JPH0427913Y2 - - Google Patents

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JPH0427913Y2
JPH0427913Y2 JP1986028920U JP2892086U JPH0427913Y2 JP H0427913 Y2 JPH0427913 Y2 JP H0427913Y2 JP 1986028920 U JP1986028920 U JP 1986028920U JP 2892086 U JP2892086 U JP 2892086U JP H0427913 Y2 JPH0427913 Y2 JP H0427913Y2
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hook
lifted
lifting
laser
laser beams
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JP1986028920U
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、横行部の移動によつて揺動したフ
ツクの静止を待たずに被吊上げ物の吊上げ点が照
示される吊上げ位置照示装置付物上げ機械に関す
る。
〔従来の技術〕
けた上を横行する横行部を有する物上げ機械と
してな、天井クレーンや橋形クレーン等がある
が、そのうちで従来一般的に広く使用されている
ものとして天井クレーンを例示することができ
る。
天井クレーンは、走行レール上に車輪を介して
架設されたけた(橋けた及びモノレール、複梁等
を含む)が走行レール上を走行し、かつけた上に
はクラブ又はホイスト等が横行可能に設けられて
おり、さらにこのクラブ又はホイストに設けられ
た巻上装置によつて下端にフツクを取付けたワイ
ヤロープが捲着された構成となつている。そこで
被吊上げ物は巻上装置によつて巻上げられるワイ
ヤロープのフツクに鈎持されて吊上げられ、横行
部の横行移動と、けたの走行移動によつて所定位
置へ運ばれるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の物上げ機械に
あつては、けたの走行移動と横行部の横行移動を
繰返しながら横行部から垂下したフツクを被吊上
げ物の吊上げ位置に合わせた後、フツク被吊上げ
物を吊上げ、移動していた。また、フツクは重量
物である被吊上げ物を吊上げるため大きな強度を
要するのでその質量は大となり、従つて上記横
行、走行時には天井クレーンの構成上、フツクは
前後左右に揺動し、大きな慣性力が生じる。
そこで、フツクを被吊上げ物の直上に位置させ
るために、この慣性力によるフツクの振れを入力
で制止させながら位置合わせを行う操作が必要で
あつた。また、この操作は微調整を含め通常5〜
10回以上は繰返さねばならず、多大な労力と時間
を要するとともに作業者の熟練度に大きく依存す
るという問題があつた。
この考案は、このような従来の問題点にかんが
みてなされたもので、天井クレーンの横行部に吊
上げ位置を照示するレーザー発光器を備えた物上
げ機械とすることにより、上記問題点を解決する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、台車と、この台車に搭載される巻
上げ装置と、この巻上げ装置から垂下されるワイ
ヤロープと、このワイヤロープの下端に取付けら
れたフツクとを備えた横行部を、けた上に横行可
能に載置して、前記フツクに係合した被吊上げ物
を吊上げた状態で移動させる物上げ機械におい
て、被吊上げ物の上向き面の複数箇所に向けて個
別にレーザービームを照射するHe−Neレーザー
発光器を前記横行部に複数設置するとともに、前
記複数のレーザービームの照射位置を、被吊上げ
物の前記上向き面におけるフツク係合位置の近く
であつてこれを中心として相互に離れた各位置に
設定してなる吊上げ位置照示装置付物上げ機械と
したものである。
〔作用〕
物上げ機械を建造物に設けた走行レール上を走
行移動するとともに物上げ機械のけた上の横行部
を横行移動させて横行部から垂下したフツクを被
吊上げ物の直上位置へ移動させると、横行部に取
付けたレーザー発光器から照射されるレーザービ
ームの照射点も横行部と共に移動する。そこで、
この移動する照射点が被吊上げ物の上面の吊上げ
位置に合致したときに横行部の移動を停止する
と、それまで横行部の移動に伴い慣性力によつて
振れていたフツクは、その振れが静止したときに
吊上げ位置の直上に垂下した状態となる。従つ
て、従来のように振れていたフツクを入力によつ
て静止させ、フツクの垂下位置と被吊上げ物の吊
上げ位置とのくいちがいを確認後、さらに横行部
を移動して再び振れたフツクを静止させ、くいち
がいを修正するといつたフツク垂下位置の繰返し
微調整を行う必要がなくなる。
特に、この考案においては、レーザービームは
被吊上げ物の上向き面の複数箇所を照示し、この
複数箇所は、被吊上げ物におけるフツク係合位置
の近くであつてこれを中心とする相互に離れた各
位置であるために、複数の照示位置の中心位置
が、被吊上げ物のフツク係合位置であると直接認
識することができるし、フツク係合位置それ自体
がレーザービームにより照示されるものではない
から、レーザビームがフツクやワイヤロープと干
渉しないため影ができない。このため被吊上げ物
の上向きの面におけるフツク係合位置を、フツク
の真下に正確に設定することができる。しかも、
He−Neレーザビームを照射しているため、赤色
のビームが被吊上げ物に照射され、よつて太陽光
の強い屋外でも前記フツク係合位置を明瞭に認識
することができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1,2図はこの考案の一実施例を示す図である。
1は建造物2上に敷設された走行レール、3は
けたであつて、その両端に設けられた車輪4を介
して図示しない走行装置により走行レール1上を
走行するようになつている。
5は横行部であるクラブであつて、車輪6を有
する台車7とこの台車上に設けられた巻上装置8
を備えている。9,10は台車7に取付けられた
レーザー発光器であつて、11,12はその発射
するレーザービームを示す。レーザー発光器9,
10は、本実施例においてはビーム11,12の
径が数mmφ、照射10m先のスポツト11a,12
aの径が役10mmφの可視光を発生させることがで
きる出力が数mWのHe−Neレーザーを使用して
いる。13はワイヤーロープであつて、下端にフ
ツク14が取付けられ、上部は巻上装置8に巻着
されている。15は手元操作盤であつて、コード
16を介してクラブ5から垂下して取付けられて
いる。なお、前記レーザービーム11,12は、
垂直に対して若干の傾斜角を有していて、レーザ
ー発光器9,10の各レーザー出力部間の距離よ
りも、スポツト11a,12a間の距離が少し小
さくなつている。
17は被吊上げ物であつて、台付ワイヤ18を
介してフツク14に吊持される。
次に作用を説明する。
先ず、メイン電源をONとした後手元操作盤1
5を操作してけた3を走行レール1上で走行移動
するとともにけた3上のクラブ5をけたレール3
a上で横行移動してクラブ5から垂下したフツク
14を被吊上げ物17の直下位置へ移動させる。
そして、この移動の際にレーザー発光器9,10
の電源は前記のメイン電源と連動してONとなる
ためレーザービーム11,12が発射され、この
レーザービームの照射点であるスポツト11a,
12aもクラブ5と共に移動する。そこで、この
移動するスポツト11a,12aが被吊上げ物1
7の上面を照射し、さらにこの上面のほぼ中心で
ある吊上げ位置に合致したときに前記手元操作盤
15によつてクラブ5の移動を停止すると、それ
までクラブ5の移動に伴い慣性力によつて振れて
いたフツク14はその振れが静止したときに前記
吊上げ位置の直上垂下した状態となる。そこで、
振れていたフツク14を入力によつて静止せしめ
た後、台付ワイヤ18によつて被吊上げ物17を
フツク14に掛止し、手元操作盤15によつて巻
上装置8を駆動してワイヤロープ13を巻取らせ
ることにより被吊上げ物17を直上方向に吊上げ
ることができる。そして、けた3を前記走行移動
させ、さらに必要ならばクラブ5を前記横行移動
させることにより、被吊上げ物17を所定位置へ
移動することができる。
なお、本実施例において、レーザー発光器を
9,10の2個としたのは、1個の場合はその照
射点であるスポツトがフツク14等と干渉して被
吊上げ物17の上面における照示が不明瞭になる
ためであつて、2個とすることにより吊上げ位置
の両側を照示し、2つスポツト11a,12aを
結ぶ線上に吊上げ位置があるようにすれば、正確
かつ容易に吊上げ位置をフツク14の直下とする
ことができる。従つて従来のように、フツク14
の振れを入力によつて静止させてフツク14の垂
下位置と被吊上げ物17吊上げ位置との食い違い
を確認し、しかる後にこのくいちがいを修正する
ために再びクラブ5の被吊上げ物17に対する相
対位置を移動させ、移動によつて再び振れるフツ
ク14を入力によつて再び静止して前記くいちが
いの有無を確認し、その結果くいちがいの程度が
なお大きい場合は再三にわたつて上記操作を繰返
す(通常5〜10回)といつた必要はなくなる。
なお、スポツトの形状は円形に限定されず、
印等他の形状でも可能であることはいうまでもな
い。又、レーザービームはレーザー発光器の出力
を数mWの小出力としたため、人体に影響を及ば
すおそれはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、複数
のレーザービームの照射位置を、被吊上げ物の上
向き面におけるフツク係合位置の近くであつてこ
れを中心とする相互に離れた各位置に設定したか
ら、被吊上げ物における各照射位置の中心が、横
行部によるフツク係合位置であることを明確に認
識することができる。このため、フツク及びワイ
ヤーロープの振れに関係なく、被吊上げ物のフツ
ク係合部分と前記照射により示されるフツク係合
位置とを合致させれば、前記振れの停止時には垂
下されたフツクの位置がこれを係合する部分に一
致することになる。
特にこの考案によるば、レーザービームは被吊
上げ物の上向き面の複数箇所を照示し、この複数
箇所は、被吊上げ物におけるフツク係合位置の近
くであつてこれを中心とする相互に離れた各位置
であるために、これらの照示位置の中心位置が、
被吊上げ物のフツク係合位置であると直接認識す
ることができる一方、フツク係合位置それ自体が
レーザービームにより照示されるものではないか
ら、レーザービームがフツクやワイヤロープと干
渉しないため影ができない。このため、被吊上げ
物におけるフツク係合位置に対してフツクの垂下
位置を正確に設定することができる。
しかも、レーザビームによる照示であるため
に、移動による振動が繰り返し発生する横行部に
取付けられても、電球等のように光源が断線する
おそれがなく、且つレーザビームは光が直進し拡
散が極力少なくて指向性が高いため、レンズ等に
よる集光の必要がなく且つ距離が大になつても照
射径が適度で明瞭になるら、容易にスポツト照射
が可能であつて、その結果、吊上げ位置精度の確
保が向上する。
さらにこの考案においてはHe−Neレーザービ
ームを照射しているため、赤色のビームが被吊上
げ物に照射され、しかも、この赤色のビームはレ
ーザービームであるから光エネルギ密度が集中し
ていて照度は極めて高いから、太陽光の強い屋外
でも前記フツク係合位置を明瞭に認識することが
できるという効果もある。
またこの考案においては、複数レーザービーム
が交差することがないように照射方向が決定され
ているから、レーザービームどうしが干渉して前
記フツク係合位置を不明瞭にするおそれもないと
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の概要図、第2図
は第1図における−矢視図である。 3……けた、5……クラブ(横行部)、9,1
0……レーザー発光器、11,12……レーザー
ビーム、14……フツク、17……被吊上げ物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車と、この台車に搭載される巻上げ装置と、
    この巻上げ装置から垂下されるワイヤロープと、
    このワイヤロープの下端に取付けられたフツクと
    を備えた横行部を、けた上に横行可能に載置し
    て、前記フツクに係合した被吊上げ物を吊上げた
    状態で移動させる物上げ機械において、被吊上げ
    物の上向き面の複数箇所に向けて個別にレーザー
    ビームを照射するHe−Neレーザー発光器を前記
    横行部に複数設置するとともに、前記複数のレー
    ザービームを交差させることなく且つこれの照射
    位置を被吊上げ物の前記上向き面におけるフツク
    係合位置の近くであつてこれを中心として相互に
    離れた各位置に設定したことを特徴とする吊上げ
    位置照示装置付物上げ機械。
JP1986028920U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0427913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986028920U JPH0427913Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JP1986028920U JPH0427913Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JPS62144288U JPS62144288U (ja) 1987-09-11
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JP6652436B2 (ja) * 2016-04-04 2020-02-26 住友重機械建機クレーン株式会社 移動式クレーンおよび移動式クレーンの組立方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878992A (ja) * 1981-11-04 1983-05-12 日本鋼管株式会社 クレ−ンフツク中心位置表示装置

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