JPH04277395A - 複合管の受口構造及びその製造方法 - Google Patents

複合管の受口構造及びその製造方法

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JPH04277395A
JPH04277395A JP3604191A JP3604191A JPH04277395A JP H04277395 A JPH04277395 A JP H04277395A JP 3604191 A JP3604191 A JP 3604191A JP 3604191 A JP3604191 A JP 3604191A JP H04277395 A JPH04277395 A JP H04277395A
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JP
Japan
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socket
pipe
diameter
cylindrical core
elastic member
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JP3604191A
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English (en)
Inventor
Seiichi Enomoto
榎本 聖一
Taichiro Nagura
名倉 太一郎
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属管(特に電縫管)
の内面に樹脂を被覆してなる複合管の管端を拡径するこ
とによって形成される受口構造及びその製造方法に関し
、排水管や配水管等の管材の接続部に利用されるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来における管の接続方法としては、継
手部材を使用するメカニカルジョイントによる方法や、
管端にフランジを溶接してボルト締めする方法などが一
般的である。しかし、前者の方法は継手部材の数が多く
なるため管理面で問題があり、また後者の方法は接続部
を一々ボルト締めする必要があるため施工性の点で問題
がある。
【0003】そこで、これらの方法に代えて、近年、管
の一端を拡径して受口を形成し、その受口にパッキンを
介して他管の挿口を挿入・接続する方法が使用されてい
る。この方法は、継手部材が少ないため管理しやすく、
また接続部に対するボルト締めが不要であるため施工性
に優れるという利点がある。そのため、排水用鋳鉄管や
塩ビ管の接続には、この方法が使用される。
【0004】一方、排水用や配水用等の管材としては、
配管用炭素鋼鋼管(SGP)や鋳鉄管に代えて、金属管
の内面もしくは外面又は内外面に樹脂を被覆してなる複
合管の使用が増えつつある。この複合管に用いられる金
属管は電縫管であることが多い。この場合の電縫管は、
成形ロールを通して金属帯板を円形に成形し、その継目
を溶接した管で、その溶接部の信頼性は大幅に向上して
いる。
【0005】そして、このような複合管を接続する場合
においても、管端の拡径受口にパッキンを介して他管を
挿入・接続する上述のような方法を用いることができる
。尚、管端を拡径して受口を形成する方法としては、例
えば特開平2ー11233号公報に開示されているよう
に、直管の管端をゴムバルジ成形によって拡径させる方
法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属部
が電縫管でなる複合管の受口においては、次のような問
題がある。即ち、電縫管にあっては、一般に溶接部及び
その近傍が溶接時の熱により焼き入れされた状態となっ
ているため、母材金属よりも硬くて周方向に引き伸ばさ
れ難くなっている。そのため、図4に示すように、複合
管51の管端部51bを拡径させた時には、電縫管52
の内面に被覆された樹脂53のうち非溶接部内面の樹脂
53は母材と共に周方向に一様に伸長されるが、溶接部
内面樹脂53aの周方向の伸びは他の部分に比べて小さ
くなる。その結果、溶接部51cの近傍の肉厚が他の部
分に比べて厚くなってしまう。
【0007】このため、複合管の管端を拡径してなる受
口にパッキンを介して他管を接続した時に、そのパッキ
ンと受口とパッキンとの間における止水性が悪化すると
いう欠点があった。本発明は、上記のような問題に対処
するもので、電縫管の内面に樹脂を被覆してなる複合管
の管端拡径部における受口として、電縫管の溶接部に相
当する部分が管端拡径部内面に突出している場合であっ
ても、他管接続時におけるパッキンと受口との間の止水
性の低下を防止し得る構造を実現することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願第1発明に係る複合管の受口構造は、次のように構成
したことを特徴とする。即ち、電縫管の内面に樹脂が被
覆された複合管の管端を拡径してなる受口において、該
受口を構成する拡径部の内面に、外周に弾性部材を有す
る内面略真円状の円筒コアを装着する。
【0009】そして、このような複合管の受口構造を製
造する方法として、本願の第2発明は、次のように構成
したことを特徴とする。先ず、内径が当該受口を構成す
る拡径部の内側に、外径が拡径部の内径よりも所定量だ
け小さくて外周に弾性部材を有する内面略真円状の円筒
コアをセットし、次いでその円筒コアを拡径して拡径部
内面に上記弾性部材を圧接させた状態で装着する。
【0010】この場合の電縫管は、金属帯板を縦継ぎ溶
接した縦継ぎ溶接製管や螺旋巻継ぎ溶接製管等の管材を
意味する。また、その溶接方法は、金属材質に最適な方
法が選択されるが、例えば鋼管では高周波誘導溶接、高
周波抵抗溶接、TIG溶接等であり、アルミニウム管や
チタン管ではTIG溶接によるものが多い。また、内面
被覆樹脂としては、ポリエチレン等の粉体ライニングに
よるもの、ポリ塩化ビニル等を接着被覆したもの、変性
ポリエチレンの押出ライニング品等が挙げられる。
【0011】一方、円筒コアの材質としては、各種の鋼
やアルミニウム等が使用可能であるが、耐食性の面から
いうとステンレス鋼が好適である。また、円筒コアの装
着方法としては、拡径部の内径よりもやや小さな外径の
円筒コア用い、これを拡径して装着する方法がよい。円
筒コアの外周に設けられた弾性部材が強く押し潰される
ことにより、溶接部の内面における止水性が十分確保さ
れるからである。更に、拡径方法としては、バルジ成形
法、メカニカルエキスパンド法等が採用可能である。
【0012】
【作用】上記のように構成された本願第2発明の方法に
よれば、複合管の受口を構成する拡径部の内側にセット
された円筒コアが拡径されて該拡径部の内面に装着され
る。その場合、拡径部における電縫管溶接部近傍が内方
に突出しているので、その凸部に円筒コアが直接押し付
けられると、その部分も内側に突出するおそれがある。
【0013】しかし、上記の構成によれば、円筒コアの
外周に設けられた弾性部材が拡径部内面に圧接されて所
定量だけ押し潰された状態で、円筒コアが拡径装着され
る。従って、その弾性部材の緩衝作用により円筒コアは
上記溶接部の内面凸部による影響を受けなくて済むから
、拡径部内面への装着後においても拡径前と同様にコア
内面が略真円状に保たれることになる。
【0014】そして、このようにして得られた本願第2
発明に係る複合管の受口構造においては、その内面に弾
性部材を介して装着された円筒コアの内面が略真円状に
保たれているから、当該受口にパッキンを装着した時に
該パッキンと円筒コア内面とが密着する。これにより、
他管接続時におけるパッキンと受口との間の止水性の低
下が確実に防止されることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1及び
図2は、この実施例に係る複合管の受口構造を示すもの
である。同図に示すように該複合管1は、電縫管2と、
その内面に被覆された樹脂(この実施例では変性ポリエ
チレン)3とで構成されており、その管端部には、非拡
径部1aに比べて大きい径を有する拡径部1bが設けら
れている。
【0016】そして、本発明の特徴部分として、複合管
1の拡径部1bの内面1b1 には円筒コア4が装着さ
れている。この円筒コア4は本実施例ではステンレス製
であって、第3図に単体で示すように、コア内面4aが
略真円状に形成されていると共に、その外周には円環状
の弾性部材(EPDM:エチレンプロピレンゴム製)5
が設けられている。そして、複合管1の拡径部内面1b
1 に装着された状態において、弾性部材5が拡径部内
面1b1 とコア4とに挟まれて所定量だけ押し潰され
たような状態となっている。
【0017】次に、このような複合管1の受口構造を製
造する方法について説明する。先ず、電縫管2の内面に
樹脂3を被覆してなる複合管1の管端に拡径部1bを形
成すべく、図4に示すように、所定形状のキャビティ6
aを有する外型6内に複合管1をセットした上で、その
管端内にウレタンゴム7を配置する。次いで、ウレタン
ゴム7を押圧部材8で軸方向に圧縮して径方向に膨張さ
せる。このようにすると、複合管1の管端が外型6内に
おいてウレタンゴム7の径方向の膨張力により拡径され
、その管端に拡径部1bが形成される。
【0018】ただし、このようにして形成された拡径部
1bにおいては、その部分を構成している電縫管2の溶
接部2aが拡径方向に引き延ばされにくいために肉厚が
厚くなっている。そこで、図3に示すような外周に弾性
部材5を有する内面略真円状の拡径前のステンレス製円
筒コア4を拡径部1bの内側にセットし、その状態でゴ
ムバルジ法により該コア4を拡径する。このようにする
と、円筒コア4の外周に設けられた弾性部材5が拡径部
内面1b1 に圧接されて該コア4が装着されることと
なる。
【0019】この時、弾性部材5においては、上記電縫
管溶接部2aの厚肉部に圧接された部分5aが該厚肉部
形状に応じて凹状に歪むが、この歪は、拡径部内面1b
1 に弾性部材5を必要以上に強く圧接させない限り、
弾性部材5の性質上、その内面に至るまでに緩和される
から、ステンレス製の円筒コア4には殆ど影響しない。 従って、このような弾性部材5の作用により円筒コア4
は上記溶接部2aの厚肉部による影響を受けなくて済む
から、拡径部内面1b1 への装着後においても拡径前
と同様にコア内面が略真円状に保たれることになる。
【0020】そして、このようにして得られた複合管1
の受口構造においては、その内面に弾性部材5を介して
装着された円筒コア4の内面が略真円状に保たれている
から、当該受口にパッキン(図示せず)を装着した時に
該パッキンと円筒コア内面とが密着する。これにより、
他管接続時におけるパッキンと受口との間の止水性の低
下が確実に防止されることになる。
【0021】こうして得られた複合管1の受口構造を従
来構造のものと比較するために、それぞれについて止水
性試験を行った。この場合において、従来品として、本
実施例に係る受口構造の円筒コア4を含んだ状態の内径
(120mm)と等しい内径を有する複合管受口を使用
し、更にパッキンとしてはOリングを用いた。その結果
、従来品では、水圧4kg/cm2 でパッキンと受口
内面との間から水漏れが発生したが、本実施例品におい
ては、水圧4kg/cm2 程度では全く水漏れせず、
水圧10kg/cm2 になって初めて水漏れが発生し
た。これにより、本実施例品では、受口内面の形状不良
による止水性の悪化が解消されていることが確認された
【0022】尚、上記実施例においては、円筒コア4の
外周に比較的幅の広い環状の弾性部材5を一本しか設け
ていないが、第5図に示す第2実施例に係る円筒コア1
4のように断面半円形の環状弾性部材15を複数設けて
もよく、更に第6図に示す第3実施例に係る円筒コア2
4のように、波形断面を有する環状弾性部材25、25
を設けた構成としてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電縫管の
内面に樹脂が被覆された複合管の管端を拡径してなる受
口構造において、当該受口を構成する拡径部の内面に、
外周に弾性部材を有する内面略真円状の円筒コアが装着
されているので、上記電縫管の溶接部が厚肉部となって
受口の内方に突出することを回避することができる。こ
れにより、受口にパッキンを介して他管を接続した場合
の該パッキンと受口との間の止水性の低下が確実に防止
されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る複合管の受口構造を
示す軸方向部分縦断面図である。
【図2】図1のIIーII線で切断した縦断面図である
【図3】上記受口構造における円筒コアを単体で示す斜
視図である。
【図4】複合管の管端をゴムバルジ成形により拡径して
受口を形成する前の状態を示す工程図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る円筒コアを示す軸方
向部分縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る円筒コアを示す軸方
向部分縦断面図である。
【図7】従来の複合管の受口構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・複合管、 1b・・・拡径部(受口)、 1b1 ・・・拡径部内面、 2・・・電縫管、 3・・・樹脂、 4,14,24・・・円筒コア、 5,15,25・・・弾性部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電縫管の内面に樹脂が被覆された複合
    管の管端を拡径してなる受口構造であって、当該受口を
    構成する拡径部の内面に、外周に弾性部材を有する内面
    略真円状の円筒コアが装着されていることを特徴とする
    複合管の受口構造。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の複合管の受口構造を
    製造する方法であって、先ず、当該受口を構成する拡径
    部の内側に、外径が拡径部の内径よりも所定量だけ小さ
    くて外周に弾性部材を有する内面略真円状の円筒コアを
    セットし、次いでその円筒コアを拡径して拡径部内面に
    上記弾性部材を圧接させた状態で装着することを特徴と
    する複合管の受口構造の製造方法。
JP3604191A 1991-03-01 1991-03-01 複合管の受口構造及びその製造方法 Pending JPH04277395A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089595A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kubota Corp 管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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