JPH0426798Y2 - - Google Patents

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JPH0426798Y2
JPH0426798Y2 JP8957483U JP8957483U JPH0426798Y2 JP H0426798 Y2 JPH0426798 Y2 JP H0426798Y2 JP 8957483 U JP8957483 U JP 8957483U JP 8957483 U JP8957483 U JP 8957483U JP H0426798 Y2 JPH0426798 Y2 JP H0426798Y2
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greasing
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shaft
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boss
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バツクホウ作業車のアームとバケツ
トとの連結部や、各種土工用や農用等の作業にお
ける適宜部材など、各種のもに適用することので
きる二軸間における給脂路構造に関する。
〔従来の技術〕
上記給脂路構造を構成するに、従来では、第4
図に示すように、基端側の軸3の連通孔17、連
結用リンク部材2の連通路18及び遊端側の軸4
の連通孔20によつて、第2ボス12と遊端側の
軸4の間の第2給脂部13に潤滑用油脂を供給す
るように、第1ボス10に連結の油脂供給用管路
15a及び基端側の軸3の連通孔17に接続させ
た状態で第1ボス10と基端側の軸3の間に形成
した隙間14を、第1ボス10と基端側の軸3の
間の第1給脂部11とは油脂用シール35により
隔絶させて、その第1ボス10内の第1給脂部1
1への油脂供給用管路15bを第1ボス10に接
続していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の構造では、第
1ボスへの配管数が多くなつて、製作面やコスト
面で不利であり、又、各給脂部の夫々に十分に給
脂するためには、各別給脂が必要で、油脂送りの
為の構成や手数において不利であつた。
本考案の目的は、上記実情に鑑みて、各給脂部
の夫々に対する十分な給脂を確実に行えながら、
給脂用配管構成及び油脂送りの為の構成や手数の
いずれをも簡略化できるようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、第1部材の第1ボスに内嵌支持させた基
端側の軸と、第2部材の第2ボスに内嵌支持させ
た遊端側の軸とを、リンク部材を介して一方の軸
が他方の軸周りで相対回動可能であるように連結
し、かつ、これらの両軸に対する給脂路を設けた
二軸間における給脂路構造において、下記〔イ〕
〜〔ホ〕に記載した構成を備えたことである。
〔イ〕 前記給脂路は、基端側の軸とこれを支承
する第1ボスとの間に形成される第1給脂部
と、遊端側の軸とこれを支承する第2ボスとの
間に形成される第2給脂部と、これらの両給脂
部どうしを連通接続する連通路とから構成され
ている。
〔ロ〕 前記両給脂部における給脂対象部分は、
各給脂部において支承されている各軸の軸線方
向に離れた複数箇所に存在している。
〔ハ〕 前記第1給脂部では、第1ボス内周面と
基端側の軸の外周面との間で、かつ、複数の給
脂対象部分どうしの間に間隙が形成され、この
間隙が両側の給脂対象部分に面しているととも
に、この間隙に潤滑油脂導入用の管路が連通接
続されている。
〔ニ〕 前記第1給脂部では、各給脂対象部分を
挟んで前記間隙とは反対側に油脂用シールを装
着してある。
〔ホ〕 前記連通路は、前記両軸の肉厚内に形成
した連通孔と、前記リンク部材に沿つて形成さ
れた中間連通路とを接続して構成され、基端側
の軸の肉厚内に形成した連通孔の端部が前記間
隙に開口し、遊端側の軸の肉厚内に形成された
連通孔の端部が第2給脂部の各給脂対象部分に
連通している。
〔作用〕
前記管路より投入された潤滑用油脂は前記間隙
に入り、この間隙を介して油脂の一部は第1給脂
部に到るとともに、残りの油脂は前記間隙より基
端側の軸に形成した前記連通孔、連通路、及び、
遊端側の軸に形成した連通孔を通つて第2給脂部
に到る。つまり、第2給脂部に給脂する為の第1
ボスと基端側の軸の間隙から第1給脂部に給脂す
ることによつて、第1ボスに接続する管路を1本
で済ませることが出来る。
〔考案の効果〕
したがつて、給脂の為の配管構成を簡単にでき
ると共に、第1及び第2給脂部に一挙に給脂でき
て、油脂送りの為の構成や手数を簡単にでき、全
体として、製作面、コスト面及び取扱い面の全て
に有利になつた。
また、第1給脂部からの油脂流出をシールによ
つて防止してあるから、たとえ第2ボスの端部に
土詰まりを生じる等によつて、第2給脂部への給
脂抵抗が増大しても、第1給脂部から油脂が流出
する不都合な事態を生じることなく、確実に第2
給脂部に給脂でき、かつ、油脂押し出しによつて
第2ボス端部の土詰まりを排除でき、潤滑性能に
おいても優れたものにできた。
〔実施例〕
第1図に示すように、バツくホウ作業車のアー
ム1を第1部材として、その第1部材1にリンク
部材としてのバケツト2を、第1軸3で回動自在
に取り付け、バケツト2に第2軸4で相対揺動自
在に取り付けた第2部材5と、アーム1に第3軸
6で揺動自在に取り付けた別のリンク部材7を、
バケツト駆動用流体圧シリンダ8に連結した第4
軸9で相対揺動自在に連結してある。ここでは、
前記第1軸3および第3軸6が基端側の軸とな
り、第2軸4および第4軸9が遊端側の軸とな
る。
第1軸3とアーム1の第1ボス10の間の第1
給脂部11、及び、第2軸4と第1部材5の第2
ボス12の間の第2給脂部13に、運転部からの
油脂供給装置の操作で給脂するための給脂路を形
成するに、第2図に示すように、第1ボス10と
第1軸3の外周面との間で、かつ、第1給脂部1
1を構成する複数の給脂対象部分24,24の間
に間隙14を形成し、この間隙14に、第1ボス
10に連結した潤滑油脂導入用の管路15を連通
接続し、第1給脂部11の各給脂対象部分24,
24の一端を間隙14にそこから給脂されるよう
に、隣接位置させるとともに、第1給脂部11の
他端側で第1ボス10と第1軸3の間に油脂用シ
ール16を設けて、油脂流出を防止するようにし
てある。
また、連通路として、第1軸3に間隙14に連
通させて形成した連通孔17、その連通孔17に
連通する中間連通路18を備えると共にバケツト
2に脱着自在に取り付けたヘツダ19、第2軸4
に連通路18に連通させて形成した連通孔20、
並びに、第2ボス12と第2軸4の間に連通孔2
0に連通させて形成した間隙21を設け、第2給
脂部13の一端を間隙21にそこから給脂される
ように接続し、第2給脂部13の各給脂対象部分
26,26の他端側から第2ボス12の外周側に
油脂が押し出されるように構成してある。尚、第
1及び第2軸3,4は回り止め用ボルト22でバ
ケツト2に連結してある。
第3図に示すように、アーム1に設けられた第
3軸6と、これを支承する第1ボス23の間の第
1給脂部11、第4軸9とこれを支承する第2ボ
ス25との間の第2給脂部13、及び、第4軸9
とシリンダ8の第3ボス27の間の第3給脂部2
8に、運転部からの油脂供給装置の操作で給脂す
るための給脂路を形成するに、第3図に示すよう
に、第1ボス23と第3軸6の間隙29に、第1
ボス23に連結した管路36を接続し、第1給脂
部11の各給脂対象部分24,24の一端側を間
隙29にそこから給脂されるように、隣接位置さ
せるとともに、第1給脂部11の他端側で第1ボ
ス23と第3軸6の間に油脂用シール30を設け
て、油脂流出を防止するようにしてある。
また、第3軸6に前記間隙29に開口する状態
で形成した連通孔17、この連通孔17に連通さ
せてリンク部材7に形成した連通路18、並び
に、第4軸9に形成した連通孔20を介して第2
給脂部13側に油脂を供給できるようにしてあ
り、第2給脂部13の各給脂対象部分26,26
には、前記連通孔20から分岐された孔部分33
aを介して夫々給脂され、かつ、第3給脂部28
には、同様に分岐された孔部分33bから給脂さ
れるように構成してある。尚、第3及び第4軸
6,9は抜止め軸34でリンク部材7に連結して
ある。
[別実施例] アーム1やバケツト2に代えて、各種土工用や
農用等の作業における適宜部材を対象にしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る二軸間における給脂路構造
の実施例を示し、第1図は本考案の実施例を示す
作業機の部分側面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は第1図の−線断面図であ
る。第4図は従来例の要部断面図である。 1……第1部材、2,7……リンク部材、3,
6……基端側の軸、4,9……遊端側の軸、5…
…第2部材、10,23……第1ボス、11……
第1給脂部、12,25……第2ボス、13……
第2給脂部、14,29……間隙、15,36…
…管路、16,30……油脂用シール、17,2
0……連通孔、18……中間連通路、24,26
……給脂対象部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1部材1の第1ボス10,23に内嵌支持さ
    せた基端側の軸3,6と、第2部材5の第2ボス
    12,25に内嵌支持させた遊端側の軸4,9と
    を、リンク部材2,7を介して前記両軸のうちの
    一方の軸3または4,6または9が他方の軸4ま
    たは3,9または6周りで相対回動可能であるよ
    うに連結し、かつ、これらの両軸3,6,4,9
    に対する給脂路を設けるとともに、下記〔イ〕〜
    〔ホ〕に記載した構成を備えている二軸間におけ
    る給脂路構造。 〔イ〕 前記給脂路は、基端側の軸3,6とこれ
    を支承する第1ボス10,23との間に形成さ
    れる第1給脂部11と、遊端側の軸4,9とこ
    れを支承する第2ボス12,25との間に形成
    される第2給脂部13と、これらの両給脂部1
    1,13どうしを連通接続する連通路17,1
    8,20とから構成されている。 〔ロ〕 前記両給脂部11,13における給脂対
    象部分24,26は、各給脂部11,13にお
    いて支承されている各軸3,6,4,9の軸線
    方向に離れた複数箇所に存在している。 〔ハ〕 前記第1給脂部11では、第1ボス1
    0,23内周面と基端側の軸3,6の外周面と
    の間で、かつ、複数の給脂対象部分24,24
    どうしの間に間隙14,29が形成され、この
    間隙14,29が両側の給脂対象部分に面して
    いるとともに、この間隙14,29に潤滑油脂
    導入用の管路15,36が連通接続されてい
    る。 〔ニ〕 前記第1給脂部11では、各給脂対象部
    分24,24を挟んで前記間隙14,29とは
    反対側に油脂用シール16,30を装着してあ
    る。 〔ホ〕 前記連通路17,18,20は、前記両
    軸3,6,4,9の肉厚内に形成した連通孔1
    7,20と、前記リンク部材2,7に沿つて形
    成された中間連通路18とを接続して構成さ
    れ、基端側の軸の肉厚内に形成した連通孔17
    の端部が前記間隙14,29に開口し、遊端側
    の軸4,9の肉厚内に形成された連通孔20の
    端部が第2給脂部13の各給脂対象部分26,
    26に連通している。
JP8957483U 1983-06-10 1983-06-10 二軸間における給脂路構造 Granted JPS60451U (ja)

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JP8957483U JPS60451U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 二軸間における給脂路構造

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JPS60451U JPS60451U (ja) 1985-01-05
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JPH0639795B2 (ja) * 1988-11-10 1994-05-25 日立建機株式会社 建設機械におけるバケットとアームとを連結するリンクの潤滑装置
KR20240068694A (ko) 2021-11-22 2024-05-17 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인기, 향미 흡인 시스템 및 소비재의 변형 방법

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JPS60451U (ja) 1985-01-05

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