JPH04278492A - 多機能時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、複数のモード表示を
１つのキーで順次切換表示する多機能時計に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の多機能時計は、１つのキー例えば
モード切換キーを操作することにより、例えば現在時刻
表示→ストップウォッチ時間表示→アラーム時間表示→
世界時計表示というように、モードが順次切替わり、各
モードに応じた機能が実行されるように構成されている
。この場合、現在時刻表示モード以外のモード例えばア
ラーム時間表示モードにおいて、他のキー操作がなされ
、例えばアラーム時間が変更された場合、この状態でモ
ード切換キーが操作されるとダイレクトに現在時刻表示
モードに戻るようになっている。そして、再びモード切
換キーが操作されると、次のストップウォッチ時間表示
モードに進む。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、アラーム時
間表示モードでアラーム時間を変更し、次に現在時刻を
見るために現在時刻表示モードに切替えて、再びアラー
ム時間表示モードに戻りたい場合がある。アラーム時間
の変更後に、モード切換キーを操作すると、現在時刻表
示モードにダイレクトに戻る。しかし、現在時刻表示モ
ードからアラーム時間表示モードに進むためには、途中
のモードを経由しなければならない。即ち、モード切換
キーを２回操作して、現在時刻表示→ストップウォッチ
時間表示→アラーム時間表示という順序でモード切換を
行なう必要があり、キー操作が多く面倒であった。

【０００４】この発明は、上記問題を解消する為になさ
れたもので、使用したいモードに少ないキー操作で、よ
り早く切替えられる多機能時計を提供することを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するために、モード記憶手段の記憶内容に応じて複数
のモードが設定される多機能時計であって、モード切換
キーの操作により上記モード記憶手段の記憶内容を所定
の順序で更新させる第１のモード制御手段と、所定のモ
ードにおいて上記モード切換キー以外のキーが操作され
た際に上記モード記憶手段の記憶内容を前回モードデー
タとして記憶保持する前回モード記憶手段と、この前回
モード記憶手段に前回モードデータが記憶された状態で
上記モード切換キーが操作された際に上記モード記憶手
段に特定モードデータを書き込む第２のモード制御手段
と、上記モード記憶手段に特定モードデータが記憶され
た状態で上記モード切換キーが操作された際に上記前回
モード記憶手段に記憶された前回モードデータを上記モ
ード記憶手段に書き込む第３のモード制御手段とを具備
したことを特徴とする。

【０００６】

【実施例】以下、この発明の実施例を図１ないし図４に
基づいて説明する。図１は、多機能電子腕時計の回路構
成を示すブロック図である。同図において、入力部１は
Ｓ１　キー〜Ｓ３　キーおよび図示しない他のキーを具
備しており、キー入力に応じたキー入力信号を制御部２
に出力する。

【０００７】ここで、Ｓ１　キーはモードを順次切換え
るモード切換キーである。Ｓ２　キーおよびＳ３　キー
は制御キーであり、各モードに応じたキー処理を指定す
る。例えば、ストップウォッチ時間表示モードではＳ２
　キーは計測のスタート／ストップを指示し、Ｓ３　キ
ーは計測データのクリアを指示する。また、アラーム時
間表示モードではＳ２　キーはアラーム時間の桁を指示
し、Ｓ３　キーはアラーム時間の変更を指示する。

【０００８】制御部２はＲＯＭ３に予め記憶したマイク
ロプログラムに基づいて各種処理を行なう中央処理部で
ある。ＲＡＭ４は、図３で後述する各種レジスタを備え
たメモリである。デコーダ・ドライバ５は制御部２から
出力される表示データに基づいて表示部６を表示駆動す
る。表示部６は例えば液晶表示パネルからなり、現在時
刻，ストップウォッチ時間，アラーム時刻等を表示する
。報音制御部７は制御部２から出力される報音命令に基
づいてスピーカ８を駆動しアラーム音等を発生させる。 発振器９は水晶発振子を内蔵し、例えば３２ｋＨＺ　の
クロックパルスを出力するもので、クロックパルスは分
周・タイミング信号出力部１０に供給される。分周・タ
イミング信号出力部１０は発振器９から供給されるクロ
ックパルスを分周して計時信号等の各種タイミング信号
を発生し、制御部２に供給する。

【０００９】図２は、ＲＡＭ４のメモリ構成を示す図で
ある。同図に示すように、ＲＡＭ４には表示レジスタ，
モードレジスタＭ，時刻レジスタ，前回モード記憶レジ
スタＮ，都市指定レジスタＬ，モード別操作有りフラグ
Ｐ，ストップウォッチレジスタ，アラームレジスタ，お
よびタイマレジスタが具備されている。表示レジスタは
表示部６に表示される表示データを記憶するレジスタで
ある。モードレジスタＭは、多機能時計の機能を指定す
るモードデータを記憶するレジスタであり、「Ｍ＝０」
のときは現在時刻表示モード、「Ｍ＝１」のときはスト
ップウォッチ時間表示モード、「Ｍ＝２」のときはアラ
ーム時間表示モード、「Ｍ＝３」のときはタイマ時間表
示モード、「Ｍ＝４」のときは世界時計表示モードが設
定され、各モードに応じた処理が実行される。

【００１０】前回モード記憶レジスタＮは、現在時刻表
示モード以外のモードから現在時刻表示モードにダイレ
クト・リターンしたときに、前回のモードデータを記憶
するレジスタである。都市指定レジスタＬは、世界時計
表示モードにおいて時刻表示を行なう都市を指定するデ
ータを記憶するレジスタである。モード別操作有りフラ
グＰは、現在時刻表示モード以外のモードにおいて制御
キー（Ｓ２，Ｓ３キー）が操作され、各モードでのキー
処理が実行されたことを記憶するレジスタである。

【００１１】ストップウォッチレジスタはストップウォ
ッチの計測時間を記憶するレジスタであり、アラームレ
ジスタはアラーム時間を記憶するレジスタであり、タイ
マレジスタはタイマ時間を記憶するレジスタである。

【００１２】次に、上記実施例の動作を図３および図４
に基づいて説明する。図３は全体の動作を示すフローチ
ャート、図４はモード切替状態を示す図である。

【００１３】初めに、図３を参照して全体動作を説明す
る。制御部２は分周・タイミング信号出力部１０から計
時信号が出力されるまでステップＡ１のＨＡＬＴ状態に
ある。計時信号が出力されると、ステップＡ１で計時信
号ありと判断されてステップＡ２に進む。ステップＡ２
の計時処理では、時刻レジスタに記憶された現在時刻デ
ータが更新される。ステップＡ３の機能処理においては
、計時処理以外の各機能が実行される。例えば、ストッ
プウォッチの時間計測のスタートがなされていればスト
ップウォッチレジスタに記憶されたストップウォッチ時
間を更新し、アラーム時間が設定されていればアラーム
レジスタのアラーム時間と現在時刻との比較を行なう。

【００１４】次のステップＡ４では表示処理が実行され
る。この表示処理ではモードレジスタＭに記憶されたモ
ードデータに応じて現在時刻，ストップウォッチ時間，
アラーム時間等が表示部６に表示される。ステップＡ４
の実行後はステップＡ１に戻る。

【００１５】また、入力部１でＳ１　キー〜Ｓ３　キー
を入力すると、ステップＡ１でキー入力ありと判断され
てステップＡ５に進む。ステップＡ５では入力されたキ
ーがＳ１キーか否かが判断される。

【００１６】Ｓ１　キーが入力された場合は、ステップ
Ａ５でＹＥＳと判断されてステップＡ６に進む。ステッ
プＡ６においては、モードレジスタＭの内容が「０」か
否か即ち「現在時刻表示モード」か否かが判断される。 このステップＡ６でＹＥＳと判断されるとステップＡ７
に進み、ＮＯの場合はステップＡ１１に進む。

【００１７】「Ｍ＝０」即ち現在時刻表示モードにおい
てＳ１　キーが入力されると、ステップＡ６でＹＥＳと
判断されてステップＡ７に進む。ステップＡ７において
は、モード別操作有りフラグＰの内容が「０」か否かが
判断される。このステップＡ７で、ＹＥＳと判断された
場合はステップＡ８に進み、ＮＯの場合はステップＡ９
に進む。

【００１８】例えば、他のモードから現在時刻表示モー
ドに戻ったときに、他のモードにおいて制御キーが操作
されていない場合は「Ｐ＝０」であるから、ステップＡ
７でＹＥＳと判断されてステップＡ８に進む。ステップ
Ａ８では、モードレジスタＭに「１」を書き込み、所定
の順序通りにモードデータを更新し、次の「ストップウ
ォッチ時間表示モード」を設定する。ステップＡ８から
はステップＡ４に進む。

【００１９】また、現在時刻表示モードに戻る以前に、
他のモード例えばアラーム時間表示モードにおいて、制
御キー（Ｓ２，Ｓ３キー）の操作によりアラーム時間等
が変更されていれば「Ｐ＝１」になっているので、ステ
ップＡ７でＮＯと判断されてステップＡ９に進む。ステ
ップＡ９においては、前回モード記憶レジスタＮに記憶
された「前回のモードデータ」がモードレジスタＭに書
き込まれ、前回のモードが設定される。続くステップＡ
１０では、モード別操作有りフラグＰに「０」が書き込
まれて記憶内容がクリアされる。ステップＡ９の実行後
はステップＡ４に進む。

【００２０】「Ｍ≠０」即ち現在時刻表示モード以外の
他のモードで、Ｓ１　キーが入力された場合は、上記ス
テップＡ６でＮＯと判断されてステップＡ１１に進む。 ステップＡ１１においては、ステップＡ７と同様に、「
Ｐ＝０」か否かが判断される。このステップＡ１１でＹ
ＥＳと判断された場合はステップＡ１２に進み、ＮＯの
場合はステップＡ１３に進む。

【００２１】例えば、現在のモードにおいて、Ｓ１　キ
ーを操作する前に制御キー（Ｓ２，Ｓ３キー）を操作し
ていない場合は、「Ｐ＝０」であるからステップＡ１１
でＹＥＳと判断されてステップＡ１２に進む。ステップ
Ａ１２ではモードレジスタＭのモードデータに「１」を
加算して、所定の順序通りにモードデータを更新し、次
のモードを設定する。ステップＡ１２からはステップＡ
４に進む。

【００２２】また、現在のモードにおいて、Ｓ１　キー
を操作する前に制御キー（Ｓ２，Ｓ３キー）を操作して
いれば「Ｐ＝１」になっているので、ステップＡ１１で
ＮＯと判断されてステップＡ１３に進む。ステップＡ１
３においては、モードレジスタＭに記憶された「現在の
モードデータ」が「前回のモードデータ」として前回モ
ード記憶レジスタＮに書き込まれ、Ｓ１　キー操作前の
「前回のモードデータ」が記憶保持される。続くステッ
プＡ１４ではモードレジスタＭに「０」が書き込まれて
「現在時刻表示モード」が設定される。即ち、現在時刻
表示モード以外のモードにおいて制御キー（Ｓ２，Ｓ３
キー）が操作された場合、モードを進めるためにＳ１　
キーが操作されると「現在時刻表示モード」がダイレク
トに設定される。ステップＡ１４の実行後はステップＡ
４に進む。

【００２３】また、ステップＡ１において、入力部１で
Ｓ１　キー以外のキーを入力すると、ステップＡ１から
ステップＡ５に進み、ステップＡ５でＮＯと判断されて
ステップＡ１５に進む。ステップＡ１５では制御キー（
Ｓ２，Ｓ３キー）が操作されたか否かが判断される。

【００２４】制御キーが操作された場合、ステップＡ１
５でＹＥＳと判断されてステップＡ１６に進む。ステッ
プＡ１６においては「Ｍ＝０」か否かが判断される。こ
のステップＡ１６でＹＥＳと判断されるとステップＡ１
７に進み、ＮＯの場合はステップＡ１８に進む。

【００２５】「Ｍ＝０」即ち現在時刻表示モードで、制
御キーが入力されるとステップＡ１６でＹＥＳと判断さ
れてステップＡ１７に進む。ステップＡ１７においては
、制御キーの操作に基づいて、時刻レジスタに記憶され
た現在時刻データが修正され、ステップＡ４に進む。

【００２６】「Ｍ≠０」即ち現在時刻表示モード以外の
他のモードで、制御キーが入力された場合は、上記ステ
ップＡ１６でＮＯと判断されてステップＡ１８に進む。 ステップＡ１８においては、各モードに応じて制御キー
の操作に基づく処理が行なわれる。例えば、「Ｍ＝１」
のストップウォッチ時間表示モードではストップウォッ
チ計測のスタート／ストップまたは計測データのクリア
が行なわれ、「Ｍ＝２」のアラーム時間表示モードでは
アラーム時間が変更される。次のステップＡ１９では、
モード別操作有りフラグＰに「１」が書き込まれる。即
ち、現在時刻モード以外の各モードにおいて、制御キー
（Ｓ２，Ｓ３キー）が操作されたことがモード別操作有
りフラグＰに記憶される。ステップＡ１９の実行後はス
テップＡ４に進む。

【００２７】また、上記ステップＡ１５でＮＯと判断さ
れた場合はステップＡ２０に進んで、Ｓ１　キー〜Ｓ３
　キー以外のその他のキー処理が実行され、ステップＡ
４に進む。

【００２８】次に、図４を参照して、モード切換キー（
Ｓ１　キー）の操作によるモード切替動作を説明する。 まず、現在時刻表示モード（Ｍ＝０）において、Ｓ１　
キーを操作すると、「Ｐ＝０」の状態ではステップＡ８
が実行され、ストップウォッチ時間表示モード（Ｍ＝１
）にモードが切替わる。

【００２９】次に、ストップウォッチ時間表示モードに
おいてＳ１　キーを操作すると、「Ｐ＝０」の状態では
ステップＡ１２が実行されて、アラーム時間表示モード
（Ｍ＝２）にモードが切替わる。アラーム時間表示モー
ドで、制御キー（Ｓ２，Ｓ３キー）を操作してアラーム
時間を変更したとする。これにより、ステップＡ１９が
実行されて「Ｐ＝１」となり、制御キーの操作がモード
別操作有りフラグＰに記憶される。

【００３０】この状態でＳ１　キーを操作すると、通常
はタイマ時間表示モードに進むが、いま「Ｐ＝１」にな
っているのでステップＡ１３，１４が実行され、モード
レジスタＭに記憶された現在のモードデータ（Ｍ＝２）
が、「前回のモードデータ」として前回モード記憶レジ
スタＮに記憶され、且つ現在時刻表示モード（Ｍ＝０）
がダイレクトに設定される。

【００３１】更に、現在時刻表示モードにおいて、Ｓ１
　キーが操作されると、通常は次の「ストップウォッチ
時間表示モード」に進むが、いま「Ｐ＝１」になってい
るのでステップＡ９，１０が実行される。これにより、
前回モード記憶レジスタＮに記憶された「前回のモード
データ（Ｍ＝２）」がモードレジスタＭに書き込まれ、
「アラーム時間表示モード」がダイレクトに設定される
と共に、モード別操作有りフラグＰがクリアされる。即
ち、現在時刻表示モードに戻って現在時刻を確認した後
に、Ｓ１　キーを１回操作すれば、すぐに以前のモード
に戻ることができる。

【００３２】続けて、Ｓ１　キーを操作すると、今度は
「Ｐ＝０」になっているのでステップＡ１２が実行され
、次の「タイマ時間表示モード」に切替わる。以下、Ｓ
１　キーの操作により、「タイマ時間表示モード」から
「世界時計表示モード」、更に「現在時刻表示モード」
にモードが切替わる。

【００３３】なお、上述の説明では「アラーム時間表示
モード」において制御キーを操作した例を説明したが、
「ストップウォッチ時間表示モード」、「タイマ時間表
示モード」、および「世界時計表示モード」においても
同様である。

【００３４】

【発明の効果】この発明によれば、特定モード以外のモ
ードで有効なキーが操作された場合、モード切換キーの
操作により特定モードに戻り、更にモード切換キーを操
作すると直ちに以前のモードに戻るようにしたので、モ
ード切替のキー操作が少なく、使用したいモードに少な
いキー操作で、より早く切替えられる多機能時計を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】多機能時計の回路構成を示すブロック図である
。

【図２】メモリの構成を示す図である。

【図３】動作を示すフローチャートである。

【図４】モード切替動作を示す図である。

【符号の説明】

１…入力部 Ｓ１　…モード切換キー ２…制御部 ３…ＲＯＭ ４…ＲＡＭ ５…デコーダ・ドライバ ６…表示部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】モード記憶手段の記憶内容に応じて複数の
   モードが設定される多機能時計であって、モード切換キ
   ーの操作により上記モード記憶手段の記憶内容を所定の
   順序で更新させる第１のモード制御手段と、所定のモー
   ドにおいて上記モード切換キー以外のキーが操作された
   際に上記モード記憶手段の記憶内容を前回モードデータ
   として記憶保持する前回モード記憶手段と、この前回モ
   ード記憶手段に前回モードデータが記憶された状態で上
   記モード切換キーが操作された際に上記モード記憶手段
   に特定モードデータを書き込む第２のモード制御手段と
   、上記モード記憶手段に特定モードデータが記憶された
   状態で上記モード切換キーが操作された際に上記前回モ
   ード記憶手段に記憶された前回モードデータを上記モー
   ド記憶手段に書き込む第３のモード制御手段とを具備し
   たことを特徴とする多機能時計。
2. 【請求項２】現在時刻を表示する時刻表示モードと、こ
   の時刻表示モードとは異なる複数の機能表示モードとを
   単一キーの操作毎に順次切換える多機能時計であって、
   上記時刻表示モードとは異なる機能表示モードにおいて
   上記単一キーとは異なるキーの操作がなされたことを記
   憶するキー操作記憶手段と、このキー操作記憶手段に上
   記異なるキーの操作がなされたことが記憶されている際
   に上記単一キーの操作によって表示モードを上記時刻表
   示モードに設定する第１のモード設定手段と、この第１
   のモード設定手段によって時刻表示モードが設定された
   際の上記単一キーの操作によって上記時刻表示モードと
   は異なる機能表示モードを設定する第２のモード設定手
   段とを具備したことを特徴とする多機能時計。