JP2003021850A - 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

導波路型光制御デバイスおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2003021850A
JP2003021850A JP2001204721A JP2001204721A JP2003021850A JP 2003021850 A JP2003021850 A JP 2003021850A JP 2001204721 A JP2001204721 A JP 2001204721A JP 2001204721 A JP2001204721 A JP 2001204721A JP 2003021850 A JP2003021850 A JP 2003021850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive layer
waveguide
optical
optical waveguide
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001204721A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Watabe
雅夫 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Xerox Lightwave Technologies Co Ltd
Original Assignee
Fuji Xerox Lightwave Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Lightwave Technologies Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Lightwave Technologies Co Ltd
Priority to JP2001204721A priority Critical patent/JP2003021850A/ja
Publication of JP2003021850A publication Critical patent/JP2003021850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路中の光伝搬損失を増加させることな
く、スイッチング電圧が低い導波路型光制御デバイスお
よびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも、電気光学効果を有する強誘
電体からなる光導波路と、前記光導波路に接して設けた
制御用電極を有する導波路型光制御デバイスにおいて、
前記制御用電極が、吸光係数が2000より小さい上部
導電層と強誘電体光導波路との界面において電気的障壁
を形成しない光透過性の下部導電層を積層した制御用電
極であることを特徴とする導波路型光制御デバイス、お
よび上部および下部導電層を、密度が90%以上のター
ゲットを用いるスパッタリング法により形成する導波路
型光制御デバイスの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路素子の構
造およびその製造方法に関し、詳しくは、強誘電体から
なる光導波路に接触して透明導電電極が形成された導波
路型光制御デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】導波路型光制御デバイスには、音響工学
効果を利用したもの(C.S.Tsai and P.L
e, Appl. Phys. Lett. Vol 60
(1992) 431.)の他に、電気光学効果を用い
たものが存在する。電気光学効果を利用した光制御デバ
イスは、Pb1-xLax(Zr1-yTiy1-x/43,Li
NbO3、KNbO3等の強誘電体上に電極を形成し電圧
を印可することにより光導波路中の屈折率を変化させ
る。かかる光制御デバイスとしては、従来、プリズム偏
向素子(A.Yariv,New York,Rin e
h art and Winston(1991)33
6.)や、Ti拡散導波路やプロトン交換光導波路を作
製したLiNbO3ウェハーを用いて形成したドメイン
反転光偏向素子(Q.Chen, et.al.,J.
Lightwave Tech.Vol.12(199
4)1401)やプリズム型電極偏向素子(特開昭62
−47627)等いくつか提案されている。更には、電
気光学結晶の一部領域に所定の電界を形成する一対の電
極によりコヒーレント光を偏向する光制御素子(特開平
5−134275号公報)、電気光学結晶上に装荷型ク
ラッド層と電極を形成することで光の偏向分離やスイッ
チングを行う光制御素子(特開平5−281583公
報)が開示されている。前記特開平5−134275号
公報および特開平5−281583公報に記載の光制御
素子における電極の材料として金属を用いると、光導波
路上に積層した金属層により導波光の一部が吸収される
という問題が生じる。導波光には導波路面に電界の方向
が平行なTEモード光と垂直なTMモード光の二つがあ
るが、特にTMモード光に関して、この金属による伝搬
損失が大きくなる。
【0003】この伝搬損失の問題に対し、特開平4−3
4419号公報には、光導波路を伝搬する光が電極(上
部電極)の金属層に吸収されるのを防ぐために、上部電
極を透明導電材料から形成し、また上部電極と光導波路
の間にバッファ層を形成し、かつ、該バッファ層を薄膜
化することが提案されている。バッファ層を薄膜化する
理由は、一般にバッファ層は光導波路が設けられる結晶
基板に比べて誘電率がかなり小さく、電界がバッファ層
に集中し、その結果スイッチング電圧が上昇するので、
バッファ層を薄膜化することによりスイッチング電圧の
上昇を防止するためである。しかし、バッファ層を薄膜
化しても、依然として、電界がバッファ層に集中するこ
とは避けられないため、スイッチング電圧を有効に低減
させることは困難であった。
【0004】前記の伝搬損失とスイッチング電圧の2つ
の点を有効に解決するためには、上部電極の材料とし
て、光吸収係数が小さくかつ光導波路に対して低い屈折
率を持つ透明導電材料を用いて、電極による伝搬損失を
著しく低減すると同時に、導波路へ印可される実効電圧
の低下を防止する方法が考えられる。しかしながら、十
分に低い吸収係数を持つ透明導電材料からなる上部電極
を、光導波路を形成する強誘電体上に設けた場合、キャ
リア濃度が低減される等の理由により強誘電体との界面
に電気的障壁が現れ、良好なコンタクトが形成されず電
気的特性および電気光学特性に大きく影響を与えること
が判明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑みて為されたものであり、その目的は、光導波路中
の光伝搬損失を増加させることなく、スイッチング電圧
が低い導波路型光制御デバイスおよびその製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の導波
路型光制御デバイスおよびその製造方法を提供すること
により達成される。 (1)少なくとも、電気光学効果を有する強誘電体から
なる光導波路と、前記光導波路に接して設けた制御用電
極を有する導波路型光制御デバイスにおいて、前記制御
用電極が、吸光係数が2000より小さい上部導電層と
強誘電体光導波路との界面において電気的障壁を形成し
ない光透過性の下部導電層を積層した制御用電極である
ことを特徴とする導波路型光制御デバイス。 (2)前記制御用電極の2つの導電層が、酸化インジウ
ムに錫または酸化錫を添加した材料からなることを特徴
とする前記(1)に記載の導波路型光制御デバイス。
【0007】(3)前記上部導電層は、酸化インジウム
中の錫または酸化錫濃度が10質量%以下であり、かつ
下部導電層よりも錫または酸化錫濃度が多いことを特徴
とする前記(1)または(2)に記載の導波路型光制御
デバイス。 (4)前記上部導電層の膜厚は10nm以上5μm以下
であり、下部導電層の膜厚は100nm以下であること
を特徴とする前記(1)ないし(3)のいずれか1に記
載の導波路型光制御デバイス。 (5)少なくとも、電気光学効果を有する強誘電体から
なる光導波路の上に、強誘電体光導波路との界面におい
て電気的障壁を形成しない光透過性の下部導電層と、吸
光係数が2000より小さい上部導電層とを順次積層し
て、制御用電極を設ける導波路型光制御デバイスの製造
方法であって、前記上部導電層および下部導電層を、密
度が90%以上のターゲットを用いるスパッタリング法
により形成することを特徴とする導波路型光制御デバイ
スの製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の導波路型光制御デバイス
は制御用電極として、2つの導電層すなわち、吸光係数
が2000より小さい上部導電層(以下において単に
「上部導電層」ということがある。)と、強誘電体光導
波路との界面において電気的障壁を形成しない光透過性
の下部導電層(以下において単に「上部導電層」という
ことがある。)を、下部導電層が光導波路に接するよう
に積層したものである。本発明の導波路型光制御デバイ
スは、電極をこのような積層構造としたために、光導波
路を通る光の伝搬損失を少なくすることができるととも
に、スイッチング電圧(駆動電圧)を有効に低下させる
ことができる。
【0009】図を用いて、本発明の導波路型光制御デバ
イスについて説明する。図1は本発明の導波路型光制御
デバイスの一例を示す斜視図である。図1中、10は導
波路型光制御デバイス、12は下部電極としても機能す
る単結晶基板であり、単結晶基板12の上に、2つの円
形レンズ14a,14bが設けられ、単結晶基板12と
円形レンズ14a,14bを覆うように光導波路層16
が設けられている。光導波路層16の上には、プリズム
型の制御用電極22が設けられ、制御用電極22は上部
導電層23aと下部導電層23bから構成されている。
光制御デバイスの入射側にはチャンネル型光導波路24
a、24bおよび24cが設けられ、出射側にはチャン
ネル型光導波路28a、28bおよび28cが設けられ
ている。また、単結晶基板12と制御用電極の間に電圧
を印加する電圧印加手段29が設けられている。
【0010】この導波路型光制御デバイスを用い、チャ
ンネル導波路24bの端面から、集光したレーザービー
ムを出射させると、レーザー光は光導波路層16内で発
散し、円形レンズ14aを通過してコリメートされる。
下部電極でもある単結晶基板12と制御用電極22との
間に電圧を印可しない場合には、コリメートされたレー
ビームは、実線で示す通り、二つ目の円形レンズ14b
を通過して集光され、チャンネル導波路28bの端面を
通って出射する。一方、単結晶基板12と制御用電極2
2との間に電圧を印可する場合には、電気光学効果によ
って、光導波路層16のうち制御用電極22が接触する
部分とそれ以外の部分において屈折率差が生じ、破線で
示す通り、レーザービームは偏向される。偏向されたレ
ーザービームは二つめの円形レンズ14bを通過すると
集光されて、チャンネル導波路28cの端面を通って出
射する。このように制御用電極をスイッチングすること
により、レーザビームを偏向させることができる。
【0011】また、図2に、Y分岐型チャンネル光導波
路を設けた光制御デバイスの一例を示す。図2中、30
は光制御デバイス、32は下部電極としても機能する単
結晶基板であり、34は単結晶基板32の上に設けたバ
ッファ層、36はバッファ層34の上に設けた光導波路
層、40は光導波路層36に形成されたY分岐型チャン
ネル光導波路、42aおよび42bはY分岐型チャンネ
ル光導波路をスイッチングするための制御用電極であ
る。44、46および48は、チャンネル光導波路の入
射端または出射端である。また、50aおよび50bは
制御用電極42aおよび42bと単結晶基板32の間に
電圧を印加する電圧印加手段である。前記光制御デバイ
ス30において、下部電極でもある単結晶基板32と制
御用電極42aとの間に電圧を印可し、単結晶基板32
と制御用電極42bとの間には電圧を印可しないと、電
気光学効果によって、Y分岐型チャンネル光導波路40
のうち電圧が印加されているチャンネルと、電圧が印可
されていないチャンネルとの間で屈折率差が生じ、その
結果、チャンネル導波路の端面48からは出射されなく
なり、端面46からのみ出射し、光のスイッチングが行
われる。
【0012】(制御用電極)次に、本発明の制御用電極
およびその製造方法について説明する。本発明の制御用
電極は、上部導電層と下部導電層を積層した構造を有す
る。上部導電層は吸光係数(波長領域400〜2000
nm)が2000以下の光吸収が少ない導電層である。
特に光通信に用いる赤外領域(1400〜1800n
m)の吸光係数が1000以下のものが好ましい。ま
た、下部導電層は、強誘電体光導波路との界面において
電気的障壁を形成しない光透過性導電層である。下部導
電層は、導電率が10-5〜10-1Ωcm程度のものが好
ましい。制御用電極に用いられる材料としては、SnO
2にSb、Zn、またはこれらの酸化物、またはF等を
添加したもの、In23にSb、Zn、Sn、Si、G
e、またはこれらの酸化物、またはF等を添加したも
の、ZnOにAl、Ga、In、Ge、またはこれらの
酸化物等を添加したもの、InGaO2、MgIn
24、CdO、CdSnO4、CdGaO4、Cd2Sn
4等の無機材料や有機材料での透明導電材料が用いら
れる。また、Pd、Pt、Al、Au、Ag、Ti、T
a、In、Ni、Ga、Cu、Cr、Mo等の金属も極
薄膜とすることで透過性を持たせた導電膜として用いる
こともできる。
【0013】加工の容易性の観点からは、上部導電層と
下部導電層を同様な材料で作製することが好ましいが、
上記の材料はその添加成分(たとえばSnO2に対して
は、Sb、Zn、またはこれらの酸化物、またはF等)
の添加量を調節することにより、上部導電層と下部導電
層の光吸収性(特に光通信に用いる赤外領域の光)と導
電性を制御することが可能である。一般的に、前記添加
成分を多くすると、導電層の導電率が高くなる一方光吸
収性は増し、反対に、前記添加成分を少なくすると、導
電率が低くなる一方光吸収が小さくなる。したがって、
上部導電層では添加成分を10〜0質量%、好ましくは
1〜5質量%程度、下部導電層では添加成分を3〜20
質量%、好ましくは5〜10質量%程度とし、かつ、上
部導電層より下部導電層の添加成分を多くすることによ
り、所望の性質をもつ上部および下部導電層を容易に作
製することができる。また、添加成分の添加量は、各導
電層に要求される光透過性および導電率によって適宜定
めることができる。さらに、下部導電層において、導電
性が増すと同時に光吸収も増すが、これに対しては、下
部導電層の膜厚を小さくすることにより光透過性を大き
くさせることが可能である。このように添加成分の量を
変えることにより上部および下部導電層を形成するだけ
でなく、全く異なる材料で上部導電層と下部導電層を構
成することができることは勿論である。
【0014】また、上部導電層の膜厚は10nm〜5μ
m、好ましくは100nm〜1μmが、パターン形成性
や導電性の点からみて適切である。下部導電層の膜厚は
1〜100nm、好ましくは10〜50nm程度が、光
透過性、電気的特性改善の点からみて適切である。
【0015】前記電極材料のうち、酸化インジウムに錫
または酸化錫を添加した材料(ITO)は、光導波路と
の屈折率差、光透過率、導電率、または加工性の容易さ
から、最も望ましい。ITOを用いて形成した薄膜で
は、材料中の錫濃度を変化させることにより、光吸収率
(特に光通信領域で用いられる赤外領域でのもの)を変
化させることが可能で、同時にその導電性も制御するこ
とができる。上部導電層では、錫の濃度を10質量%以
下、望ましくは5質量%以下程度とすることにより、光
吸収性が小さい薄膜を形成することができる。また、下
部導電層は、上部導電層よりも錫または酸化錫の濃度を
高くし、その場合膜厚を上部導電層より薄くすることが
好ましい。このような上部および下部導電層を積層した
制御用電極を用いることにより、導波路型光制御デバイ
スにおいて、電気的障壁の無いコンタクトを持った良好
な電気特性を得ることができる。
【0016】これらの上部および下部導電膜を形成する
方法としては、電子ビーム蒸着、フラッッシュ蒸着、イ
オンプレーティング、R−Fマグネトロン・スパッタリ
ング、イオン・ビーム・スパッタリング、レーザー・ア
ブレーション、MBE(分子線エピタキシャル)、CV
D(気相成長法)、プラズマCVD、MOCVD(有機
気相成長法)などの気相法、ゾルゲル法、およびMOD
法などのウェット・プロセスのいずれの方法も用いるこ
とができるが、スループットを上げることができ、平滑
な膜を効率良く得られる点で、スパッタリング法を用い
ることが好ましい。
【0017】スパッタリング法を用いる場合に、安定し
て良好な特性を得る為には、ターゲットの密度を90%
以上にすることが好ましい。特に電極材料として酸化イ
ンジウムに錫または酸化錫を添加した材料(ITO)を
用いる場合には、ターゲットの密度が60〜70%程度
の低密度のものでは、ターゲット中の組成が不均一であ
るなどにより、電極形成時の特性にバラツキが生じ、所
望の電気的光学的特性を安定して得ることができなくな
る。またスパッタリング法を用いる場合、成膜中に流す
ガスは、アルゴン、酸素、水素、窒素等のガスを用いる
ことが好ましい。特にITOの成膜を行う場合は、酸素
とアルゴンの流量比を0〜0.5の間にするのが好まし
い。
【0018】上部および下部導電膜をスパッタリング法
で成膜する際の基板温度は、0℃以上700℃以下とす
ることが好ましく。特に、基板温度が150℃以下で成
膜した場合には、成膜後にアニール処理をすることによ
り特性の改善を図ることも可能となる。また、上部およ
び下部導電膜からなる制御用電極を光導波路の上に作製
する方法としては、リフトオフ法、ウェットエッチング
法、ドライエッチング法等が挙げられ、特にウェットエ
ッチング法、ドライエッチング法では透明導電薄膜の組
成を制御することによりエッチングレートを制御するこ
とも可能となる。
【0019】また、制御用電極の抵抗を低下させ、光制
御デバイスの動作速度を向上させる為に、透明導電薄膜
の上部にTi,Cr,Cu,W,Ni,Ta,Ga,I
n,Al,Pd,Pt,Au,Ag等の金属または、T
i−Al,Al−Cu,Ti−N,Ni−Cr等の合金
を、単層もしくは多層構造に積層することも可能であ
る。この金属層の膜厚は1nm以上1mm以下とするこ
とが好ましい。
【0020】(光導波路)本発明の導波路型光制御デバ
イスにおける光導波路の一例として、単結晶基板上に設
けた強誘電体光導波路の例を以下に示すが、本発明の光
導波路はこれに限定されるものではない。単結晶基板と
しては、SrTiO3、NbドープSrTiO3、LaドープSrTiO3、Ba
TiO3、BaZrO3、LaAlO3、ZrO2、Y2O38%-ZrO2、MgO、MgAl
2O4、LiNbO3、LiTaO3、Al2O3、ZnO、AlドープZnO、In2O
3、RuO2、BaPbO3、SrRuO3、YBa2Cu3O7-x、SrVO3、LaNiO
3、La0.5Sr0.5CoO3、ZnGa2O4、CdGa2O4、CdGa2O4、Mg2T
iO4、MgTi2O4などの酸化物、Si, Ge, ダイアモンドなど
の単体半導体、AlAs, AlSb, AlP, GaAs, GaSb, InP, In
As, InSb, AlGaP, AlLnP, AlGaAs, AlInAs, AlAsSb, Ga
InAs, GaInSb, GaAsSb, InAsSbなどのIII-V系の化合物
半導体、ZnS, ZnSe, ZnTe, CaSe, Cdte, HgSe, HgTe, C
dSなどのII-VI系の化合物半導体などが用いられる。こ
れらの単結晶基板上に光導波路として用いることが可能
な強誘電体材料を形成する。それらの材料としては、具
体的にはABO3型のペロブスカイト型では正方晶、斜方晶
または擬立方晶系として例えばBaTiO3、PbTiO3、Pb1-x
Lax(ZryTi1-y)1-x/4O3 (0<x<30、0<y<100、xおよびyの
値によりPZT、PLT、PLZT)、Pb(Mg1/3Nb 2/3)O3、KNbO3
ど、六方晶系として例えばLiNbO3、LiTaO3などに代表さ
れる強誘電体、タングステンブロンズ型ではSrxBa1-xNb
2O6、PbxBa1-xNb2O6など、またこのほかに、Bi4Ti
3O12、Pb2KNb5O15、K3Li2Nb5O15、さらに以上の置換誘
導体などより選ばれる。これら薄膜光導波路は単結晶基
板に対してエピタキシャルまたは単一配向性を有するた
め、薄膜光導波路材料は単結晶基板材料の結晶構造に類
似で、格子定数の差が10%以下であることが望ましい
が、必ずしもこの関係に従わなくともエピタキシ関係を
保持できれば良い。また、薄膜光導波路材料は単結晶基
板よりも大きい屈折率を有することが薄膜光導波路層に
光を閉じ込めるために必要である。強誘電体薄膜の膜厚
は通常0.1 μmから10 μmの間に設定されるが、これは
目的によって適当に選択することができる。また、光導
波路はY分岐型チャンネル光導波路のごときチャンネル
型光導波路であることもでき、チャンネル型光導波路は
薄膜光導波路をドライエッチング、ウエットエッチング
などにより形成することができる。
【0021】これらの強誘電体薄膜の作製方法として
は、電子ビーム蒸着、フラッッシュ蒸着、イオンプレー
ティング、RFマグネトロン・スパッタリング、イオン
・ビーム・スパッタリング、レーザー・アブレーショ
ン、MBE(分子線エピタキシャル)、CVD(気相成
長法)、プラズマCVD、MOCVD(有機気相成長
法)などの気相法、ゾルゲル法、およびMOD法などの
ウェット・プロセスのいずれの方法も用いることができ
る。強誘電体の膜厚は、目的に応じて選択されるが、通
常は0.1μmから10μmの間に設定される。
【0022】以上の方法で形成された、本発明の構造お
よび製造方法により得られる導波路型光制御デバイス
は、光通信や光コンピューター用の光スィッチおよび光
変調素子、光ディスク用のピックアップ、レーザー・プ
リンタ、ディジタル複写機、フアクシミリ用の光偏向素
子などの各種用途に使用され、良好な電気的光学的特性
を示す。
【0023】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。 実施例 1 図1に示す構造の導波路型光制御デバイス(光偏向素
子)を作製した。 (光導波路の形成)まず、予め、洗浄、エッチングおよ
び乾燥を行ったNbドープSrTiO3(100)から
なる単結晶基板上に、Pb濃度で0.6MのPZT(3
0/70)用前駆体溶液をスピンコートにより塗布し、
該塗布層をO2雰囲気中で300℃まで昇温し同温度に
て保持、その後冷却する工程を5回繰り返すことによ
り、アモルファスPZT(30/70)薄膜を得た。こ
れを直径800μmの円形レンズ形状にエッチングし
て、焼成処理することにより、膜厚500nmのエピタ
キシャルPZT(30/70)薄膜からなる円形レンズ
を形成した。次に、円形レンズが形成された単結晶基板
上に、Pb濃度で0.6MのPLZT(9/65/3
5)用前駆体をスピンコーティングにより塗布した。塗
布後に焼成することで、膜厚600nmのエピタシャル
PLZT(9/65/35)薄膜からなる光導波路を形
成した。結晶学的関係は、単一配向のPLZT(10
0)//PZT(100)//Nb−SrTiO3(1
00)、面内方位PLZT[001]//PZT[00
1]//Nb−SrTiO3[001]の構造が得られ
た。次に、この薄膜光導波路のポーリングを行った。
【0024】(制御用電極の形成)光導波路の薄膜表面
に、フォトレジストをスピンコートし、プリベークの
後、底辺500μm、高さ1000μmのプリズム形状
に露光した。さらにポストベークを行い、これに続いて
現像を行うことにより、プリズム形状のレジストパター
ンを形成した。このレジストパターンを用いて、DCマ
グネトロンスパッタリング装置により、O2/Arガス
流量比が0.05、圧力0.5Pa,基板温度100
℃、DCパワー300Wの条件で、酸化インジウムに錫
を5質量%添加した密度95%のターゲットから、IT
O薄膜(下部導電層)を10nm形成した。次に、真空
を破ること無くO2/Arガス流量比が0.05、圧力
0.5Pa,基板温度100℃、DCパワー300Wの
条件で、酸化インジウムに錫を1質量%添加した密度9
5%のターゲットから、ITO薄膜(上部導電層)を5
00nm形成した。ここで、リフトオフを行い、膜厚5
10nm、底辺500μm、高さ1000μmのプリズ
ム型の制御用電極を形成した。ITO制御用電極がパタ
ーニング形成された基板を、300℃の温度にて酸素雰
囲気中でアニール処理し、その後単結晶基板の裏面にT
i−Auからなる電極(図示せず)を形成し、オーミッ
クコンタクトを得た。
【0025】(前記光偏向素子による光スイッチング)
得られた光偏向素子を用い、チャンネル導波路(24
b)の端面に633nmの波長のレーザービームを集光
し、薄膜光導波路(16)内へ導入した。入射したレー
ザービームはチャンネル導波路(24b)から出射する
と薄膜光導波路(16)内で発散し、円形レンズ(14
a)を通過すると0.4mmにコリメートされた。下部
電極でもある単結晶基板(12)とITO制御用電極
(22)との間に電圧を印可しない場合には、コリメー
トされたレービームは、図1の実線で示す通り、二つ目
の円形レンズ(14b)を通過すると集光され、チャン
ネル導波路(28b)の端面を通って出射した。単結晶
基板12とITO電極22との間に電圧20Vを印可し
た場合には、電気光学効果によって、光導波路16のう
ちITO電極22が接触する部分とそれ以外の部分にお
いて屈折率差が生じ、破線で示す通り、レーザービーム
が偏向され、偏向されたレーザービームは二つめの円形
レンズ14bを通過すると集光されて、チャンネル導波
路28cの端面を通って出射した。 (誘電率−電圧特性(C−V特性))前記光偏向素子の
C−V特性を調べた。図3(A)に示すように、整った
ヒステリシス曲線を示した。このようなヒステリシス曲
線は、光導波路と制御用電極との界面に電気的障壁が存
在しないことを示している。
【0026】比較例 1 実施例1の光偏向素子において、下部導電層を形成せ
ず、また、上部導電層を500nm形成する代わりに、
510nm形成する他は、実施例1と同様にして図1に
示す構造の光偏向素子を作製した。 (前記光偏向素子による光スイッチング)作製した光偏
向素子を用い、実施例1と同様にして光スイッチングを
試みた。単結晶基板と制御用電極との間に実施例1と同
じ電圧を印可したが、入射したレーザービームは通常の
偏向角度の70%程度しか偏向せず、偏向効率が落ちて
おり、印可電圧に対して充分な偏向角度を得ることがで
きなかった。 (誘電率−電圧特性(C−V特性))光偏向素子の電気
的特性をC−V特性評価法により評価した。図3(B)
に示すように、ヒステリシスが崩れた形が現れた。この
ように対称性がないヒステリシス曲線は、光導波路と制
御用電極との界面に電気的障壁が存在する場合に見られ
るものであり、誘電率自体も小さくなった。
【0027】実施例2 この例では図2に示す構造の光スイッチを作製した。 (光導波路の作製)NbドープSrTiO3(100)
からなる単結晶基板上へ、PZTバッファ層を2200
nmの膜厚で固相エピタキシャル成長させた。次に、P
ZTバッファ層の上にPZT光導波路層を2370nm
の膜厚で固相エピタキシャル成長させ、さらにこの上
に、PZT層を430nm固相成長させた。その後、ド
ライエッチング法により、5μmの開口を有するY分岐
型チャンネル光導波路を形成した。 (制御用電極の形成)光導波路層の上に、フォトレジス
トをスピンコートし、プリベークの後、図2において斜
線を付して示す電極の形状に露光した。さらにポストベ
ークを行い、これに続いて現像を行うことにより、所定
形状のテーパ状レジストパターンを形成した。このレジ
ストパターンを用いて、DCマグネトロンスパッタリン
グ法により、O2/Arガス流量比が0.09、圧力
0.5Pa,基板温度100℃の条件で、酸化インジウ
ムに錫を3質量%添加した密度90%以上のターゲット
から、ITO薄膜(下部導電層)を20nmの膜厚でス
パッタリング形成した。さらに、O2/Arガス流量比
が0.09、圧力0.5Pa,基板温度100℃の条件
で、酸化インジウムに錫を1質量%添加した密度90%
以上のターゲットから、ITO薄膜(上部導電層)を6
00nmの膜厚でスパッタリング形成した。この上部導
電層の上に、100nmの膜厚のAu薄膜(図示せず)
を、Arガス流量が200sccm,圧力0.5Pa,
基板温度100℃の条件でスパッタリング形成した。こ
の後、リフトオフを行い、Au薄膜が積層された制御用
電極を形成した。前記のようにして単結晶基板に光導波
路および制御用電極等を設けたものを、280℃の温度
にてアニール処理し、その後、単結晶基板の裏面にAl
−Cuからなる電極(図示せず)を形成し、オーミック
コンタクトを得、光偏向素子とした。
【0028】(前記光偏向素子による光スイッチング)
得られた光偏向素子を用い、チャンネル光導波路の端面
(44)に1.55μmの波長のレーザービームを集光
し、チャンネル光導波路(40)内へ導入した。入射し
たレーザービームはチャンネル光導波路の各端面(46
および48)から出射した。単結晶基板(32)と制御
用電極(42a)との間には電圧(20V)を印可し、
単結晶基板と制御用電極(42b)との間には電圧を印
可しなかったところ、電気光学効果によって、チャンネ
ル光導波路のうち、電圧が印加されている制御用電極
(42a)が接触するチャンネルと、電圧が印可されて
いない制御用電極(42b)が接触するチャンネルとの
間で屈折率差が生じ、チャンネル光導波路の端面(4
7)からは出射されなくなり、端面(46)からのみ出
射した。
【0029】比較例 2 制御用電極の形成時に、ITO薄膜を、酸化インジウム
に錫を10質量%添加した密度95%のターゲットから
のみ620nmの膜厚で形成する他は、実施例2と同様
にして図2に示す構造の光偏向素子を作製した。この光
偏向素子に1.55μmの波長のレーザービームを集光
し、チャンネル光導波路(40)内へ導入した。チャン
ネル光導波路の各端面46、48から出射したレーザー
ビームの光強度を測定したところ、実施例2の場合と比
較して1/4程度に減少していた。これは、錫を10質
量%添加した酸化インジウム薄膜がレーザービームを吸
収したことにより生じたもので、光スイッチの出力とし
ては充分ではなかった。
【0030】実施例 3 実施例2と同様にしてチャンネル光導波路を作製した。
次に、チャンネル光導波路の上に、DCマグネトロンス
パッタリング法により、O2/Arガス流量比が0.0
9、圧力0.5Pa,基板温度100℃の条件で、酸化
インジウムに錫を3質量%添加した密度90%以上のタ
ーゲットからITO薄膜を10nmの膜厚でスパッタリ
ング形成した。さらに、O2/Arガス流量比が0.0
9、圧力0.5Pa,基板温度60℃の条件で、酸化イ
ンジウムに錫を1質量%添加した密度90%以上のター
ゲットからITO薄膜を50nmの膜厚でスパッタリン
グ形成した。次いで、この上に、フォトレジストをスピ
ンコートし、プリベークの後、図3に斜線を付して示す
電極の形状に露光した。さらにポストベークを行い、こ
れに続いて現像を行うことにより、所定形状のテーパ状
レジストパターンを形成した。その後、HCl水溶液で
ITO薄膜をエッチングし、さらに残存するフォトレジ
ストを除去して、膜厚60nmの制御用電極(42a,
42b)を形成した。これを、300℃の温度にてアニ
ール処理した。その後、単結晶基板の裏面にAl−Cu
からなる電極(図示せず)を形成し、オーミックコンタ
クトを得、光偏向素子とした。
【0031】(前記光偏向素子による光スイッチング)
得られた光偏向素子のチャンネル光導波路の端面(4
4)に1.55μmの波長のレーザービームを集光し、
チャンネル光導波路(40)内へ導入したところ、入射
したレーザービームはチャンネル光導波路の各端面(4
6、48)から出射した。単結晶基板と電極(42a)
との間に電圧を印可し、他方の電極(42b)について
は電圧を印可しなかったところ、レーザー光は、チャン
ネル導波路の端面48からのみ出射し、46からは出射
されなくなった。
【0032】
【発明の効果】本発明の制御用電極が前記のごとき上部
導電層および下部導電層から構成されることにより、光
導波路を通る光の伝搬損失を少なくすることができると
ともに、スイッチング電圧(駆動電圧)を有効に低下さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型光制御デバイスの一例を示す
斜視図である。
【図2】本発明の導波路型光制御デバイスの他の一例を
示す斜視図である。
【図3】図3(A)は実施例1の光偏向素子を駆動した
場合のC−V特性を表すグラフであり、図3(B)は比
較例1の光偏向素子を駆動した場合のC−V特性を表す
グラフである。
【符号の説明】
12、32 単結晶基板 14a,14b 円形レンズ 16、40 光導波路層 22、42a、42b 制御用電極 23a 上部導電層 23b 下部導電層 24a、24b、24c チャンネル型光導波路 28a、28b、28c チャンネル型光導波路 34 バッファ層 36 光導波路層 40 Y分岐型チャンネル光導波路 44、46、48 チャンネル型光導波路端面
フロントページの続き Fターム(参考) 2H047 KA02 LA05 MA03 MA05 NA02 PA04 PA24 QA03 RA08 TA01 TA35 TA41 2K002 AB04 BA06 CA02 DA05 DA08 EA04 GA07 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、電気光学効果を有する強誘
    電体からなる光導波路と、前記光導波路に接して設けた
    制御用電極を有する導波路型光制御デバイスにおいて、
    前記制御用電極が、吸光係数が2000より小さい上部
    導電層と強誘電体光導波路との界面において電気的障壁
    を形成しない光透過性の下部導電層を積層した制御用電
    極であることを特徴とする導波路型光制御デバイス。
  2. 【請求項2】 前記制御用電極の2つの導電層が、酸化
    インジウムに錫または酸化錫を添加した材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の導波路型光制御デバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記上部導電層は、酸化インジウム中の
    錫または酸化錫濃度が10質量%以下であり、かつ下部
    導電層よりも錫または酸化錫濃度が多いことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の導波路型光制御デバ
    イス。
  4. 【請求項4】 前記上部導電層の膜厚は10nm以上5
    μm以下であり、下部導電層の膜厚は100nm以下で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か1項に記載の導波路型光制御デバイス。
  5. 【請求項5】 少なくとも、電気光学効果を有する強誘
    電体からなる光導波路の上に、強誘電体光導波路との界
    面において電気的障壁を形成しない光透過性の下部導電
    層と、吸光係数が2000より小さい上部導電層とを順
    次積層して、制御用電極を設ける導波路型光制御デバイ
    スの製造方法であって、前記上部導電層および下部導電
    層を、密度が90%以上のターゲットを用いるスパッタ
    リング法により形成することを特徴とする導波路型光制
    御デバイスの製造方法。
JP2001204721A 2001-07-05 2001-07-05 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法 Pending JP2003021850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204721A JP2003021850A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204721A JP2003021850A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003021850A true JP2003021850A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19041146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001204721A Pending JP2003021850A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003021850A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287281A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 光素子およびその製造方法
JP2006079047A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Ind Technol Res Inst ゾルゲル材料からなる光可変減衰器及びその製造方法
JP2009003440A (ja) * 2007-05-22 2009-01-08 Nippon Electric Glass Co Ltd 透明電極
JP2010102170A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Hitachi Cable Ltd 光変調器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287281A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 光素子およびその製造方法
JP4506088B2 (ja) * 2003-03-24 2010-07-21 富士ゼロックス株式会社 光素子の製造方法
JP2006079047A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Ind Technol Res Inst ゾルゲル材料からなる光可変減衰器及びその製造方法
JP2009003440A (ja) * 2007-05-22 2009-01-08 Nippon Electric Glass Co Ltd 透明電極
JP2010102170A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Hitachi Cable Ltd 光変調器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6385355B1 (en) Optical deflection element
US6470125B1 (en) Optical device, driving method of optical device and manufacture of optical device
US7302140B2 (en) Optical switch and matrix optical switch
US6307996B1 (en) Optical waveguide device and manufacturing method thereof
US5802223A (en) Optical deflecting device
TWI779506B (zh) 光子裝置之製造方法
TW202138854A (zh) 使用光電材料夾層之相移器
Nashimoto et al. Fabrication of electro-optic Pb (Zr, Ti) O 3 heterostructure waveguides on Nb-doped SrTiO 3 by solid-phase epitaxy
US6873751B2 (en) Optical waveguide device and method for fabricating the same
Baude et al. Fabrication of sol‐gel derived ferroelectric Pb0. 865La0. 09Zr0. 65Ti0. 35O3 optical waveguides
TW202141808A (zh) 使用透明電極之相移器
JP2003021850A (ja) 導波路型光制御デバイスおよびその製造方法
EP1589370A1 (en) Optical deflection device, and manufacturing method thereof
JP4412796B2 (ja) 光導波路素子の製造方法
JP2000180905A (ja) 光スイッチ
JP4506088B2 (ja) 光素子の製造方法
JP2001296566A (ja) 光偏向素子
JP2000241836A (ja) 光スイッチおよび光スイッチの製造方法
JP2000330143A (ja) 光偏向素子
KR101912718B1 (ko) 광 이미지 셔터 및 그 제조 방법
JP2002244168A (ja) 光スイッチの設計方法及び光スイッチ
JP2000056344A (ja) 光導波路素子およびその製造方法
JP3534971B2 (ja) 光制御素子
JP2000047271A (ja) 光導波路素子およびその作製方法
JP2000056343A (ja) 光導波路素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070726

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080527