JPH04277967A

JPH04277967A - ボイスメールシステムおよびファクシミリメール装置

Info

Publication number: JPH04277967A
Application number: JP3065422A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ota; 洋太田
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1991-03-05
Filing date: 1991-03-05
Publication date: 1992-10-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話着信者が不在のと
き等にメッセージ音声を蓄積保存し、必要により取り出
すボイスメール装置を用いたメールサービスシステムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のボイスメール装置等において、ジ
ャーナル情報を出力する方法として、特開昭５９−１６
９２６２号公報に記載のように、電話機からマルチメデ
ィアのメール装置に指示を行い、ボイスメールのジャー
ナル情報を出力する端末番号をプッシュボタンから入力
し、ファクシミリの形式にメディア変換して出力させる
ものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のボイス
メール装置で伝達されるジャーナル情報は利用者のメー
ルボックスに受信したメッセージの有無および数や、そ
の受信日時等であり、この情報が多い場合に電話で着信
情報等を取り出しても詳しい内容を聞く必要があるか無
いかを判断する事は難しかった。また重要度を判断して
重要度順に聞く事は出来なかった。これは例えそれらの
情報がファクシミリの情報にメディア変換されてでてき
ても同じ事であった。また従来のボイスメール装置では
最寄りのファクシミリ装置に出力する場合にいちいちフ
ァクシミリの番号を入力しなければならず、定期出力に
は向かないものであった。

【０００４】本発明の目的は、ボイスメール装置に蓄積
した情報の重要度の判断を容易にすることができるボイ
スメールシステムを提供する事にある。また本発明の目
的は自己の電話のボイスメール装置に蓄積されたメッセ
ージの管理情報を容易に自己の最寄りのファクシミリ装
置に出力できるボイスメールシステムを提供する事にあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の装置は、ボイスメールに音声を蓄積する際に
、発信者の識別のための情報やコールバックの要否を蓄
積し、管理情報の出力の際にこの識別情報を出力するよ
うに構成したものである。

【０００６】また本発明の他の目的を達成するために、
本発明のボイスメールシステムは、電子交換機とボイス
メール装置（構成によっては更にファクシミリメール装
置）が密結合されたボイスメールシステムにおいて、電
子交換機に接続された複数の電話機と複数のファクシミ
リ装置の対応テーブルと、コード情報をイメージ情報に
変換する変換手段を設け、電話機からの指示に基づきボ
イスメール装置に蓄積されたメールボックスの管理情報
を変換手段に入力してイメージ情報に変換し、変換され
た管理情報のイメージ情報を前記対応テーブルに該電話
機に対応するファクシミリ装置として登録されたファク
シミリ装置に出力する、またはメールボックスの管理情
報を出力させたいファクシミリ装置から直接出力要求し
、イメージ情報に変換された管理情報を該ファクシミリ
装置に出力するように構成したものである。

【０００７】

【作用】発信者の電話番号、内線外線の区別の情報等の
発信者の識別のための情報や、コールバックの要否の情
報等がボイスメールの他の管理情報（メッセージ着信時
間、メッセージ配送情報、同報結果情報、同報リスト等
）と共に記憶され、ボイスメール管理情報の出力時にフ
ァクシミリ装置から出力される。したがって、ボイスメ
ールの受信者はこれらの識別情報から本当に詳細内容を
聞く必要があるか否かを容易に判断できる。

【０００８】また電話機からファクシミリ装置へのボイ
スメール管理情報の出力を指示すると、電話機とファク
シミリ装置の対応テーブルが参照され、検索されたファ
クシミリ装置に管理情報が出力される。対応テーブルに
予め最寄りのファクシミリ装置を登録しておくことによ
り、必要な管理情報が最寄りのファクシミリ装置に自動
的に出力される。これにより、毎朝無条件に管理情報を
出力する場合等において、いちいち出力先のファクシミ
リ番号を入力する手間が省ける事になる。

【０００９】

【実施例】図１に本発明のボイスメールシステムの第１
の実施例の構成を示す。本実施例のボイスメールシステ
ムは、公衆回線６に接続された構内交換機（ＰＢＸ）１
と、構内交換機１に接続されたボイスメール装置２と、
構内交換機１およびボイスメール装置２に接続されたフ
ァクシミリ蓄積交換装置３（ファクシミリメール装置）
と、構内交換機１に接続された複数の構内電話機Ａ，Ｂ
・・・と、ファクシミリ装置（ＦＡＸ）５で構成される
。ボイスメール装置２はＰＢＸ１との接続部にあたる電
話インタフェース回路（電話Ｉ／Ｆ）１０と、電話回線
上のアナログ信号をディジタル信号に変換し、および逆
変換するＡ／Ｄ符号化復号化回路１１と音声メッセージ
を発生する音声応答装置１２と、音声メッセージ等を蓄
積するメッセージ蓄積ディスク装置１４と、ディスク装
置１４の入出力を制御するディスク入出力制御部１５と
、全体の管理を行う中央処理部１３と、ファクシミリ蓄
積交換装置３との入出力を制御するインタフェース回路
１９からなる。中央処理部１３には、制御回路１６と、
ディスク装置１４に記憶されるボイスメールの管理情報
を記憶する管理情報記憶部１７と、コンソール７、電話
番号ごとのメールボックスの番号や対応するＦＡＸの番
号、パスワード、所属部課、氏名等を記憶する登録者情
報記憶部１８を備える。

【００１０】ファクシミリ蓄積交換装置３はインタフェ
ース回路３（電話Ｉ／Ｆ）１、３６と、テキストデータ
をイメージ情報に変換するテキスト／イメージ変換部３
２と、全体制御を行う中央処理部３３と、ファックスイ
メージ情報を蓄積する画像蓄積ディスク装置３４および
、ファクシミリ管理情報記憶部３５およびボイスメール
装置２から送られてくる出力用のボイスメール管理情報
を記憶するボイスメール管理情報記憶部３７，コンソー
ル８からなる。

【００１１】ボイスメール装置２は構内交換機（ＰＢＸ
）１に接続されている。このＰＢＸ１には複数の内線電
話機Ａ，Ｂ，・・・が接続されるとともに、外線即ち公
衆回線６に接続されている。

【００１２】内線電話機Ａから内線電話機Ｂに通話要求
（発呼）が発生する場合には、内線電話機ＡからＰＢＸ
１に内線電話機Ｂの電話（回線）番号「２２２２」を送
信する。ＰＢＸ１は内線電話機Ａからの通話要求を受け
ると電話機Ａの回線「１１１１」を電話機Ｂの回線「２
２２２」に接続する。これにより電話機Ａと電話機Ｂが
通話可能状態になる。電話機Ｂに目的の相手がいる場合
には通常通話が行われる。不在の場合または相手先ビジ
ーの場合にはＰＢＸ１の転送機能を利用してボイスメー
ル装置２の電話番号「３３３３」に転送される。尚、電
話機Ａからボイスメール装置２の電話番号「３３３３」
をダイヤルして、直接ボイスメール装置を呼び出しても
もちろん構わない。ボイスメール装置２とＰＢＸ１は密
結合されているので、ＰＢＸ１は電話機Ａから入力され
た（ダイヤルされた）蓄積相手の電話番号「２２２２」
をボイスメール装置２に対して送出し、ボイスメール装
置２のメールボックスが「２２２２」に決定される。

【００１３】本実施例の装置では、ＰＢＸ１にボイスメ
ール装置の電話番号「３３３３」が指示された場合また
はＰＢＸ１によって「３３３３」への転送が指示された
場合に発呼側が内線であるか、外線であるかをＰＢＸ１
が判断し、その識別コードＡＡを発生する。識別コード
ＡＡが内線を示す「００」である場合にはＰＢＸ１は発
呼側の電話番号「１１１１」を識別コードＡＡに続けて
ボイスメール装置２に対して出力する。識別コードＡＡ
が外線を示す「１１」である場合にはＰＢＸ１は識別コ
ードＡＡをボイスメール装置２に対して出力する。

【００１４】ボイスメール装置は音声応答回路１２を用
いてサービスメニューの音声ガイダンスを行い、メッセ
ージ送信が選択され、接続された回線が内線の場合には
「コールバックが必要な場合には１を、不要の場合には
２を、緊急の場合には３を押して下さい。」と音声メッ
セージを送り優先度コードＢＢの入力を待つ。入力が行
われると「メッセージを入力下さい。」と音声メッセー
ジを送り音声メッセージの入力を待つ。音声メッセージ
の入力が完了すると、識別コードＡＡおよび相手先電話
番号「１１１１」、氏名、優先度コードＢＢが管理情報
記憶部１３に記憶され、音声メッセージはディスク装置
に電話機Ｂのメールボックスとして割当てられた領域に
保存される。また、受信時間情報等の管理データが同時
に管理情報記憶部１３に記憶される。ボイスメールの管
理情報記憶部１７に記憶される管理データは、テキスト
データ等のコード化されたデータの形であり、その内容
は下記の８つである。

【００１５】１）発着信情報各ユーザーの保有するメールボックス毎にそのメールボ
ックスに発着信したメッセージの発信と着信の別を示す
発着信種別・発着信日付・相手名・電話番号・メッセー
ジ長（時間）等の情報２）メッセージ配送情報相手に送ったメッセージを、相手がメールボックスから
取り出して、受け取ったかの確認情報３）同報結果情報メッセージ同報を行った結果、相手が受け取ったかの確
認情報４）同報リスト同報のための相手グループ登録情報でグループ名及び番
号・相手名群・相手電話番号群が登録されている。５）短縮・ワンタッチダイヤルリスト短縮及びワンタッチダイヤル番号・相手名・相手電話番
号の情報６）通信料金記録情報７）メールボックス使用状況情報８）システム情報

【００１６】ボイスメール装置は接続された回線が外線
の場合には「コールバックが必要な場合には１を、不要
の場合には２を、緊急の場合には３を押して下さい。」
と音声メッセージを送り優先度コードＢＢの入力を待つ
。優先度コードＢＢが「１」の場合には「電話番号を入
力して下さい。」と音声メッセージを送り相手先電話番
号の入力を待つ。入力が完了すると「メッセージを入力
下さい。」と音声メッセージを送り音声メッセージの入
力を待つ。音声メッセージの入力が完了すると、識別コ
ードＡＡおよび相手先電話番号「２３−１２３４」，優
先度コードＢＢを管理情報記憶部１３に記憶する。そし
て音声メッセージを電話機Ｂのメールボックスに保存す
る。

【００１７】次に、ジャーナル情報（管理情報）を出力
する動作について図７を用いて説明する。ジャーナル情
報の出力は、必要な都度行っても良いし、予め定められ
た時間にボイスメール装置１が自動的に行っても良い。

【００１８】必要な都度行う場合には、電話機Ｂから「
３３３３」をダイヤルし、ＰＢＸ１を介してボイスメー
ル装置２を呼び出す。サービスメニューの音声ガイダン
スにより管理データのＦＡＸ出力が選択された場合には
、電話機Ｂから指示されたＦＡＸ装置５または予め電話
機ごとに設定されたＦＡＸ装置５にジャーナル情報を送
り出力する。

【００１９】予め定められた時間にボイスメール装置１
が自動的に行う場合には、ボイスメール装置２の制御部
１６が図５に示す登録者情報記憶部１８の管理情報出力
時間の欄を監視しており、その時間になると、そのメー
ルボックスの管理情報をＦＡＸ出力する。

【００２０】前記定期的または電話からの要求による随
時のＦＡＸ出力の選択の後、ボイスメール装置２は図５
に示す登録者情報記憶部１８のユーザファックス番号欄
を参照し、出力先ＦＡＸ５のＦＡＸ番号を決定する。ボ
イスメール装置２は管理情報記憶部１７に記憶された電
話機Ｂのメールボックスに該当する識別コードＡＡおよ
び相手先電話番号「１１１１」，優先度コードＢＢおよ
び受信時間情報等の管理データを読み出し、所定のフォ
ーマットに編集する。このとき、登録者情報記憶部１８
の部課名欄を参照し、相手先電話番号がこのテーブルに
登録されたものである場合には部課名を表示する。また
電話が各自１台割当てられている場合には相手先氏名を
記憶するユーザ名欄を参照し、相手先氏名を表示する。

【００２１】編集された管理データはインタフェース回
路１９，３１を介してファクシミリ蓄積交換装置３のボ
イスメール管理情報記憶部３７に送られる。ファクシミ
リ蓄積交換装置３には自己のファクシミリ管理情報を記
憶するファクシミリ管理情報記憶部３５が備えられてお
り、必要に応じてテキスト／イメージ変換部３２でイメ
ージ情報に変換されファクシミリ出力される構造になっ
ており、本実施例ではこの機能を利用する。ボイスメー
ル管理情報記憶部３７に記憶された管理データはテキス
ト／イメージ変換装置３２でイメージ情報に変換され、
ファクシミリメールボックス（画像蓄積装置３４内）に
送られる。ファクシミリメールボックスへの記憶が終了
すると、ファクシミリ蓄積交換装置３からインタフェー
ス回路３６を通して相手先ＦＡＸ５に対して発呼が行わ
れ、ＰＢＸ１によって回線接続されるとファクシミリメ
ールボックスからイメージデータが出力され、ＦＡＸ５
にボイスメール管理データが出力される。次にファクシ
ミリ装置５からの随時のＦＡＸ出力が選択された場合の
動作を説明する。この場合はファクシミリ装置５とファ
クシミリ蓄積交換装置３が直接接続されるので、前記の
ようにユーザファックス番号欄を参照する必要はない。ファクシミリ装置５からファクシミリ蓄積交換装置３に
対し呼を発生させ、回線が接続されると、ファクシミリ
装置５から、ポーリング要求である事を示すコードと、
ファクシミリメールボックスに蓄積されたイメージ情報
やファクシミリ管理情報のポーリングでなくボイスメー
ル管理情報のポーリングであることを表すコード（例え
ば「＃」）を送出し、続いて呼び出すメールボックスの
番号、必要に応じてはパスワードを送出する。以上の動
作によりファクシミリ蓄積交換装置３のボイスメール管
理情報記憶部３７に記憶された管理データがテキスト／
イメージ変換装置３２でイメージ情報に変換された後イ
メージデータとしてＦＡＸ５に送出される。

【００２２】ファクシミリ蓄積交換装置３では、ボイス
メール装置と同じ様に各種管理情報をファクシミリ管理
情報記憶部３５にテキストデータで記憶しており、この
情報をユーザーに対して伝達する場合、テキスト／イメ
ージ変換器を通して、イメージデータに変換しファクシ
ミリ装置に伝送する。本実施例ではこのファクシミリ蓄
積交換装置が持っているテキスト／イメージ変換部３２
に着目して、ボイスメール装置２からのボイスメール管
理情報をファクシミリ蓄積交換装置３のインターフェー
ス回路１９を通して、テキストデータのまま伝送し、ま
たファクシミリ蓄積交換装置３は、そのテキストデータ
をボイスメール装置２のインターフェース回路３１を通
して受け取り、テキスト／イメージ交換を行った後、フ
ァクシミリのデータ伝送規定通りの信号をファクシミリ
装置に対し伝送するようにしているので、テキスト／イ
メージ変換部３２を新たに設ける必要はない。

【００２３】予め定められた時間にボイスメール装置１
が自動的にジャーナル情報の出力を行う場合にはボイス
メール装置２は不図示のタイマーが予め定めた時間（通
常はオフィスの始業時間の直前）に管理情報記憶部１７
を参照し、メッセージの蓄積されているメールボックス
に該当するジャーナル情報を登録者情報記憶部１８に記
憶された出力先ファクシミリ装置のファクシミリ番号と
ともにファクシミリ蓄積交換装置３に順次出力する。フ
ァクシミリ蓄積交換装置３ではボイスメール管理情報記
憶部３７にジャーナル情報が記憶される毎にテキスト／
イメージ変換部３２でイメージデータに変換し、所定Ｆ
ＡＸ５に出力する。

【００２４】ファクシミリ蓄積交換装置３が自動的に出
力する場合には、ボイスメール装置２の制御部１６がボ
イスメール装置２のメールボックスにメッセージが記憶
される毎に管理情報記憶部１７に記憶された管理データ
から必要なデータを取り出しジャーナル情報として編集
しインタフェース回路１９，３１を介してファクシミリ
蓄積交換装置３のボイスメール管理情報記憶部３７にデ
ータを転送するように構成する。このジャーナル情報に
は図５に示すように登録者情報記憶部１８の管理情報出
力時間を含めておく。そして、ファクシミリ蓄積交換装
置３の中央処理部３３により、時間監視を行い管理情報
出力時間になるとそのボイスメールのメールボックスに
該当するジャーナル情報をテキスト／イメージ変換部３
２でイメージ状態に変換し、ＦＡＸ５に出力する。この
場合、ボイスメール装置２のメールボックスにメッセー
ジが記憶される毎にジャーナル情報をファクシミリ蓄積
交換装置３に転送することを止め、ファクシミリ蓄積交
換装置３の中央処理部３３により、時間監視を行い管理
情報出力時間になるとボイスメール装置２にジャーナル
情報の転送を要求し、転送されてきたジャーナル情報を
テキスト／イメージ変換部３２でイメージ状態に変換し
、ＦＡＸ５に出力するようにしても良い。登録者情報記
憶部１８の管理情報出力時間や部課名等のデータはコン
ソール７から入力し記憶される。図６に出力されたＦＡ
Ｘ出力の例を示す。

【００２５】コールバックが必要な場合にはコールバッ
ク欄に所定のマークが表示され、相手先電話番号および
氏名が表示される。また、内線外線の区別情報も表示さ
れる。

【００２６】以上予め電話機ごとに設定されたＦＡＸ装
置５にジャーナル情報を送り出力する場合について説明
したが、必要な都度出力する場合には出力先ＦＡＸ装置
のＦＡＸ番号を入力させ、そのＦＡＸ番号のＦＡＸ装置
に出力するようにしても良い。

【００２７】次に本実施例の変型例を図２から図４に示
す。図２は、図１との違いにおいて、ボイスメール装置
２とファクシミリ蓄積交換装置３間に於けるボイスメー
ル管理情報（ジャーナル情報）の伝送をインタフェース
回路１９，３１を用いず、ＰＢＸ１を介して行うように
したものである。ボイスメール装置２の中央処理部１３
にはインタフェース回路２０が設けられている。インタ
フェース回路２０はＰＢＸ１とインタフェース回路１ｂ
を介して接続されており、ＰＢＸ１とファクシミリ蓄積
交換装置３はインタフェース回路１ａ，３８を介して接
続されている。ボイスメール管理情報はインタフェース
回路２０、インタフェース回路１ｂ、ＰＢＸ１、インタ
フェース回路１ａ，３８を経由してボイスメール装置２
からファクシミリ蓄積交換装置３に送られる。その他の
動作は図１の実施例と同様なので説明は省略する。

【００２８】図３は、図１との違いにおいて、ボイスメ
ール装置２とファクシミリ蓄積交換装置３間に於けるボ
イスメール管理情報（ジャーナル情報）の伝送をインタ
フェース回路１９，３１を用いずに、データを一旦音声
情報に変換し、ＰＢＸ１の電話交換機能を利用して行う
ようにしたものである。ボイスメール装置２の中央処理
部１３にはテキスト／トーン変換回路２１が設けられて
いる。テキスト／トーン変換回路２１はＰＢＸ１と電話
インタフェース回路１０を介して接続されており、ＰＢ
Ｘ１とファクシミリ蓄積交換装置３は電話インタフェー
ス回路３６を介して接続されている。ボイスメール管理
情報はテキスト／トーン変換回路２１によって音声情報
（トーン信号）に変換される。トーン信号は電話インタ
フェース回路１０を介してＰＢＸ１に伝送される。ＰＢ
Ｘ１はトーン信号の先頭に送られて来る電話番号に基づ
きファクシミリ蓄積交換装置３に回線を接続し、トーン
信号のボイスメール管理情報はファクシミリ蓄積交換装
置３に送られる。ファクシミリ蓄積交換装置３には通常
ファクシミリ装置に設けられているトーン／テキスト変
換装置が設けられているので、このトーン／テキスト変
換装置を用いてボイスメール装置２からのボイスメール
管理情報をテキストデータに変換し、ボイスメール管理
情報記憶部３７に蓄積する。その他の動作は図１の実施
例と同様なので説明は省略する。

【００２９】図４は、図１との違いにおいて、ボイスメ
ール装置２とファクシミリ蓄積交換装置３間に於けるボ
イスメール管理情報（ジャーナル情報）の伝送をインタ
フェース回路１９，３１を用いず、モデム２３、ＰＢＸ
１を介して行うようにしたものである。ボイスメール装
置２の中央処理部１３にはモデム２３および識別信号発
生部２２が設けられている。ボイスメール装置２からフ
ァクシミリ蓄積交換装置３にボイスメール管理情報を伝
送する場合はまず識別信号発生部２２でこれから送られ
る信号がファクシミリ信号ではなくデータ信号である事
を識別させる識別信号を発生させ、ＰＢＸ１に送る。ボ
イスメール管理情報はモデム２３を介してＰＢＸ１に送
られる。ＰＢＸ１によってファクシミリ蓄積交換装置３
に接続されると、電話インタフェース回路３６を介して
識別信号検出部３９で識別信号を検出する。識別信号が
検出されると、続いて送られて来るデータを、ボイスメ
ール管理情報記憶部３７に蓄積する。その他の動作は図
１の実施例と同様なので説明は省略する。

【００３０】次に本発明の第２の実施例を説明する。図
８は本発明の第２の実施例を示す図で、ファクシミリ蓄
積交換装置３を用いずに直接ＦＡＸ装置５に出力する場
合を示す。本実施例では、図１のボイスメール装置２に
代わりボイスメール装置２’が設けられている。本実施
例ではファクシミリ蓄積交換装置３は設けられていない
。ボイスメール装置２’は、ボイスメール装置２に存在
する構成に加えてテキスト／イメージ変換装置４０、フ
ァクシミリ処理部４１およびモデム４２を内蔵する。中央処理部によって編集されたジャーナル情報は、テキ
スト／イメージ変換装置４０を通してイメージデータに
変換された後ファクシミリ処理装置４１に送られる。フ
ァクシミリ処理部４１では、ファクシミリの規格に添っ
た信号処理を行い、電話機の番号毎に出力先ファクシミ
リ装置５が指定されたテーブルを参照する事によりまた
は電話機から出力先ファクシミリ装置を指定する事によ
り、またはファクシミリ装置５からポーリング要求する
事によりモデム４２を介して出力先ＦＡＸとして選択さ
れたファクシミリ装置５にイメージ情報を送る。本実施
例ではファクシミリ蓄積交換装置を用いないため簡易な
装置構成にできる。

【００３１】次に本発明の第３の実施例を説明する。図
９は本発明の第３の実施例を示す図で、テキスト／イメ
ージ変換装置３２がファクシミリ装置５側にある場合を
示している。本実施例のボイスメール装置２”は図１の
ボイスメール装置２に存在する構成に加えて識別信号発
生部２０とモデム２３を備える。中央処理部によって編
集されたジャーナル情報は、識別信号発生回路２０で発
生された識別信号は送信データの先頭部に付加されてモ
デム１、ＰＢＸ１を介してファクシミリ装置５’に送ら
れる。ファクシミリ装置５’には識別信号検出部５１が
設けられており、ボイスメール装置２”から送られた信
号の先頭部に予め定められた識別信号が含まれている場
合に受信した信号がテキストデータの信号と判断し、識
別信号をファクシミリ処理部５３に送る。ファクシミリ
処理部５３はモデム５２を介して受信した信号をテキス
ト／イメージ変換装置４０を通してイメージデータに変
換した後、印字装置５５に出力する。

【００３２】次に本発明の第４の実施例を説明する。図
１０は本発明の第４の実施例を示す図で、ボイスメール
装置２とファクシミリ蓄積交換装置３を融合したマルチ
メディア装置を用いた場合を示す。マルチメディアサー
バ６は特開昭５９−１６９２６２号公報に記載されたも
のとほぼ同様であるが、本実施例では登録者情報記憶部
１８に電話機ごとに出力先ファクシミリ番号を指定した
対応テーブルが設けられている。したがって、マルチメ
ディアサーバ６に記憶されたボイスメール情報のための
管理情報（ジャーナル情報）はテキスト／イメージ変換
部を通してイメージ情報に変換された後、対応テーブル
を参照して得られるファクシミリ装置へ出力される。

【００３３】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コール
バックの要否や相手先電話番号等の情報を管理情報とし
て得られるため、本当に聞く必要および重要度の高いボ
イスメールを容易に選択できる。また、あらかじめ最寄
りのファクシミリ装置を自己の電話機のボイスメールの
管理情報の出力先として登録しておけば、最寄りのファ
クシミリ装置に管理情報を取り出せる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す構成図である。

【図２】本発明の第１の実施例の変形例を示す構成図で
ある。

【図３】本発明の第１の実施例の変形例を示す構成図で
ある。

【図４】本発明の第１の実施例の変形例を示す構成図で
ある。

【図５】本発明の第１の実施例における登録者情報記憶
部の記憶内容を示す説明図である。

【図６】本発明の第１の実施例の出力例を示す説明図で
ある。

【図７】本発明の第１の実施例の読み出し動作の説明図
である。

【図８】本発明の第２の実施例を示す構成図である。

【図９】本発明の第３の実施例を示す構成図である。

【図１０】本発明の第４の実施例を示す構成図である。

【符号の説明】

１　　　　構内交換機（ＰＢＸ）２，２’，２”　　　　ボイスメール装置３　　　　フ
ァクシミリ蓄積交換機（ファクシミリメール装置）５　　　　ファクシミリ装置Ａ，Ｂ　　　　電話装置１７　　　　管理情報記憶部１８　　　　登録者情報記憶部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　ボイスメール装置の管理情報をファク
シミリ装置に出力するボイスメールシステムにおいて、
ボイスメールに音声を蓄積する際に、発信者の識別のた
めの識別情報を蓄積し、管理情報の出力の際にこの識別
情報を出力する事を特徴とするボイスメールシステム。
【請求項２】　　請求項１において、前記識別情報は内
線と外線を区別する情報である事を特徴とするボイスメ
ールシステム。
【請求項３】　　請求項１において、前記識別情報は発
信者の電話番号である事を特徴とするボイスメールシス
テム。
【請求項４】　　請求項１において、コールバックの要
否を示す情報を蓄積し、管理情報の出力の際にこの情報
を出力する事を特徴とするボイスメールシステム。
【請求項５】　　請求項１において、前記識別情報に対
応する第２の識別情報を記憶する情報テーブルを備え、
前記管理情報の出力の際に前記識別情報に対応する第２
の識別情報を検索し、出力する事を特徴とするボイスメ
ールシステム。
【請求項６】　　請求項５において、前記識別情報は発
信者の電話番号であり、前記第２の識別情報は内線番号
に対応して登録された氏名であり、前記識別情報が内線
者の電話番号である場合に前記情報テーブルを検索し、
発信者氏名を出力する事を特徴とするボイスメールシス
テム。
【請求項７】　　請求項５において、前記識別情報は発
信者の電話番号であり、前記第２の識別情報は内線番号
に対応して登録された部課名であり、前記識別情報が内
線者の電話番号である場合に前記情報テーブルを検索し
、発信者部課名を出力する事を特徴とするボイスメール
システム。
【請求項８】　　電子交換機とボイスメール装置が密結
合されたボイスメールシステムにおいて、前記ボイスメ
ール装置に音声を蓄積する際に、発信者の識別のための
識別情報を前記電子交換機から前記ボイスメール装置に
供給して蓄積し、少なくとも前記識別情報を含む管理情
報を前記電子交換機に接続されたファクシミリ装置に出
力する事を特徴とするボイスメールシステム。
【請求項９】　　電子交換機とボイスメール装置および
ファクシミリメール装置が密結合されたボイスメールシ
ステムにおいて、前記ボイスメール装置のボイスメール
管理情報を前記ファクシミリメール装置に伝送し、前記
ファクシミリメール装置内に設けられたコード情報をイ
メージ情報に変換する変換手段に入力し、変換されたボ
イスメール管理情報のイメージ情報を前記電子交換機に
接続されたファクシミリ装置に出力する事を特徴とする
ボイスメールシステム。
【請求項１０】　　請求項９において、前記ファクシミ
リメール装置は前記ボイスメール装置から送られたボイ
スメール管理情報を予め定められたタイミングでメール
ボックス毎に定められたファクシミリ装置に出力する事
を特徴とするボイスメールシステム。
【請求項１１】　　請求項９において、前記ファクシミ
リメール装置は前記ボイスメール装置から送られたボイ
スメール管理情報を前記電子交換機に接続されたファク
シミリ装置からの出力要求に基づきメールボックス毎に
前記ファクシミリ装置に出力する事を特徴とするボイス
メールシステム。
【請求項１２】　　請求項９において、前記ファクシミ
リメール装置は前記ボイスメール装置から送られたボイ
スメール管理情報を前記電子交換機に接続された電話機
からの出力要求に基づきメールボックス毎に前記電話機
から指定されたファクシミリ装置に出力する事を特徴と
するボイスメールシステム。
【請求項１３】　　請求項９において、前記ファクシミ
リメール装置は前記ボイスメール装置から送られたボイ
スメール管理情報を前記電子交換機に接続された電話機
からの出力要求に基づきメールボックス毎に予め定めら
れたファクシミリ装置に出力する事を特徴とするボイス
メールシステム。
【請求項１４】　　電子交換機およびボイスメール装置
に接続され、前記ボイスメール装置から伝送されるコー
ド情報のボイスメール管理情報を記憶するボイスメール
情報記憶部と、コード情報をイメージ情報に変換する変
換手段と、を備え、前記ボイスメール情報記憶部に記憶
されたボイスメール管理情報をボイスメール装置のメー
ルボックス毎に前記変換手段によりイメージ情報に変換
し、前記電子交換機に接続されたファクシミリ装置に出
力する事を特徴とするファクシミリメール装置。
【請求項１５】　　請求項１４において、前記ボイスメ
ール情報記憶部に記憶されたボイスメール管理情報を予
め定められたタイミングでボイスメール装置のメールボ
ックス毎に定められたファクシミリ装置に出力する事を
特徴とするファクシミリメール装置。
【請求項１６】　　請求項１４において、前記ボイスメ
ール情報記憶部に記憶されたボイスメール管理情報を前
記電子交換機に接続されたファクシミリ装置からの出力
要求に基づきメールボックス毎にファクシミリ装置に出
力する事を特徴とするファクシミリメール装置。
【請求項１７】　　請求項１４において、前記ボイスメ
ール情報記憶部に記憶されたボイスメール管理情報を前
記電子交換機に接続された電話機からの出力要求に基づ
きメールボックス毎に前記電話機から指定されたファク
シミリ装置に出力する事を特徴とするファクシミリメー
ル装置。
【請求項１８】　　請求項１５において、前記ボイスメ
ール情報記憶部に記憶されたボイスメール管理情報を前
記電子交換機に接続された電話機からの出力要求に基づ
きメールボックス毎に予め定められたファクシミリ装置
に出力する事を特徴とするファクシミリメール装置。
【請求項１９】　　電子交換機と、前記電子交換機に密
結合されたボイスメール装置と、前記電子交換機に接続
された複数の電話機と、前記電子交換機に接続された複
数のファクシミリ装置を備えたシステムにおいて、前記
ボイスメール装置に、前記複数の電話機と前記複数のフ
ァクシミリ装置の対応テーブルを備えた登録者情報記憶
手段と、前記ボイスメール装置の管理情報をイメージ情
報に変換するテキスト・イメージ変換手段と、前記テキ
スト・イメージ変換手段によってイメージ情報に変換さ
れた管理情報をファクシミリ信号に変換するファクシミ
リ信号処理手段とを備え、前記ボイスメール装置の管理
情報を前記対応テーブルを参照する事により決定された
ファクシミリ装置に出力する事を特徴とするボイスメー
ルシステム。