JPH04276704A - 光フアイバの切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光フアイバの切断装置に
係り、特に光フアイバを固定した光コネクタの当接側端
面から突き出した光フアイバ素線を、光コネクタ当接面
付近で切断する光フアイバの切断装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】ガラスでできた光フアイバは脆いため、
光フアイバの被覆を剥がした素線に傷を付け、引つ張り
力あるいは曲げ力を与えることにより、切断する方法が
一般的である。また、光フアイバはかなり硬いため、カ
ツタが欠け易く、一度欠けると良好な切断面が得られな
いなどの問題から円盤状のカツタが用いられている。こ
のための装置として図８に示すように、回転する円錐台
カツタ１０１を斜め方向からばねにより一定力で光フア
イバ１０２に押し当て、傷をつける方法が考案されてい
る（特開昭６２−４３６０４号参照）。なお図中の１０
３はフエルール、１０４はブツシユ、１０５は受け片、
１０６は押圧部材である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、光
コネクタ当接面の斜め方向から切り込むため、光コネク
タ当接面の光フアイバの通し穴の周囲に凹部を成形しな
ければならなかつたり、また、円盤状カツタを回転させ
るための動力が必要であるなどの問題がある。動力を用
いない方法として、円錐台状カツタの回転軸の一端にギ
ヤを固定し、ラツクと組合せ円盤状カツタの切込みによ
る直線運動を回転に変換する方法を示唆しているが、円
錐台状カツタの同一個所が常に使用されるので磨耗が早
く、はなはだしい場合は欠けが生ずる。欠けたカツタで
光フアイバを切断すると、良好な切断面が得られず、接
続損失が増大したり、後工程の研磨に長時間を要する。 本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、光コネ
クタの当接面に凹部を設ける事なく、カツタに欠けが生
じても良好な切断面が得られる光フアイバの切断装置を
提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するため、光フアイバを固定した光コネクタの当接側
端面から突き出した光フアイバ素線を、その光コネクタ
当接面付近で切断する光フアイバの切断装置において、
前記光コネクタの当接側端面から突き出した光フアイバ
素線を把握するクランプ機構部と、該光コネクタの当接
側端面に沿つて光フアイバ素線を垂直に切り込む円盤状
カツタと、該円盤状カツタによつて光フアイバ素線に切
開傷をつける毎度に、わずかずつ等角度で円盤状カツタ
を回転させる微小量旋回機構部とを備えたことを特徴と
するものである。

【０００５】

【作用】本発明は前述のように円盤状カツタの微小量旋
回機構部を備えているため、次の切り込みでは未使用部
分がカツテイングに関与するので、例え前回の切断によ
つてカツタに欠けを生じても良好な切断面が得られる。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例を図面とともに説明する
。図１ならびに図２は実施例に係るカツタ装置の平面図
ならびに正面図である。図３は図１のＡ−Ａ断面図、図
４は図３のＢ−Ｂ断面図、図５は図４のＣ−Ｃ断面図、
図６ならびに図７は図５のＤ−Ｄ断面図である。これら
の図において１は円盤状カツタ、２はカバー、３は蓋、
４はナツト、５はシヤフト、６，７は押え板、８はガイ
ド、９はベース、１０は爪、１１は爪取付台、１２はベ
アリング、１３はスペーサリング、１４はベアリング、
１５はスペーサ、１６はウオーム、１７はウオームホイ
ール、１８はラチエツト、１９，２０はナツト、２１は
フエルール、２２は光フアイバ、２３はベアリング、２
４はナツト、２５はベアリング、２６はバネである。

【０００７】図３に示すようにベース９にはガイド８が
取付けられ、そのガイド８にはカバー２が移動可能に取
付けられている。円盤状カツタ１に固定されているシヤ
フト５にはウオームホイール１７が取付けられ、ラチエ
ツト１８に固定されているウオーム１６は前記ウオーム
ホイール１７と噛合している。前記シヤフト５はベアリ
ング１２，１４を介してカバー２に取付けられている。 ウオーム１６は図５に示すように、ベアリング２１，２
３を介してカバー２に取付けられている。ラチエツト１
８の下には、カバー２を送つて、切り込むことによつて
ラチエツト１８を回転する爪１０が爪取付台１１によつ
てベース９に取付けられている。

【０００８】カバー２を送り、切り込んだときのラチエ
ツト１８と爪１０の関係を図６に示す。図６の状態から
カバー２を戻す方向（矢印Ｅ方向）に動かすと、ラチエ
ツト１８はカバー２に乗つて移動するが、爪１０の方は
移動しないので、爪１０はラチエツト１８の刃１個分動
いた図７の状態になる。この状態からカバー２を送り切
り込む、つまり矢印Ｆの方向へ向つて動かすと、ラチエ
ツト１８の刃は爪１０により矢印Ｇ方向へ回転し、図６
の状態に戻る。これを繰り返すことにより、ラチエツト
１８はひと刃ずつ回転する。

【０００９】前記ラチエツト１８はウオーム１６に固定
されている。このウオーム１６はウオームホイール１７
と噛合しており、ウオームホイール１７はシヤフト５に
固定されているので、ラチエツト１８が回転すれば円盤
状カツタ１も回転する。つまりカバー２を送り、光フア
イバ２２に切開傷を付与するたびに、ラチエツト１８が
ひと刃ずつ回転し、円盤状カツタ１がわずかずつ等角度
同一方向に回転するようになつている。

【００１０】

【発明の効果】本発明は前述のように、光フアイバに切
開傷を付与するたび円盤状カツタがわずかずつ等角度で
同一方向に回転するので、常時異なつた部分で切開傷を
付与できるため、常に良好な切断面が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係るカツタ装置の平面図であ
る。

【図２】そのカツタ装置の正面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図４】図３のＢ−Ｂ断面図である。

【図５】図４のＣ−Ｃ断面図である。

【図６】図５のＤ−Ｄ断面図である。

【図７】図５のＤ−Ｄ断面図である。

【図８】従来提案された切断装置の一部断面図である。

【符号の説明】

１　　円盤状カツタ ２　　カバー ３　　蓋 １０　　爪 ２１　　フエルール ２２　　光フアイバ ２６　　バネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　光フアイバを固定した光コネクタの当
   接側端面から突き出した光フアイバ素線を、その光コネ
   クタ当接面付近で切断する光フアイバの切断装置におい
   て、前記光コネクタの当接側端面から突き出した光フア
   イバ素線を把握するクランプ機構部と、該光コネクタの
   当接側端面に沿つて光フアイバ素線に垂直に切り込む円
   盤状カツタと、該円盤状カツタによつて光フアイバ素線
   に切開傷をつける毎度にわずかずつ等角度で円盤状カツ
   タを回転させる微少量旋回機構部とを備えたことを特徴
   とする光フアイバの切断装置。