JPH04265532A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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Publication number
JPH04265532A
JPH04265532A JP2483691A JP2483691A JPH04265532A JP H04265532 A JPH04265532 A JP H04265532A JP 2483691 A JP2483691 A JP 2483691A JP 2483691 A JP2483691 A JP 2483691A JP H04265532 A JPH04265532 A JP H04265532A
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JP
Japan
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servo
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Withdrawn
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JP2483691A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tabata
田畑 努
Shizuo Nagata
永田 静男
Yasuhiro Suzuki
康浩 鈴木
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追記型または再生専用
型等の光ディスク装置や、消去・再書込み可能な光磁気
ディスク装置等のような光学的情報記録再生装置、特に
トラッキングサーボオフセット自動調整機能を有する光
学的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】従来、このような分野の技術としては、例
えば文献  寺田和男著「光ピックアップシステム設計
の要点」、「6」(昭59−10−31)日本工業技術
センター、p151,152,161に記載されるもの
があった。
【0003】この文献に記載されているように、従来の
光学的情報記録再生装置、例えば光ディスク装置は、光
ビームを光ディスク上に照射し、その反射光よりフォー
カスエラー(焦点合わせ誤差)及びトラッキングエラー
(光ディスクのトラックに対するトレース誤差)を検出
してフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ制御用の
検出信号を出力する光ピックアップを備えている。さら
に、前記検出信号よりフォーカスエラー信号及びトラッ
キングエラー信号を出力するサーボエラー信号生成手段
と、前記フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー
信号に基づきフォーカス用駆動電流及びトラッキング用
駆動電流を出力する駆動手段と、前記フォーカス用駆動
電流及びトラッキング用駆動電流により前記光ピックア
ップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させ
るアクチュエータとが、設けられている。
【0004】この光ディスク装置では、例えばスピンド
ルモータで光ディスクを回転させ、サーボエラー信号生
成手段からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラ
ー信号を出力する。そして、このフォーカスエラー信号
及びトラッキングエラー信号に基づき、駆動手段により
アクチュエータを介して光ピックアップをフォーカス方
向及びトラッキング方向に移動させてフォーカスエラー
及びトラッキングエラーを消去するようにフィードバッ
ク制御(サーボ)を行い、光ディスク上の情報を読出す
ようにしている。
【0005】ここで、光ディスクのトラック(溝)は、
内周方向から外周方向へ向かうスパイラル状となってい
る。そのため、光ピックアップをトラックに追従動作さ
せた場合、該光ピックアップは光ディスクの1回転毎に
外周方向へ移動していく。そのため、例えば、常に一定
のトラック位置に光ピックアップを保つ際には、光ディ
スクの1回転毎に光ピックアップを内周方向へ1トラッ
クだけ移動(トラックジャンプ)させるスティルシャン
プ制御を行っている。
【0006】この種の光学的情報記録再生装置において
、記録媒体である光ディスクあるいは光磁気ディスク等
(これらを総称して以下単に「光ディスク」という)は
、光学的手段により情報の記録、再生を行うため、大容
量及び長寿命であるという特徴を有し、文書ファイル等
の種々の用途に用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、次のような課題があった。
【0008】(a)  一般に、従来の光学的情報記録
再生装置では、光ディスクの互換性がなく、メーカ毎ま
たは機種毎に、使用可能な光ディスクの種類が特定され
ている。例えば、各種の光ディスクの特性をみると、反
射率及び記録感度はほぼ同一の特性を有している。これ
は、記録層を形成する際に、その蒸着あるいはスパッタ
リングを行う材質及び量の制御が比較的容易に行えるた
めである。
【0009】これに対し、光ディスク上に予め形成され
たトラックは、その深さ及び形状等が、各種の装置に対
応して光ディスク毎に異なっている。そのため、同一の
光学的情報記録再生装置に異なる種類の光ディスクを用
いた場合、光ピックアップにより得られるトラッキング
オフセットが大幅に異なってしまう。
【0010】従って、光学的情報記録再生装置のトラッ
キングオフセットをある種の光ディスク装置に合わせて
調整しておくと、他の種の光ディスクでは、得られるト
ラッキングオフセットが異なり、トラック追従位置ずれ
が発生し、例えば再生信号のC/N(信号、ノイズ比)
の劣化を引き起こしてしまう。また、トラッキングオフ
セットがずれた場合、光ピックアップは、トラッキング
制御可能な範囲を越え、正常なトラッキングが不可能と
なるおそれがある。そうなると、光ピックアップは、光
ディスクの内周方向あるいは外周方向へ暴走してしまう
【0011】(b)  温度変動等によるアクチュエー
タ、光学系の機械的変動、及び電気回路の電気的変動に
より、トラッキングオフセットが変動し、前記(a)の
ような問題を生ずる場合がある。
【0012】(c)  光ディスクは長寿命(例えば1
0年以上)及び大容量という特徴を有しているため、装
置側も長寿命であることが望ましい。また、光ディスク
のビット密度やトラック密度等を高めて大容量化の向上
が図られているが、それに対応して例えばトラッキング
追従誤差±0.1μm以内という高精度で追従するサー
ボが必要となってくる。ところが、長期にわたって装置
を使用する場合、光ピックアップを取付ける装置ベース
のたわみや、その光ピックアップ内に設けられた素子の
劣化等のため、トラッキングオフセットが発生あるいは
変動してしまう。
【0013】従って、前記(a)と同様、トラック追従
位置ずれが発生し、再生信号のC/Nの劣化や、光ピッ
クアップの暴走等を引き起こしたりしてしまう。
【0014】以上列記した(a)〜(c)の各課題は、
光ディスク装置に限らず、例えば光磁気ディスク装置等
においても同様に発生するものである。
【0015】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、使用する光ディスクに起因するトラッキングオ
フセットの相違や、装置の温度変動等によるトラッキン
グオフセットの変動、さらに光学系の物理的変形あるい
は素子の経時変化等に起因するトラッキングオフセット
の変化により、正常なトラッキングサーボが行われない
点について解決した光学的情報記録再生装置を提供する
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、光ビームを光ディスク上に照射し該
光ディスクからの光よりフォーカスサーボ及びトラッキ
ングサーボを制御するための検出信号を出力する光ピッ
クアップと、前記検出信号に基づきフォーカスエラー信
号およびトラッキングエラー信号を生成するサーボエラ
ー信号生成手段と、前記サーボエラー信号生成手段の出
力に基づきフォーカス及びトラッキング用の駆動電流を
出力する駆動手段と、前記駆動電流により前記光ピック
アップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動さ
せるアクチュエータとを、備えた光学的情報記録再生装
置において、トラッキングサーボオフセット調整手段を
設けたものである。
【0017】トラッキングサーボオフセット調整手段は
、前記スティルジャンプ動作時の前記トラッキングエラ
ー信号の最大値及び最小値またはその近傍の両値を検出
し、その両値の加算値または平均値により前記トラッキ
ングサーボのオフセットを調整する機能を有している。
【0018】第2の発明は、前記第1の発明のトラッキ
ングサーボオフセット調整手段に代えて、前記光ピック
アップを目的トラックへ移動させるシーク動作の際の前
記トラッキングエラー信号の最大値及び最小値またはそ
の近傍の両値を検出し、その両値の加算値または平均値
により前記トラッキングサーボのオフセットを調整する
トラッキングサーボオフセット調整手段を設けたもので
ある。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、以上のように光学的情報
記録再生装置を構成したので、フォーカスサーボ及びト
ラックサーボが開始して記録再生動作が可能となる。そ
の後、スティルジャンプ動作時において、トラッキング
サーボオフセット調整手段は、前記トラッキングエラー
信号の最大値及び最小値またはその近傍の両値を検出し
、その両値の加算値または平均値を求める。さらに、求
めた加算値または平均値に基づき、トラッキングサーボ
のオフセットの調整を行う。これにより、トラッキング
オフセットが自動調整され、高精度な記録・再生動作が
行われる。第2の発明によれば、記録・再生動作が可能
となった後、目的トラックへ光ピックアップを移動させ
るシーク動作時において、トラッキングサーボオフセッ
ト調整手段は、該シーク動作の際のトラッキングエラー
信号に基づき、前記第1の発明と同様に、トラッキング
サーボのオフセットの調整を行う。これにより、トラッ
キングオフセットが自動調整され、高精度な記録・再生
動作が行われる。
【0020】従って、前記課題を解決できるのである。
【0021】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すもので、光学的情
報記録再生装置の一つである光磁気ディスク装置の構成
ブロック図である。
【0022】この光磁気ディスク装置は、例えばスピン
ドルモータで回転する光ディスク1の近傍に、光ピック
アップ10が設けられている。光ピックアップ10は、
光ビームを光ディスク1上に照射し、その反射光より、
フォーカスサーボ制御用の検出信号FE及びトラッキン
グサーボ制御用の検出信号TEを出力すると共に、光デ
ィスク1の記録情報の再生検出信号PD1,PD2を出
力する機能を有している。
【0023】この光ピックアップ10は、半導体レーザ
11、ビームスプリッタ12,14、対物レンズ13、
1/4波長板15、偏光ビームスプリッタ16、再生検
出信号PD1出力用のフォトディテクタ17、及び再生
検出信号PD2出力用のフォトディテクタ18を備えて
いる。さらに、レーザミラー19、トラッキングサーボ
制御用の検出信号TEを出力するための例えば2分割型
フォトディテクタ20、シリンドリカルレンズ(平凸レ
ンズ)21、及びフォーカスサーボ制御用の検出信号F
Eを出力するための例えば2分割型フォトディテクタ2
2が設けられている。
【0024】フォトディテクタ20,22の出力側には
、サーボエラー信号生成手段30が接続されている。 サーボエラー信号生成手段30は、検出信号FE,TE
を入力し、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボ用
のサーボエラー信号、つまりフォーカスエラー信号S3
1,S33及びトラッキングエラー信号S32,S34
の生成とその増幅を行う回路である。
【0025】このサーボエラー信号生成手段30は、検
出信号FEよりフォーカスエラー信号S31を生成する
差動増幅器31と、検出信号TEよりトラッキングエラ
ー信号S32を生成する差動増幅器32とを、備えてい
る。さらに、フォーカスエラー信号S31を増幅して増
幅されたフォーカスエラー信号S33を出力する増幅器
33と、トラッキングエラー信号S32を増幅して増幅
されたトラッキングエラー信号S34を出力する増幅器
34とが、設けられている。
【0026】増幅器33の出力側には、位相の遅れ、進
みの補償を行う位相補償回路40、及びフォーカス高次
共振防止用のノッチフィルタ(狭帯域フィルタ)42を
介して、駆動手段50が接続されている。一方、増幅器
34の出力側には、位相補償回路41を介して駆動手段
50が接続されている。
【0027】駆動手段50は、ノッチフィルタ42の出
力の電圧/電流変換を行ってフォーカス用駆動電流If
を出力するフォーカス側駆動部51と、位相補償回路4
1の出力の電圧/電流変換を行ってトラッキング用駆動
電流Itを出力するトラッキング側駆動部52とで、構
成されている。
【0028】駆動手段50の出力側には、光ピックアッ
プ10を搭載したアクチュエータ60が接続されている
。アクチュエータ60は、フォーカス用駆動電流Ifに
より動作する対物レンズ上下駆動コイルによって対物レ
ンズ13をフォーカス方向に移動させると共に、トラッ
キング用駆動電流Itによって光ピックアップ10を光
ディスク1のラジアル方向に移動させるものである。
【0029】また、増幅器34には、本実施例の特徴で
あるトラッキングサーボオフセット調整手段70が接続
されている。トラッキングサーボオフセット調整手段7
0は、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボの両方
がオン状態(データの記録/再生が可能な状態)で、あ
る時間のみトラッキングサーボをオフ状態にして行われ
るスティルジャンプ動作時に得られるトラッキングエラ
ー信号S34の振幅の最大値及び最小値を検出してその
両値の加算値を求め、該加算値に基づきトラッキングオ
フセットを自動調整する機能を有している。
【0030】このトラッキングサーボオフセット調整手
段70は、例えばアナログのトラッキングエラー信号S
34をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル
変換部(以下、A/D変換部という)71、最大値レジ
スタ及び最小値レジスタを有しA/D変換部71から出
力されるディジタルなトラッキングエラー信号S71の
最大値及び最小値を演算により求める最大最小値演算部
72とを、備えている。さらに、最大最小値演算部72
の出力に基づきトラッキングエラー信号S71の最大値
及び最小値の加算値または平均値を求めて所定のオフセ
ット基準値との誤差を演算するオフセット演算部73と
、ディジタル/アナログ変換器(以下、D/A変換器と
いう)等で構成されオフセット演算部73の演算結果に
基づきトラッキングオフセットをセットするためのセッ
ト信号S74を増幅器34に与えるオフセット設定部7
4とが、設けられている。
【0031】トラッキングサーボオフセット調整手段7
0は、演算回路等の個別回路、あるいは中央処理装置(
以下、CPUという)のプログラム制御等により、構成
される。
【0032】図2は、図1中のトラッキングサーボ側の
増幅器34の一構成例を示す回路図である。
【0033】この増幅器34は、演算増幅回路34aと
、トラッキングエラー信号S32を入力する入力抵抗3
4bと、セット信号S74を入力する入力抵抗34cと
、帰還抵抗34dとで、構成されている。ここで、演算
増幅回路34aの(+)側入力端子は、例えばグランド
に接続されている。
【0034】以上のように構成される光磁気ディスク装
置の、(1)サーボ動作、及び(2)トラッキングオフ
セットの自動調整方法について説明する。
【0035】(1)  サーボ動作 光ピックアップ10内の半導体レーザ11から出射され
た光ビームは、ビームスプリッタ12を通り、対物レン
ズ13により光ディスク1上に集光される。光ディスク
1からの反射光は、対物レンズ13及びビームスプリッ
タ12を通り、さらにビームスプリッタ14によってサ
ーボ制御用と信号検出用とに分光される。分光された信
号検出用の光ビームは、1/4波長板15を通り、偏光
ビームスプリッタ16によって分光され、それらがフォ
トディテクタ17,18により受光される。フォトディ
テクタ17及び18からそれぞれ再生検出信号PD1及
びPD2が出力され、例えばそれらを加算(=PD1+
PD2)することによってプリフォーマット信号が得ら
れる。さらに、再生検出信号PD1,PD2の差分(=
PD1−PD2)をとることにより、光磁気信号を再生
できる。
【0036】また、光ピックアップ10内のビームスプ
リッタ14で分光されたサーボ制御用の光ビームは、レ
ーザミラー19により、その光ビームの一部がトラッキ
ング用、残りがフォーカシング用に分光され、トラッキ
ング用光ビームは2分割型フォトディテクタ20により
受光される。フォーカシング用光ビームは、シリンドル
カルレンズ21を通り、2分割型フォトディテクタ22
により受光される。一方のフォトディテクタ20からは
トラッキングサーボ制御用の検出信号TEが出力され、
他方のフォトディテクタ22からはフォーカスサーボ制
御用の検出信号FEが出力されて、それらが差動増幅器
31,32へそれぞれ与えられる。
【0037】一方の差動増幅器31は、検出信号FEを
入力してフォーカスエラー信号S31を出力し、他方の
差動増幅器32は、検出信号TEを入力してトラッキン
グエラー信号S32を出力する。フォーカスエラー信号
S31は増幅器33で増幅されて増幅されたフォーカス
エラー信号S33となり、そのフォーカスエラー信号S
33が位相補償回路40で位相の遅れ、進みの位相補償
が行われた後、ノッチフィルタ42を介して駆動部51
に与えられる。ノッチフィルタ42の出力は、駆動部5
1により、電圧/電流変換が行われ、その駆動部51か
らフォーカス用駆動電流Ifが出力されてアクチュエー
タ60へ供給される。アクチュエータ60は、内部に設
けられた対物レンズ上下駆動コイルにより、対物レンズ
13を上下してフォーカシング制御を行う。
【0038】また、他方の増幅器32から出力されたト
ラッキングエラー信号S32は、増幅器34で増幅され
、その増幅されたトラッキングエラー信号S34が位相
補償回路41により位相補償された後、駆動部52によ
り電圧/電流変換され、その駆動部52からトラッキン
グ用駆動電流Itが出力される。このトラッキング用駆
動電流Itにより、アクチュエータ60が駆動し、トラ
ッキング制御が行われる。
【0039】以上のようにして、回転する光ディスク1
の面振れに対応して該光ディスク1上に的確に絞られた
光ビームを照射するように対物レンズ13が駆動され、
フォーカシング動作が行われる。さらに、光ディスク1
上に予めプリスタンプ(形成)されたトラックに沿って
トラッキング動作が行われ、フォーカスエラー信号S3
1及びトラッキングエラー信号S32が0となるように
サーボが行われて、データの記録/再生動作が実行され
る。
【0040】(2)  トラッキングオフセットの自動
調整方法 トラッキングオフセットの自動調整方法について、図3
、図4及び図5を参照しつつ説明する。なお、図3はス
ティルジャンプ動作時のトラッキングエラー信号S34
の波形図、図4はトラッキングオフセットの自動調整方
法を示すフローチャート、及び図5は図4中の最大、最
小値演算のフローチャートである。
【0041】図4のフローチャートにおいて、電源投入
あるいはディスクローディングが行なわれて装置の動作
が開始すると、光ピックアップ10がアクチュエータ6
0によってホームポジションまで移動し、光ディスク1
が回転する。ステップ100において、オフセット演算
部73は、D/A変換器で構成されるオフセット設定部
74の初期値Vαをセットする。すると、オフセット設
定部74のセット信号S74が、図2に示す増幅器34
中の入力抵抗34cに入力される。これにより、増幅器
34では、出力されるトラッキングエラー信号S34の
DCレベルが変わり、トラッキングオフセットが初期設
定される。
【0042】ステップ101では、CPU等で構成され
る制御回路の制御信号により、フォーカスサーボ及びト
ラッキングサーボがオン状態となり、データの記録/再
生が可能になる。
【0043】ステップ102において、A/D変換部7
1は、スティルジャンプ動作開始か否かを判定し、開始
であれば、A/D変換を行う。即ち、スティルジャンプ
動作では、光ディスク1の1回転毎に、ある時間だけト
ラッキングサーボをオフ状態にして、光ピックアップ1
0を1トラック内周側に移動させる。このスティルジャ
ンプ動作時、増幅器34から出力されるトラッキングエ
ラー信号S34は、1本のトラックを横切る。そのため
、図3に示すように、最大振幅TEmaxと最小振幅T
Eminとの間で振動する出力波形を有するトラッキン
グエラー信号S34が得られる。このトラッキングエラ
ー信号S34は、A/D変換部71でディジタル信号に
変換され、該ディジタル信号に変換されたトラッキング
エラー信号S71が最大最小値演算部72へ送られる。
【0044】ステップ103において、最大最小値演算
部72では、図5のフローチャートを従い、ディジタル
なトラッキングエラー信号S71の最大値TEmax及
び最小値TEminを演算により求める。
【0045】即ち、図5のフローチャートにおいて、最
大、最小値演算が開始されると、ステップ103−1で
は、最大最小値演算部72内の最小値レジスタRmin
に初期値として、例えば10000、最小値レジスタR
maxに初期値として、例えば0が設定される。ステッ
プ103−2では、トラッキングエラー信号S71の値
が最小値レジスタRminの内容より小さいか否か判断
され、小さい時には、ステップ103−3で、最小値レ
ジスタRminの内容をトラッキングエラー信号S71
の値に置き換える。ステップ103−2で、トラッキン
グエラー信号S71の値が最小値レジスタRminの内
容よりも大きい時は、最小値レジスタRminの内容は
そのままとする。
【0046】次に、ステップ103−4において、トラ
ッキングエラー信号S71の値が最大値レジスタRma
xの内容より大きいか否か判断される。大きい時には、
ステップ103−5で、最大値レジスタRmaxの内容
をトラッキングエラー信号S71の値に置き換え、トラ
ッキングエラー信号S71の値が最大値レジスタRma
xの内容よりも小さい時は、最大値レジスタRmaxの
内容はそのままとする。
【0047】以上の演算処理を、ステップ103−6を
介して、スティルジャンプ動作終了まで繰り返し、最大
値TEmax及び最小値TEminを求める。この処理
が終わると、図4のステップ104へ進む。
【0048】オフセット演算部73は、ステップ104
において、最大値TEmax及び最小値TEminの例
えば平均値(TEmax+TEmin)/2を演算し、
ステップ105で、平均値(TEmax+TEmin)
/2とオフセット基準値Vθsとの比較を行い、その平
均値(TEmax+TEmin)/2とオフセット基準
値Vθsとの差である誤差ΔVθsを求める。ここで、
オフセット基準値Vθsを例えば0Vに設定すれば、Δ
Vθsの大きさは、(TEmax+TEmin)/2そ
のものとなる。さらに、ステップ106では、誤差ΔV
θsの絶対値が所定の閾値β以下であるか否かを判定し
、その判定結果が閾値β以下でない場合には、ステップ
107によって、オフセット設定部74内のD/A変換
器のセット値をVα=Vα+κ・ΔVθs(κは0<κ
<1の定数)で補正し、再セットする。
【0049】再セットされたオフセット設定部74内の
D/A変換器のセット信号S74は、増幅器34中の入
力抵抗34cに入力される。
【0050】例えば、図3に示すようにトラッキングエ
ラー信号S34の出力波形がマイナス側にずれた場合、
トラッキングエラー信号S34の出力波形の中心は、オ
フセット基準値Vθs(=0V)よりも小さくなり、Δ
Vθsは負となる。従って、オフセット設定部74のD
/A変換器に再セットされるVαの値は、前のVαの値
よりも小さくなり、セット信号S74のDCレベルが下
がり、増幅器34から出力されるトラッキングエラー信
号S34のDCレベルが上がる。
【0051】トラッキングエラー信号S34の出力波形
がプラス側にずれΔVθsが正となる場合にも、ほぼ同
様に動作し、Vαが再セットされ、ステップ102にお
いて次のスティルジャンプ動作待ちとなる。また、ΔV
θsの絶対値が閾値β以下になると、Vαの値を適正と
見なし、再セットを行わず、ステップ102に移行し、
次のスティルジャンプ動作待ちとなる。これをスティル
ジャンプ動作毎に常に行う。つまり、光磁気ディスク装
置が動作中には、常にトラッキングオフセットの自動調
整を行う。
【0052】以上のように、本実施例の光磁気ディスク
装置では、次のような利点がある。異なる種類の光ディ
スクを使用した場合に、各光ディスク毎にトラッキング
サーボのオフセットが異なっていても、スティルジャン
プ動作時に、トラッキングサーボオフセット調整手段7
0により、使用した光ディスクに固有のトラッキングオ
フセットが自動調整される。さらに、光磁気ディスク装
置の温度変化や、光学系の物理的変形あるいは素子の経
時変化等によるトラッキングオフセットの変動に応じて
トラッキングオフセットが自動調整される。従って、本
実施例の光磁気ディスク装置では、光ディスクの互換性
を持たせることが可能になると共に、可搬性(可換性)
に優れ、温度変化等の外部環境及び装置の物理的特性の
変化等に対して安定で、かつ最小追従誤差のトラッキン
グサーボ動作が可能となる。
【0053】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示すもので、図1の光
磁気ディスク装置におけるトラッキングサーボオフセッ
ト調整手段70に代えて設けられるトラッキングサーボ
オフセット調整手段170の回路図である。
【0054】このトラッキングオフセット調整手段17
0は、図1のトランッキングオフセット調整手段70と
同様の動作をアナログ的に行う機能を有し、最大振幅検
出回路171、最小振幅検出回路172、加算回路17
3、及びサンプルホールド回路174で構成されている
【0055】最大振幅検出回路171は、トラッキング
エラー信号S34の出力波形の最大側を整流及び平滑化
するもので、ダイオード171a、コンデンサ171b
、及び抵抗171cで構成されている。最小振幅検出回
路172は、トラッキングエラー信号S34の最小側を
整流及び平滑化するもので、ダイオード172a、コン
デンサ172b、及び抵抗172cで構成されている。
【0056】ここで、例えば抵抗171c及び抵抗17
2cは、同一の抵抗値Rを有し、コンデンサ171b及
びコンデンサ172bは、同一の容量Cを有している。 抵抗171c及びコンデンサ171bと、抵抗172c
及びコンデンサ172bとは、それぞれの時定数T=R
×Cが、例えばトラッキングエラー信号S34の一周期
の10倍以上で、スティルジャンプ動作間隔が、例えば
30ms程度に設定されている。
【0057】加算回路173は、抵抗173a及び抵抗
173bで構成されている。
【0058】サンプルホールド回路174は、トラッキ
ングオフセット設定用の制御信号Stによりゲート制御
されるFET174a、コンデンサ174b、及びバッ
ファ174cで構成されている。ここで、制御信号St
は、例えばCPU等で構成される制御回路より出力され
、スティルジャンプ動作終了時に“H”レベルとなり、
一定時間後に“L”レベルとなる信号である。
【0059】次に、トラッキングサーボオフセット調整
手段170の動作を、図3を参照しつつ説明する。ステ
ィルジャンプ動作時において、図1の増幅器34から出
力されるトラッキングエラー信号S34が、トラッキン
グサーボオフセット調整手段170に入力されると、最
大振幅検出回路171及び最小振幅検出回路172は、
それぞれトラッキングエラー信号S34の最大側及び最
小側のピークホールドを行う。これにより、トラッキン
グエラー信号S34の最大側では信号S34aが平滑化
されてホールドされ、最小側では信号S34bが平滑化
されてホールドされる。信号S34a及びS34bは、
ダイオード171a,172aのために最大値TEma
x及び最小値TEminよりもそれぞれ0.5V程度ド
ロップしている。この平滑化された信号S34a,S3
4bは、加算回路173に出力される。
【0060】加算回路173は、信号S34a及び信号
S34bを入力すると、抵抗173a及び抵抗173b
によって信号S34a及び信号S34bの各信号値を加
算する。特に抵抗173aと抵抗173bの抵抗値が等
しいものとすれば、その加算値は(信号S34aの信号
値+信号S34bの信号値)/2に等しくなり、その加
算値、即ち信号値(TEmax+TEmin)/2を持
つ信号S34cが、サンプルホールド回路174へ出力
される。
【0061】サンプルホールド回路174では、スティ
ルジャンプ動作終了後の一定時間だけ制御信号Stが“
H”レベルとなるので、FET174aのソース・ドレ
イン間の抵抗値Rsdが数10Ω〜数100Ωとなり、
信号値(TEmax+TEmin)/2を有する信号S
34cは、コンデンサ174bに入力され、コンデンサ
174bが充電される。
【0062】制御信号Stが“L”レベルになると、F
ET174aの抵抗値Rdsは数MΩとなって、それま
でに充電された信号S34cの信号値(TEmax+T
Emin)/2がホールドされバッファ174cにより
セット信号S74の形で出力され、図2の増幅器34中
の入力抵抗34cに入力される。これにより、セット信
号S74の信号レベルに応じてトラッキングオフセット
の自動調整が行われる。以上のように、本実施例のトラ
ッキングサーボオフセット調整手段170では、アナロ
グ処理でトラッキングオフセットの自動調整を行うこと
ができ、第1の実施例とほぼ同様の作用・効果が得られ
る。さらに、この第2の実施例では、図4及び図5のよ
うなプログラム処理を行う必要がなく、処理スピードの
高速化が図れる。
【0063】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示す光磁気ディスク装
置の構成ブロック図であり、図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。
【0064】この光磁気ディスク装置では、図1のトラ
ッキングサーボオフセット調整手段70に代えて、機能
の異なるトラッキングサーボオフセット調整手段270
が設けられている。
【0065】トラッキングサーボオフセット調整手段2
70は、目的トラックへ光ピックアップ10を移動させ
るシーク動作の際に、増幅器34から出力されるトラッ
キングエラー信号S34の振幅の最大値及び最小値を検
出してその両値の加算値を求め、その加算値に基づきト
ラッキングオフセットを自動調整する機能を有している
【0066】このトラッキングサーボオフセット調整手
段270は、アナログのトラッキングエラー信号S34
をディジタル信号に変換するA/D変換部271と、最
大値レジスタ及び最小値レジスタを有しA/D変換部2
71から出力されるディジタルなトラッキングエラー信
号S271の最大値及び最小値を演算により求める最大
最小値演算部272とを、備えている。さらに、最大最
小値演算部272の出力に基づきトラッキングエラー信
号S271の最大値及び最小値の加算値または平均値を
求め所定のオフセット基準値との誤差を演算するオフセ
ット演算部273と、D/A変換器等で構成されオフセ
ット演算部273の演算結果に基づきトラッキングオフ
セットをセットするためのセット信号S274を増幅器
34に与えるオフセット設定部274とが、設けられて
いる。
【0067】トラッキングサーボオフセット調整手段2
70は、個別回路、あるいはCPUのプログラム制御等
により、構成される。
【0068】次に、トラッキングオフセットの自動調整
方法を、図8〜図10を参照しつつ説明する。
【0069】なお、図8は、シーク動作時のトラッキン
グエラー信号S34等の波形図、図9はトラッキングオ
フセットの自動調整方法を示すフローチャート、及び図
10は図9中の最大、最小値演算のフローチャートであ
る。
【0070】図9のフローチャートにおいて、図示しな
い制御回路の制御信号によって装置動作が開始すると、
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボが動作して記
録/再生動作が可能となった後、シーク動作を行って光
ピックアップ10を目的トラックへ移動させる。このシ
ーク動作においては、トラッキングサーボをオフし、光
ピックアップ10を移動させる。この時、増幅器34か
ら出力されるトラッキングエラー信号S34は、光ピッ
クアップ10の移動に伴い、複数本のトラックを横切る
ため、図8のような波形となる。
【0071】図8中のS35はシーク動作区間、S36
はシーク開始区間、S37はシーク終了直前の区間、S
38はシーク動作区間S35における光ピックアップ1
0の移動速度プロフィールである。ここで、トラッキン
グエラー信号S34の中央部のくぼみは、光ピックアッ
プ10の高速移動時に、トラッキングエラー信号S34
が高周波信号となって検出部の周波数特性により振幅が
低下するために生じるものである。従って、正確なトラ
ッキングエラー信号は、シーク開始区間S36、あるい
はシーク終了直前の区間S37においてのみ検出でき、
最大振幅Tmaxと最小振幅Tminとの間で振動する
波形となる。
【0072】トラッキングサーボオフセット調整手段2
70では、先ず、ステップ300において、オフセット
設定部274の初期値Vαをセットし、初期設定する。 すると、オフセット設定部274のセット信号S274
が図2に示す増幅器34中の入力抵抗34cに入力され
る。これにより、増幅器34では出力されるトラッキン
グエラー信号S34のDCレベルが変わり、トラッキン
グオフセットの初期設定がなされる。この増幅器34か
ら出力されるトラッキングエラー信号S34は、A/D
変換部271で、ディジタルなトラッキングエラー信号
S271に変換される。ステップ301において、最大
最小値演算部272では、図10のフローチャートに従
い、セットした初期値におけるトラッキングエラー信号
S271の最大値Tmax及び最小値Tminを演算に
より求める。
【0073】図10のフローチャートにおいて、最大、
最小値演算が開始されると、図5のフローチャートと同
様に、ステップ301−1〜301−5で、トラッキン
グエラー信号S271の値と、最大最小値演算部272
内の最小値レジスタRmin及び最大値レジスタRma
xの内容との、大小の比較を行う。この処理をステップ
301−6を介して、例えば、2ms間繰り返し、最大
値Tmax及び最小値Tminを求め、図9のステップ
302へ進む。
【0074】図9のステップ302において、オフセッ
ト演算部273では、図4のフローチャートと同様に、
平均値(Tmax+Tmin)/2を演算し、ステップ
303で誤差ΔVθs(平均値(Tmax+Tmin)
/2とオフセット基準値Vθsとの差)を演算する。そ
して、ステップ304で、ΔVθsの絶対値と所定の閾
値βとを比較し、|ΔVθs|≦βでない時には、ステ
ップ305で、オフセット設定部274のセット値をV
α=Vα+κ・ΔVθsで補正して再セットする。する
と、オフセット設定部274から出力されるセット信号
S274により、トラッキングエラー信号S34におけ
るトラッキングサーボのオフセットが調整される。
【0075】このような動作を区間S36またはS37
、あるいは両区間S36,S37で行い、トラッキング
オフセットを微調整し、長時間使用におけるトラッキン
グオフセットのずれを自動的に補正する。
【0076】以上のように、本実施例では、次のような
利点を有している。
【0077】例えば、長時間使用する場合、光ピックア
ップ10の経時変化によりトラッキングオフセットが変
動しても、シーク動作時、トラッキングオフセットを自
動的に補正するため、長期にわたって、安定したトラッ
キングが行なわれる。従って、安定で、かつ最小追従誤
差のトラッキングサーボ動作が可能となる。
【0078】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。
【0079】(i)  図7に示すトラッキングサーボ
オフセット調整手段270を、例えば図6のようなアナ
ログ回路を用いて構成すれば、処理速度の高速化が図れ
る。
【0080】この場合、例えば図8の区間S36/S3
7で“H”レベルとなる制御信号を用いて図6中のFE
T174aのゲート制御を行うなどすればよい。
【0081】(ii)   トラッキングサーボオフセ
ット調整手段70,170.270は、その回路構成の
変形が可能である。例えば、図2及び図6の回路構成に
おいて、回路素子及びその数値設定の変更などを適宜行
うことができる。
【0082】(iii)  図1及び図7の光ピックア
ップ10やサーボエラー信号生成手段30等も、図示以
外の回路構成に変形することが可能である。
【0083】(iv)   上記実施例では、光磁気デ
ィスク装置を例にとって説明したが、本発明は、追記型
や再生専用型の光ディスク装置等にも幅広く適用が可能
である。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、トラッキングサーボオフセット調整手段を設
けたので、スティルジャンプ動作時に、トラッキングエ
ラー信号の最大値及び最小値またはその近傍の両値を検
出し、その両値の加算値または平均値に基づき、トラッ
キングサーボのオフセットの自動調整が行える。
【0085】そのため、使用する光ディスク毎に、例え
ばトラックの溝の深さ及び形状等の相違に起因してトラ
ッキングオフセットにばらつきがあっても、その光ディ
スクに応じたトラッキングオフセットの自動調整が可能
になる。さらに、スティルジャンプ動作時に常に調整を
行うことから、装置の温度変化や物理的特性の変化等に
よるトラッキングサーボのオフセット変動に応じてトラ
ッキングオフセットの自動調整も可能となる。従って、
光ディスクの互換性を持たせることができ、安定で、か
つ最小追従誤差のトラッキングサーボ動作が可能となる
【0086】第2の発明によれば、トラッキングサーボ
オフセット調整手段を設けたので、シーク動作において
、第1の発明とほぼ同様に、トラッキングサーボのオフ
セットの自動調整が行える。従って、例えば長期にわた
って装置を使用する場合、光ピックアップ等の形状変形
や、光ピックアップ内に設けられた素子の経時変化等の
ために、トラッキングオフセットが発生あるいは変動し
たりしても、トラッキングオフセットの自動調整が行わ
れ、安定、かつ最小追従誤差のトラッキングサーボが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す光磁気ディスク装
置の構成ブロック図である。
【図2】図1中の増幅器の回路図である。
【図3】図1のスティルジャンプ動作時のトラッキング
エラー信号の波形図である。
【図4】図1のトラッキングオフセットの自動調整方法
を示すフローチャートである。
【図5】図4中の最大、最小値演算のフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を示すトラッキングサー
ボオフセット調整手段の回路図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す光磁気ディスク装
置の構成ブロック図である。
【図8】図7のシーク動作時の波形図である。
【図9】図7のトラッキングオフセットの自動調整方法
を示すフローチャートである。
【図10】図9中の最大、最小値演算のフローチャート
である。
【符号の説明】
1  光ディスク 10  光ピックアップ 30  サーボエラー信号生成手段 50  駆動手段 60  アクチュエータ 70,170,270  トラッキングサーボオフセッ
ト調整手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ビームを光ディスク上に照射し該光
    ディスクからの光よりフォーカスサーボ及びトラッキン
    グサーボを制御するための検出信号を出力する光ピック
    アップと、前記検出信号に基づきフォーカスエラー信号
    およびトラッキングエラー信号を生成するサーボエラー
    信号生成手段と、前記サーボエラー信号生成手段の出力
    に基づきフォーカス及びトラッキング用の駆動電流を出
    力する駆動手段と、前記駆動電流により前記光ピックア
    ップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させ
    るアクチュエータとを、備えた光学的情報記録再生装置
    において、前記トラッキングサーボをオフ状態にしたス
    ティルジャンプ動作時における前記トラッキングエラー
    信号の最大値及び最小値またはその近傍の両値を検出し
    、その両値の加算値または平均値により前記トラッキン
    グサーボのオフセットを調整するトラッキングサーボオ
    フセット調整手段を、設けたことを特徴とする光学的情
    報記録再生装置。
  2. 【請求項2】  光ビームを光ディスク上に照射し該光
    ディスクからの光よりフォーカスサーボ及びトラッキン
    グサーボを制御するための検出信号を出力する光ピック
    アップと、前記検出信号に基づきフォーカスエラー信号
    およびトラッキングエラー信号を生成するサーボエラー
    信号生成手段と、前記サーボエラー信号生成手段の出力
    に基づきフォーカス及びトラッキング用の駆動電流を出
    力する駆動手段と、前記駆動電流により前記光ピックア
    ップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させ
    るアクチュエータとを、備えた光学的情報記録再生装置
    において、前記光ピックアップを目的トラックへ移動さ
    せるシーク動作の際の前記トラッキングエラー信号の最
    大値及び最小値またはその近傍の両値を検出し、その両
    値の加算値または平均値により前記トラッキングサーボ
    のオフセットを調整するトラッキングサーボオフセット
    調整手段を、設けたことを特徴とする光学的情報記録再
    生装置。
JP2483691A 1991-02-19 1991-02-19 光学的情報記録再生装置 Withdrawn JPH04265532A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5504726A (en) * 1993-04-23 1996-04-02 International Business Machines Corporation Method and apparatus for calibrating focus and tracking error signals in an optical drive with measuring offsets during track jumps
US5768229A (en) * 1996-05-20 1998-06-16 Fujitsu Limited Optical storage apparatus with track seeking control system
US5870356A (en) * 1996-10-14 1999-02-09 Fujitsu Limited Optical storage apparatus which detects a lens position signal without a lens position sensor
US6985419B2 (en) * 2001-05-30 2006-01-10 Fujitsu Limited Tracking control method and storage apparatus
CN102760456A (zh) * 2011-04-26 2012-10-31 广明光电股份有限公司 光盘偏心判断方法

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