JPH04268312A - シクロオレフィンポリマーを調製する為の特定のメタロセン触媒を用いた塊状重合 - Google Patents

シクロオレフィンポリマーを調製する為の特定のメタロセン触媒を用いた塊状重合

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JPH04268312A
JPH04268312A JP3299283A JP29928391A JPH04268312A JP H04268312 A JPH04268312 A JP H04268312A JP 3299283 A JP3299283 A JP 3299283A JP 29928391 A JP29928391 A JP 29928391A JP H04268312 A JPH04268312 A JP H04268312A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は多環式のオレフィンのホモポリマ
ー(単独重合体)とコポリマー(共重合体)の開環(r
ing opening)が起こらない調製方法に関す
る。
【0002】多環式のオレフィンが種々のツィーグラー
触媒の手段を用いて重合できることは良く知られている
。触媒のいかんにより、重合は開環を経て進行するか(
米国特許第4,178,424号と比較のこと)、又は
C=Cの二重結合の開裂を経て進行する(EP‐A15
6 464とEP‐A283 164を比較のこと)。
【0003】開環重合の不利な点は、得られるポリマー
が二重結合を含む為にそれが原因で分子の鎖に架橋が起
こり、それによって押出成型または射出成型によるポリ
マー材料の加工性が著しく限定されることである。
【0004】二重結合の開裂を伴なう環式オレフィンの
重合は、結果として比較的低い重合速度(転化速度、転
化率)をもたらす。
【0005】ビス(シクロペンタジエニル)‐ジルコニ
ウム二塩化物(ジクロリド)のような可溶性のメタロセ
ン化合物を使用することによって反応速度に若干の増加
が達成された(JP61/221,206を比較せよ)
【0006】環式オレフィン用に使用できる触媒は、例
えば、エチレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロ
リド(EP‐A283 164)又はジメチルシリルビ
ス(インデニル)ジルコニウムジクロリド(ZA90/
5308を比較のこと)のように立体剛性を持つキラル
(掌状、手のひら状)のメタロセン化合物であり、重合
は環を保持した侭行なわれる。
【0007】現在の最新技術では、シクロオレフィンの
単独重合と共重合は、主として炭化水素を溶剤に使用し
て可溶性のメタロセン触媒の存在で溶液中で行なわれる
【0008】溶液中で且つ、一般には10バール以下の
比較的低い圧力で行なわれる最新技術の重合条件下では
、空時収率(space‐time yield)又は
反応速度は、反応媒体中のシクロオレフィンの濃度の増
加と共に、即ち、同じ事だが、シクロオレフィンの取込
み率(incorporation rate)の増加
と共に減少することが実験で示されている。相当するシ
クロオレフィンの例は、ノルボルネンとテトラシクロド
デセンである。シクロオレフィンの高い取込み率と同時
に低い空時収率が、高いシクロオレフィン含量を有する
シクロオレフィンコポリマーの調製を極めて複雑且つ経
済的に不利なものとしている。
【0009】その持てる高いガラス転移温度の為に、シ
クロオレフィンの高い取込み率を持つシクロオレフィン
コポリマーは非常に高い加熱撓み温度を有する。従って
、それらは熱可塑性プラスチックの成型用組成物として
、又は表面被覆用に溶液の形で有利に使用するできる筈
の興味のある物質である。しかしながら、それらが特に
ゲル化し易い傾向がある為に、そのような溶液は高温に
おいてのみ処理加工できることが実験で示された。
【0010】従って、本発明の目的は、二重結合を経由
する重合を基礎として、高いシクロオレフィン取込み率
を持ち、室温でもゲル化しないようなコポリマーを高い
空時収率で与えるシクロオレフィンのホモポリマーとコ
ポリマーを調製する方法を見出だすことである。
【0011】この目的は、或る幾つかの反応条件を選択
し、或る特定のメタロセン触媒を用いることによって達
成できることが見出だされた。重合が液体のシクロオレ
フィンそれ自身の中で、又は極端に濃縮されたシクロオ
レフィン溶液の中で、而も温度は室温以上で圧力は約1
バールと言う都合の良い条件で行なわれることは重要で
ある。
【0012】このように本発明は、(a)モノマーの総
量を基準として、0.1〜100重量%の式I、II、
III、IV、V又はVIの少なくとも一つのモノマー
【0013】
【0014】但し、上の各式において、R1、R2、R
3、R4、R5、R6、R7及びR8は同一若しくは異
なり、夫れぞれに水素原子またはC1〜C8のアルキル
基であり、異なる式中の同一の基は異なる意味を持つこ
とができる; (b)モノマーの総量を基準として、0〜99.9重量
%の式VIIのシクロオレフィン
【0015】
【0016】但し、式中の n は2から10迄の数で
ある;及び (c)モノマーの総量を基準として、0〜99.9重量
%の少なくとも一つの式VIIIの非環式の1‐オレフ
ィン
【0017】
【0018】但し、式中のR9、R10、R11及びR
12は、同一か若しくは異なり、夫れぞれに水素原子又
はC1〜C8のアルキル基である; 以上の(a)、(b)、(c)の化合物を、20〜15
0℃の温度と0.01〜64バールの圧力下に、線状の
分子の場合は、式IX
【0019】
【0020】及び/又は、環式の分子の場合は、式X

0021】
【0022】のアルミノキサン但し、式IXとXにおい
て、R13はC1〜C6のアルキル基、フェニル又はベ
ンジルであり、n は2から50の整数である;及び式
XI
【0023】
【0024】のメタロセン但し、式XIにおいてM1は
、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニ
オブ又はタンタルであり、R14とR15は同一、若し
くは異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子、C1
〜C10のアルキル基、C1〜C10のアルコキシ基、
C6〜C10のアリール基、C6〜C10のアリールオ
キシ基、C2〜C10のアルケニル基、C7〜C40の
アリールアルキル基、C7〜C40のアルキルアリール
基またはC8〜C40のアリールアルケニル基であり、
R16とR17は一環式の、又は多環式の炭化水素基で
あって中心原子M1とサンドイッチ構造を形成すること
ができ、R18は
【0025】
【0026】=BR19、=AIR19、‐Ge‐、‐
Sn‐、‐O‐、‐S‐、=SO、=SO2、=NR1
9、=CO、=PR19、又は=P(O)R19であり
、この場合、R19、R20及びR21は、同一若しく
は異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子、C1〜
C10のアルキル基、C1〜C10のフルオロアルキル
基、C6〜C10のフルオロアリール基、C6〜C10
のアリール基、C1〜C10のアルコキシ基、C2〜C
10のアルケニル基、C7〜C40のアリールアルキル
基、C8〜C40のアリールアルケニル基又はC7〜C
40のアルキルアリール基、又はR19とR20、又は
R19とR21であり、各場合とも、これらの基を接続
し、環を形成する原子があり、その原子M2がシリコン
、ゲルマニウム又は錫である;からなる触媒の存在で重
合することによってシクロオレフィンのポリマー、又は
コポリマーを調製する方法に関する。但し、この場合、
重合は、液体のシクロオレフィンモノマー又はシクロオ
レフィンモノマーの混合物、又は少なくとも95容積%
のシクロオレフィン溶液の中で行なわれ、式XIの中の
置換基R16とR17は互いに異なる。
【0027】重合は、好ましくは液体のシクロオレフィ
ンモノマー又はシクロオレフィンモノマーの混合物の中
で行なわれる。
【0028】本発明によれば、式I、II、III、I
V、V又はVIの少なくとも一つの多環式オレフィン、
好ましくは、式I又はIIIのシクロオレフィンが重合
される。この場合、式中のR1、R2、R3、R4、R
5、R6、R7及びR8は同一若しくは異なり、夫れぞ
れに水素原子またはC1〜C8のアルキル基であり、異
なる式の中の同一の基は異なる意味を持つことができる
【0029】同じく又、式VII
【0030】
【0031】の一環式オレフィンを使用することもでき
る。但し、n は2から10迄の数である。別のコモノ
マーは、式VIII
【0032】
【0033】の非環式の1‐オレフィンである。上の式
で、R9、R10、R11及びR12は同一若しくは異
なり、夫れぞれに水素原子またはC1〜C8のアルキル
基である。エチレン又はプロピレンが好ましい。
【0034】特に、多環式オレフィン、好ましくは、非
環式のオレフィンVIIIを持つ式I又はIIIのオレ
フィンのコポリマーが調製される。
【0035】特に好ましいシクロオレフィンはノルボル
ネンとテトラシクロドデセンであり、これらはC1〜C
6のアルキルによって置換されることも有り得る。これ
らの化合物は、好ましくはエチレンと共重合される;エ
チレン‐ノルボルネン共重合体が特に重要である。
【0036】多環式オレフィン(I〜VI)は0.1〜
100重量%、一環式オレフィン(VII)は0〜99
.9重量%(両者ともモノマーの総量を基準として)の
量で使用される。
【0037】開鎖オレフィンの濃度は、与えられた圧力
と温度において反応媒体中への開鎖オレフィンの溶解度
によって決まる。
【0038】多環式オレフィン、一環式オレフィン及び
開鎖オレフィンは、同時に個々のタイプのオレフィンの
二つ又は二つ以上の混合物を意味するものとも考えられ
る。このことは、多環式の単独重合体(ホモポリマー)
と二元共重合体(バイコポリマー)の他に、本発明の方
法によって三元共重合体(ターコポリマー)と多元共重
合体(マルチコポリマー)を調製することも同じく可能
であることを意味する。シクロオレフィンVIIと非環
式オレフィンVIIIとの共重合体も、同じく又上記の
方法によって有利に得ることができる。シクロオレフィ
ンVIIの中では、シクロペンテン(置換されたもので
も良い)が好ましく用いられる。
【0039】本発明による方法に用いられる触媒は、ア
ルミノキサンと式XI:
【0040】
【0041】の少なくとも一つのメタロセン(遷移金属
成分)からなる。
【0042】式XIで、M1はチタン、ジルコニウム、
ハフニウム、バナジウム、ニオブ及びタンタルからなる
群から選ばれる金属であり、好ましいのは、ジルコニウ
ム又はハフニウムである。特に好ましいのはジルコニウ
ムである。
【0043】R14とR15は同一か、又は異なり、夫
れぞれに水素原子、C1〜C10の、好ましくは、C1
〜C3のアルキル基、C1〜C10の、好ましくは、C
1〜C3のアルコキシ基、C6〜C10の、好ましくは
、C6〜C8のアリール基、C6〜C10の、好ましく
は、C6〜C8のアリールオキシ基、C2〜C10の、
好ましくは、C2〜C4のアルケニル基、C7〜C40
の、好ましくはC7〜C10のアリールアルキル基、C
7〜C40の、好ましくは、C7〜C12のアルキルア
リール基、C8〜C40の、好ましくは、C8〜C12
のアリールアルケニル基又はハロゲン原子、好ましくは
、塩素である。
【0044】R16とR17は異なり、夫れぞれ、一環
式か又は多環式の炭化水素ラジカルであり、ラジカルは
中心原子M1とサンドイッチ構造を形成することができ
る。 R16は、好ましくはフルオレニルであり、R17は、
好ましくはシクロペンタジエニルである。R18は、ラ
ジカルR16とR17を結合する単員橋または多員橋で
あり、好ましくは、
【0045】
【0046】=BR19、=AIR19、‐Ge‐、‐
Sn‐、‐O‐、‐S‐、=SO、=SO2、=NR1
9、=CO、=PR19、又は=P(O)R19であり
、但し、この場合、R19、R20及びR21は同一か
、又は異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子、C
1〜C10のアルキル基、C1〜C10のフルオロアル
キル基、C6〜C10のアリール基、C1〜C10のア
ルコキシ基、C2〜C10のアルケニル基、C7〜C4
0のアリールアルキル基、C8〜C40のアリールアル
ケニル基又はC7〜C40のアルキルアリール基、又は
R19とR20、又はR19とR21であり、各場合と
も、これらのラジカル(又は、基)を接続し、環を形成
する原子がある。
【0047】R18は好ましくは、 又は、
【0048】
【0049】である。
【0050】M2は、シリコン、ゲルマニウム又は錫で
あり、好ましくは、シリコン又は、ゲルマニウムである
【0051】架橋したメタロセンは下記の公知の反応式
に従って調製することができる。
【0052】
【0053】
【0054】上の反応式は、また、R19=R20およ
び/またはR14=R15である場合にも適用される(
Journal of Organometallic
 Chem.,288巻(1985)、63〜67頁、
及びEP‐A 320 762を比較のこと)。
【0055】好ましいメタロセンは:ジフェニルメチレ
ン(9‐フルオレニル)シクロペンタジエニル‐ジルコ
ニウムジクロリド、イソプロピレン(9‐フルオレニル
)シクロペンタジエニル‐ジルコニウムジクロリド、メ
チル(フェニル)メチレン(9‐フルオレニル)シクロ
ペンタジエニル‐ジルコニウムジクロリド、ジフェニル
メチレン(9‐フルオレニル)シクロペンタジエニル‐
ハフニウムジクロリド、又はそれらの混合物である。
【0056】ジフェニルメチレン(9‐フルオレニル)
シクロペンタジエニル‐ジルコニウムジクロリドが特に
好ましく用いられる。
【0057】助触媒は、線状分子の場合は、式IX
【0
058】
【0059】及び/又は、環式の分子の場合は、式X

0060】
【0061】のアルミノキサンである。これらの式の中
で、R13はC1〜C6のアルキル基、好ましくは、メ
チル、エチル、イソブチル、ブチル又はネオペンチル、
又はフェニル又はベンジルである。メチルが特に好まし
い。n は2から50、好ましくは、5から40迄の整
数である。しかしながら、アルミノキサンの正確な構造
は未知である。
【0062】アルミノキサンは、色々な方法で調製する
ことができる(S.Pasynkiewicz, Po
lyhedron、9巻、429頁(1990)を比較
せよ)。
【0063】上記の方法の一つでは、微粉砕した硫酸銅
5水和物をトルエン又はシクロオレフィン(例えば、シ
クロペンテン、ノルボルネン又はテトラシクロドデセン
)の中にスラリー化し、ガラスのフラスコの中で窒素雰
囲気下に、約−20℃又はシクロオレフィンの融点より
ちょっと上の温度で、アルミニウム4原子ごとに約1モ
ルのCuSO4・5H2Oを与えるのに十分量のトリア
ルキルアルミニウムを加える。ゆっくりした加水分解で
アルカンが除去された後に、反応混合物を室温下に24
〜48時間放置する。その間、温度が30℃を超えない
ように混合物を冷却する必要があるかも知れない。その
後、トルエン又はシクロオレフィンの中に溶解したアル
ミノキサンを硫酸銅から濾別して、得られた溶液を真空
中で蒸発する。この調製プロセスの中で低分子量のアル
ミノキサンが濃縮されると、トリアルキルアルミニウム
が除去されて、より高分子量のオリゴマーを形成する。
【0064】アルミノキサンは、同じく又、不活性の脂
肪族または芳香族の溶剤、好ましくは、ヘプタン又はト
ルエンに溶解したトリメチルアルミニウムを、好ましく
は、結晶水を含む硫酸アルミニウムのようなアルミニウ
ム塩と−20℃〜100℃の温度で反応させることによ
っても得ることができる。使用される溶剤とアルキルア
ルミニウムの容積比は1:1から50:1、好ましくは
、5:1で、アルカンの除去を通して監視できる反応時
間は、1〜200時間、好ましくは、10〜40時間で
ある。
【0065】結晶水を含むアルミニウム塩の中では、特
に高い結晶水含有量の物が用いられる。特に好ましいの
は硫酸アルミニウム水和物、特にAl2(SO4)31
モル当たり、夫れぞれ16モルと18モルの結晶水含量
を有するAl2(SO4)3・16H2OとAl2(S
O4)3・18H2Oの化合物である。
【0066】アルミノキサン調製の更に別の変法は、重
合反応器の中のヘプタン又はトルエン中の液体モノマー
に、好ましくはトリメチルアルミニウムのようなトリア
ルキルアルミニウムを溶解し、次に、アルミニウム化合
物を水と反応させる方法である。
【0067】同じく又、アルミノオキサンを支持体上に
吸着させ、次いで支持された型式で懸濁液として使用す
ることもできる。幾つかの支持体方式の方法が知られて
いる。例えば、僅かに湿気を帯びたシリカゲルが支持体
としての役目を果たす。
【0068】上に概述したアルミノキサンの調製方法に
加えて、更に別の方法も使用できる。調製の型式いかん
に関係無く、未反応のトリアルキルアルミニウムがフリ
ーの形、又は付加物として種々の含量でアルミノキサン
溶液中に残るのは総ての方法に共通である。この含量は
、使用されるメタロセン化合物に依存して変化する触媒
活性に未だ正確には説明されていない或る種の影響を持
っている。
【0069】若しも遷移金属の予備活性化が必要ならば
、それは溶液中で行なう。この場合は、メタロセンは、
好ましくはアルミノキサンの炭化水素溶液に溶解される
。適当な炭化水素は、脂肪族または芳香族の炭化水素と
、例えば、シクロペンテン、ノルボルネン又はテトラシ
クロドデセン等のシクロオレフィンである。トルエンが
好ましく用いられる。
【0070】予備活性化は、同じく又、支持体に担持さ
れたアルミノキサンの懸濁液の中で行なうこともできる
【0071】溶液中のアルミノキサンの濃度は、全溶液
量の約1重量%から最高で溶液の飽和点限度までの範囲
内にあり、好ましくは5〜30重量%である。メタロセ
ンも同じ濃度で使用できるが、好ましくは、アルミノキ
サンの1モル当たり10−4モルの量で使用される。予
備活性化の時間は、0〜60分であり、予備活性化の温
度は、0〜70℃である。
【0072】若しも少量の溶剤を反応混合物に添加する
ならば、溶剤は慣用の不活性溶剤、例えば、脂肪族また
は脂環式の炭化水素、石油エーテル又は水素添加したデ
ィーゼルオイルの溜分、又はトルエンである。
【0073】本発明の方法による重合は、高い空時収率
(反応率)とシクロオレフィンの高い取込み率が得られ
ると言う利点を与える。例えば、開鎖オレフィンの分圧
を増加する等の手段で開鎖オレフィンの濃度を高くする
と反応速度を有意的に高めることが可能である。若しも
純粋の開鎖オレフィン、例えば、エチレンを注入するな
らば、0.01〜64バール、好ましくは2〜40バー
ル、特に好ましくは、4〜20バールの圧力が用いられ
る。開鎖オレフィンの他に、窒素又はアルゴンのような
不活性気体を同じく注入するならば、反応容器の内部の
全圧力は2〜64バール、好ましくは、5〜64バール
、そして特に好ましくは、6〜40バールである。シク
ロオレフィン成分が希釈されていないと言うことは、高
い圧力でも高いシクロオレフィン取込み率が達成される
ことを意味する。更には、反応速度も、触媒の熱安定性
によって設定される温度の上限と相当する反応圧力にお
いてシクロオレフィンの融点によって決められる温度の
下限との間で反応温度を増加することによって高めるこ
とができる。しかしながら、温度増加に伴なって気体オ
レフィンの反応媒体への溶解度に同時低下が起こり、結
果としてコポリマー中へのシクロオレフィンの取込み率
に増加をもたらす。絶えず一定の取込み率を得る為には
、開鎖の気体オレフィンの圧力もそれ相当に上げねばな
らない。
【0074】連続で多段の重合方法は、シクロオレフィ
ンの利用効率の増加を可能にするので特に有利である。 連続プロセスでは、生成ポリマーと共に残留モノマーと
して発生する多環式のオレフィンも又、回収し、再び反
応混合物中にリサイクルすることができる。
【0075】ここでも又、本発明の方法は、溶剤が存在
しないか、又は存在しても極端に溶剤の濃度が低い為に
、反応混合物からの、若しくは沈澱浴からのシクロオレ
フィンの回収に就いての技術的な複雑さが遥かに低いと
言う点で、溶液重合に勝る有益点を与える。
【0076】メタロセン化合物は、遷移金属を基準とし
て、反応容器の容積1dm3当たりの遷移金属10−3
から10−7モル、好ましくは10−4から10−6モ
ルの濃度で使用される。アルミノキサンも、アルミニウ
ム含量を基準として、反応容器の容積1dm3当たり1
0−4から10−1モル、好ましくは10−4から2・
10−2モルの濃度で用いられる。しかしながら、原理
的には、もっと高い濃度も可能である。異なるメタロセ
ンの重合性を組み合わせる為に、複数のメタロセンの混
合物を使用することもできる。
【0077】共重合体を調製する時、(好ましく)使用
される多環式オレフィンと開鎖オレフィンのモル比は広
範囲に亙って変化し得るが、一般には、シクロオレフィ
ンと開鎖オレフィンのモル比3:1から100:1が好
ましく用いられる。重合温度、触媒成分の濃度及び使用
されるモル比、又は気体状の開鎖オレフィンの圧力等を
うまく選択することによって、コモノマーの取込み率を
事実上、希望通りにコントロールすることができる。好
ましい取込み率は、環式成分の20〜75モル%であり
、特に好ましい取込み率は、環式成分の35〜65モル
%である。
【0078】形成される共重合体の平均分子量は、水素
の計量供給量、触媒濃度または重合温度を変化させるこ
とによって既知の方法でコントロールすることができる
【0079】共重合体の多分散性Mw/Mnは極めて狭
く、2.0〜3.5の値を持つ。このことはポリマーに
、ポリマーを射出成型に特に適したものにする性質プロ
ファイルをもたらす。
【0080】驚くべきことに、本発明によるバルク重合
(塊状重合)の方法は、同じ取込み率、匹敵する反応速
度において従来の溶液重合によるよりも高い分子量を齎
らすことが見出だされた。
【0081】分子量を自由に変化させ得る可能性を考慮
に入れれば、本発明の方法はシクロオレフィン共重合体
のアクセスできる分子量の範囲を有意的に拡大する。
【0082】本発明による好ましい触媒は、“溶液重合
”と“バルク重合”の両方において従来から既知のメタ
ロセン触媒を用いた場合よりも有意的に高い分子量を齎
らす。
【0083】ここに記述する方法は、非晶質の共重合体
の調製を可能にする。得られる共重合体は透明で硬い。 それらは、例えば、デカヒドロナフタレンに135℃で
可溶性であり、又室温でトルエンに可溶である。本発明
によるポリマーは熱可塑性プラスチックとして加工でき
る。押出成型と射出成型の両方において、加工中に何等
意味のある品質劣化も粘度低下も見出だされなかった。
【0084】驚くべきことに、本発明の方法ー並びに本
発明の好ましいメタロセン触媒ーを用いて調製された共
重合体は室温で溶液中でゲル化しないことが見出だされ
た。従って、発明の共重合体は被覆用に、キャストフィ
ルムの製造に、及びシクロオレフィン溶液を貯蔵し、輸
送しなければならないその他の用途に特に適している。 相当する溶液の流動性も、同じく重合後のポリマー溶液
の取扱い・加工にプラスの効果を持っている。例えば、
溶液は濾過し易く、薄いフイルム蒸発器の中で、ポリマ
ー溶液の熱的並びに機械的ストレスの少ない状態で濃縮
できる。
【0085】更に、NMR(核磁気共鳴)スペクトルか
ら此等のシクロオレフィン共重合体がその微細構造の点
で、溶液中でゲル化するシクロオレフィン共重合体とは
可成り異なることも決定された。この相異は、本発明に
よる触媒が異なるR16とR17置換基の為に厳密に特
異な立体規則性を以てシクロオレフィンを重合すると言
うことで説明が就くだろう。最新の技術的知識の現状に
よれば、本発明によるシクロオレフィン共重合体がシン
ジオタクチック(立体規則性の)の分子配列を含み、そ
の為にNMRによって相異が識別されるものと仮定しな
ければならない。
【0086】本発明に従って調製される物質は、特に押
出器で押出される部品、例えば、フイルム、管、パイプ
、ロッド(棒)及び繊維などの製造と、希望する任意の
形状と大きさを持った射出成型品の製造に特に適してい
る。本発明による物質の重要な性質は、その持っている
透明性にある。光学的用途、特に、これらの物質から押
出成型または射出成型された部品の光学的用途は、従っ
て大きな重要性を持っている。後述する実施例の中で記
述されるように、アッベの屈折率計と混合光線を用いて
決定される反応生成物の屈折率は1.520から1.5
55の範囲にある。屈折率がクラウングラスのそれ(n
=1.51)と極めて近いので、本発明による製品はガ
ラス代用品として色々な用途に使用することができる。 例えば、光学的データ媒体(データメディア)用、ビデ
オディスク用、コンパクトディスク用のレンズ、プリズ
ム、ベースプレート及びフイルムとして、太陽電池のカ
バーと焦点レンズとして、高性能光学機械のカバーと拡
散スクリーンとして、及び繊維又はフイルムの形の光学
的導波管として等。本発明によるポリマーは、同じく又
、ポリマーアロイの製造にも使用できる。アロイは溶融
物または溶液の中で調製できる。こうして出来た各アロ
イは、幾つかの用途に各成分の優れた性質の組み合わせ
を有する。下記のポリマーは、本発明のポリマーを含む
アロイ用に使用することができる:ポリエチレン、ポリ
プロピレン、(エチレン‐プロピレン)共重合体、ポリ
ブチレン、ポリ(4‐メチル‐1‐ペンテン)、ポリイ
ソプレン、ポリイソブチレン、天然ゴム、ポリ(メチル
メタクリレート)、その他のポリメタクリレート、ポリ
アクリレート、(アクリレート‐メタクリレート)共重
合体、ポリスチレン、(スチレン‐アクリロニトリル)
共重合体、ビスフェノール A、ポリカーボネート、そ
の他のポリカーボネート、芳香族ポリエステルカーボネ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、非晶質のポリアリーレート、ナイロン6、
ナイロン66、その他のポリアミド、ポリアラミド、ポ
リエーテルケトン、ポリオキシメチレン、ポリオキシエ
チレン、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリ弗化ビニリデン。
【0087】下記の実施例の中で与えられるガラス転移
温度(Tg)は、示差走査型熱量計(DSC)により昇
温速度20℃/分で測定された。粘度はDIN(ドイツ
工業規格)53 728に従って決定された。
【0088】例1 撹拌機を備えた清浄で乾燥した1.5dm3容の重合反
応器を窒素で、次にエチレンでフラッシングし、560
gのノルボルネン溶融物(70℃)を装入した。反応器
を次に攪拌しながら70℃の温度に保ち、6バール(過
圧)のエチレンを注入した。
【0089】メチルアルミノキサン(MAO)のトルエ
ン溶液5cm3(凝固点降下法で測定した分子量が13
00g/モルのメチルアルミノキサンを10.1重量%
含む)を、次に反応器に計量して添加し、混合物を70
℃で15分間攪拌した。その間、エチレンの圧力を再‐
計量(圧力が下がった分、エチレンを再補給)によって
6バールに保った。それと平行して、10.2mgのジ
フェニルメチレン(9‐フルオレニル)シクロペンタジ
エニル‐ジルコニウムジクロリドを5cm3のメチルア
ルミノキサン(濃度と品質は上記の通り)のトルエン溶
液に溶解し、溶液を15分間静置することによって予備
活性化した。次に、錯体の溶液を反応器に計量添加した
(分子量を下げる為に、触媒の計量添加の直ぐ後に、栓
を通して水素を反応器に導入することができる)。次い
で、混合物を攪拌(750回転/分)しながら70℃で
、0.5時間重合した。 その間、必要ならばエチレンを再補給してエチレンの圧
力を6バールに維持した。次ぎに、反応器の内容物を1
00cm3のイソプロパノールを含む攪拌した容器の中
に急速に放出した。混合物を2dm3のアセトンに滴下
導入し、混合物を10分間攪拌し、懸濁したポリマーの
固体を濾別した。
【0090】濾別したポリマーを次ぎに、3規定の塩酸
2部とエタノール1部からなる混合液2dm3に導入し
、この懸濁液を2時間攪拌した。次いで、ポリマーを再
度濾別し、中性になる迄水で洗浄し、80℃、0.2バ
ールの圧力で乾燥した。40.4gの製品が得られた。 この製品に就いて測定した粘度は112cm3/gで、
ガラス転移温度(Tg)は183℃であった。
【0091】例2及び例3 例1と同様にして重合を行なった。重合条件は表1に要
約した。その内の幾つかの条件は例1の場合と変えられ
ている。
【0092】
【0093】例4 攪拌機を備えた75dm3容の清浄で乾燥した重合反応
器を窒素、次いでエチレンでフラッシングし、それから
22,000gのノルボルネン(Nb)の溶融物を装入
した。 次ぎに、反応器を攪拌しながら70℃の温度に加熱し、
圧力15バール迄エチレンを注入した。
【0094】次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエン
溶液580cm3(凝固点降下法で測定して1300g
/モルの分子量を有するメチルアルミノキサンを10.
1重量%含む)を反応器に計量添加し、混合物を70℃
で15分間攪拌した。その間、必要ならばエチレンを再
補給してエチレンの圧力を15バールに維持した。それ
と平行して、500mgのメタロセンAを500cm3
のトルエン溶液に溶解し(濃度と品質に就いては上記を
参照のこと)、溶液を15分間静置して予備活性化した
。錯体の溶液(触媒溶液)を次ぎに反応器に計量添加し
た(分子量を低下させる為に、触媒の計量添加の直ぐ後
に栓を通して反応器に水素を導入することができる)。 次いで、混合物を攪拌(750回転/分)しながら70
℃で1.3時間重合させた。その間、必要ならばエチレ
ンを再補給してエチレンの圧力を15バールに維持した
。重合が終わったら、反応器の内容物を200cm3の
イソプロパノール(反応停止剤として)を含む攪拌した
容器の中に急速に放出した。混合物をアセトン中で沈澱
させ、発生した沈澱物を10分間攪拌し、次いで懸濁し
たポリマーの固体を濾別した。
【0095】次ぎに、濾別したポリマーを、3規定の塩
酸2部とエタノール1部からなる混合物で処理し、混合
物を2時間攪拌した。次いで、ポリマーを再度濾別し、
中性になる迄水で洗浄し、80℃の温度と0.2バール
の圧力で15時間乾燥した。5500gの生成物が得ら
れた。製品に就いて測定した粘度は163cm3/gで
、ガラス転移温度(Tg)は144℃であった。
【0096】
【0097】例13(比較)(溶液重合)攪拌機を備え
た1.5dm3容の清浄で乾燥した重合反応器を窒素で
、次いでエチレンでフラッシングし、411gのノルボ
ルネン(Nb)の溶液と86cm3のトルエンを装入し
た。次ぎに、反応器を攪拌しながら70℃の温度に加熱
し、8バールのエチレンを注入した。
【0098】次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエン
溶液20cm3(凝固点降下法で測定して1300g/
モルの分子量を有するメチルアルミノキサンを10.1
重量%含む)を反応器に計量添加し、混合物を70℃で
15分間攪拌した。その間、必要ならばエチレンを再補
給してエチレンの圧力を8バールに維持した。それと平
行して、71.8mgのジシクロペンタジエニル‐ジル
コニウムジクロリドを10cm3のメチルアルミノキサ
ンのトルエン溶液(濃度と品質に就いては上記を参照の
こと)に溶解し、溶液を15分間静置することによって
予備活性化した。次ぎに、錯体の溶液を反応器に計量添
加した。次いで、混合物を攪拌しながら(750回転/
分)70℃で2時間重合した。その間、必要ならばエチ
レンを再補給してエチレンの圧力を8バールに維持した
。重合が終わったら反応器の内容物を、100cm3の
イソプロパノールを含む攪拌した容器の中に急速に放出
した。混合物を2dm3のアセトンの中に滴下し、混合
物を10分間攪拌し、それから懸濁したポリマーの固体
を濾別した。
【0099】濾別したポリマーを次ぎに、3規定の塩酸
2部とエタノール1部からなる混合物2dm3の中に導
入し、この懸濁液を2時間攪拌した。次いで、ポリマー
を再度濾別し、中性になる迄水で洗浄し、温度80℃、
圧力0.2バールで15時間乾燥した。73.5gの生
成物が得られた。この生成物に就いて測定した粘度は1
7cm3/gで、ガラス転移温度(Tg)は168.5
℃であった。
【0100】
【0101】例17 例4と6〜9の各ポリマーの20重量%のトルエン溶液
を250mlのフラスコの中で70℃で調製した。溶液
は透明で易流動性であった。フラスコを傾けることによ
って溶液の流動性を測定した。溶液を室温迄冷却した後
、流動性を時間の函数として決定した。研究に用いた総
ての溶液は50日後でも依然として易流動性であった。
【0102】例18(比較) 例5(比較)と例13〜16に従って調製された種々の
ポリマーの溶液を例17と同じ要領で調製し、試験した
。総ての溶液は室温で僅か8時間後には最早易流動性で
はなかった。総ての溶液はゲル化していた。即ち、傾斜
実験で何時までも元の形状を保ち、形が崩れるというこ
とは無かった。
【0103】例19 種々のサンプルに就いてGPC(ゲル透過クロマトグラ
フィー)測定を行なった。Millipore Wat
er Chrom.型式の150‐C ALG/GPC
クロマトグラフと4個のShodex AT‐80 M
/Sカラムからなる1セットのカラムを使用した。溶剤
は、o‐ジクロロベンゼンであった。その他の測定パラ
メーターは次の通り:温度:            
    135℃流速:              
  0.5ml/分サンプルの量:        0
.4mlのサンプル溶液サンプル溶液の濃度:  0.
1g/dl較正:                ポ
リエチレン標準液GPC測定の結果は次の通りである: サンプル出所          重量平均分子量Mw
    数平均分子量Mn      Mw/Mn  
                         
 g/モル             g/モル   
                例5(比較)            75,600 
         37,200          
2例7              391,000 
       163,000          2
.4例20 例4〜7からのサンプルに就いて 13C‐NMRスペ
クトルを記録した。サンプルをヘキサクロロブタジエン
とテトラクロロエタンの混合物に溶解し、400メガヘ
ルツのNMR装置を用いて測定した。スペクトルを比較
の為に図1に再現する。驚くべきことに、例4,6,7
のポリマーの構造は例5(比較)のポリマーの構造とは
可成り異なっていることが図1から見て取れる。
【0104】例5(比較)に用いたメタロセンC(ラセ
ミ体‐ジメチルシリルビス(1‐インデニル)ジルコニ
ウムジクロリド)の場合、置換基R16とR17は同一
である。
【0105】例21〜23 例1と同じ様にして重合を行なった。重合の条件を表4
に要約するが、幾つかの条件は例1の場合とは変えてあ
る。
【0106】
【0107】例24(ポリノルボルネン)800gのノ
ルボルネンをメチルアルミノキサンの10.1重量%濃
度のトルエン溶液20cm3と一緒に1.5dm3容の
重合反応器の中で加温することによって液化した(例1
を参照のこと)。
【0108】それと平行して、250mgのジフェニル
メチレン(9‐フルオレニル)シクロペンタジエニル‐
ジルコニウムジクロリドを25cm3の濃度10.1重
量%のメチルアルミノキサンのトルエン溶液の中に溶解
し、溶液を上記の溶融物に添加した。混合物をアルゴン
雰囲気下に35℃で160時間重合した。
【0109】溶液を例1と同じ様にして作り上げた。乾
燥した後に、41gの無色の粉末が得られた。この生成
物の粘度測定値は44cm3/gであった。DSC(示
差走査型熱量計)を用いて温度が380℃に達する迄は
、ガラス状態も融点も検出できなかった。加熱‐段階の
顕微鏡の下で約400℃において軟化が認められた。
【0110】13C‐NMRスペクトル(例20と同様
の)は、31、40、50ppmに最大ピークを持つ非
常に幅広いシグナルを示した。NMRと赤外のスペクト
ルによれば、生成物には二重結合は含まれない。
【0111】例25 例24で得られたポリマーの10〜20%濃度のトルエ
ン溶液を調製し、その溶液をドクターブレードを用いて
ガラス板の上に塗布した。真空中(0.2バール)で8
0℃で乾燥した後に、厚さが1〜100μmの透明で無
色のフィルムを得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】例4〜7からのサンプルについての 13C‐
NMRスペクトルを示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)モノマーの総量を基準として、0.
    1から100重量%の式I、II、III、IV、V又
    はVIの少なくとも一つのモノマー 但し、上の各式において、R1、R2、R3、R4、R
    5、R6、R7及びR8は、同一若しくは異なり、夫れ
    ぞれに水素原子又はC1〜C8のアルキル基であり、異
    なる式中の同一の基は異なる意味を持つことができる;
    (b)モノマーの総量を基準として、0〜99.9重量
    %の式VIIのシクロオレフィン 但し、式中の n は2から10迄の数である;及び(
    c)モノマーの総量を基準として、0〜99.9重量%
    の式IIIの少なくとも一つの非環式の1‐オレフィン
    但し、式中でR9、R10、R11及びR12は同一若
    しくは異なり、夫れぞれに水素原子又はC1〜C8のア
    ルキル基である;以上の(a)、(b)、(c)の化合
    物を、20℃から150℃の温度と0.01バールから
    64バールの圧力で、線状型の分子の場合は次の式IX 及び/又は環式型の分子の場合は次の式X但し、式IX
    と式Xにおいて、R13はC1〜C6のアルキル基、フ
    ェニル又はベンジルであり、n は2から50迄の整数
    である;のアルミノキサンと次の式XIのメタロセン但
    し、上の式において、M1はチタン、ジルコニウム、ハ
    フニウム、バナジウム、ニオブ又はタンタルであり、R
    14とR15は同一若しくは異なり、夫れぞれに水素原
    子、C1〜C10のアルキル基、C1〜C10のアルコ
    キシ基、C6〜C10のアリール基、C6〜C10のア
    リールオキシ基、C2〜C10のアルケニル基、C7〜
    C40のアリールアルキル基、C7〜C40のアルキル
    アリール基又はC8〜C40のアリールアルケニル基で
    あり、R16とR17は、中心原子M1とサンドイッチ
    構造を形成することができる一環式または多環式の炭化
    水素基であり、R18は=BR19、=AIR19、‐
    Ge‐、‐Sn‐、‐O‐、‐S‐、=SO、=SO2
    、=NR19、=CO、=PR19、又は=P(O)R
    19;但し、式中のR19、R20及びR21は同一か
    、若しくは異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子
    、C1〜C10のアルキル基、C1〜C10のフロオロ
    アルキル基、C6〜C10のフルオロアリール基、C6
    〜C10のアリール基、C1〜C10のアルコキシ基、
    C2〜C10のアルケニル基、C7〜C40のアリール
    アルキル基、C8〜C40のアリールアルケニル基、又
    はC7〜C40のアルキルアリール基、またはR19と
    R20又はR19とR21であり、各場合とも、それら
    の基を接続し、環を形成する原子があり、M2はシリコ
    ン、ゲルマニウム又は錫である; からなる触媒の存在下で、液体のシクロオレフィンモノ
    マー又はシクロオレフィンモノマーの混合物の中で、又
    は少なくとも95容積パーセントのシクロオレフィン溶
    液(但し、この場合は式XIの中のR16とR17は互
    いに異なる)の中で重合することによってシクロオレフ
    ィンのポリマー又はコポリマーを調製する方法。
  2. 【請求項2】  重合が液体のシクロオレフィンモノマ
    ー又はシクロオレフィンモノマーの混合物の中で行なわ
    れる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  式XIのメタロセンがジフェニルメチ
    レン(9‐フルオレニル)シクロペンタジエニル‐ジル
    コニウム二塩化物、イソプロピレン(9‐フルオレニル
    )シクロペンタジエニル‐ジルコニウム二塩化物、メチ
    ル(フェニル)メチレン(9‐フルオレニル)シクロペ
    ンタジエニル‐ジルコニウム二塩化物、又はジフェニル
    メチレン(9‐フルオレニル)シクロペンタジエン‐ハ
    フニウム二塩化物である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  多環式オレフィンがノルボルネン又は
    テトラシクロドデセンである請求項1乃至3のいずれか
    一つ又は一つ以上に記載の方法。
  5. 【請求項5】  ノルボルネンとエチレンのコポリマー
    が調製される請求項1乃至4のいずれか一つ又は一つ以
    上に記載の方法。
  6. 【請求項6】  請求項1乃至5のいずれか一つ又は一
    つ以上に記載される方法によって調製されるシクロオレ
    フィンのポリマー又はコポリマー。
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