JPH04271310A - レンズ鏡筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の撮像
装置に用いるレンズ鏡筒に関する。

【０００２】

【従来の技術】ビデオカメラは近年小型・軽量および、
高倍率・多機能化に伴ない普及の目覚しいものがある。 また最近オートフォーカス方式として、ＴＶ−ＡＦと呼
ばれる方式のＡＦが用いられている。これは、撮像素子
からの映像信号における高域周波数成分（焦点電圧）の
ピークを検出してピークを合焦位置として適正となる様
フォーカスレンズを駆動制御するものである。

【０００３】上述レンズの制御はレンズ寸動範囲全域に
渡ってレンズを移動させ、この中で最も高域・周期成分
の高い位置を検出するものである。実際には、ＮＴＳＣ
方式のＴＶ信号の１フィールド期間である１／６０秒間
でレンズを微小移動させる事で各移動点での焦点電圧の
値に基づいて、高周波信号成分のピークを検出する事を
行なっている。

【０００４】この様にレンズを微小移動させる様な駆動
装置は実開平２−７１１５５号公報に記載されたもので
ある。

【０００５】以上のＡＦ方式のレンズに於いて主流とな
りつつあるのが第一群が固定で後群をフォーカスレンズ
として動かす、インナーフォーカスタイプのレンズであ
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たインナーフォーカスタイプのレンズでは、図１の如く
、１〜３群レンズ、３群〜ＣＣＤ間において、密ぺいし
た、太鼓状の気室が出来ることが多い為、駆動系からの
振動により、レンズ鏡筒内で共鳴してしまいレンズユニ
ットとしての駆動騒音が大きくなってしまうと言う欠点
がある。したがって、マイク位置の設定に制約が出来、
ゆえにビデオカメラの小型化がむずかしくなってしまう
。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、鏡筒部
に任意の小さい穴をあける事により、共鳴音を低下させ
、レンズユニットの駆動騒音を減少させたものである。

【０００８】

【実施例】図１及び、図２は、本発明の第１の実施例を
示し図１は、本発明の概要を示す、レンズ鏡筒の断面図
であり、■はフォーカスレンズ駆動用ステッピングモー
タ、■はフォーカスレンズ群（４群レンズ）、■はモー
タ■の回転によりフォーカスレンズ■を移動させる為の
フォーカスラックユニットであり、モータ１の出力とな
るリードスクリュー１ａと係合している。■はフォーカ
スレンズの光軸方向の移動をガイドするガイドバー、■
はフォーカスレンズ群２及びモータ１を固定する４群固
定筒、■はズームモータ、■は３群レンズユニット（コ
ンペンセータ）、■はズームレンズ群（２群、バリエー
タ）、■はズームモータ■よりの回転動力をズームレン
ズ群■を直線運動にして動かすズームスクリュー、

【０
００９】

【外１】 は２群レンズ群８光軸方向の移動をガイドするガイドバ
ー、

【００１０】

【外２】 は１群レンズ

【００１１】

【外３】 及び、ズームレンズ群８を固定する前側固定筒、

【００
１２】

【外４】 は１群レンズ、

【００１３】

【外５】 はＣＣＤ（固体撮像素子）である。

【００１４】図２は、本発明の特徴を最も良く表わす図
面で、図１の３群レンズユニット７の正面図を表わした
ものであり、

【００１５】

【外６】 は３群固定環、

【００１６】

【外７】 は３群レンズ（固定のコンペンセータ）、

【００１７】

【外８】 は任意カ所に設けられた貫通孔である。

【００１８】ＡＦ用のステッピングモータ■を回すとラ
ック■を経由してフォーカスレンズ群２が光軸に対し直
線的に動く、またズームモータ■を回転させるとズーム
スクリュー■を介してズームレンズ群■が光軸に対し直
線的に動くが、モータは動作する事によって振動を少な
からずとも発生させる為、レンズ鏡筒取付板（主として
金属製）を通じレンズ固定鏡筒部材■，■，

【００１９
】

【外９】 が共振されてしまう。特にインナーフォーカスタイプの
レンズでは、１〜３群レンズ間と３群レンズ〜ＣＣＤ間
の２ケ所で太鼓に似た円筒状に密封されてしまう為、モ
ータから発生する振動が鏡筒内で共鳴する為、図２の様
な貫通孔１６を設けレンズ鏡筒内の共鳴音をおさえるも
のである。

【００２０】（他の実施例） （実施例２） 図３は、実施例２の特徴を最も良く表す図であり、貫通
孔１６の一部を表わしている。

【００２１】

【外１０】 は遮光部材であり、３群固定環１４とは同部材あるいは
別部材によって構成され、実施例１に対し貫通孔１６が
、レンズ光学系に対し、ゴースト等の不都合な場合、遮
光出来る様にしたものである。

【００２２】（実施例３）図４は実施例３の特徴を表す
図であり

【００２３】

【外１１】 は通気性があり、湿気及び光を通さない材質のシートで
ある。シート

【００２４】

【外１２】 を貫通孔１６に接着等で固定する事により、実施例２の
様な遮光を考えた実施が出来る。

【００２５】（実施例４）実施例３同様な方法で、図１
の前側固定筒１１あるいは４群レンズ固定環２ａの外周
に貫通孔をあけ、図４に示したシート

【００２６】

【外１３】 をつける事により、更なる共鳴低減が出来、外部からの
湿気も防げる為、カビ等によるレンズの劣化も防げる。

【００２７】

【発明の効果】以上、説明した様に駆動系の振動に対し
共鳴し、レンズ駆動騒音が大きくなってしまうものに対
し、レンズ固定部材に任意に貫通孔をあけることにより
、レンズ鏡筒内共振によるレンズ駆動騒音を大幅に低下
させる事が出来る為、ビデオカメラにあってはマイク位
置の設定が自由に出来、しいてはカメラを小型化に出来
る効果がある。

【００２８】又、上記貫通孔に遮光対策用の部材（例え
ばシート）を空気の通過ができるように設けたことによ
り、遮光上の問題も発生させない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例に於けるインナーフォーカスレン
ズの概要を示す図。

【図２】本発明実施例の要部としての第３群固定環の図
。

【図３】本発明実施例２を示す貫通孔近傍の断面図。

【図４】本発明実施例３を示す貫通孔近傍の断面図。

【符号の説明】

１　　フォーカス用のステッピングモータ２　　フォー
カスレンズ群 ３　　フォーカスラックユニット ５　　４群固定筒 ６　　ズームモータ ７　　３群レンズユニット ８　　ズームレンズ群 １１　　前側固定筒 １２　　１群レンズ １３　　ＣＣＤ（撮像素子） １４　　３群固定環 １５　　３群レンズ １６　　貫通孔 １７　　遮光板 １８　　遮光通気シート

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　密閉状となるレンズ鏡筒部を有するレ
   ンズ鏡筒において、前記レンズ鏡筒部に騒音低減の為の
   貫通孔を設けたことを特徴とするレンズ鏡筒。
2. 【請求項２】　　上記レンズ鏡筒部の内部には可動のレ
   ンズ群が配置されていることを特徴とする請求項１記載
   のレンズ鏡筒。
3. 【請求項３】　　上記貫通孔に空気が通過できるように
   遮光部材を設けたことを特徴とする請求項１又は２のレ
   ンズ鏡筒。