JPH04269480A - シールドコネクタ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、重積式のシールド付
き電気コネクタ組立体と、この組立体において使用する
ための絶縁性コネクタ支持ハウジングと、同組立体にお
いて使用するための一片形の金属シールドとに関する。

【０００２】

【従来の技術】米国特許ＵＳ−Ａ−４，８１８，２３９
およびＵＳ−Ａ−４，８７８，８５６は、重積式の電気
コネクタ組立体を開示しており、同組立体内では、２つ
の電気コネクタが、金属ブラケットにより重積状態に支
持され、この金属ブラケットは、固着具により前記コネ
クタの取付けフランジに固定される。これらの組立体は
遮蔽されない。

【０００３】米国特許ＵＳ−Ａ−４，８４２，５５４、
ＵＳ−Ａ−４，８４２，５５５、およびＵＳ−Ａ−４，
８４２，５５４には、全体がシールドで遮蔽された表面
取付け用円形ＤＩＮ形電気コネクタが開示されている。 これらのコネクタの各々は、断面がほぼ四角形の絶縁ハ
ウジングを具え、この絶縁ハウジングは、取付けハウジ
ングがなく、前記シールドから下垂している取付け突起
により、回路基板へ固定される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】複数のそのようなコネ
クタを１つの回路基板上に取付けるために必要とされる
回路基板の間口を減少させるには、コネクタを重積させ
るのが望ましいが、同時に、それらを適切に遮蔽するの
が望ましい。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の一特徴によると
、シールド付き重積形電気コネクタ組立体は、上側およ
び下側の重積される電気コネクタを具備し、各電気コネ
クタは、断面がほぼ四角形の本体を有し、この本体は環
状の凹所を有し、この凹所内では断面円形のプラグ部が
、断面円形の外部シールド付き電気ソケットと嵌合する
ために、前方へ突出する。一片形の絶縁性コネクタ支持
ハウジングが、コネクタサポート（コネクタ支持台）を
有し、このコネクタサポートは、前記絶縁性コネクタ支
持ハウジングから水平方向に突出していて、これの上に
前記上側のコネクタを支持する。前記下側のコネクタは
、前記コネクタサポートの下側に配置される。一片形の
金属シールドが止着手段を有し、この止着手段は、前記
上側および下側コネクタの両方のための各ハウジングに
係合するとともに、前記コネクタ支持ハウジングに係合
し、これにより、前記各ハウジングを前記シールド内に
保持する。前記シールドには孔が設けられ、これにより
、外部シールド付き電気ソケットの各々が、各コネクタ
のプラグ部に嵌合されるのを可能にしている。

【０００６】したがって、前記各コネクタには取付けフ
ランジがないけれども、前記コネクタサポートが、前記
シールドと協働して、それらのコネクタを重積状態に保
持する役目をし、したがって、これにより一体の剛性の
高い重積形コネクタ組立体が得られ、同組立体の部品を
組立状態に置くために、別の固着手段が必要とならない
。

【０００７】都合の良いことに、前記シールドは、前記
重積状態の２つのコネクタ上、および前記支持ハウジン
グ上へ摺動されることが可能となるように構成されるこ
とができ、この場合、このシールドが有する止着手段は
、単にこのシールドを前記コネクタ上、および前記支持
ハウジング上へ摺動させるだけで、前記コネクタのハウ
ジング、および前記支持ハウジングに固く係合する。

【０００８】前記支持ハウジングには、前記上側のコネ
クタの端子から下方へ突出した端子脚を固定するために
、端子脚離間用プレートを設けてもよく、この結果、そ
の脚の自由端が、前記組立体本体の下方へ突出し、前記
下側のコネクタの端子も、前記組立体の下方へ突出する
端子脚を有し、この結果、全ての端子脚の自由端が、回
路基板上の信号用導体へのロウ接のために、同回路基板
中の各孔へ挿通されることができる。もちろん、前記シ
ールドは、任意の適切な手段によりアースへ接続される
ことも可能である。

【０００９】前記上側および下側コネクタ間の間隔は、
前記コネクタ支持ハウジングのコネクタサポートの寸法
を適切に設定することにより、選択することが可能であ
る。

【００１０】前記コネクタを前記支持ハウジングに対し
て一時的に固定するための手段を用意してもよく、これ
により、それらに対して前記シールドを組付けるために
、それらを互いの正確な相対位置に保持するようにして
もよい。

【００１１】本発明の他の特徴によると、シールド付き
の重積形電気コネクタ組立体において電気コネクタを重
積させる際に使用するための、一片形の絶縁性電気コネ
クタ支持ハウジングが、ほぼ四角形のフレームを具え、
このフレームは、上壁と、底壁と、これらの上壁および
底壁を接続する一対の互いに離間された細長い側壁とに
より構成され、各側壁は、前面および後面を有している
。コネクタサポートが、前記側壁の前面から、これにほ
ぼ直角の状態で突出し、かつ前記上壁および底壁間のほ
ぼ中央で突出している。

【００１２】一対の互いに平行な端子脚離間用プレート
が、前記側壁の縦方向で互いに離間された状態で、前記
側壁間に架設され、各離間用プレートは、前記フレーム
の後方へ開口した複数の端子脚受容切欠を有している。 第１引掛け肩が、前記コネクタサポートの上方で、各側
壁に設けられ、また第２引掛け肩が、前記コネクタサポ
ートの下方で、各側壁に設けられる。これらの引掛け肩
は、前記金属シールド上の各爪が前記支持ハウジング上
へ摺動される際に、同各爪に引掛け状態に係合する役目
をする。

【００１３】前記上側のコネクタを安定状態に支持する
ために、コネクタサポートは、交差バーを架設された２
本のアームを具えていてもよく、その交差バーは、その
上面上にリブを有している。したがって、よくあるよう
に、前記上側のコネクタが前記側壁から下垂したリブを
有している場合、同リブは、前記コネクタサポートの各
アーム上に載置されることができ、このとき、前記ハウ
ジングの前部が、同リブ上に支持される。

【００１４】本発明のさらに他の特徴とよると、上側お
よび下側の重積されるコネクタのための、一片形の金属
シールドは、前記コネクタの各々が断面ほぼ四角形の本
体を有し、この本体が環状の凹所を有し、この凹所内で
は、断面円形の本体を持つプラグ部が、断面円形の外部
シールド付き電気ソケットに嵌合するために突出する場
合の電気コネクタのための金属シールドであり、この金
属シールドは、前記上側のコネクタの本体における上壁
のほぼ全体を包囲するための上壁を具えている。また、
このシールドは、一対のシールド側壁も具え、各シール
ド側壁は、前記シールド上壁に隣接し、このシールド側
壁は、前記上側および下側コネクタの両方の本体におい
て、相対向している側壁のほぼ全体を包囲するためのも
のである。前記シールド上壁および前記シールド側壁に
隣接するシールド正面壁が、自らの中に２つのほぼ円形
の開口を有し、各開口は、前記プラグ部の各１つに嵌合
する各ソケットを受容するためのものである。したがっ
て、前記シールドは、重積形コネクタのほぼ全体のため
のシールドを構成するように適合される。

【００１５】以下、添付図面を参照して本発明の実施例
を説明する。

【００１６】

【実施例】以下、図１〜５を参照する。シールド形重積
式電気コネクタ組立体は、上方および下方に位置する直
角タイプの円形ＤＩＮ形電気コネクタ２および４のそれ
ぞれを具備し、これらのうちの各絶縁ハウジング６およ
び８のみが図１に示され、さらに前記組立体は、コネク
タ支持用絶縁ハウジング１０と、共通の金属シールド１
２とを具備している。

【００１７】各コネクタ２および４は、実質的に米国特
許ＵＳ−Ａ−４，９０８，３３５号に従うもので、この
特許は参考としてここに併合される。

【００１８】各ハウジング６および８は、断面円形のプ
ラグ部１４を有し、プラグ部１４は、断面円形で外部を
シールドされた嵌合ソケット（図示せず）と嵌合するた
めのもので、この嵌合ソケットからは電気ピンが突出し
ている。各ハウジング６および８は、中央部１６を有し
、これから前記プラグ部１４が突出している（図１およ
び５）。

【００１９】このプラグ部１４には、（本実施例では）
８個の互いに平行な端子受容空洞１８が形成され、この
空洞１８はプラグ部１４を軸方向に貫通し、かつプラグ
部１４の嵌合面１９で開口している。各空洞１８の中に
は、電気ソケット端子２０が保持され、この電気ソケッ
ト端子２０は、シールド付き嵌合ソケットの各ピンと嵌
合するためのものであり、このシールド付き嵌合ソケッ
トは、実質的に米国特許ＵＳ−Ａ−４，８４２，５５５
号に従うものでもよく、この特許は参考としてここに併
合される。前記端子２０は、１９８８年６月３日に出願
された共に係属中の米国特許出願Ｓｅｒｉａｌ　　Ｎｏ
．２０２，１６７の教示に実質的に従うものであり、こ
の出願中の特許は参考としてここに併合される。

【００２０】前記中央部１６は、これから前方へ突出し
たフード２２を有し、フード２２は、前記プラグ部１４
をこれから離間した状態で包囲し、これにより、前記嵌
合されるシールド付きソケットが前記プラグ部１４に嵌
合されるのを可能にする。この中央部１６は、前記嵌合
面１９の反対側に端子受容面２４を有し、各空洞１８が
、この面２４ならびに面１９で開口している。

【００２１】前記プラグ部１４は、前記嵌合ソケット上
のキーを受容するために、軸方向のキー通路２６を有し
ている。保護スカート２８が、中央部１６から後方へ突
出している。前記フード２２およびこのスカート２８は
、前記ハウジングの各側壁３０上に形成され、かつ共通
の外部溝３２を有し、外部溝３２は、フード２２の前部
エッジに開口した朝顔形の口３４を有している。後部で
は、各溝３２はスカート２８の後部エッジに開口してい
る。

【００２２】各側壁３０には、前部カム面３７に隣接す
る引掛け肩３６が形成されている。前記スカート２８に
は、中央Ｖ溝３８が形成されている。各側壁３０の底部
からは、リブ３９が下垂し、これらのリブ３９は互いに
平行であって、前記ハウジングの長手方向に延在してい
る。

【００２３】前記コネクタ２および４は、下記の点にお
いて互いに異なることが可能である。上方のコネクタ２
のハウジング６において、前記スカート２８の底壁４０
は、平坦で連続したものであってもよく、この場合、下
方のコネクタ４のハウジング８におけるスカート２８の
底壁４２は、端子脚離間用プレートとして形成され、こ
の端子脚離間用プレートは、上記した米国特許ＵＳ−Ａ
−４，９０８，３３５の教示に従って形作られた４つの
端子脚受容切欠４４を有するものである。

【００２４】上方のコネクタ２の各端子２０は、直角に
折曲げられた長い端子脚４６を有し、この端子脚４６は
、スカート２８の底壁４０を越えて突出するとともに、
スカート２８の下方へ下垂し、この下方でロウ接ピン４
８内に成端されている。一方、下方のコネクタ４の各端
子２０は、直角に折曲げられた短い端子脚５０を有し、
端子脚５０は、底壁４２を越えて突出するとともに、切
欠４４の１つを貫通して下方へ突出し、２本の脚５０が
各切欠４４内に受容され、また脚５０のロウ接ピン５２
が、ハウジング８のリブ３９の下方で、前記ロウ接ピン
４８と同一の水平面内に終端を有している。前記脚４６
および５０は、それぞれ上記した米国特許ＵＳ−Ａ−４
，９０８−３３５および特許出願第２０２，１６７号の
教示に従って、端子２０へ接続されるので、これらの各
組のロウ接ピン４８および５０は、２つの直角の列内に
延在する。

【００２５】つぎに、適切なプラスチック材料から一体
に成形された前記コネクタ支持ハウジング１０について
、特に図１および５と、図７〜９を参照して説明する。 このハウジング１０は、ほぼ四角形で垂直方向に細長い
フレームの形となった本体５４を有し、本体５４は、上
壁５６と、複数の側壁５８と、底壁６０とを有している
。

【００２６】前記上壁５６には、これから反対に向くよ
うに前方へ突出した、中央の三角形突起６２が形成され
ているとともに、後方へ開口した同様形状の切欠６４が
形成されている。上壁５６の前面からはリブ６６が前方
へ突出し、リブ６６は、前記突起６２の下方で自らの長
手方向に延在している。

【００２７】各側壁５８は、その上端部の近くに、横断
溝６８を形成され、これらの溝６８は互いに整列し、か
つ各々が、各側壁５８の前面および後面の両方に開口し
ている。溝６８の下方で、各側壁５８には、互いに垂直
方向に離間された切欠７０および７２がそれぞれ形成さ
れ、切欠７０は溝６８に接近し、切欠７２は、側壁５８
の底面から下垂したリブ７４に接近している。切欠７０
および７２は、それぞれ前部の引掛け肩７６および７７
で終わっている。

【００２８】前記側壁５８は、その高さのほぼ中央に、
端子脚離間用プレート７８を架設され、この端子脚離間
用プレート７８は、後方へ開口した４つの端子脚受容切
欠８０を有し、切欠８０は離間用プレート４２の切欠４
４に類似している。切欠８０は、これの中に受容された
端子脚の横移動を制限するとともに、挿入時に能動的に
停止させるが、この切欠の側壁に保持のためのＶ溝を有
してはいない。第２の端子脚離間用プレートを構成する
前記底壁６０には、前記切欠４４と同一の形状を有する
４つの、後方へ開口した切欠８２が形成されている。コ
ネクタ支持台（コネクタサポート）８６のアーム８４が
、各側壁５８の前面から前方へ突出し、これらのアーム
８４は、前記本体５４から遠い方のそれらの端部を、交
差バー８８により連結されている。交差バー８８の上面
上には、コネクタを保持する中央の縦リブ９０がある。 前記離間用プレート７８の前面からは、前記台８６の直
下で中央の三角形突起９２が突出し、かつこれの下方で
、中央の縦リブ９４が突出している。

【００２９】前記シールド１２は、単一片のシート状金
属材料から打ち抜いて形成されるもので、以下これにつ
いて、特に図１，２および５を参照して説明する。シー
ルド１２の幾つかの特徴は、上記した米国特許ＵＳ−Ａ
−４，４８２，５５４号の教示に従っている。シールド
１２は、上壁９６と、一対の側壁９８とを具え、各側壁
９８は、上壁９６に隣接し、かつ上壁９６の相対向する
横エッジから下垂し、またシールド１２は、前記壁９６
および９８に隣接した正面壁１００を具えている。

【００３０】この正面壁１００は、互いに離間された状
態で重なり合った２つの円形の貫通孔１０２を有し、貫
通孔１０２は、プラグ部１４の嵌合面１９とほぼ同心的
であり、各貫通孔１０２は、前記プラグ部１４の各１つ
と嵌合するための各シールド付きソケットを受容するた
めのものである。貫通孔１０２は、複数の弾力的な片持
ち梁状フィンガ１０３を有し、フィンガ１０３は、貫通
孔１０２の周辺エッジからシールド１２内の範囲まで、
内側へ突出し、かつ、相嵌合される補完的コネクタのシ
ールドに係合するよう、プラグ部１４まで傾斜状態に突
出している。前記シールド１２の後端部は開放され、シ
ールド１２の底部も開放されている。

【００３１】前記側壁９８および正面壁１００の高さは
、前記２つのコネクタ・ハウジング６および８と、前記
ハウジング１０の台８６のアーム８４の高さに等しくな
っている。前記上側および下側のコネクタ２および４に
おけるプラグ部１４の重積高さ、もしくは同プラグ部１
４の嵌合面間の中心対中心の距離は、アーム８４の厚さ
を適切に調節することにより、変更することができる。 コネクタ２および４とハウジング１０の副組立体の各重
積高さは、それらの上に適合する寸法を持つシールドを
有することになる。

【００３２】前記上壁９６の後端部の近くで、上壁９６
の相対向する横エッジからは突片１０４が下垂し、各突
片１０４は下向きのフランジ１０６で終わり、フランジ
１０６は互いの方へ突出している。さらに、各フランジ
１０６の直下において、各側壁９８には、内向きのフラ
ンジ１０８が形成され、フランジ１０８は、これの上の
フランジ１０６と平行に延在しているとともに、フラン
ジ１０６に接触している。

【００３３】さらに、各側壁９８には、上側の前部およ
び後部で、内側へ打ち出された爪１１０および１１２と
、下側の前部および後部で、内側へ打ち出された爪１１
４および１１６が形成され、これらの爪の各ペアは、各
側壁の横断方向内で互いから離間され、かつ上壁９６に
対して平行となっている。これらの爪の各々は、シール
ド１２の斜め内側へ突出した、弾力的な舌の形となって
いる。

【００３４】さらに、各側壁９８には、前記上側の爪１
１０および１１２と、前記下側の爪１１４および１１６
との間で、内側へ打ち出された細長いフランジ１１８が
形成されている。シールド１２を回路基板ＣＢ（図２）
に固定する際に使用するため、取付け足１２０が、側壁
９８から、および正面壁１００から下垂している。

【００３５】上記した組立体の部品は、つぎのように組
立てられる。最初に、ハウジング８の空洞１８に、端子
受容面２４を通して端子２０が装荷される。これらの端
子の脚５０のうちの２本が、図３に示されているように
、前記底壁４２の各細孔４４内に位置される。つぎに、
ハウジング８は、前記支持ハウジング１０の台８６の下
方に配置され、このとき、図５で最良に見られるように
、支持ハウジング１０の突起９２がハウジング８の溝３
８内に係合され、かつリブ９４がハウジング８のスカー
ト２８の上壁の下側に係合する。

【００３６】つぎに、前記ハウジング６が台８６の上部
の上に置かれ、このとき、ハウジング６におけるスカー
ト２８の底壁４０のエッジが、前記ハウジング１０の側
壁５８の前面に当接し、この結果、ハウジング１０の突
起６２が、ハウジング６におけるスカート２８の上壁の
溝３８内に係合し、かつリブ６６が前記上壁の下側に係
合する。

【００３７】この時点で、ハウジング６の各リブ３９は
台８６の各アーム８４上に休止し、ハウジング６におけ
るフード２２の端壁の前端部は、図５に示されているよ
うに、交差バー８８のリブ９０上に休止している。

【００３８】前記コネクタ・ハウジング６および８に対
する前記支持ハウジング１０の突起６２および９２とリ
ブ６６および９４との上記した係合は、ハウジング６お
よび８をハウジング１０に対して位置決めする役目をす
るとともに、組立作業が進行するに従い、同ハウジング
をそれらの相対位置に保持する役目をする。

【００３９】つぎに、ハウジング６には端子２０が装荷
され、この結果、図４および図５に示されているように
、これらの端子の２本の脚４６が、ハウジング１０の離
間用プレート７８の各切欠８０内に受容されるとともに
、ハウジング１０の底壁６０の各切欠８２内に受容され
る。前記脚４６および５０は、上記したように、ロウ接
ピン４８および５２の尖端の全てが、同一の水平面内に
位置するようなものである。

【００４０】最後に、シールド１２が、前記支持ハウジ
ング１０に対して既に上記したように組付けられたコネ
クタ２および４の副組立体の上へ摺動される。シールド
１２が、コネクタ２および４に対し、および支持ハウジ
ング１０に対して組付けられている際、シールド１２の
相隣接したフランジ１０６および１０８の各ペアが、上
側のハウジング６の各溝３２内へ、溝３２の口３４を通
して入り、これに沿って摺動して、溝３２に整列されて
いる溝６８内に入る。この結果、フランジ１０６および
１０８のペアは、図３から明らかになるように、これら
の溝３２，６８の両方の中に位置し、シールド１２の各
フランジ１１８は、下側のハウジング８の溝３２の口を
通って、この溝３２に入っている。

【００４１】また、シールド１２を、コネクタ２および
４と支持ハウジング１０の周囲の位置である停泊位置内
へ組付ける間に、各爪１１２が、ハウジング６の各カム
面に乗り上げるとともに、隣接する肩３６上に乗り、そ
れからハウジング１０の各カム面上に乗り、そしてハウ
ジング１０の引掛け肩７６の後に引掛かり、この際、各
爪１１０は、ハウジング６の各カム面３７上に乗り、そ
してハウジング６の引掛け肩３６の後に引掛かっている
。

【００４２】同様に、各爪１１６は、ハウジング８の各
カム面３７に乗り上げ、つぎに隣接する肩３６上に乗り
、それからハウジング１０の各カム面上に乗り、そして
ハウジング１０の各引掛け肩７７の後に引掛かり、この
際、各爪１１４は、ハウジング８の各カム面３７に乗り
上げ、そしてハウジング８の引掛け肩３６の後に引掛か
っている。

【００４３】上記の説明から明らかとなるように、前記
ハウジング上におけるシールド１２の最終位置において
、前記爪１１０，１１２，１１４，および１１６が、そ
れらの各引掛け肩３６，７６，および７７に対して係合
することにより、コネクタ２および４と、支持ハウジン
グ１０とが互いに固く固定され、そしてシールド１２か
らの軸方向への引抜きに抵抗する。前記フランジ１０６
，１０８，および１１８が、それらの各溝３２および６
８内に係合することにより、コネクタ２および４と、ハ
ウジング１０とを互いに固定するとともに、シールド１
２の開放底部を通しての引抜きに抵抗し、この関連にお
いて、前記爪１１０，１１２，１１４，および１１６も
助力する。したがって、完成した組立体は、単一の剛性
の高い構造であり、これは、その分解のおそれが全くな
い状態で取り扱われることが可能である。

【００４４】使用例を説明すると、完成済みの組立体は
、図２に示されているように、回路基板ＣＢに取り付け
られ、このとき、取付け足１２０が、基板ＣＢ中の第１
孔Ｈ１を貫通して、同基板上の接地導体ＧＣに係合し、
またロウ接ピン４８および５２が、基板ＣＢ中の第２孔
Ｈ２を貫通するとともに、同基板上の信号用導体ＳＣを
貫通する。つぎに前記ピン４８および５２と、前記取付
け足１２０は、それらの各導体にロウ接される。

【００４５】前記シールド１２は、組立て済みのコネク
タ２および４の上部および両側に遮蔽を施すとともに、
前記導体ＧＣにアースされる。また、シールド１２は、
シールド付きプラグのシールドに対するインターフェイ
スを構成し、これらがコネクタ２および４と嵌合された
とき、シールド１２は、コネクタ２および４に嵌合され
るシールド付き補完的コネクタのための共通アースに、
導電性経路を設ける。

【００４６】前記コネクタ２および４を重積することは
、これらを回路基板上に取り付けるのに必要な回路基板
の間口を減少させる。

【００４７】前記支持ハウジング１０は、例えば３個所
の端子位置のように、８個所よりも少ない端子位置を有
する前記コネクタ２および４と同種のコネクタに対して
も使用可能である。

【００４８】前記上側および下側のコネクタ間の間隔は
、前記支持ハウジングのアームの寸法を適切に設定する
ことにより、選択することが可能である。

【００４９】上記した組立体は、ネジまたは他の分離し
た固着手段で補助することなく、製作される。

【００５０】

【発明の効果】重積式のシールド付き電気コネクタ組立
体は、上側のコネクタのシールドから、この組立体が取
り付けられた回路基板まで、下側のコネクタを包囲して
いるシールドを介して、アース経路を設ける利点がある
。他の利点は、前記コネクタサポートの高さを変えるこ
とにより、重積高さを変更できることである。

【図面の簡単な説明】

【図１】重積された２つの直角タイプの円形ＤＩＮ形電
気コネクタと、コネクタ支持ハウジングと、共通の金属
シールドとを具備するシールド付き電気コネクタ組立体
の分解斜視図

【図２】回路基板へ取り付けられた状態の前記組立体の
正面図

【図３】前記組立体の側面図

【図４】前記組立体の後端図

【図５】図４の５−５線上で取られた断面図

【図６】前
記組立体の上部平面図

【図７】前記支持ハウジングの後端図

【図８】図７の８−８線上で取られた断面図

【図９】前
記支持ハウジングの側面図

【符号の説明】

２，４　　　　電気コネクタ ６，８　　　　コネクタ・ハウジング １０　　　　　　絶縁ハウジング １２　　　　　　金属シールド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一体のコネクタ支持用絶縁ハウジング
   と、該絶縁ハウジングの上下部分に夫々支持される１対
   の電気コネクタと、該１対の電気コネクタが支持された
   前記絶縁ハウジングの周囲を配置され、前記絶縁ハウジ
   ングおよび電気コネクタを一体的に固定する金属シール
   ド部材とを具え、前記１対の電気コネクタを２段重ねに
   配置したことを特徴とするシールドコネクタ組立体。