JPH04269183A - ロボット腕装置及びその制御方法 - Google Patents

ロボット腕装置及びその制御方法

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JPH04269183A
JPH04269183A JP3287860A JP28786091A JPH04269183A JP H04269183 A JPH04269183 A JP H04269183A JP 3287860 A JP3287860 A JP 3287860A JP 28786091 A JP28786091 A JP 28786091A JP H04269183 A JPH04269183 A JP H04269183A
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robot arm
arm
motor
joint
assembly
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JP3287860A
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English (en)
Inventor
Paul J Boone
ポール・ジョゼフ・ブーン
Michael H Canton
マイケル・ヒュー・カントン
Stanley F Niziol
スタンレイ・エフ・ナイジオル
Tara D Mapson
タラ・デニーズ・マプソン
Bruce R L Cox
ブルース・ロバート・ルイス・コックス
Jr Raymond G Kelly
レイモンド・ゴードン・ケリー・ジュニア
Robert P Vestovich
ロバート・ポール・ベストビッチ
George A Savage
ジョージ・アレン・サベイジ
Robert D Senger
ロバート・ディーン・センジャー
Michael D Hecht
マイケル・デイビッド・ヘット
Kurt K Lichtenfiels
カート・コットマン・リクテンフィールス
Anthony Grieco
アントニー・グリエコ
Wenche W Cheng
ウエンチェ・ウエイン・チャン
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Original Assignee
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/102Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears
    • B25J9/1025Harmonic drives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/002Component parts or details of steam boilers specially adapted for nuclear steam generators, e.g. maintenance, repairing or inspecting equipment not otherwise provided for
    • F22B37/003Maintenance, repairing or inspecting equipment positioned in or via the headers
    • F22B37/005Positioning apparatus specially adapted therefor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、ロボットシステ
ムもしくはロボット装置に関し、特に、原子力蒸気発生
器の熱交換器管の修理を行うため、従来のロボット装置
よりも重いペイロード(有効荷重)をより滑らかに且つ
より正確に運ぶことができるロボット腕と、コンピュー
タ制御される該ロボット腕及びエンドエフェクタを同時
に動作することが可能である単一の統合された制御系と
を備える、改良型ロボット装置に関するものである。
【従来の技術】
【0002】原子力発電事業所で用いられている蒸気発
生器内には危険な放射能が存在するので、蒸気発生器の
熱交換器管の大部分は、潜在的に有害な放射線に保守作
業員が被曝するのを回避するために、遠隔的に修理を行
う必要がある。その結果、熱交換器管に修理や保守作業
を遠隔的に行うために多数のロボット装置が開発されて
きた。これ等のロボット装置は、一般に、当該技術分野
で「エンドエフェクタ(end effector)」
として知られた、ロボット腕により支持されるように設
計されている多数の特定の工具のうちの任意のものと組
み合わせられるいわゆる搬送ロボット腕を備えている。 現在市販されている型式のロボット腕は、本明細書にお
いて全運動腕及び制限運動腕と称する2つの基本的な範
疇に分類される。全運動腕は、3つの空間軸の方向全て
に成分を有する軌道に沿いエンドエフェクタを移動させ
ながら該エンドエフェクタを所望の配位に維持すること
ができる。これとは対照的に、制限運動腕は、選択され
た二次元の軌道に沿ってのみエンドエフェクタを移動す
ることが可能であるが、この軌道に沿い所望の配位でエ
ンドエフェクタを維持することはできない。制限運動ロ
ボット腕の機械的作用は、往々にして、円を描くのに用
いられるコンパスの動作にたとえられる。即ち、腕の一
端は、原子力蒸気発生器の水室内の平坦な管板上の一点
に枢着され、腕の中央もしくは中間部分は入れ子式に伸
縮可能である。この種の腕は、管板上の所望のデリベリ
ー点もしくは搬送点と交差する大きい或は小さい半径の
多数の円弧の任意の円弧を横切るように末端部の工具保
持端部をスイープすることは可能である。このような制
限運動ロボット腕の一例として、米国ワシントン州イサ
クワ(Isaquah)所在のゼテック(Zetech
)社により製造されている型式「SM−10」の腕があ
る。
【0003】全運動ロボット腕は、比較的単純な構造の
上述の腕とは次の点で異なる。即ち、全運動腕が、6個
の異なったモータ駆動関節で関節連結されている6個の
異なった部分を含み、それにより、6個の異なった軸線
を中心とする運動が可能である点で異なっている。この
ようなロボット腕の複雑な構造によれば、エンドエフェ
クタを所望の配位に保持するのに3つの運動軸線を利用
し、そして他の3つの運動軸線は、エンドエフェクタを
所望の配位に維持しながら、3つの次元内で無限数の軌
道に沿いエンドエフェクタを移動するのに利用すること
ができる。この能力は、溶接ヘッドを、所望の溶接シー
ムの箇所を中心に移動する場合にしばしばそうであるよ
うに、作業動作中、エンドエフェクタを一定の配位に維
持することが本質的要件であるような状況において極め
て有利である。制限運動腕は往々にして、必然的に、例
えば管検査用探子もしくはプローブのような単一のエン
ドエフェクタの搬送や操作に専用に用いられるものとさ
れているが、全運動ロボット腕は、理論的に多種類のエ
ンドエフェクタを連結したり、これ等のエンドエフェク
タから切り離すことができる能力を有している。このよ
うな全運動ロボット腕の最も進歩した設計の1つに、本
出願人により開発されたROSA(遠隔操作作業腕:R
emotely Operated Service 
Arm)がある。
【0004】しかし残念ながら、これ等の2つの型式の
ロボット腕のいずれにも欠点がある。先ず、制限運動ロ
ボット腕は、構造及び原子力蒸気発生器内への設置が比
較的単純で費用が掛からないが、典型的に単一のエンド
エフェクタ専用であるという事実から、蒸気発生器の水
室内の熱交換器管に対する点検及び修理作業を完全に行
うためには、多数の制限運動ロボット腕の設置や取り外
しが必要となる。これは由々しい欠点である。と言うの
は、このような設置手順は、いずれも大きな労力及び時
間消費を要するばかりではなく、潜在的に有害な放射線
に対し作業員が被曝されることになるからである。この
2番目に述べた欠点は益々大きな重要性を帯びてきてい
る。何故なら、NRC(米国原子力規制委員会)が最近
、作業員が吸収することが許される放射線被曝量に対し
益々大きな制限を加えてきているからである。更にまた
、このような制限運動ロボット腕は、管板を横切って選
択された軌道に沿いエンドエフェクタを移動しつつ同時
に所望の配位にエンドエフェクタを維持することができ
ないと言う事実が原因で、溶接ヘッドのような一定の配
位もしくは配向を要求するエンドエフェクタに対しては
使用することができない。勿論、上述のROSA(ロー
ザ)のような全運動ロボット腕は、これ等の点で制限を
受けないことは言うまでもない。しかし、ROSAのよ
うな従来の全運動ロボット腕にも、改良の余地がある限
界を有している。特に、本発明者等の観察したところに
よれば、ROSAの垂直方向に配位される「ひじ(el
bow)」は、腕の末端側端部が水室の球状の壁や水室
内の分割板或は熱交換器管の内壁の状況を点検したり判
定するのに用いられる過電流プローブのようなエンドエ
フェクタから垂下するケーブルと機械的に干渉すること
なく移動することが可能な軌道の数及びその長さが制限
されるという不利な点を有している。また、本発明者等
の観察したところによれば、従来のROSAは、腕の大
部分がその垂直配位のひじから片持ち梁型式で支持され
おり、そのために、関節を駆動するモータの寿命を短く
する非常に大きな不要のトルクが加わり、関節のペイロ
ード負担能力が減少してしまうような構成になっている
。更にまた、このようなロボット腕の末端側端部の運動
は、或る種の溶接作業を行うのに充分な程に滑らかでは
ないことが本発明者等の観察から明らかになっている。 この円滑性の欠如もしくは「がたつき」は、関節連結さ
れた関節を回転する駆動装置の出力に結合されるリゾル
バが、フィードバック制御ループの結果としてモータに
入力される電力に重畳される或る程度の「雑音」を不都
合にも伴うフィードバック信号を発生するという事実に
起因するものであることが判明している。フィードバッ
ク信号が関節を回転するモータに入力される電力を変調
する中央処理装置に入る前に雑音を除去してフィードバ
ック信号を平滑処理することにより、このような腕の運
動の望ましからざる「非円滑性」を除去することに関連
し幾つかの提案がなされている。しかし、これ等の提案
のいずれもが、所望の成功を納めていない。フィードバ
ック信号は、中央処理装置(CPU)に実時間で供給し
なければならないので、信号遅延をもたらすような処理
は受容できない。従って、フィードバック信号の形状を
予測して実時間遅延を伴うことなく雑音を除去すること
によりフィードバック信号を処理することが提案されて
いる。 しかし、任意所望のロボット腕の軌道の出発点における
リゾルバの軸に存在する複雑な「ワインドアップ(wi
nd−up)」トルクの存在に起因し、このような雑音
の波形は極めて複雑であり、従って本質的に予測不可能
である。 公知の全運動ロボット腕の有用性を妨げる更に他の限界
として、腕とこれ等の腕により搬送されるエンドエフェ
クタとの制御系が、設備の格納領域にそれぞれのケーブ
ルの貫挿を要求する完全に別個の系統であるという事実
が挙げられる。その結果、ケーブルの数が大きくなれば
、設置時間が長くなり、更には、修理作業後、その都度
相当な長さの高価なケーブルの廃棄や除染が要求される
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上から明らかなように
、従来の腕と関連する欠点によって制限を受けない全運
動ロボット腕に対する必要性が存在する。特に、この種
の腕は、水室の球状の壁や分割板或は腕と関連して用い
られている種々のエンドエフェクタから懸下するケーブ
ルのいずれとも機械的に干渉することなく、蒸気発生器
の水室内の管板の全ての領域とまで言わなくてもその殆
どの領域に達することができるような腕とすべきである
。更にまた、腕は、腕の各種関節を駆動するモータに過
剰のトルクを加えることなく、大きなペイロード(有効
荷重)を取り扱うことができるようにすべきであり、更
には、エンドエフェクタを、管板上の箇所に任意所望の
配位で正確且つ信頼性良く搬送することが可能であるべ
きである。理想的には、ロボット腕の運動は、非常に精
緻な溶接作業を行ったり、蒸気発生器の修理と関連する
他の精密な作業を行うのに充分に円滑であるべきである
。更に、この種の腕と関連して用いられる制御装置は、
原子力設備内に、極めて短い期間内で容易に設定するこ
とが可能であるべきであり、そして、保守作業の遂行後
、除染作業数を最小限度にするような構成にすべきであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般的に述べて、本発明
は、従来のロボット腕と関連する上述の欠点を除去また
は少なくとも改善するロボット腕装置もしくはシステム
を提供するものである。更に具体的には、本発明による
ロボット腕装置は、ロボット腕を片持ち梁型式で支持す
るための基部組立体と、関節連結されたロボット腕を形
成する少なくとも第1、第2及び第3の腕部分と、上記
基部組立体を上記第1腕部分並びに上記第1及び第2腕
部分のそれぞれに回転可能に連結する少なくとも第1及
び第2の関節組立体とを含み、上記関節組立体は、同関
節組立体を駆動するモータ機構に対する片持ち梁式の支
持により誘起されるトルクが加わるのを阻止するために
実質的に垂直な軸線を中心にのみ回転可能である。この
構成によれば、腕のいわゆる「肩」及び「ひじ」関節を
駆動するモータは、腕の末端側端部の重量の結果として
これ等の関節に加わる荷重からのがれることができ、そ
れにより、これ等の関節を駆動するモータは、ペイロー
ド及び腕の精度を増加するばかりでなく、駆動モータ自
体の寿命も増加する。更に、本発明者等によれば、この
構成は、有利にも、腕のひじ関節と、水室壁と、腕が搬
送するエンドエフェクタから垂下するケーブルとの間に
おける機械的干渉の機会を低減し、一方、それにより、
利用可能な搬送軌道の長さ及び数が増加されることが判
明した。
【0007】各関節組立体のモータ機構は、入力軸及び
出力軸を有する駆動装置(駆動歯車列)及び該駆動装置
の入力軸に連結された駆動軸を有する電気モータを備え
る。可能な限り円滑な腕の運動を確保するために、各関
節組立体は、更に、それぞれモータの駆動軸及び駆動装
置の出力軸に接続されている入力軸を有する第1及び第
2のリゾルバを備え、モータの駆動軸に接続されている
第1のリゾルバにより発生されるフィードバック信号は
、モータに供給される電力量を変調する制御回路に接続
され、そして第2のリゾルバの出力は、第1のリゾルバ
の出力と周期的に比較されて、モータの駆動軸と駆動装
置との間の連結に滑りが生じているか否かの判定に利用
される。関節のモータに対する電力を変調もしくは制御
するために、駆動装置の出力軸ではなくモータの駆動軸
により発生されるフィードバック信号を主として用いる
ことにより、電力変調信号に対する機械的雑音もしくは
ノイズの重畳が回避され、それにより、従来のロボット
腕で見受けられるようながたつきもしくは非円滑性が除
去される。上記第1及び第2のリゾルバは縦列に配置し
、そしてモータ駆動の関節組立体内でリゾルバに要求さ
れる空間を最小にするために、関節を駆動するモータ内
の空間内に同心的に配設するのが有利である。本発明の
好適な実施例においては、リゾルバの入力軸は第2のリ
ゾルバのハウジングを貫通し、第2のリゾルバの入力軸
に存在する孔内に回転自在に取り付けられ、それにより
、2つのリゾルバの機械的形態を更に一層コンパクトに
することができる。
【0008】ロボット腕装置と関連して用いられる制御
回路アセンブリは、ロボット腕の関節組立体及び該腕に
より搬送されるエンドエフェクタ内に存在するコンピュ
ータ制御機構の双方を同時に制御する単一のCPUベー
スのコントローラ(制御装置)を備える。この制御回路
アセンブリによれば、有利にも、ロボット腕と関連して
用いられる異なったエンドエフェクタ毎の専用のマイク
ロプロセッサの設置及び取外しの必要性が除去される。 制御回路は、更に、ロボット腕装置の信頼性及び精度双
方を高めるために、電気事業所により発生される電力に
存在し得る電圧スパイクを平滑化するためのフィルタを
有する電源を備えることができる。更に、本発明の制御
回路の種々の他の構成要素及び電源は、修理を行いつつ
ある蒸気発生器を取り巻く閉じ込め領域内に容易に且つ
有利に設置することができる比較的小型で軽量のユニッ
トにモジュール化される。この構成によれば、原子力蒸
気発生器を取り巻く閉じ込めもしくは格納領域外部で使
用されるように設計されていた従来のロボット腕装置の
制御回路と関連するケーブルの貫挿の多くが不要になる
。最後に、制御回路の種々の構成要素はそれぞれ、装置
がその作業を完了し閉じ込め領域から取り外される際に
、除染作業を容易にする目的で除染可能なカバーを備え
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照し好適な実施例に関して説
明する。尚、全図面を通し同じ参照数字は同じ又は均等
の構成要素を指すものとする。図1を参照すると、本発
明のロボット腕装置1は、一般に、渦電流プローブのよ
うなエンドエフェクタ(工具)5を操作することができ
るロボット腕3を備えており、それに組み合わせて、腕
3の運動及びエンドエフェクタ5の動作を同時に制御す
る制御回路アセンブリ7が設けられている。本発明のロ
ボット腕装置1は、特に、原子力蒸気発生器の水室13
の管板11に取り付けられている熱交換器管9の修理に
使用されるようになっている。このような水室13は一
般に、四分球形をしており、一側に球状の壁15を有し
、そして他側に扁平な分割板17を有しており、この分
割板が、同じ形状の隣接の水室(図示せず)の境界を形
成している。水室の壁15には、蒸気発生器の運転停止
後、熱交換器管9及び管板11への接近を可能にするた
めのマンホール19が設けられている。しかし、運転さ
れた蒸気発生器のこの種の水室13には放射能が存在す
るので、マンホール19は、作業員が該マンホールを通
って実際に水室13内に入るのに使用されるよりも、む
しろ遠隔制御可能な工具を装入するのに使用されている
。マンホール19には、その外側部分を取り巻いて環状
のフランジ21が設けられており、この環状のフランジ
21は、通常の運転状況下では、マンホール蓋(図示せ
ず)を水室13上に固定するのに用いられる複数の均等
に離間したボルト穴23を備えている。従って、明らか
なように、これ等のボルト穴23は、水室13内で操作
されるエンドエフェクタ5の種々の構成要素及びロボッ
ト腕3を設置するのに用いられる荷重固定装置に対する
適宜な係留点を提供している。
【0010】先に述べたように、本発明のロボット腕3
は、特に過電流プローブ(工具)27のような検査プロ
ーブの操作に好適である。このプローブ27は、典型的
には、被検熱交換器管9の開端部にプローブ27を案内
し整列するのに用いられる案内管30を介して摺動可能
である可撓性の制御ケーブル29に接続されている。プ
ローブ27は更に、熱交換器管9のピッチと同じ距離で
離間されている一対のカムロック32a、32bを有す
る基板31を備えており、この構成により、カムロック
を熱交換器管9の開放端部内に入れて拡開し、以て、エ
ンドエフェクタ5を管板11に着脱可能に固定するよう
になっている。最後に、過電流プローブ27は、熱交換
器管9内にプローブ27を押し入れたり、該管9からプ
ローブ27を引き戻したりするためのプローブ押入/引
出装置33を備えている。この特定の実施例においては
、プローブ押入/引出装置33は、上述したボルト穴2
3の1つにねじ込まれるボルトによりマンホールの縁部
に取り外し可能に固定される。
【0011】図1、図2及び図3を参照すると、本発明
のロボット腕3は、一般に、一対の空の熱交換器管9の
内径部と係脱するように複数のフィンガ36を半径方向
に拡開することが可能な一対のカムロック組立体35a
及び35bを含む基部組立体34を備える。上記のよう
に、フィンガ36を熱交換器管の内径部と係脱するよう
に該フィンガ36を半径方向に拡開する目的で、カムロ
ック組立体35a及び35bは液圧作動装置37a、3
7bを備えている。カムロック組立体35a、35bが
熱交換器管9の内部を引っ掻く等の損傷を与えることな
く可能な限り大きい重量を担うようにするために、半径
方向に拡開可能なフィンガ36は、その周辺部分が、熱
交換器管9の内周の少なくとも30%、好ましくは60
%と係合するような寸法にすべきである。更に、これ等
のフィンガ36の管接触面は、約1500(68.2K
g)lbsの力で管内壁に係合すべきである。
【0012】基部組立体34には、上側腕部分(第1の
腕部分)38、下側腕部分(第2の腕部分)39及び手
首部分(第3の腕部分)40から形成されている関節連
結されたロボット腕が接続されている。これ等の全ての
腕部分38、39及び40は、アルミニウム合金のよう
に、放射能汚除染去が容易で、軽量でしかも強度のある
材料から形成するのが好ましい。関節ロボット腕の最末
端部には、図示の過電流プローブのようなエンドエフェ
クタ5に遠隔的に結合したり該エンドエフェクタ5から
遠隔的に分離することができるエンドエフェクタ連結器
41が設けられている。
【0013】腕部分38、39、40は、モータ駆動さ
れる複数の関節組立体により相互に接続されている。特
に、基部組立体34は、肩関節組立体42により上側腕
部分38に接続されており、一方、該上側腕部分38は
、上部ひじ関節組立体44と下部ひじ関節組立体45の
組み合わせにより下側腕部分39に連結されている。 下側腕部分39は、基端側手首関節組立体47、中間手
首関節組立体48及び末端側手首関節組立体49により
手首部分40に接続されている。ここで、肩関節組立体
42及び上部ひじ関節組立体44はそれぞれ垂直配位さ
れた軸線(直角座標系のZ軸線)に沿い回転可能であり
、他方、下部ひじ関節組立体45及び中間手首関節組立
体48は、2つの水平軸線の内の1つの軸線(X軸線)
を中心に回転可能であり、基端側及び末端側手首関節組
立体47、49はそれぞれ、上記2つの水平軸線のうち
他方の軸線(Y軸線)に沿って回転可能である。上記の
ような回転能力を有するロボット腕3に6個の異なった
関節組立体を設けることにより、ロボット腕3は、腕連
結器52を、上記3つの空間軸に沿う運動成分を有する
多数の有限の軌跡の内の任意の軌跡を経て、所望の配向
に維持することが可能となり、従って、腕3は、前述し
た定義に従う「全運動」腕となる。更に、最初の2つの
関節組立体42、44は垂直配向された軸線に沿っての
み回転可能であるので、これ等の関節組立体42、44
を駆動するモータは、下部ひじ関節組立体45、下側腕
部分39並びに手首関節組立体47、48及び49の重
量によって発生されるスプリアスな重力で誘起されるト
ルクを受けることはない。このような設計によれば、ロ
ボット腕3の重量の殆どは、関節組立体に起因すること
になり、しかも、特に、腕3の末端側に配置されている
3つの手首関節組立体47、48、49によって肩関節
組立体42に対し加えられるトルクが相当大きいために
、肩関節組立体42から相当なトルク荷重が取り払われ
る。肩関節組立体42及び上部ひじ関節組立体44が垂
直配向軸線に沿ってのみ回転できるという事実により、
関節組立体42を駆動するモータから、片持ち梁型式で
誘起されるトルクが取り除かれて、該関節組立体42を
駆動するモータの寿命が長くなるばかりではなく、腕3
が担うことができる全ペイロード(有効荷重)が増加し
、更に、特定のエンドエフェクタ5を操作する際の腕3
の精度が高められる。また、腕3の水平方向に運動可能
な肩及びひじ関節組立体の別の有利な利点として、この
特定の構造形態によれば、球状の壁15や水室13内の
分割板17に機械的に干渉したり或は図1に示す過電流
プローブ27のようなエンドエフェクタ5から垂下する
ケーブル29や案内管30に機械的に干渉する可能性が
減少するという事実が挙げられる。
【0014】次に図4を参照するに、各関節組立体は、
基部組立体34に接続されるか、腕部分38、39、4
0の内の1つの腕部分の基端部と回転可能なハウジング
57とに接続される固定ハウジング55から形成されて
いる。回転可能なハウジング57は、腕部分38、39
、40の内のいずれかの末端部又はエンドエフェクタ連
結器41に接続されている。これ等の2つのハウジング
55、57は、ほぼ円筒形であり、回転可能なハウジン
グ57の外周壁は固定ハウジング55の外周壁に重なっ
ている。関節組立体45の内部に対するアクセスを可能
にするために、回転可能なハウジング57は、図示の位
置に円形の覆い板58を備えている。
【0015】2つのハウジング55、57双方の内部に
は、モータ(モータ機構もしくは電気モータ手段)59
が配置されている。各関節組立体で使用されるモータ5
9は、ブラシレスの永久磁石直流モータである。このモ
ータは、例えば、米国バージニア州ラドフォード所在の
コルモルガン(Collmorgan)・コーポレーシ
ョンの子会社であるエンドランド・モータ(Endla
ndMotor)社から入手可能なモデル番号「QT−
3810A」とすることができる。各関節組立体のモー
タ59は、モータ枠体62により固定ハウジング55内
に支持されているコップ状のモータハウジング61内に
収容されていえる。モータ枠体62は、モータ59の回
転軸と同心関係で整列された管状の支持部材63及びモ
ータの固定子リング67を支持する複数個のブラケット
部材66a、66bを備えている。詳しく述べると、固
定子リング67は、ねじ68a、68bによりブラケッ
ト部材66a、66bの末端部に接続されている。一方
、取付ボルト29は、モータ枠体62及びモータハウジ
ング61を共に固定ハウジング55に固着している。モ
ータ59の回転子70は、モータ枠体62の管状の支持
部材63により回転自在に支持され且つ固定子リング6
7の内周に近接関係で離間配置されている。一対の環状
の軸受72により、管状の支持部材63の外面と回転子
70の内周との間の接触摩擦は最小限度に抑えられる。 管状支持部材63の内周部は、円筒状の空間74を画成
しており、同空間内には、固定ハウジング55に対する
回転可能なハウジング57の角度位置における変化ばか
りではなくモータ59の回転子70の位置の角度変化を
も表す電気信号を発生することが可能なリゾルバ組立体
75を収容している。
【0016】モータ59の回転子70は、回転可能なハ
ウジング57を直接に駆動するのではなく、ハウジング
57内に格納されている同調駆動装置81を介して駆動
する。この目的で、回転子70は、同調駆動装置81の
駆動円板79に形成されているスロットに係合する鎖錠
タブ77を備えている。この駆動円板79の内面には、
油かけフランジ83が設けられており、他方、上記駆動
円板79の外面には、リゾルバ組立体75の外側フラン
ジ85が接続されている。駆動円板79の周辺部を取り
巻いて設けられている複数の球状の窪み内には、複数個
の玉軸受87(2個の玉軸受のみを示す)が回転可能に
受け入れられている。これ等の玉軸受87は、可撓性を
有するスプラインリング89に回転自在に係合している
。尚、該可撓性のスプラインリング89の外周部は、コ
ップ形状のモータハウジング61の内周部と係合し、そ
れにより、駆動円板79の回転で、玉軸受87はハウジ
ング61の周辺部を弾性変形する。コップ形状のモータ
ハウジング61の周辺を取り巻いて複数の小さい歯(図
示せず)が設けられている。これ等の歯は、外側駆動リ
ング93の内周部の周囲に存在する別の組の小さい歯と
係合し、モータハウジング61の外周部91に存在する
歯の撓みにより外側駆動リング93の回転が誘起される
。この駆動リング93は、取付ボルト95により回転可
能なハウジング57に接続されているので、ハウジング
57は、固定ハウジング55に対して回転することにな
る。この回転を容易にするために、固定ハウジング55
の円筒状の内壁と、回転可能なハウジング57に接続さ
れている外側支持壁98との間には、外側駆動リング9
3をハウジング57に固定するのと同じボルト95によ
り一対の環状の玉軸受組立体97a、97bが配置され
ている。好適な実施例では、同調駆動装置81は、米国
マサチュセッツ州ウエイクフィールド所在のエムハルト
・マシナリ・グループ(Emhart Machine
ryGroup)社により製造されている型式番号「7
33 1555 200」の駆動装置から構成されてい
る。
【0017】図5を参照すると、リゾルバ組立体75は
、後部(又は関節用)リゾルバ(第1のリゾルバ手段)
100と前部(又はモータ用)リゾルバ(第2のリゾル
バ手段)102とを備えている。後部及び前部リゾルバ
100、102は直列関係でハウジング組立体103に
より機械的に相互接続される。この目的で、ハウジング
組立体103は、後部リゾルバ100の入力軸組立体1
06を支持するのを基本的目的とする基端側キャップ部
材104と、後部及び前部リゾルバ100及び102を
直列関係で相互に結合するのを主たる機能とする管状の
末端側部材105とを有する。
【0018】後部リゾルバ100の入力軸組立体(機械
的入力部)106は、リゾルバ100の前面から延出し
ている短軸108を有しており、該リゾルバの前面は、
ベロー型カップリング112により軸延長部110に接
続されている。他の型のカップリングを使用することも
できるが、ベロー型カップリング112が有利なのは、
短軸108と軸延長部110との間における小さな不整
合が許されることである。軸延長部110の基端部は、
大径となった環状肩部114を備えており、この肩部1
14は、ハウジング組立体103の既述の基端側キャッ
プ部材104によって支持されている環状軸受116上
に位置する。軸延長部110の中心部分は、前部リゾル
バ102の回転軸線に沿い同心関係で整列して特別に設
けられた孔117内に支承されている。軸延長部110
の末端側の端部は、出力軸即ち軸出力部材118に結合
されており、一方、該部材118は各関節組立体の回転
可能なハウジング57に接続されている(図4参照)。 このように、後部リゾルバ100の入力軸組立体106
は、それが取り付けられる関節組立体の出力側に直接機
械的に取り付けられる。
【0019】  前部リゾルバ102も同様に、該リゾ
ルバの前面から突出する短軸124から始まる入力軸組
立体(機械的入力部)122を有している。短軸124
は、後部リゾルバ100の入力軸組立体106の軸延長
部110の既述の末端側端部を回転可能に案内する孔1
26を備えている。短軸124の外部は中間軸部材12
8に連結されている。この中間軸部材128は、その末
端側端部に凹部129を有しており、この凹部には、軸
延長部110の末端側端部を回転自在に支持する軸受1
30が受け入れられている。中間軸部材128の外面は
、別のベロー型カップリング131を介して既述の外側
フランジ85に連結されており、該外側フランジ85は
同調駆動装置81の駆動円板79に接続されている。 駆動円板79はモータ59の回転子70に直接接続され
ているので、前部リゾルバ102は、モータ59の出力
側と直接係合する。好適な実施例においては、上述の2
つのリゾルバは、米国ペンシルバニア州クリフトンハイ
ツ所在のクリフトン・プレシジョン(Clifton 
Plecision)社により製造された型式番号「A
S−849−S−001」のリゾルバとするのが好まし
い。動作において、各リゾルバ100、102は、実効
上、それぞれの入力軸組立体106、122に加えられ
る速度及び回転量を表す正弦波アナログ信号を発生する
ことができる小型の発電機である。後述するように、関
節組立体の出力側と関節を駆動するモータの回転子とに
それぞれ接続されている入力軸を有するこれ等の2つの
リゾルバを使用することにより、腕3の卓越した制御特
性が実現される。しかも、リゾルバ100、102の直
列配置は、極めてコンパクトなリゾルバ組立体75を構
成し、このリゾルバ組立体75は、従って、モータ枠体
62の管状の支持部材63の内部により形成される円筒
状の空間74内に都合良く且つコンパクトに配設するこ
とができる。
【0020】次に、図6、図7及び図8を参照するに、
下側腕部分39を手首部分40に着脱自在に連結するロ
ボット腕3の連結器52は、ねじ切りされている取付リ
ング171により係脱自在に結合される雄部材136と
雌部材152とを含む。
【0021】雄部材136は、支持板140に接続され
ているねじ切りされた環状のフランジ138を備えてお
り、一方、該支持板140は、手首部分40の端部に接
続されている。ねじ切りされた環状のフランジ138に
は、截頭円錐形の側壁142が一体的に接続されている
。側壁142は、頂部板部材144で終端している。 図6及び図7に最も明瞭に示してあるように、ブラッケ
ト146が、頂部板部材144の上面から外向きに突出
している。このブラッケト部材146は、矩形の開口1
47を有している。開口147の目的については追って
説明する。頂部板部材144の上側部分は、図8に最も
良く見られるように、Y字形の部材148を備えている
。このY字形の部材の3本の脚間には互いに120度の
角度で離間して3つの三角形の切欠き部150が配置さ
れている。下に説明するように、三角形の切欠き部15
0は、雌部材152に設けられている相補形状の三角形
のフランジと嵌合して、雄部材136及び雌部材152
がこれ等の2つの部材を結合する際に相対的に回転する
のを阻止する。
【0022】図6を再び参照すると、連結器52の雌部
材152は截頭円錐形の側壁154を備えており、この
側壁154の形状は雄部材136の截頭円錐形の側壁1
42と相補的な形状をしていて、該雄部材136の側壁
142上に嵌合可能である。この截頭円錐形の側壁15
4の底部分は、連結器52を固定する時にねじ切りされ
た取付リング170と係合する唇状部156で終端して
いる。雌部材152の上側部分は、雄部材136の頂部
板部材144の形状に対し相補的な形状を有する頂部板
部材158で終端している。更に、具体的に述べると、
雌部材152の頂部板部材158は、雄部材136及び
雌部材152を図6に示した仕方で結合する際に、雄部
材136の三角形の切欠き部150を貫通する上述の三
角形のフランジ160を備えている。
【0023】システムのオペレータが雄部材136及び
雌部材152の結合を行うのを容易にするために、連結
器52には、図6に示す鎖錠棒162が設けられている
。この鎖錠棒162は、雄部材136及び雌部材152
の頂部板部材144及び158の上面と、下側腕部分3
9の端に固定されている上側支持板167に取り付けら
れた下側支持板166との間に画成されるスロット16
4内に挿入可能である。このスロット164は、雄部材
136の頂部板部材144から延びるブラケット146
に設けられた既述の開口147と整列している。鎖錠棒
162の目的は、システムの動作に際して、雄部材13
6及び雌部材152をねじ切りされている取付リング1
70により結合するのに先立って、該雄部材136及び
雌部材152を容易に相互に摺動接続することを可能に
する手段を構成することにある。従って、この鎖錠棒1
62を設けることにより、結合動作が促進され、水室1
3のマンホール19から放出される放射線に対するオペ
レータの被曝量を最小限にする。ねじ切りされた取付リ
ング170は、オペレータによる該リング170の取付
及び回転を容易にするために一対の対向するノブ173
を有している。リング170の最上部にはボール止め1
75が設けられている。これ等のボール止め175はそ
れぞれ、リング170を固定位置に完全にねじ込んだ際
に溝内に納まるばね荷重されたボールを備えており、シ
ステムのオペレータに対して、雄部材136と雌部材1
52との間における結合動作が完了したことを知らせる
【0024】次に、図9及び図10を参照するに、本発
明のロボット腕装置1は更に、水室13のマンホール1
9により画定される比較的狭い出入口内にロボット腕3
を装入するための装入固定装置180を備えている。こ
の目的で、装入固定装置180は、基板182と、該基
板182上に枢着された支持枠186とを備えている。
【0025】基板182は、一対の対向するキーホール
184を有する。これ等のキーホール184を設けるこ
とにより、オペレータは、装入固定装置180を以下に
述べる仕方で水室13のマンホール19を囲繞する環状
のフランジ21(図1)の底部に取り付けるのが容易に
なる。この取付においては、先ず、一対のボルト(図示
せず)を、環状のフランジ21に設けられている最下位
置のボルト穴23内にねじ込む。これ等のボルトは、基
板182の厚さと同じ長さを有するボルト軸部の一部分
が、これ等のボルトの螺刻端部をボルト穴23内にねじ
込んだ際にフランジ21の上面上方に延在するような寸
法になっている。装入固定装置180を取り付ける際に
は、オペレータは、キーホール184の広幅の円形の部
分を、ボルト穴23内に前以てねじ込まれているボルト
の頭部上に位置し、次いで上記基板を操作して、これ等
のボルトの頭部がキーホール184の各々のより狭い部
分上に延在するようにする。次いでこれ等のボルトを1
回転か2回転ほど締め付けて、基板182の広端部をフ
ランジ21の底部にぴったりと取り付ける。
【0026】支持枠186の末端部は、腕3のエンドエ
フェクタ連結器41に着脱可能に接続可能である連結器
188を備えている。この連結器は、取付ボルト(図示
せず)により支持枠186の端部に固定される。枢着結
合組立体192は、支持枠186の基端側端部を、既述
のキーホール184とは反対側の基板182の端部に、
枢着結合する。この枢着結合組立体は軸194を備えて
おり、該軸194は、その両端部で、基板182から突
出している一対の対向耳部196a、196bに固定さ
れると共に、支持枠186の側壁198a、198bに
形成されている一対の円形の開口(図示せず)に支承さ
れている。
【0027】手動で操作される駆動装置200により、
システムのオペレータは、図9に矢印Aで示す円弧軌跡
に沿い、基板182に対し支持枠186の末端側端部を
回動することができる。この駆動装置200は、外周に
複数個のスプロケット歯202を有するスプロケット2
01を備えている。軸194に対して係合可能な止めね
じ205を有する取付ボスもしくはハブ208により、
スプロケット201は軸194に固定される。そこで、
図10及び図11を特に参照すると、スプロケット20
1は、歯車軸209に固定的に接続されているウォーム
歯車207により回転される。一方、歯車軸209は、
軸ブラケット211に回転自在に取り付けられている。 歯車軸209の一端には、傘歯車213bが設けられて
おり、この傘歯車213bは駆動軸215に接続されて
いる別の傘歯車213aと噛み合う。一方、駆動軸21
5は、支持枠186の側壁198a、198bの上側部
分に配設されている一対の円形の開口(図示せず)内に
支承されている。把手部219を有する手動ハンドル2
17が駆動軸215の一端部に接続されている。基板1
82に対し支持枠186を回動するためには、オペレー
タは単に、手動ハンドル217の把手部219を回転す
るだけでよい。
【0028】ロボット腕3は、以下に述べるような仕方
で水室13内に設置される。先ず腕連結器52を分離し
て、ロボット腕3を、上側及び下側腕部分38、39並
びに関節組立体42、44、45を含む第1の部分と、
手首部分40及び関節組立体47、48、49を含む第
2の部分とに分割する。関節組立体がロボット腕3の重
量の殆どの部分を占めているので、連結器52の箇所で
腕を切り離すことにより、腕は、近似的に等しい重量を
有する2つの部分に分割される。次いで、オペレータは
、腕部分38、39等を含む第1の部分をマンホール1
9を介して手操作で挿入する。この挿入に先立って、上
部ひじ関節組立体44を図2に示してある位置から18
0°回し、上側及び下側腕部分38、39を互いに離間
する。設置手順のこの第1のステップの完了時に、オペ
レータは注意深く、腕連結器52の雌側端部を、マンホ
ール19を取り囲むフランジ21の底部部分上に設置す
る。次いで、装入固定装置180を既述の仕方で設置す
る。腕の第2の部分の装入に当たっては、手動ハンドル
217を回して、支持枠186を図9に示した位置から
180°回動する。次いで、オペレータは、マンホール
19から放出される放射線の照射を避けるように注意し
ながら、支持枠186の末端側端部の連結器188を、
ロボット腕3の末端側端部に設けられているエンドエフ
ェクタ連結器41に結合する。次いで、オペレータは、
手動ハンドルを回して支持枠186を回動し図9に示す
位置にする。その際に、連結器52の雄部材136が雌
部材152と整列し嵌合するように注意を払う。この予
備的な嵌合が行われたならば、鎖錠棒162を、連結器
52に形成されているスロット164及び開口147内
に摺動する。次いで、結合を完了するために、オペレー
タは、既に述べた仕方で、ねじ付きの取付リング170
を用いて雄部材136及び雌部材152を結合する。か
くして、装入固定装置180の基板182に連結器18
8によって末端側端部で支持されているロボット腕3を
、制御回路アセンブリ7によって作動して、基部組立体
34のカムロック組立体35a、35bを一対の空いて
いる熱交換器管9と整列し該熱交換器管9内に挿入する
。次いで、これ等のカムロック組立体35a、35bの
半径方向に拡開可能なフィンガ36を液圧で作動して、
基部組立体34を、図1に示すように管板11内の位置
にする。この設置プロセスの最終段階で、エンドエフェ
クタ連結器41を装入固定装置180の連結器188か
ら切り離してエンドエフェクタ5に再結合する。
【0029】次に図12を参照すると、本発明による制
御回路アセンブリ(制御手段)7は、電力事業所から局
所的に受電する480ボルトの三相交流における「スパ
イク」を除去するための電力フィルタ226を備えてい
る。その結果得られる「平滑された」電力は、電気ケー
ブル227を介して主配電箱228に伝送される。配電
箱228は、平滑された480ボルトの三相電力を4つ
の異なった蒸気発生器に配電することができる。主配電
箱228の出力は、(480ボルトの三相電力を120
ボルトの単相電力に変換してエンドエフェクタ5の電力
需要に応じる)局所配電箱230に接続されるばかりで
はなく、電力ケーブル231を介してロボットの配電回
路232にも接続されている。このロボットの配電回路
232は、主配電箱228から受電する480ボルトの
三相電力を、ロボットの増幅回路235に給電するのに
適した単相電流に変換する。これ等の2つの回路は、図
示のようにケーブル233により相互接続されている。 ロボットの増幅器235と、CPU(中央処理装置)の
機能不全が生じた際にロボット及び入/出力コントロー
ラ243を停止するためのワークステーションの近傍の
箇所との間には、E−停止ケーブル239が設けられて
いる。ワークステーション237は、エサーネット(登
録商標名:Ethernet)・ケーブル241により
ロボット及び入/出力コントローラ243に接続されて
いる。この特定のリンク形成には、エサーネット・ケー
ブルの使用が有利である。その理由は、毎秒10メガビ
ットの情報を伝送することができ、ワークステーション
237とロボット及び入/出力コントローラ243との
間における大量の情報交換が可能であるからである。
【0030】ロボットの増幅器235並びにロボット及
び入/出力コントローラ243双方の出力は、複線ケー
ブル247により、6個のモータ駆動される関節組立体
42、44、45、47、48及び49の各々のモータ
59に接続されている。このケーブル247は、更に、
モータ駆動される関節組立体の各々の前部及び後部リゾ
ルバ100、102の出力をロボット及び入/出力コン
トローラ243の入力に接続している。最後に、ロボッ
ト及び入/出力コントローラは、ロボット腕3の末端側
端部に配置されている任意のエンドエフェクタ5との高
速データ捕獲インターフェースに給電するためにエンド
エフェクタ5に別個に接続されているケーブル248を
備えている。
【0031】ロボット及び入/出力コントローラ243
に並列に、汎用入/出力回路250が接続されている。 図12に示すように、この回路250は、一側で120
ボルトの単相交流を受けて、ケーブル251、252を
介し、ロボット腕3で操作される各種エンドエフェクタ
に制御電力を分配する。更に、汎用入/出力回路250
は制御電力を、ケーブル253を介し空気マニホルドに
供給する。更に、汎用入/出力回路は、制御ケーブル2
53.5を介して流体圧力源254を作動したり減勢す
る。流体圧力源の出力側は、加圧流体導管256を介し
てロボット腕3の基部組立体34のカムロック組立体3
5a、35bに流体的に接続されている。先に述べたよ
うに、制御回路アセンブリ7は、システムもしくは装置
の種々の構成要素を冷却するために空気を通流させる空
気源を備える。この目的から、ロボット腕3を循環した
り、格納容器内に配置されている制御回路アセンブリ7
の各種構成要素235、243を循環する空気から粒子
及び水分を除去するための空気濾過乾燥器258が設け
られている。
【0032】制御回路アセンブリ7の構成要素の大多数
のものは、電力事業所の格納壁280内に迅速に設置し
たり取り外すことができるように設計されている。特に
、配電箱228及び230、再配電箱232、ロボット
増幅器235、ロボット及び入/出力コントローラ23
4、汎用入/出力回路250、流体圧力源256及び空
気濾過乾燥器258はそれぞれ、携帯可能なモジュール
型式のハウジング内に格納され、そしてこれ等のハウジ
ングを相互接続する各種ケーブルは、これ等の構成要素
を格納壁280内に容易に設置し、蒸気発生器の水室1
3の極く近傍の領域で組み立てることを可能にするよう
に迅速分離型のケーブルである。このような携帯可能な
モジュール構造によれば、格納壁280の背側に容易に
組み立てることができ、格納領域の貫通箇所数を僅か3
箇所(即ち、電力ケーブル227並びにケーブル239
及び241)に減少することができ有利である。更に、
除染可能なカバー264(その一例が、ロボット及び入
/出力コントローラ243の周囲に破線で示してある)
が、電力事業所の格納領域内に設置するべく搬送される
よう設計されている制御回路アセンブリ7の構成要素の
各々に設けられている。実際上、これ等のカバーは、プ
ラスチック袋のように単純な構造を有するものであって
良い。勿論、このようなカバー264の目的は、上記の
ような構成要素を電力事業所の格納領域から取り外す際
に、これ等の構成要素の除染を容易にするためのもので
ある。
【0033】制御回路アセンブリ7によって採用されて
いる方法は、図13、図14及び図15を参照すること
により最も良く理解されるであろう。これ等の図には、
簡略な形態で、ワークステーション237、ロボット及
び入/出力コントローラ243、増幅器235、リゾル
バ組立体75のリゾルバ100及び102、並びにロボ
ット腕3の各モータ駆動関節組立体のモータ59及び同
調駆動装置81間における機能的関係が図解してある。
【0034】特に、図13〜15を参照すると、ワーク
ステーション237は、米国カリフォルニア州マウンテ
ンビュー所在のシリコン・グラフィックス・インコーポ
レーション(Silcon Graphics, In
c.)社により製造されている型式4D25Gのパーソ
ナル・アイリス(PersonalIris)コンピュ
ータである。この種のワークステーションは、マイクロ
プロセッサ261と、経路計画ソフトウエア262と、
従来技術に関連して用いられている標準のアナログ・ジ
ョイスティック構成のインターフェースに代え、ディジ
タル3ボタン・マウス遠隔操作インターフェース263
.1と称することができるインターフェースから形成す
るのが好ましいユーザ・インターフェース263とを有
している。このインターフェースにおいて、オペレータ
は、図15に示すインターフェースCRT上のディスプ
レイ263.5から選択を行う。更に具体的には、選択
を行うために、オペレータは、ディスプレイ263.5
上の矢印が所望の選択を記述しているテキスト上の位置
になるまでパッド263.3上でマウス263.2を摺
動し、次いでマウス・ボタンを押す。 次に、マウス263.2の右及び中央のボタンを用いて
プラス及びマイナス方向の移動を行う。マウス速度選択
を用いての速度制御端点運動で、実質的にコストを低減
してジョイスティック操作の感覚が維持される。
【0035】再び図13を参照するに、ワークステーシ
ョン237のマイクロプロセッサ261は経路計画ソフ
トウエア262でプログラムされている。この経路計画
ソフトウエア262の目的は、一般化されている方向指
令(例えば、「ロボット腕の末端側端部を管位置3Aか
ら6Fに移動」)を、ロボット及び入/出力コントロー
ラ243の経路制御ソフト267内に存在するロボット
腕運動ソフトウエアに理解可能な6度のベクトル(x、
y及びzの直角座標軸並びにロール、ヨーイング及びピ
ッチを含む)に変換することにある。尚、経路計画ソフ
ト262は、ワークステーション237のオペレータに
より与えられた一般指令を特定の6度のベクトルに変換
する機能を遂行する際に、可能な汎用軌跡(即ち、腕と
水室との間又は腕とエンドエフェクタとの間の衝突を回
避する軌跡もしくは軌道)を「認識」しているものであ
ることを理解されたい。
【0036】次に、ロボット及び入/出力コントローラ
243の機能に関し説明すると、コントローラ243に
中継された特定ベクトル指令情報は次いで、コントロー
ラ243の中央処理装置もしくはCPU273と経路制
御ソフトウエア267で示してあるロボット運動ソフト
ウエア・パッケージとの対話により関節角度の特定の集
合に変換される。CPUは、米国ウイスコンシン州メデ
ィソン所在のヒューリコン・コーポレーション(Heu
rikon Corporation)社により製造さ
れている型式番号「HK63/V36」のコンピュータ
とするのが有利である。コントローラ243のCPU2
73は、次いで、周期的に、モータ運動制御カード27
5を介して作動信号を伝送し、一方、該モータ運動制御
カード275は、所望の軌道を達成するために、モータ
駆動される関節組立体のモータ59に伝達される電力を
制御する。しかし、その指令信号をモータ運動制御カー
ド275に伝送する前にCPU273は、追跡ソフトウ
エア269からの情報を処理する。このソフトウエア2
69の目的は、CPU273に対して、所望の軌跡と関
連するロボット運動の特定の増分運動が完了したことに
関する情報を与えることにある。追跡ソフトウエア26
9は、この機能を、関節が回転した角度を表す同調駆動
装置81の出力に入力軸組立体122を介して機械的に
連結されている後部リゾルバ100からのフィードバッ
ク信号を受けることにより遂行することができる。前部
リゾルバ102によって発生される正弦波アナログ信号
を受ける前に、この信号は、追跡ソフトウエア269に
より処理することができる形態にするために、ディジタ
ル変換器271によって16ビットディジタル信号に変
換される。
【0037】動作に当たって、CPUは、以下に述べる
ような仕方で、経路制御ソフトウエア267及び追跡ソ
フトウエア269と対話する。最初に経路制御ソフトウ
エア267が、CPUに対して、所望の軌跡を実現する
のに必要なロボット腕運動の一連の増分歩進(ステップ
)を報知する。経路制御ソフトウエア267は、この情
報を、50ミリ秒毎にCPUに与える。それとは対照的
に、追跡ソフトウエア269は、一連の運動指令におけ
る特定の増分もしくは歩進が完了したことをCPU27
3に報知する。追跡ソフトウエア269は、この情報を
、10ミリ秒毎にCPUに伝送する。モータ運動制御カ
ード275は、ロボット運動の各増分もしくは歩進を、
モータ軸回転速度及び大きさを決定するモータ59に対
する特定の電力指令に変換する。追跡ソフトウエア26
9が、ロボット腕運動の特定の増分が達成されたことを
CPUに報知する場合にのみ、CPUはモータ運動制御
カードに対してモータ電力指令を変更するように指令す
る。勿論、モータ運動制御カード275によって発生さ
れる比較的低レベルの電力ディジタル信号は、増幅器2
35によりモータ59を通されるパルス型のDC電力を
適切に変調するためにアナログ信号に変換し戻されなけ
ればならない。
【0038】ここで重要なことは、モータ運動制御カー
ド275によって発生される信号が完全には、追跡ソフ
トウエア269により間接的に発生される作動信号に依
存しているのではなく、更に、モータ59の出力軸に直
接接続されている入力軸を有する後部リゾルバ100に
より受けられるフィードバック信号に依存していること
である。前部リゾルバ102の場合と同様に、リゾルバ
100によって発生される正弦波アナログ信号は、ディ
ジタル変換回路277によりディジタル形態に変換され
る。動作において、モータ運動制御カード275は常に
、10ミリ秒の増分期間に亙り短い走行中にリゾルバ1
00が受けるフィードバック信号を追従する。しかし、
20ミリ秒又はそれより大きい期間中、モータによって
発生されるフィードバック信号とリゾルバ100及び1
02によって発生されるフィードバック信号との間の競
合は、リゾルバ102に対して有利なように解消される
。この動作方法によれば、リゾルバと同調駆動装置81
との間に存在する入力軸組立体122における「ワイン
ドアップ(wind−up)」又はバックラッシの結果
としてリゾルバ102により発生されるフィードバック
信号に存在する雑音の影響が有利にも阻止される。モー
タ運動制御カード275は、主として、リゾルバ100
により発生される比較的雑音の少ないフィードバック量
を基にしてその制御信号を発生するので、増幅器235
により発生される電力変調信号も同様に雑音を実質的に
伴わず、その結果として、極めて平滑なモータ制御、従
って極めて平滑な関節組立体の運動が結果的に実現され
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原子力蒸気発生器の水室内でエンドエフェクタ
を操作するのにどのようにして使用されるかを説明する
、本発明の改良型ロボット装置の側面図。
【図2】ロボット装置のロボット腕の側面図。
【図3】図2に示したロボット腕の線3−3に沿う正面
図。
【図4】本発明のロボット腕で用いられる関節組立体の
1つを示す側断面図。
【図5】ロボット装置のロボット腕の各関節組立体で用
いられているリゾルバ組立体の側断面図。
【図6】ロボット腕の上部及び下側腕部分を手首部分に
着脱可能に接続するのに用いられる腕連結器の側断面図
【図7】図6に示した腕連結器で用いられる雌部材の側
面図である。
【図8】図7に示した雌部材を線8−8に沿って見た正
面図。
【図9】ロボット腕を原子力蒸気発生器の水室内に設置
するのに用いられる装入固定装置の側面図。
【図10】図9の線10−10に沿う装入固定装置の平
面図。
【図11】基板に対し装入固定装置の支持枠を回動する
のに用いられる手動操作される駆動装置の拡大断面図。
【図12】ロボット腕及びエンドエフェクタの制御に単
一のCPUがどのような仕方で使用されるかを説明する
、ロボット装置の制御回路アセンブリの簡略図。
【図13】ロボット腕の腕部分の運動を制御するのに関
節組立体のリゾルバがどのように協働して動作するかを
説明するための機能ブロック図。
【図14】制御回路アセンブリのワークステーション及
び同ワークステーションで使用される制御ディスプレイ
を示す図。
【図15】制御回路アセンブリのワークステーションで
使用される制御ディスプレイを単純な操作器でどのよう
に動作することができるかを図解する説明図。
【符号の説明】
1    ロボット腕装置 3    ロボット腕 5    エンドエフェクタ(工具) 7    制御回路アセンブリ(制御手段)11   
 管板 13    水室 15    水室の壁 19    マンホール 27    渦電流プローブ(エンドエフェクタもしく
は工具) 34    基部組立体 38    第1の腕部分(上側腕部分)39    
第2の腕部分(下側腕部分)40    第3の腕部分
(手首部分)42    関節組立体(肩関節組立体)
44    関節組立体(上部ひじ関節組立体)45 
   関節組立体(下部ひじ関節組立体)47    
関節組立体(基端側手首関節組立体)48    関節
組立体(中間手首関節組立体)49    関節組立体
(末端側手首関節組立体)59    モータ(モータ
機構もしくは電気モータ手段)81    駆動装置 100    後部リゾルバ(第1のリゾルバ手段)1
02    前部リゾルバ(第2のリゾルバ手段)10
6    機械的入力部(入力軸組立体)118   
 出力軸(軸出力部材) 122    機械的入力部(入力軸組立体)273 
   中央処理装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  3つの次元の全てに成分を有する軌道
    に沿い工具を運動させながら該工具を所望の配位に維持
    するためのロボット腕装置であって、ロボット腕を片持
    ち梁型式で支持するための基部組立体と、関節連結され
    たロボット腕を形成する少なくとも第1、第2及び第3
    腕部分と、前記基部組立体を前記第1腕部分並びに前記
    第1及び第2腕部分のそれぞれに回転可能に連結する、
    モータ駆動の少なくとも第1及び第2の関節組立体と、
    該第1及び第2の関節組立体を駆動するためのモータ機
    構とを備え、前記第1及び第2の関節組立体は、同第1
    及び第2の関節組立体を駆動する前記モータ機構に対し
    片持ち梁型式の支持により誘起されるトルクが加わるの
    を阻止するために、実質的に垂直な軸線回りにのみ回転
    可能である、ロボット腕装置。
  2. 【請求項2】  管板を有する水室と、該水室への出入
    りを許容するマンホールとを有する原子力蒸気発生器の
    放射性の前記水室内で3つの次元全てに成分を有する軌
    道に沿いエンドエフェクタを動かしながら、該エンドエ
    フェクタを所望の配位で運動させるためのロボット腕装
    置であって、ロボット腕を片持ち梁型式で支持するため
    の基部組立体と、関節連結されたロボット腕を形成する
    少なくとも第1、第2及び第3腕部分と、前記基部組立
    体を前記第1腕部分並びに前記第1及び第2腕部分のそ
    れぞれに回転可能に連結する、モータ駆動の少なくとも
    第1及び第2の関節組立体と、該第1及び第2の関節組
    立体を駆動するための第1及び第2のモータ機構とを備
    え、前記第1及び第2の関節組立体は、前記第1及び第
    2のモータ機構に対し片持ち梁型式の支持により誘起さ
    れるトルクが加わるのを阻止するため並びに前記腕と前
    記水室の壁との間における機械的干渉の機会を最小にす
    るために前記管板に対し平行な平面内でのみ回転可能で
    ある、ロボット腕装置。
  3. 【請求項3】  所望の軌道に沿い工具を運動するため
    のロボット腕装置において、複数個の腕部分間に接続さ
    れた複数個の回転可能な関節組立体を有する関節連結さ
    れたロボット腕であって、前記腕部分の各々が、前記関
    節組立体を所望の角度回転するためのモータ機構を備え
    、各モータ機構が、駆動軸を有する電気モータ手段と、
    前記腕部分の1つに接続された出力軸を有する駆動装置
    とを含む、前記ロボット腕と、前記関節組立体の運動角
    度を制御するために前記各関節組立体の前記電気モータ
    手段に供給される電力量を制御する電気信号を発生する
    ための制御手段と、前記駆動軸及び出力軸にそれぞれ接
    続されて、同駆動軸及び出力軸の角度位置を表す個別の
    フィードバック信号を前記制御手段に供給する第1及び
    第2のリゾルバ手段と、を含むロボット腕装置。
  4. 【請求項4】  放射能が存在する閉じ込められた領域
    内で所望の軌道に沿いエンドエフェクタを運動させるた
    めのロボット腕装置において、関節を所望の角度回転す
    るための複数個の回転可能な関節組立体を有する関節連
    結されたロボット腕であって、前記各関節組立体は、駆
    動軸を有する電気モータ手段と、前記駆動軸及び前記関
    節の1つにそれぞれ接続された入力軸及び出力軸を有す
    る駆動装置とを有するモータ機構を含む、前記ロボット
    腕と、前記関節の運動角度を制御すべく、前記各関節組
    立体の前記電気モータ手段に供給される電力量を制御す
    るための電力量制御信号を発生する制御手段と、前記駆
    動軸及び前記出力軸にそれぞれ接続された機械的入力部
    を有し、前記駆動軸及び前記出力軸の角度位置をそれぞ
    れ表す別個のフィードバック信号を前記制御手段に供給
    するための第1及び第2リゾルバ手段とを含み、前記制
    御手段は、前記駆動軸からのフィードバック信号を用い
    て、該制御手段により発生される前記電力量制御信号に
    対する雑音の重畳を回避するために前記関節組立体の前
    記電気モータ手段に供給される電力量を変調すると共に
    、周期的に前記第1及び第2リゾルバ手段のフィードバ
    ック信号を比較して前記電気モータ手段及び前記駆動装
    置間の機械的連結の健全性を判定するロボット腕装置。
  5. 【請求項5】  関節連結されたロボット腕を運動させ
    るための出力軸を有する駆動装置と、該駆動装置を駆動
    する駆動軸を有する電気モータ手段とを含む少なくとも
    1つの回転可能な関節組立体を有する前記ロボット腕を
    制御する方法であって、 a)前記電気モータ手段の前記駆動軸が回転する量を表
    す第1の電気信号を発生し、 b)駆動軸回転数に前記電気モータ手段の前記駆動軸と
    前記駆動装置の前記出力軸との間の変速比を乗ずること
    により、前記ロボット腕の角度位置を表す第2の電気信
    号を発生し、 c)前記第2の電気信号により前記電気モータ手段に供
    給される電流の大きさを制御し、 d)前記第2の電気信号により前記ロボット腕が所望位
    置に運動したことが指示された時に、前記電気モータ手
    段を流れる電流を停止する、諸ステップを含むロボット
    腕の制御方法。
  6. 【請求項6】  エンドエフェクタを搬送し且つ作動す
    るためのロボット装置であって、基部組立体に接続され
    た基端部と、エンドエフェクタに着脱自在に接続可能な
    末端部と、所望の軌道に沿い前記末端部を移動するため
    の電気モータ手段を有する少なくとも1つのモータ駆動
    の関節組立体とを有する関節連結されたロボット腕と、
    前記電気モータ手段に対する電流の入力を制御すること
    により前記末端部の運動を指令し且つ前記エンドエフェ
    クタの動作を制御するための中央処理装置を含む制御手
    段と、を含むロボット装置。
  7. 【請求項7】  発電プラント内の格納領域に設置され
    た原子力蒸気発生器の放射性の水室内にコンピュータ操
    作される複数のエンドエフェクタを搬送し且つ前記複数
    のエンドエフェクタの各々を作動するためのロボット装
    置であって、前記水室内に配設された管板に着脱自在に
    接続可能である基部組立体に連結された基端部と、前記
    複数のエンドエフェクタの各々に着脱自在に接続可能で
    ある連結器を有する末端部と、前記末端部を運動するた
    めの電気モータ手段を含む複数のモータ駆動の関節組立
    体とを有する関節連結されたロボット腕と、前記関節組
    立体の前記電気モータ手段に対する電力の入力を制御す
    ることにより前記末端部の運動を指令すると共に、前記
    エンドエフェクタの動作を同時に制御するために中央処
    理装置を含む制御手段と、を含むロボット装置。
JP3287860A 1990-11-01 1991-11-01 ロボット腕装置及びその制御方法 Pending JPH04269183A (ja)

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JP2012526993A (ja) * 2009-05-14 2012-11-01 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 無繋索配管系検査システム

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