JPH04273926A - 空気調和機の吸込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はビルディングのペリメー
ターゾーンに備えられる個別形空気調和機の吸込装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、中高層のビルディングでは、ペリ
メーターゾーンに、個別形の空気調和機を備えて、広室
の外壁の周囲からと、中央部のインテリヤゾーンからと
空調を行なうことが多い。

【０００３】従来、この種の空気調和機は、図３に示す
ような構成となっている。すなわち、外壁１０１を貫通
した外気吸込口１０２と、外気吹出口１０３とが開口さ
れ、室内ユニット部１０４の手前側に構成された室外ユ
ニット部（図示せず）との間で空気流通するようにして
いる。そして、点線で示すダクト１０５と１０６とによ
って室外ユニット部と連通するようにしている。一方、
前記室内ユニット部１０４側は、前面板１０７側より見
て、下方部に吸込口１０８を設けている。

【０００４】この吸込口１０８は前記前面板１０７より
１０ｃｍ程度奧にあって大きい網目状になった枠１０９
を設けて吸込風量を多く取れるようにしているのである
。 前記吸込口１０８より流入した室内空気は高性能フィル
ター１１０を通って濾過され、室内送風機１１１を経て
室内熱交換１１２を通過し、この通過した空気は冷却ま
たは、加熱されて室内吹出口１１３より室内へ吹出すよ
うにしている。また背面板１１４側は、ダクト１０５・
１０６とによって、室外ユニット部との間を接続するた
めに、ある程度の隙間１１５を設けておき、その上方部
では、この隙間を隠蔽する必要が膳板１１６によって隠
蔽し、室内吹出口１１３とほぼ面一にして化粧仕上げと
して構成するものであった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の吸込
装置では、吸込口１０８が、奧側にあって床の塵埃が溜
り、また枠１０９は、大きい網目状のものであるから、
割合に大きい物まで吸込んでしまい、高性能フィルタ１
１０の下方部の室内に溜り込んでしまい、衛生上好まし
くない。さらには、吸込口１０８からの吸込量を多くし
たいときは、枠１０９の高さを高くし、前面板１０７の
下端部を枠１０９の高さに合わせなければならないので
ある。また、前面板１０７側（正面）から見た場合、下
方部が途切れた感じとなり、意匠的にも好ましくないと
いう課題があった。

【０００６】本発明は上記課題を解決するもので、吸込
風量を十分に得られて、かつ、意匠的にも好ましい吸込
装置を提供することを目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、室内ユニット部の吸込口に対応して高性能
フィルターを備え、前面板を底板フレームまで延設する
とともに、前記高性能フィルターの下辺の位置までをパ
ンチングメタルで形成した前記吸込口と、背面板側は、
前記高性能フィルターの下辺の位置より下方に大孔を構
成して外壁と前記室内ユニット部との間に形成される隙
間より室内空気を取入れる背面吸込口を構成したもので
ある。

【０００８】

【作用】本発明は上記した構成により、前面板側は、パ
ンチングメタルで形成した吸込口より室内空気が流入す
るとともに、背面板側の外壁と室内ユニット部との間の
隙間より背面板に設けた大孔からも室内空気が大量に吸
込まれて、十分な吸込量を得るとともに、塵埃のふき溜
りを無くすことが出来るものである。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１（お
よび図２）を参照しながら説明する。

【００１０】なお、従来例に符した符号と同一符号は、
同一物を示し、説明は省略する。すなわち、前面板１０
７の下方部は、底板フレーム１まで延設されて構成する
とともに、高性能フィルター１１０の下辺の位置より下
方部に多孔を有するパンチングメタル２を室内ユニット
部１０４の前面下方部において形成し、室内吸込口１０
８としているのである。

【００１１】一方、背面板１１４側は、前面板１０７と
同様に高性能フィルター１１０の下辺の位置より下方に
複数の大孔３を設けて、外壁１０１と背面板１１４との
間に構成される隙間１１５より室内空気が流入する背面
吸込口４を設けているのである。

【００１２】前記構成により、室内送風機を運転すると
、室内空気は、前面板１０７のパンチングメタル２の吸
込口１０８より、矢印Ａに示すように流入するとともに
、裏面においては、隙間１１５の部分より背面板１１４
に設けた大孔３の背面吸込口４より矢印Ｂに示すように
流入し、室内空気を十分に吸込ませて、高性能フィルタ
ー１１０で濾過され、室内送風機１１１を経て室内熱交
換器１１２で、冷却、または加熱されて矢印Ｃに示すよ
うに吹出口１１３より室内へ吹出されるのである。

【００１３】このように本発明の実施例の吸込装置によ
れば、前面板１０７はパンチングメタル２として吸込口
１０８を構成し、背面板１１４は隙間を利用すべく、大
孔３を設けて、十分な吸気量を得ることが出来るのであ
る。

【００１４】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、前面板の吸込口をパンチングメタルとし、背
面板側に大孔を設けて、室内空気を流入させるようにし
たから、室内の吸込空気量は十分得られるとともに、塵
埃のふき溜りもなくなる。また背面板側の隙間は据付上
どおしても生じるものであるから、前記隙間を利用する
ことで、十分な吸込量を得ることができる。

【００１５】加えて特に前面から見たときの意匠効果は
非常に好ましいものになるなどの吸込装置を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の空気調和機の吸込装置の断
面構成図である。

【図２】同空気調和機の吸込装置の背面から見た斜視図
である。

【図３】従来の空気調和機の吸込装置の断面構成図であ
る。

【符号の説明】

１　　　　　　底板フレーム ２　　　　　　パンチングメタル ３　　　　　　大孔 ４　　　　　　背面吸込口 １０１　　外壁 １０４　　室内ユニット部 １０７　　前面板 １０８　　吸込口 １１０　　高性能フィルター １１４　　背面板 １１５　　隙間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　室内ユニット部の吸込口に対応して高
   性能フィルタを備え、前面板を底板フレームまで延設す
   るとともに、前記高性能フィルタの下辺の位置までをパ
   ンチングメタルで形成した前記吸込口と、背面板側は、
   前記高性能フィルタの下辺の位置より下方に大孔を構成
   して外壁と、前記室内ユニット部との間に形成される隙
   間より室内空気を取入れる背面吸込口とを備えてなる空
   気調和機の吸込装置。