JPH04272891A - 転写要素製造用コーティング調合物 - Google Patents

転写要素製造用コーティング調合物

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JPH04272891A
JPH04272891A JP3301958A JP30195891A JPH04272891A JP H04272891 A JPH04272891 A JP H04272891A JP 3301958 A JP3301958 A JP 3301958A JP 30195891 A JP30195891 A JP 30195891A JP H04272891 A JPH04272891 A JP H04272891A
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coating
water
emulsion
weight
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JP3301958A
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James M Duff
エム ダフ ジェームズ
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/10Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein by using carbon paper or the like

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写要素製造のためのコ
ーティング調合物に関する。特に、本発明は水ベースの
転写要素コーティング調合物、水ベース調合物による転
写要素の製造法及びかくして製造された転写要素の使用
方法に関する。1つの実施態様に於て、本発明の転写要
素コーティング調合物は水中ろうエマルション、油、水
性重合体エマルション、着色剤、随意の水溶性レベルリ
ング剤及び随意の不活性充填剤を含み、かつ該コーティ
ング調合物は揮発性有機化合物を実質的に含まない。
【0002】“転写要素”という用語は、一般に、カー
ボン紙、タイプライターリボン、熱転写インクドナーフ
ィルム、電気抵抗性リボンなどのような、インパクトプ
リンティング及びノンインパクトプリンティングの両方
を含むプリンティングプロセスで用いられる物質の1群
を意味する。一般に、転写要素は、上にインク又は染料
のような着色剤が塗布してある基体からなるシート又は
リボンのような要素であって、着色剤が基体すなわちド
ナーシートから紙又は透明画材料のようなレシーバーシ
ートへ転写されて可視像を形成することができる。基体
からレシーバーシートへの着色剤の転写は、熱転写プリ
ンティングの場合の基体の加熱、通常のタイプライティ
ング、他のインパクトプリンティングプロセス及びカー
ボン紙の場合の基体への圧力の印加、電気抵抗式プリン
ティングプロセスの場合の電流の印加のような任意の適
当な方法で可能である。
【0003】転写要素はホットメルト又は有機溶剤ベー
スのコーティング技術を伴う方法で通常製造される。経
済上及び環境上魅力のあるホットメルトコーティングは
、このコーティング方法が調合物に粘度と流動の必要条
件を課し、それが調合物中の材料の選択の可能性を顕著
に制限するという欠点がある。例えば、ホットメルトコ
ーティング調合物は一般に顔料濃度が低く、高分子量重
合体を含まず、かつ一般に溶融物中に可溶性又は易分散
性の成分を含まねばならない。さらに、ホットメルト技
術で一定品質の均一で非常に薄いコーティングをつくる
ことは困難である。これらの欠点は、一般に非常に薄い
基体上に均一な高度着色コーティングを与え、かくして
ロール上の長い高濃度着色転写要素を比較的小さいパッ
ケージ中に組み込むことによって最大の用途を与えるこ
とができる製品を可能にすることが望ましいので重大な
欠点である。
【0004】従って、転写要素の製造には有機溶剤ベー
スコーティング技術が最もよく用いられる。しかし、有
機溶剤コーティング技術は、大量の溶剤を消費するとい
う欠点がある。環境上の理由で、これらの溶剤は厳密な
条件下で回収又は焼却されねばならない。このことが有
機溶剤コーティング法の費用を非常に高くする。加えて
、溶剤自体が高価な場合があり、ある場合には、コーテ
ィングの単位市場価格の50%以上になる。
【0005】かくして、これらの欠点が無いコーティン
グ方法及び調合物が要望されている。本発明は水ベース
エマルションコーティングを含む転写要素調合物に関す
る。本発明の方法で製造される転写要素は揮発性有機化
合物を実質的に含まないコーティング調合物から製造さ
れる。本明細書中で用いられるとき、“揮発性有機化合
物”という用語は、典型的には約12個までまたはそれ
以上の炭素原子を有する、分枝鎖及び直鎖の脂肪族炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン及びテトラリン(
テトラヒドロナフタレン)のような芳香族炭化水素、エ
タノール、イソプロパノール、ブタノール、アミルアル
コール、ベンジルアルコールのような脂肪族及び芳香族
アルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ベンゾフェノンなどのような有機ケト
ン、クロロベンゼン、四塩化炭素、クロロホルム、塩化
メチレン、ブロモブタン、クロロジフルオロメタンなど
のようなハロゲン化脂肪族及び芳香族化合物、有機エー
テル、有機アミン、有機酸、有機エステル、及び包囲及
び(又は)環境条件下でかなりの程度に蒸発する可能性
がありかつ大気中に滞留する可能性がある他の有機化合
物のような、溶剤コーティング作業に通常用いられる有
機液体を含む。本明細書中で用いられる場合、“揮発性
有機化合物”という用語には、本発明のコーティング調
合物の油及び重合体成分あるいは可能なコーティング調
合物成分として本明細書中に示される他の有機化合物は
含まれない。典型的には、本発明のコーティング調合物
中に含まれる、植物油、精製菜種油、鉱油などのような
ものを含む不揮発性有機化合物は非常に低い蒸気圧、典
型的には室温(20〜25℃)で約1mmHg未満の蒸
気圧及び高い沸点、典型的には常圧で約300℃以上の
沸点を有する。
【0006】水を含むコーティング調合物は知られてい
る。例えば、米国特許第3,337,361 号(La
 Count) は、不透水性ベース上に油状可塑剤を
ほとんど含まないで、顔料、バインダー及びバインダー
と実質的に非相溶性であり、水中に混和性又は分散性で
あり、不揮発性でありかつバインダーより大きい比重を
有する潤滑剤を含む着色感圧性転写コーティングを付着
させ、コーティングから水を除去して乾燥した後、乾燥
したコーティングを熱処理にかけて溶融しかつベースと
コーティングの残りとの間に潤滑剤の薄膜を形成させ、
それによって転写層を構成させることを含む、着色感圧
性転写コーティングの製造法を記載している。バインダ
ーはエマルション形でのろうであり、潤滑剤はエチレン
グリコール及びポリエチレングリコールからなる群から
選ばれ、ろうより大きい比重を有する。この特許は、磁
性酸化鉄及びポリエチレングリコールを含む水スラリー
を変性フィッシャー・トロプシュろう、乳化性ポリエチ
レン、エステルろう、アニオン性分散剤及び水を含むろ
う分散液と混合し、ベース担体を室温に於てこの混合物
で被覆し、このコーティングから水を除去し、かつコー
ティングの残りを溶融させてベースに近接したポリエチ
レングリコールの液体膜を形成することを含む方法も記
載している。
【0007】さらに、米国特許第3,904,803 
号(Brown ら)は可撓性基体へ強固に結合された
細孔性樹脂状インク剥離性層を有する絞り出し型の感圧
性再使用可能な転写要素を記載している。この転写要素
は、一方が水溶性でかつ乾燥時不溶化せず、他方が水に
不溶性で乾燥時に水不溶性膜を形成する2種の水分散性
樹脂バインダー物質の混合物を含む水性組成物として基
体へ適用された結合性アンダーコーティング層を特徴と
する。この特許の記載によれば、この水ベース組成物が
紙のような可撓性基体上に被覆され、水又は有機溶剤ビ
ヒクルからこの結合性層へ適用される細孔性インク層に
対して優れた結合性を有する結合性層を与える。米国特
許第4,112,178 号(Brown)も、水分散
性、水不溶性親水性ポリウレタン樹脂から本質的になる
アンダーコーティングを特徴とする樹脂状インク剥離層
を支持する、水で通用された樹脂ベースコーティングか
らなる感圧性転写要素を記載している。
【0008】さらに、米国特許第3,925,273 
号(Cuthbertson ら)は転写プリンティン
グプロセス、特に織物捺染法に用いるために適した本質
的に水性安定性水中油型プリンティングエマルションを
記載している。このプリンティングエマルションは昇華
性分散染料、アニオン性分散剤、水溶性造膜性樹脂、非
イオン性乳化剤、少なくとも143.3℃(290°F
)の沸点を有しかつ148.8〜232.2℃(300
〜450°F)の沸点範囲で少なくとも50%が蒸留さ
れる炭化水素鉱油、水及び固体水溶性粘度調節剤を含む
。このエマルションは25℃で800〜5,000セン
チポアズの範囲の粘度を有する。
【0009】又、米国特許第4,034,128 号(
Kelley) は1分子当たり2個以上のホスホン酸
又はホスホン酸アルカリ金属基を含む有機燐化合物の少
量の存在下で金属変性ノボラック樹脂とアニオン性重合
体分散剤との水性混合物を粉砕することによって製造さ
れる金属性ノボラック樹脂のレオロジー的に安定な水性
分散液を記載している。かくして得られた金属変性樹脂
粒子の分散液をバインダーを含む発色現像用(colo
r developing) コーティング組成物中へ
添加して担体紙上へ適用しかつ乾燥して感圧性発色現像
用記録シートを製造することができる。 米国特許第4,363,664 号(Delaney)
も、感圧性ノーカーボン複写マニホルドシステム及び熱
式顕像システム(thermal marking s
ystems)用の紙の製造に有用な、1種以上の無色
染料前駆体及び1種以上の界面活性剤を含む安定で濃厚
な自由流動性水性分散液組成物を記載している。
【0010】さらに、米国特許第4,527,993 
号(Schusterら)は、フォームのコンシステン
シーが増粘剤として作用し、それによってプリントペー
ストの水分含量の減少を可能にする発泡水性染料液によ
る転写印刷紙の製造法を記載している。加えて、米国特
許第3,314,814 号(Newman) は、転
写組成物が、混和性水−脂肪族溶媒混合物の溶液の形で
耐水性基体へ適用されかつ溶剤混合物の蒸発によって固
化されてその細孔内に油性物質と画像形成物質とを含む
圧力滲出性インクを含む細孔構造を形成する造膜性、親
水性又は水溶性バインダー物質、造膜剤と相溶性でない
不揮発性油状物質及び一定量の画像形成物質を含む転写
要素の製造法を記載している。
【0011】又、本発明に関する副次的に興味のある特
許は米国特許第3,468,692 号、第3,472
,674 号、第4,087,580 号、第4,16
8,338 号及び第4,324,817 号である。 既知の調合物はそれぞれの所期の用途には適しているが
、水ベースでありかつホットメルトコーティング又は有
機溶剤コーティング技術で製造される転写要素で遭遇す
る困難の無い転写要素コーティング組成物は依然として
要望され続けている。経済的に魅力ある方法で製造でき
る転写要素も要望されている。さらに、環境上安全な方
法で製造することができる転写要素も要望されている。 高顔料含量を有する転写要素を製造するために用いるこ
とができる転写要素コーティング調合物も要望されてい
る。さらに、転写物質のコーティングが望ましく薄い転
写要素も要望されている。コーティング成分の水性エマ
ルションから製造することができる単一打ち(sing
le−strike)転写要素も要望されている。単一
打ちインパクト転写要素、単一打ち補正可能転写要素、
単一打ち熱転写インク転写要素、カーボン紙などを含む
多種の転写要素の水性製造法も要望されている。水溶性
染料、油溶性染料、顔料、磁性固体、蛍光化合物及び赤
外線吸収性物質のような不可視標識(invisibl
e taggants)を含む種々の着色剤を有する転
写要素の水性製造法も要望されている。さらに、揮発性
有機溶剤を用いない転写要素の製造法も要望されている
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的は
水ベース転写要素調合物を提供することである。本発明
のもう1つの目的は水溶性染料、油溶性染料、顔料、磁
性固体、及び蛍光化合物及び赤外線吸収性物質のような
不可視標識(invisible taggants)
 を含む種々の着色剤を有する転写要素の水性製造法を
提供することである。
【0013】本発明のさらにもう1つの目的は揮発性有
機溶剤を用いない転写要素の製造法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的及
び他の目的は、水中ろうエマルション、油、水性重合体
エマルション、着色剤、随意の水溶性レベリング剤、及
び随意の不活性充填剤の混合物を含む水ベース転写要素
コーティング調合物であって、揮発性有機化合物を実質
的に含まない水ベース転写要素コーティング調合物を提
供することによって達成される。油成分は水中ろうエマ
ルションの成分として存在することができ、あるいは別
個の水中油エマルションとして混合物中へ導入されるこ
とができる。本発明のもう1つの実施態様は(1)水中
ろうエマルションを製造する工程、(2)水性重合体エ
マルションを製造する工程、(3)水中ろうエマルショ
ン及び水性重合体エマルションを着色剤及び油と混合し
て揮発性有機化合物を実質的に含まない水性コーティン
グ調合物を製造する工程、(4)このコーティング調合
物を基体上に塗布する工程、及び(5)基体上のコーテ
ィング調合物を乾燥して水を除去する工程を含む転写要
素の製造法に関する。本発明のさらにもう1つの実施態
様は、本発明の方法によって製造された転写要素を感熱
プリンティング装置中へ組み入れかつ要素に画像様に熱
を印加してコーティングを加熱し、転写要素基体からレ
シーバーシートへ転写させる感熱プリンティングプロセ
スに関する。本発明のもう1つの実施態様は、タイプラ
イター又はドットマトリックスプリンターのようなイン
パクトプリンティング装置中に本発明の方法で製造され
た転写要素を組み入れかつ画像様に転写要素へ圧力を印
加して、コーティングを転写要素基体からレシーバーシ
ートへ転写させることを含むインパクトプリンティング
プロセスに関する。この実施態様の延長は修正可能なタ
イプライターに通常用いられる接着的に除去可能な転写
要素に関する。本発明のもう1つの実施態様は文書の多
数コピーをつくるためのインパクトプリンティング装置
並びに手書きに広く用いられているカーボン紙に関する
【0015】本発明の転写要素コーティング調合物は水
中ろうエマルションを含む。ろうは本発明のコーティン
グ調合物の主要成分であり、転写要素の性質に大きな影
響を与えるが、ろう単独中への顔料又は着色剤の単なる
分散体は望ましい特性を有する転写要素をもたらさない
。本発明のコーティング調合物中の成分の組み合わせが
広い用途のために所要な性質を有する種々のタイプの転
写要素を提供する。
【0016】本発明の転写要素調合物のろう成分は他の
分散成分を一緒に結合させるためのセメントとして作用
することによって転写要素に構造強度を与える。この成
分は転写要素のレベリング、剥離及びスミア抵抗にも影
響を与える。水中ろうエマルションはろう又はろうのブ
レンドと油やろうと相溶性の重合体樹脂のようなろう可
溶性添加物とを、乳化剤の存在下で典型的には約70〜
約150℃、好ましくは約110〜約120℃(温度は
ろうの融点及びろう中への添加物の溶解度によって選ば
れる)の温度へ加熱し、次いで得られた溶液を典型的に
は約75〜約99℃、好ましくは約95〜約98℃の温
度で、激しく攪拌されている水中へ注入することによっ
て製造される。典型的には約5〜約55重量%であるエ
マルションの最終的固形分含量を与えるために水の量を
変化させることができる。得られたエマルションはミル
ク状乃至ほとんど透明であることができ、これを典型的
には約75〜約99℃、好ましくは約95〜約98℃の
温度で、有効な期間、一般的には約1〜約30分間、好
ましくは約1〜約10分間攪拌し、次いで典型的には約
1〜約5分間にわたって攪拌しながら約50℃未満の温
度へ急冷する。エマルションは有効量、一般には約5〜
約55重量%、好ましくは約20〜約40重量%のろう
を含む。
【0017】適当なろうの例には、蜜ろう、カルナウバ
ろう、ベイベリー(bayberry) ろう、キャン
デリラろうなどのような天然ろう;モンタンろう及びオ
ゾケライトのような鉱物ろう;低分子量、典型的には約
2,000〜約6,000の分子量のポリエチレンろう
、ビニルエーテルろう、フィッシャー・トロプシュろう
、酸化フィッシャー・トロプシュろうなどのような合成
ろう;パラフィンろうのような石油ろう;及び安定な水
性エマルションを形成しかつ本発明の調合物中のバイン
ダーとして機能する任意の他のろうが含まれる。一般に
、、上記総称的群の任意のろうが適当である。BASF
、International Wax Refini
ng Company, Witco, Shamro
ck Chemical Corporation, 
Strahl & Pitsch, Dura Com
modities Corporation,Petr
olite Corporation (Bareco
 Division), Frank B. Ross
 Company, Inc., Allied Co
rporation などのようなメーカーから種々の
ろうが発売されている。 好ましいろうはHoechst Wax E (モンタ
ンろう)、BASF Wax OA (分子量約4,0
00の乳化性ポリエチレンろう)のような易乳化性ろう
、任意の等級のカルナウバろう(Internatio
nal Wax Refining Company又
はDurachemから発売),HardWax ED
M(Durachemから発売されているビニルエーテ
ルベースのろう),Duroxon H 111 (D
urachem から発売されている酸化フィッシャー
・トロプシュろう)などのような硬質の易乳化性ろうで
ある。
【0018】ろう可溶性添加物の例には、熱ろう中に溶
解しかつ安定なエマルションをもたらすことができる鉱
物油、植物油、染料、あるいはテルペン樹脂及びエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体のような多種の樹脂及び重合体
のいずれかが含まれる。例えば、Sudan Blue
又はOil Red O (Aldrich Chem
ical Company から発売)のような油溶性
染料を、典型的にはろうの約1〜約5重量%の量で、乳
化前のろう溶融物中に溶解することができる。この添加
物は、随意に、分散される顔料の代わりに、あるいは顔
料に加えて、着色剤としても働く。さらに、Elvax
 420(E.I. Du Pont Nemours
 & Companyから発売)のようなエチレン/酢
酸ビニル共重合体、あるいはPiccotex100(
Hercules Inc. から発売)のようなビニ
ルトルエン/メチルスチレン共重合体、あるいはNir
ez 1085(Reichold Chemical
sから発売)のようなテルペン樹脂などの添加物を、転
写要素でつくられるプリントに改良された摩擦及びスミ
ア抵抗あるいは転写要素の基体へのコーティングの改良
された付着のような望ましい性質を与えるために、典型
的にはろうの約1〜約30重量%の量で、添加すること
ができる。一般に、添加物は、有効量、典型的にはろう
の約1〜約60重量%、好ましくは約5〜約30重量%
、より好ましくは約10〜約20重量%の量で水中ろう
エマルション中に存在する。
【0019】適当な乳化剤の例には、オレイン酸モルホ
リン又はステアリン酸アミノメチルプロパノールのよう
なアニオン性アミン石けん、及びBASFから発売され
ているEmulan又はLutensol乳化剤あるい
はICIから発売されているSpan, Tween,
又はAtlas 乳化剤のような市販非イオン性乳化剤
が含まれる。乳化剤は有効量、一般的にはろうの約5〜
約30重量%、好ましくは約15〜約25重量%の量で
存在する。
【0020】水中ろうエマルションは、転写要素コーテ
ィング調合物中に任意の有効量、典型的には約1〜約1
0重量%、好ましくは約2〜約5重量%の量で存在する
。ろう成分は、全コーティング調合物の固形分含量中に
、任意の有効量、典型的には約5〜約50重量%、好ま
しくは約10〜約30重量%の量で存在する。本発明の
転写要素コーティング調合物は油をも含む。この成分は
コーティングを可塑化する傾向があり、かくして基体が
曲げられるとき着色転写物質のコーティングのフレーキ
ングオフ(flaking off)を防ぎかつプリン
ティング中基体からレシーバーシートへの着色転写物質
の転写を容易にする。油はプリントされた文字の鮮鋭な
エッジ明確化にも寄与する。油は、水中油エマルション
として、あるいは水中ろうエマルション中の成分として
コーティング調合物中へ添加することができる。この成
分は、水中油エマルションとして存在するとき、油と乳
化剤とを、典型的には油100重量部につき乳化剤約5
〜約30重量部の相対量で、典型的には約20〜約75
℃、好ましくは約50℃の温度で混合し、次いで、かく
して得られた溶液を激しく攪拌されている水中へ、典型
的には1:19〜約1:3の油:水の比で、典型的には
約20〜約75℃、好ましくは約50℃の温度で添加す
ることによって調製される。得られたエマルションは一
般にミルク状であり、有効量の油を含み、油と乳化剤と
の全量(固形分含量)は約5〜約50重量%、好ましく
は約20〜約40重量%である。
【0021】油が水中ろうエマルションの成分として存
在すると、水中ろうエマルションは、典型的には油約1
部対ろう約19部乃至油約4重量部対ろう約1重量部の
比の油とろうの混合物を乳化剤と共に、典型的には約5
〜約30重量%の全油及びろう混合物の量で、典型的に
は約75〜約150℃の温度で加熱することによって調
製される。かくして得られた混合物を、次に、水へ、典
型的には混合物約1重量部対水約19重量部の比から混
合物約1重量部対水約1重量部の比までの範囲の量で、
激しく攪拌しながら徐々に添加する。この添加中、典型
的には、水を約75〜約99℃の温度に保つ。次に、得
られた白色エマルションを、一般に約75〜約99℃の
温度で、約5〜約45分間攪拌し、次にエマルションを
水浴中に浸漬することによって、典型的には約40℃の
温度へ、典型的には約3〜約10分間かけて急冷する。 得られたエマルションは、有効量、一般に約5〜約50
重量%、好ましくは約20〜約40重量%の油/ろう混
合物を含む。油成分が水中ろうエマルションの部分とし
て存在するとき、エマルションは、典型的には約1〜約
20重量%、好ましくは約5〜約15重量%の油を含む
。油成分が水中ろうエマルションの部分として存在する
とき、油成分は全コーティング調合物の固形分含量中に
任意の有効量、典型的には約1〜約30重量%、好まし
くは約5〜約20重量%の量で存在する。
【0022】適当な油の例には、ヒマワリ油及び菜種油
のような不硬化性植物油、ヒマシ油及び魚油のような動
物油、Witco から発売されているNujol 油
、Witco から発売されているBlandol シ
リーズの油及びMagie Brothersから発売
されているMagiesolシリーズの油のような鉱油
が含まれ、好ましい油は比較的低粘度、典型的には約1
0〜約100センチポアズでかつ比較的高沸点、典型的
には300℃以上の沸点を有する、Witco から発
売されているBlandol のような鉱油、あるいは
L.V.Lomas Companyから発売されてい
る精製漂白菜種油のような低価格植物油である。
【0023】乳化剤は選ばれた油と相溶性の任意のアニ
オンス又は非イオン乳化剤であることができる。好まし
い乳化剤には、ICIから発売されている非イオン乳化
剤Span40(モノパルミチン酸ソルビダン)及びT
ween 65(トリステアリン酸ポリオキシエチレン
(20)ソルビタン)が含まれる。特別な油のための乳
化剤の選択は乳化剤系のHLB値を油に釣り合わせるこ
とのような数多くの因子に依存する。このHLB釣り合
わせ法に関する詳細はよく知られており、例えば、その
記載がすべて参照文として本明細書に含まれるものとす
るDelawareのICI Americas, I
nc. 発行の小冊子“The HLB System
, A Time−Saving Guide to 
Emulsifier Selection,”中に記
載されている。例えば、Tween 65は典型的には
ほとんどの鉱油用に適しており、Span40は典型的
には菜種油用に適している。
【0024】油が水中油エマルションとして存在すると
き、水中油エマルションは転写要素コーティング調合物
中に、有効量、一般に約5〜約50重量%、好ましくは
約15〜約30重量%の量で存在する。油が水中油エマ
ルションとして存在するとき、油成分は全コーティング
調合物の固形分含量中に、任意の有効量、典型的には約
1〜約50重量%、好ましくは約5〜約20重量%の量
で存在する。
【0025】本発明の転写要素コーティング調合物の水
性重合体エマルション成分は、他のコーティング成分を
一緒に結合させ、表面粘着を少なくし、かつ接着修正テ
ープによる転写画像の高能率(典型的には90%以上の
)除去を達成することができ、基体とプリントがその上
に形成されるレシーバーシートとの両方への接着性を改
良する点で、接着除去性コーティングの修正能を改良す
るなどのような数多くの利益を与えることができる。 適当な重合体の例には、一般に水性エマルションとして
製造することができるすべてのアクリル重合体及びアク
リル共重合体が含まれる。適当な単独重合体の特別な例
には、下記の単量体から製造される重合体が含まれる:
メチル−、エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブ
チル−、イソブチル−、sec −ブチル−、及び他の
直鎖及び分枝鎖アルキル−アクリレート及びメタクリレ
ートのような、典型的には約5〜約18個の炭素原子を
有する、ICIから発売されているNeocryl A
601、A604、A612及びA614のようなアル
キルアクリレート及びアルキルメタクリレート。
【0026】適当な共重合体の例には、上記アクリレー
ト及びメタクリレート単量体のいずれかの組み合わせ、
BASF製品Poligen ASN,MV150、及
びMV160のような上記アクリレート及びメタクリレ
ートの1種以上とスチレンとの組み合わせ、上記アクリ
レート及びメタクリレートの1種以上とブタジエンとの
組み合わせ、上記アクリレート及びメタクリレートの1
種以上とスチレン及びブタジエンとの組み合わせなどが
含まれる。随意に、重合体及び共重合体は、その性質を
改良することのできる0.1〜約5重量%の低濃度の架
橋剤を有することができる。一般に、本発明のコーティ
ングには2つの型の重合体、すなわちコーティングの定
着及び接着性を改良する傾向がある比較的軟質でかつ粘
着性の造膜性重合体及び一般に可撓性膜を形成せずかつ
スミア抵抗を改良し、粘着性を減少しかつ修正能を改良
する傾向がある比較的硬質の重合体が適している。適当
な軟質な造膜性アクリル共重合体エマルションの1例は
、BASFから発売されている、40重量%の固形分を
含みかつ50℃の造膜温度を有するスチレン−アクリル
共重合体エマルションPoligen ASNである。 適当な硬質重合体の例には、40重量%の固形分を含む
架橋スチレンアクリル共重合体エマルションである、B
ASFから発売されているPoligenMV150及
び160が含まれる。重合体エマルションは、有効量、
一般に約5〜約40重量%、好ましくは約20〜約40
重量%の量の重合体を含む。水性重合体エマルションは
広く市販されており、BASF Poligenシリー
ズ、Johnson Wax Joncryl シリー
ズなどを含む。重合体エマルションは、例えば、その記
載がすべて参照文として本明細書に含まれるものとする
教科書、G. Odian著、Principals 
of Polymerization, (John 
Wiley andSons) 及びI. Piirm
a 著、Emulsion Polymerizati
on, (Academic Press) 中に記載
されているような通常の乳化重合技術で製造することも
できる。ある場合には、本発明の転写要素は、例えば約
35〜約80℃、好ましくは約40〜約60℃の比較的
低い造膜温度を有する重合体の重合体エマルションを含
むことができる。これらの重合体は比較的軟質でありか
つ基体と画像がその上に形成されるレシーバーシートと
の両方に対する改良された定着、改良されたスミア抵抗
及びコーティング過程中の改良されたレベリングのよう
な望ましい性質を与えることができる。転写要素が接着
除去可能(修正可能)な転写要素であるとき、BASF
PolygenMV150及びMV160のような硬質
の架橋スチレンアクリル共重合体のエマルションが優れ
た修正能のリボンを与える。重合体エマルションは転写
要素調合物中に、有効量、一般に約5〜約70重量%、
好ましくは約10〜約50重量%の量で存在する。重合
体成分は全コーティング調合物中に、任意の有効量、典
型的には約5〜約50重量%、好ましくは約15〜約3
0重量%の量で存在する。
【0027】本発明の転写要素コーティング調合物は随
意にレベリング剤を含むことができる。転写要素調合物
は、基体上へ塗布されたとき、一般に基体を湿潤しかつ
充分に平滑して均一なコーティングを与えて、転写要素
からつくられるプリント中の欠失、明らかな濃度変化及
び他の欠陥が無いようにすべきである。ある場合には、
転写要素調合物の湿潤特性を1種以上のレベリング剤の
添加によって増強することができる。適当なレベリング
剤には、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースなどを含むセルロー
ス誘導体、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、プロピレン及びエチ
レングリコールの共重合体などのようなポリアルキレン
グリコールのような水溶性重合体が含まれる。Zony
l S (E.I.Du Pont de Nemou
rs & Companyから発売)を含む過弗素化界
面活性剤、Durachemから発売されている低融点
水溶性グリコールベースのろうWS215ろう並びにこ
れらの混合物のような市販レベリング剤も適当である。 レベリング剤は、存在するとき、有効量、一般に約0.
1〜約20重量%、好ましくは約1〜約5重量%の量で
転写要素液体コーティング調合物中に存在する。コーテ
ィング調合物の固形分含量の成分として、レベリング剤
は有効量、典型的には約0.5〜約25重量%、好まし
くは約2〜約15重量%の量で存在する。
【0028】さらに、本発明の転写要素調合物は随意に
不活性充填剤を含むことができる。不活性充填剤は、光
学濃度、コーティングの均一性、文字の改良されたエッ
ジの鋭さ、転写要素コーティングの基体からの改良され
た剥離、接着的に除去可能な転写要素に於けるレシーバ
ーシートからの文字の改良されたリフトオフ(lift
 off) などのような転写要素特性を改良すること
ができる。適当な不活性充填剤の例には、John M
anville から発売されているCelite#5
77のようなセライト、タルク、チョーク、ゼオライト
、シリカ、高分子量ポリエチレン(典型的には約100
,000〜約1,000,000の分子量を有する)な
ど、並びにこれらの混合物が含まれ、平均粒径(ボール
ミル処理のような粉砕操作によってコーティング調合物
に処理後の)は約0.1〜約50μm 、好ましくは約
1〜約20μm である。不活性充填剤は、存在すると
きには、有効量、一般に約1〜約12重量%、好ましく
は約2〜約6重量%の量で、転写要素液体コーティング
調合物中に存在する。コーティング調合物の固形分含量
の成分として、不活性充填剤は有効量、典型的には約5
〜約50重量%、好ましくは約10〜約30重量%の量
で存在する。
【0029】本発明の転写要素調合物は調合物に所望の
色を与えるための着色剤を含む。一般に、本発明の転写
要素調合物の他の成分中へ、追加の分散剤を必要とする
ことなく、任意の顔料を容易に分散させることができる
。適当な顔料には、種々のカーボンブラック、着色有機
及び無機顔料、マグネタイトのような磁性物質など並び
にこれらの混合物をコーティング中へ、乾燥固体重量の
80重量%までの量で添加することができる。適当な顔
料の例には、Violet Toner VT−801
5(Paul Uhlich), Normandy 
Magenta RD−2400(Paul Uhli
ch), Paliogen Violet 5100
(BASF), Paliogen Violet 5
890 (BASF), Permanent Vio
let VT 2645(Paul Uhlich),
 Heliogen Green L 8730 (B
ASF),Argyle Green XP−111−
S (Paul Uhlich), Brillian
t Green Toner GR 0991(Pau
l Uhlich), Lithol Scarlet
 D 3700 (BASF), Toluidine
 Red (Aldrich), Scarlet f
or Thermoplast NSD PS PA 
(Canadaの Ugine Kuhlmann),
 E.D. Toluidine Red (Aldr
ich), Lithol Rubine Toner
 (Paul Uhlich), Lithol Sc
arlet 4440 (BASF), Bon Re
d C (Dominion Color Compa
ny), Royal Brilliant Red 
RD−8192 (Paul Uhlich), Or
acet Pink RF (Ciba−Geigy)
, Paliogen Red 3871K (BAS
F), Paliogen Red 3340 (BA
SF), Lithol Fast Scarlet 
L 4300 (BASF), Heliogen B
lue L 6900, L 7020 (BASF)
, HeliogenBlue K 6902, K 
6910 (BASF), Heliogen Blu
e D 6840, D 7080 (BASF), 
SudanBlue OS (BASF), Neop
en Blue FF 4012 (BASF), P
V Fast Blue B2GO1 (Americ
an Hoechst), lrgalite Blu
e BCA (Giba−Geigy), Palio
gen Blue 6470 (BASF), Sud
an III(赤橙) (Matheson, Col
eman, Bell), Sudan II(橙) 
(Matheson, Coleman, Bell)
, Sudan IV(橙) (Matheson, 
Coleman, Bell), Sudan Ora
nge G (Aldrich), Sudan Or
ange 220 (BASF), Paliogen
 Orange 3040 (BASF), Orth
o Orange OR 2673 (Paul Uh
lich), Paliogen Yellow 15
2, 1560 (BASF), Lithol Fa
st Yellow 0991K (BASF), P
aliotol Yellow 1840 (BASF
), Novoperm Yellow FGL (H
oechst), Permanent Yellow
 YE 0305 (Paul Uhlich), L
umogen Yellow D 0790 (BAS
F), Suco−Gelb L1250 (BASF
), Suco−Yellow D 1355 (BA
SF),Sico Fast Yellow D 13
55, D 1351(BASF), Hostape
rm Pink E (Americon Hoech
st), Fanal Pink D 4830 (B
ASF), Cinquasia Magenta (
DuPont), Paliogen Black L
 0084 (BASF), Pigmet Blac
k K801 (BASF),及び Regal 33
0(登録商標)(Cabot), Carbon Bl
ack 5250及びCarbon Black 57
50 (Columbian Chemicals C
ompany) のようなカーボンブラックが含まれる
。好ましい顔料には、Columbian Raven
 3500及びRaven 5250, Black 
Pearls L (Cabot Corporati
on), Toner 8200 (Paul Uhl
ich Company から発売されているモリブデ
ン酸塩化カーボンブラック)のような処理又はレーキ化
カーボンブラックが含まれる。さらに、Basofle
x(BASFから発売されている液体、水分散性顔料の
シリーズ)のような及びBasoprint(BASF
から発売されている水分散性製品のシリーズ)のような
予め分散されている顔料が適当でありかつ未処理乾燥顔
料よりも少ない所要処理時間で良好に分散したコーティ
ングが得られる。顔料は転写要素液体コーティング調合
物中に、有効量、一般に約1〜約10重量%、好ましく
は約2〜約6重量%の量で存在する。コーティング調合
物の固形分含量の成分として、顔料は有効量、典型的に
は固形分の約5〜約50重量%、好ましくは約10〜約
30重量%の量で存在する。本明細書中で前に示したよ
うに、着色剤は、所望の度合の色をコーティングへ与え
るために任意の有効量で存在する1種以上の染料をも含
むこともでき、あるいは完全に染料からなることもでき
る。随意に、転写要素コーティング調合物は、湿ったコ
ーティング中の気泡が急速に破裂することを保証するこ
とによってコーティングの均一性を改良するために消泡
剤を含むこともできる。BASFから発売されているP
luronic及びEtingal シリーズ、Ult
ra Adhesives Inc.から発売されてい
るDEE  FOシリーズ、General Elec
tricから発売されているAFシリーズのシリコーン
消泡剤などのような多くの市販消泡剤が適当であり、好
ましい消泡剤はBASF Etingal  A、燐酸
エステルである。消泡剤は、存在するならば、転写要素
液体コーティング調合物中に有効量、一般に約0.01
〜約2重量%、好ましくは約0.02〜約1重量%の量
で含まれる。コーティング調合物の固形分含量の成分と
して、消泡剤は有効量、典型的には固形分の約0.02
〜約2重量%、好ましくは約0.05〜約0.2重量%
の量で存在する。
【0030】本発明の転写要素コーティング調合物は、
成分を一緒に、例えばボールミル、Union Pro
cess アトライターのようなアトライター、高剪断
ミキサーなどで顔料及び存在するならば充填剤が所望の
粒径に分散されるまで、混合することによって製造され
る。一般に、黒色調合物では所望の粒径は約0.01〜
約20μm 、好ましくは約0.1〜約1μm であり
、カラー調合物では約0.01〜約0.5μm であり
、最適なカラー品質を得るためには、光散乱作用を防ぐ
ための好ましくは約0.01〜約0.2μm である。 一般に、処理は約1〜約72時間であり、約0.5〜約
4時間の処理時間がUnion Processアトラ
イターでは可能である。
【0031】成分を混合するとき、本発明のコーティン
グ調合物は典型的には約70〜約90重量%の量の水及
び約10〜約30重量%の量の固形分を含む。固形分含
量は典型的には約5〜約50重量%の量のろう、約1〜
約50重量%の量の油、約5〜約50重量%の量の重合
体、及び約5〜約50重量%の量の着色剤を含む。レベ
リング剤が存在するとき、レベリング剤は典型的には固
形分含量の約0.5〜約25重量%を構成する。不活性
充填剤が存在するならば、不活性充填剤は典型的には固
形分含量の約5〜約50重量%を構成する。全コーティ
ング調合物は典型的には約70〜約90重量%の量の水
、約1〜約12重量%の量のろう、約1〜約12重量%
の量の油、約1〜約12重量%の量の重合体、及び約1
〜約12重量%の量の着色剤を含み、任意のレベリング
剤は全液体混合物の約0.1〜約20の量で存在し、任
意の不活性充填剤は全液体混合物の約1〜約12重量%
の量で存在する。
【0032】転写要素調合物を次に基体上に塗布する。 数多くの基体のいずれかが適当であり、基体には、コン
デンサーペーパー(condensor paper)
 、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート
、ポリアミド、ポリエステルなどのようなプラスチック
が含まれる。一般に、薄い(約40〜約75ゲージ)の
ポリエチレン又はポリエステルのようなフィルムがタイ
プライターリボンのような単一打ち及び単一打ち修正可
能インパクト又は圧力転写要素には好ましい。感熱転写
インクドナーフィルム用には、未処理及びアルミニウム
化 Mylar(登録商標)、チタン化 Mylar(
登録商標)などのような金属化の両方のポリエステルフ
ィルムのような基体であって、一般に約0.4〜約1.
2μm 、好ましくは約0.5〜約0.8μm の厚さ
を有する基体を用いることができる。
【0033】転写要素調合物を基体へ塗布するためには
、ワイヤーロッドコーティング、グビアコーティング、
スロットダイ(slot dye)コーティング、反転
ロールコーティング、あるいは例えばその記載がすべて
参照文として本明細書に含まれるものとするH.L. 
Weissの著“Coating and Lamin
ating Machines ”,Converti
ng Technology Company (19
77)中に記載されているような任意の他の方法を含む
種々のコーティング技術のいずれかを用いることができ
る。適当な研究室規模又はハンドコーティング法の1例
は均等に研摩したフラットガラスドローダウンプレート
(Paul N. Gardner Companyか
ら発売)上に基体フィルムをテープで貼り、コーティン
グ分散液の固形分含量によって#21/2 〔ウェット
膜厚0.00635mm(0.25ミル)〕から#30
〔ウェット膜厚0.0762mm(3.0ミル)〕まで
の任意の適当なサイズのワイヤーロッドで塗布し〔例え
ば約0.4ミルのドライ膜厚をもたらす場合には20%
の固形分含量で2ミルのウェット膜厚、すなわち2ミル
(ウェット)×0.2(固形分含量)=0.4(ドライ
)〕て、一般に約0.00127〜約0.0635mm
(約0.05〜約2.5ミル)、好ましくは約0.00
254〜約0.00762mm(約0.1〜約0.3ミ
ル)の有効最終ドライ膜厚を得ることを含む。 コーティングは包囲温度で約1〜約5分で乾燥し、高温
では比例的に速く乾燥する。プラスチックフィルム上の
すべてのコーティングの場合のように、基体の弱化やカ
ーリングあるいはコーティングの溶融や不均等化のよう
な困難を避けるために乾燥温度を調節しなければならな
い。温度はプラスチックのガラス転移温度又は軟化温度
未満に保たれ、かつコーティングと基体との間に熱膨張
及び収縮の差異がある場合には、塗布されたフィルムを
徐冷によって注意深くアニーリングしないとカーリング
が起こるであろう。
【0034】本発明のコーティング調合物は数多くの望
ましい特性を示す。例えばコーティングは基体上でよく
平らになり、均一な厚さの膜をもたらす。又、コーティ
ングから水が除去されたとき、乾燥コーティングが基体
へよく接着し、基体を曲げたり丸めたりするとき、ある
いは例えばスリッティング及びパッケージング作業でリ
ボンに加工するときフレークとなって落ちることがない
。さらに、コーティングから形成された転写要素は比較
的低い表面粘着を示すので、きっちりしたロールにする
とき、コーティングがロールで接する基体の背に接着す
ることがなく、かつその後でコーティングを剥がしたり
他の構造的損傷を与えることなく巻き戻すことができる
【0035】その上、本発明の転写要素はプリンティン
グプロセス中望ましい性質を示す。例えば、受容可能な
カラー又は光学濃度を示し、典型的には光学濃度は黒色
又は他の暗色に対して1光学濃度単位以上である。さら
に、コーティングはプリンティング中高度の効率(一般
に約90%を越える)でレシーバーシートへ均一に転写
される。本発明の接着的に除去可能な(修正可能な)転
写要素の場合には、転写された画像を高効率(一般に約
90%を越える)で接着修正テープでレシーバートート
から除去し、しかも画像はレシーバーシートへの充分な
定着をも示す。本発明の転写要素で形成された画像は最
終レシーバーシートへ充分な定着を示すので、転写画像
は皮膚、衣類又は他の紙シートでこすることによって汚
れることがない。さらに、画像は転写された文字の良好
なエッジの鋭さを示すので、コピー上に正確な形が得ら
れる。本発明の転写要素は背景現像が非常に低いプリン
トをもたらす。背景現像は転写要素への軽い接触時に起
こる可能性があり、要素がレシーバーシートへ接触した
とき、所望な像領域以外の領域でコーティングのレシー
バーシートへの転写を生ずる可能性がある。例えば、感
熱プリンティングプロセスでは、転写要素のコーティン
グは熱によってのみ活性化され、レシーバーシートへの
圧力誘導転写(カーボン紙効果)は起こらない。インパ
クトプリンティングプロセスでは、リボンをレシーバー
シートへ押しつけて保持する中程度の圧力下ではコーテ
ィングはレシーバーシートへ転写しない。
【0036】以下、本発明の特別な実施例を詳しく説明
する。これらの実施例は説明のためのものであり、本発
明はこれらの実施例中に示される物質、条件、又はプロ
セスパラメーターに限定されるものではない。特に断ら
ない限り、すべての部及び%は重量による。
【0037】
【実施例】転写要素調合物成分の製造
【0038】
【実施例1】アニオン性水中ろうエマルションを下記の
ようにして製造した。250ml のビーカー中に、D
urachemから発売されている部分酸化フィッシャ
ー・トロプシュろうDuroxon H111 、80
gとEmery Industriesから発売されて
いるオレイン酸Emersol 233、10gとの混
合物をホットプレート上で加熱した。混合物を温度計で
手動的に温度が110℃に達するまで攪拌し、その時点
までに均一なろう溶融物が得られた。この溶融物を14
gのモルホリンで処理した。モルホリンはオレイン酸と
反応して乳化剤、オレイン酸モルホリン、を生成し、得
られた溶液を110〜120℃の温度に保った。 一方、320gの脱イオン水を600ml ビーカー中
でホットプレートスタラー上で温度が95〜98℃に達
するまで加熱した。水を大型磁石で攪拌したので、深い
うずが形成された。次に、オレイン酸モルホリンを含む
ろう溶融物を水のうずの縁中へ、約2分でろうの添加を
終了する速度で、一定流で注入した。添加後、得られた
ほとんど透明な分散液を95〜98℃でさらに約3分間
攪拌した後、冷水浴中へ移し、温度が約45℃に達する
まで約3分間急速に攪拌した。このほとんど透明なエマ
ルションを次に貯蔵びんへ移し、完成エマルションの全
重量を脱イオン水の添加によって400gにした。かく
して得られたエマルションは20重量%のろう及び6重
量%の乳化剤を含んでいた。
【0039】上記の方法を繰り返し、但し、ろうの代わ
りに次表中に示すろう又はろうと添加物との混合物を用
いて別のアニオン性水中ろうエマルションを製造した。 すべての場合に、ろう又はろうと添加物との混合物の全
量は80gであり、オレイン酸の量は10g、モルホリ
ンの量は14gであった。 実施例          ろ  う        
        重量(g)       添加物  
    重量(g)   1A    Duroxon
 H111, Durochem製        8
0          ───        −  
      酸化フィッシャー・トロプッシュ    
    ろう   1B    Hoechst Wax E.モンタ
ンろう      80          ─── 
       −  1C    #2 North 
Country Light Carnauba   
      Wax, International 
Wax Refining 80          
───        −        Co. 製   1D    BASF Wax OA,  乳化性
ホ゜リエチレン      80          
───        −  1E    Durac
hem Hardwax EDM, ビニル    8
0          ───        −  
      エーテルベースのろう  1F    R
efined Beeswax, #545, Int
er−   80          ───    
    −        national Wax
 Refining Co. 製  1G    Ba
yberry Wax, #615, Inter− 
     80          ───     
   −        national Wax 
Refining Co. 製  1H    Dur
oxon H111                
    40  Witco Blandol    
     40                  
                         
 Mineral Oil   1I    #2 N
.C.Light Carnauba        
   40  L.V.Lomas 精製      
  40                     
                       漂白
菜種油  1J    BASF Wax OA,ポリ
エチレン        40  菜種油      
          40  1K    Hoech
st Wax E                 
  40  Blandol Mineral Oil
   40  1L    Duroxon H111
                    40  B
landol Mineral Oil   40  
1M    BASF Wax OA        
             60  BASF EVA
 1, エチレン  20             
                         
      −酢酸ビニル共重合体  1N    H
oechst Wax E             
      60  Piccotex 100,ヒ゛
ニルトルエン  20               
                         
    −α−メチルスチレン共重合体       
                         
            Hercules製  10
    Hoechst Wax E        
           60  KIREZ 1085
, テルペン  20               
                         
    樹脂、Reichold Chemical 
                         
                   Inc.製

0040】
【実施例2】非イオン性水中ろうエマルションを下記の
ようにして製造した。Hoechst Wax E(モ
ンタンベースろう)80gをカナダに於いて Atke
mix, Inc.から発売されている ICI Tw
een 80 (モノオレイン酸ポリオキシエチレン(
20)ソルビタン)20gと混合した。この混合物を1
10〜120℃に加熱し、次に、600ml のビーカ
ー中で激しく攪拌されている95〜98℃の脱イオン水
320g中へ注入した。溶融物は水中のうずの縁中へ約
2分で添加が終了するような速度で注入された。次に、
得られた懸濁液を95〜98℃でさらに約3分間攪拌し
、次いで冷水浴に移し、温度が約45℃に達するまで約
3分間急速に攪拌した。得られたミルク状エマルション
を貯蔵びんへ移し、脱イオン水を加えて、20重量%の
ろう及び5重量%の乳化剤を含む全重量400gのエマ
ルションを得た。
【0041】
【実施例3】実施例2の方法を反復し、但し、Hoec
hst Wax E の代わりにDurachem #
3 Fefined Carnauba Waxを用い
かつTween 80の代わりにTween 60(モ
ノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
 (Atkemix)) を用いて非イオン性水中ろう
エマルションを製造した。得られたミルク状エマルショ
ンを貯蔵びんへ移し、脱イオン水を加えて、ろう20重
量%及び乳化剤5重量%を含む全重量400gのエマル
ションを得た。
【0042】
【実施例4】下記のようにして水中油エマルションを製
造した。Blandol (Witco Compan
yから発売されている軽質鉱油)80gとTween 
65(Atkemix, Inc.から発売されている
トリステアリン酸ポリオキシエチレン(2)ソルビタン
乳化剤)20gとの混合物を完全に混合し、約60℃へ
暖めた後、約50℃に保たれた激しく攪拌されている脱
イオン水320gへ添加した。約3分にわたる油混合物
の水への添加によって易動性の白色エマルションを得、
これを室温へ冷却させた。次に、生成物を貯蔵びんへ移
し、脱イオン水を加えて全量を400gとした。得られ
たエマルションは20重量%の油及び5重量%の乳化剤
を含んでいた。
【0043】
【実施例5】実施例4の方法を繰返し、但しBland
ol 鉱油の代わりに L.V.Lomas精製漂白菜
種油を用いかつTween 65の代わりに Span
 40(ICIから発売されているモノパルミチン酸ソ
ルビタン乳化剤)を用いて水中油エマルションを製造し
、粘稠なクリーム状エマルションを得た。生成物を次に
貯蔵びんへ移し、脱イオン水を加えて全量を400gに
した。得られたエマルションは20重量%の油及び5重
量%の乳化剤を含んでいた。
【0044】
【実施例6】200gの Durachem 水溶性ろ
う、WS215、を800ml の脱イオン水に溶解し
て固形分20重量%のレベリング剤溶液を得ることによ
ってレベリング剤を調製した。
【0045】
【実施例7】BASF Poligen ASN(固形
分40重量%で発売され、50℃の造膜温度を有するス
チレン−アクリル共重合体エマルション)250gを等
重量の脱イオン水で希釈して固形分20重量%の重合体
エマルションを得ることによって重合体エマルションを
調製した。同じ方法で、それぞれ PoligenMV
150及びMV160架橋スチレン−アクリル共重合体
を等量の水で希釈することによって、固形分20重合体
の同様なエマルションを調製した。
【0046】転写要素調合物の製造
【0047】
【実施例8】60ml の広口プラスチックジャーにカ
ルナウバろうと菜種油とのアニオン性エマルション(実
施例1Iで製造した油を含む1:1比水中ろうエマルシ
ョン)26.6g、20重量%のWS215ろう水溶液
(実施例6で調製したレベリング剤)13.3g及びB
ASFから発売されているBasoflex Blac
k 0060(水中固形分40重量%の液体予備分散カ
ーボンブラック顔料)5gを加えた。かくして得られた
混合物を手で激しく振り、55ゲージポリエチレンフィ
ルム (Phillips−Joanna から発売さ
れている Philjo E−302FH)上に、#1
0巻線ロッド(公称厚さ:ウェット、0.0254mm
(1.0ミル);ドライ、約0.00635mm(0.
25ミル))を用いてコーティングをつくり、タイプラ
イティングのようなインパクトプリンティングプロセス
に用いるいために適した単一打ち転写要素を製造した。 この調合物は均一で平らな良く分散したコーティングを
形成し、ポリエチレン基体へ良く接着した。小試料を切
り、 Xerox(登録商標)4024紙上にコーティ
ング面を下にしてテープで張った。この試料を IBM
 Selectric Model II タイプライ
ター中に組み入れてプリント品質を評価した。このコー
ティング膜は高い均一な濃度(1.2光学濃度単位以上
の)を有する高品質文字をプリントし、スプラッター、
欠失及びその他の欠陥はなかった。基体からの剥離は完
全であり、プリントされた文字は優れたエッジ明確さを
有していた。しかし、このコーティングは、タイプライ
ターのピンチローラーがコーティングの裏側上を通過す
る領域中にかすかな地肌濃度を示した。 重合体エマルションを含んで製造された本明細書の実施
例中に示した他のタイプライターリボンはこの欠点を示
さなかった。
【0048】
【実施例9】1オンスプラスチックジャー中で下記成分
、BASFポリエマルションろうOAの水性エマルショ
ン(実施例1Dで製造された水中ろうエマルション)5
g、Wax OAと菜種油とのエマルション(1:1比
、実施例1Jで製造された油含有水中ろうエマルション
)5g、希釈 BASF Poligen ASN エ
マルション(実施例7で製造された、固形分20重量%
の重合体エマルション)5g、WS215ろうの20重
量%水溶液(実施例6で調製されたレベリング剤)5g
、及び BASF Basoflex Black予備
分散顔料5gを混合した。混合物を激しく振り、次に実
施例8記載のように55ゲージポリエチレン上にコーテ
ィングしてタイプライティングのようなインパクトプリ
ンティングプロセスに用いるために適した単一打ち転写
要素を製造した。この調合物は均一で平らな、良く分散
したコーティングを形成し、ポリエチレン基体に良く接
着した。小試料を切り、コーティング面を下にしてXe
rox(登録商標)4024紙上にテープで張った。こ
の試料を IBM SelectricModel I
I タイプライター中に組み入れることによってプリン
ト品質を評価した。このコーティング膜は高い均一な濃
度(1.2光学濃度単位以上)を有する高品質文字をプ
リントし、スプラッター、欠失及びその他の欠陥はなか
った。基体からの剥離は完全であり、プリントされた文
字は優れたエッジ明確さを有しかつ非常に良好なスミア
抵抗を有していた。
【0049】
【実施例10】半分が直径6.35mm(1/4in.
)のステンレス鋼球で満たされた60ml の広口プラ
スチックジャーへ、Hoechst Wax E と 
Blandol鉱油とのエマルション(1:1比、実施
例1Kで製造された含油水中ろうエマルション)8g、
Durachem WaxWS215の20重量%水溶
液(実施例6で調製されたレベリング剤)4g、希釈 
BASF Poligen MV150(実施例7で調
製された重合体エマルション)8g、粉末状クレー (
Englehard KWW 等級、不活性充填剤) 
1.25g及び BASF Basoprint Bl
ack (固形分80重量%の非イオン性乳化剤中の予
備分散カーボンブラック)1.25gを添加した。得ら
れた混合物をボールミルで16時間粉砕して、良く分散
されたコーティング調合物を製造した。このコーティン
調合物を実施例8記載のように55ゲージポリエチレン
上に、#10巻線ロッド(公称コーティング厚:ウェッ
ト、0.0254mm(1.0ミル);ドライ、約0.
00762mm(0.3ミル))を用いて塗布してタイ
プライティングのようなインパクトプリンティングプロ
セスで使用するために適した単一打ち転写要素を製造し
た。この調合物は均一で平らな良く分散されたコーティ
ングを形成し、ポリエチレン基体へ良く接着した。小試
料を切り、コーティング面を下にして Xerox(登
録商標)4024紙上にテープで張った。次に、この試
料を IBM SelectricModel II 
タイプライター中に組み入れてプリント品質を評価した
。このコーティング膜は高い均一な濃度(1.2光学濃
度単位以上)を有する高品質文字をプリントし、スプラ
ッター、欠失及びその他の欠陥は無かった。基体からの
剥離は完全であり、プリントされた文字は優れたエッジ
明確性及び非常に良好なスミア抵抗を有していた。
【0050】
【実施例11】半分が直径6.35mm(1/4in.
)のステンレス鋼球で満たされた60ml のプラスチ
ックジャーに、Duroxon H111と鉱油とのア
ニオン性エマルション(1:1比、実施例1Lで製造さ
れた含油水中ろうエマルション)8g、WS215ろう
溶液(実施例6で調製されたレベリング剤)4g、希釈
Poligen MV150エマルション(実施例7で
調製された重合体エマルション)8g、Johns−M
anville Celite 577 ( 珪藻土か
ら得られた不活性充填剤)1.25g及び Basop
rint Black予備分散顔料2.5gを添加した
。得られた混合物を16時間ボールミル粉砕し、次いで
実施例8記載のように55ゲージポリエチレンフィルム
上へ塗布して厚約0.008128mm(0.32ミル
)のドライコーティングを形成させた。得られた転写要
素はタイプライティングのような単一打ちインパクトプ
リンティングプロセスに適していた。この調合物は均一
で平らな良く分散されたコーティングを形成し、ポリエ
チレン基体へ良く接着した。小試料を切り、コーティン
グ面を下にして Xerox(登録商標)4024紙上
にテープで張った。次に、この試料を IBM Sel
ectric Model II タイプライター中に
組み入れてプリント品質を評価した。転写要素コーティ
ング膜は高い均一な濃度(1.2光学濃度単位以上)を
有する高品質文字をプリントし、スプラッター、欠失及
びその他の欠陥は無かった。基体からの剥離は完全であ
り、プリントされた文字は優れたエッジ明確性及び非常
に良好なスミア抵抗を有していた。
【0051】
【実施例12】半分が6.35mm(1/4in.)直
径のステンレス鋼球で満たされた60ml のプラスチ
ックジャーに、Hoechst Wax E の非イオ
ン性エマルション(実施例2で製造された水中ろうエマ
ルション)5g、鉱油エマルション(実施例4で製造さ
れた水中油エマルション)5g、希釈Poligen 
MV160(実施例7で調製された重合体エマルション
)5g、WS215ろう溶液(実施例6で調製されたレ
ベリング剤)5g、John−Manville Ce
lite 577 (珪藻土から得られた不活性充填剤
物質)2g及び BASF Basoprint Bl
ack 予備分散顔料を1.25g添加した。かくして
得られた混合物を16時間ボールミルで粉砕し、得られ
た分散液を実施例8記載のように55ゲージポリエチレ
ンフィルム上へ塗布して厚さ約0.08128mm(0
.32ミル)のドライコーティング膜を形成させた。得
られた転写要素はタイプライティングのような単一打ち
インパクトプリンティングプロセスに適していた。この
調合物は均一で平らな良く分散されたコーティングを形
成し、ポリエチレン基体へ良く接着した。小試料を切り
、コーティング面を下にしてXerox(登録商標)4
024紙上へテープで貼った。次に、この試料をIBM
 Selectric ModelII タイプライタ
ー中へ組み入れてプリント品質を評価した。このコーテ
ィング膜は高い均一な濃度(1.2光学濃度単位以上)
を有する高品質文字をプリントし、スプラッター、欠失
及びその他の欠陥は無かった。基体からの剥離は完全で
あり、プリントされた文字は優れたエッジ明確性と非常
に良好なスミア抵抗を有していた。
【0052】
【実施例13】60ml のプラスチックジャー中で下
記成分:Duroxon H111及び鉱油のアニオン
性エマルション(1:1比、実施例1Hで製造された含
油水中ろうエマルション)8.0g、Durachem
WS215ろうの20重量%水溶液(実施例6で調製さ
れたレベリング剤)4g、 BASF Poligen
 ASN の20重量%エマルション(実施例7で調製
された重合体エマルション)8g及びBASF Bas
oflexブラック予備顔料2.5gを混合した。この
混合物を2分間激しく振り、次に、55ゲージポリエチ
レンフィルム上に、#10巻線ロッド(公称ウェットコ
ート厚0.0254mm(1ミル);ドライ厚約0.0
05588mm(0.22ミル))を用いて塗布し、コ
ーティングをホットエアブロワーでおだやかに加熱しな
がら乾燥させた。 得られた転写要素はタイプライティングのような単一打
ちインパクトプリンティングプロセスに適していた。こ
の要素は非常によく分散された顔料を含み、よくレベリ
ングされ、ピンホール、欠失又は他のコーティング欠点
を示さず、1.2光学濃度単位以上の均一な高い光学濃
度を示した。この転写要素を IBM Selectr
ic Model II 修正用タイプライター中に組
み入れ、プリントをつくるために用いた。この要素は高
光学濃度の良好な品質のプリントされた文字をつくり、
欠失、スプラッター及び他の欠陥は無かった。コーティ
ングのポリエチレンフィルムからの剥離は非常に完全で
あり、プリントされた文字は良く明確にされたエッジを
示した。スミア抵抗も優れていると判断された。この要
素で作られたプリントの“修正能”を、 Select
ricタイプライターで用いるために特別に供給されて
いる市販の“リフト・オフ”テープ(Barouch 
Eaton 製 KO. REC. TYPE Adh
esive LiftOff Tape,製品#LOT
−CS−11/37822及び Brown and 
Collett, Ltd.製 IBM Lift O
ff Tape, 製品#1136433)で評価した
。この要素で作ったプリントはタイプライターの修正キ
ーを用いて完全に又はほとんど完全に除去された。この
“修正能”は IBM Selectricプリンター
に用いられるために特別に供給されている他のリボン 
(KO. REC. TYPE KFR 150 Hi
gh Yield Correctable Film
 Ribbonand IBM High Yield
 Collectable Ribbon For S
ellectric II Typewriters)
 で得られる修正能と匹敵又はそれより優れていると判
断された。
【0053】
【実施例14】60ml のプラスチックジャーに、H
oechst Wax E と鉱油との1:1混合物の
アニオン性エマルション(実施例1Kで製造された含油
水中ろうエマルション)8g、希釈(固形分20重量%
) Poligen MV 160(実施例7で調製さ
れた重合体エマルション)8g、Durachem W
axWS215の20重量%水溶液(実施例6で調製さ
れたレベリング剤)4g及び BASF Basofl
ex Black予備分散顔料2.5gを添加した。ジ
ャーを3分間振盪することによってこの混合物を完全に
混合した。 かくして得られたコーティング調合物を55ゲージポリ
エチレンフィルム上へ、#10巻線ロッド(公称ウェッ
ト膜厚:0.0254mm(1ミル);ドライコート厚
:約0.005588mm(0.22ミル))を用いて
塗布し、次いでコーティングを室温で乾燥させた。得ら
れた転写要素はタイプライティングのような単一打ちイ
ンパクトプリンティングプロセス用に適していた。この
要素は非常に良く分散された顔料を含み、よくレベリン
グされており、ピンホール、欠失又は他のコーティング
欠陥が無く、1.2光学濃度単位以上の均一で高い光学
濃度を示した。この転写要素を IBM Select
ric修正用タイプライター中に組み入れ、プリント作
成に用いた。この要素は高い光学濃度を有し、欠失、ス
プラッター及び他の欠陥の無い良好な品質のプリントさ
れら文字を形成した。ポリエチレン基体からのコーティ
ングの剥離は非常に完全であり、プリントされた文字は
良く明確にされたエッジを示した。スミア抵抗も優れて
いると判断された。この要素で作られたプリントの“修
正能”を、 Selectricタイプライターで使用
するために特別に供給されている多数の市販“リフト・
オフ”テープで評価した。この要素で作られたプリント
はタイプライターの修正キーを用いることによって完全
に又はほとんど完全に除去された。この“修正能”は 
IBM Selectricタイプライターに用いるた
めに特別に供給されている他のリボンで得られる修正能
と匹敵又はより優れていると判断された。
【0054】
【実施例15】半分が直径6.35mm(1/4in.
)ステンレス鋼球で満たされている125ml ジャー
へ、Hoechst WaxE の非イオン性エマルシ
ョン(実施例2で製造された水中ろうエマルション)5
g、実施例7記載のように固形分20重量%に希釈され
たBASF Poligen MV 150、10g、
Durachem WS 215ろうの20重量%水溶
液(実施例6で調製されたレベリング剤)1g、Joh
ns−Manville Celite 577 ( 
珪藻土から得られた不活性充填剤)1.0g、及び B
ASF Basoprint Black予備分散顔料
1.25gを添加した。かくして得られた混合物を実験
室用ボールミルで23時間処理し、得られた分散液を次
に55ゲージポリエチレン上に#10巻線ロッドを用い
て塗布し、公称ドライコーティング厚約0.00660
4mm(0.26ミル)のコーティングを形成した。得
られた転写要素はタイプライティングのような単一打ち
インパクトプリンティングプロセスに適していた。この
要素は非常に良く分散された顔料を含み、良くレベリン
グされており、ピンホール、欠失や他のコーティング欠
陥を示さず、かつ1.2光学濃度単位以上の均一で高い
光学濃度を示した。この転写要素を IBMSelec
tric II 修正用タイプライター中へ組み入れ、
プリント作成に用いた。この要素は高い光学濃度を示し
かつ欠失、スプラッター及び他の欠陥の無い良好な品質
のプリントされた文字を生成した。コーティングのポリ
エチレンフィルム基体からの剥離は極めて完全であり、
プリントされた文字は充分に明確にされたエッジを示し
た。この要素で作られたプリントの“修正能”を Se
lectricタイプライター用に特別に供給されてい
る多数の市販“リフト・オフ”テープで評価した。この
要素から作られたプリントはタイプライターの修正キー
を用いることによって完全に又はほとんど完全に除去さ
れた。この“修正能”は IBM Selectric
タイプライター用に特別に供給されるている他のリボン
によって得られる修正能と匹敵又はそれより優れている
と判断された。
【0055】
【実施例16】半分が直径6.35mm(1/4in.
)のステンレス鋼球で満たされている125ml のプ
ラスチックジャー中で、下記の成分:鉱油の非イオン製
エマルション(実施例4で製造された水中油エマルショ
ン)5g、カルナウバろうの20重量%アニオン性エマ
ルション(実施例1Cで製造された水中ろうエマルショ
ン)5g、希釈 BASF Poligen MV16
0(実施例7で調製された重合体エマルション)10g
、DurachemWS215ろうの20重量%溶液(
実施例6で調製されたレベリング剤)1g、 Celi
te 577 ( 珪藻土から得られた不活性充填剤)
2.0g及び BASF Basoprint Bla
ck 予備分散顔料1.94gを混合した。かくして得
られた混合物をボールミルで約20時間処理して34.
5重量%の全固形分を有する微細分散液を得た。この混
合物を55ゲージポリエチレン上に#6巻線ロッド(ウ
ェットコーティング厚0.01524mm(0.6ミル
)、およそのドライコート厚0.005334mm(0
.21ミル)を用いて塗布した。得られた転写要素はタ
イプライティングのような単一打ちインパクトプリンテ
ィングプロセス用に適していた。この要素は非常に良く
分散された顔料を含み、良くレベリングされており、ピ
ンホール、欠失又は他のコーティング欠陥が無く、かつ
1.2光学濃度単位以上の均一で高い光学濃度を示した
。この転写要素を IBM Selectric II
 修正用タイプライター中へ組み入れた。この要素は高
い光学濃度を示しかつ欠失、スプラッター又は他の欠陥
の無い良好な品質のプリントされた文字を生成した。コ
ーティングのポリエチレンフィルム基体からの剥離は非
常に完全であり、プリントされた文字は充分に明確なエ
ッジを示した。スミア抵抗も優れていると判断された。 この要素で作られたプリントの“修正能”を Sele
ctricタイプライター用に特別に供給されている多
数の市販の“リフト・オフ”テープで評価した。この要
素から作られたプリントはタイプライターの修正キーを
用いることによって完全に又はほとんど完全に除去され
た。この“修正能”は IBMタイプライター用に特別
に供給されるている他のリボンで得られる修正能と匹敵
又はそれより優れていると判断された。
【0056】
【実施例17】125ml のプラスチックびんへ、非
イオン性Hoechst Wax E エマルション(
実施例2で製造された水中ろうエマルション)5g、鉱
油エマルション(実施例4で製造されたエマルション)
5g、20重量%固形分に希釈された BASF Po
ligen MV160(実施例7で調製された重合体
エマルション)10g、John−Manville 
Celite 577(珪藻土から得られた不活性充填
剤)2g及び BASF Basoprint Bla
ck 予備分散カーボンブラック顔料1.88gを添加
した。かくして得られた混合物をボールミルで20時間
処理した後、55ゲージポリエチレンフィルム上へ、#
10巻線ロッドを用いてドライ厚約0.00889mm
(0.35ミル)に塗布した。得られた転写要素はタイ
プライティングのような単一打ちインパクトプリンティ
ングプロセス用に適していた。この要素は非常に良く分
散された顔料を含み、良くレベリングされており、ピン
ホール、欠失又は他のコーティング欠陥が無く、1.2
光学濃度単位以上の均一で高い光学濃度を示した。この
転写要素を IBMSelectric II 修正用
タイプライター中へ組み入れ、プリント作成に用いた。 この要素は高い光学濃度を示しかつ欠失、スプラッター
及び他の欠陥の無い良好な品質のプリントされた文字を
生成した。コーティングのポリエチレンフィルム基体か
らの剥離は極めて完全であり、プリントされた文字は充
分に明確なエッジを示した。スミア抵抗も優れていると
判断された。この要素で作られたプリントの“修正能”
を Selectricタイプライター用に特別に供給
されている多数の市販の“リフト・オフ”テープで評価
した。この要素から作られたプリントはタイプライター
の修正キーを用いることによって完全に又はほとんど完
全に除去された。この“修正能”は IBMSelec
tricタイプライター用に特別に供給されている他の
リボンで得られる修正能と匹敵又はそれより優れている
と判断された。
【0057】
【実施例18】半分が直径6.35mm(1/4in.
)のステンレス鋼球で満たされている125ml のプ
ラスチックジャーに、カルナウバろうのアニオン性エマ
ルション(実施例1Cで製造された)40g及び BA
SF Basoflex Black顔料( 水中に分
散された40重量%カーボンブラック)5gを添加し、
このジャーを16時間ロールミル処理した。得られた分
散液を、次に、一方の面が金属アルミニウムの薄膜(約
0.2μm)で被覆されている厚さ0.0127mm(
1/2ミル)幅203.2mm(8in) Mylar
(登録商標)ポリエステルフィルムシートの金属化され
ていない面上へ#20巻線ロッド(公称ウェットコーテ
ィング厚約0.0508mm(2ミル)、ドライ厚約0
.01016mm(0.4ミル)) を用いて塗布した
。このコーティングを室温で乾燥して濃厚でスムースで
均一なコーティングを得た。この被覆基体の304.8
mm(12in) 試料を Diablo EPM−A
PI Thermal Transfer Print
erのインクドナーフィルムロール中に接合(spli
ced)してプリンターの内部テストパターンをXer
ox(登録商標)4024紙上にプリントした。
【0058】得られた画像は高光学濃度(1.2光学濃
度単位以上)であり、加熱領域内の基体フィルムからコ
ーティングが完全に除去されていた。プリントされた文
字の顕著な汚れを生じさせるにはひどくこすらなければ
ならない点で、フィンガースミア抵抗は優秀であると判
断された。プリントシートは非像領域中に何らの地肌濃
度も示さなかった。
【0059】しかし、コーティングは幾分脆く、基体フ
ィルムにしわを寄せたとき容易に亀裂を生じた。幾つか
の文字及び線のエッジが肉眼でも著しくぎざぎざしてい
た。さらに、コーティングは比較的容易に基体からフレ
ークとして剥がれる傾向があった。これらの欠点は、コ
ーティング調合物中に油エマルション及び重合体エマル
ションが無いためと思われる。
【0060】
【実施例19】半分が直径6.35mm(1/4in.
)のステンレス鋼球で満たされている125ml のプ
ラスチックジャーに、Hoechst Wax E の
非イオン性エマルション(実施例2記載のようにして製
造された20重量%ろうエマルション)10g、鉱油の
非イオン性エマルション(実施例4記載のようにして製
造された20重量%固形分のエマルション)10g、2
gのJohn−Manville Celite 57
7、及び BASF Basoprint Black
 予備分散顔料1.25gを添加した。混合物を約16
時間ボールミル粉砕し、得られた分散液を55ゲージポ
リエチレンフィルム上へ、#10巻線ロッド(ウェット
厚約0.0254mm(1ミル)、ドライ厚約0.00
762mm(0.3ミル))を用いて塗布した。乾燥コ
ーティングを約25.4mm×50.8mm(1in×
2in)サイズの試料片に切り、これらの4枚の試料片
をカーボン紙のように5枚のXerox(登録商標)4
024紙間に面を下にしてサンドイッチした。 サンドイッチ層の最上層シートに中程度のボールペンで
常圧を用いて書くことによって下にある4層のすべてに
最上層の良好な複写が得られた。しかし最下位シート上
では幾分光学濃度が減少した。この被覆フィルムはカー
ボン紙として有用であるが、2つの大きな欠点がある。 コーティングは、光学濃度は高いが、透過光を通して被
覆フィルムを見たとき引き下ろしの長さ方向に光学濃度
の異なる縞が明らかに見える点で均一でなかった。
【0061】第2には、転写画像を指でこすったとき、
僅かに汚れが見られた。この両方の欠点はコーティング
調合物中に重合体エマルション及びレベリング剤が無い
ことによるものと思われる。以上に示した情報を見た後
、当業者には本発明の他の実施態様及び変更が心に浮か
ぶかも知れない。これらの実施態様及び変更並びにこれ
らの等価物も本発明の範囲内に含まれる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水中ろうエマルション、油、水性重合
    体エマルション、着色剤、随意の水溶性レベリング剤及
    び随意の不活性充填剤を含みかつ揮発性有機化合物を実
    質的に含まない水ベースの転写要素コーティング調合物
  2. 【請求項2】  (1)水中ろうエマルションを製造す
    る工程、(2)水性重合体エマルションを製造する工程
    、(3)水中ろうエマルション及び水性重合体エマルシ
    ョンを着色剤及び油と混合して揮発性有機化合物を実質
    的に含まない水性コーティング調合物を生成させる工程
    、(4)該コーティング調合物を基体上へ塗布する工程
    、及び(5)基体上のコーティング調合物を乾燥して水
    を除去する工程を含む転写要素製造法。
JP3301958A 1990-11-23 1991-11-18 転写要素製造用コーティング調合物 Withdrawn JPH04272891A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/617,229 US5126390A (en) 1990-11-23 1990-11-23 Coating formulations for the preparation of transfer elements
US07/617229 1990-11-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04272891A true JPH04272891A (ja) 1992-09-29

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