JPH0427618Y2 - - Google Patents

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JPH0427618Y2
JPH0427618Y2 JP13423089U JP13423089U JPH0427618Y2 JP H0427618 Y2 JPH0427618 Y2 JP H0427618Y2 JP 13423089 U JP13423089 U JP 13423089U JP 13423089 U JP13423089 U JP 13423089U JP H0427618 Y2 JPH0427618 Y2 JP H0427618Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート中空柱などのコンク
リート中空体の中空部形成用内型枠に関する。
〔従来の技術〕
一般に、コンクリート中空体を形成する内型枠
は、合板製のものの他、段ボール紙を素材とした
ものがあり、後者の例としては、たとえば、実公
昭60−2897号(第6図及び第7図参照)がある。
上記の内型枠は、外周に複数の溝孔31を形成
した芯板32と、この芯板32の外周に沿つて外
巻きし得ると共に両端長手方向に一定間隔毎に挿
通溝孔33を形成した外巻板34,35との組合
せからなり、外巻板34,35の端部を芯板32
の溝孔31に嵌挿して構造体を形成したものであ
る。
しかし、上記の内型枠は、複数の芯板32が1
ずつ津間隔を開けて単独に配置されているので、
耐圧性が充分ではなく、また内型枠がねじれる方
向に外圧を受けると溝孔31,挿通溝孔33部分
に力が集中して破壊され易く、また芯板32に複
数の溝孔31があることから芯板32の強度が弱
くなり、変形し易いという問題がある。さらに、
前記した従来の内型枠は、複数の芯板32の溝孔
31を外巻板34または35の複数の挿通溝孔3
3に対して同時に嵌合させなければ組み立てがで
きない構造であり、組み立てが極めて煩雑で作業
性の悪いものであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案の課題は、上記従来の内型枠の欠点を
解決し、コンクリート中空体の中空部形成用内型
枠の芯板の耐圧性を強化し、しかも、組み立ての
作業性を向上させることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案において
は段ボール製桟板に長手方向に間隔を開けて稜部
を横断する溝孔を形成し、この溝孔に噛み合う嵌
挿溝孔を外周に有する一対の段ボール製多角形状
芯板の対向端縁同士を側壁で連接してコ字型部材
を形成し、前記桟板に前記複数のコ字型部材をそ
の芯板同士を隣接させて前記噛み合せによつて取
り付けると共に、これら複数のコ字型部材を芯板
外周に沿つて外巻きし得る段ボール製外巻板の側
端縁に複数の舌片を櫛歯状に形成し、この舌片を
前記各側壁の内側にそれぞれ嵌挿した構成を採用
したのである。
〔作用〕
この考案に係るコンクリート中空体の中空部形
成用内型枠は、芯板同士が隣接しているので、各
芯板の外圧に対する応力が負担軽減されて芯板の
変形が防止される。また、この芯板は、側壁で連
接されてコ字型部材として桟板に嵌挿され、しか
も、外巻き板の舌片が側壁の内側に嵌挿されてコ
字型形状が保形されているので、内型枠のねじれ
変形が防止される。また、内型枠は、桟板に複数
のコ字型部材を隣接設置して、外巻板の舌片を容
易に嵌挿して組み立てることができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を以下、第1図乃至第5図に
基づいて説明する。
第1図および第2図に示すように、コンクリー
ト中空体の中空部形成用内型枠は、段ボール製桟
板1の長手方向に一定間隔で稜部2を切り欠いて
溝孔3を形成し、この溝孔3に噛み合う嵌挿溝孔
4を外周に有する七角形の芯板5を2枚一組で対
向させ、その一端縁同士を側壁6で連接して段ボ
ール製のコ字型部材7を形成し、このコ字型部材
7を複数個前記桟板1に取り付け、一方の側端縁
に複数の舌片8を櫛歯状に形成した2枚の外巻板
9を複数のコ字型部材7に外巻きして、舌片8を
角側壁6の内側にそれぞれ嵌挿したものである。
第2図に示す桟板1は、第3図bに示す長方形
状のブランクを長手方向に平行な3本の折目10
で折曲し、中央に稜部2を形成している。溝孔3
は、ブランク中央の折目10に跨つて一定長さで
略長方形状に切り欠き、中央部分を折目10の長
さ方向に拡開して、後述する芯板5の嵌挿を容易
にしている。
第2図に示すように、コ字型部材7は、七角形
状の芯板5と、側壁6とからなるもので、第3図
aに示すブランクを折目11に沿つてコ字型に折
曲成形し、嵌挿溝孔4は、芯板5の外周部突端に
前記桟板1の溝孔3に噛み合う溝巾と溝長で形成
している。また、この嵌挿溝孔4の形成位置は、
同図に示すように側壁6から最も遠い位置が後述
する芯板5の保持上好ましいが、特にその位置を
限定するものではない。
外巻板9は、第3図cに示すように、同図縦方
向に芯板5の外周を半周する幅を有し、かつその
長手方向に芯板5に沿わせる複数の折目12を有
するブランクから形成する。また、この外巻板9
は、一つの側端面に後記隣接状態の2枚の芯板5
を挾持し得る間隔を開けて複数の舌片8を形成
し、他方の側端縁には、前記桟板1の外側の間隔
に挿入される挿込片13を設けている。
さらに、第2図および第4図に鎖線で示すよう
に、外巻板9を外装する外装板14を設けると、
内型枠の外圧に対する強度は一層向上する。
上記実施例の内型枠は、下記のように組み立て
て使用する。
先ず、桟板1の長手方向に沿つて複数のコ字型
部材7の芯板5同士を隣接させ、溝孔3に嵌挿溝
孔4を噛み合わせながら嵌挿する。次に、外巻板
9の挿込片13を桟板1の外側に間隙に挿入し、
この外巻板9を芯板5の外周に沿つて外巻きし、
複数の舌片8を側壁6の内側にそれぞれ嵌挿す
る。このように、2枚の外巻板9を外巻きして、
さらに外装板14を装着してその両側端をテープ
など(図示せず)で固定して第4図に示す状態と
する。このように組み立てると、桟板1により、
コ字型部材7を容易に隣接状態に集合できるの
で、組み立ては極めて容易である。
上記内型枠は、長手方向両端およびその他の部
分の段ボール間の隙間をテープで塞ぐか、または
フイルムで被覆すると、生のコンクリートの侵入
が防止される。また、段ボール素材自体にフイル
ムラミネート、コーテイングなどの各種手法によ
り撥水性を持たせると好ましいということはいう
までもない。
この内型枠は、第5図に示すように、中空部を
形成しようとするコンクリート中空体の外型枠1
5の内側に設置して、その周囲に生コンクリート
を充填して乾燥させればコンクリート中空体16
が形成される。
〔効果〕
この考案は、以上説明したように、複数のコ字
型部材の芯板同士を隣接させて配置しているの
で、芯板が外圧を受けても変形し難く、しかも、
コ字型部材は桟板と外巻板とで保形されているの
で、内型枠全体がねじれた状態に変形し難く、し
かも組み立ては極めて簡単に行ない得るという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は分解斜視図、第3図は
展開図、第4図は第1図−線の横断面図、第
5図は使用状態を説明する横断面図、第6図およ
び第7図は従来例を示し、第6図は分解斜視図、
第7図は横断面図である。 1……桟板、2……稜部、3……溝孔、4……
嵌挿溝孔、5……芯板、6……側壁、7……コ字
型部材、8……舌片、9……外巻板、16……コ
ンクリート中空体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 段ボール製桟板に長手方向に間隔を開けて稜部
    を横断する溝孔を形成し、この溝孔に噛み合う嵌
    挿溝孔を外周に有する一対の段ボール製多角形芯
    板の対向端縁同士を側壁で連接してコ字型部材を
    形成し、前記桟板に前記複数のコ字型部材をその
    芯板同士を隣接させて前記噛み合せによつて取り
    付けると共に、これら複数のコ字型部材を芯板外
    周に沿つて外巻きし得る段ボール製外巻板の側端
    縁に複数の舌片を櫛歯状に形成し、この舌片を前
    記各側壁の内側にそれぞれ嵌挿してなるコンクリ
    ート中空体の中空部形成用内型枠。
JP13423089U 1989-11-17 1989-11-17 Expired JPH0427618Y2 (ja)

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JPH0388705U JPH0388705U (ja) 1991-09-10
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JPH0388705U (ja) 1991-09-10

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