JPH0426751B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はコインの存在の検出機構を備えた取り
はずし可能なコイン管を有するコイン管装置に関
する。

発明の背景 自動販売機等に投入されたコインを収容するた
めのコイン管において、コイン管にコインがどの
程度迄詰め込まれたか又はコイン管にコインが入
つてきたかを検出する手段が望まれる。このよう
な検出装置として光学的検出装置が考えられる
が、そのような装置への電気的配線はしばしばコ
イン管の取りはずしに対しじやまになるものであ
つた。

発明の概要 本発明の目的は、電気−光学的コイン検出手段
を備えたコイン管が取付け板に対し容易に取付け
及び取りはずし可能な構成のコイン管装置を提供
することにある。

本発明に従うコイン管装置は、光ビームを放射
する電気−光変換の光源と光ビームを検出する光
−電気変換の光検出器の対が設けられた取付け
板、及び取付け板に取りはずし可能に取付けられ
その壁に反射器を備えたコイン管とからなり、 コイン管は、取付け板に取り付けられたとき該
反射器が該コイン管を介して光源と光検出器の対
の反対側に位置し光源からの光ビームが該コイン
管内部を横切つて反射器で反射されて戻り光検出
器に入射するように取付け板に対して配置され、
コイン管中のコインが該反射器の前にあるとき該
光ビームが遮ぎられることによつて光学的コイン
の検出がされるようになつている。

実施例の説明 第１図はコイン管装置６０を示す。装置は、３
つのコイン管６４，６６および６８が取りはずし
可能に固定される取付け板６２からなる。コイン
管６４は一般に円形な断面になつており、イギリ
ス５ペンス・コインよりわずかに大きい径を有す
る。コイン管６４は高くなつているパツド７０と
コイン管６４の長さだけ延在している平坦な面７
２を含む。コイン管６４はまた管内に積重ねられ
たコインを視ることができる窓７４を含む。

パツド７０は、コイン管６４が受入れるコイン
を識別するためのプラスチツク・ラベル７６を携
えている。平坦な面７２は、目盛りマークを有す
る同様なラベル７８を携えており、このラベルは
窓７４をとうしてコインを視てラベル７８上の隣
接している指示を読むことにより管６４内のコイ
ンの数の決定を可能にしている。

コイン管６６は一般に円形な断面になつてお
り、イギリスの２ペンス・コインよりわずかに大
きい径を有している。コイン管６６は取付けパツ
ド７０′、平坦面７２′、窓７４′およびプラスチ
ツク・ラベル７６′と７８′とを含み、その全ては
コイン管６４の対応するものと同じ機能を果して
いる。コイン管６８は円形な断面になつており、
イギリス１ペンス・コインよりわずかに大きい径
を有する。コイン管６８は取付けパツド７０″、
平坦面７２″、窓７４″、およびプラスチツク・ラ
ベル７６″と７８″とを含み、その全てはコイン管
６４と６６の対応するものと同じ機能を果してい
る。取付け手段により取付け板６２に固定される
コイン管の配置とその数は、本発明には影響しな
い選択事柄である。例えば、１つの応用例におい
てコイン管６４に関して示されている位置に５ペ
ンス管を設け、その後１ペンス管そしてその後２
ペンス管を設けることもできる。

取付け板６２とコイン管は別々につくられて組
立てられる。取付け板６２は機械部８０に固定さ
れるが、その機械部８０には従来の回路および詰
め込まれたコインを検出し、また機械の他の部分
に対し詰め込まれないコインを通過させるための
関連装置が収容されている。

第２図は、本発明の感知装置がコイン管６４の
どのようにして設置されるかを詳細に示してい
る。コイン管６４が取付け板６２に固定されたと
き、赤外線放射ダイオード８４とフオト・ダイオ
ード８６とはコイン管６４の壁の穴８８ａと８８
ｂにそれぞれ対応するよう取付け板６２の壁に取
付けられている。コイン管６４の反対側の壁に穴
８８ａと８８ｂに対し２つの穴９０ａと９０ｂと
がそれぞれある。穴９０の後方において、パツド
７０内のへこみ９２にプリズム９４がある。プラ
スチツク・ラベル７６はへこみ９２内の位置にプ
リズム９４を維持している。

プリズム９４は透明なアクリル・プラスチツク
材質からつくられ、平坦な前面９６と後面９８を
有し、その面は穴８８と９０の軸に垂直である。
プリズム９４の端面１００は穴８８ａと９０ａの
軸に対し45°傾いており、プリズム９４の端面１
０２は穴８８ｂと９０ｂの軸に対し45°傾いてい
る。各端面１００と１０２の法線と穴８８と９０
の軸とは全て共通面にある。プリズム９４の傾い
た端面１００と１０２とはそれぞれ穴９０ａと９
０ｂの端部に対して向い合つている。

第３図は、へこみ９２の内側を示し、へこみ９
２内のプリズム９４の正しい配向を保証する位置
決めの特徴的構成を例示している。位置決めの構
成は、プリズムの長手方向の縁に沿つた２つの切
欠き１０６を除いてプリズム９４を囲んでいる仕
切り１０４からなる。プリズム９４はその長手方
向側部の１つに沿つて小さな突起部１０８を含
む。突起部１０８は切欠き１０６と協働して端面
１００と１０２が正しく配向されることを保証し
ている。この位置決めの構成をもつてすれば、プ
リズム９４がへこみ９２内に正しくなく配向され
検出システムを動作不能にしてしまうことはな
い。

動作において、赤外線放射ダイオード８４は適
当な電源に接続されており、その電源は図示され
ていないが、典型的には機械部８０内に含まれる
回路を介してダイオード８４に接続されるだろ
う。ダイオード８４からの光は穴８８ａによつて
平行にされ、光ビームＬはコイン管６４を横切つ
て穴９０ａを通過する。光ビームＬは穴９０ａを
通過しプリズム９４の端面１００と１０２で反射
される。光ビームＬがプリズム９４を離れたと
き、それは穴９０ｂを通過し再びコイン管を横切
り穴８８ｂに入りフオト・ダイオード８６に入射
する。フオト・ダイオード８６は電気回路に接続
されており、その電気回路は図示されていないが
典型的には機械部８０の部分として含まれてお
り、コイン管６４内における遮蔽物の存在を指示
する電気信号を発生している。コイン管６４の上
部における詰め込まれたコインＣの存在は、コイ
ンＣは光ビームＬを遮断したときに検出される。
検出装置８２に関連する電気回路は、詰め込まれ
たコインに因る光ビームＬの継続した遮断をコイ
ン管６４を正しく落下しているコインにより生じ
た一時的遮断とを区別するための適当な遅延回路
を含む。光ビームの継続的な遮断時に、電気回路
はコイン管６４内の遮蔽物を示す信号を出力す
る。

コイン管６６と６８とはコイン管６４の検出装
置８２と同じタイプの検出装置を含んでいる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコイン管装置の全体構成を示
す図、第２図は本発明におけるコイン検出手段を
示す図、及び第３図は本発明における反射手段を
示す図である。 主要部分の符号の説明、６２……取付け板、６
４，６６，６８……コイン管、９４……反射器、
８４……光源、８６……光検出器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ コイン管装置であつて、 光ビームを放射する電気−光変換の電気的リー
   ド線の接続された光源と光ビームを検出する光−
   電気変換の電気的リード線の接続された光検出器
   の対が設けられた取付け板、該取付け板に取りは
   ずし可能に取付けられたコイン管、及び該コイン
   管の壁に対し配置された反射器とからなり、 該コイン管が該取付け板に取付けられたとき、
   該反射器が該コイン管を介して該光源と光検出器
   の対の反対側に位置し該光源からの光ビームが該
   コイン管に設けられた開口を介してその内部を横
   切つて該反射器で反射されて戻り該光検出器に入
   射するように該取付け板に対して配置され、該コ
   イン管中のコインが該反射器の前にあるとき該光
   ビームが遮られることによつて光学的コインの検
   出がされるようになつているものであるコイン管
   装置。