JPH04269334A - スロットル制御装置 - Google Patents

スロットル制御装置

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Publication number
JPH04269334A
JPH04269334A JP4896691A JP4896691A JPH04269334A JP H04269334 A JPH04269334 A JP H04269334A JP 4896691 A JP4896691 A JP 4896691A JP 4896691 A JP4896691 A JP 4896691A JP H04269334 A JPH04269334 A JP H04269334A
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JP
Japan
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throttle
valve
throttle valve
accelerator
control
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Pending
Application number
JP4896691A
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English (en)
Inventor
Tei Terasawa
寺澤 禎
Tatsuo Kato
辰雄 加藤
Mitsuo Yoshikawa
吉川 光生
Masakazu Doi
将一 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4896691A priority Critical patent/JPH04269334A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に装着される
スロットル制御装置に関し、特にモータ等の駆動源によ
りアクセル操作に応じてスロットルバルブを開閉制御す
ると共に、加速スリップ制御、定速走行制御等の各種制
御を行ない得るスロットル制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のスロットルバルブは、キャブ
レタにあっては燃料と空気の混合気を、電子制御燃料噴
射装置にあっては吸入空気量を調節することにより内燃
機関出力を制御するものであり、アクセルペダルを含む
アクセル操作機構に連動するように構成される。
【0003】従来、アクセル操作機構がスロットルバル
ブに機械的に連結されていたのに対し、近時、モータ等
の駆動源によってアクセル操作に応じてスロットルバル
ブを開閉する装置が提案されている。例えば特開昭55
−145867号公報には、スロットルバルブにステッ
プモータを連結し、このステップモータをアクセルペダ
ル操作に応じて駆動するようにした装置が開示されてい
る。
【0004】このような装置に対し、特開昭59−15
3945号公報において、上記ステップモータを駆動す
る電子制御アクチュエータが制御不能な状態となった場
合の従前の対策例が列挙されている。例えば、電磁クラ
ッチによって電子制御アクチュエータからスロットルシ
ャフトを切り離し、リターンスプリングによりスロット
ルバルブを閉位置に戻すというものである。同公報にお
いては、これらの従来例では電子制御アクチュエータに
よる制御が停止した後にスロットルバルブを開閉する駆
動手段がなく、修理のため所定の場所に車両を移動させ
ることができないとして対応策が提案されている。
【0005】即ち、アクセル踏み込みにより回転する回
転軸とスロットルシャフトの間に、励磁時に両軸を切り
離し、非励磁時に両軸を結合する電磁クラッチを介装し
、電子制御アクチュエータの制御動作の異常を検知して
リレーを駆動し電子制御アクチュエータ及び電磁クラッ
チへの電源供給を停止させる制御回路を設け、電子制御
アクチュエータが制御不能となったとき、スロットルシ
ャフトを、電磁クラッチを介して、アクセルペダルに機
械的に連結するようにしたものである。
【0006】前述の特開昭59−153945号公報に
記載の技術においては、電子制御アクチュエータの制御
不能の状態を別の制御回路によって検出し、この制御回
路によりアクチュエータ及び電磁クラッチへの電源供給
を停止することとしている。そして、制御停止後は、ア
クセルペダルに機械的に連結された回転軸とスロットル
シャフトが電磁クラッチを介して結合される旨記載され
ている。このような従来技術に供される電磁クラッチは
その構造上大型となり、コストも高くなる。また、電子
制御アクチュエータの制御不能に留まらず上記制御回路
が作動不能となるといった事態が皆無とはいえず、例え
ば電波障害等によりスロットルバルブが開放側へ駆動さ
れ続ける可能性もある。このような場合には、たとえ別
にスイッチ手段を設け電磁クラッチへの電源供給を停止
しスロットルシャフトをアクセルペダルに連結するよう
にしても、アクチュエータによって駆動されるスロット
ルシャフトに抗してスロットルバルブを閉側に作用させ
る手段がなく所望のスロットル開度を確保することが困
難となる。
【0007】このため、特開平2−204642号公報
には、アクセル操作の停止が検出され且つそのときの所
定のスロットル開度を超えていることが検出されたとき
には、確実に駆動手段をスロットルバルブから分離し駆
動源によるスロットル制御を停止し得るスロットル制御
装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−204
642号公報に記載のスロットル制御装置において検出
手段の実施例として示されたリミットスイッチは、スロ
ットルバルブに連動するスロットルプレートと、アクセ
ル操作機構に連動するアクセルプレートの両プレートの
外周端面に当接する摺動部材の作動に応じてオンオフす
るように構成されている。これにより、アクセルプレー
トとスロットルプレートとの間の所定の相対的回転変位
に応じてリミットスイッチがオン又はオフとなるように
設定することができる。
【0009】然し乍ら、上記のスロットル制御装置にお
いては、リミットスイッチの作動点をアクセルプレート
及びスロットルプレートの各々の所定の回転角度に対し
て調整する必要があり、調整作業が困難であり、調整に
長時間を要することになる。リミットスイッチを二個用
いた実施例によれば夫々のプレートに対して個別に調整
できるので作業は容易となるが、それだけ作業量が多く
なり、またリミットスイッチの増加によりコストアップ
となる。
【0010】そこで、本発明は、駆動源によるスロット
ル制御を行なうスロットル制御装置において、簡単な構
成で容易に調整可能な検出手段により、アクセル操作機
構の非操作時にスロットルバルブが開放駆動されたこと
を検出し、駆動源によるスロットル制御を停止し得るス
ロットル制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、アクセル操作機構と、少くとも該アクセ
ル操作機構の操作量に応じて駆動力を出力する駆動源と
、内燃機関のスロットルバルブを固定しハウジングに回
動自在に支持すると共に少くとも一端部が前記ハウジン
グから延出するスロットルシャフトと、該スロットルシ
ャフトの延出端部に固定する支持部材と、該支持部材と
前記ハウジングとの間の前記スロットルシャフト上の所
定位置にて軸方向の移動を規制すると共に前記スロット
ルシャフトに回動自在に支持する磁性体の回転体と、該
回転体と前記支持部材との間で前記スロットルシャフト
の軸方向に移動可能に支持する磁性体の可動部材と、該
可動部材と前記支持部材とを接合すると共に当該可動部
材を前記支持部材方向に付勢する連結部材と、前記ハウ
ジングの前記回転体に対向する位置に固定し、励磁時に
前記可動部材を前記回転体側に吸引結合し連結状態とす
る電磁コイルと、前記ハウジングに回動自在に支持する
と共に前記アクセル操作機構に連結し、前記アクセル操
作機構の操作に応じて回動可能とする操作部材と、前記
ハウジング内の前記スロットルバルブの全閉位置近傍に
連通路を介して連通し、該連通路内の圧力に応じた信号
を出力する検出器と、前記操作部材の回動に応じて前記
連通路を大気に連通する第1位置、及び前記連通路の大
気との連通を遮断する第2位置を切替える切替弁とを備
え、前記回転体を前記駆動源に連結し前記駆動源の駆動
力により前記回転体を回動すると共に、前記検出器の出
力に応じて前記電磁コイルへの通電を制御するようにし
たものである。
【0012】上記スロットル制御装置において、前記操
作部材は、回転軸を中心とする環状の接触端面を有する
カムを具備したものとし、前記切替弁は、前記カムの接
触端面に当接する接触子、及び前記連通路に形成した開
口を閉塞する方向に付勢する弁体を具備したものとし、
前記接触子の前記カムに対する従動に応じて前記弁体を
駆動し前記第1位置及び第2位置を切り替えるようにす
ることが好ましい。
【0013】また、上記スロットル制御装置において、
前記検出器は、前記連通路に連通する第1のダイヤフラ
ム室及び大気に連通する第2のダイヤフラム室を、ダイ
ヤフラムを介して郭成し、該ダイヤフラムに連動して開
閉する接点を具備した負圧スイッチとし、前記連通路を
、前記ハウジング内の前記スロットルバルブの全閉位置
近傍の上流側に開口するように構成するとよい。
【0014】
【作用】上記の構成になるスロットル制御装置において
、通常のアクセル制御時には電磁コイルに通電され、可
動部材が回転体に吸引結合される。これにより、回転体
及び可動部材を介して支持部材に駆動源の駆動力が伝達
され、スロットルシャフトが回動される。而して、アク
セル操作機構の操作量に応じた目標スロットル開度に基
づき駆動源の駆動力が制御され、この駆動力によりスロ
ットルバルブが開閉制御され、スロットル開度が調整さ
れる。
【0015】また、アクセル操作機構が操作されると、
操作部材が回動し、切替弁が第1位置とされ、連通路が
大気に連通される。従って、スロットルバルブの作動に
拘りなく連通路は略大気圧とされ、検出器からは電磁コ
イルに通電する信号が出力される。
【0016】これに対し、アクセル操作機構が非操作状
態の場合には、切替弁が第2位置とされ連通路は大気と
連通していない。この場合において、スロットルバルブ
が全閉位置にあれば連通路内は略大気圧とされ、検出器
からは電磁コイルに通電する信号が出力される状態にあ
る。しかし、アクセル操作機構が非操作状態にあるにも
拘らずスロットルバルブが開放するという事態に至った
場合には、吸気管負圧が連通路を介して検出器に伝達さ
れ、検出器からは電磁コイルへの通電を停止する信号が
出力される。尚、切替弁の切替作動点は、操作部材の初
期位置を調整することにより、調整することができる。
【0017】而して、アクセル操作機構が非操作状態で
あるとき、あるいはアクセルペダルが開放され非操作状
態となったときにおいて、駆動源の異常作動等によりス
ロットルバルブが開放側に駆動されると、検出器の出力
により電磁コイルへの通電が停止され、回転体と可動部
材とが分離される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2に示すように、内燃機関の吸気筒を
形成するハウジング1内にスロットルバルブ11が収容
されている。スロットルバルブ11はスロットルシャフ
ト12に固定され、スロットルシャフト12がハウジン
グ1に回動自在に支持されている。スロットルシャフト
12の一端部はハウジング1から延出し、延出部12a
回りのハウジング1の側面にケース2が一体に形成され
ており、このケース2にカバー3が接合され、これらに
よって郭成される室内に本実施例のスロットル制御装置
を構成する部品の主要部が収容されている。また、ケー
ス2と反対側の、スロットルシャフト12の他方の端部
が支持されるハウジング1の側面には円筒状のサポート
4がハウジング1と一体に形成されており、これに図示
しないリターンスプリング即ち戻しばねが収容され、ス
ロットルシャフト12がスロットルバルブ11の全閉位
置方向に付勢されている。
【0019】スロットルシャフト12の先端にはスロッ
トルセンサ13が連結されている。このスロットルセン
サ13はスロットルシャフト12の回転変位を電気信号
に変換するもので、その構造は周知であるので説明は省
略する。このスロットルセンサ13から、例えばスロッ
トルバルブ11の全閉位置を示すアイドルスイッチ信号
と、スロットルバルブ11の開度に応じたスロットル開
度信号がコントローラ100に出力される。
【0020】上記スロットルシャフト12の延出部12
aの基部を囲むように、ハウジング1の側面に電磁コイ
ル20が固着されている。電磁コイル20は図2に明ら
かなように、磁性体のヨーク21と、樹脂製のボビン2
2に巻回されたコイル23を具備している。ヨーク21
は中央に筒体部21aを有し、この筒体部21a回りに
環状の有底中空部が形成されており、この中空部にボビ
ン22及びコイル23が収容されている。ヨーク21の
底部はハウジング1の側面に固着され、筒体部21aを
スロットルシャフト12の延出部12aが貫挿している
【0021】また、スロットルシャフト12の延出部1
2aには本発明にいう回転体たる磁性体のロータ30が
回動自在に支持されている。このロータ30はヨーク2
1に対向する所定位置に配置され、軸方向には移動しな
いように保持されている。ロータ30は鉄系材料の焼結
により、スロットルシャフト12に支持される軸部31
と筒体部32とが腕部33を介して接続された形状に形
成されている。そして、ヨーク21の外側面がロータ3
0の筒体部32に囲繞され、且つロータ30の軸部31
がヨーク21の筒体部21aに対し軸方向に重合した状
態で所定の間隙をもって嵌合されている。ロータ30の
筒体部32の外周側面には外歯34が一体に形成されて
おり、外歯34に隣接する軸方向端面の平面部には、放
射状に延在する断面三角形の山形の爪35が全周に亘っ
て連続して配列され、波形に形成されている。
【0022】更に、スロットルシャフト12には上記ロ
ータ30に対峙するように、本発明にいう可動部材たる
クラッチプレート40が軸方向に移動可能に支持されて
いる。クラッチプレート40は円板状の磁性体で、ロー
タ30の平面部に形成された爪35と対向する平面部に
、爪35と同様の放射状に延在する断面三角形の山形の
爪41が形成されている。尚、この爪41はクラッチプ
レート40の端面を切削しあるいは放電加工することに
よって形成することができるが、プレス加工によって形
成することもできる。
【0023】クラッチプレート40の爪41が形成され
た面と反対側の面にはピン42が植設されている。また
、この面には本発明の連結部材たる板ばね45の一端が
図示しないピンにて固定されており、他端が後述するプ
レートホルダ50に図示しないピンにて固定されている
。従って、クラッチプレート40は板ばね45を介して
プレートホルダ50に連結されている。尚、この板ばね
45固定用のピン(図示せず)を延出し、クラッチプレ
ート40に植設するピン42と共用することとすれば、
部品点数を低減することができる。
【0024】そして、スロットルシャフト12の延出部
12aの先端に本発明にいう支持部材たるプレートホル
ダ50が固定されている。プレートホルダ50は、円板
形状のプレートの中央に小判形状の穴51が穿設されて
いる。スロットルシャフト12の延出部12a先端は穴
51と同一形状の断面に形成されているので、穴51に
延出部12aの先端が嵌合されるとプレートホルダ50
はスロットルシャフト12回りの回動不能となる。スロ
ットルシャフト12の先端の小判形状の断面部はプレー
トホルダ50の厚さと略同一長とされ、先端面にナット
(又はボルト)14が螺着されることにより、プレート
ホルダ50がスロットルシャフト12の小判形状の断面
部と一般断面部の境界段部と、ナット(又はボルト)1
4との間に挟持される。尚、プレートホルダ50の穴5
1及び延出部12a先端の断面形状は例えばD字状でも
よく、要は回転を阻止し得る形状であればよい。
【0025】プレートホルダ50には、端面外縁部にピ
ン42が貫挿する孔52が穿設されると共に、板ばね4
5をかしめ結合するための孔(図示せず)が穿設されて
いる。而して、プレートホルダ50がスロットルシャフ
ト12に固定されると、図1及び図2に示す状態となり
、ピン42の先端がプレートホルダ50の孔52から突
出している。
【0026】更に、上記クラッチプレート40に植設さ
れたピン42近傍には、本発明にいう操作部材たる操作
プレート60がプレートホルダ50と各々の外縁部で対
向するように配設されている。操作プレート60は、一
方の面の中心部にアクセルシャフト62が固定されてお
り、他方の面には、回転軸を中心とする環状の接触端面
63aを有するカム63が一体的に形成されている。ア
クセルシャフト62はスロットルシャフト12と略平行
となるようにカバー3に回動自在に支持されている。 尚、操作プレート60の軸方向の移動は規制されている
。操作プレート60の外縁部にはピン42と重合する位
置に切欠61が形成されており、その放射状方向の端面
61a,61bの少くとも一方が、電磁コイル20非通
電時の操作プレート60の回動に応じピン42の側面に
当接し得る位置関係にある。
【0027】アクセルシャフト62の他端は図1に示す
アクセルプレート5にナット(又はボルト)にて結合さ
れ、アクセルケーブル6の一端に設けられたケーブルエ
ンド6aがアクセルプレート5の外縁部に係止されてい
る。アクセルケーブル6の他端はアクセルペダル7に連
結され、アクセルペダル7の操作に応じて操作プレート
60がアクセルシャフト62の軸心を中心に回動するア
クセル操作機構が構成されている。アクセルペダル7に
は周知のアクセルセンサ8が設けられており、アクセル
ペダル7の踏込量が検出され、アクセル操作量に応じた
信号がコントローラ100に出力される。尚、アクセル
センサ8はアクセルシャフト62に連動するように配設
してもよい。
【0028】一方、ハウジング1には、ポート1pを介
して吸気筒1aに開口する連通路1bが形成されており
、2つのポート1s,1rを介してケース2内に開口し
ている。ポート1pは、図3に明らかなように、スロッ
トルバルブ11の全閉位置近傍の上流側、即ち図示しな
いエアクリーナ側に開口している。従って、スロットル
バルブ11が全閉位置にあるときには、ポート1pは図
示しないエアクリーナを介して大気に連通している。 これにより、連通路1bを介して、スロットル開度に応
じて図4に示すような特性の負圧が伝達される。
【0029】連通路1bのポート1s開口部には切替弁
70が設けられている。即ち、ハウジング1に形成され
たシリンダ1c内に、有底筒体のホルダ71が摺動自在
に収容され、このホルダ71内に弁体72が収容されて
いる。弁体72は、ホルダ71の開口端部と係合し得る
ように形成されている。ホルダ71の底部には接触子7
3が固着され、その先端が操作プレート60のカム63
に当接するように配置されている。シリンダ1c内のハ
ウジング1とホルダ71との間にはスプリング74が介
装され、ホルダ71がカム63方向に付勢されており、
接触子73の先端がカム63の接触端面63aに押接さ
れている。また、ホルダ71内において、ホルダ71の
底部と弁体72との間にスプリング75が介装されてお
り、これにより弁体72がポート1sの開口に着座する
ように付勢されている。尚、シリンダ1cは、ハウジン
グ1に形成された大気通路1tを介して大気と連通して
いる。
【0030】而して、図1乃至図3に示すように接触子
73がカム63の接触端面63a突出部に当接している
ときには、弁体72はホルダ71の開口端部と係合する
ことなく、スプリング75の付勢力によりポート1sに
着座している。これに対し、接触子73がカム63の接
触端面63aの平坦部に当接するときには、スプリング
74の付勢力によりホルダ71はカム63方向に移動す
る。そして、ホルダ71の開口端部が弁体72と係合し
、弁体72はスプリング75の付勢力に抗しカム63方
向に移動する。これにより、ポート1sが開口し、連通
路1bがシリンダ1c及び大気通路1tを介して大気と
連通する。尚、操作プレート60をケース2に組付けた
後においても、接触子73とカム63との間の相対的位
置を調整することによって、切替弁70の切替作動点を
容易に調整することができる。
【0031】次に、連通路1bのポート1r開口部には
本発明にいう検出器たる負圧スイッチ80が設けられて
いる。ハウジング1には、ポート1rに連通するケース
81が設けられており、ケース81内がダイヤフラム8
2によって分離され、連通路1bに連通する第1のダイ
ヤフラム室83と、孔81aを介して大気に連通する第
2のダイヤフラム室84が郭成されている。第1のダイ
ヤフラム室83内には、ダイヤフラム82を第2のダイ
ヤフラム室84方向に付勢するスプリング85が介装さ
れている。第2のダイヤフラム室84内には、ダイヤフ
ラム82及びケース81の底部に夫々固定され、コント
ローラ100に接続された一対の対向接点86が収容さ
れている。
【0032】而して、連通路1bが大気に連通されてい
るときには、スプリング85によってダイヤフラム82
が第2のダイヤフラム室84方向に押圧され、対向接点
86が接触しオンとなる。ポート1pを介し連通路1b
に吸気管負圧が伝達され、第1のダイヤフラム室83内
の負圧が大となると、ダイヤフラム82がスプリング8
5の付勢力に抗して駆動され、対向接点86が開離しオ
フとなる。
【0033】また、カバー3には本発明にいう駆動源た
るモータ90が固定され、その回転軸がスロットルシャ
フト12と略直交する方向に回動自在に支持されている
。モータ90の回転軸先端にはピニオンギヤ91が固着
され、これがロータ30外周の外歯34と噛合している
。本実施例ではモータ90としてステップモータが使用
され、コントローラ100によって駆動制御される。 尚、モータ90としては、例えばDCモータといったよ
うな他の形式のモータも使用し得る。
【0034】而して、モータ90が回転駆動されピニオ
ンギヤ91が回動すると、これに噛合する外歯34を有
するロータ30がスロットルシャフト12回りを回動す
る。このとき電磁コイル20が非通電の状態であれば、
クラッチプレート40は板ばね45の付勢力によってロ
ータ30から離隔しプレートホルダ50側に近接した位
置に保持されている。即ち、この場合にはクラッチプレ
ート40、プレートホルダ50及びスロットルバルブ1
1はスロットルシャフト12を軸にロータ30とは無関
係に自由に回動し得る状態にある。このとき、クラッチ
プレート40に植設されたピン42は操作プレート60
の切欠61の端面61a,61b間に位置している。
【0035】電磁コイル20が通電されると、ヨーク2
1、ロータ30及びクラッチプレート40によって閉磁
路が形成され、電磁力によりクラッチプレート40が板
ばね45の付勢力に抗してロータ30方向に吸引されロ
ータ30の爪35とクラッチプレート40の爪41が噛
合する。即ち、図1に示すようにクラッチプレート40
とロータ30とが係合状態となり、両者は一体となって
回動し得る状態となる。これにより、モータ90の駆動
制御量が、ピニオンギヤ91からロータ30の外歯34
を介してロータ30に伝達され、ロータ30の爪35及
びクラッチプレート40の爪41を介してクラッチプレ
ート40に伝達され、更に板ばね45を介し、またピン
42及び孔52の係合によりプレートホルダ50に伝達
され、従ってこれと一体となって回動するスロットルシ
ャフト12に伝達され、上記駆動制御量に応じてスロッ
トルバルブ11の開度が制御される。このとき、ピン4
2はクラッチプレート40と共にロータ30方向に移動
し、操作プレート60の切欠61の両端面61a,61
b間から外れているので、操作プレート60の回動とは
無関係となっている。
【0036】スロットルバルブ11が開状態にあるとき
に電磁コイル20への通電が停止されると、クラッチプ
レート40の爪41とロータ30の爪35との間の係合
状態が解除され、サポート4内の図示しない戻しばねの
付勢力によってスロットルバルブ11が全閉状態とされ
る。そして、ピン42が操作プレート60の切欠61の
端面61a,61b間に位置するところとなり、操作プ
レート60が回転操作されると端面61aがピン42の
側面に当接しクラッチプレート40が駆動される。
【0037】コントローラ100はマイクロコンピュー
タを含む制御回路であり、車両に搭載され図5に示すよ
うに各種センサの検出信号が入力され、電磁コイル20
及びモータ90の駆動制御を含む各種制御が行なわれる
。本実施例においては、コントローラ100によって通
常のアクセル操作に応じた制御の外、定速走行制御、加
速スリップ制御等の各種制御が行なわれるように構成さ
れている。
【0038】図5において、コントローラ100はマイ
クロコンピュータ110並びにこれに接続された入力処
理回路120及び出力処理回路130を有し、モータ9
0及び電磁コイル20が出力処理回路130に接続され
ている。コントローラ100はイグニッションスイッチ
101を介して電源+Bに接続されている。尚、コント
ローラ100の電源開閉手段としては、イグニッション
スイッチ101がオンとなったときに導通するトランジ
スタもしくはリレー、あるいは他のスイッチング素子で
あってもよい。
【0039】そして、アクセルセンサ8が入力処理回路
120に接続され、アクセルペダル7の踏込量に応じた
信号を出力し、スロットルセンサ13の出力信号と共に
入力処理回路120に入力される。コントローラ100
においては、運転条件に応じて電磁コイル20がオンオ
フ制御されると共に、アクセルペダル7の踏込量即ちア
クセル操作量及び種々の制御条件に応じて設定されるス
ロットルバルブ11の開度、即ちスロットル開度が得ら
れるようにモータ90の駆動制御が行なわれる。
【0040】入力処理回路120には、定速走行制御用
スイッチ121(以下、単に定速走行スイッチ121と
いう)が接続されている。この定速走行スイッチ121
は定速走行制御システム全体の電源をオンオフするメイ
ンスイッチMSと種々の制御を行なうコントロールスイ
ッチCSから成り、後者は図5に示したように複数のス
イッチ群によって構成され周知の種々のスイッチ機能を
備えている。先ず、車両走行中、メインスイッチMSを
オンとした上でコントロールスイッチCS中のセットス
イッチSTを短時間オンとすると、そのときの車速が記
憶され後述するようにこの車速が維持される。アクセレ
ートスイッチACは設定車速を微調整するもので、この
スイッチをオン状態としている間増速制御が行なわれる
。尚、減速側の微調整は上記セットスイッチSTをオン
状態に保持するか、あるいは一旦ブレーキペダルを踏ん
で定速走行制御を解除した後所定の車速に減速したとこ
ろでセットスイッチSTを短時間オンすればそのときの
車速に再設定される。キャンセルスイッチCAは定速走
行制御を解除するためのスイッチで、図示しないブレー
キペダルを操作すると自動的にオンとなり定速走行制御
が解除される。尚、定速走行制御を解除する手段として
は、ブレーキペダル操作のほか、自動変速機の場合のニ
ュートラル位置へのシフト、パーキングブレーキ操作、
メインスイッチMSのオフ操作等がある。そして、リジ
ュームスイッチRSはこれらの操作によって、定速走行
制御が解除された後に解除前の設定車速に復帰させるた
めのスイッチである。
【0041】車輪速センサ122は定速走行制御、加速
スリップ制御等に供されるもので、周知の電磁ピックア
ップセンサあるいはホールセンサ等が用いられる。尚、
図では一個となっているが、必要に応じ各車輪に装着さ
れる。また、コントローラ100には点火回路ユニット
、通称イグナイタ123が接続されており、点火信号が
入力され内燃機関の回転数が検出される。トランスミッ
ションコントローラ124は自動変速装置を制御する制
御装置であり、ここで出力される変速信号およびタイミ
ング信号がコントローラ100に供給される。
【0042】モード切替スイッチ125は、アクセルペ
ダル7の踏込量とスロットルバルブ11の開度との対応
関係について種々の運転モードに応じて予め設定したマ
ップをマイクロコンピュータ110に記憶させておき、
これを適宜選択し運転モードに応じたスロットルバルブ
11の開度を設定するものである。この運転モードとと
して、例えばパワーもしくはエコノミー、又は高速道路
走行もしくは市街地走行といったモードを設定すること
ができる。加速スリップ制御禁止スイッチ126は、運
転者が加速スリップ制御を好まない場合、これを操作す
ることによりマイクロコンピュータ110に対し同制御
を禁止する信号を出力するものである。ステアリングセ
ンサ127は、例えば加速スリップ制御を行なう際、ス
テアリングが転舵されているか否かを判定し、その判定
結果に応じて目標スリップ率を設定し得るようにするも
のである。更に、図示しないスタータモータを駆動制御
するスタータ回路128が入力処理回路120に接続さ
れており、スロットル制御装置が正常に機能するか否か
のイニシャルチェックに際し、実際にスロットルバルブ
11を開閉させて確認する迄スタータモータは不作動と
される。これにより、スロットル制御装置のイニシャル
チェック時の機関の過回転を回避することができる。
【0043】出力処理回路130内のスイッチングトラ
ンジスタTr1は、主に定速走行制御時に電磁コイル2
0への通電を制御するもので、ブレーキスイッチSW1
を介して電磁コイル20に接続され、第1の通電回路が
構成されている。これにより、定速走行制御時にはスイ
ッチングトランジスタTr1がオンとされ、電磁コイル
20に通電される。また、スイッチングトランジスタT
r2も電磁コイル20への通電を制御するもので、負圧
スイッチ80を介して電磁コイル20に接続され、第2
の通電回路が構成されている。このスイッチングトラン
ジスタTr2は、スロットル制御装置が正常に動作して
いる間オン状態に保持されるように構成されている。
【0044】以上の構成になる実施例の作用を説明する
。図6のフローチャートは本実施例のスロットル制御装
置の全体作動を示すもので、コントローラ100におい
て、ステップS1にてイニシャライズされ、ステップS
2にて入力処理回路120への前述の種々の入力信号が
処理され、ステップS3に進みこれらの入力信号に応じ
て制御モードが選択される。即ち、ステップS4乃至S
8の何れかが選択される。
【0045】ステップS4乃至S6の制御が行なわれた
ときは、ステップS9,S10にてトルク制御及びコー
ナリング制御が行なわれる。前者は変速時のショックを
軽減するようにスロットル制御を行ない、後者は図示し
ないステアリングの舵角に応じてスロットル制御を行な
うものであるが、本実施例とは直接関係しないので説明
は省略する。尚、ステップS7のアイドル回転数制御は
機関状態が変化してもアイドル回転数を一定の値に保持
するように制御するもので、ステップS8はイグニッシ
ョンスイッチ101をオフとした後の後処理を行なうも
のである。そして、ステップS11にてダイアグノーシ
ス手段により自己診断が行なわれフェイル処理が行なわ
れた後、ステップS12にて出力処理されて出力処理回
路130を介して電磁コイル20及びモータ90が駆動
される。而して、上述のルーチンが所定の周期で繰り返
される。
【0046】次に、上記の全体作動の内、ステップS4
の通常アクセル制御時の作動を説明する。アクセルペダ
ル7非操作時、即ちスロットルバルブ11全閉時には、
板ばね45の付勢力によりクラッチプレート40はプレ
ートホルダ50側にあってロータ30とは離隔している
。前述のステップS11のダイアグノーシス制御におい
て、装置に何らかの異常があると判定されたときには、
スイッチングトランジスタTr1,Tr2は何れもオフ
とされ、電磁コイル20には通電されない。装置に異常
がない場合にはスイッチングトランジスタTr2がオン
とされ、負圧スイッチ80がオン状態であれば第2の通
電回路を介して電磁コイル20に通電される状態となる
【0047】アクセルペダル7が操作され操作プレート
60が回動すると、切替弁70が第1位置とされる。即
ち、接触子73及びホルダ71が操作プレート60方向
に移動し、弁体72がホルダ71に係合して同方向に移
動することによりポート1sが開口する。これにより、
連通路1bが大気連通孔1t及びシリンダ1cを介して
大気と連通される。従って、スロットルバルブ11が開
放作動しポート1pに吸気管負圧が伝達されることにな
っても、負圧スイッチ80の第1のダイヤフラム室83
内は略大気圧に維持され、スプリング85の付勢力によ
り対向接点86が接触し、負圧スイッチ80はオン状態
に維持される。
【0048】而して、電磁コイル20に通電され、図2
に示すヨーク21及びロータ30が励磁されると、クラ
ッチプレート40がロータ30に吸着されて爪35,4
1が噛合する。これにより、モータ90の駆動力がスロ
ットルシャフト12に伝達され得る状態となる。このと
き、ピン42はクラッチプレート40と共にロータ30
方向に移動しているので、操作プレート60と係合する
ことはない。以後、後述の異常状態とならない限り、ス
ロットルシャフト12はモータ90によって回転駆動さ
れ、従ってコントローラ100におけるモータ90の制
御によりスロットルバルブ11の開度が制御されること
となる。
【0049】即ち、通常アクセル制御時には、アクセル
ペダル7の踏み込み操作を行なうと、その操作量に応じ
た出力がアクセルセンサ8からコントローラ100に入
力され、ここでアクセル操作量に応じた目標スロットル
開度が設定される。そして、モータ90が駆動されスロ
ットルシャフト12が回動すると、その回転角に応じた
信号がスロットルセンサ13からコントローラ100に
出力され、スロットルバルブ11が上記目標スロットル
開度に略等しくなるように、コントローラ100により
モータ90が駆動制御される。而して、アクセルペダル
7の操作量に対応したスロットル制御が行なわれ、スロ
ットルバルブ11の開度に応じた機関出力が得られる。
【0050】このように、アクセルペダル7とスロット
ルバルブ11との間の機械的な連結関係が生ずることな
く、アクセルペダル7の操作に応じ滑らかな発進、走行
を確保することができる。そして、アクセルペダル7の
操作を解除すると、サポート4内の図示しない戻しばね
の付勢力およびモータ90の駆動力によってスロットル
バルブ11が全閉状態とされる。
【0051】ステップS4の通常アクセル制御時におい
て、アクセルペダル7の操作が解除され、アクセル操作
機構が非操作状態の場合には、切替弁70が第2位置と
され、ポート1sは弁体72によって閉塞されている。 この状態で、スロットルバルブ11が異常作動しスロッ
トルバルブ11が開放すると、吸気管負圧がポート1p
及び連通路1bを介して第1のダイヤフラム室83に伝
達され、ダイヤフラム82がスプリング85の付勢力に
抗して吸引される。これにより、対向接点86が開離し
、負圧スイッチ80がオフとなる。上記通常アクセル制
御時においてはスイッチングトランジスタTr1はオフ
となっているので、第1及び第2の通電回路は何れも遮
断され、電磁コイル20への通電が行なわれなくなる。 従って、ロータ30とクラッチプレート40が分離され
、スロットルバルブ11はサポート4内の戻しばねによ
り初期位置に戻される。また、モータ90によるロータ
30の駆動も停止される。
【0052】上記の場合においては、クラッチプレート
40がプレートホルダ50側に移動するため、ピン42
が操作プレート60の切欠61の端面61a,61b間
に位置することとなる。従って、アクセルペダル7を所
定操作量以上に踏み込むことにより、操作プレート60
が回動して端面61aがピン42に当接し、以後運転者
によるアクセルペダル7の操作力をスロットルシャフト
12に直接伝達することができる。
【0053】次に、ステップS5の定速走行制御時の作
用を説明する。車両走行中図5のメインスイッチMSを
オンとした上で、セットスイッチSTをオンとすると、
マイクロコンピュータ110から駆動信号が出力され、
スイッチングトランジスタTr1がオンとなり、第1の
通電回路を介して電磁コイル20に通電され図2に示す
ロータ30にクラッチプレート40が吸引結合される。 尚、このとき図示しないブレーキペダルは操作されない
のでブレーキスイッチSW1はオン状態に維持されてい
る。
【0054】そして、車輪速センサ122によって検出
された車速とセットスイッチSTによりセットされた車
速との差に応じて目標スロットル開度が設定され、モー
タ90によりスロットルバルブ11が目標スロットル開
度に駆動制御される。定速走行中に追越し加速等が必要
となり、アクセルペダル7が踏み込まれ、通常アクセル
制御モードのアクセル操作量に対応するスロットル開度
が定速走行制御セット時の目標スロットル開度を超えた
ときにはオーバーライドモードに転じ、この目標スロッ
トル開度は通常アクセル制御モードの設定開度に置き換
えられる。
【0055】定速走行制御を解除する場合には、図5に
おいて運転者がコントロールスイッチCSのキャンセル
スイッチCAを操作し、あるいは常閉スイッチSC1を
操作しメインスイッチMSをオフとすれば、マイクロコ
ンピュータ110によりスイッチングトランジスタTr
1がオフとされ、電磁コイル20に対する第1の通電回
路が遮断される。イグニッションスイッチ101をオフ
としても同様である。また、図示しないブレーキペダル
を操作した場合にも、ブレーキスイッチSW1がオフと
なり電磁コイル20に対する第1の通電回路が遮断され
る。従って、万一、定速走行制御中にスイッチングトラ
ンジスタTr1が短絡しても、ブレーキペダルを操作す
ればブレーキスイッチSW1がオフとなるので、電磁コ
イル20に対する第1の通電回路は遮断される。この後
、電磁コイル20はスイッチングトランジスタTr2及
び負圧スイッチ80の第2の通電回路を介して通電され
、前述の通常アクセル制御モードのスロットル制御が行
なわれる。
【0056】ステップS6の加速スリップ制御において
は、図5の車輪速センサ122の出力信号によりコント
ローラ100において発進時あるいは加速時の図示しな
い駆動輪のスリップが検出されると、上述の通常アクセ
ル制御モードから加速スリップ制御モードに移りスロッ
トルバルブ11の開度が以下のように制御される。
【0057】即ち、コントローラ100においてその路
面における十分な牽引力と横抗力が得られる駆動輪のス
リップ率が演算され、更にこれを確保するための目標ス
ロットル開度が演算される。そして、スロットルバルブ
11がこの目標スロットル開度となるようにモータ90
が制御される。而して、スリップ率が所定値以下となり
、且つ目標スロットル開度が通常アクセル制御モード時
の設定スロットル開度以上となると、加速スリップ制御
モードが終了となり通常アクセル制御モードに復帰する
【0058】この場合において、上述のように正常時に
は操作プレート60とピン42とは係合しないので、た
とえアクセルペダル7が所定操作量以上踏み込まれても
モータ90によるスロットル開度の制御に対し機械的な
干渉が生ずることはない。従って、例えば低摩擦係数路
面で加速スリップが発生し加速スリップ制御に移行した
場合において、運転者がアクセルペダル7を大きく踏み
込んでもスロットルバルブ11はモータ90によって全
閉状態とすることができるので、所期の加速スリップ制
御を行なうことができ安定した走行を確保することがで
きる。
【0059】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明のスロットル制御
装置によれば、通常走行時にはアクセル操作機構に無関
係に駆動源によりスロットル開度調整が行なわれるので
、アクセル操作に応じ滑らかな発進、走行を確保するこ
とができると共に、加速スリップ制御、定速走行制御等
の各種制御を容易に行なうことができる。更に、電磁コ
イルへの通電を制御する検出器及びこれを作動する切替
弁を備え、簡単な構成でスロットルバルブの異常作動を
検出することができるので、異常時対応が容易である。 しかも、切替弁の切替作動点は、組付後においても容易
に調整することができるので、作業性に優れる。
【0060】特に、検出器として負圧スイッチを用いる
ことにより、従来に比しハウジングへの配置が容易とな
り良好な搭載性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットル制御装置の一実施例の斜視
図である。
【図2】本発明のスロットル制御装置の一実施例の縦断
面図である。
【図3】本発明の一実施例における切替弁及び検出器の
関係を示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例における連通路内の圧力特性
を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例のコントローラ及び入出力装
置の全体構成図である。
【図6】本発明の一実施例における全体作動を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1  ハウジング 1a  吸気筒 1b  連通路 1c  シリンダ 1p  ポート 7  アクセルペダル 8  アクセルセンサ 11  スロットルバルブ 12  スロットルシャフト 13  スロットルセンサ 20  電磁コイル,  21  ヨーク,  23 
 コイル30  ロータ(回転体) 34  外歯 35  爪 40  クラッチプレート(可動部材)41  爪 42  ピン 45  板ばね(連結部材) 50  プレートホルダ(支持部材) 60  操作プレート(操作部材) 61  切欠 62  アクセルシャフト 70  切替弁 71  ホルダ 72  弁体 73  接触子 80  負圧スイッチ(検出器) 81  ケース,  82  ダイヤフラム83  第
1のダイヤフラム室 84  第2のダイヤフラム室 86  対向接点 90  モータ(駆動源) 100  コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクセル操作機構と、少くとも該アク
    セル操作機構の操作量に応じて駆動力を出力する駆動源
    と、内燃機関のスロットルバルブを固定しハウジングに
    回動自在に支持すると共に少くとも一端部が前記ハウジ
    ングから延出するスロットルシャフトと、該スロットル
    シャフトの延出端部に固定する支持部材と、該支持部材
    と前記ハウジングとの間の前記スロットルシャフト上の
    所定位置にて軸方向の移動を規制すると共に前記スロッ
    トルシャフトに回動自在に支持する磁性体の回転体と、
    該回転体と前記支持部材との間で前記スロットルシャフ
    トの軸方向に移動可能に支持する磁性体の可動部材と、
    該可動部材と前記支持部材とを接合すると共に当該可動
    部材を前記支持部材方向に付勢する連結部材と、前記ハ
    ウジングの前記回転体に対向する位置に固定し、励磁時
    に前記可動部材を前記回転体側に吸引結合し連結状態と
    する電磁コイルと、前記ハウジングに回動自在に支持す
    ると共に前記アクセル操作機構に連結し、前記アクセル
    操作機構の操作に応じて回動可能とする操作部材と、前
    記ハウジング内の前記スロットルバルブの全閉位置近傍
    に連通路を介して連通し、該連通路内の圧力に応じた信
    号を出力する検出器と、前記操作部材の回動に応じて前
    記連通路を大気に連通する第1位置、及び前記連通路の
    大気との連通を遮断する第2位置を切替える切替弁とを
    備え、前記回転体を前記駆動源に連結し前記駆動源の駆
    動力により前記回転体を回動すると共に、前記検出器の
    出力に応じて前記電磁コイルへの通電を制御するように
    したことを特徴とするスロットル制御装置。
  2. 【請求項2】  前記操作部材は、回転軸を中心とする
    環状の接触端面を有するカムを具備し、前記切替弁は、
    前記カムの接触端面に当接する接触子、及び前記連通路
    に形成した開口を閉塞する方向に付勢する弁体を具備し
    、前記接触子の前記カムに対する従動に応じて前記弁体
    を駆動し前記第1位置及び第2位置を切替えるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のスロットル制御装置
  3. 【請求項3】  前記検出器は、前記連通路に連通する
    第1のダイヤフラム室及び大気に連通する第2のダイヤ
    フラム室を、ダイヤフラムを介して郭成し、該ダイヤフ
    ラムに連動して開閉する接点を具備した負圧スイッチで
    あって、前記連通路を、前記ハウジング内の前記スロッ
    トルバルブの全閉位置近傍の上流側に開口したことを特
    徴とする請求項1記載のスロットル制御装置。
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