JPH04272608A - 誘電体薄膜の製造方法 - Google Patents

誘電体薄膜の製造方法

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JPH04272608A
JPH04272608A JP5351191A JP5351191A JPH04272608A JP H04272608 A JPH04272608 A JP H04272608A JP 5351191 A JP5351191 A JP 5351191A JP 5351191 A JP5351191 A JP 5351191A JP H04272608 A JPH04272608 A JP H04272608A
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thin film
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dielectric constant
ion beam
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新太郎 山道
Toshiyuki Sakuma
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体薄膜の製造方法に
関し、特に屈折率や誘電率を膜厚方向に自由に変化させ
ることのできる誘電体薄膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信の発達とそのシングルモ
−ド化に伴って、光通信システムに必須となる光スイッ
チや光変調器などの光集積回路も一段と重要性を増して
きている。なかでも誘電体薄膜を光の導波層として用い
るハイブリッド型や、半導体基板にバッファ層を設け、
その上に誘電体薄膜の光導波路を作製する準ハイブリッ
ド型の光集積回路は、導波路材料を光源や検出器とは別
に自由に選択でき最適化できるという点で有利であり、
現在盛んに開発が行われている。従来の光導波路として
代表的なものは2種類あり、その1つは、基板にLiN
bO3単結晶を用い、表面にTiを拡散させたり、Li
をH+と交換することで導波路層としたグレ―デッド型
導波路で、別の1つは、ガラス基板や、あるいはSi基
板上にバッファ層としてSiO2層を設けた基板の上に
、ZnOなどの誘電体薄膜を形成したステップ型光導波
路である。LiNbO3単結晶を用いた導波路に関して
は、ジャ−ナル・オブ・アメリカン・セラミクス・ソサ
イアティ( Journal of American
 Ceramics Society )第72巻,8
号,1311〜1321頁に開示されている。  ステ
ップ型導波路は基板上に薄膜を作製するだけで導波路を
形成できるという点で作製が容易であり、導波光を外部
から制御するとき効率が高い等の利点を有するが、基板
あるいはバッファ層などの導波路下層部の屈折率が導波
路部分よりも小さいことが必要で、導波路材料に対して
基板材料を選択するときに制限がある。また、基板と導
波路薄膜との界面がフラットでないと光の散乱が生じ導
波損失が増加するため、界面を厳密に制御してフラット
にすることが要求される。また、従来の技術では、Li
NbO3やSrTiO3などの誘電体の薄膜において成
膜時の基板温度を変化させることで誘電率を変化させる
ことができるという報告があるが、その誘電率や屈折率
は膜厚方向に一定である。一方、グレ−デッド型導波路
は不純物拡散やイオン交換によって導波路層を形成する
ため、屈折率が徐々に変化し、したがって導波光が界面
の乱れによって散乱されることも少なく、導波損失は抑
えられるという利点を持つ。しかしながら、高温での熱
プロセスが必要なため、電子集積回路も含めた集積化に
おいて熱処理温度に上限がある。また、材料によっては
不純物拡散やイオン交換により屈折率を増加させること
ができないものもある点が問題である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような特徴を有
するグレ−デッド型導波路材料であるLiNbO3を薄
膜化する試みはこれまでもなされている。しかしながら
、導波路部分のLiNbO3の屈折率は膜厚方向に一定
であり、SiなどのLiNbO3より高い屈折率の基板
上にLiNbO3薄膜を作製すると導波は起こらない。 このような場合、もし薄膜形成時に膜厚方向に誘電率を
変化させ、表面ほど屈折率が高くなるような誘電体薄膜
ができれば、任意の基板上に誘電体の光導波路を作製で
きる。また屈折率のプロファイルも任意に制御できるの
で、光の閉じ込めに最も適した屈折率分布を得ることも
できる。しかしながら、従来は薄膜作製時の基板温度を
変化させて誘電率や屈折率を変化させていたので、制御
性に乏しく、ステップ状に変化させるといった高速応答
が期待できなかった。また、高い誘電率や屈折率を得る
ためには高い基板温度が必要で、プロセスの低温化が図
れないという欠点があった。本発明の目的は、高温での
熱プロセスを必要とせずに、誘電体薄膜の屈折率や誘電
率を膜厚方向に自由に変化させることができ、従って任
意の基板上に光導波路を形成することの可能な誘電体薄
膜の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、タ−ゲットに
化学式がABO3で表され、それぞれAとしてBa,S
r,Pb,La,Liの少なくとも1種以上、Bとして
Zr,Ti,Ta,Nbの少なくとも1種以上を含む材
料、あるいはBi4Ti3O12、あるいはZnOを用
い、イオンビ―ムスパッタ法でスパッタ粒子の加速電圧
を変化させることにより、誘電率あるいは屈折率が膜厚
方向に変化する誘電体薄膜を任意の基板上に形成する工
程を備えたことを特徴とする誘電体薄膜の製造方法であ
る。
【0005】
【作用】本発明は、誘電体薄膜を製造するのにイオンビ
―ムスパッタ法を用い、スパッタ粒子のエネルギ−を加
速電圧を変化させることで、粒子束の密度とは独立に変
化させる。この結果、低い基板温度で誘電体薄膜の屈折
率や誘電率を膜厚方向に自由に変化させ、任意の基板上
に光導波路を形成することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 実施例1 図1は、タ−ゲットにSrTiO3焼結体を用い、イオ
ンビ―ムスパッタ法によりサファイア基板上に作製した
SrTiO3薄膜の、誘電率と屈折率のイオンビ―ムの
加速電圧に対する関係を示す。誘電率は10kHz、屈
折率は波長6328オングストロ―ムでの値である。基
板温度は430℃、SrTiO3の膜厚は約100nm
、イオンビ―ム電流は41mAで、O2ガスを5scc
m流しながら、真空度2×10−4torrで成膜した
結果である。従来の方法では誘電率は薄膜作製時の基板
温度にのみ依存して変化するだけであって、同一基板温
度でこのように誘電率が変化するという報告はない。屈
折率も誘電率と同様に加速電圧に対してほぼ比例して増
加する。イオンビ―ムの加速電圧を変化させるのは非常
に簡単であり、成膜時間に対しステップ状に変化させた
り、徐々に変化させたりとプログラミングすることも可
能である。従って、SrTiO3薄膜の屈折率や誘電率
を膜厚方向に自由に制御性良く変化させることができる
。また、低基板温度で従来得られなかった高い誘電率も
得られる。
【0007】実施例2 図2は、Si基板上にSrTiO3薄膜を直接成膜した
光導波路の断面図と屈折率の説明図である。このSrT
iO3薄膜の屈折率は、同図に示すように膜厚方向に変
化しており、Si基板との界面では小さく、表面に近づ
くにしたがって大きくなっている。このような薄膜を形
成するには、成膜初期の加速電圧は小さくして、しだい
に大きくしてゆけば良い。その結果、SrTiO3薄膜
の表面で光の閉じ込めが生じ、基板として屈折率の高い
Siを用いているにも関わらず光導波が生じる。従って
、Siなどの半導体基板を用いたときの誘電体光導波路
にみられるSiO2等のバッファ層なしに導波路が形成
でき、構造が単純になった。また、導波損失もTE0モ
―ド、波長6328オングストロ―ムにおいて、1dB
/cm以下の十分小さな値となった。
【0008】実施例3 図3は、Si基板上にLiNbO3薄膜を形成し、その
上部に櫛形のAl電極を形成した光変調器の断面図と屈
折率の説明図である。LiNbO3薄膜の屈折率は同図
に示すように膜の中央部が高く、基板やAl電極との界
面では小さくなっている。従って、LiNbO3薄膜内
に導入された光は、最も屈折率の高い層を伝搬する。従
来このような誘電体光変調器を作製するときには、上部
電極との間にもSiO2層などのバッファ層を用いなけ
ればいけない場合もあったが、本発明によりその必要は
なくなった。櫛形電極にDCパルスを印加した時、電極
直下を導波するTE0モ−ド、TM0モ−ドのいずれの
導波光も回折されることを確認した。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば誘
電体薄膜の屈折率や誘電率を膜厚方向に自由に変化させ
ることができるので、任意の基板上にバッファ層なしに
光導波路を形成でき、構造が単純化される。また、低基
板温度で形成できるので、プロセスの低温化が達成され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】SrTiO3薄膜の誘電率および屈折率に対す
るイオンビ―ム加速電圧依存性を示した図である。
【図2】本発明によるSi基板上のSrTiO3薄膜光
導波路の断面図と屈折率の説明図である。
【図3】本発明によるSi基板上のLiNbO3薄膜光
導波路を用いた光変調器の断面図と屈折率の説明図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  タ−ゲットに化学式がABO3で表さ
    れ、それぞれAとしてBa,Sr,Pb,La,Liの
    少なくとも1種以上、BとしてZr,Ti,Ta,Nb
    の少なくとも1種以上を含む材料、あるいはBi4Ti
    3O12、あるいはZnOを用い、イオンビ―ムスパッ
    タ法でスパッタ粒子の加速電圧を変化させることにより
    、誘電率あるいは屈折率が膜厚方向に変化する誘電体薄
    膜を任意の基板上に形成する工程を備えたことを特徴と
    する誘電体薄膜の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0855515A (ja) * 1994-08-11 1996-02-27 Agency Of Ind Science & Technol チタン酸鉛系誘電体薄膜
JPH11236666A (ja) * 1998-02-25 1999-08-31 Murata Mfg Co Ltd 成膜装置、および誘電体膜の製造方法
JP2009249689A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Toyota Motor Corp リチウム複合酸化物薄膜の製造方法、及び、電極体の製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63266061A (ja) * 1987-04-23 1988-11-02 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 多元素スパツタ薄膜の製造方法及びスパツタ装置

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