JPH04271858A - スプレーノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば、鋼板の表面処
理及び圧延時に冷却剤の噴霧等で使用される流体噴霧用
ノズルチップの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、かかるノズルの構造として、その
部材をノズル本体に螺着する基部と、同基部内に装着す
るためのシール材と、ノズルチップと一体化された前記
基部に嵌着するための部材と、それに、その嵌着部分に
螺着する螺着部材とからなるものが特開昭５８−８４０
６７号公報に開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】現場での摩耗ノズルの
交換は、そのラインの稼働効率を上げるために、その取
替え作業は数秒単位の迅速性が要求される。

【０００４】ところが、上記従来の構造のものは、スプ
レーの噴射角度を合わせる時交換の迅速性に欠ける、摩
耗部分は先端部の一部であるのに交換部材は大きくきわ
めて不経済である等の問題がある。

【０００５】さらには、シール部を内蔵するために分解
，組立が難しく作業性が低いという問題もある。

【０００６】本発明の目的は、構造が簡単で、交換部材
が極めて小部分であって経済性に富み、その上、交換の
作業性に富んだ流体噴霧用のノズルの構造を提供するこ
とにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のノズルの構造は
、ヘッダーとの螺合のためのねじ山をその外面に設けた
下部と、ソケットとの螺合のためのねじ山を外面に設け
、端部にノズルチップの載置座を有する上部とから形成
され、前記上部と下部との間の中心軸にノズル孔を有す
るノズル本体と、端部に前記載置座に勘合する押さえ部
を有し、中心軸に円以外の形状のノズル孔を有するノズ
ルチップと、上面にノズルチップの上端を挿通する開口
を形成した上面と、内面に前記本体の上部外面に形成し
たねじ山と螺合するねじ山をその内面に形成した垂下部
とを有するソケットとからなることを特徴とする。

【０００８】

【作用】ノズルチップの交換に際しては、ソケットを回
すだけで簡単に取り外すことができ、また、本体上面に
ノズルチップを載置して、その上からソケットを本体外
面のねじ山と螺合するだけで簡単に組み立てることがで
きる。

【０００９】さらに、本体上面にノズルチップの取付け
座を形成することによって、ノズルチップを適正な位置
に簡単に載置することができる。

【００１０】

【実施例】図１は本発明の吹付けノズルの組立て部材の
構成を示す図であり、また、図３は本発明のノズルの組
立て後の構造を示す。

【００１１】図１を参照して、１はノズル本体、２はノ
ズルチップ、それに３はソケットを示す。

【００１２】ノズル本体１には、その中心軸にノズル孔
１１が形成されている。また、その中央部分にはノズル
本体１のヘッドＨへのねじ込みに便利なように、例えば
上方から見て六角形の固定ナット状に形成されたねじ込
み部１２を有し、その下方の下部１３は比較的小径に形
成され、その外面にヘッダー基体と螺合するためのねじ
山１４が形成されている。またノズル本体１の上部１５
は比較的大きい径を有し、その外面にはねじ山１６が形
成されている。また、このノズル本体１の上面は後述の
ノズルチップ２を載置する載置座１７が形成されている
。

【００１３】図２は図１のＡ−Ａ線から見た図で、ノズ
ル本体１の上面に形成したノズルチップ２の載置座１７
を上面から見た図である。同図に示すように、上面には
一方向に平行に凹所１８を設けて、これをノズルチップ
の載置位置としている。

【００１４】ノズルチップ２は中央軸線方向に一例とし
て猫目状のノズル孔２１を有する金属又は樹脂材の一体
成形物から形成されている。このノズルチップ２は同一
径の円筒部２２と基部に拡がった押さえ部２３とからな
る。

【００１５】このノズルチップ２は極めて単純な形状に
形成されており、一体成形体として簡単に製造でき、比
較的弾性を有する強力プラスチックスによって製造する
ことによりシール機能を持たせることもできる。

【００１６】ノズルチップ２の押さえ部２３は、ノズル
本体１上面への嵌合を簡単にし、しかも位置合わせを簡
単に且つ正確に行うためにノズル本体１上面の載置座１
７の形に合った形状となっている。

【００１７】また、ソケット３は、その上面の略中央に
ノズルチップ２の上方の円筒部２２を挿通する開口３１
が穿設されている。また、上面の周縁からの垂下部３２
の内面には、前記ノズル本体１の上部１５の外面ねじ山
１６と螺合するねじ山３３が形成されている。

【００１８】本実施例のスプレーノズルの組立て後の態
様を図３に示す。

【００１９】同図において、図１のノズル本体１をノズ
ルヘッダーＨのねじ孔ｈに螺合したのち、本体上面の載
置座１７にノズルチップ２を載置し、その上からソケッ
ト３をノズルチップ２の先端を開口３１に挿通して、ソ
ケット３を回し込み、その内部のねじ山３３をノズル本
体１のねじ山１６に螺合することによって、ノズルチッ
プ２の基部の押さえ部２３を押さえて組立てを完了する
。

【００２０】ノズルの使用によって、ノズルチップ２が
摩耗したときには、ソケット２を外し、新しいノズルチ
ップと交換し、再びソケット２を嵌合螺合することによ
って簡単に取り替えることができる。

【００２１】

【発明の効果】本発明のノズルによって以下の効果を奏
することができる。

【００２２】（１）消耗したノズルチップを簡単に且つ
迅速に交換できる。

【００２３】（２）ノズルチップは簡単な形状をなし、
本体上面の略全面を占めて載置される。したがって、こ
のノズルチップを比較的弾力のあるプラスチックスで作
成することによって、シール材としての機能を持たせる
ことが可能となり、別個にシール材の装着が不要となり
、部品数が低減し、また構造も簡単になる。

【００２４】（３）ノズルチップを簡単に交換できるの
で、簡単に種々の機能を有するノズルとすることができ
る。

【００２５】（４）ノズル本体上面に載置座を設けるこ
とにより、ノズル装着の際スプレー角度の再現が簡単に
且つ迅速にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例のスプレーノズルの組立て部材の
構成を示す図である。

【図２】ノズル本体の上面に形成したノズルチップの載
置座を図１のＡ−Ａ線から見た図を示す。

【図３】スプレーノズルの組立て後の構造を示す。

【符号の説明】

１　　ノズル本体 ２　　ノズルチップ ３　　ソケット １１　　ノズル孔 １２　　ねじ込み部 １３　　下部 １４　　下部ねじ山 １５　　上部 １６　　上部ねじ山 １７　　載置座 １８　　凹所 ２１　　ノズル孔 ２２　　円筒部 ２３　　押さえ部 ３１　　開口 ３２　　垂下部 ３３　　ねじ山 Ｈ　　ノズルヘッダー ｈ　　ねじ孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ヘッダー（Ｈ）との螺合のためのねじ
   山（１４）をその外面に設けた下部（１３）と、ソケッ
   ト（３）との螺合のためのねじ山（１６）を外面に設け
   、端部にノズルチップ（２）の載置座（１７）を有する
   上部（１５）とから形成され、前記上部（１５）と下部
   （１３）との間の中心軸にノズル孔（１１）を有するノ
   ズル本体（１）と、端部に前記載置座（１７）に嵌合す
   る押さえ部（２３）を有し、中心軸に円以外の形状のノ
   ズル孔（２１）を有するノズルチップ（２）と、上面に
   ノズルチップ（２）の上端を挿通する開口（３１）を形
   成した上面と、内面に前記本体（１）の上部外面に形成
   したねじ山（１６）と螺合するねじ山（３３）をその内
   面に形成した垂下部（３２）とを有するソケット（３）
   とからなるスプレーノズル。