JPH04266535A - 定速走行制御装置 - Google Patents

定速走行制御装置

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Publication number
JPH04266535A
JPH04266535A JP3048857A JP4885791A JPH04266535A JP H04266535 A JPH04266535 A JP H04266535A JP 3048857 A JP3048857 A JP 3048857A JP 4885791 A JP4885791 A JP 4885791A JP H04266535 A JPH04266535 A JP H04266535A
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JP
Japan
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vehicle speed
state
automatic transmission
speed
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP3048857A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tashiro
田代 憲璽
Masumi Nagasaka
長坂 眞澄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3048857A priority Critical patent/JPH04266535A/ja
Publication of JPH04266535A publication Critical patent/JPH04266535A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速式車両に設けら
れる定速走行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は普通、エンジンのスロット
ル弁の開度に関連して変速比が変わり、その変速比が最
小である最高速状態でスロットル弁の開度が変速開度以
上となればダウンシフトするように構成される。また、
この自動変速機を備えた車両に設けられる定速走行制御
装置は普通、例えば特開昭62−61831号公報に開
示されているように、(a) 車体の走行速度である車
速を検出する車速センサと、(b) その車速センサに
より検出された実車速と目標車速とに基づき、実車速が
目標車速に維持されるようにスロットル弁を制御するス
ロットル制御手段とを含むように構成される。
【0003】この種の定速走行制御装置を用いる場合に
は、それの作動中、例えば車両が上り坂道上を走行する
場合のように、車両に外部から、それを大きく減速させ
る力(以下、外的減速力という)が作用すると、実車速
が目標車速から大きく低下して実車速が目標車速に迅速
に回復することができず、運転者によるキックダウン操
作が必要となる場合がある。そこで、このような操作を
省略すべく、本出願人は次のような定速走行制御装置を
案出した。これは、実車速が目標車速に基づく下限車速
より大きい状態では実車速と目標車速とに基づいてスロ
ットル弁を制御する通常制御を行うが、例えば車両が上
り坂道上を走行するために最高速状態で実車速が下限車
速以下となれば、自動変速機を強制的に(自動変速機の
本来の作動とは無関係に)最高速状態からダウンシフト
させ、その後、スロットル弁の開度に基づき、路面の勾
配を勘案して自動変速機が最高速状態にアップシフトす
る(復帰する)ことが適当であるか否かを判定し、そう
であれば自動変速機を最高速状態にアップシフトさせる
定速走行制御装置であって、最高速状態で実車速が下限
車速以下となれば、自動変速機における最高速状態から
のダウンシフトと最高速状態へのアップシフトとを自動
変速機から独立して行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この案出装置を用いる
場合には、自動変速機が最高速状態からダウンシフトす
る場合として、■スロットル弁の開度が変速開度以上と
なることによって自動変速機が自発的に(自動変速機の
本来の作動に基づいて)ダウンシフトする場合と、■実
車速が下限車速以下となることによって案出装置自身が
自動変速機を強制的にダウンシフトさせる場合とがある
。この案出装置を作動させつつ車両が例えば上り坂道を
走行する際に、必ず、スロットル弁の開度増加によって
自動変速機が自発的にダウンシフトしないうちに案出装
置が自動変速機を強制的にダウンシフトさせるのであれ
ば、案出装置は、自動変速機における最高速状態からの
ダウンシフトと最高速状態へのアップシフトとを自動変
速機から独立して行うことができる。しかし、必ず自動
変速機がそのようにダウンシフトするとは限らず、案出
装置が自動変速機を強制的にダウンシフトさせないうち
にスロットル弁の開度増加によって自動変速機が自発的
にダウンシフトする場合がある。この場合には普通、そ
のダウンシフトによって車両の駆動力が増加するために
実車速が下限車速以下に低下せず、案出装置が自動変速
機を強制的にダウンシフトさせることはできない。その
ため、自動変速機はその後、路面の勾配を勘案すること
なく最高速状態にアップシフトしてしまい、さらに上り
坂道が続く場合には、ダウンシフトとアップシフトとが
交互に頻繁に繰り返されるいわゆるビジーシフトが発生
し、これにより車速がハンチングしてしまうという問題
があった。
【0005】例えば、実車速Vn を目標車速V0 に
維持する定速走行制御中、車両が図8の(C)に示す走
行路を図において左側から右側に向かって、自動変速機
が最高速状態の一態様であるオーバドライブ状態(以下
、単にO/D状態という。これの詳細は実施例において
説明する)にある状態で走行する際、実車速が前記下限
車速の一態様であるO/Dカット車速(定速走行制御装
置が自動変速機に強制的にO/D状態をカットさせる車
速)まで低下しないうちにスロットル開度がO/Dカッ
ト開度まで増加すると、自動変速機が自発的にO/D状
態をカットしてしまい、その後、スロットル開度が減少
してO/D復帰開度に達すれば、自動変速機が自発的に
O/D状態に復帰し、以後、自動変速機による自発的な
O/DカットとO/D復帰とが頻繁に繰り返され、その
結果、同図の(B)に示すように、スロットル開度が大
きく変動し、同図の(A)に示すように、車速がハンチ
ングしてしまうのである。
【0006】本発明は、前記自動変速機を備えた車両に
設けられる定速走行制御装置において、過大な外的減速
力が作用する状態で、自動変速機の最高速状態からのダ
ウンシフトおよび最高速状態へのアップシフトが必ず自
動変速機から独立して定速走行制御装置によって行われ
るようにすることにより、過大外的減速力作用状態にお
けるビジーシフトという問題を解決することを課題とし
て為されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明の要旨は
、図1に示すように、エンジンのスロットル弁の開度に
基づいて変速比が変わり、その変速比が最小である最高
速状態でスロットル弁の開度が変速開度以上となればダ
ウンシフトする自動変速機を備えた車両に設けられ、(
a) 車体の走行速度である車速を検出する車速センサ
1と、(b) その車速センサ1により検出された実車
速と目標車速とに基づき、実車速が目標車速に維持され
るようにスロットル弁を制御する主スロットル制御手段
2とを含む定速走行制御装置において、(c) 自動変
速機が最高速状態にあるか否かを判定する最高速状態判
定手段3と、(d) 定速走行中に自動変速機が最高速
状態にあれば、スロットル弁をそれの実開度が変速開度
以上とはならないように制御する副スロットル制御手段
4と、(e) 最高速状態で実車速が目標車速に基づく
下限車速以下となれば、自動変速機を最高速状態からダ
ウンシフトさせるダウンシフト手段5と、(f) その
ダウンシフトの終了後、実開度が目標車速に基づく下限
開度以下となれば、自動変速機を最高速状態にアップシ
フトさせるアップシフト手段6とを設けたことにある。
【0008】
【作用】本発明に係る定速走行制御装置においては、最
高速状態判定手段3が自動変速機が最高速状態にあると
判定すれば、副スロットル制御手段4がスロットル弁の
開度を変速開度より小さく規制することによって自動変
速機による自発的なダウンシフトを禁止し、その後、実
車速が下限車速以下に低下すれば、ダウンシフト手段5
が自動変速機をダウンシフトさせることによって車両の
駆動力を増加させ、続いて、実開度が下限開度以下に低
下すれば、アップシフト手段6が自動変速機をアップシ
フトさせて最高速状態に復帰させる。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明に従えば、車両に過
大な外的減速力が作用する状態では自動変速機による自
発的な変速が禁止され、自動変速機の本来の作動とは無
関係に、外的減速力(例えば、路面の勾配)に適当な変
速が行われるため、自動変速機によるビジーシフト、ひ
いては車速ハンチングから開放されるという効果が得ら
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例である定速走行制御
装置を図面に基づいて詳細に説明する。図2において、
10は図示しないエンジンに接続された吸気管である。 この吸気管10のスロットル弁12はレバー14によっ
て回動させられ、レバー14はリンク16によって別の
レバー18に連結されている。レバー18は減速機付の
直流モータ20の出力軸に取り付けられている。直流モ
ータ20の駆動回路22はコンピュータ30の入出力部
32に接続されている。なお、スロットル弁12がアイ
ドリング位置(最も閉じた位置)にあることがスロット
ルセンサ36によって検出され、また、レバー18の回
動角度(直流モータ20の回転角度でもあるため、以下
、単にモータ角度という)がポテンショメータ38によ
って検出される。
【0011】入出力部32には、車速センサ40が波形
整形器42を介して接続されている。車速センサ40は
車速に比例する周波数の出力信号を発するものであり、
この出力信号が波形整形器42によってパルス状の信号
に変換されて、コンピュータ30に供給される。入出力
部32にはまたコントロールスイッチ44が接続されて
いる。コントローラスイッチ44は操作部材としてレバ
ーを有するものであり、このレバーが中立位置から3方
向に操作されることにより、セット/コーストスイッチ
46,リジューム/アクセルスイッチ48およびキャン
セルスイッチ50のいずれかが閉じられ、それぞれR1
 +R2 ,R1 ,R1 +R2 +R3 の合成抵
抗値に対応する信号がコンピュータ30に供給される。 入出力部32にはこの他、定速走行を自動的にキャンセ
ルする種々のスイッチ,センサ等が接続されているが、
本発明と直接関係がないので説明を省略する。
【0012】車両は、オーバドライブ機能を持つ4速式
の自動変速機(以下、A/Tという。図においても同じ
)60を備えている。オーバドライブ機能とはA/T6
0において変速比を1より小さな値に減少させるもので
ある。A/T60は、前記スロットル弁12と機械的に
連携させられており、そのスロットル弁12の開度(%
)に関連して変速比が変わり、その開度が過大となれば
ダウンシフトするように設計されている。さらに、A/
T60は、コンピュータ30からOFF状態のオーバド
ライブ信号(以下、O/D信号という。図においても同
じ)が供給される状態では、スロットル弁12の開度に
関連してオーバドライブ状態(オーバドライブ機能を発
揮できる状態であって、以下、単にO/D状態という。 なお、これが本発明における最高速状態の一態様である
)からダウンシフトすること、およびO/D状態へアッ
プシフトすることが可能となり、一方、ON状態のO/
D信号が供給されれば、スロットル弁12の開度とは無
関係にO/D状態から3速にダウンシフトするようにも
設計されている。なお、コンピュータ30は常には、O
FF状態のO/D信号をA/T60に供給するように設
計されている。
【0013】コンピュータ30は、CPU70,ROM
72およびRAM74を備えており、RAM74には、
図3に示すように、車速,モータ角度等がそれぞれ格納
される各種メモリが設けられている。また、ROM72
には、図4および図5のフローチャートでそれぞれ表さ
れる定速走行制御のための主制御プログラムおよび副制
御プログラムを始め、種々のプログラムが格納されてい
る。次に定速走行制御装置の作動を、車両が図6の(D
)に示す走行路を図において左側から右側に走行する場
合を例にとって説明する。
【0014】コンピュータ30の電源が投入され、かつ
、運転者から定速走行指令が出されれば、CPU70は
図4の主制御プログラムを実行する。このプログラムに
おいては、まず、ステップS1(以下、単にS1で表す
。他のステップについても同じ)において、運転者の意
思に応じて目標車速V0 が決定され、それがRAM7
4の目標車速メモリ80に格納される。その後、S2に
おいて、車速センサ40からの出力信号に基づいて実車
速Vn が算出され、それがRAM74の実車速メモリ
82に格納される。続いて、S3において、それら目標
車速V0 と実車速Vn との差に基づき、モータ角度
(レバー18の回動角度)の目標値(以下、単に目標角
度θ0 という)が決定され、それがRAM74の目標
角度メモリ84に格納される。その後、S4において、
ポテンショメータ38からの出力信号に基づいてモータ
角度の実際値(以下、単に実角度θn という)が算出
され、それがRAM74の実角度メモリ86に格納され
る。続いて、S5において、それら目標角度θ0 と実
角度θn との差に基づき、直流モータ20に出力すべ
き信号の特性(極性とデューティ比)が決定され、それ
がRAM74のモータ信号メモリ88に格納される。そ
の後、S6においてRAM74に設けられたスロットル
フラグがリセットされているか否かが判定される。リセ
ットされていれば判定の結果がYESとなり、S7にお
いて、モータ信号メモリ88に格納されている特性に従
って直流モータ20に通電され、一方、スロットルフラ
グがセットされていれば判定の結果がNOとなり、S8
において、直流モータ20への、スロットル弁12をさ
らに開かせる通電が禁止される。いずれの場合にもその
後S1に戻る。
【0015】CPU70はまた、図5の副制御プログラ
ムを実行する。このプログラムにおいては、まず、S1
1において、OFF状態のO/D信号(A/T60がO
/D状態にあることとO/D状態へ移行することとを許
可する信号であり、以下、O/D許可信号ともいう)が
A/T60に供給されているか否かが判定される。現在
そうであるから、判定の結果がYESとなり、S12に
おいて、リジューム/アクセルスイッチ48がON状態
に操作されているか否かが判定される。ON状態に操作
されていれば判定の結果がYESとなり、本プログラム
の実質的なステップが実行されることなく、S13にお
いて前記スロットルフラグが0にリセットされる。した
がって、この状態では前記主制御プログラムにより、モ
ータ信号メモリ88に格納されている特性のモータ信号
が直流モータ20に供給され、その結果、スロットル弁
12の開度が実車速Vn と目標車速V0 と実角度θ
n とに基づいて制御されることになる。
【0016】これに対して、リジューム/アクセルスイ
ッチ48がON状態に操作されていなければ、S12の
判定結果がNOとなり、S14において、実車速Vn 
が、目標車速V0 から正の定数aを差し引いたO/D
カット車速(これが本発明における下限車速の一態様で
ある)以下であるか否かが判定される。車両が現在走行
している走行路が水平または緩やかな上り坂道であると
仮定すれば、実車速Vn がO/Dカット車速以下とは
ならないために判定の結果がNOとなり、S15に移行
する。このステップにおいては、実車速Vn に基づき
、モータ角度の上限値(以下、単に上限角度θupとい
う)が決定され、それがRAM74の上限角度メモリ9
0に格納される。上限角度θupは後述のアイドリング
角度θi が0であると仮定した場合に、実車速Vn 
の下でA/T60が自発的にO/D状態からダウンシフ
トしない場合にモータ角度が取り得る最大値である。A
/T60がO/D状態からダウンシフトする場合の車速
とスロットル開度との関係を図7のグラフで表す。この
図においては、グラフ■と■とで囲まれる領域が、A/
T60内の油圧の、スロットル開度減少方向へのばらつ
きを見込んだダウンシフト領域であり、グラフ■と■と
で囲まれる領域が、A/T60とスロットル弁12とを
互いに連携させるケーブル等の、スロットル開度減少方
向へのばらつきを見込んだダウンシフト領域である。本
実施例においては、上限角度θupがグラフ■のダウン
シフト線上にあるように決定されるように、そのダウン
シフト線におけるスロットル開度(これが本発明におけ
る変速開度の一態様である)がモータ角度に換算された
ものと車速との間の関係がROM72に格納されており
、その関係を用いて実車速Vn に対応する上限角度θ
upが決定されるようになっているのである。
【0017】その後、S16において、実角度メモリ8
6の実角度θn からRAM74のアイドリング角度メ
モリ92のアイドリング角度θi を差し引いた値(以
下、単にモータ角度という)が上限角度θup以上であ
るか否かが判定される。アイドリング角度θi は、ス
ロットルセンサ36がスロットル弁12がアイドリング
位置にあることを検出したときにポテンショメータ38
が検出した実角度θn であって、本ステップの実行に
先立ってアイドリング角度メモリ92に格納されるよう
になっている。現在の走行路はほぼ水平であると仮定さ
れているため、モータ角度が上限角度θup以上とはな
らず、本ステップの判定結果がNOとなって、S13を
経てS11に戻る。
【0018】現在もO/D許可信号がA/T60に供給
されているから、今回もS11の判定結果がYESとな
る。その後、走行路の上り勾配が上昇し続けつつ、S1
2,14〜16および13の実行が繰り返されると、前
記主制御プログラムにより、車両の駆動力を増加させる
べくモータ角度が増加させられる。このとき、図6の(
B) および(C)に示すように、実車速Vn がO/
Dカット車速以下とはならないがモータ角度が上限角度
θupに近くなれば、S16の判定結果がYESとなっ
て、S17においてスロットルフラグがセットされる。 したがって、その後、前記主制御プログラムにより、図
4のS8においてスロットル弁12をさらに開かせる通
電が禁止され、その結果、モータ角度が上限角度θup
以上とはならないようにされる。
【0019】その後、S11,12および14〜17の
実行が繰り返されると、車両が上り坂道上を走行し続け
るにもかかわらずA/T60はO/D状態を続けるから
、やがて、同図の(B)に示すように、実車速Vn が
O/Dカット車速以下となり、S14の判定結果がYE
Sとなって、S18において、同図の(A)に示すよう
に、A/T60にON状態のO/D信号(O/Dカット
信号)が出され、これにより、A/T60がO/D状態
から3速にダウンシフトして、車両の駆動力を増加させ
る。その後、S13においてスロットルフラグがリセッ
トされ、これにより、スロットル弁12の開度が上限開
度(上限角度θupに対応するスロットル開度)を超え
て増加させられることが可能となる。
【0020】その後、S11において、A/T60にO
/D許可信号が出されているか否かが判定されれば、現
在はO/Dカット信号が出されているから、判定の結果
がNOとなり、S19において、A/T60がO/D状
態に復帰することが望ましいか否かが判定される。具体
的には、車両を水平路上を目標車速V0 で定速走行さ
せる際にモータ角度が取ることを予想される基準角度が
決定され、その基準角度と正の定数bとの和であるO/
D復帰角度(これが本発明における下限開度の一態様に
対応するモータ角度である)よりモータ角度が減少した
か否かが判定され、そうであれば現在の走行路はほぼ水
平であるからA/T60のO/D状態への復帰を許可す
べきと判定され、そうでなければ現在の走行路は急な上
り坂道であるからA/T60のO/D状態への復帰を禁
止すべきと判定される。なお、目標車速V0 と基準角
度との間の関係はROM72に格納されていて、その関
係を用いて目標車速V0 に基づく基準角度が決定され
るようになっている。現在の走行路は急な上り坂道であ
ると仮定すれば、判定の結果がNOとなって、S13へ
移行する。
【0021】その後、S11,19および13の実行が
繰り返されるうちに現在の走行路がほぼ水平となったた
め、同図の(C)に示すように、モータ角度がO/Dカ
ット角度より減少すれば、S19の判定結果がYESと
なり、S20において、A/T60にOFF状態のO/
D信号(O/D許可信号)が出され、これによりA/T
60がO/D状態にアップシフト(O/D状態に復帰)
することが許可される。このときスロットル弁12の開
度は普通、A/T60が自発的にO/D状態に復帰する
開度以下であるから、A/T60は直ちにO/D状態に
復帰する。その後、S13へ移行する。
【0022】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、車両が上り坂道上を走行する際には、A/
T60がO/D状態にあると判定されれば、スロットル
弁12に基づくA/T60による自発的なダウンシフト
が禁止され、その後、A/T60が強制的にO/D状態
からダウンシフトさせられ、続いて、実角度θn に基
づき(路面の勾配を勘案して)、A/T60のO/D状
態へのアップシフトが適当であると判定すればA/T6
0がO/D状態にアップシフトすることが許可されるた
め、路面の勾配を勘案することなくA/T60が自発的
にO/D状態からのダウンシフトとO/D状態へのアッ
プシフトとを頻繁に繰り返すビジーシフトから開放され
、ひいては、それに伴う車速ハンチングから開放される
という効果が得られる。
【0023】さらに、本実施例においては、A/T60
が強制的にO/D状態からダウンシフトさせられれば、
スロットル弁12の開度規制が解除されるため、登坂性
能および登坂路上での加速度が通常通り確保されるとい
う効果も得られる。
【0024】また、本実施例においては、直流モータ2
0の実角度θn からアイドリング角度θi を差し引
いた値をモータ角度として用いるため、実角度θn を
モータ角度として用いる場合に比較して、スロットル弁
12と直流モータ20とを連携させるケーブル,リンク
等のばらつきとは無関係にモータ角度すなわちスロット
ル開度を精度よく検出し得るという効果も得られる。
【0025】また、本実施例においては、図7のグラフ
■であるダウンシフト線(A/T60の設計上のダウン
シフト線)から上限角度θupが決定されるのではなく
、同図のグラフ■であるダウンシフト線(その設計上の
ダウンシフト線に対して、A/T60内の油圧のばらつ
きおよびそのA/T60とスロットル弁12とを互いに
連携させるケーブル等のばらつきを見込んだダウンシフ
ト線)から上限角度θupが決定されるため、A/T6
0内の油圧のばらつき等とは無関係に、A/T60によ
る自発的なダウンシフトが確実に防止されるという効果
も得られる。
【0026】また、本実施例においては、車両が上り坂
道を走行する際には、A/T60が自発的にダウンシフ
トするときより小さなスロットル開度の下でコンピュー
タ30によって強制的にA/T60がダウンシフトさせ
られるから、A/T60が自発的にダウンシフトする場
合よりA/T60の変速ショックが軽減されるという効
果も得られる。
【0027】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、コンピュータ30の、図4のS1〜7およ
び図5のS13を実行する部分と直流モータ20とが主
スロットル制御手段2を構成し、同図のS11を実行す
る部分が最高速状態判定手段3を構成し、同図のS15
〜17と図4のS6および8を実行する部分とが副スロ
ットル制御手段4を構成し、図5のS14および18を
実行する部分がダウンシフト手段5を構成し、同図のS
19および20を実行する部分がアップシフト手段6を
構成しているのである。
【0028】なお付言すれば、本実施例におけるA/T
60はそれがO/D状態にあるか否かの情報を自発的に
は出力できない油圧制御式であるため、コンピュータ3
0がA/T60による自発的なダウンシフトを禁止しつ
つO/D許可信号をA/T60に送信していればA/T
60は普通O/■■羨匹■舛■・■筺■■匹い■■■僻
■い■厮■■■■■魎致磴鋳■眤卒■魑続盂■■齟眞卞
堕眤惰妥■■魑続盂■卒■魎仲團眥佳■可匈 ■■■鰔
■舛■ ■■戌■■■■あ鯛■■■■■挽犯犯■■琲暈
■■檄■■■奚■■翦■裝■■■最高速状態推定手段な
のである。ただし、A/T60にそれがO/D状態にあ
るか否かを検出するセンサを設けることは可能であり、
このようにした場合には、最高速状態判定手段3を、そ
のセンサからの出力信号に基づき、A/T60がO/D
状態にあるか否かを検出する最高速状態検出手段とする
ことも可能である。
【0029】また、本実施例においては、アップシフト
手段6が、スロットル弁12の実開度と1対1に対応す
るモータ角度を用いてA/T60にアップシフトさせる
か否かを判定する形式とされていたが、スロットルセン
サ36をスロットル弁12の実開度を検出するものとす
ることにより、アップシフト手段6をスロットル弁12
の実開度を用いて判定する形式とすることが可能である
【0030】また、本実施例においては、スロットル弁
12が直流モータ20によって回動させられるようにな
っていたが、例えばバキューム式アクチュエータによっ
て回動させられるようにしてもよい。
【0031】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、その他にも当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を概念的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例である定速走行制御装置の系
統図である。
【図3】図2のRAMの構成を概念的に示す図である。
【図4】図2のROMに格納されている主制御プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図5】図2のROMに格納されている副制御プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図6】図5の副制御プログラムを説明するための図で
ある。
【図7】図5の副制御プログラムを説明するためのグラ
フである。
【図8】本出願人が本発明に先立って案出した定速走行
制御装置が持つ問題を説明するための図である。
【符号の説明】
12  スロットル弁 20  直流モータ 30  コンピュータ 36  スロットルセンサ 38  ポテンショメータ 40  車速センサ 60  自動変速機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジンのスロットル弁の開度に関連
    して変速比が変わり、その変速比が最小である最高速状
    態でスロットル弁の開度が変速開度以上となればダウン
    シフトする自動変速機を備えた車両に設けられ、(a)
     車体の走行速度である車速を検出する車速センサと、
    (b) その車速センサにより検出された実車速と目標
    車速とに基づき、実車速が目標車速に維持されるように
    前記スロットル弁を制御する主スロットル制御手段とを
    含む定速走行制御装置において、前記自動変速機が最高
    速状態にあるか否かを判定する最高速状態判定手段と、
    定速走行中に前記自動変速機が最高速状態にあれば、前
    記スロットル弁をそれの実開度が前記変速開度以上とは
    ならないように制御する副スロットル制御手段と、前記
    最高速状態で前記実車速が前記目標車速に基づく下限車
    速以下となれば、前記自動変速機を最高速状態からダウ
    ンシフトさせるダウンシフト手段と、そのダウンシフト
    の終了後、前記実開度が前記目標車速に基づく下限開度
    以下となれば、前記自動変速機を最高速状態にアップシ
    フトさせるアップシフト手段とを設けたことを特徴とす
    る定速走行制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07315079A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のシフトハンチング防止装置
JP2007154943A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Toyota Motor Corp 変速機の制御装置
JP2013129290A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Toyota Motor Corp 車両用定速走行制御装置、車両用定速走行制御方法、車両用定速走行制御プログラム

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