JPH04274631A - データ再送伝送方式 - Google Patents

データ再送伝送方式

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JPH04274631A
JPH04274631A JP3036412A JP3641291A JPH04274631A JP H04274631 A JPH04274631 A JP H04274631A JP 3036412 A JP3036412 A JP 3036412A JP 3641291 A JP3641291 A JP 3641291A JP H04274631 A JPH04274631 A JP H04274631A
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Shiyougo Itou
正悟 伊藤
Koichi Sawai
沢井 浩一
Tadashi Matsumoto
正 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り検出符号を用い、
受信側で誤りを検出すると、再送要求を出して同じデー
タを再送してもらうデータ再送伝送(ARQ ( Au
tomatic  Repeat−Request E
rror Control Scheme) 方式に関
する。特に、送信データを数百ビットの長さをもつ複数
のブロックに分割し、最大N個のブロックを連続して送
信し、誤って受信されたブロックデータから再送する一
括応答(Go−Back−N)方式を用いたデータ再送
伝送方式(以下、「GBN−ARQ方式」という。)に
関する。
【0002】なお、本発明は、移動通信その他のフェー
ジングの影響を受ける無線通信のデータ伝送効率を高め
ることに有効である。
【0003】
【従来の技術】図6は、従来のGBN−ARQ方式のシ
ーケンスを説明する図である。従来のGBN−ARQ方
式では、アウトスタンディング数N個のブロックデータ
を連続して送信する。受信側では、受信されたブロック
データに誤りが検出されないとき(実線)に、正しく受
信されたことを示す応答信号ACK(A)を送信する。 送信側では、これを受信すると次のブロックデータを送
信する。
【0004】一方、受信されたブロックデータに誤りが
検出されたとき(破線)は、データに誤りがあったこと
を示す応答信号NAK(N)を送信する。送信側では、
これを受信する(太実線)か、または応答信号を誤って
受信したとき(破線)には、該当するブロックデータ以
降の再送が行われる。図6に示す例は、アウトスタンデ
ィング数Nが4の場合である。ブロックデータ1−1,
2−1,3−1,4−1を送信した後には、ブロックデ
ータ1−1の応答信号ACKに応じてブロックデータ5
−1が送信されるが、次のブロックデータ2−1に誤り
が検出されて応答信号NAKが返ってきたので、それ以
降のブロックデータ2から再送が行われる(■)。ブロ
ックデータ3−2についても同様に、ブロックデータ3
から再送される(■)。
【0005】また、ブロックデータ4−2については、
応答信号ACKに誤りが検出されたので、それ以降のブ
ロックデータ4から再送が行われる(■)。ブロックデ
ータ3−3についも同様に、再送ブロックデータ3から
再送が行われる(■)。このように、GBN−ARQ方
式では、誤りの検出されたブロックデータから再送する
ことにより誤りの回復制御を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のGB
N−ARQ方式では、再送処理の前にはすでにN個のブ
ロックデータが送信されており、再送されるブロックデ
ータの中にはすでに正しく受信されているものも含まれ
る。しかし、最初に正しく受信されても再送時に誤るか
、あるいはその応答信号が誤ると、再度同じブロックデ
ータから再送しなければならなかった。したがって、再
送回数が増加して伝送効率の低下が避けられなかった。
【0007】図6に示す例では、ブロックデータ2−1
が誤ったためにブロックデータ2以降が再送されるが、
ブロックデータ3はすでに正しく受信されている。しか
し、ブロックデータ2に続いて再送されるブロックデー
タ3−2が誤ったために、改めてブロックデータ3以降
を再送しなければならない事態(■)となっていた。本
発明は、従来のGBN−ARQ方式に比べて再送回数を
低下させて伝送効率の高いデータ伝送を可能にするデー
タ再送伝送方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
、送信側がブロックデータを連続して送信した後に、ブ
ロックデータが正しく受信されたことを示す応答信号A
CKを受信側からの応答信号として受信したときには、
次のブロックデータを送信し、誤りを検出したブロック
データの再送を要求する応答信号NAKを受信側からの
応答信号として受信したとき、あるいは受信側からの応
答信号が誤って受信されたときには、その応答信号に対
応するブロックデータから再送を行うデータ再送伝送方
式において、前記送信側には、すでに送信されたブロッ
クデータに対応する各応答信号が記憶される記憶手段と
、応答信号ACKが正しく受信されたときには、前記記
憶手段に該応答信号ACKを記憶して次のブロックデー
タの送信を指示し、応答信号NAKが受信されたとき、
あるいは応答信号が誤って受信されたときには、前記記
憶手段からその応答信号に対応するブロックデータの応
答信号を検索し、それが応答信号ACKであれば該ブロ
ックデータについては応答信号ACKが受信されたもの
として次のブロックデータの送信を指示し、それが応答
信号NAKであるか記憶されている応答信号がなければ
該ブロックデータについて前記記憶手段に応答信号NA
Kを記憶して該ブロックデータからの再送を指示する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、受信側には、各
ブロックデータが正しく受信されたか否かを示す正誤情
報が記憶される正誤記憶手段と、正しく受信されたブロ
ックデータが記憶されるブロックデータ記憶手段と、ブ
ロックデータが正しく受信されたときには、前記正誤記
憶手段に正情報を記憶するとともに前記ブロックデータ
記憶手段に該ブロックデータを記憶し、ブロックデータ
に誤りが検出されたときには、前記正誤記憶手段から該
ブロックデータに対応する正誤情報を検索し、それがす
でに正しく受信されていることを示す正情報であれば前
記ブロックデータ記憶手段から対応するブロックデータ
を読み出し、該ブロックデータが正しく受信されたもの
として応答信号ACKの送信を指示し、それが誤って受
信されていることを示す誤情報であるか対応する正誤情
報がなければ該ブロックデータについて前記正誤記憶手
段に誤情報を記憶して応答信号NAKの送信を指示する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、送信側には、請
求項1に記載の記憶手段および制御手段を備え、受信側
には、請求項2に記載の正誤記憶手段,ブロックデータ
記憶手段および制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明は、ブロックデータの送
信側において、すでに送信されたブロックデータの応答
信号を記憶し、受信側から応答信号NAKが返ってくる
か応答信号が誤ったときに、対応するブロックデータが
すでに送信され、しかも応答信号ACKが返ってきてい
るかを記憶手段から検索する。記憶手段にそのブロック
データについて応答信号ACKが記憶されている場合に
は、受信側に誤って受信されたと見なされるブロックデ
ータは再送されたブロックデータであり、しかもそのブ
ロックデータがすでに正しく受信されていると判定する
。したがって、そのブロックデータについては、すでに
正しく受信されたブロックデータを有効に利用して無用
の再送処理を回避することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、ブロックデータ
の受信側において、すでに受信したブロックデータの正
誤情報を記憶し、かつ正しく受信されたブロックデータ
を記憶し、受信したブロックデータに誤りが検出された
ときに、そのブロックデータの正誤情報を正誤記憶手段
から検索する。正誤記憶手段にそのブロックデータにつ
いてすでに正しく受信されていることを示す正情報が記
憶されている場合には、誤って受信されたブロックデー
タは再送されたブロックデータであり、しかもそのブロ
ックデータがすでに正しく受信されていると判定する。 したがって、そのブロックデータについては、ブロック
データ記憶手段からすでに正しく受信されているブロッ
クデータを読み出して処理することにより、送信側には
応答信号ACKを返すことができ、無用の再送処理を回
避することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、送信側と受信側
の双方で、応答信号の状態およびブロックデータの受信
状態を検査する。さらに、再送されたブロックデータが
すでに正しく受信されていると判定されるときには、正
しく受信された場合と同様の処理を送信側および受信側
の双方で行うので、すでに正しく受信されたブロックデ
ータを有効に利用することができ、無用の再送処理を回
避して伝送効率を高めることができる。
【0014】
【実施例】図1は、請求項1に記載のデータ再送伝送方
式を実現する通信処理装置の送信側の実施例構成を示す
ブロック図である。なお、受信側の構成は、従来のGB
N−ARQ方式に用いるものと同一構成で十分であるの
でここでは省略する。
【0015】図において、入力端子11からブロックデ
ータが送信側GBN−ARQ制御部12に入力され、送
信するブロックデータが送信機13に出力される。受信
機15は、受信した応答信号を送信側演算処理部16に
出力する。送信側演算処理部16には応答信号メモリ1
7が接続され、対応する応答信号が送信側GBN−AR
Q制御部12に出力される。
【0016】送信側演算処理部16は、受信機15で復
調された応答信号を入力して誤り検出を行う。ここで、
応答信号ACKが正しく受信された場合には、応答信号
メモリ17に「ACK」として記憶するとともに、応答
信号ACKの受信を送信側GBN−ARQ制御部12に
通知する。一方、送信側演算処理部16は、応答信号N
AKが受信された場合あるいは応答信号に誤りが検出さ
れた場合には、応答信号メモリ17からその応答信号に
対応するブロックデータの応答信号を検索し、すでに送
信したブロックデータの応答信号が「ACK」として記
憶されているときには、今回は応答信号ACKを受信し
たものとして送信側GBN−ARQ制御部12に通知す
る。また、応答信号メモリ17を検索した結果が「NA
K」あるいは対応する応答信号の情報がないときには、
応答信号メモリ17に「NAK」として記憶するととも
に、応答信号NAKの受信を送信側GBN−ARQ制御
部12に通知する。
【0017】送信側GBN−ARQ制御部12は、送信
側演算処理部16から入力される応答信号ACKあるい
は応答信号NAKにより、従来と同様に、入力端子11
から入力されたブロックデータを送信するか、すでに送
信したブロックデータを再送するかを決定するとともに
、決定されたブロックデータを送信機13に出力する。
【0018】図2は、請求項1に記載のデータ再送伝送
方式のシーケンスを説明する図である。なお、説明を容
易にするために、アウトスタンディング数Nを4とし、
誤りが発生するタイミングも図6に示す従来のシーケン
ス説明図と同じとする。また、送信側から受信側に伝送
されるブロックデータの実線,破線、受信側から送信側
に伝送される応答信号のA,Nおよび実線,破線,太実
線の区別も同様であり、これらは以下の実施例の説明に
おいても同様である。
【0019】図において、ブロックデータ1−1に対し
て応答信号ACKが返送されたために、応答信号メモリ
17にはブロックデータ1について「ACK」が記憶さ
れる。また、ブロックデータ2−1に対して応答信号N
AKが返送されたために、応答信号メモリ17にはブロ
ックデータ2について「NAK」が記憶される。この処
理が受信した応答信号ごとに行われ、すでに送信された
ブロックデータの応答信号の内容が応答信号メモリ17
に記憶される。
【0020】ここで、ブロックデータ2−1の応答信号
NAKに応じてブロックデータ2以降の再送が行われる
(■)が、ブロックデータ3−2に対して応答信号NA
Kが返送されたとする。しかし、本発明方式により直ち
にブロックデータ3以降の再送を行わず、そのブロック
データ3に対応する応答信号を応答信号メモリ17から
検索する。ブロックデータ3は、ブロックデータ3−1
の応答信号ACKを受信しているので応答信号メモリ1
7には「ACK」が記憶されている。したがって、ブロ
ックデータ3−2に対して応答信号NAKが受信されて
も、次のブロックデータ7−1を送信する(■)。
【0021】また、再送したブロックデータ4−2の応
答信号ACKが誤ったとする。しかし、これも本発明方
式により直ちにブロックデータ4以降の再送を行わず、
そのブロックデータ4に対応する応答信号を応答信号メ
モリ17から検索する。ブロックデータ4は、ブロック
データ4−1の応答信号ACKを受信しているので応答
信号メモリ17には「ACK」が記憶されている。した
がって、ブロックデータ4−2に対して応答信号ACK
が誤って受信されても、次のブロックデータ8−1を送
信する(■)。
【0022】なお、ブロックデータ7−1の応答信号A
CKが誤った場合にも応答信号メモリ17を検索するが
、ブロックデータ7についは初めての応答信号であるの
で、応答信号メモリ17には「NAK」を記憶してブロ
ックデータ7以降の再送を行う(■)。このような動作
を繰り返してブロックデータと応答信号とを送受信し、
誤り回復しながら効率よくデータ伝送を行うことができ
る。
【0023】図3は、請求項2に記載のデータ再送伝送
方式を実現する通信処理装置の受信側の実施例構成を示
すブロック図である。なお、送信側の構成は、従来のG
BN−ARQ方式に用いるものと同一構成で十分である
のでここでは省略する。図において、受信機31は受信
したブロックデータを受信側演算処理部32に出力する
。受信側演算処理部32には、受信ブロックデータ正誤
メモリ33および受信ブロックデータメモリ34が接続
される。受信側演算処理部32から出力されるブロック
データは受信側GBN−ARQ制御部35に入力され、
対応する応答信号が送信機36に出力されるとともに、
正しく受信されたブロックデータが出力端子37から出
力される。
【0024】受信側演算処理部32は、受信機31で復
調されたブロックデータを入力して誤り検出を行う。こ
こで、ブロックデータが正しく受信された場合には、受
信ブロックデータ正誤メモリ33に対応するブロックデ
ータが「正」として記憶するとともに、そのブロックデ
ータを受信ブロックデータメモリ34に記憶し、さらに
受信側GBN−ARQ制御部35に出力する。
【0025】一方、受信側演算処理部32は、ブロック
データに誤りが検出された場合には、受信ブロックデー
タ正誤メモリ33からそのブロックデータがすでに正し
く受信されているか否かを検索し、対応するブロックデ
ータがすでに正しく受信されているときには、そのブロ
ックデータを受信ブロックデータメモリ34から取り出
して受信側GBN−ARQ制御部35に出力する。また
、受信ブロックデータ正誤メモリ33を検索した結果が
「誤」あるいは対応するブロックデータの正誤の情報が
ないときには、受信ブロックデータ正誤メモリ33に対
応するブロックデータが「誤」として記憶するとともに
、その誤ったブロックデータを受信側GBN−ARQ制
御部35に出力する。
【0026】受信側GBN−ARQ制御部35は、受信
側演算処理部16から入力されるブロックデータにより
、従来と同様に、応答信号ACKを返送するか応答信号
NAKを返送するかを決定するとともに、決定された応
答信号を送信機36に出力する。図4は、請求項2に記
載のデータ再送伝送方式のシーケンスを説明する図であ
る。
【0027】図において、ブロックデータの受信側では
、ブロックデータ1−1が正しく受信されたために、ブ
ロックデータ1は「正」として受信ブロックデータ正誤
メモリ33に記憶されるとともに、そのブロックデータ
1を受信ブロックデータメモリ34に記憶する。また、
ブロックデータ2−1は誤って受信されたために、ブロ
ックデータ2は「誤」として受信ブロックデータ正誤メ
モリ33に記憶される。この処理をブロックデータを受
信するごとに行い、各ブロックデータごとに正誤の情報
を受信ブロックデータ正誤メモリ33に記憶し、正しく
受信されたブロックデータを受信ブロックデータメモリ
34に記憶する。
【0028】ここで、ブロックデータ2−1が誤って受
信されるが、受信ブロックデータ正誤メモリ33に対応
する正誤の情報がないので、その誤ったブロックデータ
を受信側GBN−ARQ制御部35に出力して応答信号
NAKを返送し、送信側ではそれに応じてブロックデー
タ2以降の再送を行う(■)。このとき、ブロックデー
タ3−2が誤って受信されても、本発明方式により直ち
に応答信号NAKを返送せず、そのブロックデータ3が
すでに正しく受信されているか否かを受信ブロックデー
タ正誤メモリ33から検索する。ブロックデータ3は、
ブロックデータ3−1で正しく受信されているので、受
信ブロックデータ正誤メモリ33には「正」が記憶され
ており、またそのブロックデータ3が受信側GBN−A
RQ制御部35を介して出力端子37から出力される。 また、受信側GBN−ARQ制御部35は応答信号AC
Kを返送する(■)。すなわち、ブロックデータ3−2
が誤って受信されても、応答信号ACKが返送されてく
るので次のブロックデータ7−1が送信される。
【0029】また、再送したブロックデータ4−2の応
答信号ACKが誤った場合には、従来のGBN−ARQ
方式と同様に、ブロックデータ4以降の再送が行われる
(■)。ここでは、さらにブロックデータ7−1の応答
信号ACKも誤るので、ブロックデータ7以降の再送が
行われる(■)。なお、ブロックデータ7−2が誤って
受信されても、そのブロックデータ7−1が正しく受信
されているので、受信側GBN−ARQ制御部35は応
答信号ACKを返送して次のブロックデータ11−1の
送信を促す(■)。
【0030】このような動作を繰り返してブロックデー
タと応答信号とを送受信し、誤り回復しながら効率よく
データ伝送を行うことができる。図5は、請求項3に記
載のデータ再送伝送方式のシーケンスを説明する図であ
る。なお、本発明は、上述した送信側で行う制御と、受
信側で行う制御とを併せて行う方式であり、それを実現
する通信処理装置の送信側および受信側の構成は、図1
および図3に示すものと同様である。
【0031】図において、ブロックデータの送信側では
、ブロックデータ1−1に対して応答信号ACKが返送
されたために、応答信号メモリ17にはブロックデータ
1について「ACK」が記憶される。また、ブロックデ
ータ2−1に対して応答信号NAKが返送されたために
、応答信号メモリ17にはブロックデータ2について「
NAK」が記憶される。この処理が受信した応答信号ご
とに行われ、すでに送信されたブロックデータの応答信
号の内容が応答信号メモリ17に記憶される。
【0032】また、ブロックデータの受信側では、ブロ
ックデータ1−1が正しく受信されたために、ブロック
データ1は「正」として受信ブロックデータ正誤メモリ
33に記憶されるとともに、そのブロックデータ1を受
信ブロックデータメモリ34に記憶する。また、ブロッ
クデータ2−1は誤って受信されたために、ブロックデ
ータ2は「誤」として受信ブロックデータ正誤メモリ3
3に記憶される。この処理をブロックデータを受信する
ごとに行い、各ブロックデータごとに正誤の情報を受信
ブロックデータ正誤メモリ33に記憶し、正しく受信さ
れたブロックデータを受信ブロックデータメモリ34に
記憶する。
【0033】ここで、ブロックデータ2以降の再送(■
)に伴って再送されるブロックデータ3−2が誤って受
信されても、本発明方式により直ちに応答信号NAKを
返送せず、そのブロックデータ3がすでに正しく受信さ
れているか否かを受信ブロックデータ正誤メモリ33か
ら検索する。ブロックデータ3は、ブロックデータ3−
1で正しく受信されているので、受信ブロックデータ正
誤メモリ33には「正」が記憶されており、受信側GB
N−ARQ制御部35は応答信号ACKを返送する(■
)。すなわち、ブロックデータ3−2が誤って受信され
ても、応答信号ACKが返送されてくるので次のブロッ
クデータ7−1が送信される。
【0034】また、再送したブロックデータ4−2の応
答信号ACKが誤ったとする。しかし、これも本発明方
式により直ちにブロックデータ4以降の再送を行わず、
そのブロックデータ4に対応する応答信号を応答信号メ
モリ17から検索する。ブロックデータ4は、ブロック
データ4−1の応答信号ACKを受信しているので応答
信号メモリ17には「ACK」が記憶されている。した
がって、ブロックデータ4−2に対して応答信号ACK
が誤って受信されても、次のブロックデータ8−1を送
信する(■)。
【0035】なお、ブロックデータ7−1の応答信号A
CKが誤った場合にも応答信号メモリ17を検索するが
、ブロックデータ7についは初めての応答信号であるの
で、応答信号メモリ17には「NAK」を記憶してブロ
ックデータ7以降の再送を行う(■)。また、ブロック
データ7−2が誤って受信されても、そのブロックデー
タ7−1が正しく受信されているので、受信側GBN−
ARQ制御部35は応答信号ACKを返送して次のブロ
ックデータ11−1の送信を促す(■)。
【0036】このような動作を繰り返してブロックデー
タと応答信号とを送受信し、誤り回復しながら効率よく
データ伝送を行うことができる。以上説明した従来例お
よび実施例の同じ条件でかつ図に示す範囲では、従来方
式はブロックデータ2までが確定しているのに対して、
請求項1に記載の方式はブロックデータ6までが確定し
、請求項2および請求項3に記載の方式はブロックデー
タ8までが確定し、データ伝送効率の改善が図られてい
ることがわかる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、再送され
たブロックデータに誤りが生じたり、その応答信号に誤
りが生じても、そのブロックデータがすでに正しく受信
されていると判定されるときには、正しく受信された場
合と同様の処理を送信側、または受信側、またはその双
方で行う。
【0038】したがって、GBN−ARQ方式により再
送されたブロックデータあるいはその応答信号に誤りが
生じても、すでに正しく受信されたブロックデータがあ
ればそれを有効に利用し、無用の再送処理を回避するこ
とができる。すなわち、再送回数が低減され、高効率か
つ高品質なデータ伝送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のデータ再送伝送方式を実現す
る通信処理装置の送信側の実施例構成を示すブロック図
である。
【図2】請求項1に記載のデータ再送伝送方式のシーケ
ンスを説明する図である。
【図3】請求項2に記載のデータ再送伝送方式を実現す
る通信処理装置の受信側の実施例構成を示すブロック図
である。
【図4】請求項2に記載のデータ再送伝送方式のシーケ
ンスを説明する図である。
【図5】請求項3に記載のデータ再送伝送方式のシーケ
ンスを説明する図である。
【図6】従来のGBN−ARQ方式のシーケンスを説明
する図である。
【符号の説明】
11  入力端子 12  送信側GBN−ARQ制御部 13  送信機 15  受信機 16  送信側演算処理部 17  応答信号メモリ 31  受信機 32  受信側演算処理部 33  受信ブロックデータ正誤メモリ34  受信ブ
ロックデータメモリ 35  受信側GBN−ARQ制御部 36  送信機 37  出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送信側がブロックデータを連続して送
    信した後に、ブロックデータが正しく受信されたことを
    示す応答信号ACKを受信側からの応答信号として受信
    したときには、次のブロックデータを送信し、誤りを検
    出したブロックデータの再送を要求する応答信号NAK
    を受信側からの応答信号として受信したとき、あるいは
    受信側からの応答信号が誤って受信されたときには、そ
    の応答信号に対応するブロックデータから再送を行うデ
    ータ再送伝送方式において、前記送信側には、すでに送
    信されたブロックデータに対応する各応答信号が記憶さ
    れる記憶手段と、応答信号ACKが正しく受信されたと
    きには、前記記憶手段に該応答信号ACKを記憶して次
    のブロックデータの送信を指示し、応答信号NAKが受
    信されたとき、あるいは応答信号が誤って受信されたと
    きには、前記記憶手段からその応答信号に対応するブロ
    ックデータの応答信号を検索し、それが応答信号ACK
    であれば該ブロックデータについては応答信号ACKが
    受信されたものとして次のブロックデータの送信を指示
    し、それが応答信号NAKであるか記憶されている応答
    信号がなければ該ブロックデータについて前記記憶手段
    に応答信号NAKを記憶して該ブロックデータからの再
    送を指示する制御手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ再送伝送方式。
  2. 【請求項2】  送信側がブロックデータを連続して送
    信した後に、ブロックデータが正しく受信されたことを
    示す応答信号ACKを受信側からの応答信号として受信
    したときには、次のブロックデータを送信し、誤りを検
    出したブロックデータの再送を要求する応答信号NAK
    を受信側からの応答信号として受信したとき、あるいは
    受信側からの応答信号が誤って受信されたときには、そ
    の応答信号に対応するブロックデータから再送を行うデ
    ータ再送伝送方式において、前記受信側には、各ブロッ
    クデータが正しく受信されたか否かを示す正誤情報が記
    憶される正誤記憶手段と、正しく受信されたブロックデ
    ータが記憶されるブロックデータ記憶手段と、ブロック
    データが正しく受信されたときには、前記正誤記憶手段
    に正情報を記憶するとともに前記ブロックデータ記憶手
    段に該ブロックデータを記憶し、ブロックデータに誤り
    が検出されたときには、前記正誤記憶手段から該ブロッ
    クデータに対応する正誤情報を検索し、それがすでに正
    しく受信されていることを示す正情報であれば前記ブロ
    ックデータ記憶手段から対応するブロックデータを読み
    出し、該ブロックデータが正しく受信されたものとして
    応答信号ACKの送信を指示し、それが誤って受信され
    ていることを示す誤情報であるか対応する正誤情報がな
    ければ該ブロックデータについて前記正誤記憶手段に誤
    情報を記憶して応答信号NAKの送信を指示する制御手
    段とを備えたことを特徴とするデータ再送伝送方式。
  3. 【請求項3】  送信側がブロックデータを連続して送
    信した後に、ブロックデータが正しく受信されたことを
    示す応答信号ACKを受信側からの応答信号として受信
    したときには、次のブロックデータを送信し、誤りを検
    出したブロックデータの再送を要求する応答信号NAK
    を受信側からの応答信号として受信したとき、あるいは
    受信側からの応答信号が誤って受信されたときには、そ
    の応答信号に対応するブロックデータから再送を行うデ
    ータ再送伝送方式において、前記送信側には、請求項1
    に記載の記憶手段および制御手段を備え、前記受信側に
    は、請求項2に記載の正誤記憶手段,ブロックデータ記
    憶手段および制御手段を備えたことを特徴とするデータ
    再送伝送方式。
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