JPH0427219A - エコーキャンセラ - Google Patents
エコーキャンセラInfo
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- JPH0427219A JPH0427219A JP13117990A JP13117990A JPH0427219A JP H0427219 A JPH0427219 A JP H0427219A JP 13117990 A JP13117990 A JP 13117990A JP 13117990 A JP13117990 A JP 13117990A JP H0427219 A JPH0427219 A JP H0427219A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 2
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- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 abstract description 2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
ハイブリッド回路を介して回り込むエコー成分を打ち消
すエコーキャンセラに関し、 エコー経路の特性推定を効率化することを目的とし、 4線回線の受信端子及び送信端子とハイブリッド回路と
の間に、DA変換器と出力フィルタ及びAD変換器と入
力フィルタとが接続された経路のエコー成分を打ち消す
為の擬似エコー発生部を有するエコーキャンセラに於い
て、前記出力フィルタと入力フィルタとの位相特性及び
周波数特性と同じ位相特性及び周波数特性となるように
設定したフィルタを前記擬似エコー発生部に接続した構
成とする。
すエコーキャンセラに関し、 エコー経路の特性推定を効率化することを目的とし、 4線回線の受信端子及び送信端子とハイブリッド回路と
の間に、DA変換器と出力フィルタ及びAD変換器と入
力フィルタとが接続された経路のエコー成分を打ち消す
為の擬似エコー発生部を有するエコーキャンセラに於い
て、前記出力フィルタと入力フィルタとの位相特性及び
周波数特性と同じ位相特性及び周波数特性となるように
設定したフィルタを前記擬似エコー発生部に接続した構
成とする。
本発明は、ハイブリッド回路を介して回り込むエコー成
分を打ち消すエコーキャンセラに関するものである。
分を打ち消すエコーキャンセラに関するものである。
2線4線変換を行うハイブリッドトランス等のハイブリ
ッド回路が理想的な構成の場合には、4線回線の受信端
子から送信端子へ回り込むエコー成分は生じないもので
あるが、実際には、ハイブリッド回路を介して回り込む
エコー成分が生じ、比較的長距離の回線又は高能率符号
化回線に於いては、遅延量が比較的大きくなるから、エ
コー成分による通話品質の劣化が生じる。従って、この
エコー成分を打ち消す為のエコーキャンセラが設けられ
ている。
ッド回路が理想的な構成の場合には、4線回線の受信端
子から送信端子へ回り込むエコー成分は生じないもので
あるが、実際には、ハイブリッド回路を介して回り込む
エコー成分が生じ、比較的長距離の回線又は高能率符号
化回線に於いては、遅延量が比較的大きくなるから、エ
コー成分による通話品質の劣化が生じる。従って、この
エコー成分を打ち消す為のエコーキャンセラが設けられ
ている。
このエコーキャンセラは、ハイブリッド回路を含むエコ
ー経路の特性を推定して、4線回線の受信端子からの信
号を基に擬似エコー成分を発生させ、この擬似エコー成
分によりエコー成分を相殺するものであり、エコー経路
の特性推定を効率化することが要望されている。
ー経路の特性を推定して、4線回線の受信端子からの信
号を基に擬似エコー成分を発生させ、この擬似エコー成
分によりエコー成分を相殺するものであり、エコー経路
の特性推定を効率化することが要望されている。
第4図は従来例の要部ブロック図であり、40はエコー
キャンセラ、41は擬似エコー発生部、42は加算回路
、43はDA変換器(D/A)、44はAD変換器(A
/D) 、45は出力フィルタ、46は入力フィルタ、
47はハイブリッドトランス等によるハイブリッド回路
、RIN、S。
キャンセラ、41は擬似エコー発生部、42は加算回路
、43はDA変換器(D/A)、44はAD変換器(A
/D) 、45は出力フィルタ、46は入力フィルタ、
47はハイブリッドトランス等によるハイブリッド回路
、RIN、S。
UTは4線回線の受信端子及び送信端子である。
4線回線はディジタル信号を伝送するものであり、μ則
等の圧伸副符号を伝送符号とした場合は、受信端子RI
Nに圧伸副符号から直線符号化に変換する変換器が設け
られ、又送信端子5OUTに直線符号から圧伸則符号化
に変換する変換器が設けられる。DA変換器43は、デ
ィジタル信号をアナログ信号に変換し、ハイブリッド回
路47を介して2線回線に送出する為のものであり、出
力フィルタ45により高調波成分が除去される。又AD
変換器44は、アナログ信号をディジタル信号に変換し
て4線回線に送出する為のものであり、入力フィルタ4
6によりAD変換器44への入力信号の帯域制限が行わ
れる。
等の圧伸副符号を伝送符号とした場合は、受信端子RI
Nに圧伸副符号から直線符号化に変換する変換器が設け
られ、又送信端子5OUTに直線符号から圧伸則符号化
に変換する変換器が設けられる。DA変換器43は、デ
ィジタル信号をアナログ信号に変換し、ハイブリッド回
路47を介して2線回線に送出する為のものであり、出
力フィルタ45により高調波成分が除去される。又AD
変換器44は、アナログ信号をディジタル信号に変換し
て4線回線に送出する為のものであり、入力フィルタ4
6によりAD変換器44への入力信号の帯域制限が行わ
れる。
4線回線の受信信号は、前述のように、DA変換器43
によりアナログ信号に変換され、ハイブリッド回路47
を介して2線回線に送出され、そのアナログ信号の一部
はハイブリッド回路47から入力フィルタ46.AD変
換器44を介して4線回線の送信端子5OUTに回り込
み、4Ill!回線側の加入者に対するエコーとなるか
ら、通話品質が劣化することになる。
によりアナログ信号に変換され、ハイブリッド回路47
を介して2線回線に送出され、そのアナログ信号の一部
はハイブリッド回路47から入力フィルタ46.AD変
換器44を介して4線回線の送信端子5OUTに回り込
み、4Ill!回線側の加入者に対するエコーとなるか
ら、通話品質が劣化することになる。
そこで、擬似エコー発生部41に於いて、ハイブリッド
回路47を含むエコー経路の特性を推定し、受信端子R
INからの信号を基に擬似エコー成分を発生して、加算
回路42に於いてエコー成分の打ち消しを行うものであ
る。この場合のエコー経路の特性推定方法は、例えば、
LMS方法。
回路47を含むエコー経路の特性を推定し、受信端子R
INからの信号を基に擬似エコー成分を発生して、加算
回路42に於いてエコー成分の打ち消しを行うものであ
る。この場合のエコー経路の特性推定方法は、例えば、
LMS方法。
最大傾斜法、学習同定法、カルマン法等が知られている
。
。
第5図は従来例のエコーキャンセラのブロック図であり
、51は擬似エコー形成部、52は第4図の加算回路4
2に対応する加算回路・、53は入力信号メモリ、54
はタップ係数メモリ、55はタップ係数更新部、56は
ダブルトーク検出部、57は入力信号レベル検出部、5
8はエコーレベル検出部である。
、51は擬似エコー形成部、52は第4図の加算回路4
2に対応する加算回路・、53は入力信号メモリ、54
はタップ係数メモリ、55はタップ係数更新部、56は
ダブルトーク検出部、57は入力信号レベル検出部、5
8はエコーレベル検出部である。
4線回線からの信号は、受信端子RINから入力信号メ
モリ53及び入力信号レベル検出部57に加えられ、こ
の入力信号メモリ53から擬似エコー形成部51に加え
られる。擬似エコー形成部51は、例えば、トランスバ
ーサルフィルタにより構成され、そのタップ係数はタッ
プ係数メモリ54から加えられ、擬似エコー成分が出力
されて加算回路52に加えられる。この場合のトランス
バーサルフィルタのタップ数に比例したエコー遅延量を
得ることができる。
モリ53及び入力信号レベル検出部57に加えられ、こ
の入力信号メモリ53から擬似エコー形成部51に加え
られる。擬似エコー形成部51は、例えば、トランスバ
ーサルフィルタにより構成され、そのタップ係数はタッ
プ係数メモリ54から加えられ、擬似エコー成分が出力
されて加算回路52に加えられる。この場合のトランス
バーサルフィルタのタップ数に比例したエコー遅延量を
得ることができる。
又加算回路52からエコー成分の打ち消し残差信号が出
力されることになり、この残差信号が零となるようにタ
ップ係数更新部55に於いてタップ係数の更新が行われ
、タップ係数メモリ54に保持される。
力されることになり、この残差信号が零となるようにタ
ップ係数更新部55に於いてタップ係数の更新が行われ
、タップ係数メモリ54に保持される。
又ダブルトーク検出部56は、入力信号レベル検出部5
7とエコーレベル検出部58とからのレベル検出信号に
より、ダブルトーク状態であるか否かを検出するもので
あり、2vA回線から4線回線の送信端子5OUTに送
出する信号がなく、4線回線の受信端子RINから2線
回線へ送出する信号のみが存在する場合、即ち、入力信
号レベル検出部57による検出レベルが、エコーレベル
検出部58による検出レベルに比較して充分に高い場合
に、4線回線側加入者による片方向通話状態と判定し、
この場合に於いてのみタップ係数更新部55に於けるタ
ップ係数の更新動作を行わせるものである。
7とエコーレベル検出部58とからのレベル検出信号に
より、ダブルトーク状態であるか否かを検出するもので
あり、2vA回線から4線回線の送信端子5OUTに送
出する信号がなく、4線回線の受信端子RINから2線
回線へ送出する信号のみが存在する場合、即ち、入力信
号レベル検出部57による検出レベルが、エコーレベル
検出部58による検出レベルに比較して充分に高い場合
に、4線回線側加入者による片方向通話状態と判定し、
この場合に於いてのみタップ係数更新部55に於けるタ
ップ係数の更新動作を行わせるものである。
又エコーレベル検出部58による検出レベルが人力信号
レベル検出部57による検出レベルより大きい場合は、
エコー成分のみでなく、2線回線側加入者からの信号が
加えられた場合であるから、タップ係数更新部55のタ
ップ係数の更新動作は停止させ、タップ係数メモリ54
に保持されたタップ係数を用いて擬似エコー成分が形成
されることになる。
レベル検出部57による検出レベルより大きい場合は、
エコー成分のみでなく、2線回線側加入者からの信号が
加えられた場合であるから、タップ係数更新部55のタ
ップ係数の更新動作は停止させ、タップ係数メモリ54
に保持されたタップ係数を用いて擬似エコー成分が形成
されることになる。
従来例のエコーキャンセラは、前述のように、4線回線
の受信信号と送信信号とを入力信号レベル検出部57.
エコーレベル検出部58.ダブルトーク検出部56等に
より監視し、4線回線の受信信号のみの片方向通話の場
合に、送信信号が零或いは白色雑音となるように、擬似
エコー形成部51のフィルタ係数を学習同定法等を用い
て適応的に制御するものであり、その場合に、エコー経
路は、DA変換器43→出力フィルタ45→ハイブリッ
ド回路47→入カフィルタ46→AD変換器44となる
。従って、擬似エコー形成部51に於いては、ハイブリ
ッド回路47とそれ以外の要素とを含む特性を推定して
、擬似エコー成分を形成することになり、エコー経路の
特性推定処理が複雑となり、引込みに要する時間が長く
なる欠点があった。
の受信信号と送信信号とを入力信号レベル検出部57.
エコーレベル検出部58.ダブルトーク検出部56等に
より監視し、4線回線の受信信号のみの片方向通話の場
合に、送信信号が零或いは白色雑音となるように、擬似
エコー形成部51のフィルタ係数を学習同定法等を用い
て適応的に制御するものであり、その場合に、エコー経
路は、DA変換器43→出力フィルタ45→ハイブリッ
ド回路47→入カフィルタ46→AD変換器44となる
。従って、擬似エコー形成部51に於いては、ハイブリ
ッド回路47とそれ以外の要素とを含む特性を推定して
、擬似エコー成分を形成することになり、エコー経路の
特性推定処理が複雑となり、引込みに要する時間が長く
なる欠点があった。
本発明は、エコー経路の特性推定を効率化することを目
的とするものである。
的とするものである。
本発明のエコーキャンセラは、エコー経路に含まれるフ
ィルタの特性と同等なフィルタを設けたものであり、第
1図を参照して説明する。
ィルタの特性と同等なフィルタを設けたものであり、第
1図を参照して説明する。
4線回線の受信端子及び送信端子とハイブリッド回路1
との間に、DA変換器2と出力フィルタ3及びAD変換
器4と入力フィルタ5とが接続されたエコー経路のエコ
ー成分を打ち消す為の擬似エコー発生部6を有するエコ
ーキャンセラに於いて、DA変換器2の後段の出力フィ
ルタ3及びAD変換器4の前段の入力フィルタ5の位相
特性及び周波数特性と同じ特性に設定したフィルタ7を
擬似エコー発生部6に接続したものである。
との間に、DA変換器2と出力フィルタ3及びAD変換
器4と入力フィルタ5とが接続されたエコー経路のエコ
ー成分を打ち消す為の擬似エコー発生部6を有するエコ
ーキャンセラに於いて、DA変換器2の後段の出力フィ
ルタ3及びAD変換器4の前段の入力フィルタ5の位相
特性及び周波数特性と同じ特性に設定したフィルタ7を
擬似エコー発生部6に接続したものである。
又フィルタ7を、特性の異なる複数のフィルタにより構
成し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の特性に対応
して選択接続するものである。
成し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の特性に対応
して選択接続するものである。
又通信開始時点に於いて、4線回線への送信信号のスペ
クトルの測定手段と、この測定手段、による測定結果に
基づいて、特性の異なるフィルタの選択を行う゛セレク
タとを設けたものである。
クトルの測定手段と、この測定手段、による測定結果に
基づいて、特性の異なるフィルタの選択を行う゛セレク
タとを設けたものである。
エコー経路に含まれる出力フィルタ3と入力フィルタ5
との位相特性及び周波数特性と同じ特性のフィルタ7を
、擬似エコー発生部6に前置フィルタ或いは後置フィル
タとして接続したことにより、擬似エコー発生部6は、
ハイブリッド回路1に於けるエコー経路の特性を推定す
る処理で済むことになり、効率良く適応動作させること
が可能となる。即ち、ハイブリッド回路1と出力フィル
タ3と入力フィルタ5との伝達関数を、それぞれHN
(z)、 H&!1(Z)、 HDA(Z)とする
と、エコー経路の伝達関数H(Z)は、 H(Z)= HH(Z) ・HAD(Z) −HDA(
Z)で表され、フィルタ7を、出力フィルタ3と入力フ
ィルタ5との特性と同一とすることにより、擬似エコー
発生部6では、ハイブリッド回路1の伝達関数tiH(
z)を推定すれば良いことになる。
との位相特性及び周波数特性と同じ特性のフィルタ7を
、擬似エコー発生部6に前置フィルタ或いは後置フィル
タとして接続したことにより、擬似エコー発生部6は、
ハイブリッド回路1に於けるエコー経路の特性を推定す
る処理で済むことになり、効率良く適応動作させること
が可能となる。即ち、ハイブリッド回路1と出力フィル
タ3と入力フィルタ5との伝達関数を、それぞれHN
(z)、 H&!1(Z)、 HDA(Z)とする
と、エコー経路の伝達関数H(Z)は、 H(Z)= HH(Z) ・HAD(Z) −HDA(
Z)で表され、フィルタ7を、出力フィルタ3と入力フ
ィルタ5との特性と同一とすることにより、擬似エコー
発生部6では、ハイブリッド回路1の伝達関数tiH(
z)を推定すれば良いことになる。
又DA変換器2の出力フィルタ3及びAD変換器4の入
力フィルタ5の周波数特性は、CCITT勧告により規
定されている場合には、その周波数特性に従ったフィル
タ7を構成すれば良いことになる。
力フィルタ5の周波数特性は、CCITT勧告により規
定されている場合には、その周波数特性に従ったフィル
タ7を構成すれば良いことになる。
又フィルタ7を、特性の異なる複数のフィルタにより構
成し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の特性に対応
して切替えることにより、各種の構成の出力フィルタ3
及び入力フィルタ5の特性に対応させることが容易とな
る。
成し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の特性に対応
して切替えることにより、各種の構成の出力フィルタ3
及び入力フィルタ5の特性に対応させることが容易とな
る。
又通話開始時点に於ける2線回線から4線回線への送信
信号は、雑音のみであるから、そのスペクトルを測定手
段で測定する。例えば、音声帯域内の低域、中域、高域
の各帯域について信号電力を求める。この場合、ハイブ
リッド回路lを含むエコー経路の特性を推定できること
になり、各特性のフィルタに白色雑音を加えた場合の信
号電力と、各帯域毎に算出した信号電力との差が最小と
なるフィルタを選択することになり、複数のフィルタか
ら最適なフィルタを容易に選択することができる。それ
により、擬似エコー発生部6に於けるエコー経路特性の
推定処理が容易となる。
信号は、雑音のみであるから、そのスペクトルを測定手
段で測定する。例えば、音声帯域内の低域、中域、高域
の各帯域について信号電力を求める。この場合、ハイブ
リッド回路lを含むエコー経路の特性を推定できること
になり、各特性のフィルタに白色雑音を加えた場合の信
号電力と、各帯域毎に算出した信号電力との差が最小と
なるフィルタを選択することになり、複数のフィルタか
ら最適なフィルタを容易に選択することができる。それ
により、擬似エコー発生部6に於けるエコー経路特性の
推定処理が容易となる。
以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。
する。
第2図は本発明の実施例のブロック図であり、11はA
D変換器(A/D)、12はDA変換器(D/A) 、
13−1〜13−3は低域フィルタ。
D変換器(A/D)、12はDA変換器(D/A) 、
13−1〜13−3は低域フィルタ。
帯域フィルタ及び高域フィルタ、14−1〜14−3は
電力計算部、15はフィルタ特性出力部、16は比較部
、17は加算回路、18は擬似エコー発生部、19はセ
レクタ、20−1〜20−nは特性の異なるフィルタ、
RIN、5OUTは4線回線の受信端子及び送信端子で
ある。
電力計算部、15はフィルタ特性出力部、16は比較部
、17は加算回路、18は擬似エコー発生部、19はセ
レクタ、20−1〜20−nは特性の異なるフィルタ、
RIN、5OUTは4線回線の受信端子及び送信端子で
ある。
第1図に於いては、擬似エコー発生部6の前段に、DA
変換器2の出力フィルタ3とAD変換器4の入力フィル
タ5との位相特性及び周波数特性と同一の特性の1個の
フィルタ7を接続した場合であり、そのフィルタ7は擬
似エコー発生部6の後段に接続することも可能である。
変換器2の出力フィルタ3とAD変換器4の入力フィル
タ5との位相特性及び周波数特性と同一の特性の1個の
フィルタ7を接続した場合であり、そのフィルタ7は擬
似エコー発生部6の後段に接続することも可能である。
このフィルタ7を接続したことにより、擬似エコー発生
部6に於けるエコー経路の特性推定は、ハイブリッド回
路1によるエコー経路の特性の推定のみで済むことにな
る。
部6に於けるエコー経路の特性推定は、ハイブリッド回
路1によるエコー経路の特性の推定のみで済むことにな
る。
この第1図に示す構成に対して、第2図に示す実施例は
、位相特性及び周波数特性がそれぞれ異なる複数のフィ
ルタ20−1〜20−nを設け、DA変換器12の出力
フィルタ(図示を省略)及びAD変換器11の人力フィ
ルタ(図示を省略)の位相特性及び周波数特性に合致す
るフィルタをセレクタ19により選択して、擬似エコー
発生部18に最適フィルタとして接続するものである。
、位相特性及び周波数特性がそれぞれ異なる複数のフィ
ルタ20−1〜20−nを設け、DA変換器12の出力
フィルタ(図示を省略)及びAD変換器11の人力フィ
ルタ(図示を省略)の位相特性及び周波数特性に合致す
るフィルタをセレクタ19により選択して、擬似エコー
発生部18に最適フィルタとして接続するものである。
セレクタ19をマニュアルで制御することも可能である
が、この実施例に於いては、比較部16からの最適フィ
ルタ番号情報によりセレクタ19を制御する場合を示す
ものである。
が、この実施例に於いては、比較部16からの最適フィ
ルタ番号情報によりセレクタ19を制御する場合を示す
ものである。
セレクタ19を自動的に制御する為に、通話開始時点に
於けるAD変換器11の出力信号、即ち、雑音について
低域フィルタ13−1.帯域フィルタ13−2.高域フ
ィルタ13−3により、それぞれ音声帯域の低域、中域
、高域の雑音成分を抽出し、電力計算部13−1〜13
−3に於いてそれぞれ電力を計算し、比較部16に加え
る。
於けるAD変換器11の出力信号、即ち、雑音について
低域フィルタ13−1.帯域フィルタ13−2.高域フ
ィルタ13−3により、それぞれ音声帯域の低域、中域
、高域の雑音成分を抽出し、電力計算部13−1〜13
−3に於いてそれぞれ電力を計算し、比較部16に加え
る。
又フィルタ特性出力部15は、フィルタ20−1〜20
−nのそれぞれに対して白色雑音を加えた場合の出力信
号電力をフィルタ特性として出力するものであり、比較
部16に於いて比較して、最適フィルタを識別し、セレ
クタ19を制御するものである。
−nのそれぞれに対して白色雑音を加えた場合の出力信
号電力をフィルタ特性として出力するものであり、比較
部16に於いて比較して、最適フィルタを識別し、セレ
クタ19を制御するものである。
第3図は比較部の要部を示すもので、21−1〜21−
3は加算回路、22はフィルタ特性出力部、23はフィ
ルタ番号発生部、24は加算回路、25は最小値検出部
であり、14−1〜14−3は第2図に於ける電力計算
部に対応する。
3は加算回路、22はフィルタ特性出力部、23はフィ
ルタ番号発生部、24は加算回路、25は最小値検出部
であり、14−1〜14−3は第2図に於ける電力計算
部に対応する。
電力計算部14−1〜14−3からの低域、中域、高域
のそれぞれの信号電力PL、PI、PMが加算回路21
−1〜21−3に加えられ、又フィルタ番号発生部23
から順次フィルタ20−1〜2O−n(第2図参照)の
番号i (=1〜n)がフィルタ特性出力部22と最小
値検出部25とに加えられる。
のそれぞれの信号電力PL、PI、PMが加算回路21
−1〜21−3に加えられ、又フィルタ番号発生部23
から順次フィルタ20−1〜2O−n(第2図参照)の
番号i (=1〜n)がフィルタ特性出力部22と最小
値検出部25とに加えられる。
フィルタ特性出力部22は、フィルタ番号発生部23か
らのフィルタ番号iに対応して、前述のように、白色雑
音を加えた場合の低域、中域、高域のそれぞれの出力信
号電力FL、、F、、、F工、をフィルタ特性として出
力するテーブル等により構成されており、加算回路21
−1〜21−3に於いて差分が求められ、加算回路24
に於いて各差分が加算される。即ち、 ε1 = Σ (PL FLl)+ (Pm
Fat)+(PHFot)
・・−(1)により、加算回路24の加算出力信号ε、
が最小値検出部25に加えられ、 g=minl ε 、 1 ・・・〜・
−−(2)となるフィルタ番号iが最小値
検出部25から最適フィルタ番号として出力され、この
最適フィルタ番号によりセレクタ19(第2図参照)が
制御される。従って、セレクタ19により複数のフィル
タ20−1〜20−nから最適フィルタを選択して擬似
エコー発生部18に前置フィルタとして接続することが
できる。
らのフィルタ番号iに対応して、前述のように、白色雑
音を加えた場合の低域、中域、高域のそれぞれの出力信
号電力FL、、F、、、F工、をフィルタ特性として出
力するテーブル等により構成されており、加算回路21
−1〜21−3に於いて差分が求められ、加算回路24
に於いて各差分が加算される。即ち、 ε1 = Σ (PL FLl)+ (Pm
Fat)+(PHFot)
・・−(1)により、加算回路24の加算出力信号ε、
が最小値検出部25に加えられ、 g=minl ε 、 1 ・・・〜・
−−(2)となるフィルタ番号iが最小値
検出部25から最適フィルタ番号として出力され、この
最適フィルタ番号によりセレクタ19(第2図参照)が
制御される。従って、セレクタ19により複数のフィル
タ20−1〜20−nから最適フィルタを選択して擬似
エコー発生部18に前置フィルタとして接続することが
できる。
この場合の通話開始時点に於けるフィルタの選択制御は
、通話開始を示す情報を基に行うことになるが、加入者
のオフフック情報を基に行うか或いは通話開始時点に於
ける無音パターンを検出し、その後の所定時間内の雑音
について前述の実施例のように、低域、中域、高域の信
号電力を計算することにより、フィルタの選択制御を行
うことができる。この場合、音声帯域を3分割している
が、分割数はこれに限定されるものではなく、更に多く
分割することも可能である。
、通話開始を示す情報を基に行うことになるが、加入者
のオフフック情報を基に行うか或いは通話開始時点に於
ける無音パターンを検出し、その後の所定時間内の雑音
について前述の実施例のように、低域、中域、高域の信
号電力を計算することにより、フィルタの選択制御を行
うことができる。この場合、音声帯域を3分割している
が、分割数はこれに限定されるものではなく、更に多く
分割することも可能である。
又複数のフィルタ20−1〜20−nは、ディジタルフ
ィルタに於けるフィルタ係数の切替えにより実現するこ
とも可能であり、その場合には、セレクタ19によりフ
ィルタ係数の切替えを行うことになる。又擬似エコー発
生部18を含めて、エコーキャンセラの各部の機能を、
ディジタル・シグナル・プロセッサの演算機能により実
現することが可能である。その他、本発明は、種々付加
変更することが可能である。
ィルタに於けるフィルタ係数の切替えにより実現するこ
とも可能であり、その場合には、セレクタ19によりフ
ィルタ係数の切替えを行うことになる。又擬似エコー発
生部18を含めて、エコーキャンセラの各部の機能を、
ディジタル・シグナル・プロセッサの演算機能により実
現することが可能である。その他、本発明は、種々付加
変更することが可能である。
以上説明したように、本発明は、エコー経路に含まれる
DA変換器2の出力フィルタ3及びAD変換器4の入力
フィルタ5の位相特性及び周波数特性と同じ特性のフィ
ルタ7を擬似エコー発生部6に接続したものであり、擬
似エコー発生部6はハイブリッド回路1をエコー経路と
して特性推定を行うことになり、エコー経路の特性推定
処理が容易となり、推定誤差を少なくすることができる
。
DA変換器2の出力フィルタ3及びAD変換器4の入力
フィルタ5の位相特性及び周波数特性と同じ特性のフィ
ルタ7を擬似エコー発生部6に接続したものであり、擬
似エコー発生部6はハイブリッド回路1をエコー経路と
して特性推定を行うことになり、エコー経路の特性推定
処理が容易となり、推定誤差を少なくすることができる
。
又フィルタ7を特性の異なる複数のフィルタにより構成
し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の位相特性及び
周波数特性に対応したフィルタを選択することにより、
各種のシステムに容易に適用することができる利点があ
る。
し、出力フィルタ3及び入力フィルタ5の位相特性及び
周波数特性に対応したフィルタを選択することにより、
各種のシステムに容易に適用することができる利点があ
る。
又通話開始時点に於ける4線回線の送信端子へ送出する
信号のスペクトルを測定し、それを基に複数のフィルタ
から最適フィルタを選択することにより、出力フィルタ
3及び入力フィルタ5の位相特性及び周波数特性と同じ
最適フィルタを自動的に選択することができる利点があ
る。
信号のスペクトルを測定し、それを基に複数のフィルタ
から最適フィルタを選択することにより、出力フィルタ
3及び入力フィルタ5の位相特性及び周波数特性と同じ
最適フィルタを自動的に選択することができる利点があ
る。
第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明の実施例
のブロック図、第3図は本発明の実施例の比較部のブロ
ック図、第4図は従来例の要部ブロック図、第5図は従
来例のエコーキャンセラのブロック図である。 lはハイブリッド回路、2はDA変換器、3は出力フィ
ルタ、4はAD変換器、5は入力フィルタ、6は擬似エ
コー発生部、7はフィルタである。
のブロック図、第3図は本発明の実施例の比較部のブロ
ック図、第4図は従来例の要部ブロック図、第5図は従
来例のエコーキャンセラのブロック図である。 lはハイブリッド回路、2はDA変換器、3は出力フィ
ルタ、4はAD変換器、5は入力フィルタ、6は擬似エ
コー発生部、7はフィルタである。
Claims (3)
- (1)、4線回線の受信端子及び送信端子とハイブリッ
ド回路(1)との間に、DA変換器(2)と出力フィル
タ(3)及びAD変換器(4)と入力フィルタ(5)と
が接続された経路のエコー成分を打ち消す為の擬似エコ
ー発生部(6)を有するエコーキャンセラに於いて、 前記出力フィルタ(3)と入力フィルタ(5)との位相
特性及び周波数特性と同じ位相特性及び周波数特性とな
るように設定したフィルタ(7)を前記擬似エコー発生
部(6)に接続した ことを特徴とするエコーキャンセラ。 - (2)、前記フィルタ(7)を特性の異なる複数のフィ
ルタにより構成し、前記出力フィルタ(3)及び入力フ
ィルタ(5)の特性に対して選択接続する構成としたこ
とを特徴とする請求項1記載のエコーキャンセラ。 - (3)、通信開始時点に於ける4線回線への送信信号の
スペクトルを測定する測定手段と、該測定手段による測
定結果に基づいて特性の異なる複数のフィルタの選択を
行うセレクタとを設けたことを特徴とする請求項2記載
のエコーキャンセラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13117990A JPH0427219A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | エコーキャンセラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13117990A JPH0427219A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | エコーキャンセラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427219A true JPH0427219A (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=15051858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13117990A Pending JPH0427219A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | エコーキャンセラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427219A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07314632A (ja) * | 1992-01-18 | 1995-12-05 | Cmk Corp | 紗張り装置 |
US8714823B2 (en) | 2008-04-18 | 2014-05-06 | Taiho Kogyo Co., Ltd. | Sliding bearing |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13117990A patent/JPH0427219A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07314632A (ja) * | 1992-01-18 | 1995-12-05 | Cmk Corp | 紗張り装置 |
JP2589246B2 (ja) * | 1992-01-18 | 1997-03-12 | 日本シイエムケイ株式会社 | 紗張り装置 |
US8714823B2 (en) | 2008-04-18 | 2014-05-06 | Taiho Kogyo Co., Ltd. | Sliding bearing |
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