JPH04266070A - フォトダイオード - Google Patents

フォトダイオード

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JPH04266070A
JPH04266070A JP3026145A JP2614591A JPH04266070A JP H04266070 A JPH04266070 A JP H04266070A JP 3026145 A JP3026145 A JP 3026145A JP 2614591 A JP2614591 A JP 2614591A JP H04266070 A JPH04266070 A JP H04266070A
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JP
Japan
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type
region
substrate
light
light absorption
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3026145A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Kuwazuka
治彦 鍬塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体フォトダイオー
ドに関し、特に光通信等において、高速動作を可能にす
る半導体フォトダイオードに関する。
【0002】近年、通信の高速化に伴い、光通信の高速
化、大容量化が要求されている。このため、光通信に用
いられる受光素子にも高速化が必要となっている。受光
素子の高速化のためには、寄生容量、寄生インダクタン
スの低減が望まれる。
【0003】
【従来の技術】フォトダイオードの動作速度は、配線ま
で含めた素子のインダクタンス、RC時定数、動作層中
のキャリアの走行時間等によって制限される。
【0004】フォトダイオードの寄生インダクタンス、
寄生容量をなるべく低減するためには、配線長をなるべ
く短くし、pn接合の面積をなるべく小さくすることが
好ましい。
【0005】図2は、従来の技術によるフォトダイオー
ドを示す。図2(A)は、構成を断面で示す。n+ 型
InP基板11の表面(図中、下側に示す)にInPよ
りもバンドギャップの狭いn− 型InGaAsの光吸
収層12をエピタキシャルに成長し、さらにその上にn
型InP層13をエピタキシャルに成長する。このn型
InP層13の表面に、Zn等のp型不純物を選択的に
拡散し、p+ 型領域14を形成する。このp+型領域
14を取囲むようにエピタキシャル層をエッチングし、
基板11に達する切欠部15を形成する。
【0006】基板11の裏面は、厚さ分布のあるフォト
レジストマスク等を形成した後、マスクも消費するドラ
イエッチングを行ない、凸レンズ20の形状に成形する
。その後、裏面上のp+ 型領域14、n型領域13の
上に、p側電極18、n側電極17を形成し、回路基盤
19にフリップチップボンディングする。
【0007】フリップチップボンディングのため、配線
長は最短にされ、またpn接合の面積は中央のp+ 型
領域14とその周囲のn型領域13の間に形成されたp
n接合のもののみとなる。このようにして、寄生インダ
クタンス、寄生容量の小さなフォトダイオードが形成さ
れる。
【0008】このようなフォトダイオードの動作を、図
2(B)、(C)を参照して説明する。光は基板11の
裏面の凸レンズ20側から入射する。基板11はバンド
ギャップの広いInPで形成されているため、入射光に
対して透明であり、光は光吸収層12に入射した後、吸
収される。
【0009】図2(B)は、入射光強度の深さに対する
変化を示す。光がInGaAsで形成された光吸収層1
2に入射すると吸収が始まり、光強度Iは次第に減少す
る。光吸収層12の下には、さらにバンドギャップの広
いInPで形成された層13、14が配置されている。 pn接合は、n型層13とp+ 型領域14の間に形成
されている。
【0010】図2(C)は、光吸収層12内で発生した
電子−正孔対の動きを説明するための図である。入射光
強度Iの減少分に比例して、プラスで表わした正孔とマ
イナスで表わした電子が発生する。ダイオード構造は逆
バイアスされるので、電子はn+ 型基板11に向って
流れ、正孔はp+ 型領域14に向って流れる。入射光
によって発生したキャリアが、これらの低抵抗率領域1
1、14に達した時、光励起電流が流れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の技
術によるフォトダイオードにおいては、図2(C)を参
照して説明すると、入射光によって励起されたキャリア
は光吸収層12の内、入射面である基板11側において
多い。この場所からn+ 型基板11までの距離は短い
ので、電子の走行距離は短いが、p+ 型領域14まで
の距離は長い。したがって、正孔の走行距離は長い。
【0012】ところで、電子に比べて正孔の速度は遅い
ため、遅い正孔がより長い距離を走行すると、励起され
たキャリアが低抵抗率領域に達するまでのキャリア走行
時間が長くなってしまう。
【0013】図2(A)に示す構造の導電型を反転すれ
ば、この問題は解決できるが、n型の不純物拡散技術が
存在せず、n+ 型領域を表面に選択的に形成すること
ができない。このため、導電型を反転することはできな
い。
【0014】そこで、拡散技術の代わりにエピタキシャ
ル成長技術を利用すると、図3に示すような参考例の構
造となる。この構造では、p+ 型InP基板21上に
n− 型InGaAs光吸収層22、n型InP層23
をエピタキシャル成長してpn接合ダイオードを形成し
ている。受光部を制限するためエピタキシャル成長層を
メサ型にエッチングするが、p型拡散領域を形成するこ
とができないため、p側電極25は基板21の裏面上に
形成せざるを得なくなる。すなわち、p側電極25はn
側電極24の反対側の面上に配置される。
【0015】すると、p側電極25に対する配線を配線
基盤から離して設けなければならなくなる。このように
、フリップチップ接続は困難となり、配線により寄生イ
ンダクタンスが増大してしまう。
【0016】さらに、図示の構成においては、pn接合
がp+ 型基板21と、n− 型光吸収層22との間に
形成され、pn接合周囲の空乏層がバンドギャップの狭
い光吸収層22内で外部に接触してしまう。このため暗
電流が増大しやすい。
【0017】本発明の目的は、フリップチップ接続が可
能で、裏面入射が行なえ、かつ高速動作が可能なフォト
ダイオードを提供することである。本発明の他の目的は
、p型低抵抗率領域近傍でより多くの光が吸収され、か
つ暗電流の低いフォトダイオードを提供することである
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトダイオー
ドは、第1のバンドギャップの半導体で形成されたp型
半導体基板と、p型半導体基板表面上に形成され、第1
のバンドギャップより狭い第2のバンドギャップの半導
体で形成された高抵抗率の光吸収層と、光吸収層上に形
成され、第2のバンドギャップより広い第3のバンドギ
ャップの半導体で形成されたn型半導体領域と、n型半
導体領域表面からp型半導体基板に達するように形成さ
れたp型拡散領域と、p型拡散領域にコンタクトするp
側電極と、p側電極と同一表面のn型半導体領域にコン
タクトするn側電極と、基板の裏面側に設けられた光入
射面とを有する。
【0019】
【作用】高抵抗率の半導体光吸収層が、p+ 型半導体
基板表面上に形成されるため、基板側から入射する光は
基板近傍でより多く吸収される。このため、光吸収によ
り励起されるキャリアは、p+ 型半導体基板近傍でよ
り多く発生し、速やかに低抵抗率領域に輸送される。
【0020】さらに、半導体基板表面側にn+ 型半導
体領域と、p+ 型半導体基板に達するp+ 型拡散領
域とが形成されるため、フリップチップ接続が可能であ
る。さらに、p+ 型拡散領域でn+ 型半導体領域を
取囲むようにすることにより、バンドギャップの狭い半
導体領域で空乏層が外部に露出することを防止でき、暗
電流を低減することができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を説明する。図
1(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例によるフ
ォトダイオードを示す。
【0022】図1(A)は、フォトダイオードの構成を
断面で示す。p+ 型InPで形成された半導体基板1
の表面上に、n− 型InGaAsで形成された光吸収
層2、およびn+ 型InPで形成されたn型領域3と
をエピタキシャルに成長する。これらの層のエピタキシ
ャル成長は、たえばMOCVD(有機金属化学気相成長
法)で形成される。n−型InGaAs光吸収層2は、
たとえば不純物濃度n=2E15cm−3程度、厚さ約
1.5μmを有する。また、n+ 型InPで形成され
たn型層3は、たとえば不純物密度n+ =1E18c
m−3程度、厚さ約1μmを有する。これらのエピタキ
シャル成長は、同一の成長装置内で連続的に行なうこと
ができる。
【0023】エピタキシャル成長後、エピタキシャル層
上にホトレジストでマスクを形成し、ケミカルウェット
エッチングを行なうことにより、中央のメサ状島領域を
取囲む凹部5を形成することができる。このエッチング
は、たとえば硫酸(H2 SO4 ):過酸化水素(H
2 O2 ):水(H2 O)=1:1:1のエッチャ
ントを用いて行なうことができる。エッチング深さは、
エピタキシャル成長層の厚さないしはそれよりわずかに
深く行なう。このようにして、中央に直径約20μmの
動作領域を形成し、凹部を介してその外部に中央部と同
一レベルの部分を形成することができる。
【0024】その後、中央の島領域中央部を酸化膜等で
マスクして、凹部5内に露出している面を含め、露出し
ている基板1表面に、p型不純物(Zn等)を拡散する
。このようにして、p型拡散領域4を形成する。島領域
内の光吸収層2a、n型領域3aの側面はp型拡散領域
4で覆われる。拡散後、中央の島領域表面に形成したマ
スク(酸化膜等)を除去する。
【0025】基板1裏面上は、光入射面となる。この部
分では、厚さ分布のあるレジスト層等を形成し、レジス
ト層を消費しつつ、ドライエッチングを行なうことによ
り、基板1裏面を選択的にエッチングし、レンズ形状1
0を形成する。
【0026】基板表面上に形成されたn型領域3a、p
型領域4の上に、n側電極7、p側電極8を形成する。 このようにして作成したフォトダイオード構造を、配線
基盤9上に基板1表面側が配置されるようにフリップチ
ップボンディングする。入射光は、基板1の裏面(図中
、上側に示された面)側から入射する。レンズ10の作
用により、入射光は集束されつつ、中央島領域内の光吸
収層2aに入射する。
【0027】光吸収層2内における光吸収を図1(B)
を参照して説明する。基板1はバンドギャップの広いI
nPで形成されているため、この中で光吸収はほとんど
生じない。入射光が光吸収層2に入射すると光吸収が始
まり、入射光の強度Iは光吸収層2内の深さと共に指数
関数的に減少する。n型領域3に達すると、この領域は
バンドギャップの広いInPで形成されているため、光
吸収はもはや生じない。したがって、信号として検出さ
れる光吸収は、光吸収層2内において選択的に生じる。
【0028】図1(C)は、光吸収によって発生したキ
ャリアの動きを説明するための概念図である。ダイオー
ド構造は逆バイアスされ、光吸収層2aは空乏化される
。入射光は図中、上側から下側に入射する。このため光
吸収層2内において、光吸収は図中上側で強く、下側で
弱くなる。このため、光励起されたキャリアは、光吸収
層2aの上側に多く、下側で少ない。光吸収層2aの上
側には、p+ 型基板1が配置されているため、吸収の
強い領域からp+ 型基板1に走行する正孔の走行距離
は短い。このため、電子に比べて走行速度の遅い正孔も
その走行時間は短くすることができる。光吸収層2内の
電子が低抵抗率のn型領域に達するには、比較的長い距
離を走行しなければならないが、電子の速度は比較的速
いため、高速動作を保つことができる。このため、高速
動作が行なえる。
【0029】さらに、図1(D)に示すように、pn接
合6は基板1と光吸収層2aの間およびp型拡散領域4
aとそれに取囲まれたn型領域2a、3aとの間に形成
される。このため、pn接合がメサ側面に露出すること
がない。メサ表面はバンドギャップの広いInPで形成
されているため、pn接合が露出しても暗電流増大の問
題は少ない。このため、フォトダイオードとして暗電流
の低いものが得られる。
【0030】以上、InPとInGaAsとを用いたフ
ォトダイオードについて説明したが、用いる材料の組合
わせはこれに限らない。たとえば、光吸収層としてGa
Sb、その他の半導体領域として、AlGaAsSb等
の他のIII−V族半導体の組合わせを用いることもで
きる。
【0031】光吸収領域をn− 領域で形成する場合を
説明したが、高抵抗率領域であればp− 型でもi型で
もよい。また、フォトダイオードの構造として、PIN
フォトダイオードの場合を説明したが、アバランシェフ
ォトダイオードに適用することもできる。この場合、た
とえばp型InP基板とn− 型InGaAs光吸収層
との間にn型InP雪崩れ領域を配置する。
【0032】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォトダイオードの同一表面上にp側電極とn側電極と
が配置でき、さらに光吸収層の入射側にp型領域が配置
されるため、フリップチップ接続が可能で、動作速度の
速いフォトダイオードが提供される。
【0034】また、バンドギャップの狭い領域内でpn
接合およびその周囲の空乏層が表面に露出することを防
止できるため、暗電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す。図1(A)は構成を示
す断面図、図1(B)、(C)は動作を説明するための
概念図、図1(D)は部分拡大断面図である。
【図2】従来の技術によるフォトダイオードを示す。図
2(A)は構成を示す断面図、図2(B)、(C)は動
作を説明するための概念図である。
【図3】参考例によるフォトダイオードの構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1  p+ 型基板 2  高抵抗率光吸収層 3  n型領域 4  p+ 型拡散領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1のバンドギャップの半導体で形成
    されたp型半導体基板(1)と、前記p型半導体基板表
    面上に形成され、第1のバンドギャップより狭い第2の
    バンドギャップの半導体で形成された高抵抗率の光吸収
    層(2)と、前記光吸収層上に形成され、第2のバンド
    ギャップより広い第3のバンドギャップの半導体で形成
    されたn型半導体領域(3)と、前記n型半導体領域表
    面から前記p型半導体基板に達するように形成されたp
    型拡散領域(4)と、前記p型拡散領域にコンタクトす
    るp側電極(8)と、前記p側電極と同一表面の前記n
    型半導体領域にコンタクトするn側電極(7)と、前記
    基板の裏面側に設けられた光入射面とを有するフォトダ
    イオード。
JP3026145A 1991-02-20 1991-02-20 フォトダイオード Withdrawn JPH04266070A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09213988A (ja) * 1995-02-02 1997-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd pin型受光素子、光電変換回路及び光電変換モジュール
JP2002314118A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 受光素子
WO2011089949A1 (ja) * 2010-01-25 2011-07-28 アイアールスペック株式会社 化合物半導体受光素子アレイ
JP2014093459A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体受光素子、光受光装置

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