JPH04274244A - ネガ型レジスト材料 - Google Patents

ネガ型レジスト材料

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JPH04274244A
JPH04274244A JP3055649A JP5564991A JPH04274244A JP H04274244 A JPH04274244 A JP H04274244A JP 3055649 A JP3055649 A JP 3055649A JP 5564991 A JP5564991 A JP 5564991A JP H04274244 A JPH04274244 A JP H04274244A
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JP
Japan
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pattern
resist material
resist
acid generator
adhesion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3055649A
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English (en)
Inventor
Koji Ban
弘司 伴
Jiro Nakamura
二朗 中村
Haruyori Tanaka
啓順 田中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光、遠紫外線、電子線
、X線、イオン線等のエネルギー線を用いた微細加工技
術に関するもので、より詳しくは、基板との密着性、解
像性、寸法制御性等において優れた特性を有するネガ型
レジスト材料に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化と高速度化に伴い、パ
タンルールの微細化が求められており、サブハーフミク
ロン領域の微細化技術の開発が急務となっている。その
ような領域のパターン形成には、電子線の直接描画法、
X線リソグラフィー、位相シフト法を用いた光露光、等
が有望とされている。電子線やX線を用いたリソグラフ
ィー、更には光リソグラフィーにおいて、近年、化学増
幅(chemical amplification)
 レジスト〔例えば、リュー(Liu)ら、ジューナル
  オブ  バキューム  サイエンス  アンド  
テクノロジー(J.Vac.Sci.Technol.
) 、第B6巻、第379頁(1988)〕が、高感度
、高解像、高ドライエッチング耐性等の優れた特徴を有
するために、活発に導入が計られつつある。化学増幅レ
ジストは、露光によって酸発生剤が分解して酸を発生し
、この酸を触媒として架橋もしくは分解を行うシステム
を用いたものであり、高感度を達成することができる。 更に、マトリックス樹脂には、ノボラック樹脂やフェノ
ール樹脂を用いることができるため、水やアルカリ水溶
液を現像液として用いることができ、現像時の膨潤を抑
えられるために高解像も達成できる。ネガ型レジストと
してはシプリー(Shipley)社が、ノボラック樹
脂とメラミン化合物と酸発生剤からなる3成分化学増幅
レジスト(商品名SAL601)を既に商品化している
。SAL601は、電子線、遠紫外線、X線等の高エネ
ルギー線に対して高い感度を有し、解像性も0.5μm
 は優に解像する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明者らが
化学増幅のネガ型レジストを用いた微細パターン形成に
関して検討したところ、レジスト膜内の内部応力が微細
パターン形成に重要な影響を及ぼし、特にパターンが0
.3μm 以下でアスペクト比が3以上の場合に顕著と
なり、基板との密着力が不充分となったり、パターンの
粗密に応じて、パターンが変形しやすくなったりするこ
とがわかった。ノボラック樹脂とメラミン化合物と酸発
生剤からなる化学増幅レジストは、露光後の熱処理(P
EB)において架橋反応が促進されるが、105℃で1
20秒間加熱する典型的なPEB条件では、露光部の体
積収縮は10%程度にもなる。このような体積収縮はレ
ジスト膜内の内部応力を高める。内部応力は、基板とレ
ジストとの密着性を損ねるため、パターンのはく離を招
き易い。特にアスペクト比が高くてパターン寸法が小さ
い場合、小さい接着面積で大加重を支えることになるた
め、密着性が損なわれるとパターンが倒れ易くなる。更
に、内部応力が、パターンの粗密によってパターンの倒
れや曲りを引起こす、ローディング効果を引起こすこと
も考えられる。従来技術では、架橋時の体積変化が問題
になるような技術領域に到達していなかったため、これ
まで、微細加工用レジスト材料で体積変化率が小さい例
はなかった。本発明の目的は従来技術を上回り、基板と
の密着性、解像性、寸法制御性等において優れたエネル
ギー線感応のネガ型レジスト材料を提供することにある
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明はレジスト材料に関する発明であって、水又はアル
カリ水溶液に溶解する樹脂、架橋剤、酸発生剤を含む、
エネルギー線感応ネガ型レジストにおいて、ネガ化にお
ける体積変化率が5%以下であることを特徴とする。
【0005】本発明は、基板との密着性、解像性、寸法
制御性等において優れた特性を有することを特徴とする
化学増幅ネガ型レジストの発明である。
【0006】高分子重合や接着剤等において、架橋時に
体積収縮が起こることは従来よく知られている。体積変
化は成形時の寸法制御性を損ね、また、下地との接着力
を低下させるため、特に精密成形や接着剤などで、体積
変化率の小さい材料が開発されている。本発明者らによ
る検討の結果、レジストにおいても、内部応力を低減す
ると、レジストと基板との密着性を改善するだけでなく
、アスペクト比の高いパターンの直立性を高め、寸法制
御性を向上させる等の優れた特性を発現することがわか
った。
【0007】本発明によるところのレジストは、非常に
微細でアスペクト比の高いパターンの形成においての問
題を改善することを目的とするため、高い解像性を持つ
ことを自明としている。そのため、アルカリ現像型のレ
ジストが好適である。ゲル化を利用した有機溶媒現像の
レジスト、例えばクロロメチル化ポリスチレン(CMS
)では、膜厚が1μm 程度もあると解像性はせいぜい
0.5μm 程度しかない。また、感度、ドライエッチ
ング耐性等においても優れた特性を持つものが望ましい
ことからも、化学増幅系がよい。体積変化率を小さくす
るための1手段として、スピロオルトカーボナート類、
ビシクロオルトエステル類、スピロオルトエステル類な
どの分子内歪みを持つ材料の開環重合を利用する方法が
知られている〔例えば、エンドー(Endo) ら、ポ
リマー  ジャーナル(Polymer J.) 、第
14巻、第927頁(1982)〕。これらの環状化合
物は加熱だけでも開環するが、特に、酸を触媒として用
いると開環反応の温度を低くすることができる。これを
利用すると、酸触媒が存在するところのみを選択的に架
橋させることができると考えられ、鋭意検討した結果、
化学増幅レジスト用の架橋剤として好適な性質を有する
ことを見出した。
【0008】本発明により、従来のネガ型レジストより
もはるかに体積変化率の小さいレジストを作製すること
ができる。本発明において、基板との接着力、パターン
の直立性等で効果があるとされる架橋時の体積変化率は
±5%以内であり、より好ましくは±2%以内である。 これらの条件を満たした材料であれば、どのような構成
材料を用いてもなんら差支えない。例えば、マトリック
ス樹脂と架橋剤と酸発生剤からなる3成分レジストでは
、マトリックス樹脂としては、ノボラック樹脂、フェノ
ール樹脂、スチレン−メタクリル酸共重合体、などのア
ルカリ可溶性樹脂、架橋剤としては、スピロオルトカー
ボナート類、ビシクロオルトエステル類、スピロオルト
エステル類、酸発生剤としては、オニウム塩、トリハロ
メチル基を含む有機化合物、を用いて作製することがで
きる。また、マトリックス樹脂として、スピロオルトカ
ーボナート、ビシクロオルトエステル、スピロオルトエ
ステル等の架橋性置換基を分子内に有するアルカリ可溶
性樹脂を用い、それに酸発生剤を加えた2成分レジスト
も、体積変化率の小さいレジスト材料として可能である
【0009】これらのレジストをパターン形成する場合
のエネルギー線としては、紫外線、遠紫外線、電子線、
X線、イオン線などが適用できる。オニウム塩を代表と
する酸発生剤は、多くのものが、電子線やX線、イオン
線などの、いわゆる高エネルギー線に対しては、高い感
度を有する。紫外線や遠紫外線に感光するためには、露
光波長を吸収して効率よく酸を発生するような酸発生剤
を選択すれば、高感度でパターン形成が可能である。
【0010】
【実施例】本発明のより詳細な具体例を以下の実施例で
説明するが、本発明は架橋時の体積変化率が小さいこと
を特徴とするネガ型レジストであり、実施例の材料に限
定するものではない。
【0011】 実施例1   ノボラック樹脂                
                         
   80重量部  ビス〔p−(t−ブチル)フェニ
ル〕ヨードニウム      トリフルオロメチルスル
ホネート                     
     4重量部  下記式(化1)の化合物   
                         
        16重量部
【化1】 (式中R、R’=エチル基)の3成分を含む乳酸エチル
溶液を、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を用いて
疎水性処理したシリコン基板にスピン塗布し、100℃
で120秒間プリベークした。膜厚は1.3μm であ
った。軟X線でプロキシミティ露光によりパターン転写
した。110℃で2分間ベークしたのち、メタルフリー
のアルカリ水溶液で現像し、水でリンスしたところ、0
.2μm のラインアンドスペースネガ型パターンを良
好に形成することができ、接着力不足によるパターンの
倒壊はみられず、また、パターンの直立性も良好であっ
た。 また、パターンの粗密に関わらず、寸法制御性も良好で
あった。現像前に大面積の露光部と未露光部の膜厚差か
ら膜の収縮を測定したところ、未露光部に対して露光部
は2%収縮していた。
【0012】実施例2 実施例1において、R=CH2 OH、R’=エチル基
の架橋剤を用いた。実施例1と同様な評価方法により、
0.2μm のネガ型パターンを良好に形成することが
できた。実施例2の場合の方が、架橋剤がアルカリ可溶
性であるため、現像後にスカムが発生しにくかった。未
露光部に対して露光部は3%収縮していた。
【0013】 実施例3   ノボラック樹脂                
                         
   83重量部  ビス〔p−(t−ブチル)フェニ
ル〕ヨードニウム      トリフルオロメチルスル
ホネート                     
     3重量部  下記式(化2)の化合物   
                         
        14重量部
【化2】 (式中R”=エチル基)の3成分を含む乳酸エチル溶液
を、HMDSを用いて疎水性処理を施したシリコン基板
にスピン塗布し、100℃で120秒間プリベークした
。実施例1と同様な評価方法により、ネガ型パターンを
良好に形成することができた。未露光部に対して露光部
は5%収縮していた。
【0014】 実施例4   ポリ(p−ヒドロキシスチレン)        
                    82重量部
  トリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスル
ホネート      4重量部  式(化1)の化合物       (式中R=CH2 OH、R’=エチル基
)                14重量部の3成
分を含む乳酸エチル溶液を、HMDSを用いて疎水性処
理を施したシリコン基板にスピン塗布し、100℃で1
20秒間プリベークした。膜厚は0.9μm であった
。0.4μm のラインアンドスペースネガ型パターン
を良好に形成することができ、接着力不足によるパター
ンの倒壊はみられず、また、パターンの直立性も良好で
あった。また、パターンの粗密に関わらず、寸法制御性
も良好であった。現像前に大面積の露光部と未露光部の
膜厚差から膜の収縮を測定したところ、未露光部に対し
て露光部は3%収縮していた。
【0015】 実施例5   ノボラック樹脂                
                         
   79重量部  (C6 H5 −S−C6 H4
 −)(C6 H5 −)2 SSbF6      
 3重量部  式(化1)の化合物         
                         
      18重量部(式中R、R’=メチル基)の
3成分を含む乳酸エチル溶液を、HMDSを用いて疎水
性処理を施したシリコン基板にスピン塗布し、100℃
で120秒間プリベークした。膜厚は1.0μm であ
った。超高圧水銀灯の365nm(i線)を光源として
パターン転写を行った。110℃で2分間ベークしたの
ち、メタルフリーのアルカリ水溶液で現像し、水でリン
スしたところ、0.4μm のラインアンドスペースネ
ガ型パターンを良好に形成することができ、接着力不足
によるパターンの倒壊はみられず、また、パターンの直
立性も良好であった。現像前に大面積の露光部と未露光
部の膜厚差から膜の収縮を測定したところ、未露光部に
対して露光部は2%収縮していた。
【0016】実施例6(含比較例) ドットパターンをX線で転写して、体積変化率と接着性
を評価した。接着性は、ドットパターンが倒壊しない最
小パターンの寸法で評価した。レジストの膜厚は1μm
 とした。結果を表1に示す。表1中、番号1〜3の材
料はそれぞれ実施例1、3、5に述べた材料であり、番
号4及び5は従来材料を用いた結果である。
【0017】
【表1】
【0018】アスペクト比の大きいドットパターンでは
、基板との接着面積が小さいため、接着力とパターンの
倒壊との相関が明りょうに現れる。従来のアルカリ現像
レジスト(番号4、5)ではパターン形成時の体積収縮
は7〜9%もあり、せいぜい0.4μm のパターンし
か接着していなかった。しかし、本発明によるレジスト
はより高い接着力を示し、体積収縮が−5%では0.3
μm まで接着し、−2%では0.2μm まで接着し
た。 レジストと基板との接着性は、特に、サブハーフミクロ
ンからクォーターミクロンの加工を目指している次世代
の微細加工技術においては重大である。非常に集積度の
高い半導体素子を製造する際、レジストの接着力が弱い
と、パターンを形成することができない、あるいはパタ
ーン欠陥の発生率を高めるため、0.4μm までしか
接着しない材料と0.3μm まで接着する材料はクォ
ーターミクロンレベルが要求される微細加工においては
、後者の方がはるかに有用である。
【0019】
【発明の効果】本発明により、基板との密着性、解像性
、寸法制御性等において優れたエネルギー線感応のネガ
型レジスト材料を提供でき、特に、クォーターミクロン
レベルの加工が要求される微細加工技術において有用で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水又はアルカリ水溶液に溶解する樹脂
    、架橋剤、酸発生剤を含む、エネルギー線感応ネガ型レ
    ジストにおいて、ネガ化における体積変化率が5%以下
    であることを特徴とするレジスト材料。
JP3055649A 1991-02-28 1991-02-28 ネガ型レジスト材料 Pending JPH04274244A (ja)

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JP3055649A JPH04274244A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ネガ型レジスト材料

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JP3055649A JPH04274244A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ネガ型レジスト材料

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JPH04274244A true JPH04274244A (ja) 1992-09-30

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ID=13004677

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JP3055649A Pending JPH04274244A (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ネガ型レジスト材料

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