JPH0427256Y2 - - Google Patents

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JPH0427256Y2
JPH0427256Y2 JP10456485U JP10456485U JPH0427256Y2 JP H0427256 Y2 JPH0427256 Y2 JP H0427256Y2 JP 10456485 U JP10456485 U JP 10456485U JP 10456485 U JP10456485 U JP 10456485U JP H0427256 Y2 JPH0427256 Y2 JP H0427256Y2
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camera
hole
cover
housing
temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はカメラ一体型VTRなどに適用して
好適なカメラの放熱装置に関する。
[考案の概要] この考案はカメラ一体型VTR等に適用して好
適なカメラの放熱装置に関し、特に把手の一部に
形成されたカメラ筐体内部と連通する孔に、形状
記憶合金よりなるカバーを取付け、一定の温度以
上に筐体内部の温度が上昇したときに、このカバ
ーを湾曲させて、内部の熱を放熱させるようにし
たものである。
これによつて、カメラ筐体内部の放熱効果を損
なうことなく、雨天時の屋外使用でも、カメラ筐
体内部に雨が侵入することを防止することができ
る。
[従来の技術] ニユース取材やゴルフ中継などのような場合に
使用されるカメラ一体型VTRでは、その携帯性、
機動性などを改善するために、可搬性に優れた小
型のカメラ一体型VTRが望まれている。
そのため、このカメラ一体型VTRに搭載され
る撮像体としては、最近CCDなどの半導体素子
を使用したいわゆるCCDカメラが開発されてい
る。
CCDは、これが設置された周囲の温度が所定
の温度以上になると、その撮像出力のS/Nが著
しく劣化するので、上述したように小型化された
カメラ一体型VTRでは、特に使用中における放
熱対策が重要である。
そのために従来では、第2図に示すような放熱
装置付きのカメラを使用している。
第2図はカメラ一体型VTR10を示し、10
Aはカメラ部、10BはVTR部、10Cは光学
系である。
カメラ部10Aにおいて、1〜4は第1〜第4
の筐体で、第1及び第3の筐体1,3の夫々には
基板取付け部5,6が設けられ、それらに差し渡
つて複数の基板、この例では4枚の基板7A〜7
Dが挿入自在に取付けられる。第2の筐体2は
VTR部10B側に取付けられた筐体で、第3の
筐体3は肩当部として構成される。そのため、こ
れには、所定の形状と厚みを有するパツド18が
取付けられる。第4の筐体4は光学系10Cを取
付けるための筐体である。
光学系10Cの一部には図示するような偏光系
8を介して撮像手段たる、この例では3枚の
CCD9A〜9Cが取付けられる。CCD9A〜9
Cは偏光系8を構成するプリズムの面に貼着され
ている。
7E,7Fは偏光系8に近接して取付けられた
回路基板を示す。
さて、基板取付け部5,6には、これに挿着さ
れる回路基板7A〜7Dで発生する熱を逃がすた
めの孔13,14が設けられると共に、第3の筐
体3にも複数箇所にわたり外気と連通する複数の
孔11,12が設けられる。同様にして、第1の
筐体1にも孔15が設けられ、さらに把手17の
折り曲げ端部22側にもカメラ筐体内部と連通す
るごとく、その内面側に外気と連通する孔16が
形成されている。
なお、孔11,12に対向するパツド18に
は、図示するような凹部19が形成され、外気と
の連通状態を良好にしている。
この構成によれば、上述した複数の孔11〜1
6の存在で、カメラ筐体内部と外気とが連通状態
にあるので、カメラ筐体内部で発生した熱、特に
回路基板7A〜7Fで発生した熱を、孔16を通
して外部に効果的に放熱することができ、カメラ
筐体内部の温度が所定の温度以上に上昇するのを
防止することができる。そのため、CCDを使用
してもそのS/Nが劣化するようなことがない。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、第2図に示すような、カメラの放熱
装置では、次のような問題を惹起する。
すなわち、外気との連通を図るために、把手1
7の一部に孔16を設ける場合で、図示するよう
な位置に孔16を設けるときには、雨天時に屋外
で使用すると、雨がこの孔16を通してカメラ筐
体内部に入り込み、雨によつて内部の回路基板7
A〜7Fに実装された電子部品が損傷を受けるお
それがある。
これを避けるために、把手17に放熱用の孔1
6を設けないと、外部の放熱の通路が形成されな
いため、放熱効果が著しく悪くなり、撮像素子と
してCCDのような半導体素子を使用する場合に
は、撮像出力のS/Nが著しく劣化する欠点があ
る。
そこで、この考案では放熱効果を損なうことな
く、カメラ筐体内部に雨が不用意に入り込まない
ようにした防滴効果の優れたカメラの放熱装置を
提案するものである。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するため、この考案では第
1図に示すように、把手17の一部にカメラ筐体
内部と連通する孔20を開け、この孔20の一部
にこの孔20を塞ぐように、形状記憶合金よりな
るカバー21を取付けたものである。
[作用] 形状記憶合金よりなるカバー21は常温時第1
図の実線のような形状になされて、外気とカメラ
筐体内部との連通が遮断され、所定の温度以上に
カメラ筐体内部の温度が上昇した場合に始めて破
線図示のように湾曲するように、その形状が記憶
されたものを使用する。
従つて、カメラ筐体内部の温度がカバー21の
形状記憶時の温度よりも高くなつた場合のみ、カ
メラ筐体内部と外気とが連通状態になる。
従つて、このように構成しても放熱効果は損な
われない。放熱時以外はカバー21は実線図示の
状態にあるので、雨天使用時に雨がカメラ筐体内
部に入り込むおそれはない。放熱時にカメラ筐体
内部と外気とが連通するこの使用状態で雨が降つ
ている場合には、多少雨がカメラ筐体内部に入り
込む懸念があるが、カバー21によつても雨が阻
止されるため、雨の侵入確率が従来構成よりも格
段に少なく、実際の使用には支障をきたすおそれ
はない。
[実施例] 第1図はこの考案をカメラ一体型VTRに適用
した場合の一例を示す要部の断面図であつて、第
2図の構成と同一の部分には同一の符号を付して
その詳細な説明は省略する。
この考案では、把手17の折り曲げ端部22の
内面側に図示するような孔20が形成され、この
孔20を塞ぐようにカバー21が取付けられる。
この例では、把手17の透孔23の一部を塞ぐよ
うに、透孔23の内径と同一形状で、所定の厚み
を有する板状のカバー21が取付けられる。この
場合、カバー21は片持ち稜として構成され、そ
のため、孔20とは反対側の一端が固定され、他
端は開放状態にある。
24は透孔23の上部を閉塞するための閉塞板
である。
カバー21としては形状記憶合金が使用され、通
常の温度では平板状をなし、所定の温度以上にな
ると、破線で示すような形状に湾曲するように選
定される。従つて、この所定の温度のときに破線
図示の形状となるように、カバー21の成形温度
(焼成温度)が選定される。
形状記憶合金としては周知のものを使用できる
と共に、例えばニツケル50%とチタン50%で構成
された合金を使用することもできる。
所定の温度は、35〜40℃程度に選定できるが、
これは一例に過ぎない。
このように構成した場合、カメラ筐体内部の温
度T1が所定の温度T2(35〜40℃)以上になると、
このカバー21が変形し始めて、図示のように湾
曲する。これによつて、カメラ筐体内部と外気が
連通状態となり、カメラ筐体内部の温度が孔20
を通気孔として外部に放熱される。カメラ筐体内
部温度が低い場合には、カバー21は変形され
ず、実線図示の状態を保持する。
外気温度が低いときには、カバー21は変形さ
れないが、この場合には、カメラ筐体内部の温度
は第1〜第4の筐体1〜4からの熱伝導あるいは
放射によつて放熱されるから、カメラ筐体内部の
温度上昇が抑えられる。
なお、上述では3板式のカメラ一体型VTRに
適用したが、単板式のカメラ一体型VTRに適用
してもよい。勿論、周知の撮像管を使用したカメ
ラ一体型VTRにも適用することができる。この
場合には、高温状態で使用することによつて生ず
る撮像管の寿命の短命化を防止できる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案では、把手17
の一部にカメラ筐体内部と連通する孔20を開
け、この孔20の一部にこの孔20を塞ぐよう
に、形状記憶合金よりなるカバー21を取付けた
ものである。
この構成によれば、カメラ筐体内部の温度が所
定の温度以上になると、カバー21が変形されて
カメラ筐体内部の熱が放熱されるから、放熱効果
は全く損なわれない。
また、放熱時のみカバー21が変形してカメラ
筐体内部が外気と連通するようになるから、通常
ではカメラ筐体内部がこのカバー21によつて閉
塞された状態にあり、従つて、常時開放構成の従
来例よりも、防滴効果、防塵効果を改善すること
ができる。
また、カバー21としては形状記憶合金を使用
したので、電気的に開閉操作する構造のものに比
べて、そのための電力損失もない。可搬性の小型
カメラでは、電力の消費を極力避けなければなら
ないから、このような観点からも有益である。
従つて、この考案は上述したようにカメラ一体
型VTRなどに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るカメラの放熱装置の一
例を示す要部の断面図、第2図はカメラの放熱装
置の従来例を示す断面図である。 10はカメラ一体型VTR、10Aはカメラ部、
10BはVTR部、10Cは光学系、1〜4は筐
体、8は偏光系、9A〜9はCCD、11〜16,
20は孔、21はカバーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 把手の一部にカメラ筐体内部と連通する孔を開
    け、この孔の一部にその孔を塞ぐように、形状記
    憶合金よりなるカバーを取付け、 カメラ筐体内部の温度が放熱に必要な温度以上
    になつたとき、上記カバーが自動的に湾曲して、
    筐体内部の熱が放熱されるようになされたカメラ
    の放熱装置。
JP10456485U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0427256Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10456485U JPH0427256Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10456485U JPH0427256Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6213076U JPS6213076U (ja) 1987-01-26
JPH0427256Y2 true JPH0427256Y2 (ja) 1992-06-30

Family

ID=30978176

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10456485U Expired JPH0427256Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JPS6213076U (ja) 1987-01-26

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