JPH0427458A - 厨芥処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、炊事場などから出る厨芥を遠心脱水方式によ
り脱水処理するようにした厨芥処理機に関する。

（従来の技術） 厨芥を遠心脱水方式により処理するものとしては、例え
ば流し台のシンク底部に設けられた投入口を有する枠体
の下方に、上面が開口した容器を配設し、厨芥を投入口
から容器内に投入してその容器をモータにて回転させる
ことによって、その回転に伴う遠心力により容器内の水
分を容器周壁の脱水孔若しくは容器の開口縁部から外部
へ放出させるようにし、以て容器内の厨芥を脱水処理す
るようにしたものが考えられている。そして、この種の
ものにおいては、枠体の下端部と容器の上端部との間に
は所定の隙間を形成し、容器の起動時における首振り等
により容器と枠体とが干渉しないようにしている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記した構成のものでは、厨芥の投入時
に、投入のし方によっては厨芥が枠体の下端部と容器の
上端部との間の上記隙間から容器の外部へこぼれ落ちて
しまうことがある。このように厨芥が容器の外部へこぼ
れ落ちると、容器を囲繞するように設けられた水受ケー
スの排水口や該排水口に接続された排水ホースがその厨
芥で詰まってしまう等の不具合が生ずるものであったそ
こで、本発明の目的は、厨芥の投入時に厨芥が容器から
こぼれ落ちることを防止でき、また、脱水時に枠体と容
器側とが干渉することを防止でき、加えて、このような
ものでありながら安全に使用できる厨芥処理機を提供す
るにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、上面が開口した容器内に厨芥を収容し、前記
容器をモータにて回転させることにより、その回転に伴
う遠心力により容器内の水分を放出させて前記厨芥を脱
水するようにした厨芥処理機にあって、前記容器の上面
開口部に上方から臨む投入口を有しその容器の上方にお
いて下端が容器側に近接若しくは接触する厨芥投入位置
と下端が容器側から上方へ離間する脱水位置との間で往
復移動が可能に設けられた枠体と、この枠体の往復移動
に応じて開閉するように設けられ枠体が厨芥投入位置へ
移動されたときに前記モータの通電路を開放し枠体が脱
水位置へ移動されたときにモータの通電路を閉成するス
イッチとを具備する構成としたところに特徴を有する。

（作用） 厨芥を投入する場合には、枠体を下方の厨芥投入位置へ
移動させた状態で行う。このとき、枠体の下端部が容器
側に近接若しくは接触する状態となるから、投入される
厨芥が容器がらこぼれ落ちることがない。しかもこの場
合には、スイッチが開放状態でモータの通電路を開放す
るから、モータひいては容器が回転されることがない。

一方、厨芥を脱水する場合には、枠体を上方の脱水位置
へ移動させると、スイッチが閉成状態となってモータへ
の通電が可能となり、また、枠体の下端部が容器側から
上方へ離間した状態となる。

従って、この状態でモータへ通電して容器を回転させる
ことにより厨芥の脱水を行うことができ、また、このと
き枠体と容器側とが干渉することもない。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
。

まず全体構成を示した第２図において、流し台のシンク
１の底部には開口部２が形成され、この開口部２に取付
枠３が挿入配置されている。４はシンク１の下方に配設
された水受ケースで、これは、容器状をなし上端部にフ
ランジ５ａを有する本体部５と、筒状をなし下端部にフ
ランジ６ａを有する補助部６とを備え、それらの両フラ
ンジ５”＋６ａをボルト７及びナツト８により連結して
構成されており、上部の補助部６が上記取付枠３の外周
部に螺合されている、この水受ケース４１；おける本体
部５の底部に形成された排水口９には略Ｕ字形をなす接
続管１０が接続されている。接続管１０には排水弁１１
を備えた弁ケース１２が設けられ、この弁ケース１２に
形成された接続口１２ａに排水ホース１３が接続されて
いる。上記排水弁１１は、排水弁用モータ１４によりワ
イヤ１５を介して開閉されるようになっており、通常は
開放状態に保持されている。

また、水受ケース４の下方には容器用モータ１６がその
回転軸１６ａを上方に向けた状態で配設されており、回
転軸１６ａには連結部材１７を介して駆動軸１８が連結
されている。水受ケース４における本体部５の底部中央
部には軸受１９を有する弾性体製のベロー２０が設けら
れ、上記駆動軸１８の上端部か軸受１９を貫通して水受
ケース４内に突出し、そこに回転伝達部材２１が固着さ
れている。２２は容器用モータ１６を弾性的に支持する
防振用のばね、２３はブレーキ用モータ２４の作動によ
り容器用モータ１６を停止させるブレーキ機構である。

２５は上面に開口部２５ａを有した容器で、水受ケース
４内に配設され、底部を回転伝達部材２１に嵌合させる
と共に、底部を貫通した駆動軸１８の先端部に摘み２６
を締め付けることによって駆動軸１８に連結され、以て
容器用モータ１６により回転駆動されるようになってい
る。この容器２５には、底壁部及び周壁部に多数の脱水
孔２７が形成され、上端部に環状の受部２８が形成され
ている。２９は容器２５内に出し入れ可能に収納された
通水性を有する網状のごみ袋で、上端部に弾性変形可能
な環状の鍔部３０が設けられており、容器２５への収納
状態で鍔部３０が受部２８に支持されている。

３１は容器２５の開口部２５ａに上方から臨む投入口３
２を有した枠体で、これは、第１図に示すように前記取
付枠３内に上下動可能に挿入配置された筒状の枠体本体
３３と、この枠体本体３３の下端部に設けられた弾性を
有するガイド３４とから構成されている。枠体本体３３
の外周部には、第３図に示すように下端部から上方へ延
びる第１の溝３５ａと、この第１の溝３５ａの上端部か
ら斜め上方へ延びる第２の溝３５ｂと、この第２の溝３
５ｂの上端部から上方へ延びる第３の溝３５Ｃとを有す
るガイド溝３５が形成されている。これに対し、取付枠
３の内面には、そのガイド溝３５に相対的に移動可能に
嵌入する凸部３６が形成されている。而して、枠体３１
は、凸部３６がガイド溝３５における第３の溝３５ｃの
上端部に位置するように移動させた状態では、第１図及
び第２図に示すようにガイド３４の下端部が容器２５内
のごみ袋２９に近接した厨芥投入位置に保持され、そし
て凸部３６が第２の溝３５ｂの下端部（第１の溝３５ａ
の上端部）に位置するように移動された状態では（第５
図参照）、第４図に示すようにガイド３４の下端部が容
器２５側から上方へ離間した脱水位置に保持されるよう
になっており、従って、それら下方の厨芥投入位置と上
方の脱水位置との間で往復移動できるようになっている
。

また、上記枠体本体３３の外周部下部には側方へ張り出
すレバー３７が設けられており、このレバー３７が水受
ケース４における補助部６に形成された開口部３８に挿
入されている。補助部６におけるフランジ６ａの上面に
は、そのレバー３７によって作動する常開形のスイッチ
３９が設けられている。このスイッチ３９は、上下一対
の第１及び第２の接点３９ａ及び３９ｂから構成され、
枠体３１が厨芥投入位置へ移動されたときには、第１の
接点３９ａと第２の接点３９ｂとが離間して開放状態（
オフ状態）となり、枠体３１が脱水位置へ移動されたと
きには、下側の第２の接点３９ｂがレバー３７により押
し上げられて上側の第１の接点３９ａに接触して閉成状
態（オン状態）となる。また、このスイッチ３９は、容
器用モータ１６の通電路に設けられており、開放状態で
はその通電路を開放し、閉成状態で通電路を閉成する。

尚、容器用モータ１６は、スイッチ３９の閉成状態で図
示しない脱水用スイッチが操作されることに基づき回転
駆動されるようになっている。

次に上記構成の作用について説明する。

厨芥を処理する場合には、まず枠体３１を第１図及び第
２図に示すように下方の厨芥投入位置に位置させておく
。この状態で、厨芥を投入口３２から容器２５内に投入
してごみ袋２９内に収容する。このとき、枠体３１の下
端部であるガイド３４の下端部が容器２５側に近接して
いるから、厨芥の投入時に厨芥が容器２５からこぼれ落
ちることがなく、全てごみ袋２９内に収容される。また
、このときスイッチ３９は開放状態で容器用モータ１６
の通電路が開放されているから、仮に脱水用スイッチが
操作されても容器用モータ１６は通電されず、容器２５
が回転されることはない。

厨芥の投入が完了したら、枠体３１を持ってこの枠体３
１をガイド溝３５に沿って上方の第３図に示す脱水位置
へ移動させる。これに伴い、レバー３７によりスイッチ
３９が閉成されると共に、ガイド３４の下端部が容器２
５側から上方へ離間した状態となる。この状態で脱水用
スイッチを操作すると、容器用モータ１６が通電されて
容器２５が高速で回転される。その回転により容器２５
内の厨芥及び水に遠心力が作用し、これに伴い水分がご
み袋２９の網目及び容器２５の脱水孔２７を通して外部
へ放出され、これにより厨芥の脱水が行われる。このと
き、枠体３１の下端部は容器２５から離間しているから
、容器２５と枠体３１とが干渉することはない。容器２
５の外部へ放出された水は水受ケース４に受けられ、排
水口９から接続管１０．開放状態の弁ケース１２及び排
水ホース１３を通して下水等に排出される。このように
脱水が行われることにより、厨芥は水分及び体積が大幅
に減少する。

脱水運転が終了したら、手を投入口３２に挿入し、ごみ
袋２９の鍔部３０を持ってごみ袋２９を容器２５から取
り出し、そのごみ袋２９ごと所定の場所へ持ち運んで捨
てる。

尚、上記した実施例では、枠体３１側にガイド溝３５を
形成する一方、取付枠３側にそのガイド溝３５に嵌入す
る凸部３６を形成したが、これとは逆に取付枠３側にガ
イド溝を形成し、枠体３１側にそのガイド溝に移動可能
に嵌入する凸部を形成しても良い。

また、本考案は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限
定されるものではなく、例えば容器用モータ１６により
回転される容器内に通水性のない無孔状のごみ袋を収納
すると共に、容器の上面に容器蓋を装着し、容器を回転
させることにより、容器内の水分を容器の開口縁部と容
器蓋との間に形成される脱水用の隙間から放出させて厨
芥を脱水する方式のものにも適用できる。

［発明の効果コ 以上の記述にて明らかなように、本発明によれば、容器
の上方に投入口を有する枠体を上下方向へ往復移動可能
に設け、厨芥の投入時に枠体を下方の厨芥投入位置へ移
動させて枠体の下端部を容器側に近接若しくは接触させ
ることにより、厨芥が容器からこぼれ落ちることを防止
でき、また、脱水時に枠体を上方の脱水位置へ移動させ
て枠体の下端部を容器側から上方へ離間させることによ
り、枠体と容器とが干渉しないようにできる。加えて、
このようにしながらも、上記枠体の上下方向への移動に
応じて開閉するスイッチを設け、枠体を厨芥投入位置へ
移動させた状態では容器を回転させるモータの通電路を
開放し、枠体を脱水位置へ移動させた状態でそのモータ
の通電路を閉成するようにしたから、枠体が厨芥投入位
置へ移動された状態で容器が回転されるようなことがな
く、安全に使用できるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は枠体を厨芥投
入位置へ移動させた状態における要部の縦断面図、第２
図は同状態における全体の縦断面図、第３図は同状態に
おける要部の斜視図、第４図は枠体を脱水位置へ移動さ
せた状態における要部の縦断面図、第５図は同状態にお
ける要部の斜視図である。 図面中、４は水受ケース、１６は容器用モータ、２５は
容器、２５ａは開口部、２９はごみ袋、３１は枠体、３
５はガイド溝、３６は凸部、３７はレバー　３９はスイ
ッチを示す。 出願人　　株式会社　　東　　芝 代理人　　弁理士　佐　藤　　強 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上面が開口した容器内に厨芥を収容し、前記容器を
   モータにて回転させることにより、その回転に伴う遠心
   力により容器内の水分を放出させて前記厨芥を脱水する
   ようにしたものであって、前記容器の上面開口部に上方
   から臨む投入口を有しその容器の上方において下端が容
   器側に近接若しくは接触する厨芥投入位置と下端が容器
   側から上方へ離間する脱水位置との間で往復移動が可能
   に設けられた枠体と、この枠体の往復移動に応じて開閉
   するように設けられ枠体が厨芥投入位置へ移動されたと
   きに前記モータの通電路を開放し枠体が脱水位置へ移動
   されたときにモータの通電路を閉成するスイッチとを具
   備して成る厨芥処理機。