JPH04277727A - 空間光変調素子 - Google Patents
空間光変調素子Info
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- JPH04277727A JPH04277727A JP3040291A JP4029191A JPH04277727A JP H04277727 A JPH04277727 A JP H04277727A JP 3040291 A JP3040291 A JP 3040291A JP 4029191 A JP4029191 A JP 4029191A JP H04277727 A JPH04277727 A JP H04277727A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元的に、光で読み
書きする光アドレス型の空間変調素子に関する。
書きする光アドレス型の空間変調素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光で読み書きするタイプの空間変調素子
として、マイクロチャンネルプレートを用いた空間変調
素子や、液晶を用いた空間変調素子が知られている。
として、マイクロチャンネルプレートを用いた空間変調
素子や、液晶を用いた空間変調素子が知られている。
【0003】これらは、書き込みの際には電気光学効果
を使ったり、光起電力や熱を使っている。
を使ったり、光起電力や熱を使っている。
【0004】また、これらとは異なり、自ら発光する輝
尽現象を利用した空間変調素子に関する文献が発表され
ている(例えば、S.Jutamulia,G.Sto
rti,J.Lindmayr,and W.Sei
derman,”Application of
electron trapping mater
ialsto optical parallel
logic processing”,Proc
.SPIE,vol.1151,San Diego
,Aug.,1989, F.Itoh,K.Kit
ayama, and Y.Tamura,”Op
tical outer−product lea
rning in a neural net
work using optically s
timulable phosphor”,Opt.
Lett.,Vol.15,No.15,No.15,
860(1990))。
尽現象を利用した空間変調素子に関する文献が発表され
ている(例えば、S.Jutamulia,G.Sto
rti,J.Lindmayr,and W.Sei
derman,”Application of
electron trapping mater
ialsto optical parallel
logic processing”,Proc
.SPIE,vol.1151,San Diego
,Aug.,1989, F.Itoh,K.Kit
ayama, and Y.Tamura,”Op
tical outer−product lea
rning in a neural net
work using optically s
timulable phosphor”,Opt.
Lett.,Vol.15,No.15,No.15,
860(1990))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光アドレス型の
空間変調素子は、受動素子であり、自ら発光することは
なかった。また、輝尽現象を利用する空間変調素子は発
光はするものの、非線形な応答を得ることが出来ない。
空間変調素子は、受動素子であり、自ら発光することは
なかった。また、輝尽現象を利用する空間変調素子は発
光はするものの、非線形な応答を得ることが出来ない。
【0006】さらに、輝尽現象を利用する空間変調素子
は、書き込まれた内容を読み出すと、書き込まれた内容
を失ってしまう、等の問題がある。
は、書き込まれた内容を読み出すと、書き込まれた内容
を失ってしまう、等の問題がある。
【0007】本発明は、非線形な効果を有するとともに
、メモリ(memory)効果をも有し、自発光する空
間変調素子を提供することを目的としている。
、メモリ(memory)効果をも有し、自発光する空
間変調素子を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、本発明に係る空間光変調素子においては、印加電圧
と発光輝度との間にヒステリシス特性をもつエレクトロ
・ルミネッセンス(Electro・luminesc
ence、以下、ELと称する。)材料と、誘電体ミラ
ーと、光伝導層とを順次密着し、その両端に透明電極を
つけた構造とした。
め、本発明に係る空間光変調素子においては、印加電圧
と発光輝度との間にヒステリシス特性をもつエレクトロ
・ルミネッセンス(Electro・luminesc
ence、以下、ELと称する。)材料と、誘電体ミラ
ーと、光伝導層とを順次密着し、その両端に透明電極を
つけた構造とした。
【0009】この場合、第1の波長の光を使って空間分
布情報を書き込み、第2の波長の光を照射すると前記第
1の波長の光による書き込みの光分布に応じて、第3の
波長の光が発光する輝尽材料を、EL材料側の表面上に
成膜した構成とすることもできる。
布情報を書き込み、第2の波長の光を照射すると前記第
1の波長の光による書き込みの光分布に応じて、第3の
波長の光が発光する輝尽材料を、EL材料側の表面上に
成膜した構成とすることもできる。
【0010】また、輝尽現象を呈する2種以上の輝尽材
料を用い、各材料ごとに1層の膜をエレクトロ・ルミネ
ッセンス材料側の表面上に成膜することもできる。
料を用い、各材料ごとに1層の膜をエレクトロ・ルミネ
ッセンス材料側の表面上に成膜することもできる。
【0011】
【作用】請求項1については、バイアス電圧の印加状態
の下、書き込み光を照射すると、ELの有するヒステリ
シス特性に従って前記バイアス電圧の印加時よりも強い
強度での発光状態が得られ、これは、書き込み光の照射
を止めても維持される。
の下、書き込み光を照射すると、ELの有するヒステリ
シス特性に従って前記バイアス電圧の印加時よりも強い
強度での発光状態が得られ、これは、書き込み光の照射
を止めても維持される。
【0012】請求項2については、EL材料のメモリ特
性と輝尽材料のダイナミックメモリ特性が利用される。
性と輝尽材料のダイナミックメモリ特性が利用される。
【0013】請求項3いついては、輝尽材料の輝尽現象
が利用される。
が利用される。
【0014】
【実施例】本発明の説明に入る前に、前提として、EL
と透明電極とを組合せた空間変調素子における特性につ
いて図3、図4を用いて説明する。
と透明電極とを組合せた空間変調素子における特性につ
いて図3、図4を用いて説明する。
【0015】図3において、符号1はEL材料、符号2
は透明電極、符号3は交流電源をそれぞれ示す。ここで
、交流電源3により、透明電極2にはバイアス電圧が印
加されるものとする。
は透明電極、符号3は交流電源をそれぞれ示す。ここで
、交流電源3により、透明電極2にはバイアス電圧が印
加されるものとする。
【0016】かかる空間変調素子におけるメモリ特性を
、図4に示すELのヒステリシス特性図により、説明す
る。図の横軸は交流電源により印加されるバイアス電圧
、縦軸はELの発光光強度を示す。
、図4に示すELのヒステリシス特性図により、説明す
る。図の横軸は交流電源により印加されるバイアス電圧
、縦軸はELの発光光強度を示す。
【0017】図4において、ヒステリシス特性は、バイ
アス電圧を印加し、その電圧を上昇させていく場合の発
光の輝度上昇曲線と電圧を下降させていく場合の輝度下
降曲線の間に観測される。
アス電圧を印加し、その電圧を上昇させていく場合の発
光の輝度上昇曲線と電圧を下降させていく場合の輝度下
降曲線の間に観測される。
【0018】初めに、透明電極間に電圧Vaが印加され
ているとする。このとき、ELより発せられる光の光強
度がL1である。
ているとする。このとき、ELより発せられる光の光強
度がL1である。
【0019】この状態で、ELに対して、紫外光hνを
照射する。すると、出射光Lの光強度は輝度上昇曲線に
従って上昇し、次いで、紫外光の照射をやめると輝度下
降曲線に従って下降し、最終的に電圧Vaに対応した増
加した光強度L2で発光する。
照射する。すると、出射光Lの光強度は輝度上昇曲線に
従って上昇し、次いで、紫外光の照射をやめると輝度下
降曲線に従って下降し、最終的に電圧Vaに対応した増
加した光強度L2で発光する。
【0020】このヒステリシス特性は、図4に示したよ
うに、電圧の印加量によって描く軌跡が異なる。これは
、紫外光hνの照射量、すなわち強度についても同様で
ある。このような現象を利用することで、中間調を含む
情報のメモリが可能である。
うに、電圧の印加量によって描く軌跡が異なる。これは
、紫外光hνの照射量、すなわち強度についても同様で
ある。このような現象を利用することで、中間調を含む
情報のメモリが可能である。
【0021】以上説明したような特徴を利用することで
、中間調の情報を含む光アドレス型の空間変調素子が実
現できる。しかし、この場合、書き込み光源としては、
紫外光を用いる必要があり、これは、光の絞り込み等、
実用性を考えれば非常に不利である。
、中間調の情報を含む光アドレス型の空間変調素子が実
現できる。しかし、この場合、書き込み光源としては、
紫外光を用いる必要があり、これは、光の絞り込み等、
実用性を考えれば非常に不利である。
【0022】本発明は、上述したような紫外光を書き込
み光源としないことで、実用性の点で優れたものとなっ
ている。以下、実施例を説明する。
み光源としないことで、実用性の点で優れたものとなっ
ている。以下、実施例を説明する。
【0023】例1(図1、図4参照)
本例は請求項1に対応する。
【0024】図において、符号4はEL、符号5は誘電
体ミラー、符号6は光伝導体、符号7は透明電極、符号
8は交流電源をそれぞれ示す。以下、書き込み及びメモ
リの動作ついて説明する。
体ミラー、符号6は光伝導体、符号7は透明電極、符号
8は交流電源をそれぞれ示す。以下、書き込み及びメモ
リの動作ついて説明する。
【0025】図1において、図の左側から書き込み光W
rが光伝導体6に投影されると、光が照射された部分は
光伝導体6のインピーダンスが低下し、光が照射されて
いない部分に比べて高い電圧がEL4に印加されること
になる。ここで、書き込み光に異なるレベルの中間調を
含む明暗があれば、それに対応して印加電圧も異なる。
rが光伝導体6に投影されると、光が照射された部分は
光伝導体6のインピーダンスが低下し、光が照射されて
いない部分に比べて高い電圧がEL4に印加されること
になる。ここで、書き込み光に異なるレベルの中間調を
含む明暗があれば、それに対応して印加電圧も異なる。
【0026】このように、2次元的な情報パターンであ
る書き込み光が照射された部分のうち、任意の部分の電
圧を例えば、電圧V1とすれば、その部分は光強度L’
1で発光する。
る書き込み光が照射された部分のうち、任意の部分の電
圧を例えば、電圧V1とすれば、その部分は光強度L’
1で発光する。
【0027】従って、書き込み光のパターン情報に対応
して、印加電圧が異なるため、印加電圧に対応した異な
る強度でEL4が発光する。つまり、書き込まれたパタ
ーンが中間調を含む情報をもって発光されることになる
。
して、印加電圧が異なるため、印加電圧に対応した異な
る強度でEL4が発光する。つまり、書き込まれたパタ
ーンが中間調を含む情報をもって発光されることになる
。
【0028】この発光は、電圧Vaが印加されている限
り、書き込み光Wrの照射を止めても、発光し続ける。
り、書き込み光Wrの照射を止めても、発光し続ける。
【0029】このようにして、左側から照射される書き
込み光をカットしてもELが発光していることをメモリ
効果といい、印加電圧の違いによる様々な軌跡を使うこ
とで中間調を含めたメモリ効果を得ることができる。
込み光をカットしてもELが発光していることをメモリ
効果といい、印加電圧の違いによる様々な軌跡を使うこ
とで中間調を含めたメモリ効果を得ることができる。
【0030】さらに、様々な形のヒステリシス曲線の特
性を示す材料を選べば、メモリ効果の他、微分特性にか
かる効果をも得ることができる。
性を示す材料を選べば、メモリ効果の他、微分特性にか
かる効果をも得ることができる。
【0031】なお、本例において、誘電体ミラー5は、
書き込み光がEL材料に照射されることを防ぐためのも
のであり、EL材料からの発光を乱さなければ、これに
代えて、適宜の遮光層を用いることもできる。
書き込み光がEL材料に照射されることを防ぐためのも
のであり、EL材料からの発光を乱さなければ、これに
代えて、適宜の遮光層を用いることもできる。
【0032】また、交流電源8は透明電極間7、7間に
印加するバイアスする電圧を供給する役目を果たしてい
る。
印加するバイアスする電圧を供給する役目を果たしてい
る。
【0033】光伝導層6としては、CdSを用いる。ま
た、これに代えてa−Siを用いることもできる。
た、これに代えてa−Siを用いることもできる。
【0034】このように、光の照射によりインピーダン
スが変化する光伝導体と、ヒステリシス特性を持ったE
L等を使うことによって、非線形な効果を持った光書き
込み型の自己発光する空間変調素子を作ることができ、
画像の2次元的なメモリや増幅や微分やコントラスト強
調などをすることができる。
スが変化する光伝導体と、ヒステリシス特性を持ったE
L等を使うことによって、非線形な効果を持った光書き
込み型の自己発光する空間変調素子を作ることができ、
画像の2次元的なメモリや増幅や微分やコントラスト強
調などをすることができる。
【0035】例2(図2参照)
本例は、請求項2に対応する。
【0036】従来の輝尽材料を使った空間変調素子は、
書き込んだ内容を読みだすと同時にその内容を失ってし
まっていた。
書き込んだ内容を読みだすと同時にその内容を失ってし
まっていた。
【0037】そこで、前記例1の空間変調素子に輝尽材
料を組合せて、自発光、メモリ効果を得ようとするもの
である。前記例1の空間変調素子おけると同じ構成部材
については、同じ符号を付し、説明は省略する。
料を組合せて、自発光、メモリ効果を得ようとするもの
である。前記例1の空間変調素子おけると同じ構成部材
については、同じ符号を付し、説明は省略する。
【0038】本例では、前記例1における空間光変調素
子の一端側に新たに、透明な基板9を設け、さらにその
外側に輝尽材料の膜10を設けている。
子の一端側に新たに、透明な基板9を設け、さらにその
外側に輝尽材料の膜10を設けている。
【0039】かかる構成になる、図2の空間光変調素子
において、図中の左側、つまり、輝尽材料の膜10の形
成された側の反対側から、書き込み光Wrを光伝導体6
に投影すると、前記例1におけると同様に、光が照射さ
れた部分は光伝導体のインピーダンスが低下し、光が照
射されていない部分に比べて、高い電圧がEL4に印加
される。
において、図中の左側、つまり、輝尽材料の膜10の形
成された側の反対側から、書き込み光Wrを光伝導体6
に投影すると、前記例1におけると同様に、光が照射さ
れた部分は光伝導体のインピーダンスが低下し、光が照
射されていない部分に比べて、高い電圧がEL4に印加
される。
【0040】そして、電圧に比例して書き込まれた空間
情報パターンに従って、EL4が発光する。
情報パターンに従って、EL4が発光する。
【0041】この発光による光は、そのまま透明電極9
を透過して輝尽材料の膜10を照射する。つまり、この
光が輝尽材料に対する書き込み光として働く。
を透過して輝尽材料の膜10を照射する。つまり、この
光が輝尽材料に対する書き込み光として働く。
【0042】本例で、用いられている、CaS:Sm,
Euになる輝尽材料は、第1の波長光である青色光λ1
により書き込み、第2の波長の光である赤外光λ2で読
みだすと、第3の波長の光であるオレンジ色λ3で発光
(蛍光)する性質を有するものである。
Euになる輝尽材料は、第1の波長光である青色光λ1
により書き込み、第2の波長の光である赤外光λ2で読
みだすと、第3の波長の光であるオレンジ色λ3で発光
(蛍光)する性質を有するものである。
【0043】従って、EL4として、青色光λ1を発光
する性質を有する、SrS:Ce或いは、ZnS:Tm
を用いることで、該青色光λ1で膜10に情報を書き込
み、しかる後、該膜10に赤外光λ2を照射すると、前
記書き込み光の強度分布に比例した強度で、該膜10が
オレンジ色λ3で発光することになる。
する性質を有する、SrS:Ce或いは、ZnS:Tm
を用いることで、該青色光λ1で膜10に情報を書き込
み、しかる後、該膜10に赤外光λ2を照射すると、前
記書き込み光の強度分布に比例した強度で、該膜10が
オレンジ色λ3で発光することになる。
【0044】このように、EL4の発光波長と輝尽材料
の書き込み波長とが対応したものを使用することによっ
て、書き込み光Wrの波長を輝尽材料の書き込みに適合
する波長に合わせる必要がなくなる。
の書き込み波長とが対応したものを使用することによっ
て、書き込み光Wrの波長を輝尽材料の書き込みに適合
する波長に合わせる必要がなくなる。
【0045】従って、EL4の発光波長と輝尽材料の書
き込み波長とが対応する関係の材料を選択する限り、各
材料は前記例示のものに限定されない。なお、本例では
、メモリのメカニズムは輝尽材料の特性によるもので、
前記例1のようにヒステリシス特性を利用したものでは
ないので、EL材料として、ヒステリシス特性を有する
ことは必ずしも条件とはされない。
き込み波長とが対応する関係の材料を選択する限り、各
材料は前記例示のものに限定されない。なお、本例では
、メモリのメカニズムは輝尽材料の特性によるもので、
前記例1のようにヒステリシス特性を利用したものでは
ないので、EL材料として、ヒステリシス特性を有する
ことは必ずしも条件とはされない。
【0046】もっとも、ヒステリシス特性を有するEL
を使うときは、輝尽材料のダイナミック特性を改善し、
さらに、中間調のメモリをすることが可能である。
を使うときは、輝尽材料のダイナミック特性を改善し、
さらに、中間調のメモリをすることが可能である。
【0047】本例では、さらに、読み出し用たる第2の
波長の光として赤外光を空間変調すれば、青色光のパタ
ーンと赤外光のパターンの画像演算も可能である。
波長の光として赤外光を空間変調すれば、青色光のパタ
ーンと赤外光のパターンの画像演算も可能である。
【0048】例えば、青色光と赤外光の空間的な積は、
オレンジ色の光として得られる。さらに、青色光の空間
パターンを何度も書き込んだ後、赤外光を照射すると青
色光の空間的な和がオレンジ色の光として得られること
を利用するのである。
オレンジ色の光として得られる。さらに、青色光の空間
パターンを何度も書き込んだ後、赤外光を照射すると青
色光の空間的な和がオレンジ色の光として得られること
を利用するのである。
【0049】このように、前記例1の空間光変調素子に
輝尽材料を組合せた本例の空間光変調素子においては、
自己発光し、かつ、画像の2次元的なメモリや増幅や微
分やコントラスト強調や演算をすることができる。
輝尽材料を組合せた本例の空間光変調素子においては、
自己発光し、かつ、画像の2次元的なメモリや増幅や微
分やコントラスト強調や演算をすることができる。
【0050】例3(図5、図6参照)
本例は請求項3に対応する。
【0051】図において、符号7Aは透明電極、符号6
Aは光伝導体、符号5Aは誘電体反射ミラー、符号11
は2波長で発光するEL材料を積層したEL層、符号1
2は第1の輝尽材料の膜、符号13は第2の輝尽材料の
膜、符号8は交流電源をそれぞれ示す。
Aは光伝導体、符号5Aは誘電体反射ミラー、符号11
は2波長で発光するEL材料を積層したEL層、符号1
2は第1の輝尽材料の膜、符号13は第2の輝尽材料の
膜、符号8は交流電源をそれぞれ示す。
【0052】なお、前記誘電反射ミラー5Aは、これに
代えて遮光層を用いることもできる。EL層11の構造
の1つの具体例を図6に示した。EL材料薄膜は透明で
あるため、積層することが可能である。図6中の符号1
4は絶縁層、符号15は第1の発光層、符号16は透明
電極、符号17は第2の発光層、符号18はスイッチを
それぞれ示す。
代えて遮光層を用いることもできる。EL層11の構造
の1つの具体例を図6に示した。EL材料薄膜は透明で
あるため、積層することが可能である。図6中の符号1
4は絶縁層、符号15は第1の発光層、符号16は透明
電極、符号17は第2の発光層、符号18はスイッチを
それぞれ示す。
【0053】このスイッチ18を切り換えて、第1、第
2の発光層を選択する。なお、この2波長発光する構造
はこの図6に示す例に限定されない。
2の発光層を選択する。なお、この2波長発光する構造
はこの図6に示す例に限定されない。
【0054】以下において、図6の構成が図5のEL層
11をなすものとして説明する。第1の輝尽材料の書き
込み波長と、読み出し波長と、発光波長をそれぞれ、λ
w1、λr1、λe1、第2の輝尽材料の書き込み波長
と、読み出し波長と、発光波長をそれぞれ、λw2、λ
r2、λe2、とする。
11をなすものとして説明する。第1の輝尽材料の書き
込み波長と、読み出し波長と、発光波長をそれぞれ、λ
w1、λr1、λe1、第2の輝尽材料の書き込み波長
と、読み出し波長と、発光波長をそれぞれ、λw2、λ
r2、λe2、とする。
【0055】つまり、EL層11のELは2種類の波長
の光(λw1、λw2)を発光するものである。ただし
、後で述べるように、発光する波長は、λw1=λw2
、つまり、単色でも構わない。
の光(λw1、λw2)を発光するものである。ただし
、後で述べるように、発光する波長は、λw1=λw2
、つまり、単色でも構わない。
【0056】動作は以下のようになる。図5において、
左側から書き込み光が光伝導体6Aに投影されると、光
が照射された部分は光伝導体のインピーダンスが低下し
、光が照射されていない部分に比べて高い電圧がEL層
11に印加される。このとき、スイッチ18により第1
の発光層15をオンにしておく。
左側から書き込み光が光伝導体6Aに投影されると、光
が照射された部分は光伝導体のインピーダンスが低下し
、光が照射されていない部分に比べて高い電圧がEL層
11に印加される。このとき、スイッチ18により第1
の発光層15をオンにしておく。
【0057】すると、この電圧に比例して書き込んだパ
ターンを第1の発光層15が波長λw1で発光する。こ
の発光した光はそのまま透明電極7Aを透過して第1の
輝尽材料の膜12を照射し書き込む。
ターンを第1の発光層15が波長λw1で発光する。こ
の発光した光はそのまま透明電極7Aを透過して第1の
輝尽材料の膜12を照射し書き込む。
【0058】また、スイッチ18を切り換えて第2に発
光層17をオンにすると、波長λw2の光で第2に輝尽
層の膜13に書き込むことになる。ここで、それぞれの
輝尽材料に合わせた波長の読み出し光を同時又は別々に
照射すると、それぞれの輝尽材料から発光する。
光層17をオンにすると、波長λw2の光で第2に輝尽
層の膜13に書き込むことになる。ここで、それぞれの
輝尽材料に合わせた波長の読み出し光を同時又は別々に
照射すると、それぞれの輝尽材料から発光する。
【0059】波長λr1の光を照射すると第1に輝尽材
料の膜12が波長λe1で発光し、λr2の光を照射す
ると第2の輝尽材料の膜13が波長λe2で発光する。 また、輝尽材料の書き込みや、読み出しの波長分布幅は
、ある程度の幅をもっているので、それぞれの輝尽材料
の波長分布が重ならないような材料を選ぶ必要がある。
料の膜12が波長λe1で発光し、λr2の光を照射す
ると第2の輝尽材料の膜13が波長λe2で発光する。 また、輝尽材料の書き込みや、読み出しの波長分布幅は
、ある程度の幅をもっているので、それぞれの輝尽材料
の波長分布が重ならないような材料を選ぶ必要がある。
【0060】それに合わせて、EL材料の波長を選ばな
くてはならない。ただし、使い方によっては書き込み波
長、読み出し波長、発光波長は輝尽材料間で同じであっ
ても構わない。2種類の輝尽材料を使う場合の組合せで
、波長多重処理をするのに有効な組合せは以下の(1)
から(6)に示す6種類ある。
くてはならない。ただし、使い方によっては書き込み波
長、読み出し波長、発光波長は輝尽材料間で同じであっ
ても構わない。2種類の輝尽材料を使う場合の組合せで
、波長多重処理をするのに有効な組合せは以下の(1)
から(6)に示す6種類ある。
【0061】
(1)λw1≠λw2、λr1≠λr2、λe1≠λe
2(2)λw1≠λw2、λr1≠λr2、λe1=λ
e2(3)λw1≠λw2、λr1=λr2、λe1≠
λe2(4)λw1≠λw2、λr1=λr2、λe1
=λe2(5)λw1=λw2、λr1≠λr2、λe
1≠λe2(6)λw1=λw2、λr1≠λr2、λ
e1=λe2
2(2)λw1≠λw2、λr1≠λr2、λe1=λ
e2(3)λw1≠λw2、λr1=λr2、λe1≠
λe2(4)λw1≠λw2、λr1=λr2、λe1
=λe2(5)λw1=λw2、λr1≠λr2、λe
1≠λe2(6)λw1=λw2、λr1≠λr2、λ
e1=λe2
【0062】前記中、(2)の組合せは、
発光が1つの波長の書き込みと読み出しの積の和として
得られる。
発光が1つの波長の書き込みと読み出しの積の和として
得られる。
【0063】(3)の組合せは、書き込んだパターンを
同時に読み出すことができる。
同時に読み出すことができる。
【0064】(4)の組合せは、書き込んだパターンの
和が得られる。
和が得られる。
【0065】(5)の組合せは、1つの書き込み光源で
書き込み、読み出し光源をそれぞれ空間変調することで
空間的な積がλe1、λe2の波長で得られる。
書き込み、読み出し光源をそれぞれ空間変調することで
空間的な積がλe1、λe2の波長で得られる。
【0066】(6)の組合せは、書き込んだパターンを
異なる波長で読み出すことができる。
異なる波長で読み出すことができる。
【0067】本例に係る素子では、同一面積で複数の情
報を処理できるので、素子の大面積化を伴うことなく並
列処理の能力を向上させることができる。
報を処理できるので、素子の大面積化を伴うことなく並
列処理の能力を向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、非線形な効果を有し、
かつ、メモリ効果をも有し、自発光する空間変調素子を
提供することができる。
かつ、メモリ効果をも有し、自発光する空間変調素子を
提供することができる。
【図1】本発明の、請求項1に対応する空間光変調素子
の説明図である。
の説明図である。
【図2】本発明の、請求項2に対応する空間光変調素子
の説明図である。
の説明図である。
【図3】ヒステリシス特性を持つELと、透明電極を使
った空間変調素子の説明図である。
った空間変調素子の説明図である。
【図4】ELのヒステリシス特性図である。
【図5】本発明の、請求項3に対応する空間光変調素子
の説明図である。
の説明図である。
【図6】図5の一部をなすEL層部分を拡大して示した
説明図である。
説明図である。
1 EL材料
5 誘電体ミラー
6 光伝導体
7 透明電極
10 輝尽材料の膜
11 EL材料によるEL層
12 輝尽材料の膜
13 輝尽材料の膜
Claims (3)
- 【請求項1】印加電圧と発光輝度との間にヒステリシス
特性をもつエレクトロ・ルミネッセンス(Electr
o・luminescence)材料と、誘電体ミラー
と、光伝導層とを順次密着し、その両端に透明電極をつ
けた構造を有することを特徴をす空間光変調素子。 - 【請求項2】第1の波長の光を使って空間分布情報を書
き込み、第2の波長の光を照射すると前記第1の波長の
光による書き込みの光分布に応じて第3の波長の光が発
光する輝尽材料をエレクトロ・ルミネッセンス材料側の
表面上に成膜したことを特徴とする請求項1記載の空間
光変調素子。 - 【請求項3】輝尽現象を呈する2種以上の輝尽材料を用
い、各材料ごとに1層の膜をエレクトロ・ルミネッセン
ス材料側の表面上に成膜したことを特徴とする請求項1
記載の空間変調素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040291A JPH04277727A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 空間光変調素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040291A JPH04277727A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 空間光変調素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277727A true JPH04277727A (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12576504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3040291A Pending JPH04277727A (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 空間光変調素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04277727A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0224630A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Asahi Glass Co Ltd | 補強液晶光学素子、その製造方法、及び調光装置 |
JPH0233025U (ja) * | 1988-08-24 | 1990-03-01 | ||
JPH0233026U (ja) * | 1988-08-24 | 1990-03-01 | ||
JPH0244719U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-28 | ||
JPH0262518U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-10 | ||
JPH02153319A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Takiron Co Ltd | 模様入り調光材及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP3040291A patent/JPH04277727A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0224630A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Asahi Glass Co Ltd | 補強液晶光学素子、その製造方法、及び調光装置 |
JPH0233025U (ja) * | 1988-08-24 | 1990-03-01 | ||
JPH0233026U (ja) * | 1988-08-24 | 1990-03-01 | ||
JPH0244719U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-28 | ||
JPH0262518U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-10 | ||
JPH02153319A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Takiron Co Ltd | 模様入り調光材及びその製造方法 |
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