JPH04265180A - 高鮮映性塗装金属板の製造方法 - Google Patents

高鮮映性塗装金属板の製造方法

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JPH04265180A
JPH04265180A JP2416453A JP41645390A JPH04265180A JP H04265180 A JPH04265180 A JP H04265180A JP 2416453 A JP2416453 A JP 2416453A JP 41645390 A JP41645390 A JP 41645390A JP H04265180 A JPH04265180 A JP H04265180A
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JP
Japan
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film
paint
electron beam
metal plate
roll
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Pending
Application number
JP2416453A
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English (en)
Inventor
Kenji Koshiishi
謙二 輿石
Nobuyuki Honma
信行 本間
Takao Tomosue
友末 多賀夫
Koji Mori
浩治 森
Kenichi Masuhara
憲一 増原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04265180A publication Critical patent/JPH04265180A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線硬化型塗料を塗
装した後フィルムを貼合わせて電子線照射により塗料を
硬化させ、その後フィルムを剥離する高鮮映性塗装金属
板の製造方法において、塗料粘度、フィルムおよびフィ
ルム貼合わせ用のロ−ルの表面粗さを調整することによ
り塗膜表面を鏡面状にする高鮮映性塗装金属板の製造方
法に関する。
【002】
【従来技術】従来より家庭電気製品、器物、内装建材な
どの分野では生産合理化のため、めっき鋼板に塗料を焼
付け塗装したプレコ−ト鋼板を使用しているが、最近、
製品の高級化、高意匠化のため、塗膜表面が鏡面状にな
った高鮮映性プレコ−ト鋼板が要求されている。このプ
レコ−ト鋼板の塗膜を鮮映性にする方法としては、従来
より種々の方法が提案されているが、それらは大別する
と、次の2通りの方法である。 (1)塗装原板の表面粗さを小さくして、表面を平滑に
する方法。 (2)塗料および/または塗装方法の改善により塗膜表
面を平滑にする方法。 (1)の方法は、例えば、冷延鋼板にブライトロ−ルで
調質圧延を施して、表面粗さを中心線平均粗さRaで0
.25μmにした後、電気亜鉛めっきを施す方法(特開
昭61−67794号)、電気亜鉛めっき後ブライトロ
−ルで調質圧延を施して、Ra≦0.4μmに調整した
後、電解研磨処理を施して、Ra≦0.1μmにする方
法(特開昭64−52099号)などで、これらの方法
で調質圧延する際、ブライトロ−ルにレ−ザ−加工や放
電加工で表面仕上げしたものを用いると、鮮映性を一層
向上させることができるとの報告もある。(2)の方法
としては、塗膜の厚膜化、多層化、塗料のレオロジ−コ
ントロ−ルによるレベリング化、塗料樹脂や架橋剤の改
良、あるいは塗料へのレベリング剤添加などが従来一般
的に採用されていたが、これらの方法では鮮映性が十分
でないため、近年は、塗料として、電子線硬化型塗料を
用いた方法が種々提案されている。例えば、塗料樹脂を
特定範囲の(メタ)アクリロイル基当量を有するエチレ
ングリコ−ル(メタ)アクリレ−トで希釈する方法、電
子線硬化型塗料を塗装した後、未硬化の状態で平滑なフ
ィルム等で被覆して、電子線照射により塗料を硬化させ
、その後、フィルムを剥離する方法(特公昭47−24
655号、同48−38474号、特開昭48−159
84号、同57−2754号、同57−21965号)
などである。
【003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、(1)の方
法は、塗料をロ−ルコ−タ法で塗装すると、ロ−ル目が
残り易いので、塗膜の鮮映性が十分でなく、作業性、生
産性も劣る。また、(2)の方法の電子線硬化型塗料を
エチレングリコ−ル(メタ)アクリレ−トで希釈する方
法の場合にもこのような問題が存在していた。これに対
して、電子線硬化型塗料を塗装した後、未硬化の状態で
平滑なフィルム等で被覆して、電子線照射により塗料を
硬化させ、その後、フィルムを剥離する方法によれば、
鮮映性がかなり高くなるが、塗料に貼合わせるフィルム
にポリエステルフィルム以外のものを使用すると、鮮映
性が不十分になってしまう。例えば、フィルムにセロフ
ァン、ビニロン、トリアセテ−ト、ポリカ−ボネ−ト、
ナイロンのフィルムを用いると、塗料により剥離しにく
くなる場合があり、また、ポリエチレンやポリプロピレ
ンを用いると、貼合わせ時の温度が高い場合、フィルム
が収縮したり、熱融着したりする。しかし、ポリエステ
ルフィルムを用いても、プレコ−ト鋼板需要家の要求を
満足させる鮮映性は得られないものであった。本発明は
、この鮮映性の問題を解決した高鮮映性塗装金属板の製
造方法を提供するものである。
【004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、金属板表面
に電子線硬化型塗料を塗装して、その塗料粘度を0.1
〜500ポイズにした状態で表面粗さが中心線平均粗さ
Raで0.01μm以下のポリエステルフィルムを表面
粗さがRaで0.1μm以下の金属ロ−ルで圧着するこ
とにより貼合わせ、その後、電子線を照射して、塗料を
硬化させ、塗料の硬化後ポリエステルフィルムを剥離す
る方法により塗装金属板を製造するようにした。
【005】
【作用】本発明法で金属板に電子線硬化型塗料を塗装す
る場合、必要に応じて金属板に化成処理や下塗り塗装を
施し、その上に電子線硬化型塗料を塗装する。電子線硬
化型塗料としては、従来より使用されているもの、すな
わち、電子線によりラジカル重合可能なエチレン系二重
結合を有するオリゴマ−を主体にし、これに適宜モノマ
−やその他の添加剤を配合した塗料でよい。例えば、オ
リゴマ−として、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステ
ル(メタ)アクリレ−ト、エポキシ(メタ)アクリレ−
ト、ポリウレタン(メタ)アクリレ−ト、ポリアミド(
メタ)アクリレ−トおよびポリオ−ル(メタ)アクリレ
−トなどのオリゴマ−、あるいはモノマ−としては、エ
チレングリコ−ル(メタ)アクリレ−ト、トリエチレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、テトラエチレング
リコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロ
パントリ(メタ)アクリレ−ト、他の(メタ)アクリル
酸エステル類、ジアリルフタレ−ト、メチレンビスアク
リルアミド、トリアクリルイソシアネ−ト、スチレン、
(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニルなどのモノマ−
である。これらに粘度調整の目的で通常の電子線では反
応しない溶剤を適宜加え、電子線で硬化させる前に蒸発
させてもよい。
【006】金属板に塗装した電子線硬化型塗料は、塗料
粘度を0.1〜500ポイズにして、その上に金属ロ−
ルでポリエステルフィルムを貼合わせる。これは、0.
1ポイズ未満であると、粘度が低過ぎて、貼合わせ時に
塗料がフィルムの横からはみ出す危険性があり、500
ポイズを越えると、金属ロ−ルに表面が鏡面状のものを
用いても、また、表面平滑性の高いフィルムを用いても
塗料が流動せず、ロ−ル目が残ったり、気泡が混入した
りして、鮮映性に優れた塗膜が得られないからである。 このフィルム貼合わせ時の塗料粘度を前記のように調整
するには、塗装時に予め塗料を加温しておくか、または
、塗装から貼合わせに至る間で加温するか、あるいは、
貼合わせ用の金属ロ−ルを加温するかすればよい。
【007】貼合わせるフィルムは、表面粗さが中心線平
均粗さRaで0.01μm以下のポリエステルフィルム
を用いる。これは、フィルムのRaが0.01μmより
大きいと、塗料粘度を前記のように調整し、かつ、平滑
な金属ロ−ルを用いても、フィルムの表面凹凸が塗膜に
転写されるため、ゆず肌感やぼけ感が現れてくるためで
ある。フィルムの厚みは、電子線が透過して、フィルム
下の塗料を硬化できる厚みであればよいが、貼合わせ作
業性を考慮した場合、25μm以上が好ましい。25μ
m未満であると、フィルムの腰が弱くなり、貼合わせ時
にしわなどが入り易くなり、塗膜外観を損ねる場合があ
る。ポリエステルフィルムとしては、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリブチレン
テレフタレ−トなどのフィルムを用いればよい。
【008】また、金属ロ−ルとしては、表面粗さがRa
で0.1μm以下の金属ロ−ルを用いる。これは、金属
ロ−ルのRaが0.1μmより大きいと、塗料粘度を前
記のように調整し、かつ、貼合わせるフィルムに平滑な
ものを用いても、塗料が充分流動せず、塗装時のロ−ル
目などが残り、充分なる鮮映性が得られないからである
。 この金属ロ−ルでフィルムを貼合わせる時、反対側に対
向ロ−ルを配置して、両ロ−ルで金属板を圧着する必要
があるが、対向ロ−ルとしてはゴムロ−ル、金属ロ−ル
、その他の材質のロ−ルであってもよい。
【009】以上のような粘度の塗料および表面粗さのフ
ィルム、金属ロ−ルでフィルムを貼合わせれば、塗料表
面は鏡面状態になるので、その状態で電子線を照射すれ
ば、塗料は表面が鏡面状態で硬化される。このため、硬
化後にフィルムを剥離すれば、表面が鏡面状態の塗膜に
なる。
【010】
【 実施例】亜鉛付着量が片面20g/m2である電気
亜鉛めっき鋼板にクロメート処理を施した後、エポキシ
変性ポリエステル塗料を乾燥塗膜厚で5μmになるよう
にバ−コ−タ−で塗装し、その後、210±10℃で焼
付乾燥して、下塗り塗膜を形成した。
【011】次に、この下塗り塗膜の上に下記3種の電子
線硬化型塗料をバ−コ−タ−で乾燥塗膜厚で20μmに
なるように塗装した。 塗料A 無溶剤型電子線硬化型塗料(サンケミカル製塗料GA8
8−5340) 塗料B 無溶剤型電子線硬化型塗料(サンケミカル製塗料GA8
7−5289に酸化チタンを重量比で1:1となるよう
に添加) 塗料C   多官能オリゴエステルアクリレ−ト(東亜合成化学
工業製)    40重量部  単官能オリゴエステル
アクリレ−ト(        同        )
    10重量部  トリメチロ−ルプロパントリア
クリレ−ト                    
  5重量部  酸化チタン            
                         
           40重量部  シクロヘキサノ
ン                        
                  20重量部なお
、塗料A、Bについては、貼合わせ時の粘度が高い場合
、加熱により粘度を低下させた。また、塗料Cについて
は、溶剤のシクロヘキサノンを加熱により蒸発させた。
【012】電子線硬化型塗料塗装後塗装面を上にして、
塗装面に表面粗さが中心線平均粗さRaで0.005〜
0.03μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルム(
東レ製ルミラ−、厚さ50μm)を供給しながら上ロ−
ルがRa0.05〜1.0μmの金属ロ−ルで、下ロ−
ルがゴムロ−ル(シリコ−ン製、ショア硬度A:80)
の間を通過させて、フィルムを塗装面に圧着し、貼合わ
せた。次に、このフィルム被覆塗装鋼板のフィルム貼合
わせ面に加速電圧200KV、線量10Mradの条件
で電子線を照射して、塗料を硬化させ、フィルムを剥離
した。そして、剥離後塗膜の鮮映度を像鮮映度光沢計(
村上色彩技術研究所製DGM−30型)で測定して、像
鮮映度(D/I値)を求めた。第1表に塗装条件を、第
2表にD/I値と外観を示す。
【013】
【第1表】
【014】
【第2表】
【015】
【発明の効果】以上のように、本発明は、粘度の低い電
子線硬化型塗料を塗装した後、表面粗さの小さいポリエ
ステルフィルムを表面粗さの小さい金属ロ−ルで貼合わ
せて、電子線を照射し、電子線照射後フィルムを剥離す
る方法により塗装金属板を製造するのであるから、塗膜
表面は平滑になり、鮮映性が高くなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板表面に電子線硬化型塗料を塗装して
    、その塗料粘度を0.1〜500ポイズにした状態で表
    面粗さが中心線平均粗さRaで0.01μm以下のポリ
    エステルフィルムを表面粗さがRaで0.1μm以下の
    金属ロ−ルで圧着することにより貼合わせ、その後、電
    子線を照射して、塗料を硬化させ、塗料の硬化後ポリエ
    ステルフィルムを剥離することを特徴とする高鮮映性塗
    装金属板の製造方法。
JP2416453A 1990-12-28 1990-12-28 高鮮映性塗装金属板の製造方法 Pending JPH04265180A (ja)

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JP (1) JPH04265180A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296827A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Sumitomo Bakelite Co Ltd コーティング方法
US7195936B2 (en) * 2002-12-27 2007-03-27 Tokyo Electron Limited Thin film processing method and system

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990810