裏面層ILを形成
する。この裏面層IL上にF2によりループL2が形成
されてそのループL2とF1のループL1の交差部が融
着する。以下同じようにしてF3,さらにF4が順次ル
ープL3,L4を形成し、夫々先のループと交差部で融
着しF2,F3及びF4でマツトの中間層MLを形成し
、この中間層MLと前記裏面層ILとでマット基体が一
体的に形成され、高温の融着可能の状態で成形ロール3
の回転に伴い水面7に移送される。一方、この位置に至
近の水面7にF5が垂下してきて水面7に前記F1〜F
4のループL1〜L4より大き目のループL5が形成さ
れ、このループL5がF4のループL4上に重なり、互
いの交差部で融着する。ついで水中に真直に移送され、
F5のループL5は水中で次第に冷却固定して変形し、
三次元の複雑な曲線形状となり、図2及び図3に示す形
状の泥落しマットMが形成される。なお、前記F1〜F
4のモノフイラメントで形成されるループL1〜L4の
大きさは夫々の垂下距離が曲面をなす成形ロール3に到
達するまでの長さが短いほどループ径が小さくなり、F
1〜F4は夫々同じループ径でなく変化しており、さら
に、表面層ALを形成するF5の垂下距離は水面7であ
るから最大のループ径L5が形成される。
【0011】このように構成された泥落しマツトMは、
表面層ALがF5により三次元の曲線を形成してクッシ
ョン性良好で靴の泥の捕促性能に優れ、しかもヒールを
引掛けることもない。さらに中間層ML,及び裏面層I
LはF1〜F4により泥の通過沈降を制限する小円環状
のループL1〜L4を多段に備えており、このようなマ
ツトを連続的に製造することができる。
【0012】また、図4に示したものは裏面に凸模様P
を設けて水はけをよくした泥落しマツトであり、このマ
ツトは図6に示すように表面に凹部模様Hを彫刻した成
形ロールを使用して図1に示す装置構成により連続的に
製造することができる。このように裏面に凸模様Pを設
けたマツトは水はけの向上に加え、嵩が高くることでク
ション性がさらに向上し、踏厚時の衝撃吸収が一段とよ
くなる。
【0013】図7に示したものは多色に形成した泥落し
マットであり、このマットは例えば、図1に示した装置
構造に加えて別系列の押出機及び紡出パックを設置し、
該押出機より原液着色された溶融樹脂を押出し供給して
該紡出パックより着色モノフイラメントCF1〜CF5
を紡糸させることにより製造することができ、2系列の
押出機及び紡出パックを交互に切換え運転することで図
7に示す2色マットが製造できる。なお、別系列の押出
機及び紡出パックを複数系列設置することにより、その
系列の数に応じて異なる色の多色マットを製造すること
ができる。
【0014】また、本発明では、成形ロールの取付高さ
や水面の高さを少し変えることで、ループの大きさや形
状、さらには表面層のループの起立角度を容易に変更す
ることができ、異なる構造のマットが製造できる。
【0015】このようにして製造された泥落しマットM
は、押出機で原料樹脂を溶融するに際して、界面活性剤
等の帯電防止剤を混合して製造することにより、使用時
の摩擦によつて発生する静電気を防止することができる
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明の泥落しマット
の製造方法は、製造されたマットの表面層,中間層及び
裏面層で夫々にモノフイラメントが形成しているループ
の大きさや形状が異なった複合構造をなしていることに
より、優れたクッション性を持ち、泥の捕促効率がよく
、ヒールを引掛けたりすることもなく、さらに靴から落
ちた泥は表面層を沈降して中間層に溜って保持されマッ
トを清潔に保つことができる。しかも、強度的に優れて
いてへたり等の変形を起こすことがなく、長期間にわた
り安定に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】泥落しマットの製造に好適な装置構造概略図で
ある。
【図2】泥落しマットの斜視図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】裏面に凸模様を形成した泥落しマットの裏面の
斜視図である。
【図5】同上側面図である。
【図6】図施4に示す泥落しマットを形成する成形ロー
ルの斜視図である。
【図7】多色に形成した泥落しマットの斜視図である。
【符号の説明】
3          成形ロール 7          水面 F1〜F5    モノフイラメント CF          着色フイラメントAL   
       表面層 ML          中間層 IL          裏面層 P            凸模様 L1〜L5    ループ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数の合成樹脂溶融モノフイラメント
    を垂下させて、その一部を回転する成形ロールの表面に
    小径ループ状に受け止めさせると共に、これらのループ
    は成形ロールの回転に伴ない一部重なり合い集合してマ
    ットの裏面層及び中間層を形成せしめ、前記モノフイラ
    メントの残部は前記成形ロールの表面より低い水面に受
    け止めて前記中間層上に前記小径のループ群より大径で
    しかも不規則な三次元曲線よりなるループで表面層を形
    成せしめ、前記各ループを交差部で相互に結合し一体化
    したマットを構成することを特徴とする泥落しマットの
    製造方法。
  2. 【請求項2】  モノフイラメント群に異色の着色モノ
    フイラメントを適宜量混合して多色に構成した請求項1
    記載の泥落しマットの製造方法。
  3. 【請求項3】  マットの裏面に凸模様を形成した請求
    項1記載の泥落しマットの製造方法。
  4. 【請求項4】  マットの全体を帯電防止加工した請求
    項1記載の泥落しマットの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739509A (ja) * 1993-07-27 1995-02-10 Towa:Kk 多色泥落しマット及びその製造方法並びに製造装置
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