JPH04273127A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JPH04273127A
JPH04273127A JP5601891A JP5601891A JPH04273127A JP H04273127 A JPH04273127 A JP H04273127A JP 5601891 A JP5601891 A JP 5601891A JP 5601891 A JP5601891 A JP 5601891A JP H04273127 A JPH04273127 A JP H04273127A
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JP
Japan
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layer
contact hole
wiring layer
metal soap
insulating layer
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JP5601891A
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English (en)
Inventor
Yasushi Nakajima
靖志 中島
▲広▼田 正樹
Masaki Hirota
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置および半導
体装置の製造方法に係り、特に、コンタクトホール内の
配線層の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の半導体装置の一例を示す
図である。図中、半導体基板1の上には第1の絶縁層2
が形成され、第1の絶縁層2にはコンタクトホール3が
開口され、コンタクトホール3内に配線層4がスパッタ
法等により埋め込み形成されている。また、コンタクト
ホール3内の配線層4に凹み5が形成され、この凹み5
の上に第2の絶縁層6が形成される。このような従来の
半導体装置では、配線層4のステップカバレッジの状態
が良好ではなく、コンタクトホール3の底の隅部の配線
層4の薄厚部分では電流密度が増してエレクトロマイグ
レーションの問題が生じやすかった。また、凹み5の部
分を第2の絶縁層6により完全に覆うことが困難であっ
たため、極端な場合には空隙部8が生じる等して凹み5
の部分の耐湿性や絶縁性の低下を招いていた。
【0003】このような問題を解決する手段のうち、配
線層4形成時にステップカバレッジを改善する方法とし
て、バイアス・スパッタ法と呼ばれるスパッタ法が提案
・実現されている。このバイアス・スパッタ法とは、ス
パッタにより配線層4を形成する際に、基板1側にもr
fバイアスを加え、スパッタとエッチングを同時進行さ
せることにより段部の形成をなだらかにする方法である
【0004】また、配線層4を形成した後に凹み5を埋
めてステップカバレッジを改善する方法として、ハロゲ
ン化銀等の液体金属錯体をコンタクトホール3内を埋め
るようにして第1の絶縁層2上に塗布し、所定領域のみ
を開放した状態で光・放射線等を照射することで、この
所定領域のみ金属を析出させて配線層4を形成するよう
な手段が提案されている(特開昭63−266870号
公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たバイアス・スパッタ法では、Al配線層4の表面の平
坦性が良好でなく、写真食刻時のマスク合せに支障をき
たしたり、エレクトロマイグレーションにより寿命が低
下したり、この配線層4の表面に形成する膜の形成速度
が低下したり、スパッタ処理条件の管理が複雑である等
多くの弊害が生ずることが知られている。
【0006】また、特開昭63−266870号公報に
示された手段では、図16に示す凹み5のようなオーバ
ーハング部のように光等による露光が行えない部分が存
在する場合、その部分は液体金属のままで残ることにな
り、所期の目的を達成できないおそれがある。また、銀
等の重金属は、半導体領域に直接接触するとこの半導体
領域に欠陥を生じさせ、デバイス特性を劣化させるため
、半導体領域への配線層4には使用できない、という問
題がある。
【0007】本発明の目的は、コンタクトホール内の配
線層に生じていたエレクトロマイグレーションの問題を
解決することは勿論、複雑な形状のコンタクトホールで
あっても確実に配線層の形成が行え、配線層の表面の平
坦性が良好で、しかも半導体領域へ直接配線層を形成す
ることが可能な半導体装置および半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1実施例を示す図1に
対応づけて本発明を説明すると、本発明は、半導体基板
1の表面を覆う絶縁層19の一部を開口してコンタクト
ホール22が形成され、このコンタクトホール22内お
よび前記絶縁層19上に導体からなる配線層23が形成
された半導体装置18に適用される。そして、上述した
目的は、コンタクトホール22内の配線層23の少なく
とも一部を金属石鹸層25で形成することにより達成さ
れる。また、本発明に係る半導体装置18の請求項2の
製造方法は、半導体基板1の表面を絶縁層19で覆う工
程と、この絶縁層19の一部を開口してコンタクトホー
ル22を形成する工程と、このコンタクトホール22内
および前記絶縁層19上に導体からなる配線層23を形
成する工程と、コンタクトホール22内に配線層23を
形成した際に生じる配線層23の凹み24内に液体状金
属石鹸を塗布した後、この液体状金属石鹸を固相化する
工程とを備えたことを特徴とする。同様に、第2実施例
を示す図5に対応づけて本発明を説明すると、本発明に
係る半導体装置の請求項3の製造方法は、半導体基板3
1の表面を絶縁層38で覆う工程と、この絶縁層38の
一部を開口してコンタクトホール39を形成する工程と
、このコンタクトホール39内および前記絶縁層38上
に液体状金属石鹸を塗布した後、この液体状金属石鹸を
固相化して配線層40を形成する工程とを備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、コンタクトホール22内の配線層
23の少なくとも一部が金属石鹸層25で形成されてい
るので、このコンタクトホール22内の配線層23を全
体として平坦化することができる。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。 −第1の実施例− 図1は、本発明の半導体装置が適用されるMOS型トラ
ンジスタの一実施例を示す断面図である。この図におい
て、11は半導体基板、12はフィールド酸化膜であり
、この酸化膜12により半導体基板11の所定領域が囲
繞されて素子領域13が形成されている。14はゲート
酸化膜、15はゲート電極、16および17はそれぞれ
ゲート電極15の両側に相当する基板11の表面内に形
成されたソース領域およびドレイン領域であり、これら
ゲート電極15、ソース領域16およびドレイン領域1
7によりMOS型トランジスタ18が半導体基板11上
に形成されている。
【0012】19はMOS型トランジスタ18およびフ
ィールド酸化膜12の全体を覆うように形成された第1
の絶縁層であり、この絶縁層19は、一例として150
0Å厚のNSG(Non doped Silicat
e Glass:シリケイト・ガラス)層20およびこ
のNSG層20上に形成された一例として5500Å厚
のBPSG(Boron−Phospho−Silic
ate Glass:ボロン・リン・シリケイト・ガラ
ス)層21から構成されている。22は、ゲート電極1
5、ソース領域16およびドレイン領域17の各上方に
相当する第1の絶縁層19に開口されたコンタクトホー
ルである。
【0013】23は第1の絶縁層19およびコンタクト
ホール22内に形成された配線層としてのAlSi合金
層であり、24は各コンタクトホール22内の配線層2
3に形成された凹みである。また、25は各凹み24を
埋めるように配線層23表面上に形成された金属石鹸層
、26は金属石鹸層25等の上面に形成された第2の絶
縁層である。
【0014】ここで、金属石鹸とは脂肪酸、樹脂酸、ナ
フテン酸などとアルカリ塩以外の金属塩との化合物をい
う。
【0015】次に、図2〜図4を参照して、本発明の半
導体装置の製造方法が適用されるMOS型トランジスタ
18の製造方法の一実施例を説明する。まず、図2に示
すように、半導体基板11上の所定領域をフィールド酸
化膜12で囲むことで素子領域13を形成し、この素子
領域13の表面にゲート酸化膜14を介してゲート電極
15を形成し、このゲート電極15の両側にソース領域
16およびドレイン領域17を形成することにより、M
OS型トランジスタ18を半導体基板11上に形成する
。次に、MOS型トランジスタ18およびフィールド酸
化膜12を覆うように、NSG層20およびBPSG層
21を順次積層することで、第1の絶縁層19を形成す
る。さらに、ゲート電極15、ソース領域16およびド
レイン領域17の各上方に相当する第1の絶縁層19に
コンタクトホール22を開口する。
【0016】次に、図3に示すように、AlSi合金層
(配線層)23をスパッタリング法により第1の絶縁層
19およびコンタクトホール22内に形成する。この際
、各コンタクトホール22内の配線層23には凹み24
が形成されることになる。以上の工程は、従来の半導体
装置の製造方法と同様である。
【0017】さらに、図4に示すように、各凹み24を
埋めるように配線層23表面全体の上に液体状金属石鹸
を塗布し、この塗布した液体状金属石鹸を固相化して金
属石鹸層25を形成し、この金属石鹸層25により各凹
み24を充填するとともに、コンタクトホール22部分
以外の配線層23の表面を薄く覆う。
【0018】液体状金属石鹸として、有機溶剤と混合し
た高級脂肪酸金属化合物等の脂肪酸メタルが好適に挙げ
られる。この実施例では、オクチル酸モリブデンのキシ
レン希釈液(日本鉱業株式会社製、製品名OMX、Mo
含有量3.6%)をウエハ上に1cc滴下し、回転数1
000rpm でスピンコートした。この際、キシレン
により希釈度を調整することにより、液体状金属石鹸の
粘度を最適の状態に制御することができる。その後、減
圧下にて360〜540℃で約1時間加熱し、液体状オ
クチル酸モリブデンのキシレン希釈液を熱分解して金属
石鹸層25を形成した。このような金属石鹸層25は、
オクチル酸モリブデンが熱分解されることにより、金属
、金属酸化物、金属カーバイドおよびカーボンの混合固
溶体となり、導電性を示す。
【0019】特に、液体状金属石鹸は、表面張力が低い
ために凹み24の微細部分まで容易に入り込み、かつ凹
み24内に多量に溜まるため、この凹み24を容易に充
填することができる。
【0020】そして、配線層23および金属石鹸層25
をパターニングした後、第2の絶縁層26を形成して、
図1に示すような半導体装置が製造される。
【0021】従って、本実施例では、金属石鹸層25に
よりコンタクトホール22内の配線層23の凹み24内
を充填しているので、このコンタクトホール22内の電
流経路が拡大して電流密度が低下し、エレクトロマイグ
レーションに対する耐性を向上させることができる。ま
た、凹み24が金属石鹸層25により埋められて平坦化
され、その表面の平坦性も良好であるので、その上に形
成する第2の絶縁層26の耐湿性や絶縁性に対する信頼
性が向上するとともに、マスク合せが容易であり、膜形
成速度の低下を招くことがない、といった利点もある。 また、液体状金属石鹸のスピンコートによる塗布および
その後の加熱という簡単な工程により金属石鹸層25を
得ることができる、という利点もある。
【0022】さらに、液体状金属石鹸を熱分解により固
相化して金属石鹸層25を形成しており、従来の光・放
射線の照射による配線層の形成のように配線層が形成さ
れない部分が生じるおそれがない。しかも、重金属が直
接半導体基板に接触して欠陥を生じさせるといった問題
もない。
【0023】−第2の実施例− 次に、図5は本発明の半導体装置が適用されるヒューズ
内蔵MOSFETを示す断面図である。この図において
、31はON抵抗を下げるためにイオンが高濃度に拡散
されたN+型半導体基板、32はこの基板31上に成長
させられた数μm程度のN形エピタキシャル層であり、
このエピタキシャル層32内に素子(MOSFET)が
形成される。33はエピタキシャル層32上に形成され
たゲート酸化膜、34はゲート電極、35はエピタキシ
ャル層32内に形成されたチャネル領域(P形拡散領域
)、36はこのチャネル領域35上に形成されたソース
領域(N+拡散領域)であり、これらエピタキシャル層
32、ゲート電極34、チャネル領域35、ソース領域
36によりMOSFET37が構成されている。
【0024】また、38はエピタキシャル層32および
ゲート電極34を覆うようにして形成された、一例とし
て数千Å程度の厚さのPSGからなる第1の絶縁層であ
り、この絶縁層38には、ソース領域36の上方に相当
する部分が開口されてコンタクトホール39が形成され
ている。
【0025】40は、コンタクトホール39内を埋める
ように第1の絶縁層38を覆って形成された第1の配線
層であり、この配線層40は金属石鹸から形成されてい
る。この配線層40のうち、コンタクトホール39内と
第2の配線層43のコンタクトホ−ル50とを結ぶ部分
41はMOSFET37に対するヒューズとして作用す
る。
【0026】なお、42は第1の配線層40および第1
の絶縁層38を覆って形成された第2の絶縁層、43は
第2の絶縁層42上に形成されたAl等の低抵抗率の物
質からなる第2の配線層、44は半導体基板31の裏面
に形成された裏面電極である。このように、配線層を2
層にわたって設けるのは、後述の如く第1の配線層40
のみでは非常に配線抵抗が大きくなってしまうからであ
る。
【0027】次に、図6〜図15を参照して、本発明の
半導体装置の製造方法が適用されるMOSFETの製造
方法の一実施例について説明する。まず、図6に示すよ
うに、Sbが高濃度(抵抗率約0.015Ωcm)にド
ープされた半導体(Si)基板31上に低濃度(抵抗率
約10Ωcm)のN形エピタキシャル層32を形成する
【0028】次に、図7に示すように、エピタキシャル
層32の表面を酸化してゲート酸化膜33を形成し、こ
の酸化膜33上にCVD法によりポリ−Siを一例とし
て数千Å程度堆積させる。次いで、このポリ−Siをパ
ターニングしてゲート電極34を形成し、その後ゲート
電極34の表面も酸化する。
【0029】次に、図8に示すように、ゲート電極34
間のエピタキシャル層32にイオンを注入し、熱拡散に
よりチャネル領域35を形成する。同様の方法で、図9
に示すように、ソース領域36もチャネル領域35上に
形成する。この後、図10に示すように、ソース領域3
6上方のゲート酸化膜33をエッチングにより除去した
後、PSGからなる第1の絶縁層38を堆積し、同様に
エッチングによりソース領域36上方の絶縁層38を除
去することでコンタクトホール39を形成する。
【0030】次に、図11に示すように、コンタクトホ
ール39を埋めるように第1の絶縁層38上に液体状金
属石鹸を塗布し、この塗布した液体状金属石鹸を固相化
して第1の配線層40を形成する。液体状金属石鹸とし
ては、有機溶剤と混合した脂肪酸メタルが好適に挙げら
れる。本実施例では、前述した実施例と同様に、オクチ
ル酸モリブデンのキシレン希釈液(例えば、日本鉱業株
式会社製、製品名OMX)をウエハ上に滴下し、回転数
1000〜2000rpm でスピンコートした。その
後、真空中にて500℃で約1時間加熱することで、液
体状オクチル酸モリブデンのキシレン希釈液を熱分解し
て金属石鹸層を形成した。このような金属石鹸層が導電
性を有することは既述の通りである。この後、図15に
示すようなパターニングにより不要な部分を除去するこ
とで、第1の配線層40が形成される。
【0031】さらに、図12に示すように、第1の配線
層40上に第2の絶縁層42を堆積した後、エッチング
により一部を取り除いてコンタクトホール50を形成す
る。そして、図13に示すように、この第2の絶縁層4
2上にAl層をスパッタリングにより形成し、第2の配
線層43を形成する。最後に、図14に示すように、裏
面電極44を形成すれば、図5に示すようなMOSFE
T37が製造できる。
【0032】以上のような構成のMOSFET37では
、ゲート電極34に電圧を印加するとゲート酸化膜33
を介してチャネル領域35に電界がかかって反転層がで
き、ソース拡散層36とエピタキシャル層32との間に
電流が流れる。この際、第1の配線層40はスピンオン
により形成されているために、そのステップカバレージ
が良好であり、コンタクトホール39、50間を結ぶ部
分41が最も電気抵抗が高くなる。従って、MOSFE
T37に過電流が流れたときには、このコンタクトホー
ル39、50間の配線層41が発熱して溶断し、ヒュー
ズとして作用する。
【0033】このようなヒューズは、図5の構成のよう
な縦型のMOSFET37にとって非常に重要な意味を
もっている。すなわち、縦型のMOSFETはエピタキ
シャル基板上に作成されることが多いので、このエピタ
キシャル層の欠陥がデバイス特性に大きな影響を及ぼす
。特に、pn接合の耐圧不良は致命的な結果をもたらす
。また、通常の動作に支障がなくても、サージ電圧が印
加された場合には局所的な接合破壊が起こる可能性があ
る。特に、大電流用のMOSFETでは、電流経路(特
にドレインの)を大きく確保する必要があるため、素子
の総面積が必然的に大きくなり、pn接合面積の増加に
より上述した耐圧不良、接合破壊といった現象が起こる
可能性が高く、歩留まりの低下や不良の原因となる。そ
こで、本実施例のMOSFETでは、小さなMOSFE
T(これをセルという)を基板上に多数形成し、セルご
とにヒューズを設ける構成としている。従って、欠陥等
により接合耐圧の低いセルはブレークダウンするために
集中的に電流が流れ、ヒューズが溶断することによりM
OSFET全体から切り離されることで良好なセルのみ
が残り、動作不良に対する信頼性が向上するのである。
【0034】従って、本実施例では、MOSFET37
に対するヒューズを、金属石鹸からなる配線層41で構
成しているので、ステップカバレージが良好で、安定か
つ均一なヒューズ特性が得られると共に、その膜厚の設
定も容易であり、様々なヒューズ特性を有する素子を簡
易に製造することができる。しかも、均一な特性が得ら
れることから、素子の微細化も容易である。
【0035】さらに、従来のMOSFETで用いられて
いたAlによるヒューズに比べて金属石鹸によるヒュー
ズはその抵抗率が大きいので、溶断し易いという利点も
有する。
【0036】当然、前述の実施例と同様に、液体状金属
石鹸を熱分解により固相化して金属石鹸層(配線層)4
0を形成しており、従来の光・放射線の照射による配線
層の形成のように配線層が形成されない部分が生じるお
それがない。
【0037】なお、本発明の半導体装置および半導体装
置の製造方法は、その細部が前述した実施例に限定され
ず、種々の変形例が可能である。一例として、前述した
実施例ではモリブデンを含む金属石鹸層を用いたが、こ
れに限らずAl、Co、Ni、Cu、Y、Zr、あるい
はW等を含む金属石鹸を用いてもよいし、これ以外の金
属を含む金属石鹸を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、半導体装置に設けられたコンタクトホール内の配
線層を平坦化できてエレクトロマイグレーションの問題
を解決し、また、耐湿性や絶縁性の低下も防止でき、さ
らに、複雑な形状のコンタクトホールであっても確実に
配線層の形成が行える半導体装置および半導体装置の製
造方法を提供することができる。特に、請求項2の製造
方法によれば、コンタクトホール内を覆う金属導体から
なる配線層を形成した後、コンタクトホール内に生じる
配線層の凹み内に金属石鹸層を形成しているので、半導
体領域へ直接配線層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置が適用されるMOS型トラ
ンジスタの第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法が適用されるM
OS型トランジスタの製造方法の第1の実施例を説明す
るための工程図である。
【図3】図2に続く工程を示す工程図である。
【図4】図3に続く工程を示す工程図である。
【図5】本発明の半導体装置が適用されるヒューズ内蔵
MOSFETの第2の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法が適用されるヒ
ューズ内蔵MOSFETの製造方法の第2の実施例を説
明するための工程図である。
【図7】図6に続く工程を説明するための工程図である
【図8】図7に続く工程を説明するための工程図である
【図9】図8に続く工程を説明するための工程図である
【図10】図9に続く工程を説明するための工程図であ
る。
【図11】図10に続く工程を説明するための工程図で
ある。
【図12】図11に続く工程を説明するための工程図で
ある。
【図13】図12に続く工程を説明するための工程図で
ある。
【図14】図13に続く工程を説明するための工程図で
ある。
【図15】図5に示す一実施例の第1の配線層のパター
ニングを示す平面図である。
【図16】従来の半導体装置の一例を示す断面図である
【符号の説明】 1  半導体基板 18  MOS型トランジスタ 19  第1の絶縁層 22  コンタクトホール 23  配線層 24  凹み 25  金属石鹸層 31  半導体基板 37  MOSFET 38  第1の絶縁層 39  コンタクトホール 40  第1の配線層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板の表面を覆う絶縁層の一部
    を開口してコンタクトホールが形成され、このコンタク
    トホール内および前記絶縁層上に導体からなる配線層が
    形成された半導体装置において、前記コンタクトホール
    内の配線層の少なくとも一部が金属石鹸層で形成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】  半導体基板の表面を絶縁層で覆う工程
    と、この絶縁層の一部を開口してコンタクトホールを形
    成する工程と、このコンタクトホール内および前記絶縁
    層上に導体からなる配線層を形成する工程と、コンタク
    トホール内に配線層を形成した際に生じる配線層の凹み
    内に液体状金属石鹸を塗布した後、この液体状金属石鹸
    を固相化する工程とを備えたことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】  半導体基板の表面を絶縁層で覆う工程
    と、この絶縁層の一部を開口してコンタクトホールを形
    成する工程と、このコンタクトホール内および前記絶縁
    層上に液体状金属石鹸を塗布した後、この液体状金属石
    鹸を固相化して配線層を形成する工程とを備えたことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004342935A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 配線の作製方法及び半導体装置の作製方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004342935A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 配線の作製方法及び半導体装置の作製方法

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