JPH04273506A - マルチクロック同期プロセッサユニット - Google Patents

マルチクロック同期プロセッサユニット

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JPH04273506A
JPH04273506A JP3252099A JP25209991A JPH04273506A JP H04273506 A JPH04273506 A JP H04273506A JP 3252099 A JP3252099 A JP 3252099A JP 25209991 A JP25209991 A JP 25209991A JP H04273506 A JPH04273506 A JP H04273506A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、データ処理シ
ステムに係り、より詳細には、あるクロック周波数でク
ロックされる論理回路の一部分と、別のクロック周波数
でクロックされる別の部分とを有するプロセッサユニッ
トに係る。
【0002】
【従来の技術】今日使用されている全てではないが多く
のプロセッサユニットは、周期的なクロック信号(“ク
ロック”)に同調するようにオペレーションが同期的に
行われる同期マシンである。従って、例えば、クロック
のあるレベルから別のレベルへの遷移に応答して命令が
実行され、データが転送され、信号が発生される。
【0003】典型的に、同期プロセッサユニットの全て
の部分は同じクロック速度で動作される。しかしながら
、あるプロセッサオペレーションは、他のプロセッサオ
ペレーションよりも非常に頻繁に生じることが知られて
いる。実際に、頻繁に生じるオペレーションの約95%
は、例えば、プロセッサユニットを構成しているロジッ
ク回路の約50%において実行されることが確立されて
いる。従って、プロセッサオペレーションの大部分を実
行する回路の部分を速いクロックで動作させる一方、ロ
ジック回路の他部分を遅いクロックで動作させることに
より、プロセッサユニットのオペレーションを向上させ
ることができる。これは、ほとんど電力を消費せず、ほ
とんど電気ノイズを発生せず、ほとんど熱出力を発生せ
ず、ほとんどヒートシンク容量を必要とせず、安価な技
術で実施することができ且つ僅かな半導体面積で製造で
きるといったやり方で、低速動作部分を動作させること
ができる。これと同時に、全プロセッサ速度(即ち、ワ
ークスループット)が増加される。
【0004】
【発明の構成】本発明によれば、プロセッサユニットは
一般に2つの部分に分割され、各部分は異なったクロッ
ク周波数で別々に動作される。一方の部分は、速いクロ
ックで動作し、プロセッサのオペレーションに最も頻繁
に使用される回路を含んでいるのが好ましい。即ち、命
令を実行すると共に、例えば、種々の論理及び演算機能
を実行するための実行ユニットや、命令及びデータを記
憶するためのメモリユニットが含まれる。第2の部分は
、ゆっくりとしたクロックで動作するもので、プロセッ
サのオペレーションにあまり頻繁に使用されない回路素
子、例えば、プロセッサユニットの外部通信を取り扱う
ものに典型的に関連した回路素子を含む。これら部分の
素子間で情報(例えば、命令、コマンド及びデータ)を
通信するために各部分ごとに1つづつ合計2つのデータ
バスが設けられている。その一方のメインデータバスは
、実行ユニット及びメモリを含む高速クロック部分の素
子間で情報を通信し、そして拡張データバスは、プロセ
ッサユニットの第2のゆっくりとしたクロック部分の回
路素子を互いに通信するものである。バッファ機構は、
メインデータバスと拡張データバスを互いに選択的に接
続し、2つの部分間で情報の交換を選択的に行えるよう
にする。
【0005】クロック発生器は、2つの部分に対し各々
独立した“高速”及び“低速”クロックを発生する。こ
のクロック発生器は、実行ユニットによって実行されて
いる命令を監視する検出ロジックを備えている。クロッ
ク発生器の検出ロジックによる検出は、2つの部分間で
通信されるべき情報を必要とする命令の中でも、クロッ
ク発生器が高速クロックと低速クロックとを同期させる
ようにし、メインデータバス及び拡張データバスを経て
バッファが2つの部分間で同期した情報通信を行えるよ
うにする。
【0006】本発明によって多数の効果が達成される。 まず、2つ以上の異なったクロック信号を用いることに
より、プロセッサユニットのある部分が他の部分よりも
高い速度で動作することができる。これにより、低速動
作部分は、ほとんど電力を消費せず、ヒートシンクをほ
とんど必要とせず、しかもあまり厳密な設計要求を受け
ないという点で、異なった処理をすることができる。低
速クロック部品は、小さな半導体領域において安価な回
路で実施することができる。又、低速動作は、電磁障害
の発生を低減する。
【0007】更に、本発明は、既存のプロセッサ設計を
容易に変更してこれら部分が設計上異なったクロック速
度で動作できるようにし、しかも不当で高価な修正が生
じないようにすることができる。これにより、実質的な
再設計の必要なく既存のプロセッサ設計のワークスルー
プットを増加することができる。
【0008】本発明のこれら及び他の特徴及び効果は、
添付図面を参照した以下の詳細な説明より当業者に明ら
かとなろう。
【0009】
【実施例】添付図面の図1には、本発明の技術によって
構成されたプロセッサユニットが参照番号10で一般的
に示されている。図示されたように、プロセッサユニッ
ト10の種々の回路素子は、好ましくはプロセッサオペ
レーションにおける使い方に基づいて2つの部分に分割
される。即ち、それは、プロセッサオペレーションに最
も頻繁に使用される素子を含んでいる“高速”部分12
と、あまり頻繁に使用しない回路素子を含んでいる“低
速”部分14とである。明らかなように、高速及び低速
部分12、14の明確な特徴は、各部分を動作するのに
用いるクロック信号の周波数である。図示されたように
、高速部分12は、低速部分14を形成する回路を動作
するのに用いるものよりも高い周波数を有するクロック
信号で動作される。
【0010】更に、高速部分12は、メインデータバス
26及びアドレスバス28によりメモリ回路に接続され
た命令実行ユニット20を備えており、メモリ回路はキ
ャッシュメモリ22及び32メガバイトのメインメモリ
24で構成される。キャッシュメモリ22は命令実行ユ
ニット20のための制御記憶装置として働き、これは、
命令実行ユニット20の動作を行う制御命令及びデータ
を含んでいる。
【0011】命令実行ユニット20は、キャッシュ22
からアクセスされた中央命令に応答して、プロセッサユ
ニット10がプロセッサとして働くのに必要な種々の算
術、論理及び制御機能を実行するという点で、一般的に
従来設計のものである。実際に、本発明を実施するため
にプロセッサユニット10に組み込まれる回路素子を除
いて、プロセッサユニット自体は従来設計のものである
【0012】メインメモリ24は、メインデータバス2
6及びアドレスバス28を経て通信される情報からメモ
リアクセスのためのアドレスを発生するアドレスロジッ
ク30を備えている。メモリ制御ユニット(MCU)3
1は、適当なタイミングでアクセス(例えば、読み取り
又は書き込み)に必要な信号を発生する。メインメモリ
24は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(
DRAM)であるのが好ましい。従って、MCU31は
、必要なリフレッシュ信号も発生する。典型的に、アド
レスバス28を経て通信されるアドレスにより最も頻繁
にアクセスされるのは、キャッシュメモリ22である。
【0013】命令実行ユニット20によって実行される
命令の形式に関する情報は、4ビットニブル及びパリテ
ィの形態で発生されて状態バス(STAT)32を経て
送られる。特に図示してないが、このSTATバス上の
情報は、デコード回路(図示せず)を介してキャッシュ
メモリ22によって使用され、キャッシュメモリ22の
アクセスがいつ行われるか及びアクセスされる情報の形
式(例えば、制御命令、データ等)を判断する。
【0014】上記したように、低速部分14は、例えば
、入力/出力オペレーションのようなプロセッサオペレ
ーションの間にあまり頻繁に使用されないプロセッサユ
ニット10の要素を含むのが好ましい。本発明は、プロ
セッサからプロセッサへの通信が冗長なプロセッサ間バ
スを経て行われるマルチプロセッサ形態に使用するよう
に設計されている。このようなマルチプロセッサシステ
ムの説明は、米国特許第4,228,496号又は第4
,888,684号に見られる。それ故、プロセッサユ
ニット10は、プロセッサ間バス(IPB)X及びYの
各々にインターフェイスするロジックをIPBインター
フェイスユニット50及び52の形態で備えている。
【0015】プロセッサユニット10と、種々の周辺ユ
ニット、例えば、磁気ディスク及び/又はテープの形態
の追加記憶装置、プリンタ、ターミナル、等との間の通
信については、入力/出力チャンネル(IOC)54が
プロセッサユニット10をI/Oバス55に接続する。
【0016】低速部分14には、メインテナンス診断プ
ロセッサMDP56も含まれている。このMDP56は
、プロセッサユニット10の確実性を保証するように種
々のメインテナンス/診断機能を取り扱う役目を果たす
個別の特殊目的のプロセッサユニットである。1つの例
外を除いてMDP56によって実行されるほとんどの機
能は、本発明に関連したものではない。この例外とは、
EXEC信号の発生であり、これは、プロセッサユニッ
ト10内の多数の位置で受け取られると、プロセッサユ
ニットの動作を行えるようにする。
【0017】低速部分14の個々の素子、即ちIPB5
0、52、IOC54、及びMDP56は、拡張データ
バス60によって通信するように互いに接続される。低
速部分14の素子は、典型的に、1つの例外を除いて互
いに通信しない。即ち、それは、高速部分12と低速部
分14との間での通信に使用しない各低速クロックサイ
クルごとに、ユニット50−56の1つが拡張データバ
ス60を経てデータワードを送信し、これが他のユニッ
トによって受け取られるものである。拡張データバス6
0(及びメインデータバス26)を経て送信されるデー
タワードの各々には、エラーチェックの目的でパリティ
が付けられる。このため、低速部分14のユニットは、
エラーチェックについてのみ互いに通信する。高速部分
12(即ち、実行ユニット20)と低速部分14の要素
との間で情報転送が行われる。この目的で、拡張データ
バス60は、3状態バッファユニット62によってメイ
ンデータバス26に接続され、3状態バッファユニット
は2ビットバッファ制御(BUFFER  CTRL)
信号によって制御される。このBUFFER  CTR
Lが発生されると、2つのデータバス26、60が互い
に電気的に接続され、メイン及び拡張データバス26、
60の一方から他方へ情報が通信される。又、BUFF
ER  CTRLは、通信の方向(例えば、高速部分1
2から低速部分14へ)を識別する。BUFFER  
CTRLが発生されない場合には、メインデータバス2
6が拡張データバス60から効果的にデカップルされ、
従って、2つの部分が独立して動作しているときには、
拡張データバス60上のデータの流れがメインデータバ
ス26上のデータに干渉しないし、又その逆も起こり得
ない。
【0018】本発明によれば、高速及び低速部分12、
14は、異なった周波数を有するクロック信号によって
クロックされる。クロック間の同期をとってデータバス
26と60とを相互接続しなければならないのは、2つ
の別々の部分間に情報を通すべきときだけである。
【0019】各部分によって使用されるクロック信号は
、マスター発振器72によって発生された周期的な15
ナノ秒のマスタークロック信号(MCLK)に応答して
動作するクロック発生器70により発生される。クロッ
ク発生器70は、MCLKから、高速部分12及び低速
部分14の素子の同期動作に必要なクロック信号を発生
する。主たるクロックは、高速部分12についてはFA
ST  CLK及び2XFAST  CLKであり、そ
して低速部分14についてはSLOW  CLKである
。IN  CLK及びOUT  CLK信号は、インラ
ッチ80の状態情報を以下で述べるように命令実行ユニ
ット20の動作と同期させるようにラッチするのに用い
られる。 同様に、クロック発生器70により発生されるOUT 
 CLK信号は、アウトラッチ76にアドレス及び制御
信号を同期をとって(低速部分14に対して)ロードす
るように働く。
【0020】本発明の好ましい実施例では、FAST 
 CLKとSLOW  CLKの周波数の比が3:2で
あるが、これとは別の比を用いてもよいことは明らかで
あろう。FAST  CLK信号は、高速部分12の命
令実行ユニット20及び他の回路の同期動作(キャッシ
ュ及びメインメモリ22及び24とそれに関連した回路
の動作を含む)に使用される。2XFAST  CLK
信号は、種々のタイミング取りの目的でMCU31によ
って使用される。
【0021】SLOW  CLKは、低速部分14の素
子の同期動作を行うのに用いられる。
【0022】説明が少し脇道にそれるが、プロセッサユ
ニット10のようなプロセッサユニット(本発明の特徴
を実施しない)の同期動作は、典型的に、周期的なクロ
ック信号の低レベルと高レベルとの間の遷移の1つ又は
別のものにおいて状態変化を受ける。例えば、本発明の
技術を用いていない従来設計においては、データが同じ
クロック信号によりそのクロック信号の同じ遷移(例え
ば、低−高)に対して命令実行ユニット20からIOC
へ転送される。非同期の転送を行って(同期動作される
ユニット間で)、特定のクロック遷移に対して情報転送
を行う必要性を排除してもよいが、この場合は、このよ
うな転送に対してロジックを特に設計する必要があり、
これは低速の技術である。
【0023】特に指示のない限り、プロセッサ10の主
要(クロックされる)素子は、FAST  CLK(高
速部分12の素子の場合)又はSLOW  CLK(低
速部分14の素子の場合)の低−高遷移(“立ち上がり
エッジ”)の際に状態を変える。従って、高速部分12
と低速部分14との間で各々メインデータバス26及び
拡張データバス60を経て情報の同期転送を行うために
は、転送動作(例えば、バスからの情報を受け入れてバ
スに情報を発生する、等)を同じ立ち上がりエッジに対
して行わねばならない。例えば、メイン及び拡張データ
バス26、60を経て高速部分12から低速部分14へ
データを転送すべきであると仮定する。この転送を行う
命令は、FAST  CLKの立ち上がりエッジで、命
令実行ユニット20において実行(命令サイクル)を開
始する。その命令サイクルの間に、メイン/拡張データ
バス26/60にデータが出される。このデータは、次
の命令サイクル(FAST  CLKの次に続く立ち上
がりエッジで開始される)がメインデータバス26上で
行われるまでに、FAST  CLKの次に続く立ち上
がりエッジの前に(又はそれと共に)低速部分12によ
って受け入れられねばならない。
【0024】FAST  CLK信号とSLOW  C
LK信号との比は3:2であるから、これら2つの信号
の立ち上がりエッジは、必要なときに一致しないことが
ある(例えば、図4参照)。従って、FAST  CL
K信号とSLOW  CLKを“同期”させねばならず
、即ち、2つの部分12と14との間で情報の通信を行
うべきときに2つの信号の立ち上がりエッジを一致させ
ねばならない。これは、クロック発生器70の機能であ
ることが明らかである。
【0025】プロセッサユニット10の高速部分12と
低速部分14との間の情報転送は、メインデータバス2
6及び拡張データバス60の使用に限定されない。選択
及び制御情報は、高速部分12から低速部分14へアウ
トラッチ76を経て通信される。従って、アドレスバス
28の5ビット部分と、STATバス32に現れる情報
は、アウトラッチ76を経て低速部分14へ通信される
。STAT情報は、OUT  CLKでアウトラッチ7
6にラッチされ、そこからデコードユニット78へ通さ
れる。デコードユニット78は、バッファ62を制御す
るBUFFERCTRL信号と、低速部分の機能ユニッ
ト50、・・・56の1つをイネーブルするために信号
ライン79によって搬送されるSELECT信号とを発
生するように動作する。アドレス情報は、アウトラッチ
76からバス80によって低速部分14の素子へ送られ
、選択されたユニットが命令実行ユニット20と通信状
態に入れられたときにこのユニットによって実行される
べき機能を識別する。
【0026】更に、メイン及び拡張データバス26、6
0における高速部分12と低速部分14との間の各情報
転送サイクルは、選択されたユニットからの状態情報の
返送を含む。この返送状態情報は、3本の信号ライン8
1と3ビットインラッチ80とを経て低速部分14から
高速部分12へ通信され、SLOW  CLKに同期さ
れたIN  CLKによりそこにラッチされる。このI
N  CLKは、以下で詳細に述べるように、FAST
  CLK及びSLOW  CLK信号が同期されたと
きだけ存在する。
【0027】図2を参照すれば、クロック発生器70が
ブロック図の形態で詳細に示されている。図示されたよ
うに、クロック発生器70は、入力信号FAST  E
RR、EXEC、STATと、このEXECの遅延した
ものであるEXEC  DLDとに基づいて、種々の状
態を通してサイクルする状態マシン90を備えている。 この状態マシン90は、プロセッサユニット10の高速
部分と低速部分との間でメイン及び拡張データバス26
、60を経て情報を転送すべきときにFAST  CL
K信号とSLOW  CLK信号とを同期させる役目を
果たす。 状態マシン90の状態図が図4に示されている。図5は
、FAST  CLKとSLOW  CLKとの同期が
必要でないときにクロック発生器70によって発生され
る種々の波形を示している。図6は、FAST  CL
KとSLOW  CLK信号の遷移が同期として一致し
たときにクロック発生器70によって形成される3つの
独特の波形パターン(即ち、図6にA、B及びCと示さ
れたように生じる3つの形態の同期)を示している。
【0028】更に、図2を参照すれば、状態マシン90
に加えて、クロック発生器90は、状態マシン90によ
って入力される各々の状態を定める状態マシンからの6
ビット出力を受け取る状態デコードロジック92を備え
ている。この状態デコードロジック92は、次いで、各
々とられる状態ごとに、クロック発生器70により発生
される各信号の適切なレベルを形成する。
【0029】クロック発生器70により発生されたクロ
ック信号(例えば、FAST  CLK、IN  CL
K、等)の1つを各々搬送する状態デコードロジック9
2の出力ライン94は、図2に全体的に96で示された
D型フリップ−フロップの各入力に送られる。このD型
フリップ−フロップの各々は、マスター発振器72によ
って発生されるマスタークロック信号(MCLK)によ
りクロックされる。
【0030】状態マシン90は、MCLKの各立ち上が
り遷移において状態を変える。その結果、状態マシン9
0の種々の段は、異なったレートで変化し勝ちであり、
状態マシンの対応する出力が異なった時間にレベルを変
化させる。次いで、状態デコードロジック92は、状態
マシン90の適切な状態を表す信号状態に安定する前に
高レベルと低レベルとの間に多数の遷移を発生し勝ちで
ある。このため、D型フリップ−フロップ96について
は、状態マシン90の各変化の間にこれらの遷移をマス
クする。実際には、D型フリップ−フロップを使用する
と、MCLK信号の1周期分だけ実際の状態変化が遅ら
される。というのは、クロック発生器70によって信号
が発生されるからである。
【0031】更に、図2を参照すれば、クロック発生器
70は、診断目的のためにEXEC信号の遅延され同期
されたものを発生するのに使用するD型フリップ−フロ
ップ100を備えている。EXEC信号は、フリップ−
フロップ100のデータ(D)入力に送られ、そしてS
LOW  CLK信号はクロック(CK)入力に送られ
る。フリップ−フロップ100の出力(Q)は、EXE
C  DLD信号を発生する。
【0032】EXEC信号は、MDP56(図1)によ
って発生され、実際には、これが発生されたときにプロ
セッサユニット10を動作できるようにするイネーブル
信号である。これが発生されないと、プロセッサユニッ
ト10はディスエーブルされる。EXECはSLOW 
 CLK信号に同期され、プロセッサユニット10の全
ての素子を同時にスタート/ストップさせるために発生
/停止され、動作が一貫した仕方で開始又は終了するよ
うにする。
【0033】EXEC  DLD信号は、プロセッサユ
ニット10を1ステップづつ歩進させるのに使用される
。 従って、EXECの発生に続く最初の命令サイクルは、
STATバス32によって搬送される値には関わりなく
、常に、同期した低速サイクルとなる。図3のタイミン
グ図は、SLOW  CLKに対するEXECとEXE
C  DLDとの間の関係を示している。
【0034】図4は、同期されたFAST  CLKの
バージョン(即ち、整列された低−高遷移)を含む図1
に示す種々の信号をSLOW  CLKの立ち上がりエ
ッジで発生するために状態マシン90がとる状態を示し
ている。高速部分12と低速部分14との間にデータバ
スの情報転送がないときには、状態マシン90が0  
FC、1  FC、・・・11  FCと示された状態
のみを通してシーケンスし、図5に示す種々の波形を発
生する。状態マシン90がとる状態は、図5の下部に沿
って示されており、図4に示された状態に対応する。例
えば、FAST  CLK波形200の第1の高レベル
部分201は、状態0  FC、1  FCによって発
生され、その直後に続く低レベルの波形部分202は状
態2  FC、3  FCから導出される。同様に、F
AST  CLKの次に続く2つの周期は、4  FC
ないし7  FC及び8  FCないし11  FCに
よって発生される。状態マシン90は状態0  FCへ
復帰し再び開始する。状態0  FC、・・・11  
FCと、図3に示された他の状態の各々は、マスター発
振器72によって発生されるMCLKの周期である15
ナノ秒間保持される。
【0035】FAST  CLK周期は、4つのMCL
K周期から発生される。命令は、FAST  CLKサ
イクル当たり1つづつ実行される。図4はこの関係を示
しており、状態マシン90がとる12の状態0  FC
、・・・11  FCは、3つの命令の実行を表してい
る。従って、高速部分12が高速モードのみで動作して
いるときには(即ち、低速部分14との同期が要求され
ないときには)、状態0  FCないし3  FC、4
  FCないし7  FC及び8  FCないし11 
 FCにより定められた3つの命令実行サイクルの各々
において命令が実行される。
【0036】各命令実行サイクルは、状態マシン90の
4つの次々の状態遷移内に完了するものと仮定して、こ
れに入る。これは、FAST  CLK及びSLOW 
 CLK信号が同期を必要としない場合は正しい仮定で
ある。しかしながら、2つの信号が同期を必要とする場
合には、FAST  CLKの完了に5つ以上の状態が
必要である。命令実行ユニット20によって実行されて
いる命令が高速部分12と低速部分14との間に同期を
必要とする情報転送を要求するかどうかの判断を行うの
は、各高速クロック命令サイクルの第3状態(即ち、状
態2  FC、6  FC及び10  FC)の間であ
る。実行サイクルは、STATバス32によって搬送さ
れる4ビットの値(16進)がEでもFでもなく、FA
ST  ERR信号が発生されず、そしてEXEC及び
EXEC  DLDが真である限り、通常のFAST 
 CLK発生の経路に沿って続けられる。しかしながら
、高速部分12と低速部分14との間で情報転送を行う
べき場合には、FAST  CLKとSLOWCLK信
号の立ち上がりエッジを整列しなければならず、即ち2
つを同期させねばならない。このような転送は、STA
Tバス32上のE又はF(16進)の値によって指示さ
れる。
【0037】明らかなように、FAST  CLKとS
LOW  CLKとの間の同期を得るためには、FAS
T  CLKのみが変更される。FAST  CLKの
立ち上がりエッジは、3つの命令実行サイクルのうちの
どれが同期に対して必要とされるかに基づく時間長さだ
け、その直前の立ち下がりエッジに対して遅延され、例
えば、状態2  FC、6  FC又は10  FCの
間に、そのとき実行されている命令が高速部分12と低
速部分14との間の情報転送を必要とするかどうか決定
される。SLOW  CLK信号は、同期に対して変更
されない。
【0038】従って、状態2  FCの間に、同期が必
要とされるという判断がなされた場合には、状態マシン
は、状態3  FCに対して通常そうである(同期が必
要とされない)のとは異なり、状態2  FCから3 
 SCへ移行する。ここから(即ち、状態3  SCか
ら)状態マシン90はアイドル状態を通り、その間にF
ASTCLKのレベルが低く保持されて、0  FC状
態に復帰し、FAST  CLK波形200aの次に生
じる立ち上がりエッジ206(図6)を発生する。図6
に示すように、SLOW  CLKの立ち上がりエッジ
204はFAST  CLKの立ち上がりエッジ206
と一致することに注意されたい。状態マシン90が更に
別の状態3  SC、10及び11を通過しない状態で
は、立ち上がりエッジは、高速クロック状態4  FC
の間に、SLOW  CLK(図5参照)よりも約30
ナノ秒(2つのMCLK周期)前に生じることになる。 又、2XFAST  CLKも、この信号の立ち上がり
遷移とSLOW  CLK及びFAST  CLKとを
整列させるように変更される。
【0039】同様に、高速クロック状態4  FCない
し7  FCの命令サイクル中に実行されている命令が
完了したという判断が状態マシン90によってなされた
場合には、その実行サイクルの第3状態6  FCに続
いて、図4に示すように、遅延状態7  SC、8、9
、10及び11(即ち、図6の波形パターンB)となる
。0FCないし3  FCの実行サイクルに追加される
遅延に比較して、更に2つの状態8及び9を通るように
されることに注意されたい。これも、判断を行うときに
存在するFAST  CLK信号とSLOW  CLK
信号との間の位相関係によるものである。同様に、FA
ST  CLK信号とSLOW  CLK信号の立ち上
がりエッジを同期させるための最も長い遅延は、同期の
必要性についての判断が状態(10  FC)の間にな
された場合に発生される。次いで、状態マシン90は、
図4(及び図6−波形パターンC)に示すように、状態
11  SC、0、1、2、3、10及び11を通る。
【0040】同期経路の選択は、図4に示すように、状
態マシン90に送られる多数の信号の状態によって決ま
る。その第1は、STATバス32によって搬送される
情報である。命令実行ユニット20が、拡張データバス
60を使用する命令を実行している場合には、STAT
バス32の状態がE又はF(16進)である。それ以外
のものである場合には、状態マシン90によって取られ
る次の状態が3  FC、7  FC又は11  FC
となる(以下で述べるように、他の信号がとられれば、
この変化が許される)。
【0041】EXECは、上記したように、プロセッサ
ユニットを動作できるようにする。このEXECが低で
ある場合には、プロセッサユニット10がディスエイブ
ルされ、動作しない。しかしながら、これは、クロック
信号を発生する必要がないことを意味するものではない
。例えば、メインメモリは、そのリフレッシュサイクル
を維持することが必要である。従って、たとえEXEC
が発生されない状態でプロセッサがディスエイブルされ
たとしても、FAST  CLK信号は、低速サイクル
ループ0  FC、1  FC、2  FC、3  S
C、10及び11においてであるが継続する。
【0042】プロセッサユニット10は、高速部分12
及び低速部分14の両方において、種々の動作パラメー
タを監視する回路(図示せず)を含んでいる。この回路
がエラーを検出した場合には、ある種類又は別の種類の
エラーフラグが立ち上げられる。このようなエラー検出
が行われるときには、プロセッサユニットの動作を停止
するのが望ましい。本発明の場合には、高速部分12及
び低速部分14を同時に、即ち同じ立ち上がりエッジで
停止するのが望ましい。従って、エラー状態の1つが高
速部分12内で生じたときには、FAST  ERR信
号が発生されて、プロセッサユニット10の動作が停止
される。FAST  ERR信号は、これが発生される
と、状態マシン90が同期経路の1つをとるようにさせ
、従って、FAST  CLK及びSLOW  CLK
の立ち上がりエッジが一致したときに、EXECを落と
して、両方の部分を同時に停止させることができる。
【0043】今日のデータ処理システムの多くは、診断
動作を行う回路を含むように設計されており、プロセッ
サユニット10も例外ではない。1つのこのような診断
は、単一ステップオペレーションを実行する能力であり
、即ち命令実行ユニット20に1つの命令を実行させそ
してその動作を停止させることである。このため、MD
P56は、EXEC信号を1つの実行サイクルだけ立ち
上げ、そのサイクルの終わりに、立ち下げる。EXEC
はこれが発生される前は低レベルであったから、フリッ
プ−フロップ100によって発生されるその導関数EX
EC  DLDも低レベルである。EXECの遅延バー
ジョンであるこのEXEC  DLDの目的は、高速部
分12の単一ステップオペレーションが低速サイクルと
なりそして低速部分のオペレーションと共に終了するこ
とを確保する。従って、EXECが立ち上がると(MD
PがSLOW  CLKでクロックされるので、SLO
W  CLKの立ち上がりエッジで)、EXEC  D
LDが低レベルであることにより、所望の低速サイクル
がとられるように確保する。単一ステップオペレーショ
ンが完了すると、MDP56はEXECをダウンさせ、
状態マシンは、EXECが再び発生されるまで、低速サ
イクルルーチン(例えば、上記したようなメモリリフレ
ッシュオペレーションに対する)にロックされたままと
なる。
【0044】図1に説明を戻すと、IN  CLK信号
は、低速部分14から通信された3ビットの情報(例え
ば、割り込み、状態、等)を一時的に記憶するようにイ
ンラッチ80を動作させることに注意されたい。上記し
たように、このラッチ動作は、実行ユニット20の動作
、即ちFAST  CLK信号に同期される。従って、
図5及び6に波形208及び210で示されたように、
IN  CLK信号は、(1)アイドル状態10及び1
1、(2)高速クロック状態10  FC及び11  
FC又は(3)高速クロック状態10  FC及び初期
の同期状態11  SCによって発生される。本発明の
設計に使用されるラッチは、レベル感知式のもので、制
御信号が高レベルである間は出力が入力に従いそして制
御信号が低レベルになったときに入力がラッチされる形
式のものである。ラッチの出力が読み取られるよう試み
られるときにこの出力状態が変化することは明らかに望
ましくないので、インラッチ80を命令実行ユニット2
0の動作に同期させる必要があることは明らかである。 従って、IN  CLK信号は、行き先回路(例えば、
命令実行ユニット20)に対する充分な設定時間中イン
ラッチ80にデータが一定に保持されるように、FAS
T  CLKに対して発生される。
【0045】同様に、アウトラッチ76は、低速部分1
4の素子の動作に同期される。FAST  CLK信号
とSLOW  CLK信号との間に同期動作がないとき
には、高速クロック状態0  FCないし1  FC及
び6  FCないし7  FCによりOUT  CLK
が発生される。とられる同期サイクルによっては、状態
6FCないし7  SC及びアイドル状態0−1によっ
てもOUT  CLK信号が発生される。アドレス及び
STATバス28、32によって搬送される情報は、F
AST  CLKの立ち上がりエッジ(低−高遷移)に
おいて変化する。 しかし、低速部分14のエッジトリガデバイスである素
子(高速部分12のほとんどの素子と同様)は、SLO
W  CLKの立ち上がりエッジで情報を受け入れる。 従って、OUTCLKは、アウトラッチ76のデータを
一定に保持し、SLOW  CLKの立ち上がりエッジ
に対して該ラッチを設定できるようにし、その後、OU
T  CLKが高レベルとなり、アウトラッチ76の出
力が入力に従うようにする。図6を参照されたい。
【0046】尚、本発明の実施態様項として、以下のも
のを開示する。 1.第1回路部分は、命令及びデータを記憶するために
第1バス手段に接続されたメモリ手段を備えている請求
項1に記載の装置。 2.第2データ処理回路部分は、データプロセッサの外
部の装置と通信するために第2バス手段に接続された入
力/出力手段を備えている請求項1に記載の装置。
【0047】3.上記回路手段は、これが第2モードに
あるときに第1及び第2データバスを互いに接続するた
めの3状態手段を備えている請求項1に記載の装置。 4.第1の周期的なクロック信号と第2のクロック信号
との比は、3対2である請求項2に記載の装置。 5.周期的なマスタークロック信号を発生する手段を備
え、上記クロック発生手段は、このマスタークロック信
号を受け取るように接続され、そして上記第1及び第2
のクロック信号はマスタークロック信号の整数倍である
請求項2に記載の装置。
【0048】6.上記第1の周期的なクロック信号は、
マスタークロック信号の4つのクロック周期に実質的に
等しい周期を有している前記5項に記載の装置。 7.上記第2の周期的なクロック信号は、マスタークロ
ック信号の6つのクロック周期に実質的に等しいクロッ
ク周期を有している前記6項に記載の装置。
【0049】8.論理手段は、第2のプロセッサ部分と
の通信を必要とする命令の実行が、第1の周期的なクロ
ック信号の各クロック周期の開始から約3つのマスター
クロック周期であることを決定する手段を備えている前
記7項に記載の装置。 9.上記第2の処理部分は、上記データプロセッサの外
部に配置された周辺装置と通信するために第2のバス手
段に接続された入力/出力手段を備えている請求項2に
記載の装置。
【0050】10.上記第1のデータ処理回路グループ
は、命令及びデータを記憶するためのメモリ手段を備え
ている請求項3に記載の装置。 11.上記第2のデータ処理回路グループは、データプ
ロセッサと1つ以上の周辺装置との間でデータを通信す
る入力/出力制御手段を備えている請求項3に記載の装
置。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの部分に分割された本発明によるプロセッ
サユニットの簡単なブロック図である。
【図2】図1に示す本発明を実施するのに使用されるク
ロック発生ロジックのブロック図である。
【図3】図2のクロック発生ロジックの一部分の動作を
示す簡単なタイミング図である。
【図4】図1及び2に示されたクロック発生ロジックを
実施するのに用いられる状態マシンの状態図で、図1の
プロセッサユニットの2つの部分のクロック信号を同期
するための状態遷移を示す図である。
【図5】本発明を実施するのに用いる種々のクロックを
形成するためのクロック発生ロジックの動作を説明する
タイミング図である。
【図6】本発明を実施するのに用いる種々のクロックを
形成するためのクロック発生ロジックの動作を説明する
タイミング図である。
【符号の説明】
10  プロセッサユニット 12  高速部分 14  低速部分 20  命令実行ユニット 22  キャッシュメモリ 24  メインメモリ 26  メインデータバス 28  アドレスバス 30  アドレスロジック 31  メモリ制御ユニット(MCU)32  状態(
STAT)バス 50、52  IPBインターフェイスユニット54 
 入力/出力チャンネル 55  I/Oバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  処理ユニットと、少なくとも算術及び
    論理演算を実行するための命令を実行するように動作す
    る第1回路部分と、第2のデータ処理回路部分と、上記
    処理ユニットと第1回路部分とを相互接続してそれらの
    間にデジタル情報を通信するための第1バス手段とを有
    する形式のデータプロセッサにおいて、上記処理ユニッ
    ト及び第1回路部分を第1モードにおいて第1クロック
    速度で動作させそして第2モードにおいて第2クロック
    速度で動作させ、そして第2データ処理回路部分を第2
    クロック速度で動作させる装置が、上記第2データ処理
    回路部分に接続された第2バス手段と、上記第1バス手
    段を第2バス手段に接続する回路手段で、第1モードに
    おいてはバス制御信号の発生に応答して第1バスと第2
    バスとの間で通信を行えるようにしそして第2モードに
    おいてはバス制御信号の不存在に応答して第1バスと第
    2バスとの間の通信を禁止するように働く回路手段と、
    第1及び第2のクロック信号を発生するためのクロック
    発生手段であって、クロックの発生は、第1及び第2の
    クロック信号の各々が互いに異なった周波数をもつよう
    な第1モードで作用すると共に、第1及び第2クロック
    信号の各々の少なくとも1つの遷移が実質的に同時に生
    じるような第2モードで作用するようになったクロック
    発生手段とを具備し、このクロック発生手段は、上記処
    理手段により実行されている命令で第1バスと第2バス
    との間に通信を必要とする命令を検出するように接続さ
    れた手段であって、第1バスと第2バスとの間の通信が
    必要とされるときに上記クロック発生手段を第2モード
    で動作させるような手段を備えていることを特徴とする
    装置。
  2. 【請求項2】  命令実行手段を含む第1処理部分と、
    データ及び命令を含むメモリ手段と、上記命令実行手段
    とメモリ手段を接続してそれらの間でデータ及び命令の
    通信を行う第1バス手段とを有する形式のデータプロセ
    ッサにおいて、上記実行手段は、メモリ手段からアクセ
    スされた命令の実行に応答して少なくとも算術及び論理
    演算を実行するための命令を実行するように動作し、上
    記データプロセッサは、データプロセッサの外部の通信
    を行うための第2処理部分を備えており、上記第2処理
    部分とは異なるクロック速度で上記実行手段を動作する
    装置が、上記命令実行手段によって実行されるべき命令
    を監視するように接続され、上記命令実行手段と第2処
    理部分との間の通信を必要とする命令の検出に応答して
    イネーブル信号を発生するように動作する回路手段と、
    情報を通信するように上記第2処理部分に接続された第
    2バス手段と、上記第1バス手段を第2バス手段に接続
    するバッファ手段であって、第1モードにおいてはイネ
    ーブル信号の発生に応答して第1バスと第2バスとの間
    で情報を通信するように働きそして第2モードにおいて
    はイネーブル信号の不存在に応答して第1バスと第2バ
    スとの間の通信を禁止するように働くバッファ手段と、
    上記第1及び第2の各データ処理部分を同期動作させる
    ために第1及び第2の周期的なクロック信号を発生する
    クロック発生手段であって、上記第1の周期的なクロッ
    ク信号は、第2の周期的なクロック信号よりも周波数が
    高く、このクロック発生手段は、第1と第2の処理部分
    間の通信を必要とする第1処理手段による命令の実行を
    決定して第1の周期的なクロック信号の周期を延長しそ
    の少なくとも1つの遷移を第2の周期的なクロック信号
    の遷移と同期させるための論理手段を備えているような
    クロック発生手段とを具備することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】  算術及び論理演算を行う命令を実行す
    るように動作し、第1及び第2のデータ処理回路グルー
    プで形成された形式のデータプロセッサにおいて、各デ
    ータ処理グループは、情報を通信するためのメイン及び
    拡張バス手段を各々含んでおり、第1データ処理回路グ
    ループは、第1と第2のデータ処理回路グループ間で情
    報を転送するためのデータ転送命令を含む命令を実行す
    るための命令実行手段を備えており、互いに周波数の異
    なる第1及び第2のクロックを発生して上記第1及び第
    2のデータ処理回路グループを異なったクロック周波数
    で動作させる装置が、第1及び第2のクロックを発生す
    るクロック発生手段であって、命令実行手段によって実
    行されている命令を表すものを受け取るように接続され
    た検出手段を含むと共に、この検出手段に接続されてい
    て、データ転送命令の実行を表すものに応答して第1及
    び第2のクロック信号の所定遷移間に実質的な一致をと
    らせる手段とを備えているようなクロック発生手段と、
    命令実行ユニットが情報転送命令を実行するのに応答し
    て、上記第1及び第2クロック信号の遷移の一致を含む
    時間周期中にメイン及び拡張データバスを互いに通信接
    続する手段とを具備することを特徴とする装置。
JP3252099A 1990-09-28 1991-09-30 マルチクロック同期プロセッサユニット Expired - Lifetime JP2711035B2 (ja)

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US07/589,847 US5309561A (en) 1990-09-28 1990-09-28 Synchronous processor unit with interconnected, separately clocked processor sections which are automatically synchronized for data transfer operations
US589847 1990-09-28

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JPH04273506A true JPH04273506A (ja) 1992-09-29
JP2711035B2 JP2711035B2 (ja) 1998-02-10

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