JPH04271731A - 人工光型植物栽培装置 - Google Patents

人工光型植物栽培装置

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JPH04271731A
JPH04271731A JP3034524A JP3452491A JPH04271731A JP H04271731 A JPH04271731 A JP H04271731A JP 3034524 A JP3034524 A JP 3034524A JP 3452491 A JP3452491 A JP 3452491A JP H04271731 A JPH04271731 A JP H04271731A
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cultivation
box
beds
bed
plant cultivation
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Kenji Nakamura
謙治 中村
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Tabai Espec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造物の内部空間で人工
照明のもとに植物を栽培する人工光型植物栽培装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、植物の栽培方法として植物生産工
場等の構造物内での栽培が試みられている。この植物生
産工場等の構造物内での栽培は食用野菜等に利用されて
おり、構造物内の温度、湿度、炭酸ガス濃度等を制御し
つつ、人工照明を施して水耕栽培を行うものである。
【0003】このような植物栽培は次の利点がある。■
  構造物内での管理栽培であるから露地栽培における
ような天候不順による生育の遅れや、生育不良等のアク
シデントがない。■  植物の生長に必要な培養液を補
給しつつ栽培を行うものであるから土地の気候風土によ
って作物が限定されてしまうということがない。■  
外界から仕切られた空間内で、しかも清浄な環境下で栽
培を行えるので、無農薬栽培が可能である。■  植物
の生長に必要な養分が培養液により確実に補給されるの
で、露地栽培における連作の困難性がない。■  高品
質の植物を生長速度を早めて安定的に収穫することがで
きる。■  植物生産の機械化を実施し易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】構造物内での植物栽培
は以上のような利点があり、特に食用野菜の栽培に適す
るものであるが、未だ充分に普及しているとは言えない
。その理由は、特に、植物生産工場等の設置のためのイ
ニシャルコストが極めて高くつき、経済性、収益性に問
題があるためである。
【0005】また、植物生産工場等は収穫した植物を新
鮮な状態で且つ低価格で供給するために消費地に近い場
所に設置することが有利であり、これによって露地栽培
価格と対抗しようとするものであるが、そのような消費
地に近い土地は利用方法がたくさんあり、状況変化によ
り別途転換利用する場合があるのに、その際の撤去に多
額の費用を要し、この点も普及の妨げとなっている。
【0006】このような問題点を解決する方法として、
植物栽培のための構造物を運搬可能なコンパクトなもの
にすることが考えられるが、そのような構造物は内部空
間を地面に建設した構造物のように大きくし難く、作業
通路等の確保のため、植物栽培面積を大きくとれないと
いう問題がある。そこで本発明は、従来の構造物内での
植物栽培による利点をそのまま生かし、しかも従来の植
物生産工場等に比べて設置費用等のイニシャルコストが
安価につくとともに、所望の場所への設置、該場所での
配置変え、該場所からの撤去を容易に行え、しかも構造
物内空間を有効に利用して植物栽培面積を大きくとれる
人工光型植物栽培装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従い
、構造物の内部空間で人工照明のもとに植物を栽培する
人工光型植物栽培装置において、前記構造物を運搬可能
なものとし、該構造物内にその両内側壁に沿って、且つ
、間に作業通路を形成するように、固定植物栽培ベッド
を二列に架設するとともに、前記通路に出た位置又は前
記いずれかのベッド下に納まる位置をとれるように前記
ベッドを横切る方向に往復動可能に可動植物栽培ベッド
を設けたことを特徴とする人工光型植物栽培装置を提供
するものである。
【0008】前記運搬可能な構造物としては一例として
ISO規格に基づく海上輸送用コンテナを挙げることが
できる。該コンテナの中でも冷凍コンテナは冷凍装置を
備えており、これを空調装置の一部に利用できるので有
利である。このほか、陸上輸送用のコンテナ、トラック
やトレーラの荷台に一体的に形成されたコンテナ乃至バ
ンも考えられる。
【0009】前記往復動可能の可動植物栽培ベッドは、
前記架設された固定植物栽培ベッドに沿って長く一体的
に延びるものでもよいが、作業通路に立つ作業者の手の
届く範囲で該固定ベッドの長手方向に短く形成し、この
ように短く形成した可動ベッドを前記固定ベッドに沿っ
て複数個配置することが好ましい。前記固定及び可動植
物栽培ベッドとしては、一例として、底部に沿って養液
栽培用養液を流すことができるとともに育苗ボックス群
や栽培ボックス群を載置できるパンを備えたものを挙げ
ることができる。この場合、構造物内に培養液供給手段
を設けておくことが考えられる。
【0010】前記育苗ボックス群や栽培ボックス群は、
例えば、一定間隔に植え込み部を設けた栽培部材を、該
栽培部材に植えられた植物の生長段階に応じて異なる間
隔で装着できる数種類のボックスからなることができる
。該栽培部材としてはパネル状のものでも、ポットを連
結したようなものでもよく、任意である。前記パンはそ
の植物収穫側から育苗側へ向かって養液深さが段階的に
深くなるように形成して、育苗及びその後の栽培を円滑
に行えるようにしてもよい。また、該パンには、その中
の液位を調節する手段を設けてもよい。
【0011】人工光を得る照明手段は様々考えられるが
、一例として、前記構造物の外側に設けられたランプハ
ウスと、該ランプハウス内に設けられたランプセード及
びランプを含み、該ランプが前記構造物壁に設けた孔を
介して該構造物内に臨んでいて前記植物栽培ベッドに光
を照射できるものを挙げることができる。この場合、空
調負荷軽減等の目的で前記ランプハウスに排熱用の空気
流動手段を備えることができる。また、前記ランプ下方
に熱線吸収フィルタを備えてもよい。
【0012】また、別の例として、前記構造物内の天井
にランプを設けて植物栽培ベッドに光照射してもよい。 この場合にも、必要に応じ、ランプ下方に熱線吸収フィ
ルタを設けることができ、また、構造物壁等に換気ファ
ン等の空気流動手段を設けてもよい。さらに、ランプ位
置を調節する手段を設けてもよい。なお、前記構造物に
は、必要に応じ、空調手段、炭酸ガス供給手段等を設け
ることができる。
【0013】
【作用】本発明植物栽培装置によると、該装置はトラッ
ク、トレーラ等によって所望の場所へ運ばれて設置され
、その中で人工光の下に所望植物が栽培される。植物栽
培は構造物の両内側壁に沿って架設された固定の栽培ベ
ッド及びこれらベッドのいずれかの下から作業通路へ引
き出される可動ベッドを用いて行う。可動ベッドが前記
固定ベッドの長手方向に短く形成され、複数設けてある
ときには、作業通路の作業者が構造物の奥から出入口へ
移動する際に、該可動ベッドを奥側のものから順次作業
通路へ容易に引き出すことができ、また、作業者が構造
物の奥側へ進むときには、作業通路上の可動ベッドを出
入口側のものから順次固定ベッド下へ容易に納めて進入
することができる。また、各固定ベッド及び各可動ベッ
ドに対し、作業通路上の作業者が必要な処理を行える。
【0014】可動ベッドが固定ベッドに沿って長く形成
されていて、作業通路上に引き出した可動ベッドの奥側
部分まで作業者の手が届かないときには、該可動ベッド
に対してはこれを固定ベッドへ完全に、又は一部納めた
状態で必要な作業を行うことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例である可搬式の完全人
工光型植物栽培装置を図面を参照して説明する。図1は
該装置の断面を、図2は図1において左側から見た装置
側面を、図3は図1において右側から見た装置側面を、
図4は図1のX−X線に沿う断面をそれぞれ示している
【0016】この可搬式の完全人工光型植物栽培装置は
密閉空間を有する長方体形の構造物1を含んでおり、そ
の内部空間に一対の固定植物栽培ベッド2、2と、複数
の可動植物栽培ベッド7と、これらベッドに養液栽培用
養液を循環させるとともに該養液を管理する装置3を備
えるとともに、照明装置4、空調装置5及び炭酸ガス供
給装置6を付設したものである。
【0017】構造物1はISO規格に基づいて製作され
た海上輸送用コンテナである。海上輸送用冷凍コンテナ
には一般に20フィートタイプのものと、40フィート
タイプのものがあり、前者は外側寸法で長さ約6.05
m、幅約2.44m、高さ約2.44mに定められてお
り、後者は外側寸法で長さ約12.19 m、幅約2.
44m、高さ約2.59mに定められている。本発明に
はどちらでも採用できるが、ここでは40フィートタイ
プのコンテナが採用されている。
【0018】このようなコンテナを利用する理由は、耐
候性等が良好であり、極めて堅牢であり、気密性も満足
できるものであるうえ、運搬移動が容易であること等に
よる。なお、構造物としては、必ずしもこのようなコン
テナを利用する必要はなく、植物の人工光照明型の養液
栽培が可能で、運搬移動できるものならば、適宜、各種
構造物を採用することができる。図19に示すように、
トラックやトレーラTに一体的に設けたバンTCも利用
できる。
【0019】コンテナ1は全体が断熱性及び気密性ある
壁体から構成されており、長手方向の片側端部壁10は
ヒンジ支持による扉11を備え、他方の端部は端部壁1
2で閉じられている。扉11はロック装置を有している
。栽培ベッド2、2は、それらの間に作業通路200を
形成するようにコンテナ1の長手方向の両内側壁15、
15に沿って平行に配置されている。
【0020】各固定栽培ベッド2は、図1、図4、図5
に示すように、養液栽培用養液を流すための上端開口の
長尺パン21、該パンを作業し易い高さに支持する脚フ
レーム22を備えており、該パン上に後述する栽培ボッ
クスを載置できるように構成してある。各可動栽培ベッ
ド7は、図1、図4、図6に示すように、養液栽培用養
液を流すための上端開口のパン71、該パンを支持する
脚フレーム72を備えており、該パン上に後述する育苗
ボックスを載置できるようにしたものである。脚フレー
ム72の下端には複数のキャスタ73を設けてある。ベ
ッド7の頂部はベッド2のパン21の下面より低い位置
にある。
【0021】一方、コンテナ1内の底にはコンテナ長手
方向に直角に延びるレール74が複数本敷設してあり、
その上に前記キャスタ73が乗っており、この構成によ
り各ベッド7はいずれか一方の固定ベッド2の下へ納め
られた位置と作業通路200に引き出された位置とを往
復動できる。各ベッド7のコンテナ長手方向の長さは、
該ベッド7が通路200上に引き出されたとき、該通路
上の作業者が該ベッドの各部へ十分手を届かせ得る長さ
とされている。
【0022】前記レール74は、本実施例のようにコン
テナ1の内幅全体にわたって延びる必要はなく、少なく
とも一方のベッド2の下から通路200まで延びていれ
ば足りるが、本実施例のように、ベッド2、2間にわた
って延びていると、ベッド7をいずれのベッド2の下へ
でも納めることができるし、また、いずれかのベッド2
の下に予備のベッド7を予め配置しておくこともできる
【0023】図4及び図5に示すように、ベッド2のパ
ン21はその長手方向両側壁21aを有し、その上端に
後述する栽培ボックスを支持できる。図5に示すように
、両端壁211、212はボックスが落下しないように
両側壁21aより高く形成されている。パン21はコン
テナ扉側の端壁211から端壁212へ向け、僅かに下
り傾斜している。この端壁211が収穫側となり、端壁
212が稚苗定植側とされる。また、パン21は、図5
に示すように、その中程で深さが異なっており、それよ
り収穫側が浅く、定植側が深く形成されている。なお、
図5に示すように、パン深さがこのように異なっている
理由は後に説明するが、深さがこのように2段に異なる
場合のほか、必要に応じ3段以上に異なっていてもよく
、また、必ずしも深さが異なる必要はなく、全体が一様
な深さでもよい。
【0024】パン21の収穫側の端壁211には筒形の
養液供給口210が設けられているとともに定植側端部
には、図5に示すように、パン底に養液Fの落下孔21
3が設けられており、この孔に液位調節用の短筒体21
4が差し込まれている。この筒体の該孔への差し込み具
合を調節して筒体上端を上下調節することにより、パン
内液位αを調節することができる。
【0025】一方、可動栽培ベッドのパン71は図6に
示すように一様な深さに形成され、その長手方向両側壁
71a上端が後述する育苗ボックスを支持する。パン7
1の両端壁711、712はボックスが落下しないよう
に両側壁71aより高く形成してある。パン71はコン
テナ扉側の端壁711から他端壁712へ向け、僅かに
下り傾斜している。端壁711には筒形の養液供給口7
10が設けてあるとともに他端部底には養液Fの落下孔
713が設けてあり、該孔には液位調節用の短筒体71
4が差し込んであり、この筒体の差し込み具合でパン内
液位βを調節できる。
【0026】栽培ベッド7に載置する育苗ボックスは図
7及び(又は)図8に示すものであり、図7のボックス
25及び図8のボックス26はそれぞれ底板に養液通過
孔251、261を多数備えている。ボックス25には
別途発芽の前処理を行った種を播いたポリウレタンフォ
ーム製の柔軟なキューブC(図7に2点鎖線で示す)が
配置される。ボックス26にはボックス25で所定日数
を過ごした前記ウレタンキューブCが千鳥状に配置され
、キューブC間には種を播いていないキューブCが埋め
込まれ、隙間が埋められる。なお、この隙間には当初か
ら適当なスペーサを形成しておいてもよい。
【0027】栽培ベッド2のパン21に載置する栽培ボ
ックス27(図9、図10参照)、ボックス28(図1
1参照)、ボックス29(図12参照)、ボックス30
(図13参照)はそれぞれ両側及び奥側にのみ側壁を有
し、手前側の端271、281、291、301には側
壁がない。底にはボックス27に代表させて示すように
それぞれ4本の横桟272〜275が設けられている。 ボックス28、29、30については該横桟上に幅A1
、A2、A3のスペーサ282、292、302が10
本ずつ延びている。そしてA1<A2<A3の関係にあ
る。
【0028】ボックス27には、図14(1)及び(2
)に示す栽培パネルP1、P2が図9に2点鎖線で示す
ように交互に合計11本隙間無く配置される。各パネル
には五つの貫通円形孔Bが設けられている。但し、該孔
の位置は、一方のパネル上の隣りあう孔の中間に対応す
る位置に他方のパネル上の孔が配置されるように、両パ
ネル間で孔位置がずらされている。各孔Bは前記ウレタ
ンキューブCを丁度嵌着できるサイズである。
【0029】前記育苗ボックス25、26は栽培ベッド
7のパン71に例えば図15、図16或いは図17に示
すように、播種ステージ1S、育苗ステージ2Sのよう
に載置される。この場合、ボックス間やボックスとパン
端壁711、712との間から光が差し込んでパン内養
液Fに藻等が発生することを防止するために、ボックス
間やボックスとパン端壁との間には隙間を作らないこと
が望ましく、そのように各部の寸法を定めておくことが
望ましい。隙間ができたときは、その部分を例えば適当
な遮光部材81(図17参照)で塞いでもよい。
【0030】一方、前記栽培ボックス27〜30は、例
えば図18に示すように、栽培ベッド2のパン21上に
中間ステージ3S〜5S、集穫ステージ6Sのように載
置される。この場合もボックス間やボックスとパン21
の端壁211、212との間から光が差し込んでパン内
養液Fに藻等が発生することを防止するために、ボック
ス間やボックスとパン端壁との間には隙間を作らないこ
とが望ましく、そのように各部の寸法を定めておくこと
が望ましい。隙間ができたときは、その部分を例えば適
当な遮光部材82で塞いでもよい。
【0031】なお、植物栽培に支障がなければ、必要に
応じボックス25、26の一方又は双方をパン21に、
ボックス27〜30の少なくとも一種をパン71に載置
するようにしてもよい。ボックス27に装着される各栽
培パネルP1、P2の各孔Bには、ボックス26で所定
日数を過ごし、育苗段階を終えたキューブCが定植され
る。
【0032】ボックス28にはボックス27で所定日数
を過ごしたパネルP1、P2が交互に装着され、ボック
ス29にはボックス28で所定日数を過ごしたパネルP
1、P2が交互に装着され、ボックス30にはボックス
29で所定日数を過ごしたパネルP1、P2が交互に装
着される。各ボックス27、28、29、30はこれに
パネルP1、P2を装着すると、平面から見て隙間がな
く、換言すれば、ボックス寸法、パネル寸法、前記ボッ
クスのスペーサ寸法がそのように選択されており、従っ
て、これらボックスを通してパン21へ光が差し込むこ
とが防止され、パン内養液に藻等が発生することが防止
される。
【0033】前記パン21の深さが異なる段差部分21
5(図5参照)は丁度ボックス27群とボックス28群
のほぼ境目に対応するように形成されている。なお、植
物栽培ベッド2、7の大きさ、全体構造のほか、パン2
1、71、該パン上に配置される各ボックス25〜30
、該ボックスに装着される栽培パネルP1、P2等の形
状や各部寸法、材質、パン21、71上の栽培等のステ
ージの数やその長さ、各ステージにおけるボックスの数
等は前記実施例のものに限定される必要はなく、栽培す
る植物の種類、量、収穫時の所望の大きさ、作業性等を
考慮して、適宜選択決定することができる。また、播種
用の培地も前記ウレタンキューブに限定されることはな
く、必要に応じ、他の培地を使用してもよい。
【0034】植物養液栽培に用いる養液Fの循環及び養
液管理のための装置3は二つの固定栽培ベッド2、2の
コンテナ奥側の端部下方に設けられている。該装置はベ
ッド2、2に用いる部分31とベッド7に用いる部分3
2を含み、これら部分は養液循環用ポンプ311、32
1と、液混合部、養液タンク、養液管理部等を含む本体
312、322を備えている。ポンプ311はパイプ3
13(図5参照)を介して各ベッド2のパン21の養液
供給口210に養液を供給する。また、各パン21の養
液落下孔213に接続された回収パイプ314(図5参
照)が本体312に接続されている。
【0035】同様に、ポンプ321はパイプ323(図
6参照)を介して各ベッド7のパン71の養液供給口7
10に養液を供給する。また、各パン71の養液落下孔
713に接続された回収パイプ324(図6参照)が本
体322に接続されている。各パン71に接続したパイ
プ323及び324はいずれも長さに余裕のあるフレキ
シブルパイプ乃至柔軟な可撓性パイプからなり、これに
よって可動ベッド7を本体322に接続したままで移動
させることができる。
【0036】本体312、322の液管理部は養液の組
成、濃度、pH、EC、温度等を所定の状態に管理する
従来から知られているものであり、従ってここでの詳細
説明は省略する。なお、装置3は、その養液混合部等を
コンテナ外部に配置してもよい。また、装置3に代えて
、養液を噴霧する等、他の養液付与手段を採用すること
も考えられる。
【0037】照明装置4はコンテナ1内の天井に設けた
五つのランプセード41、各ランプセード内のランプ4
2、各ランプ下方を覆うようにランプセードに設けた熱
線吸収フィルタ43を備えている。各ランプ42はラン
プセード41及びフィルタ43と共に図示しない位置調
節手段でその位置を調節できるようになっているが、図
示例では天井中央に等間隔に一列に配置してある。
【0038】各ランプとしては、太陽光の代用となるも
のが望ましく、一般的にはメタルハライドランプ又は高
圧ナトリウムランプが使用されるが、ここでは高圧ナト
リウムランプが採用され、これによって、各ベッド2は
有効平面照度約18000〜22000ルックスで、作
業通路上の各可動ベッド7は有効平面照度約13000
〜16000ルックスで照らされる。
【0039】熱線吸収フィルタ44は、ここでは特開平
1−282505号に開示されているフィルタ、すなわ
ち水を基本ベースとし、これに第1鉄イオンを生成し得
る化合物と、L−アスコルビン酸又はD−アスコルビン
酸のいずれか一方又は双方をそれぞれ含有した液体を、
対向状に配置した透明体間に密閉収容したフィルタであ
る。
【0040】コンテナ1の長手方向両端壁10、12に
は、図1に示すように、通気口101、121を設け、
これにフード91、92及びダンパ付き換気用ファン9
3(吸気用)、94(吐出用)を臨設してあり、このフ
ァンの一方又は双方の運転によりコンテナ内の換気を行
えるとともに、ランプ発熱による空調負荷を軽減し、装
置ランニングコストを下げることができる。
【0041】また、前述のように熱線吸収フィルタを使
用すると、ランプ発熱によるコンテナ内の空調負荷をそ
れだけ軽減できるうえ、コンテナ内の炭酸ガス濃度を大
気状態より高める場合に、炭酸ガス供給装置6における
炭酸ガス消費量を抑制できる効果もある。なお、照明装
置としては前記実施例のものに限定されることはなく、
ランプの種類、配置、数、熱線吸収フィルタの種類その
他において、栽培ベッドの配置、数、大きさ等に応じ、
他の態様のものを採用してもよい。本例のように照明装
置をコンテナ1内に設ける場合には、該コンテナを含む
本発明装置を上下に積み重ねることができる利点がある
【0042】次に空調装置5について説明すると、この
装置5はコンテナ1内の温度及び湿度を所定の状態に制
御するもので、そのクーリングコイル51はコンテナ1
内の天井に、他の部分52はコンテナ1の端部壁12の
外側に付設されている。なお、冷凍コンテナを採用した
ときは、その冷凍装置を利用できる。炭酸ガス供給装置
6は、コンテナ外壁に付設した炭酸ガスボンベ61のほ
か、ボンベ61からコンテナ1内へ炭酸ガスを導入する
図示しない配管、該配管途中に設けられたそれ自体すで
に知られたガス供給制御弁、該弁の開度を制御するそれ
自体知られた制御装置を備えている。
【0043】なお、図3中、Aは各部に対するコントロ
ールボックスである。次に前記栽培装置による植物栽培
例を説明する。例えばサラダ菜を栽培する場合を例にと
る。コンテナ1内を照明装置4にて照明し、空調装置5
を作動させて所定の温湿度に維持できるようにし、炭酸
ガス供給装置6を作動させて所定の炭酸ガス濃度に維持
できるようにする。また、養液循環管理装置3を作動さ
せてサラダ菜の生長に必要な所定組成、濃度、pH、E
C、温度の養液を各ベッドのパンに供給する。供給され
た養液はパンの勾配に沿って装置3の本体へ戻るように
循環する。なお、養液循環に先立って、パン21、71
に設けた液位調節筒体214、714上端の高さを所望
の液位を得るように調節しておく。
【0044】各ベッド2に対する作業は、作業者が通路
200に位置して行うことができ、この場合、邪魔にな
る可動ベッド7はいずれかのベッド2の下へ納めておく
。また、各ベッド7に対する作業は、そのベッドを通路
200へ引き出して行う。この場合も、邪魔になる他の
ベッド7はベッド2の下へ納めておくことができる。 コンテナドアを閉めて栽培を行うときは、ボックス25
、26を載置したベッド7を通路200へ引き出してお
く。
【0045】なお、作業者はコンテナ1の扉11を開閉
してコンテナ内に出入りする。作業者は、図7に示す育
苗ボックス25にウレタンキューブCを敷き詰め、各キ
ューブに別途発芽前処理を施したサラダ菜の種を播き、
このボックス25を1又は2以上の可動ベッド7のパン
71に載置する。ボックス25のセット終了後、その可
動ベッド7を通路200に引き出しておく。そのあと、
コンテナ扉11を閉める。このようにして播種したボッ
クス25を先行ボックスを片方へ押しやりつつ、或いは
他の空いた可動ベッド7へ移し変えて毎日一つずつセッ
トし、所定日数経過後は第1の播苗ステージ1Sに常時
所定個数のボックス25がセットされるように作業する
【0046】ステージ1Sで所定日数を過ごしたボック
ス25は該ステージから取り出し、該ボックス内の発芽
したキューブCを図8に示す育苗ボックス26に千鳥状
に詰め替え、該ボックス26をいずれかのベッド7の育
苗ステージ2Sに搭載する。ステージ1Sが一杯になっ
たあとはこの作業を毎日行い、ステージ2Sに常時所定
個数のボックス26がセットされるように作業する。
【0047】ステージ2Sで所定日数を過ごしたボック
ス26は該ステージから取り出し、該ボックス内のよく
育った稚苗を付けたキューブCを選出して、該キューブ
Cを図14(1)及び(2)の栽培パネルP1、P2の
各孔Bに定植し、該パネルP1、P2を図9に示すボッ
クス27に交互にセットし、該ボックスをベッド2の栽
培ステージ3Sに搭載する。ステージ2Sが一杯になっ
たあとはこの作業を毎日行い、ステージ3Sに常時所定
個数のボックス27がセットされるように作業する。
【0048】ステージ3Sで所定日数を過ごしたボック
ス27は該ステージから取り出し、該ボックス内パネル
P1、P2を図11のボックス28に移し変え、交互に
装着し、該ボックスを次の栽培ステージ4Sに搭載する
。ステージ3Sが一杯になったあとはこの作業を毎日行
い、ステージ4Sに常時所定個数のボックス28がセッ
トされるように作業する。
【0049】ステージ4Sで所定日数を過ごしたボック
ス28は該ステージから取り出し、該ボックス内パネル
P1、P2を図12のボックス29に移し変え、交互に
装着し、該ボックスをさらに次の栽培ステージ5Sに搭
載する。ステージ4Sが一杯になったあとはこの作業を
毎日行い、ステージ5Sに常時所定個数のボックス29
がセットされるように作業する。
【0050】ステージ5Sで所定日数を過ごしたボック
ス29は該ステージから取り出し、該ボックス内パネル
P1、P2を図13のボックス30に移し変え、交互に
装着し、該ボックスをベッド2の最後の栽培ステージ6
Sに搭載する。ステージ5Sが一杯になったあとはこの
作業を毎日行い、ステージ6Sに常時所定個数のボック
ス30がセットされるように作業する。
【0051】このように植物の生長に応じた株間隔で密
植栽培が行われ、最終的にステージ6S上のボックス3
0から所定状態に生長したサラダ菜を収穫することがで
きる。なお、栽培ステージ3S、4S、5S及び6Sに
おいて、各栽培パネルP1、P2をボックスからボック
スへ移し変えたり、各栽培ボックスをパン21上で移動
させるとき等には、前記液位(液深さ)調節筒体214
を上昇させて養液を深くし、これによって植物の根を浮
遊状態としてその損傷を少なくすることができる。
【0052】以上の栽培中、各ベッド2、7においては
、ベッド上の各キューブCの下端部が養液に漬かるよう
に養液が循環され、ベッド7における育苗ステージ1S
、2S及びベッド2における栽培ステージ3Sでは養液
が深く、深水循環方式により栽培され、株根は該養液中
に浮遊状態におかれ、十分に養分を吸収できるとともに
損傷が少ない。栽培ステージ4S以降では、養液は浅く
、根への酸素補給が良く行われる浅水循環方式により栽
培される。
【0053】前記実施例によると、各植物栽培ベッド2
、7はその上にボックス25〜30を手作業で載置する
タイプのものであり、簡単な構造のものであるから、植
物栽培装置設置のイニシァルコストを下げる上で極めて
有利である。しかし、前記栽培ベッドに代えて機械力を
利用して手動式又は自動式に植物の生長に応じて株間隔
を次第に広げる得る構造の栽培ベッドを採用してもよい
。このようなベッドを提供するには、例えば、特開昭6
2−122533号公報、実開昭62−21853号公
報、実開平1−82745号公報等に開示されている植
物の生長に応じて株間隔を株進行方向及びそれに直角な
方向に広げることができる装置を利用することができる
。但し、ベッドを収容する構造物として、コンテナ1の
ように細長い形状のものを採用する場合には、株進行方
向にのみ次第に株間隔が広がるようにし、それと直角方
向には当初から株間隔をある程度広げておいてもよい。
【0054】また、前記実施例における養液循環及び管
理装置3、照明装置4、空調装置5及び炭素ガス供給装
置6等を例えば地上環境を構成するグループと地下環境
を構成するグループに分け、それぞれを専用のコントロ
ーラで集中制御してもよい。さらに、複数の本発明装置
が設置される場合には、それらをコンピュータで集中制
御することも可能である。
【0055】以上説明した実施例装置は、従来の植物生
産工場における利点を十分備えているうえ、それ自体工
場における製造が可能であるとともにトラック、トレー
ラ等に積んで所望の場所、例えば農地、市街地の空き地
、遊休工場敷地、各種研究所敷地、砂漠地帯、南極基地
等の寒冷地、船舶等へ簡単に運び、そこに実質上現地工
事なく容易に設置することができるので、装置設置のイ
ニシァルコストが従来に比べて格段に安くつく。
【0056】さらに、運搬移動が容易であり、コンパク
トにまとまっているので、貿易にも有利である。また、
運搬移動が容易であることから、設置場所の状況変化に
よりその場所の転換利用を考える場合でも、容易に撤去
して該転換利用が可能となる。さらに、作業通路200
に引き出せる可動ベッド7を採用したので、狭いコンテ
ナ内の水平断面積を略90%までも有効利用して植物栽
培面積を増大させることができる。
【0057】また、前記植物栽培装置は、これを多数設
置すれば植物の大量生産が可能であるほか、多品種少量
生産にも適し、植物栽培研究にも適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、従
来の構造物内での植物栽培による利点をそのまま生かし
、しかも従来の植物生産工場等に比べて設置費用等のイ
ニシャルコストが安価につくとともに、所望の場所への
設置、該場所での配置変え、該場所からの撤去を容易に
行え、しかも構造物内空間を有効に利用して植物栽培面
積を大きくとれる人工光型植物栽培装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1に示す装置の左側面図である。
【図3】図1に示す装置の右側面図である。
【図4】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図5】固定配置の植物栽培ベッドにおけるパンの断面
図である。
【図6】可動の植物栽培ベッドにおけるパンの断面図で
ある。
【図7】育苗ボックスの一例の平面図である。
【図8】育苗ボックスの他の例の平面図である。
【図9】栽培ボックスの一例の平面図である。
【図10】図9のボックスの断面図である。
【図11】栽培ボックスの他の例の平面図である。
【図12】栽培ボックスのさらに他の例の平面図である
【図13】栽培ボックスのさらに他の例の平面図である
【図14】栽培パネルの平面図である。
【図15】可動ベッドへの育苗ボックス載置の一例の平
面図である。
【図16】可動ベッドへの育苗ボックス載置の他の例の
平面図である。
【図17】可動ベッドへの育苗ボックス載置のさらに他
の例の平面図である。
【図18】固定ベッドへの栽培ボックス載置の一例の平
面図である。
【図19】植物栽培用構造物を一体的に設けたトラック
の側面図である。
【符号の説明】
1  コンテナ 15  コンテナ内側壁 2  固定の植物栽培ベッド 200  作業通路 7  可動植物栽培ベッド TC  トラック一体型構造物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  構造物の内部空間で人工照明のもとに
    植物を栽培する人工光型植物栽培装置において、前記構
    造物を運搬可能なものとし、該構造物内にその両内側壁
    に沿って、且つ、間に作業通路を形成するように、固定
    植物栽培ベッドを二列に架設するとともに、前記通路に
    出た位置又は前記いずれかのベッド下に納まる位置をと
    れるように前記ベッドを横切る方向に往復動可能に可動
    植物栽培ベッドを設けたことを特徴とする人工光型植物
    栽培装置。
JP3034524A 1991-02-28 1991-02-28 人工光型植物栽培装置 Granted JPH04271731A (ja)

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JPH0585134B2 JPH0585134B2 (ja) 1993-12-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017138054A1 (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 水耕栽培装置
JP2017176081A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 新電元工業株式会社 リーファコンテナを利用した植物工場システム

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