JPH0426454A - 縫製システム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野］ 本発明は、衣類などの縫製品を大量生産する際の省力化
を推進するのに有益な縫製システム装置に関する。

［従来の技術Ｉ Ｔシャツやジーンズなどの衣類を縫製する場合、多種多
様にわたる縫合などの多くの工程を経る必要がある。た
とえば、衣類の中で工数の少ない部類に属するＴシャツ
においても、縫合箇所には首回りや袖口、さらには脇合
わせや胴回りなどの非常に多くの縫合箇所や、折込みや
ポケット付けといった所定の多くの処理を施す箇所があ
る。

一方、従来は、所定の形状に裁断した未縫製の生地から
縫製品を大量生産する場合、作業員を多種類のミシンの
各作業位置に個別に配備しておき、生地を各作業者間で
受多士渡しして縫製箇所を次々と縫製していき、最終的
に所定の縫製品を得るようにしていた。

［発明が解決しようとする課題１ ところが、上述のように生地から衣類を得るには多種多
様の工程を経なければならないため、従来ではそれらの
各工程を行うのに多くの作業員が必要になるばかりか、
縫い方の異なる多種類のミシンなどの裁縫装置の設置箇
所としてきわめて広いスペースが必要になるという問題
があった。

本発明は以上の問題に鑑みてなされたもので、ミシンな
どの裁縫装置の設置スペースが狭くて済み、しかも作業
員の数を大幅に減少することができ、ひいては完全自動
化（無人化）も可能な縫製システム装置を提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手段１ 第１番目の発明の縫製システム装置は、回転テーブルの
周方向複数箇所に縫製に必要なミシン等の裁縫装置が配
備されていると共に、回転テーブルの側部に作業用補助
テーブルが配備され、回転テーブルを回転させることに
よりそれぞれの裁縫装置が補助テーブルに対して各別に
入出するように構成されているものである。

第２番目の発明の縫製システム装置は、作業用補助テー
ブルと、作業用補助テーブルの所に縫製に必要なミシン
等の裁縫装置を搬入する動作と作業用補助テーブルの所
から裁縫装置を搬出する動作とを行う搬入出手段とから
なるものである。

［作　用１ 本発明において、補助テーブルに作業人員を配備し、回
転テーブルを回転させることによってミシンなどの裁縫
装置を必要に応じ次々とその補助テーブルに入出させる
ことにより、その補助テーブルに配備された作業員が縫
い方などの異なる種々のミシンなどを操作して様々な工
程を行うことができるようになる。このことは、衣類な
どの縫製品を生産するのに必要な全工数のうちの複数の
工数または全部の工数を１つの補助テーブルで１人の作
業員が行なえるようになることを意味する。

したがって、作業員の必要数を減少させることに役立ち
、しかも各種の裁縫装置は回転テーブルに配備されてい
るためにその設置に要求されるスペースが狭まる。また
、補助テーブルでの作業をロボットを用いて行わせるこ
とも可能で、そうすることによって縫製を完全自動化す
ることが可能になる。同様の作用は、回転テーブルに代
えてベルトコンベアやロボットなどのように作業用補助
テーブルの所に縫製に必要なミシン等の裁縫装置を搬入
する動作と作業用補助テーブルの所から裁縫装置を搬出
する動作とを行う搬入出手段を採用しても発揮される。

［実施例） 第１図は本発明の実施例による縫製システム装置の概略
平面図、第２図は同概略側面図である。

１は回転テーブルで、この回転テーブル１は回転伝達機
構３の垂直な回転軸（不図示）に連結されていると共に
、回転伝達機構３のハウジング３１と一体の支持台２に
設けられた複数の支持ローラ２１・・・に載架されてい
る。４は電動モータよりなる回転駆動手段で、その回転
出力軸がベルト伝動機構４１を介して上記回転伝達機構
３に連動されている。５はキャスター５１を備えた台車
で、上記回転伝達機構３が搭載されている。以上説明し
た台車搭載型の回転テーブル１自体は公知である。

回転テーブル１の周方向複数箇所に種類の異なるミシン
６□ＭＺＩ　Ｍ３＋　Ｍ４が配備されている。回転テー
ブル１の側部に補助テーブル６が配備されており、この
補助テーブル６は上記台車５に支持部材６１を介して取
り付けられている。Ｒ＋、Ｔｏ、Ｒ３Ｒ４は糸巻である
。

回転テーブル１は図外の制御装置を操作することによっ
てその回転角度を任意の角度に切り替えられる構成にな
っている。具体的には補助テーブルロの前に設定された
作業位置−で作業者がフットスインチまたはハンドスイ
ッチを操作することにより回転テーブルＩが所望の角度
だけ正方向または逆方向に回転し、複数のミシンＭ１Ｍ
Ｚ１Ｍ！。

ｉ、が補助テーブル６に対するどの位置にあっても、回
転テーブル１の回転によって補助テーブル６に対応する
箇所に搬入されるようになっている。たとえば第１図お
よび第２図のようにミシンＭ１が補助テーブル６に対応
する箇所に搬入される一方、それまで補助テーブル６に
対応する箇所に搬入されていた他のミシン、たとえば他
のミシンＭ２がその箇所から退出されるのである。なお
、それぞれのミシンに付した異なる符号Ｍｌｌ　ＭＺ＋
　Ｍｆｆ＋　Ｍａは個々のミシンを説明上区別するため
のものであり、符号が異なるからといって必ずしもミシ
ンの種類が異なるとは限らない。また、回転テーブル１
を人力で回転させる構成になっていてもよい。

上記作業位置−では−人の作業員が補助テーブル６に搬
入されたミシンを使って所定の作業を行うようになって
いる。

以上において、たとえば生地をＴシャツに仕上げる場合
を説明する。

この場合、たとえば回転テーブルｌに配備されたミシン
ＩＬ１Ｍｚ９Ｍ３＋　Ｍａとして、２木釘オーバーロッ
クミシン、２〜３本針平針平縫シン（偏平縫いミシン）
、３本針シリンダミシン、３木釘テープ取りミシンなど
が採用される。

たとえば作業者が作業位置−で脇合せ部分、胴回り、袖
口、首回りなどを縫製する。それらの各縫製工程で用い
るミシンは回転テーブルｌを所定角度回転させ、各工程
を行うのに適したミシンを補助テーブル６に搬入するこ
とによって選択する。

この作業中、同じミシンを複数回用いることもあり、場
合によっては全く使用の機会のないミシンを生じること
もある。こうして必要な工程が同じ作業員により同じ場
所（すなわち補助テーブル６の上）で次々と行われて最
終縫製品であるＴシャツとなる。

生地が小さい場合には必ずしも補助テーブル６を利用し
て作業を行う必要はないが、生地が大きい場合には補助
テーブル６の上でその生地を送ることによって作業がし
やすくなる。なお、縫製用の生地とは別の布地や皮革な
どをその生地に縫合するような場合には、作業位置−の
近くに必要な材料をストックしておくとよい。

第１図や第２図には回転テーブル１にミシンＬ。

１’ｈ、　？ｈ＋　Ｍ４を配備しであるが、これらのミ
シンＭ１゜？ｈ、　Ｍｉ１Ｍ４は裁縫装置の例であり、
必要に応じてアイロンや生地裁断機構などの他の縫製に
必要な器具に置き換えられるものである。さらに、１つ
の回転テーブル１に配備される裁縫装置の数は任意であ
る。

この実施例では、回転テーブル１の中央に中空の筒形部
材７を立ち上げ、その筒形部材７の上端部に円板７１を
固着しである。こうしておくと、ミシンＭ１．Ｈｔ１Ｍ
３９Ｍ４などへの電気配線を筒形部材７を通して導設す
ることができるのみならず、円板７１を利用して糸巻な
どを配備することが可能になり、糸や電線を整然と配す
ることのできる利点がある。

補助テーブル６への裁縫装置の搬入を回転テーブル１の
回転によらず、ベルトコンベアやロボットで行ってもよ
い。

本発明の縫製システム装置を、ベルトコンベアで裁縫装
置を補助テーブルの所に搬入するタイプに構成する場合
は、正方向または逆方向に回転走行可能な無端環状のベ
ルトコンベアの側部に補助テーブルを配備しておき、ベ
ルトコンベアに複数箇所にミシンやアイロンなどの裁縫
装置を複数配備しておく。こうしておくと、ベルトコン
ベアを走行させることによって所望の裁縫装置を補助テ
ーブルに対応する箇所に搬入したり、補助テーブルから
退出させたりすることができるようになり、上述したと
ころと同様に必要な工程が同じ作業員により同じ場所（
すなわち補助テーブル６の上）で次々と行うことができ
る。

本発明の縫製システム装置を、ロボットで裁縫装置を補
助テーブルの所に搬入するタイプに構成する場合は、作
業員が補助テーブルの所で制御パネルを操作することに
よりロボットが所望の動作を行い、たとえばラック欄な
どで構成される保管場所で待機しているミシンなどの裁
縫装置を補助テーブルの所まで搬入したり、補助テーブ
ルから裁縫装置を上記保管場所に退出させたりする。こ
れにより必要な工程が同し作業員により同じ場所（すな
わち補助テーブル６の上）で次々と行うことができる。

なお、上述した各実施例において、作業位置で作業員の
行う作業をロボットで代行させると無人化が達成される
。

［発明の効果１ 本発明の縫製システム装置によると、縫製品を生産する
のに必要な全工数のうちの複数または全部の工数を、ミ
シンなどの各種の裁縫装置が次々と入出される補助テー
ブルに配備された１人または数人の作業員で行うことが
できるようになる。

そのため、ミシンなどの個々の裁縫装置に各別の作業員
を配備して作業を行う必要があった従来に比べると必要
な作業人員を大幅に減少させることができて縫製工程の
省力化に役立つ。また、各種の裁縫装置は回転テーブル
やベルトコンベアやロボットなどで補助テーブルの所ま
で搬入したり補助テーブルのところから搬出されたりす
るので、裁縫装置の設置スペースが大幅に挟まり、縫製
システムの合理化に顕著に寄与し得るものである。

特に、補助テーブルを回転テーブルの側部に配備したこ
とにより、大きな生地に縫製などの工程を行うときでも
作業を楽に行なえるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による縫製システム装置の概略
平面図、第２図は同概略側面図である。 １・・・回転テーブル、６・・・補助テーブル、Ｍ、、
　ＭＺ＋Ｍｓ１Ｍａ・・・ミシン（裁縫装置）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転テーブルの周方向複数箇所に縫製に必要なミシ
   ン等の裁縫装置が配備されていると共に、回転テーブル
   の側部に作業用補助テーブルが配備され、回転テーブル
   を回転させることによりそれぞれの裁縫装置が補助テー
   ブルに対して各別に入出するように構成されていること
   を特徴とする縫製システム装置。 ２、作業用補助テーブルと、作業用補助テーブルの所に
   縫製に必要なミシン等の裁縫装置を搬入する動作と作業
   用補助テーブルの所から裁縫装置を搬出する動作とを行
   う搬入出手段とからなる縫製システム装置。