JPH04263736A - 空調システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、複数の空調ユニット
を集中管理する空調システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の空調システムとしては、
例えば、特開平１−２６０２４８号公報に示された冷凍
・空調制御システムがある。図８は同システムの構成を
示すブロック図である。

【０００３】Ａは端末機器とのデータの送・受信を行う
中央制御装置、Ｂは信号収集記憶装置であり、中央制御
装置Ａとデータの送・受信を行うと共に保護装置動作信
号，圧力検出信号，温度検出信号などの冷凍・空調機の
運転状態信号を収集記憶し、かつ上記冷凍・空調機の運
転制御信号を出力する。

【０００４】また、中央制御装置Ａは、信号収集記憶装
置Ｂ側からの異常信号等データを伝送インターフェース
Ｉ／Ｆを経由して受け、異常表示を継続してＣＲＴ画面
上に表示させるように構成されている。

【０００５】図９は、上記中央制御装置ＡのＣＲＴ表示
画面図であり、複数の冷蔵庫の内、Ａ冷蔵庫の端末機器
の運転状況を選択表示させたところであり、Ｎｏ．１冷
凍・空調機に異常発生したことを表示している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の空調システムは
、前記のように構成されているので、建物全体の空調シ
ステム装置について、異常な部分の空調ユニット側及び
空調ブロック伝送変換装置側すべてを一覧表示させるこ
とが不可能であり、異常発生時の発見とメンテナンスに
時間がかかるといった問題があった。

【０００７】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するためになされたもので、集中管理装置の表示画面上
に建物全体の空調機器の異常発生箇所が一覧してわかる
ように、空調機の異常表示をし、あわせて運転・停止の
動作状況をも表示して、空調システム全体の監視が容易
にできる空調システムを提供することを目的とするもの
である。

【０００８】

【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る空調システムは、１以上の空調ユニットと該空調ユニ
ットの設定入力および状態表示出力装置である手元リモ
コンと前記機器を接続する空調ブロック内伝送路とを備
えた空調ブロックと、前記の空調ブロック外にある空調
ブロック外伝送路と、該空調ブロック外伝送路と前記空
調ブロック内伝送路との伝送変換をし空調ブロック内デ
ータを管理する空調ブロック伝送変換装置と、前記空調
ブロック外伝送路により１以上の前記構成の空調ブロッ
ク伝送変換装置に接続された伝送制御装置と、該伝送制
御装置に接続され前記空調ブロック内機器を集中制御・
管理する集中管理装置とより成る空調システムであって
、前記集中管理装置は空調ブロック外伝送路により接続
された空調ブロック伝送変換装置をポーリングして空調
ブロック内機器の状態監視データを収集し機器の動作状
況を集中管理装置の表示画面上に表示することを特徴と
する構成によって、前記の目的を達成しようとするもの
である。

【０００９】

【作用】以上の構成により、空調ブロック伝送変換装置
は接続された空調ブロック内データを管理し空調ブロッ
ク外伝送路との伝送変換をする。

【００１０】集中管理装置は、伝送制御装置を経由して
空調ブロック外伝送路により１以上の上記構成の空調ブ
ロック伝送変換装置に接続されており、接続された１以
上の空調ブロック内機器を集中制御・管理する。

【００１１】即ち、集中管理装置によって、接続された
空調ブロック伝送変換装置をポーリングし空調ブロック
内機器の状態監視データを収集し、機器の動作状況を表
示画面上に表示する。

【００１２】

【実施例】以下、この発明に係る空調システムを実施例
により説明する。図１はこの発明の空調システムの一実
施例の構成を示すブロック図である。図において、１は
室内ユニット１ａ及び室外ユニット１ｂよりなる空調ユ
ニットであり、２は室内ユニット２ａ及び室外ユニット
２ｂよりなる空調ユニットである。３は空調ユニット１
の設定入力及び状態表示出力をする手元リモコンであり
、空調ユニット２にも同様な手元リモコン（不図示）が
ある。４は建物の１階に装備された空調ユニット１，２
及び不図示の空調ユニットと手元リモコン３及び不図示
の手元リモコンで構成される空調ブロックＡである。

【００１３】５は空調ブロックＡ４内の機器群を接続す
る空調ブロック内伝送路であり、６は空調ブロック内伝
送路５に接続され、空調ブロックＡ４内の機器群の集中
制御及び状態監視をするローカル集中制御装置である。 ７は空調ブロック外にある空調ブロック外伝送路であり
、８は空調ブロック内伝送路５と空調ブロック外伝送路
７との伝送変換をし空調ブロックＡ４内のデータ管理を
する空調ブロック伝送変換装置である。

【００１４】９は室内ユニット９ａ及び室外ユニット９
ｂよりなる空調ユニットであり、１０は室内ユニット１
０ａ及び室外ユニット１０ｂよりなる空調ユニットであ
る。１１は空調ユニット９の設定入力及び状態表示出力
をする手元リモコンであり、空調ユニット１０にも同様
な手元リモコン（不図示）がある。１２は建物の２階に
装備された空調ユニット９，１０及び不図示の空調ユニ
ットと手元リモコン１１と不図示の手元リモコンで構成
される空調ブロックＢである。

【００１５】１３は空調ブロックＢ１２内の機器群を接
続する空調ブロック内伝送路であり、１４は空調ブロッ
ク内伝送路１３に接続され、空調ブロックＢ１２内の機
器群の集中制御及び状態監視をするローカル集中制御装
置である。１５は空調ブロック内伝送路１３と空調ブロ
ック外伝送路７との伝送変換をし空調ブロックＢ１２内
のデータ管理をする空調ブロック伝送変換装置である。

【００１６】１６は空調ブロック外伝送路７により空調
ブロック伝送変換装置８，１５及び不図示の空調ブロッ
ク伝送変換装置と接続された伝送制御装置である。１７
は表示器１８を備えた集中管理装置であり、伝送制御装
置１６と接続され、空調ブロックＡ４，Ｂ１２内の機器
及び不図示の各空調ブロックＣ〜Ｆ内機器全体を制御・
管理し、前記機器の運転状況及び異常状態を表示器１８
の画面上に表示する。

【００１７】即ち、集中管理装置１７は、全空調ユニッ
ト個々の動作状況を一覧してモニターできるモニターモ
ードと、異常発生機器の異常履歴内容を表示する異常表
示モードとを備えており、選択して表示器１８のＣＲＴ
に画面表示することができる。これらの表示と空調シス
テム全体の集中制御・管理のために集中管理装置１７に
は動作監視変数１９を備えている。

【００１８】なお、ローカル集中制御装置６，１４は省
略して、制御及び状態監視をすべて集中管理装置１７で
実施するようにしてもよい。

【００１９】図２は動作監視変数１９を図式化して示し
た説明図であり、図３はモニターモードのときの表示器
１８の画面図である。図３に示すようにモニターモード
では、この実施例の空調システム機器群を１階から１２
階に対応させて空調ブロックＮｏ．ＡからＮｏ．Ｌと表
示し、各空調ブロック１台につき、空調ユニット５台が
接続されている。各階の空調ブロック構成は、図１に示
すように、１階の部分は１台の空調ブロック伝送変換装
置８に図示の空調ユニット２台及び不図示の空調ユニッ
ト３台の計５台が空調ブロック内伝送路５により接続さ
れている。同様にして、２階から１２階の各階の空調ブ
ロックも各階の空調ブロック伝送変換装置に接続されて
いる。そして、運転モードの動作は、停止，異常，運転
の３つの状態を確定するようになっている。

【００２０】図３に示す集中空調管理装置１７のモニタ
ーモード表示画面では、各階において、空調ユニット５
台各々の動作を表示している。なお、何らかの運転をし
ている時は“運転”と表示し、停止している時は“−”
と表示し、異常が発生した場合は“異常”と表示する。

【００２１】上記のように、一覧して全機器の運転状況
が監視でき、空調システムの管理・運転・メインテナン
スの確実・迅速対応を期すことができる。

【００２２】図４は異常履歴表示表の説明図である。空
調システム機器に異常が発生した時は、異常内容を画面
上に表示できるように、各空調ブロックの各空調ユニッ
トごとの異常内容と日付と復旧時間を記憶できるように
なっている。この異常履歴表示表に基づいて、表示器１
８に異常表示モードによる表示を行う。

【００２３】図５は異常表示モードによる表示の一例を
示す表示画面図であり、図示のように、異常が発生した
時間、どこの階で、どの空調ブロックのどの空調ユニッ
トで、どのような原因で異常なのかがわかるように表示
できるように構成されており、適切なメインテナンス、
迅速な修理・復旧に有効な手段を提供することができる
。

【００２４】次に、この実施例の作用・動作について説
明する。図６は集中管理装置１７及び伝送制御装置１６
の動作フローチャート、そして図７は空調ブロックと空
調システム装置全体の動作を示したシーケンス図であり
、両図を参照して説明する。

【００２５】電源をオンすると、１階から１２階までの
空調ブロックＡからＬの各空調ブロック伝送変換装置は
接続された空調ユニットの数を確認し、伝送制御装置１
６側において空調ブロックＡからＬまでのブロック数の
登録を行う。

【００２６】次に、集中管理装置１７側において、空調
ブロック数の確認を行う（ステップＳ１）。そして、伝
送制御装置１６より、空調ブロックＡからＬまで順次ポ
ーリングして対応する空調ユニットの数の問い合わせを
行い、各空調ブロックに対応する空調ユニットの数の確
認を行う（ステップＳ２）。また、空調ユニットの数の
問い合わせに対して、同時に送られてくる各空調ユニッ
トの運転モードも確認してデータ記憶する（ステップＳ
３）。

【００２７】次に、図２に示す動作監視変数のように、
１階から１２階に対応する空調ブロックＡからＬの空調
ユニット各５台の運転モードと各空調ユニットの異常及
び空調ブロックの異常が収集され、データは空調ユニッ
トと空調ブロックの異常内容の変数として、集中管理装
置側に記録される（ステップＳ４）。

【００２８】以後、集中管理装置１７側より各空調ブロ
ック伝送変換装置に対してポーリングが行われ、各空調
ブロックＡからＬに状態変化があるか問い合わせが行わ
れ、変化がなければ“変化なし”と各空調ブロック伝送
変換装置は返信する。

【００２９】次に空調システムに異常が発生し、状態が
変化した場合のシーケンスについて説明する。例えば、
空調ブロックＡ内の空調ユニットＮｏ．３と空調ブロッ
クＢ内の空調ユニットＮｏ．３に異常が発生した場合は
、伝送制御装置１６側から、状態変化があるのか、空調
ブロックＡからＬへの順次問い合わせに対し、異常を起
こした空調ユニットに対応する空調ブロックＡ，Ｂの空
調ブロック伝送変換装置８，１５は異常発生した内容を
伝送制御装置１６へ返送し、伝送制御装置１６は集中管
理装置１７へ伝送する（ステップＳ５）。そして、動作
監視変数を修正する（ステップＳ６）。

【００３０】異常はドレンセンサーにあることが判明し
たときは、図２に示すように、空調ブロックＡ，Ｂの各
空調ユニットＮｏ．３に運転モード異常，ドレンセンサ
ー異常が動作監視変数を修正して記録され（ステップＳ
６）、そして、図３に示すようにモニターモードの表示
画面に異常が表示される（ステップＳ７）。

【００３１】また、同時に異常の発生と、その内容は図
４に示す異常履歴表示表に記録され、図５に示すように
異常表示モードの表示画面に異常履歴を表示することが
できる。

【００３２】なお、集中管理装置１７は引続き順次各空
調ブロック伝送変換装置をポーリングして、空調システ
ムの動作に変動がないか監視・管理を行う（ステップＳ
８）。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、空調ブロック伝送変換装置、伝送制御装置を経由して
建物全体の空調システム機器の運転状況データ、異常発
生とその内容データを集中管理装置に収集し、表示装置
に一覧表示し、或は異常履歴の表示を行うことができ、
集中管理装置に接続された１以上の空調ブロック内機器
の全てを容易に集中制御・管理することができ、日常の
適切な空調管理と機器のメインテナンス、そして故障の
早期発見と対応も容易にできる空調システムを提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　一実施例の構成を示すブロック図である。

【図２】　　動作監視変数の説明図である。

【図３】　　モニターモードの表示画面である。

【図４】　　異常履歴表示表の説明図である。

【図５】　　異常表示モードの表示画面図である。

【図６】　　集中管理装置動作のフローチャートである
。

【図７】　　空調システム管理シーケンス図である。

【図８】　　従来の空調制御システムの構成ブロック図
である。

【図９】　　上記従来システムのＣＲＴ表示画面図であ
る。

【符号の説明】

１，２，９，１０　　　　空調ユニット３，１１　　　
　手元リモコン ４，１２　　　　空調ブロック ５，１３　　　　空調ブロック内伝送路６，１４　　　
　ローカル集中制御装置７　　　　　　　　空調ブロッ
ク外伝送路８，１５　　　　空調ブロック伝送変換装置
１６　　　　　　伝送制御装置 １７　　　　　　集中管理装置 １８　　　　　　表示器 １９　　　　　　動作監視変数

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　１以上の空調ユニットと該空調ユニッ
   トの設定入力および状態表示出力装置である手元リモコ
   ンと前記機器を接続する空調ブロック内伝送路とを備え
   た空調ブロックと、前記の空調ブロック外にある空調ブ
   ロック外伝送路と、該空調ブロック外伝送路と前記空調
   ブロック内伝送路との伝送変換をし空調ブロック内デー
   タを管理する空調ブロック伝送変換装置と、前記空調ブ
   ロック外伝送路により１以上の前記構成の空調ブロック
   伝送変換装置に接続された伝送制御装置と、該伝送制御
   装置に接続され前記空調ブロック内機器を集中制御・管
   理する集中管理装置とより成る空調システムであって、
   前記集中管理装置は空調ブロック外伝送路により接続さ
   れた空調ブロック伝送変換装置をポーリングして空調ブ
   ロック内機器の状態監視データを収集し機器の動作状況
   を集中管理装置の表示画面上に表示することを特徴とす
   る空調システム。
2. 【請求項２】　　集中管理装置は、接続された機器の異
   常発生日時・異常状況・原因などの異常履歴を記憶する
   機能を有し、かつ表示画面は複数の表示モードを有し、
   モニターモードでは１画面上に全空調ユニットについて
   少なくとも運転・停止・異常のいずれかの表示をし異常
   表示モードでは前記の記憶した異常履歴の内容を表示す
   ることを特徴とする請求項１記載の空調システム。