JPH04276990A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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Publication number
JPH04276990A
JPH04276990A JP3061108A JP6110891A JPH04276990A JP H04276990 A JPH04276990 A JP H04276990A JP 3061108 A JP3061108 A JP 3061108A JP 6110891 A JP6110891 A JP 6110891A JP H04276990 A JPH04276990 A JP H04276990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
scanning line
field
circuit
standard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3061108A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Sarugaku
寿雄 猿楽
Hiroyuki Kita
喜多 宏之
Masaharu Tokuhara
徳原 正春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3061108A priority Critical patent/JPH04276990A/ja
Publication of JPH04276990A publication Critical patent/JPH04276990A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンポジット映像信号よ
り輝度信号と色信号を分離し、この輝度信号及び色信号
に走査線補間等の高画質化処理を行なう信号処理系を有
するテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば一般にクリアビジョンとして知ら
れているテレビジョン受像機では、コンポジット映像信
号より輝度信号と色信号を分離し、この輝度信号及び色
信号をデジタル信号化した後、それぞれ走査線補間処理
を行なって走査線を2倍とし、さらに1/2に時間軸圧
縮を行なう。このようにデジタル信号化されて走査線補
間及び時間軸圧縮処理された輝度信号及び色信号は再び
アナログ信号に変換されてマトリクス回路に供給され、
通常の倍速のR,G,B信号が生成される。そして、こ
のように走査線が2倍とされた倍速のR,G,B信号で
ノンインターレース走査を行なうことによって高画質化
を実現するものである。
【0003】この場合における走査線補間の処理方式と
しては、供給された映像信号が動画であるか静止画であ
るかを判別する回路を備え、動画であればフィールド内
の情報を利用して補間信号を生成する処理が行なわれ、
静止画の場合又は動画と静止画の中間的な状態であれば
前後フィールド等の他のフィールドの情報(以下、フィ
ールド外情報ともいう)を利用して補間信号を生成する
処理が行なわれている。
【0004】この走査線補間方式の基本的な処理動作を
図7のモデルで説明する。図7は縦軸を垂直方向として
、 262.5本の水平走査線のうちの数本の走査線を
断面で円形で示し、さらに横軸を時間軸として映像信号
の第nフィールドから第 (n+3)フィールドまで示
したモデルである。
【0005】図からも分かるように例えばNTSC方式
に代表される映像信号における偶数フィールドと奇数フ
ィールドでは走査線位置が垂直方向にズレていることに
よりインターレース走査が実現されるが、上記走査線補
間処理はこのような信号から図中 (n+2)フィール
ドにおいて点線の円形(α,β,γ・・・・)で示すよ
うに、走査線を各フィールドにおいて補間するものであ
る。(図中 (n+2)フィールド以外のフィールドに
ついては補間された走査線の図示を省略してある)。
【0006】例えば今信号αの走査線の補間を考えると
、まず (n+3)フィールドの信号aと525H分(
即ち1フレーム分)の時間を遅延させた (n+1)フ
ィールドの信号dを比較する。ここで映像に動きがある
かどうかは信号aと信号dの比較によって検出され、動
きがある映像の場合は他のフィールドの信号である信号
aと信号dを混合して信号αを生成するのは適当でない
ため信号αの上下の走査線である信号bと信号cを混合
して信号αを生成するものである。即ち (n+2)フ
ィールド内の情報のみを使用して補間を行なう。
【0007】一方、信号aと信号dの比較によって静止
画であると検出されたときは、 (n+3)フィールド
の信号である信号aと (n+1)フィールドの信号で
ある信号dについてそれぞれ信号αの方向に262H時
間がシフトされて混合され、信号αが生成される。即ち
 (n+2)フィールド以外のフィールドの情報を使用
して補間を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1フィール
ドの走査線数は通常 262.5本であり、このような
標準信号については上記のように動画時にフィールド内
情報で補間を行ない、また静止画時においてフィールド
外情報で補間を行なうようにしていることは問題ないが
、場合によっては1フィールドの走査線数が 262.
5本 ( 262本〜 263本)以外の映像信号が供
給される場合がある。
【0009】例えばマルチディスクプレーヤから映像信
号が供給されているときにストップ状態とされた場合は
1フィールドの走査線数が 261.5本と 263.
5本が交互に変動するといった非標準的な信号が供給さ
れている。このストップ状態の場合は画面上は例えばブ
ルー画面とされ映像は表示されていないが、キャラクタ
表示がなされると映像が上下にずれるという現象が発生
する。例えば図8(a)の『A』というキャラクタ表示
の場合図8(b)のように表示がずれてしまう。
【0010】この理由は図9で説明される。つまり、信
号αを補間しようとする場合、まず信号aは、525H
遅延された信号即ち信号dと比較され、動き検出がなさ
れるる(ここでは 261.5+ 263.5= 52
5であるから信号dが相当する)。そしてこの場合静止
画であるから信号aと信号dが信号αの方向に262H
時間がシフトされて混合され、信号αが生成されること
になる。しかしながら、1フィールドの走査線数が 2
61.5本と 263.5本が交互に変動する場合、信
号a及び信号bについての262H分の時間的なシフト
位置は図中信号αS に示す位置に相当する。 同様に信号c及び信号eによる補間は信号δとはならず
信号δS として生成されてしまう。このような理由に
より、非標準信号が供給された場合、画像に上下ずれが
生じてしまうものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、供給された映像信号の
動きの状態の検出信号に基づいてフィールド内情報又は
当該フィールド以外のフィールドの情報を使用して走査
線補間を行なう走査線補間手段と、供給された映像信号
について1フィールド毎の走査線数を検出して1フィー
ルドの走査線数が所定範囲内、即ちフィールド外情報を
使用して走査線補間を実行することが適当な走査線数の
標準信号か、或は1フィールドの走査線数が所定範囲外
、即ちフィールド外情報を使用して走査線補間を実行す
ることが不適当な走査線数の非標準信号かを判別する標
準信号判別手段と、この標準信号判別手段によって非標
準信号であることを示す信号が所定回数連続して出力さ
れた場合のみにこれを非標準信号であることを示す信号
として出力する判別信号安定化手段と、この判別信号安
定化手段を介して非標準信号であることを示す信号が入
力されたときは、走査線補間手段において強制的にフィ
ールド内情報のみを使用して走査線補間が行なわれるよ
うに制御する補間方式制御手段とを備えたテレビジョン
受像機を構成するものである。
【0012】
【作用】静止画時であっても非標準信号が供給されてい
る場合は、フィールド内情報、即ち上下の走査線の信号
のみを使用して補間処理を行なうようにすれば、フィー
ルド走査線数の影響は補間処理によって生成された信号
には表われない。また、弱電界時には走査線数検出によ
る標準信号/非標準信号の判別が不安定になるが、判別
信号安定化手段によって判別動作は安定化される。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図6を使用して本発明の一実施
例を説明する。図1は本実施例のテレビジョン受像機に
おける、入力コンポジット映像信号の処理回路ブロック
を示すものである。
【0014】入力端子1から入力されるコンポジット映
像信号は、例えばライン相関を利用したくし形フィルタ
で構成されるY/C分離回路2に供給されて輝度信号Y
及び色信号Cに分離される。Y/C分離回路2より出力
される輝度信号Yは、A/D変換器3Yでデジタル信号
に変換された後、信号処理回路5Yに供給される。また
Y/C分離回路2より出力される色信号Cは、クロマデ
コーダ4に供給されて色復調されて赤色差信号R−Y 
と青色差信号B−Y とされ、A/D変換器3Cでデジ
タル信号に変換された後、時分割信号(R−Y/B−Y
) として信号処理回路5Cに供給される。
【0015】信号処理回路5Y,5Cでは走査線補間、
時間軸圧縮等の信号処理がなされ、この信号処理回路5
Y,5Cからは後述するように倍速の輝度信号及び色差
信号が出力される。倍速の輝度信号及び色差信号はそれ
ぞれD/A変換器6Y,6R,6Bでアナログ信号とさ
れる。
【0016】7はクロック発生回路であり、このクロッ
ク発生回路7には映像信号より分離される水平同期信号
HDが供給され、水平同期信号HDに位相ロックしたク
ロックCKH が出力される。そして、上述したA/D
変換器3Y,3CからD/A変換器6Y,6R,6Bま
でのデジタル処理系にはこのクロック発生回路7からの
クロックCKH が供給される。
【0017】D/A変換器6Y,6R,6Bから出力さ
れる倍速の輝度信号及び色差信号は、それぞれマトリク
ス回路8に供給され、このマトリクス回路8から出力さ
れる倍速の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それおぞれ
アンプ9R,9G,9Bを介してカラー受像管10に供
給される。そして、カラー受像管10には走査線数が2
倍とされたノンインターレース走査表示がなされる。
【0018】映像信号より分離される垂直同期信号VD
は遅延回路11に供給されて、263H遅延された信号
VDOUT として偏向系に供給される。これは後述す
るように信号処理回路5Y,5Cにおいて信号が263
H遅延されることに対し時間的一致を得るためである。
【0019】12は標準信号判別回路であり、垂直同期
信号VD及び遅延回路11から得られた遅延された垂直
同期信号から1フィールドの走査線数を判別し、標準信
号か或は非標準信号かをを示す信号、例えば標準信号で
あればLレベル、非標準信号であればHレベルとなる制
御信号SKC’を出力する。また14は、標準信号判別
回路12において非標準信号が検出された際に、そのま
まHレベルの制御信号SKCを信号処理回路5Y,5C
に供給させず、Hレベルの制御信号SKC’出力が3回
連続したときに初めてこれをHレベルの制御信号SKC
として信号処理回路5Y,5Cに供給するようにした判
別安定化回路である。
【0020】遅延回路11、標準信号判別回路12、及
び判別安定化回路14は例えば図2のように構成される
。垂直同期信号VDはアンドゲート11aを介してメモ
リ回路部11bに入力され、メモリ回路部11bは26
2H分の遅延信号VD262 及び263H分の遅延信
号VD263 が出力される。263H分の遅延信号V
D263 は上記したように信号VDOUT として偏
向系に供給される。また標準信号判別回路12には両遅
延信号VD263 ,VD262 が供給され、それぞ
れナンドゲート12a,12bに入力されることにより
、図3の波形図に示すように信号fが生成される。この
信号fをDフリップフロップ12cに供給し、垂直同期
信号VDによってラッチする。
【0021】ここで、映像信号が標準信号であって1フ
ィールドの走査線数が262.5本であれば( 262
本〜 263本の範囲内の信号であれば)、垂直同期信
号VDの立ち上がりは図3に示すように信号fがLレベ
ルにある時点に相当する。すなわち、Dフリップフロッ
プ12cによりラッチされナンドゲート12dから出力
される制御信号SKCは、当該テレビジョン受像機に供
給されている映像信号が標準信号であればLレベル出力
となり、一方、当該テレビジョン受像機に供給されてい
る映像信号が1フィールドの走査線数が 262本〜 
263本の範囲内に該当しない非標準信号であれば、図
3における信号fはHレベルでラッチされることになり
、従って制御信号SKCはHレベル出力となる。
【0022】なお、13は動作解除制御部であり、制御
入力端子13aをLレベルとすることによりDフリップ
フロップ12cによるラッチ動作、すなわち標準信号/
非標準信号の判別動作を停止させ、制御信号SKCを常
にLレベルとするものである。つまり、走査線数にかか
わらず常に標準信号として信号処理回路5Y,5Cを動
作させたい場合に機能させる。
【0023】標準信号判別回路12からの制御信号SK
C’は、水平同期信号に位相ロックしたクロックCKH
 でラッチを行なうDフロックフリップ14a,14b
、及びアンドゲート14cで構成される判別安定化回路
14に入力される。この判別安定化回路14ではアンド
ゲート14cの3つの入力端子が全てHレベルとなった
ときのみHレベルの制御信号SKCが出力される。すな
わち標準信号判別回路12から3回連続でHレベルの制
御信号SKC’が出力された場合である。なお、標準信
号判別回路12及び判別安定化回路14、並びに制御信
号SKCのH,Lの論理構成は本例に限られるものでは
ないことはいうまでもない。
【0024】このような標準信号判別回路12からの制
御信号SKC’として出力され、判別安定化回路14に
よって安定化された制御信号SKCが供給される信号処
理回路5Y,5Cは図4のように構成される。
【0025】まず、輝度信号系の信号処理回路5Yにつ
いては、図1におけるA/D変換器3Yでデジタル信号
に変換された輝度信号Yが、遅延線を構成するフィール
ドメモリ51Yに供給される。このフィールドメモリ5
1Yは、いわゆる3ポートフィールドメモリで構成され
、遅延時間が263Hの第1の出力端子と262Hの第
2の出力端子を有するものとされる。このフィールドメ
モリ51Yの第1の出力端子の出力信号は、遅延線を構
成するフィールドメモリ52Yに供給される。フィール
ドメモリ52Yでの遅延時間は262Hとされている。 さらにフィールドメモリ52Yの出力信号は遅延線を構
成するフィールドメモリ53Yに供給され、このフィー
ルドメモリ53Yの遅延時間は263Hとされている。
【0026】フィールドメモリ51Yの入力信号及びフ
ィールドメモリ52Yの出力信号は加算器54Yに供給
されて加算平均され、この加算器54Yの出力信号は係
数器57Yで1−K(K≦1)倍とされたのち加算器6
1Yに供給される。また、フィールドメモリ51Yの第
1の出力端子及び第2の出力端子の出力信号は加算器5
5Yに供給されて加算平均され、この加算器55Yの出
力信号は係数器58YでK倍とされたのち加算器61Y
に供給される。
【0027】さらに、フィールドメモリ51Yの第1の
出力端子の出力信号及びフィールドメモリ53Yの出力
信号は加算器56Yに供給されて加算平均され、この加
算器56Yの出力信号は係数器59Yで1−K倍とされ
たのち加算器62Yに供給される。また、フィールドメ
モリ51Yの第1の出力端子の出力信号は係数器60Y
でK倍とされたのち加算器62Yに供給される。
【0028】係数器57Y〜60YにおけるKの値は、
後述するように動き検出信号及び標準信号判別回路12
からの制御信号SKCに基づいて制御され、動きの程度
及び標準信号/非標準信号の判別に応じてその値が変え
られる。画像の動きの程度については、例えば静止画部
分ではK=0とされ、このKの最大値は1とされる。上
述したフィールドメモリ51Y〜53Y、加算器54Y
〜56Y、61Y、62Y、係数器57Y〜60Yで走
査線補間回路50Yが構成される。
【0029】図5は前記図7と同様に時間−垂直面の走
査線構造を示す図であり、○印が各フィールドの走査線
を示している。上述したフィールドメモリ51Yの入力
信号をaY 、その第1の出力端子の出力信号をbY 
、その第2の出力端子の出力信号をcY 、フィールド
メモリ52Yの出力信号をdY 、フィールドメモリ5
3Yの出力信号をeY とすると、これらの信号aY 
〜eY は図5において図示する位置関係となる。
【0030】走査線補間回路50Yにおいて、フィール
ドメモリ51Yの第1の出力端子の出力信号bY は動
画部分の主走査線信号となるとともに、加算器56Yの
出力信号(bY +eY )/2は静止画部分の主走査
線信号となる。そのため、加算器62Yからは動画部分
及び静止画部分の主走査線信号が動きの程度に応じた割
合で加算された主走査線信号Ymが出力される。
【0031】また、加算器54Yの出力信号(aY +
dY )/2は静止画部分の補間走査線信号となるとと
もに、加算器55Yの出力信号(bY +cY )/2
は動画部分の補間走査線信号となる。そのため、加算器
61Yからは、動画部分及び静止画部分の補間走査線信
号が動きの程度に応じた割合で加算された補間走査線信
号Ycが出力される。なお (n+2)フィールドにお
ける補間走査線の位置を図5の破線円αY ,βY と
して示す。
【0032】このように走査線補間回路50Yより出力
される主走査線信号Ym、補間走査線信号Ycは、それ
ぞれ時間圧縮回路63Yに供給される。この時間圧縮回
路63Yでは主走査線信号Ymと補間走査線信号Ycと
が、それぞれ1/2に時間軸圧縮されて連続して出力さ
れる。つまり、この時間圧縮回路63Yからは、倍速の
輝度信号が出力される。
【0033】また、図4において、フィールドメモリ5
1Yの入力信号及びフィールドメモリ52Yの出力信号
は、減算器71Aに供給されて減算される。この減算器
71Aより出力されるフレーム差分信号(即ち525H
差分信号)は、ローパスフィルタ72Aで高域のノイズ
成分及びドット妨害成分が除去された後、絶対値回路7
3Aで絶対値化されて加算器74に供給される。
【0034】さらにフィールドメモリ51Yの第1の出
力端子及びフィールドメモリ53Yの出力信号は減算器
71Bに供給されて減算される。この減算器71Bより
出力されるフレーム差分信号はローパスフィルタ72B
で高域のノイズ成分及びドット妨害成分が除去された後
、絶対値回路73Bで絶対値化されて加算器74に供給
される。
【0035】このフィールドメモリ51Y〜53Y、減
算器71A,71B、ローパスフィルタ72A,72B
、絶対値回路73A,73B、加算器74で動き検出回
路70が構成される。この場合、動きの程度が大きいほ
ど、加算器74の出力信号は大きくなる。
【0036】この動き検出回路70の動作は図6で説明
される。例えばフィールドメモリ51Yの入力信号aY
 、フィールドメモリ51Y〜53Yの出力信号bY 
,dY ,eY が図6の波形で示されるとき、減算器
71A,71Bの出力信号はそれぞれ図6に示すとおり
となる。ここで、減算器71Aの出力信号により図中P
1 部分がフレーム間の動きとして検出され、また減算
器71Bの出力信号により図中P2 部分がフレーム間
の動きとして検出される。従ってこの減算器71A,7
1Bの出力信号を用いることにより図示するようにフィ
ールド間(1/60秒)の動き検出信号を得ることがで
きる。
【0037】加算器74から出力される動き検出信号は
、係数発生器80に供給される。上記した係数器57Y
〜60YのK値は、この係数発生器80より発生され、
動き検出信号の大きさに応じて0〜1の範囲でその値が
変えられる。
【0038】次に、色信号系の信号処理回路5Cについ
て説明する。この信号処理回路5Cは走査線補間回路5
0C、時間圧縮回路63Cで構成され、走査線補間回路
50Cは上述した信号処理回路5Yの走査線補間回路5
0Yと同様に構成されるので、対応する部分に『Y』を
『C』に代えた符合を付して詳細説明を省略する。なお
、この走査線補間回路5Cの係数器57C〜60Cにお
けるK値も係数発生器80により発生される。
【0039】この走査線補間回路50Cのフィールドメ
モリ51Cには、前記図1に示したA/D変換器3Cで
デジタル信号に変換された赤色差信号R−Y と青色差
信号B−Yの時分割信号(R−Y/B−Y) が供給さ
れる。そして、加算器62Cからは主走査線信号(Rm
−Ym/Bm−Ym) が出力されるとともに、加算器
61Cからは、補間走査線信号(Rc−Yc/Bc−Y
c) が出力される。
【0040】このように走査線補間回路50Cより出力
される主走査線信号(Rm−Ym/Bm−Ym)と、補
間走査線信号(Rc−Yc/Bc−Yc)は、それぞれ
時間圧縮回路63Cに供給される。この時間圧縮回路6
3Cでは、主走査線信号(Rm−Ym/Bm−Ym) 
と補間走査線信号(Rc−Yc/Bc−Yc) とが、
それぞれ1/2に時間軸圧縮されて連続して出力される
。 この場合、時間圧縮回路63Cからは赤色差信号と青色
差信号とが別々に出力される。結局、この時間圧縮回路
63Cからは倍速の色差信号が出力される。
【0041】90Y,90Cはそれぞれ係数発生器80
で発生され、走査線補間回路50Yの係数器57Y〜6
0Y、及び走査線補間回路50Cの係数器57C〜60
Cに供給されるK値を、前述した標準信号発生回路12
から供給される制御信号SKCに基づいてコントロール
する係数制御回路であり、走査線補間回路50Y,50
Cにおける補間方式の制御手段として用いられる。
【0042】以上の構成による信号処理回路における、
動き検出に基づいて発生されたK値によって制御される
走査線補間動作を説明する。動き検出回路70によって
動き有りとして動き検出信号が得られた場合は、係数発
生器80によってK=1として係数Kが発生される。す
ると係数器58Yから信号(bY +cY )/2が出
力されて補間走査線信号Ycとされ、また係数器60Y
から信号bY が出力されて主走査線信号Ymとされる
【0043】一方、動き検出回路70によって静止画を
示す動き検出信号が得られた場合は、係数発生器80に
よってK=0として係数Kが発生される。すると係数器
57Yから信号(aY +dY )/2が出力されて補
間走査線信号Ycとされ、また係数器59Yから信号(
bY +eY )/2が出力されて主走査線信号Ymと
される。 また、静止画と動画の中間であるとした動き検出信号が
得られた場合は係数発生器80からは段階的にKの値が
変化して出力され、すなわち、補間走査線信号Ycは係
数器57Y,58Y及び加算器61Yによって信号aY
 ,bY ,cY ,dY が適切に混合されて生成さ
れることになり、また主走査線信号Ymは係数器59Y
,60Y及び加算器62Yによって信号bY 及び(b
Y +eY )が適切に混合されて生成されることにな
る。
【0044】時間圧縮回路63Yにおいては、これらの
補間走査線信号Ycと主走査線信号Ymをそれぞれ1/
2に時間軸圧縮し、即ち1走査線の間に補間走査線信号
Ycと主走査線信号Ymの2走査線を挿入するという処
理が行なわれて1フィールドの走査線数を 262.5
本から 525本に倍増するものであるため、動画であ
る場合は図5に示した補間走査線αY は当該(n+2
)フィールド内の情報(bY ,cY )のみから生成
されることになり、一方、静止画である場合及び静止画
と動画の中間である場合は、図5に示した補間走査線α
Y は当該 (n+2)フィールド外の情報(aY ,
dY )のみ使用して、或はこれらを (n+2)フィ
ールド内の情報(bY ,cY )と併用して生成され
、また走査線bY は (n+2)フィールド内の情報
(aY ,dY )信号bY 及び (n+2)フィー
ルド外の情報(eY )を使用して生成されることにな
る。以下、このような動画時におけるフィールド内処理
と、静止画時及び動画静止画中間時のフィールド外情報
を使用して行なう処理を切り換えて走査線補間を行なう
ことを適応処理という。このような走査線補間方式は色
差信号系の走査線補間回路50Cにおいても全く同様に
行なわれる。
【0045】このように走査線補間回路50Y,50C
において適応処理による走査線補間が実行されるわけで
あるが、テレビジョン受像機に供給される映像信号が、
非標準信号、即ち1フィールドの走査線数が 262〜
 263本に該当しない信号であるときは、上記のよう
な適応処理を行なうことは不適当である。つまり、非標
準信号時にフィールド外情報を使用して補間を行なうと
映像の上下ずれが生じる。
【0046】そこで本実施例では、前述した標準信号判
別回路12から判別安定化回路14を介して、係数制御
回路90Y,90Cに対して標準信号か非標準信号かを
示す制御信号SKCが供給されており、係数制御回路9
0Y,90Cでは制御信号SKCによって非標準信号で
あることが検出されたら、係数発生器80から発生され
た係数Kの値にかかわらず、強制的にK=1に変換して
係数器57Y〜60Y、及び57C〜60Cに供給する
。即ち、本実施例のテレビジョン受像機では、非標準信
号が供給された際にはそれが静止画であるか動画である
かにかかわらず、走査線補間回路50Y,50Cにおい
て、補間走査線信号Ycは当該フィールド内のみの情報
(図5におけるbY ,cY )で生成されるというフ
ィールド内処理によって走査線補間がなされるものであ
る。つまり適応処理が行なわれないようにする。
【0047】従って本実施例では、非標準信号が供給さ
れた場合に、フィールド外情報を使用して補間を行なう
適応処理を行なったために補間走査線の位置ずれが生じ
て画面上の映像が上下にずれるということは発生しない
。例えばマルチディスクプレーヤのストップ状態のとき
にキャラクタ表示が行なわれてもそのキャラクタ表示が
前記図12(b)のようにずれることはなくなり正常表
示がなされる。
【0048】ところで、このように標準信号か非標準信
号かを検出して適応処理とフィールド内処理とを切り換
えて走査線補間を行なうようにすると、弱電界時に不都
合が生じることがある。このため本実施例では判別安定
化回路14が設けられている。以下、この点について説
明する。
【0049】本実施例の走査線補間回路50Yにおいて
、静止画部分の主走査線信号(bY+eY )/2、及
び補間走査線信号(aY+dY )/2は、それぞれフ
レーム間の平均加算信号であるので、輝度信号Yに含ま
れるドット妨害成分(色信号成分)は相殺されて除去さ
れる。また、走査線補間回路50Cにおいても同様の処
理がなされるので、時分割信号(R−Y/B−Y) に
含まれるクロスカラー成分も相殺されて除去される。
【0050】即ち、Y/C分離回路2より出力される色
信号は、YH =C0sin2πfSCtという概念式
で表わされる。ここでYH は輝度信号成分、fSCは
色副搬送波周波数である。そのため、この色信号の復調
をすると、(色信号)× sin2πfSCt=YH・
 sin2πfSCt+C0 となる。従って、クロス
カラー成分YH・ sin2πfSCtは色信号成分と
同位相となってフレーム間では位相反転関係にあるので
、上述したように走査線補間回路50Cで相殺されて除
去されることとなる。
【0051】また、走査線補間回路50Y,50Cにお
いて、静止画部分では、フレーム間加算処理がされるた
め、時間方向にランダムに存在するノイズは1/√2と
なり、輝度信号、色信号のS/Nがアップすることとな
る。
【0052】このような利点は走査線補間回路50Y,
50Cで適応処理(つまりフィールド外情報を利用した
補間処理)が行なわれることによって生ずるものである
が、本実施例では上述のとおり非標準信号と判別された
場合には適応処理は行なわれず、補間走査線信号Yc及
び主走査線信号Ymはフィールド内情報のみから生成さ
れる。即ちこの場合上記したノイズ除去作用は得られな
いので画面輝度レベルが多少あがってみえることになる
【0053】このため標準信号と非標準信号が頻繁に切
り換わると画面輝度が頻繁に変化し見苦しさを生ずるこ
とになる。通常、標準信号と非標準信号が頻繁に切り換
わることは殆どないが、弱電界時には垂直同期信号VD
が弱まり、標準信号判別回路12における判別動作が不
安定になって、標準信号と非標準信号が頻繁に切り換わ
っているような制御信号SKC’を出力する場合が生じ
てくる。
【0054】このため、判別安定化回路14においては
前記したように非標準信号であることを示す例えばHレ
ベルの制御信号SKC’が3回連続して入力されたとき
のみ、これを非標準信号であることを示す例えばHレベ
ルの制御信号SKCとし、係数制御回路90Y,90C
に供給するものである。これによって本実施例のテレビ
ジョン受像機は制御信号SKCによる判別内容は安定化
され、例えば弱電界時に標準信号を非標準信号と誤って
判別して不用意に適応処理がフィールド内処理に切り換
えられることはなく、従って画面輝度の変動による見苦
しさは発生しない。
【0055】なお、本発明における標準信号判別手段と
判別信号安定化手段の具体的構成については、図2に標
準信号判別回路12及び判別安定化回路14として示し
たものに限られるものではなく、また、判別安定化回路
14における判断基準も3回一致に限られるものではな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテレビジ
ョン受像機は標準信号判別手段によって、供給された映
像信号が標準信号か非標準信号であるかを判別し、非標
準信号である場合は走査線補間手段において強制的にフ
ィールド内情報のみを使用して走査線補間が行うように
補間方式制御手段が制御するように構成されているため
、非標準信号が供給された際において画面上の映像が上
下にずれるという映像不良は生じず、常に正常表示がで
きるという効果がある。そしてさらに、判別信号安定化
手段によって標準信号判別手段における判別動作を安定
化させることにより例えば弱電界時などにおける不自然
な画面輝度の変化をなくすことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテレビジョン受像機の映像
信号処理回路系のブロック図である。
【図2】本実施例における標準信号判別回路及び判別安
定化回路の構成を示す説明図である。
【図3】本実施例における標準信号判別回路の動作説明
図である。
【図4】本実施例における信号処理回路の回路ブロック
図である。
【図5】本実施例における走査線補間動作の説明図であ
る。
【図6】本実施例における動き検出回路の動作説明図で
ある。
【図7】走査線補間動作の説明図である。
【図8】非標準信号の際の画面上の映像ずれの説明図で
ある。
【図9】非標準信号の際の走査線補間動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
5Y,5c  信号処理回路 12  標準信号判別回路 14  判別安定化回路 50Y,50C  走査線補間回路 63Y,63C  時間圧縮回路 70  動き検出回路 80  係数発生器 90Y,90C  係数制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  供給された映像信号の動きの状態の検
    出信号に基づいて、フィールド内情報及び又は当該フィ
    ールド以外のフィールドの情報を使用して走査線補間を
    行なう走査線補間手段と、前記供給された映像信号につ
    いて1フィールド毎の走査線数を検出し、1フィールド
    の走査線数が所定範囲内の標準信号か、或は1フィール
    ドの走査線数が所定範囲外の非標準信号かを判別する標
    準信号判別手段と、前記標準信号判別手段によって前記
    供給された映像信号が非標準信号であると判別された信
    号が所定回数連続して出力された場合のみに、これを非
    標準信号であることを判別する信号として出力する判別
    信号安定化手段と、前記判別信号安定化手段を介して前
    記供給された映像信号が非標準信号であることを示す信
    号が入力されたときは、前記走査線補間手段において強
    制的にフィールド内情報のみを使用して走査線補間が行
    なわれるように制御する補間方式制御手段と、を有する
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009077034A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Sony Corp 映像信号処理装置および映像信号処理方法

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JP2009077034A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Sony Corp 映像信号処理装置および映像信号処理方法

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