JPH04267148A - 用紙包装用複合シート及び転写用紙の包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、冊間重送防止のための
用紙包装用複合シート及び転写用紙の包装方法に関する
。

【０００２】

【従来の技術】電子写真複写機やプリンター等に用いら
れる転写用紙は、紙の吸湿を防止するために、シート基
材にポリエチレン系の樹脂をラミネートした防湿包装紙
で包装されている。従来この防湿包装紙には、ラミネー
ト用の樹脂として、ラミネート層と基材との接着強度、
防湿性、ヒートシール強度、耐磨耗性等の品質的なバラ
ンスの良さ、押出しコーティング加工性の優秀さ、優れ
た衛生性、価格の点等から、低密度ポリエチレンが圧倒
的に多く用いられ、押出しコティングによりシート基材
にラミネートされている。

【０００３】しかしながら、一般に、押出しコーティン
グでは、シート基材との接着のため、通常、樹脂を３０
０℃以上の高温下で押出機のＴダイより吐出して行われ
るので、押出機内の高温下で剪断力による部分的な分子
の切断により、低分子量物質が生成し、また、樹脂は吐
出されると同時に空気中で酸化を受ける。これ等の分解
或いは酸化によって生成した低分子量物質は、臭いの原
因になる等のトラブルを起こし、また、他の基材の面に
接触転移し、その面の摩擦係数を低下させるという現象
を引き起こす。したがって、このような押出しコーティ
ングによって製造された防湿包装紙を用いて枚葉転写用
紙の冊を包装した場合、冊の一番上の転写用紙の上面と
、冊の一番下の転写用紙の下面に押出しコーティングさ
れたフィルム面が接触し、押出しコーティング加工時に
生成された低分子量物質が転移する。その結果、積み重
ねられた転写用紙の冊の包装を開封して、転写用紙の複
数の冊を重ね、複写機やプリンターの用紙トレイにセッ
トして給紙する場合、冊の一番上の転写用紙と一番下の
転写用紙の摩擦係数の低下した面同士が重なることにな
り、複写機やプリンターで枚葉給紙が行われている際に
、上の冊の一番下の紙と下から二番目の紙が重なって送
られる現象、即ち、冊間重送の現象が発生するという問
題がある。

【０００４】この現象は、特に、給紙装置に対しスナッ
パー機構のみを設けていて、さばきロールなどの給紙機
構を設けていない装置において多く発生し易いもので、
特にその用紙さばき機構を簡素化し、スナッパーのみを
用いて、用紙さばき機構を構成した場合に多く発生する
。また、高速電子複写機においては、転写用紙の搬送速
度が非常に速くなるとともに、転写用紙間の摩擦係数の
微妙な差が、用紙さばき性能に対して大きな影響を与え
るものであり、重送の問題を解決するためには、用紙さ
ばき機構の構成と共に、転写用紙の性質の問題を解決す
ることが要求されていた。本発明者等はメタノールによ
る低分子抽出量が０．１％以下のポリオレフィンフィル
ムをラミネート層として用いた複合シートを先に提案し
た（特開平１−２９９０３７号公報）

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ラミネート層として、
メタノールによる低分子抽出量が０．１％以下のポリオ
レフィンフィルムを用いることにより、ラミネート層か
ら包装された転写用紙の冊の上下表面に転移する低分子
量物質が少なくなり、積み重ねられた冊の包装を開封し
て、転写用紙の冊を重ね、用紙トレイにセットした場合
に、冊間重送の問題が発生しなくなる。この複合シート
は、冊間重送を防止するのに有効なものであるが、押出
しコーティング速度（ラミネート加工速度）が遅いとい
う欠点があった。即ち、メタノールによる低分子抽出量
が０．１％以下のポリオレフィンフィルムは、紙基材と
の接着強度が弱く、所望の接着強度を得るためには、ラ
ミネート加工速度（押出しコーティング速度）を通常の
場合に比較して大幅に、すなわち１／２〜１／３に下げ
る必要があった。したがって、本発明は、従来の技術に
おける上記のような問題点に鑑みてなされたものである
。即ち、本発明の目的は、速い加工速度で製造でき、か
つ安価な用紙包装用複合シート及びこの複合シートを使
用した転写用紙の包装方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者等は、高速押出
しコーティングでのラミネート層と紙基材との接着強度
の改善を押出しコーティング方法、ラミネート層の構成
の面から進めた結果、ラミネート層としてメタノールに
よる低分子抽出量が特定の値以下のポリオレフィルムを
用い、このポリオレフィンフィルムと接着性樹脂を共押
出し溶融コーティングさせて、接着性樹脂を紙基材に接
着させることにより、加工速度を早めることができ、か
つラミネート層から包装された転写用紙の冊の上下表面
に転移する低分子量物質が少なく、紙基材とラミネート
層の接着性が改善されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。

【０００７】即ち、本発明の特徴の１つは、シート基材
の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、
及びエチレン−プロピレン共重合体より選択された少な
くとも１種よりなり、かつメタノールによる低分子抽出
量が０．１％以下のポリオレフィンフィルムを設けてな
る用紙包装用複合シートにおいて、該ポリオレフィンフ
ィルムが、接着性樹脂を用いて共押出し溶融コーテイン
グすることにより、シート基材上に接着性樹脂層を介し
て形成されたことにある。また、本発明の他の特徴は、
上記用紙包装用複合シートを使用し、該複合シートのポ
リオレフィンフィルム面が用紙と接触するように包装す
る、転写用紙の包装方法にある。

【０００８】以下、本発明を詳細に説明する。図１は、
本発明の用紙包装用複合シートを用いて包装された転写
用紙の冊の一つの断面状態を示す。図１において、転写
用紙４は、シート基材３上に接着性樹脂２により貼り合
わせされたポリオレフィンフィルム１を有する用紙包装
用複合シートによって、ポリオレフィンフィルム面が用
紙に接触するように包装されている。本発明において、
メタノールによる低分子抽出量とは、次の方法で得られ
た値を意味する。溶融押出しにより形成されたポリオレ
フィンフィルムを０．２〜１．０ｇ採取し、メタノール
に常温で３時間浸漬後、メタノールを孔径１．０μｍの
フィルターで濾過し、濾液からメタノールを揮発させ、
残留した抽出物の重量を測定し、次式により低分子量を
求める。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　メタノールによる抽出量の重量（ｇ）　　　
　　　　　低分子抽出量（％）＝　　────────
─────────　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ポリオレフィンフィルム
の重量（ｇ）

【０００９】本発明において、シート基材
としては、特に限定されるものではなく、例えば、板紙
、クラフト紙、上質紙、薄葉紙等の紙類、アルミニウム
箔、銅箔、錫箔等の金属箔、セロハン、ポリプロピレン
、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレン等各種プラス
チックの未延伸又は延伸フィルム、これらのプラスチッ
クフィルムに塩化ビニリデンなどをコーティングしたも
の、及びアルミニウム、銅等の金属を蒸着したものが使
用できる。これらシート基材は、必要に応じて、押出し
コーティングの際における前処理、例えば、アンカーコ
ート処理やコロナ放電処理等を施してもよい。

【００１０】シート基材とラミネートされるポリオレフ
ィンフィルムは、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、又はエチ
レン−プロピレン共重合体よりなるか、又はこれ等のう
ち２種以上の混合物より構成されたものである。これ等
のうちで、ポリプロピレンが最も好ましく、続いてエチ
レン−プロピレン共重合体が好ましい。

【００１１】本発明において、これ等ポリオレフィンフ
ィルムは、メタノールによる低分子抽出量が０．１重量
％以下であることが必要である。ポリオレフィンフィル
ムから抽出される低分子量物質は、抽出に用いる溶剤の
種類、抽出条件によってその量が著しく変化するが、本
発明者等の検討の結果、冊間重送の現象は、メタノール
によって抽出されてくる低分子量物質の量と相関関係が
あることが分かった。即ち、メタノールによる低分子抽
出量が０．１重量％以下であると、冊間重送発生率が実
用上問題とならない程度に小さくなる。また、ポリオレ
フィンフィルムのメタノールによる低分子抽出量は、ポ
リオレフィンフィルムの種類、密度、溶融粘度、樹脂加
工温度等によって変化するが、いずれにしても溶融押出
しを行った後において、０．１重量％以下になっていれ
ばよい。

【００１２】本発明において、接着性樹脂としては、フ
ィルムと接着性のよい低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン等が使用でき、特に低密
度ポリエチレンに直鎖状低密度ポリエチレンをブレンド
したものが最も好ましく、低密度ポリエチレンと直鎖状
低密度ポリエチレンのブレンド比率は共押出しする相手
の樹脂との関係、共押出し設備条件、加工速度操業条件
の中で適宜選択する必要がある。

【００１３】本発明において、共押出しコーティングす
るに当たり、冊間重送防止に必要なポリオレフィンフィ
ルム層と接着樹脂層のそれぞれの厚さ及び防湿包装材料
として、透湿度を一定限度以下に抑えるために必要な厚
さを考慮すると、これら樹脂層の合計厚さは、極めて重
要である。透湿度の限界値としては４０ｇ／ｍ２　／２
４ｈｒであるが、好ましくは３０〜３５ｇ／ｍ２／２４
ｈｒが要求されるので、ポリオレフィンフィルム層＋接
着性樹脂層の全体としての厚みは少なくとも１４μｍで
あることが必要であるが、１８μｍあれば十分である。 また、ポリオレフィンフィルム層の厚さは、これが薄く
なると冊間重送防止効果が下がるため、好ましくは４μ
ｍ以上が必要である。これはポリオレフィンフィルム層
の厚さが薄くなると、接着性樹脂層中の低分子量物が析
出してポリオレフィンフィル層の表面に出てくる為と考
えられる。接着性樹脂層も、シート基材とポリオレフィ
ンフィル層とを充分な強度を保って接着させるためには
、少なくとも１０μｍ以上を必要とする。防湿機能を保
持させるために全体の厚みを１８μｍとすれば、ポリオ
レフィンフィル層を４〜８μｍとして、接着性樹脂層の
厚みは１０μｍ〜１４μｍとすれば充分である。

【００１４】転写用紙包装用複合シートを得るためには
、シート基材にポリオレフィンフィルムと接着性樹脂を
共押出し溶融コーティングさせ、接着性樹脂を介してポ
リオレフィンフィルムをシート基材にラミネートさせる
共押出し溶融コーティング法が採用される。共押出し溶
融コーティング法は、ポリプロピレン、ポリエチレン、
及びエチレン−プロピレン共重合体より選択された少な
くとも１種よりなり、かつ溶融押し出し成形後のメタノ
ールによる低分子抽出量が０．１％以下のポリオレフィ
ンと、接着性樹脂を、それぞれ所定の温度に加熱溶融し
、シート基材の上に同時に押し出すことによって実施す
ることができる。押出し溶融コーティング条件としては
、例えば、ポリオレフィンとして、融点１５９℃のポリ
ピロピレン樹脂を使用した場合には、樹脂の熱劣化を抑
えるため２９０℃以下の溶融温度とし、また、接着性樹
脂は、ポリオレフィン樹脂の溶融押出し温度条件下で共
押出しコーティングできる温度、例えば、融点１２５℃
の低密度ポリエチレン／直鎖状低密度ポリエチレン混合
樹脂の場合には、３５０℃に設定する。また加工速度は
、２５０〜３００ｍ／ｍｉｎの範囲が好ましい。

【００１５】本発明の転写用紙包装用複合シートは、プ
リンターに使用されている転写用紙に適応されるのみで
なく、一般の電子写真複写機に用いる転写用紙、その他
のカット紙を使用する装置に用いる用紙など、いずれの
用紙に対しても適応することができ、そして、いずれの
タイプの用紙さばき機構を有する給紙装置に対しても、
給紙の段階での重送の発生を防止することができる。

【００１６】

【作用】本発明の転写用紙包装用複合シートによって転
写用紙が包装されると、転写用紙の冊の一番上の転写用
紙の上面と、冊の一番下の転写用紙の下面が転写用紙包
装用複合シートと接触する。しかしながら、本発明にお
いては、複合シートと接触する転写用紙に移行するポリ
オレフィンフィルムからの低分子量物質の量が少ないの
で、転写用紙表面の摩擦係数の変動が少なくなる。その
結果、積み重ねられた転写用紙の冊の包装を開封して、
転写用紙の複数の冊を重ね、複写機及びプリンターの用
紙トレイにセットして給紙する場合、転写用紙の上の冊
の一番下の用紙と、上の冊の下から二番目の用紙とが重
なって送られる重送という現象が発生しなくなる。また
、従来ポリプロピレン或いはポリプロピレン／ポリエチ
レンブレンド樹脂をシート基材に直接押出しコーティン
グしていた速度が１００ｍ／ｍｉｎ程度であったものが
、本発明では２５０〜３００ｍ／ｍｉｎと大幅に加工速
度を向上させることができ、また、全体としてのフィル
ム層の厚みをも減らすことができ、生産性、材料費の面
でコスト低減に寄与することになる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 実施例１〜６ 坪量７５ｇ／ｍ２　の未晒クラフト紙を基材とし、溶融
押し出し成膜後のメタノール抽出による低分子量の抽出
量が０．１重量％以下であるようなポリオレフィン樹脂
として、密度０．９０５ｇ／ｃｍ３　、ＭＦＲ（メルト
フローレート）１５、ＤＳＣ（示差走査熱量計）融点１
５９℃のポリプロピレン樹脂を選定し、また、接着樹脂
として、密度０．９２２ｇ／ｃｍ３　、ＭＦＲ８、ＤＳ
Ｃ融点１２５℃の低密度ポリエチレン／直鎖状低密度ポ
リエチレン混合樹脂を選定した。これらの樹脂を用い、
ポリプロピレン樹脂のの溶融押出し温度を２８０℃、低
密度ポリエチレン／直鎖状低密度ポリエチレン混合樹脂
の溶融押出し温度を３５０℃に設定し、各樹脂層の厚さ
を表１の通りに設定し、それぞれ上記基材の上に２５０
ｍ／ｍｉｎの速度で共押出しコーティングして、複合シ
ートを作成した。

【００１８】比較例１ 坪量７５ｇ／ｍ２　の未晒クラフト紙を基材として実施
例１で選択したポリプロピレン樹脂を押出し溶融温度３
２０℃、加工温度１００ｍ／ｍｉｎ、樹脂層の厚さを２
０μｍで単独ラミネートした。

【００１９】比較例２ 坪量７５ｇ／ｍ２　の未晒クラフト紙を基材として、密
度０．９２４ｇ／ｃｍ３　の低密度ポリエチレンを押出
し溶融温度３２０℃、加工速度２５０ｍ／ｍｉｎ、樹脂
層の厚さを２０μｍで単独ラミネートした。実施例、比
較例の複合シートについて、ポリオレフィンフィルムの
メタノールによる低分子抽出量、冊間界面重送発生率、
防湿性、ポリオレフィンフィルム（重送防止層）／接着
層の接着性、接着層／基材の接着性、ポリオレフィンフ
ィルム（重送防止層）／基材の接着性を測定した。結果
を表１に示す。

【００２０】なお、各測定条件は次の通りである。 １）低分子抽出量は、前記定義した方法で測定した。 ２）冊間界面重送発生率 各例の複合シートで転写用紙（Ａ４）の冊を包装し、８
Ｋｇの荷重を加えた状態で１か月保管した後、包装を開
封して、ゼロプリンター１００（富士ゼロックス社製）
の給紙トレイに２冊以上重ねてセットし、給紙装置より
給紙ローラーにより送り出し、スナッパー機構のみを用
いて用紙さばきを行い、給紙に際しての冊間界面部の重
送の発生を測定し、次式によって冊間界面重送発生率を
求めた。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　冊間界面部の重送発生回数冊間界面重送発生率（
％）＝──────────────×１００　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　冊間界面数なお、冊間界面数は全ての場合１
０界面とした。 ３）防湿性 ＪＩＳ−Ｚ−０２０８（防湿包装材料の透湿度試験方法
）に従い測定した。 ４）ポリオレフィンフィルム／接着層の接着性、接着層
／基材の接着性、ポリオレフィンフィルム／基材の接着
性 ホットメルト接着剤（インスタントロックＭＱ９５０）
をホットメルト溶融用テスターガン（白金金属工業株式
会社製メルター６０型）により１８０℃で溶融し、樹脂
ラミネート面に幅５ｍｍ、長さ２０ｃｍ塗工する。塗工
したホットメルト接着剤が十分に冷却後、ホットメルト
接着剤をゆっくり剥離して、剥離状態を評価する。

【００２１】評価基準としては、 ○：ポリオレフィンフィルムと接着層樹脂間、又は、接
着層樹脂と基材間が剥がれなく、基材が層剥離する。又
は、ポリオレフィンフィルムと基材間が剥離せず、基材
が層剥離する。 △：ポリオレフィンフィルムと接着層樹脂間、又は、接
着層樹脂と基材間が部分的に剥離する。又は、ポリオレ
フィンフィルムと基材間が部分的に剥離する。 ×：ポリオレフィンフィルムと接着層樹脂間、又は、接
着層樹脂と基材間が剥離する。又はポリオレフィンフィ
ルムと基材間が剥離する。

【００２２】

【表１】

【００２３】

【発明の効果】本発明の転写用紙包装用複合シートは、
上記のような構成を有することからそれによって包装さ
れた転写用紙の冊は、その包装を開封し、電子写真複写
機やプリンター等の給紙トレイに複数の冊を重ねて収容
し、給紙する場合に、各冊間の界面において、転写用紙
が重送されるのが防止される。したがって、電子写真複
写機やプリンター等の用紙搬送路におけるトラブルの発
生を少なくすることが可能になる。そして、本発明によ
って包装された転写用紙は、電子写真複写機やプリンタ
ー等における用紙さばき機構の構造を簡素化したものに
使用するのが可能になるとともに、従来用いられている
用紙さばき機構に対しても、用紙さばきの負担を軽減す
ることができる。また、重送防止層としてポリプロピレ
ンを使用した場合、従来では、接着強度が弱いために、
ポリプロピレンを紙基材に直接押出しコーティングする
際の速度が１００ｍ／ｍｉｎ程度であったものが、本発
明により２５０ｍ／ｍｉｎ〜３００ｍ／ｍｉｎと大幅に
加工速度を上げることが可能となり、生産性を向上させ
ることができる。また同時に、全体としてのフィルム層
の厚みをも減らすことが可能となり、コストを低減する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の転写用紙包装用複合シートによって包
装された転写用紙の冊の断面図である。

【符号の説明】

１：ポリオレフィンフィルム　　　　　　　　　　３：
シート基材、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　シート基材の少なくとも片面に、ポリ
   プロピレン、ポリエチレン、及びエチレン−プロピレン
   共重合体より選択された少なくとも１種よりなり、かつ
   メタノールによる低分子抽出量が０．１％以下のポリオ
   レフィンフィルムを設けてなる用紙包装用複合シートに
   おいて、該ポリオレフィンフィルムが、接着性樹脂を用
   いて共押出し溶融コーテイングすることにより、シート
   基材上に接着性樹脂層を介して形成されたことを特徴と
   する用紙包装用複合シート。
2. 【請求項２】　　請求項１記載の用紙包装用複合シート
   を使用し、該複合シートのポリオレフィンフィルム面が
   用紙と接触するように包装することを特徴とする転写用
   紙の包装方法。