JPH04269387A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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Publication number
JPH04269387A
JPH04269387A JP5341091A JP5341091A JPH04269387A JP H04269387 A JPH04269387 A JP H04269387A JP 5341091 A JP5341091 A JP 5341091A JP 5341091 A JP5341091 A JP 5341091A JP H04269387 A JPH04269387 A JP H04269387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
rotor
slit
chamber
elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5341091A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Ishigami
石上 俊弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP5341091A priority Critical patent/JPH04269387A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,動力舵取装置用ベーン
ポンプに関するものであり,特にベーン室を柔構造とす
ることによって,油圧脈動の低減効果等が得られるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のベーンポンプは,その構成部材が
ほとんど鉄等の金属から成るものである。すなわち,た
とえば図3に示す如く,ポンプ機能を発揮するベーン室
(イ)を構成する部材であるロータ1,ベーン2,カム
リング3,サイドプレート4等はすべて鉄系金属から成
り,いわゆる剛体とみなされるものである。従って,ベ
ーンポンプが稼働を開始すると,上記ロータ1,ベーン
2,カムリング3等の部材はポンプ機能としての作用,
すなわち吸入・膨張・圧縮・吐出の作用を行うが,この
ようにして吐出される作動油(吐出油)は,本質的に脈
動現象を有しているため,これら吐出油が油圧回路中に
放出されていくと,油圧回路中においても,上記脈動現
象に基づくサージング等の共鳴現象が生ずる場合がある
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記脈動現象を解消す
るために,アキュムレータ等が設けられているが,一般
に既存のアキュムレータは,低周波の脈動に対処するこ
とを目的としているものであるため,高周波の脈動等に
は対応しきれない。そこで,本発明においては,上記高
周波の脈動現象等に対処するためのベーンポンプを提供
することを目的(課題)とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明においては,上記ベーン室を構成する一部の
部材に柔構造を採用することとした。すなわち,ロータ
,ベーン,カムリング,ハウジング等から成るベーンポ
ンプにおいて,上記ベーンが収納され,かつ摺動運動を
する上記ロータのベーンスリット部に弾性体を設けるこ
ととし,この弾性体の作用により,上記ベーンがポンプ
機能を発揮する際に,ベーンに作用する油圧脈動等の衝
撃を吸収させようとするものである。
【0005】
【作用】上記構成を採ることにより,本発明にかかるベ
ーンポンプが稼働を開始すると,例えば図3に示す如く
,回転軸6によって駆動されるロータ1が回転運動をし
,これによってベーン2がカムリング3内を,当該カム
リングのカム面31に沿って移動するとともに,ロータ
1内のベーンスリット15内で摺動運動を行う。これら
ポンプ機能を発揮する部材の作動により,ベーン室(イ
)内に吸入された作動油は膨張・圧縮を受けて,吐出ポ
ート41より断続的に吐出される。
【0006】ところで,上記吐出される作動油は,上記
ベーン室(イ)が吐出ポート41の位置に来た時に,一
定の圧力に昇圧された状態で一気に吐出されるものであ
る。しかも,このような状態は次のベーン室が上記吐出
ポート41の位置に来るごとに断続的に繰り返されるも
のである。従って,吐出油は原則として脈動現象を呈す
るものであるが,本発明にあっては,上記ロータ1のベ
ーンスリット部15に弾性体11が設けられていること
より,上記ベーン1が上記ロータ1の円周方向に微少で
はあるが変位し得るため,上記ベーン室(イ)の容積が
上記ベーン室(イ)の圧力の変化に応じて変化する。こ
のため,ベーン室(イ)の作動油の圧力変化は,ベーン
室(イ)の容積を変化させることによって吸収すること
ができる。また,動力舵取装置の作動等により負荷圧が
上昇して,その圧力により生じるベーン室(イ)の急激
な圧力上昇に対しても,その圧力変化を吸収することが
できる。
【0007】
【実施例】本発明にかかる実施例について,図1,図2
,図3を基に説明する。まず,その構成は基本的には図
3に示す如く,既存のベーンポンプと同様である。すな
わち,エンジンからの出力等によって駆動される回転軸
6,当該回転軸6とスプライン等により結合されている
ロータ1,当該ロータ1のベーンスリット15内に収納
されたベーン2,当該ベーン2と上記ロータ1の外側に
あって,上記ベーン2及びロータ1等とともに,ベーン
室(イ)形成に寄与するカムリング3,上記ベーン2,
ロータ1,カムリング3の側面にあって,上記ベーン2
,ロータ1,カムリング3等とともにベーン室(イ)の
形成に寄与するサイドプレート4,上記ベーン2,ロー
タ1,カムリング3,サイドプレート4等のポンプ機能
部品を収納するフロントハウジング5及びリヤハウジン
グ(図示せず)等から成るものである。
【0008】これらに加えて,本実施例の構成は次のよ
うな特徴を有するものである。すなわち,図1に示す如
く,ロータ1に設けられたベーンスリット15の両方の
側壁に,軟質プラスチックス等から成る弾性体11を接
着,または焼付け等の手段により設ける。当該弾性体1
1の内側に,金属片等から成る低摩擦係数のスリット板
12を,上記と同様,接着あるいは焼付け等の手段によ
り設ける。当該両スリット板12にて形成された空間内
に既存のベーンと同様のベーン2を,上記両スリット板
12に対して摺動可能なように設けることとする。
【0009】また,上記ベーン2のベーンスリット15
内への収納方法としては,上記構成の他に図2に示す如
く,ロータ1のベーンスリット15の表面を低摩擦係数
の樹脂等でコーティングする方法も考えられる。すなわ
ち,弾性体11を,低摩擦係数,かつ一定の弾性を有す
る軟質の樹脂とし,上記ベーンスリット15の側壁にコ
ーティング等により貼り付ける構造とし,上記スリット
板12を廃止し,ベーン2が直接上記低摩擦係数の樹脂
等と接触する構成とする。
【0010】なお,上記図1,図2に示すように,ベー
ン2を弾性体11を介して上記ロータ1のベーンスリッ
ト15内に収納する構成としては,必ずしも各ベーンご
とに設ける必要はなく,一つおきに上記弾性体11を介
して収納する方法であっても良い。すなわち,例えば図
1における各ベーンスリット1a,1b,1cにおいて
,1aと1cとを弾性体11にてコーティング等するこ
ととし,1bは弾性体を用いない従来の構成としても良
い。
【0011】次に,上記構成を有する本実施例の作動に
ついて説明する。上記ベーンポンプが稼働を始めると,
上記ロータ1,ベーン2,カムリング3等から成るベー
ン室(イ)にて吸入・膨張・圧縮された作動油は,高圧
の吐出油となってサイドプレート4に設けられた吐出ポ
ート41より吐出されて,油圧回路中に供給される。す
なわち,上記の如く,本実施例のベーンポンプにおいて
は,上記ベーン室(イ)が上記吐出ポート41の位置に
来るごとに高圧の吐出油を吐出することとなり,従って
,吐出される作動油(吐出油)は圧力脈動を有する状態
となっている。しかしながら,本発明においては,上記
ベーン2が上記ロータ1のベーンスリット15内に弾性
体11を介して収納されている構造を採っているため,
上記ベーン2が上記ポンプ作用を行う間,ロータ1の円
周方向に微小変位をすることが可能になっている。 すなわち,上記ベーン室(イ)は柔構造となっているた
め,ベーン室(イ)の体積が,微小ではあるが変化し得
る。このベーン室(イ)の微小体積変化の作用により,
吐出油の圧力脈動が吸収される。また,作動機器の作動
で負加圧が急激に上昇して,ポンプ機構部に急激な圧力
上昇が生じた場合,その圧力上昇を吸収することも可能
となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば,ベーンポンプにおける
ロータのベーン収納部であるベーンスリット部に弾性体
を設け,当該弾性体を介して上記ベーンを収納すること
により,ポンプ機能を発揮するベーン室を柔構造とした
ので,上記ポンプ機構部に,負加圧の上昇によって油圧
の急激な上昇が作用しても,当該油圧の上昇は,上記ベ
ーン室の体積変化により吸収することができる。さらに
,吐出油の圧力脈動自体を低減させる作用も加わり,油
圧回路中の脈動低減を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な内容であるロータ,ベーン,
弾性体等の取り付け状態を示す構造図である。
【図2】本発明の他の実施例であるスリット板を省略し
たものについての構造図である。
【図3】ベーンポンプについての基本的構成を示す横断
面図である。
【符号の説明】
1  ロータ 11  弾性体 12  スリット板 15  ベーンスリット 2  ベーン 3  カムリング 31  カム面 4  サイドプレート 41  吐出ポート 5  フロントハウジング 6  回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロータ,ベーン,カムリング,ハウジ
    ング等から成るベーンポンプにおいて,上記ロータに設
    けられた上記ベーン収納のためのベーンスリットの側壁
    部に弾性体を設け,当該弾性体を介して上記ベーンを収
    納する構成を採るとともに,当該弾性体を有するベーン
    スリット部を,上記ロータの円周上に設ける構成とした
    ことを特徴とするベーンポンプ。
JP5341091A 1991-02-25 1991-02-25 ベーンポンプ Pending JPH04269387A (ja)

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JP5341091A JPH04269387A (ja) 1991-02-25 1991-02-25 ベーンポンプ

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